JP6921143B2 - 塩分含有調味液用容器 - Google Patents
塩分含有調味液用容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6921143B2 JP6921143B2 JP2019081955A JP2019081955A JP6921143B2 JP 6921143 B2 JP6921143 B2 JP 6921143B2 JP 2019081955 A JP2019081955 A JP 2019081955A JP 2019081955 A JP2019081955 A JP 2019081955A JP 6921143 B2 JP6921143 B2 JP 6921143B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- salt
- seasoning liquid
- containing seasoning
- storage
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 title claims description 380
- 235000011194 food seasoning agent Nutrition 0.000 title claims description 337
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 title claims description 301
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 211
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 23
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 18
- 230000036541 health Effects 0.000 claims description 15
- 235000013305 food Nutrition 0.000 claims description 14
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 6
- 238000005303 weighing Methods 0.000 claims description 6
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 75
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 32
- 235000021152 breakfast Nutrition 0.000 description 23
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 19
- 235000013555 soy sauce Nutrition 0.000 description 14
- 239000004278 EU approved seasoning Substances 0.000 description 9
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 9
- FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M Sodium chloride Chemical compound [Na+].[Cl-] FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 6
- 235000013376 functional food Nutrition 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000008450 motivation Effects 0.000 description 6
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 230000002354 daily effect Effects 0.000 description 3
- 230000032798 delamination Effects 0.000 description 3
- 230000003203 everyday effect Effects 0.000 description 3
- 235000012054 meals Nutrition 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 235000015067 sauces Nutrition 0.000 description 3
- 239000011780 sodium chloride Substances 0.000 description 3
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 3
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 2
- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000012432 intermediate storage Methods 0.000 description 2
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 235000015429 Mirabilis expansa Nutrition 0.000 description 1
- 244000294411 Mirabilis expansa Species 0.000 description 1
