JP6922833B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、農業用トラクターなどのような作業車両に関する。
クラッチストロークのばらつきおよびアクセル操作の影響なしにクラッチの経時変化に対処することができる作業車両が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平09−170630号公報
しかしながら、上述された従来の作業車両においては、好ましい発進フィーリングが十分に実現されないリスクがある。
本発明は、上述された従来の課題を考慮し、発進時において運転者に与える違和感が少ない好ましい発進フィーリングを実現する作業車両を提供することを目的とする。
第1の本発明は、油圧式の前後進クラッチにより車体の前後進を指示する前後進指示部と、
前記前後進クラッチの出力側のクラッチ出力回転数を検出するクラッチ出力回転数検出センサーと、
前記車体に装着される作業機の作業機装着状況を取得する作業機装着状況取得部と、
前後進が前記前後進クラッチの目標クラッチ接続圧力カーブを利用して行われたとき、前記取得された作業機装着状況とともに、前後進指示時点からクラッチ出力回転数検出開始時点までの動き出し時間に関する動き出しデータを記憶するメモリーと、
前後進指示時点からクラッチ出力回転数検出開始時点までの動き出し時間が目標動き出し時間と一致するように、前記記憶されている動き出しデータに基づいて、前記目標クラッチ接続圧力カーブを補正するコントローラーと、
を備え、
前記コントローラーは、前後進が前記目標クラッチ接続圧力カーブを利用して行われた後、つぎの前後進が行われるとき、前記取得された作業機装着状況が、前記記憶されている作業機装着状況と比べて変化しているか否かを判断し、前記取得された作業機装着状況が、前記記憶されている作業機装着状況と比べて変化していない場合には、前記補正された目標クラッチ接続圧力カーブを利用することを特徴とする作業車両である。
これにより、コントローラーは、前後進が目標クラッチ接続圧力カーブを利用して行われた後、つぎの前後進が行われるとき、取得された作業機装着状況が、記憶されている作業機装着状況と比べて変化しているか否かを判断し、取得された作業機装着状況が、記憶されている作業機装着状況と比べて変化していない場合には、補正された目標クラッチ接続圧力カーブを利用するので、好ましい発進フィーリングを実現することができる。
第2の本発明は、前記コントローラーは、前記取得された作業機装着状況が、前記記憶されている作業機装着状況と比べて変化している場合には、前記補正されていない目標クラッチ接続圧力カーブを利用することを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
これにより、コントローラーは、取得された作業機装着状況が、記憶されている作業機装着状況と比べて変化している場合には、補正されていない目標クラッチ接続圧力カーブを利用するので、好ましい発進フィーリングをより確実に実現することができる。
第3の本発明は、前記作業機が前記車体に装着されているか否かに応じて、二つの前記目標クラッチ接続圧力カーブが、定められており、
前記コントローラーは、前記作業機が前記車体に装着されているか否かに応じた前記目標クラッチ接続圧力カーブを利用することを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
これにより、コントローラーは、作業機が車体に装着されているか否かに応じた目標クラッチ接続圧力カーブを利用するので、好ましい発進フィーリングをより確実に実現することができる。
第4の本発明は、前記コントローラーは、前記つぎの前後進が行われたときの前記動き出しデータに基づいて、前記補正された目標クラッチ接続圧力カーブをさらに補正することを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
これにより、コントローラーは、つぎの前後進が行われたときの動き出しデータに基づいて、補正された目標クラッチ接続圧力カーブをさらに補正するので、好ましい発進フィーリングをより確実に実現することができる。
第5の本発明は、前記動き出しデータは、ブレーキ操作が行われている場合には、記憶されないことを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
これにより、動き出しデータは、ブレーキ操作が行われている場合には、記憶されないので、好ましい発進フィーリングをより確実に実現することができる。