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- ZLMJMSJWJFRBEC-UHFFFAOYSA-N Potassium Chemical compound [K] ZLMJMSJWJFRBEC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 235000015071 dressings Nutrition 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 230000005520 electrodynamics Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 1
- 238000002372 labelling Methods 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 235000013536 miso Nutrition 0.000 description 1
- 239000003595 mist Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229910052700 potassium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011591 potassium Substances 0.000 description 1
- 108090000765 processed proteins & peptides Proteins 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 1
- 235000021419 vinegar Nutrition 0.000 description 1
- 239000000052 vinegar Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Table Devices Or Equipment (AREA)
Description
保健機能食品がしょうゆなどの塩分含有調味液である場合は、所定期間あたりの消費目標量を複数回に分けて消費し切ることが好ましい。
特定保健用食品のしょうゆとしては、非特許文献1に記載のものがある。
したがって、特許文献1の容器は、使用したい分量の液体調味料を使用の都度に第1貯留部から第2貯留部に排出して計量し、第2貯留部に移された液体調味料の全量を一度に第2貯留部から排出して消費することを想定したものである。よって、特許文献1の容器を用いて保健機能食品などの塩分含有調味液を消費する場合には、消費目標量の塩分含有調味液を複数回に分けて消費することが困難である。
図1から図6を用いて第1の実施形態を説明する。
本実施形態に係る塩分含有調味液用容器100は、保健機能食品である塩分含有調味液40用の容器であって、塩分含有調味液40を貯留する貯留部(例えば第1貯留部10)と、所定期間あたりの消費目標量の塩分含有調味液40を計量可能な計量部(例えば第2貯留部20)と、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨する消費推奨部(例えば、図4に示される推奨表示262、263、264、265により構成される)と、を備える。
ここで、塩分含有調味液40とは、塩分(塩化ナトリウム)を含有する調味用の液であり、例えば、しょうゆ、しょうゆ加工品(つゆ、たれ、ドレッシング、だし入りしょうゆ、ポン酢等)(以上、しょうゆ含有液体調味料)、液状味噌、しょうゆ加工品以外のドレッシング類、ウスターソース類などが該当する。塩分含有調味液は、しょうゆ含有液体調味料であるのが好ましい。しょうゆ含有調味料の食塩含有量は5質量%以上11質量%以下であるのが好ましく、さらに6質量%以上10質量%以下、特に7質量%以上9質量%以下であるのが好ましい。しょうゆ含有調味料は通常の同形態の食品より20%以上減塩しているものが好ましく、さらに30%以上70%以下、特に35%以上60%以下減塩しているものが好ましい。ここで、減塩しているとは、単位質量当たりの塩化ナトリウムの質量を減らしていることを意味し、例えば、20%減塩しているとは、単位質量当たりの塩化ナトリウムの質量を、通常の同形態の食品と比べて20%減らしていることを意味する。しょうゆ含有調味料のカリウム含有量は1質量%以上7質量%以下であるのが好ましく、さらに1.2質量%以上6質量%以下、特に1.3質量%以上5質量%以下、殊更1.5質量%以上3質量%以下であるのが好ましい。しょうゆ含有液体調味料のエタノール含有量は1質量%以上6質量%以下であるのが好ましく、さらに2質量%以上5質量%以下、特に3質量%以上5質量%以下であるのが好ましい。
保健機能食品の塩分含有調味液40は、特定保健用食品又は機能性表示食品であることが更に好ましく、特定保健用食品であることが更に好ましい。
本実施形態において、消費目標量とは、摂取することが推奨される目安量とすることができ、個々の消費者の年齢、性別、健康状態などに応じて設定される。
本実施形態において、消費者とは、塩分含有調味液40を消費する者を指す。
また、消費量が消費目標量に達するまでの、塩分含有調味液用容器100の塩分含有調味液40の一連の消費は、同一の消費者により行われる。
上記所定期間は、例えば、1日間である。この場合に、塩分含有調味液用容器100を用いて消費目標量の塩分含有調味液40を消費することを複数日に亘り連日行うことが好ましい。
計量部は、例えば、消費者による塩分含有調味液40の消費前に、予め、消費目標量の塩分含有調味液40を計量するためのものであることが挙げられるが、その例に限らない。例えば、貯留部から塩分含有調味液40が排出される際に計量を行うものであっても良い。
消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨するということは、例えば、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費したいという意欲(モチベーション)を消費者に抱かせることを意味する。
ただし、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨することは、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費したときに消費者に報償を与えることであっても良い。なぜなら、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ったときに報償が与えられることを知っていれば、消費者は、次回の一連の消費時には、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費したいという意欲を抱くことができるためである。