第6の本発明は、前記動き出しデータは、ステアリング操作が行われている場合には、記憶されないことを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
これにより、動き出しデータは、ステアリング操作が行われている場合には、記憶されないので、好ましい発進フィーリングをより確実に実現することができる。
本発明により、発進時において運転者に与える違和感が少ない好ましい発進フィーリングを実現することが可能な作業車両を提供することができる。
本発明における実施の形態の農業用トラクターの模式的な左側面図(その一) 本発明における実施の形態の農業用トラクターの模式的な左側面図(その二) 本発明における実施の形態の農業用トラクターの運転ユニット近傍の模式的な部分斜視図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの動力伝達系の説明図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの制御系の説明図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの模式的な上面図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの左ブレーキペダルおよび右ブレーキペダル近傍の部分斜視図 (a)本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進レバー近傍の模式的な部分左側面図(その一)、(b)本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進レバー近傍の模式的な部分左側面図(その二)、(c)本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進レバー近傍の模式的な部分左側面図(その三) 本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチ油圧系の説明図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進クラッチ近傍の模式的な部分断面図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの発進時におけるクラッチ入出力回転数比率の時間的な変化の説明図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの発進時におけるクラッチ接続圧力の時間的な変化の説明図 本発明における実施の形態の農業用トラクターの発進時におけるクラッチ接続圧力の時間的な変化の部分拡大説明図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
(A)はじめに、図1〜5を主として参照しながら、本実施の形態の農業用トラクターの構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図1および2は本発明における実施の形態の農業用トラクターの模式的な左側面図(その一および二)であり、図3は本発明における実施の形態の農業用トラクターの運転ユニット20近傍の模式的な部分斜視図であり、図4は本発明における実施の形態の農業用トラクターの動力伝達系の説明図であり、図5は本発明における実施の形態の農業用トラクターの制御系の説明図である。
図1においては、作業機11が、重量があまり大きくない、ロータリー耕耘作業機のような作業機である状態が示されている。図2においては、作業機11が、重量がかなり大きい、ビートハーベスターのような作業機である状態が示されている。
本実施の形態の農業用トラクターは、本発明における作業車両の一例である。前後進レバー210は、本発明における前後進指示部の一例である。
車体10の前部のボンネット31の内部には、エンジン30が設けられている。
エンジン30の回転動力は、運転ユニット20のフロア22の下方に設けられているトランスミッションケースの内部のさまざまなクラッチを介して伝達される。そして、主変速装置120および副変速装置130で変速された回転動力は、左前輪40Lおよび右前輪40R、ならびに左後輪50Lおよび右後輪50Rへ伝達される。
運転ユニット20には、主変速スイッチ220および走行モード切替え指示部240とともに、副変速レバー230が設けられている。
エンジン30の後方には、前後進レバー210とともに、操舵ハンドル23が設けられている。
操舵ハンドル23の後方には、運転席21が設けられている。
操作コラムカバーの左側のフロア22には、ブレーキペダル連結解除ペダル25が配置されている。
操作コラムカバーの右側のフロア22には、左ブレーキペダル24Lおよび右ブレーキペダル24R、ならびにアクセルペダル26が配置されている。
車体10の後部には、作業機11が、たとえば、3点リンク機構を利用して装着される。
作業機昇降機構60は、メインシリンダー61、リフトアーム62、トップリンク63およびロワーリンク64、ならびに回動カバー65aおよびサイドカバー65bを有する。
トップリンク63およびロワーリンク64の前端部は車体10の側と接続されており、トップリンク63およびロワーリンク64の後端部は作業機11の側と接続されている。そして、メインシリンダー61により回動されるリフトアーム62の後端部は、ロワーリンク64と接続されている。
耕耘深さセンサー66は回動カバー65aの回動角度を検出するセンサーであり、リフトアームセンサー67はリフトアーム62の回動角度を検出するセンサーである。
メモリー201はコントローラー200と協働して動作するメモリーであり、タイマー250はコントローラー200と協働して動作するタイマーである。
作業機11の情報は、作業機11と接続されたISOBUS281、および運転ユニット20に搭載された情報端末282などを利用して取得され、コントローラー200へ通知される。
車体10の位置の情報は、車体位置測定機構270を利用して取得され、コントローラー200へ通知される。車体位置測定機構270は、GPS(Global Positioning System)機構であってもよいし、三角測量機構であってもよい。
(B)つぎに、図6を主として参照しながら、本実施の形態の農業用トラクターの構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図6は、本発明における実施の形態の農業用トラクターの模式的な上面図である。
エンジン30の回転動力は、前後進クラッチ110、主変速装置120、副変速装置130および後輪差動ギヤ312を介して、左後輪50Lおよび右後輪50Rへ伝達される。4WD(4−Wheel Drive)駆動が行われる場合には、エンジン30の回転動力は、前後進クラッチ110、主変速装置120、副変速装置130、4WDクラッチ320および前輪差動ギヤ311を介して、左前輪40Lおよび右前輪40Rへも伝達される。
左ブレーキ装置500Lは、左ブレーキシリンダーの状態に応じて左後輪50Lの制動を行う装置である。
右ブレーキ装置500Rは、右ブレーキシリンダーの状態に応じて右後輪50Rの制動を行う装置である。
左前輪40Lおよび右後輪50Rのステアリングは、操舵シリンダー330の状態に応じて行われる。操舵シリンダー330の状態は、操舵ハンドル23からの指示により変化させられる。
コントローラー200は、協働して動作する、耕耘作業機昇降制御部、エンジン制御部および走行制御部を有する。
ブレーキペダル踏込みセンサー540、操舵角度センサー340、前進センサー461、後進センサー462、主変速スイッチ220、前進圧力センサー441および後進圧力センサー442の検出値は、コントローラー200の走行制御部へ入力される。そして、走行制御部は、前後進クラッチ110、主変速装置120、右ブレーキシリンダーおよび左ブレーキシリンダーの制御を、入力された検出値に基づいて行う。
(B1)図7を主として参照しながら、左後輪50Lおよび右後輪50Rの制動に関する構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図7は、本発明における実施の形態の農業用トラクターの左ブレーキペダル24Lおよび右ブレーキペダル24R近傍の部分斜視図である。
左ブレーキシリンダーの状態がスプリングで付勢されている左ブレーキペダル24Lの左ブレーキロッド510Lを介した左ブレーキペダル24Lからの指示により変化させられると、左後輪50Lの制動が行われる。
右ブレーキシリンダーの状態がスプリングで付勢されている右ブレーキペダル24Rの右ブレーキロッド510Rを介した右ブレーキペダル24Rからの指示により変化させられると、右後輪50Rの制動が行われる。
ブレーキペダル連結具520は、スプリングで付勢されて左ブレーキペダル24Lおよび右ブレーキペダル24Rを係留する閂形状の連結具である。
ブレーキペダル連結解除ペダル25が踏込まれていない、直進動作などが行われる通常の場合には、ブレーキペダル連結具520は左ブレーキペダル24Lおよび右ブレーキペダル24Rを係留している。したがって、左ブレーキペダル24Lおよび右ブレーキペダル24Rの内の少なくとも一方が踏込まれると、左後輪50Lおよび右後輪50Rの両方の制動が行われる。
ブレーキペダル連結解除ペダル25が踏込まれている、作業時旋回動作などが行われる場合には、ブレーキペダル連結具520は左ブレーキペダル24Lおよび右ブレーキペダル24Rを係留していない。したがって、左ブレーキペダル24Lが踏込まれると、左後輪50Lの制動が行われ、右ブレーキペダル24Rが踏込まれると、右後輪50Rの制動が行われる。
ワイヤー530は、上端部がブレーキペダル連結具520に接続されており、下端部がブレーキペダル連結解除ペダル25のペダルアームに接続されているワイヤーである。
(B2)図8〜10を主として参照しながら、車体10の前後進切替えに関する構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図8(a)から8(c)は本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進レバー210近傍の模式的な部分左側面図(その一から三)であり、図9は本発明における実施の形態の農業用トラクターのクラッチ油圧系の説明図であり、図10は本発明における実施の形態の農業用トラクターの前後進クラッチ110近傍の模式的な部分断面図である。
図8(a)においては、前後進レバー210のレバー位置が前進位置である状態が示されている。図8(b)においては、前後進レバー210のレバー位置が中立位置である状態が示されている。図8(c)においては、前後進レバー210のレバー位置が後進位置である状態が示されている。
前後進レバー210は、下端部が前後進カム450に接続されているレバーである。
前後進カム450は、前後進レバー210のレバー位置に応じて回動するカムである。
前後進レバー210のレバー位置が前進位置である場合には、前後進カム450が強く当接している前進センサー461のアクチュエーター461bは前進センサー461の感知部461aに接触しており、後進センサー462のアクチュエーター462bは後進センサー462の感知部462aから乖離しているので、前進状態が検出される。
前後進レバー210のレバー位置が中立位置である場合には、前進センサー461のアクチュエーター461bは前進センサー461の感知部461aから乖離しており、後進センサー462のアクチュエーター462bは後進センサー462の感知部462aから乖離しているので、中立状態が検出される。
前後進レバー210のレバー位置が後進位置である場合には、前進センサー461のアクチュエーター461bは前進センサー461の感知部461aから乖離しており、前後進カム450が強く当接している後進センサー462のアクチュエーター462bは後進センサー462の感知部462aに接触しているので、後進状態が検出される。
前後進クラッチ110は、車体10の前後進切替えを行うクラッチである。前後進クラッチ110の状態は、コントローラー200の走行制御部からの指示により変化させられる。走行制御部からの指示は、前進切替えソレノイド411、後進切替えソレノイド412、前後進昇圧ソレノイド413、可変リリーフバルブ420およびポンプ430を利用して行われる。
前進油圧クラッチ多板部491の状態が噛合状態であり、後進油圧クラッチ多板部492の状態が非噛合状態である場合には、前後進クラッチ110は入力軸471の回転を前進ギヤ部481および前進油圧クラッチ多板部491を介してカウンター軸472へ伝達するので、前進状態が実現される。
前進油圧クラッチ多板部491の状態が非噛合状態であり、後進油圧クラッチ多板部492の状態が噛合状態である場合には、前後進クラッチ110は入力軸471の回転を後進ギヤ部482、逆転ギヤ部483および後進油圧クラッチ多板部492を介してカウンター軸472へ伝達するので、後進状態が実現される。
前後進クラッチ110はメインクラッチとしても機能し、前進油圧クラッチ多板部491の状態が非噛合状態であり、後進油圧クラッチ多板部492の状態も非噛合状態である場合には、中立状態が実現される。
クラッチペダルが踏込まれると、クラッチペダルソレノイド410を利用して、前進油圧クラッチ多板部491の非噛合状態および後進油圧クラッチ多板部492の非噛合状態が同時に実現される。
(C)つぎに、図11〜13を主として参照しながら、本実施の形態の農業用トラクターの構成および動作についてさらにより具体的に説明する。
ここに、図11は本発明における実施の形態の農業用トラクターの発進時におけるクラッチ入出力回転数比率の時間的な変化の説明図であり、図12は本発明における実施の形態の農業用トラクターの発進時におけるクラッチ接続圧力の時間的な変化の説明図であり、図13は本発明における実施の形態の農業用トラクターの発進時におけるクラッチ接続圧力の時間的な変化の部分拡大説明図である。
図11においては、経過時間t=0の時点から経過時間t=t4の時点までの期間におけるクラッチ入出力回転数比率rの変化について、目標クラッチ入出力回転数比率カーブCrが実線で示されており、検出クラッチ入出力回転数比率カーブΓrが破線で示されている。
図12においては、経過時間t=0の時点から経過時間t=t4の時点までの期間におけるクラッチ接続圧力pの変化について、目標クラッチ接続圧力カーブCpが実線で示されており、現実のクラッチ接続圧力カーブΓpが破線で示されている。
図13においては、経過時間t=0の時点から経過時間t=t1の時点までの期間におけるクラッチ接続圧力pの変化について、補正されていない目標クラッチ接続圧力カーブCpが実線で示されており、補正された目標クラッチ接続圧力カーブDpが一点鎖線で示されている。
本実施の形態の農業用トラクターの動作について説明しながら、本発明に関連した発明のクラッチ接続圧力制御方法についても説明する。
前後進レバー210は、油圧式の前後進クラッチ110により車体10の前後進を指示する指示部である。前後進レバー210の代わりに、車体10の前後進を指示するための前後進指示を行う、ペダル、スイッチまたはダイヤルなどが設けられていてもよい。
クラッチ入力回転数検出センサー261は、前後進クラッチ110の入力側のクラッチ入力回転数を検出するセンサーである。クラッチ入力回転数検出センサー261が設けられている箇所は、前後進クラッチ110の入力側のクラッチ入力回転数が検出可能である、動力伝達系における任意の箇所である。
クラッチ出力回転数検出センサー262は、前後進クラッチ110の出力側のクラッチ出力回転数を検出するセンサーである。クラッチ出力回転数検出センサー262が設けられている箇所は、前後進クラッチ110の出力側のクラッチ出力回転数が検出可能である、動力伝達系における任意の箇所である。
作業機装着状況取得部280は、車体10に装着される作業機11の作業機装着状況を取得する状況取得部である。ISOBUS281および情報端末282は、作業機装着状況取得部280に含まれる。
メモリー201は、前後進が前後進クラッチ110の目標クラッチ接続圧力カーブCpを利用して行われたとき、取得された作業機装着状況とともに、前後進指示時点からクラッチ出力回転数検出開始時点までの動き出し時間σ0に関する動き出しデータを記憶するメモリーである。
主変速スイッチ220は、車体10の主変速を切替えるための主変速切替え指示を行う指示部である。主変速スイッチ220の代わりに、主変速切替え指示を行う、ペダル、レバーまたはダイヤルなどが設けられていてもよい。
副変速レバー230は、車体10の副変速を切替えるための副変速切替え指示を行う指示部である。副変速レバー230の代わりに、副変速切替え指示を行う、ペダル、スイッチまたはダイヤルなどが設けられていてもよい。
コントローラー200は、前後進指示時点からクラッチ出力回転数検出開始時点までの動き出し時間σ0が目標動き出し時間s0と一致するように、記憶されている動き出しデータに基づいて、目標クラッチ接続圧力カーブCpを補正する。
目標クラッチ接続圧力カーブCpは、補正された目標クラッチ接続圧力カーブDpが利用されるか否かにかかわらず直ちに補正されてもよいし、直ちに補正されなくてもよい。
動き出し時間σ0は、圃場状態、および前後進クラッチ110の油温などに関する最新の状況が反映されるように、メモリー201における上書きにより更新される。
目標動き出し時間s0は、発進時において運転者に与える発進タイミング遅延のような違和感が少ない、前後進指示が行われた時点からの理想的な経過時間であり、人間工学などに基づいてあらかじめ定められている。
動き出しデータとして、動き出し時間値そのものが利用されてもよいし、動き出し時間値と等価であるとみなされる、前後進クラッチ110の油圧ソレノイドバルブの指示D/A変換値などが利用されてもよい。
前進の動き出しの場合には、前進側シリンダー空間491aの体積が前進側昇圧指示値のイニシャル出力が行われている期間において増加させられ始め、後進の動き出しの場合には、後進側シリンダー空間492aの体積が後進側昇圧指示値のイニシャル出力が行われている期間において増加させられ始める。
より具体的に説明すると、つぎの通りである。
コントローラー200は、前後進が目標クラッチ接続圧力カーブCpを利用して行われた後、つぎの前後進が行われるとき、取得された作業機装着状況が、記憶されている作業機装着状況と比べて変化しているか否かを判断し、取得された作業機装着状況が、記憶されている作業機装着状況と比べて変化していない場合には、補正された目標クラッチ接続圧力カーブDpを利用する。
本実施の形態においては、目標クラッチ接続圧力カーブCpは動き出し時間σ0に依存する補正シフト量
(数1)
Σ=Cp(σ0)−Cp(s0)
を利用することによりt−p座標平面において上方へまたは下方へシフトされ、目標クラッチ接続圧力カーブ補正が行われる。
このため、走行負荷に影響する作業機重量および路面状況などに関する走行環境により例示される条件の頻繁な変化がなければ、発進タイミング遅延のような違和感をかなり確実に抑制することができる。
補正シフト量Σは、典型的には正である。これは、クラッチ摩耗のような前後進クラッチ110の経時変化に起因して、動き出し時間σ0はしばしば目標動き出し時間s0より大きいからである。したがって、目標クラッチ接続圧力カーブCpは、補正シフト量Σが負である場合には下方へシフトされるが、補正シフト量Σが正である典型的な場合には上方へシフトされる。
コントローラー200は、取得された作業機装着状況が、記憶されている作業機装着状況と比べて変化している場合には、補正されていない目標クラッチ接続圧力カーブCpを利用してもよい。
作業機11が車体10に装着されているか否かに応じて、二つの目標クラッチ接続圧力カーブCpが定められており、コントローラー200は、作業機11が車体10に装着されているか否かに応じた目標クラッチ接続圧力カーブCpを利用してもよい。
たとえば、前後進が非装着状況に応じた目標クラッチ接続圧力カーブCpを利用して行われた後、つぎの前後進が行われるとき、取得された作業機装着状況が装着状況である場合には、コントローラー200は補正されていない装着状況に応じた目標クラッチ接続圧力カーブCpを利用する。
コントローラー200は、つぎの前後進が行われたときの動き出しデータに基づいて、補正された目標クラッチ接続圧力カーブDpをさらに補正してもよい。
本実施の形態においては、補正された目標クラッチ接続圧力カーブDpはつぎの動き出し時間τ0に依存する補正シフト量
(数2)
Τ=Dp(τ0)−Dp(s0)
=(Cp(τ0)+Σ)−(Cp(s0)+Σ)
=Cp(τ0)−Cp(s0)
を利用することによりt−p座標平面において上方へまたは下方へさらにシフトされ、すなわち、目標クラッチ接続圧力カーブCpは動き出し時間σ0およびつぎの動き出し時間τ0に依存する補正シフト量
(数3)
Σ+Τ=Cp(σ0)+Cp(τ0)−2Cp(s0)
を利用することによりt−p座標平面において上方へまたは下方へシフトされ、目標クラッチ接続圧力カーブ補正がさらに行われてもよい。
動き出しデータは、ブレーキ操作が行われている場合には、記憶されなくてもよい。
たとえば、ブレーキ操作の検出は、ブレーキペダル踏込みセンサー540を利用することにより行われる。左ブレーキペダル24Lおよび右ブレーキペダル24Rによるブレーキ操作のみならず、パーキングブレーキレバーなどによるブレーキ操作が行われている場合には、ブレーキ摩擦力が増加して走行負荷が大きくなりやすいが、つぎの前後進がブレーキ操作なしに行われても急発進が不適切な動き出しデータの利用に起因して惹起されにくい。
動き出しデータは、ステアリング操作が行われている場合には、記憶されなくてもよい。
たとえば、ステアリング操作の検出は、操舵角度センサー340を利用することにより行われる。操舵ハンドル23によるステアリング操作が行われている場合には、前輪操舵角度が増加して走行負荷が大きくなりやすいが、つぎの前後進がステアリング操作なしに行われても急発進が不適切な動き出しデータの利用に起因して惹起されにくい。
目標クラッチ接続圧力カーブCpが補正されるか否かは、走行モード切替え指示部240による走行モード切替え指示に基づいて決定されてもよい。
たとえば、作業走行モードから道路走行モードへの走行モード切替え指示が行われた場合には、急発進が不適切な動き出しデータの利用に起因して惹起されるリスクがあるので、目標クラッチ接続圧力カーブCpは補正されない。
目標クラッチ接続圧力カーブCpが補正されるか否かは、車体位置測定機構270による測定の結果に基づいて決定されてもよい。
たとえば、圃場を道路から区別するためのマップ情報が利用可能であり、車体10が圃場から道路または別の圃場などへ動いたと車体位置測定機構270による測定の結果に基づいて判断される場合には、目標クラッチ接続圧力カーブCpは補正されない。
主変速切替え指示が行われた場合にも、発進フィーリングの悪化が不適切な直近動き出し時間データの利用に起因して惹起されるリスクがあれば、目標クラッチ接続圧力カーブCpは補正されないことが望ましい。
もちろん、動き出し時間σ0に関する動き出しデータは、装着状況または非装着状況である作業機装着状況のそれぞれについて、車体10に装着される作業機、作業機による作業、主変速、副変速およびエンジン回転数などに応じて記憶されていてもよい。たとえば、作業機の種類の個数が5であり、作業の種類の個数が6であり、主変速のレベルの個数が2であり、副変速のレベルの個数が4であり、エンジン回転数のレベルの個数が2であるのであれば、480(=5×6×2×4×2)の動き出しデータが作業機装着状況のそれぞれについて記憶されており、補正のために利用されるべき適切な動き出しデータが選択される。
動き出し時間σ0に関する動き出しデータは、リフトアームセンサー67により検出されるリフトアーム62の回動角度に応じて記憶されていることが望ましい。作業機11が接地している作業機下降状態においては、走行負荷が大きくなりやすいが、つぎの前後進が作業機上昇状態において行われても急発進が不適切な動き出しデータの利用に起因して惹起されにくい。
目標動き出し時間s0が、車体10に装着される作業機、作業機による作業、主変速、副変速およびエンジン回転数などに応じて定められていてもよい。
作業機の取外しにともなう制御の休止機能のみならず、同じ作業機の再取付けにともなう制御の復旧機能、および別の作業機の取付けにともなう記憶のリセット機能なども実現可能となり、急発進が不適切な動き出しデータの利用に起因して惹起されるリスクが低減される。
上述された制御は、クラッチ出力回転数検出センサー262が正常に動作していない場合には、行われなくてもよい。補正された目標クラッチ接続圧力カーブDpが不適切に利用されないので、発進ショックのような違和感がセンサー異常にともなってかえって多くなるリスクが低減される。
上述された制御が行われるか否かは、メーターパネルのようなメインモニター、作業設定サブモニター、またはアグリサポートシステムのインターフェースなどからのユーザー入力により設定されてもよい。制御の入切設定は容易に切替えられるので、多様なユーザーの嗜好に対処することができる。
なお、本発明に関連した発明のプログラムは、上述された本発明に関連した発明のクラッチ接続圧力制御方法の全部または一部のステップ(または工程、動作および作用など)の動作をコンピューターに実行させるためのプログラムであって、コンピューターと協働して動作するプログラムである。
また、本発明に関連した発明の記録媒体は、上述された本発明に関連した発明のクラッチ接続圧力制御方法の全部または一部のステップ(または工程、動作および作用など)の全部または一部の動作をコンピューターに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、読取られたプログラムがコンピューターと協働して利用されるコンピューター読取り可能な記録媒体である。
なお、上述された「一部のステップ(または工程、動作および作用など)」は、それらの複数のステップの内の一つまたはいくつかのステップを意味する。
また、上述された「ステップ(または工程、動作および作用など)の動作」は、上述されたステップの全部または一部の動作を意味する。
また、本発明に関連した発明のプログラムの一利用形態は、インターネット、光、電波または音波などのような伝送媒体の中を伝送され、コンピューターにより読取られ、コンピューターと協働して動作するという形態であってもよい。
また、記録媒体としては、ROM(Read Only Memory)などが含まれる。
また、コンピューターは、CPU(Central Processing Unit)などのような純然たるハードウェアに限らず、ファームウェア、OS(Operating System)、そしてさらに周辺機器を含んでもよい。
なお、上述されたように、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現されてもよいし、ハードウェア的に実現されてもよい。
本発明における作業車両は、発進時において運転者に与える違和感が少ない好ましい発進フィーリングを実現することができ、たとえば、農業用トラクターなどのような作業車両に利用する目的に有用である。
10 車体
11 作業機
20 運転ユニット
21 運転席
22 フロア
23 操舵ハンドル
24L 左ブレーキペダル
24R 右ブレーキペダル
25 ブレーキペダル連結解除ペダル
26 アクセルペダル
30 エンジン
31 ボンネット
40L 左前輪
40R 右前輪
50L 左後輪
50R 右後輪
60 作業機昇降機構
61 メインシリンダー
62 リフトアーム
63 トップリンク
64 ロワーリンク
65a 回動カバー
65b サイドカバー
66 耕耘深さセンサー
67 リフトアームセンサー
110 前後進クラッチ
120 主変速装置
130 副変速装置
200 コントローラー
201 メモリー
210 前後進レバー
220 主変速スイッチ
230 副変速レバー
240 走行モード切替え指示部
250 タイマー
261 クラッチ入力回転数検出センサー
262 クラッチ出力回転数検出センサー
270 車体位置測定機構
280 作業機装着状況取得部
281 ISOBUS
282 情報端末
311 前輪差動ギヤ
312 後輪差動ギヤ
320 4WDクラッチ
330 操舵シリンダー
340 操舵角度センサー
410 クラッチペダルソレノイド
411 前進切替えソレノイド
412 後進切替えソレノイド
413 前後進昇圧ソレノイド
420 可変リリーフバルブ
430 ポンプ
441 前進圧力センサー
442 後進圧力センサー
450 前後進カム
461 前進センサー
461a 感知部
461b アクチュエーター
462 後進センサー
462a 感知部
462b アクチュエーター
471 入力軸
472 カウンター軸
481 前進ギヤ部
482 後進ギヤ部
483 逆転ギヤ部
491 前進油圧クラッチ多板部
491a 前進側シリンダー空間
492 後進油圧クラッチ多板部
492a 後進側シリンダー空間
500L 左ブレーキ装置
500R 右ブレーキ装置
510L 左ブレーキロッド
510R 右ブレーキロッド
520 ブレーキペダル連結具
530 ワイヤー
540 ブレーキペダル踏込みセンサー

Claims (6)

  1. 油圧式の前後進クラッチにより車体の前後進を指示する前後進指示部と、
    前記前後進クラッチの出力側のクラッチ出力回転数を検出するクラッチ出力回転数検出センサーと、
    前記車体に装着される作業機の作業機装着状況を取得する作業機装着状況取得部と、
    前後進が前記前後進クラッチの目標クラッチ接続圧力カーブを利用して行われたとき、前記取得された作業機装着状況とともに、前後進指示時点からクラッチ出力回転数検出開始時点までの動き出し時間に関する動き出しデータを記憶するメモリーと、
    前後進指示時点からクラッチ出力回転数検出開始時点までの動き出し時間が目標動き出し時間と一致するように、前記記憶されている動き出しデータに基づいて、前記目標クラッチ接続圧力カーブを補正するコントローラーと、
    を備え、
    前記コントローラーは、前後進が前記目標クラッチ接続圧力カーブを利用して行われた後、つぎの前後進が行われるとき、前記取得された作業機装着状況が、前記記憶されている作業機装着状況と比べて変化しているか否かを判断し、前記取得された作業機装着状況が、前記記憶されている作業機装着状況と比べて変化していない場合には、前記補正された目標クラッチ接続圧力カーブを利用することを特徴とする作業車両。
  2. 前記コントローラーは、前記取得された作業機装着状況が、前記記憶されている作業機装着状況と比べて変化している場合には、前記補正されていない目標クラッチ接続圧力カーブを利用することを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記作業機が前記車体に装着されているか否かに応じて、二つの前記目標クラッチ接続圧力カーブが、定められており、
    前記コントローラーは、前記作業機が前記車体に装着されているか否かに応じた前記目標クラッチ接続圧力カーブを利用することを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  4. 前記コントローラーは、前記つぎの前後進が行われたときの前記動き出しデータに基づいて、前記補正された目標クラッチ接続圧力カーブをさらに補正することを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  5. 前記動き出しデータは、ブレーキ操作が行われている場合には、記憶されないことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  6. 前記動き出しデータは、ステアリング操作が行われている場合には、記憶されないことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
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