第1貯留部10の内部には塩分含有調味液40を貯留する第1貯留領域10aが形成され、第2貯留部20の内部には塩分含有調味液40を貯留する第2貯留領域20aが形成されている。
第1貯留部10は、積層体60と、積層体60の上端部に形成されている口頸部15に装着されているキャップ部70と、を備えている。
積層体60は、外層61と、外層61から剥離可能に外層61の内側に積層されて塩分含有調味液40を収容する内層62と、を備えている。
すなわち、第1貯留部10は、外層61と内層62とを備える積層ボトルにより構成されている。
積層体60は、第1貯留部10の胴体部11と、口頸部15と、口頸部15と胴体部11とを繋ぐ肩部12と、底部13と、を形成している。
積層体60は、底部13を水平な載置面上に載置することにより、当該載置面上において自立可能な形状に形成されている。
積層体60は、例えば、二重筒構造のパリソンをブロー成形することにより構成されている。
外層61及び内層62の材料は特に限定されないが、それぞれ樹脂により構成されていることが好ましい。一例として、外層61はポリプロピレンとすることができ、内層62はナイロンとすることができる。
外層61は、内層62よりも高剛性に形成されており、内層62よりも保形性に優れている。
更に、内層62と外層61とは、図1の紙面の手前側及び奥側において、上下に延在する接合部(不図示)において、相互に接合(例えば接着層を介して接着、又は、熱融着)されている。
外層61において口頸部15を構成する部分の外面には、ねじ山が形成されており、口頸部15が雄ねじ形状となっている。
ピンチオフ部64は、パリソンの端部において外層61、内層62、内層62及び外層61の4層が互いに重なるように、図示しない金型の挟持部によって挟み込んだ状態で、ブロー成形を行うことにより形成された、直線状のリブ状の部分であり、積層体60の外方(図1において下方)に向けて突出している。
ここで、内層62内の塩分含有調味液40の容量が減少すると、第1貯留部10の外部の空気が外層61と内層62との層間の空隙63に流入するが、本実施形態の場合、空気は第1貯留部10の上端部から流入するようになっている(後述)。
このため、ピンチオフ部64は気密に密閉されている。すなわち、ピンチオフ部64において、内層62どうしが相互に気密に接合されているとともに、図1のピンチオフ部64において左側に位置する外層61と内層62とが相互に気密に接合され、且つ、図1のピンチオフ部64において右側に位置する外層61と内層62とが相互に気密に接合されている。
本体部71の内周面にはねじ山が形成されており、本体部71は雌ねじ形状となっている。
キャップ部70は、本体部71が口頸部15と螺合することによって、口頸部15に装着されている。
図1〜図3には、吐出弁82と吸入弁83とが共通の部材の一部分ずつにより構成されている例を示しているが、吐出弁82と吸入弁83とは互いに別部材により構成されていても良い。
弁体保持部材81には、内層62の内部の塩分含有調味液40を吐出するための開口が形成されている。
吐出弁82、吸入弁83及び弁体保持部材81は、キャップ部70の小径部72と積層体60の上端部(例えば内層62の上端)との間に挟持されている。
吸入弁83は、通常時においては、小径部72の全周に対して気密に密着している。ここで、吐出口部材84の外周面と小径部72の内周面との間には、外層61と本体部71との間隙に外気を流入させるための空気流入孔85が形成されているが、この空気流入孔85は、通常時においては、吸入弁83によって気密に密閉されている。
吐出弁82及び吸入弁83は、弁体保持部材81の開口の周囲の全周に亘り、弁体保持部材81に対して気密に密着している。
弁体保持部材81は、内層62の上端面の全周に対して気密に密着している。
また、通常時においては、弁体保持部材81の開口は吐出弁82により気密に密閉されている。
これにより、通常時においては、内層62の内部空間は気密に密閉されることとなる。
また、吐出口部材84は、吐出弁82及び吸入弁83に固定されているか、又は、弁体保持部材81に固定されており、吐出口部材84内の吐出口は弁体保持部材81の開口の上方に位置している。
吐出口部材84の上端部は、外周囲に向けて拡がったひさし部87となっている。ひさし部87は、空気流入孔85の上方を覆っており、好ましくは、空気流入孔85よりも口頸部15の径方向における外方まで拡がっている。ただし、ひさし部87は、小径部72よりも上方に位置しており、ひさし部87と小径部72との間隙は、外気を空気流入孔85に導入させるための経路を構成している。
ひさし部87の上面は、外周囲に向けて下り傾斜している。このため、吐出口部材84の吐出口から吐出された塩分含有調味液40は、ひさし部87上で外周囲に向けて誘導された後、ひさし部87の外周端から流下する。よって、塩分含有調味液40が空気流入孔85に浸入することを抑制できる。
外層61において口頸部15を構成する部分には、外層61と本体部71との間隙から、外層61と内層62との空隙63へと空気を流入させるための空気流入孔86が形成されている。なお、空気流入孔86は、口頸部15における外層61と内層62との接合部(上記のように環状に形成された接合部)よりも下方に位置している。
第1貯留部10が圧搾されることによって、外層61及び内層62が第1貯留部10の内側に向けて弾性変形し、内層62の内圧が高まった場合には、図1に示すように、内層62内の塩分含有調味液40により吐出弁82が上方に押されて弾性変形することによって弁体保持部材81の開口が開き、当該開口及び吐出口部材84の吐出口を介して、内層62内の塩分含有調味液40が外部に吐出される。
また、第1貯留部10を圧搾する力が解除されると、外層61が元の形状に弾性復帰しようとするため、外層61と内層62との間の空隙63が陰圧となる。
すると、吸入弁83が下方に弾性変形することにより小径部72から離間することで、空気流入孔85が開き、外気が、空気流入孔85、本体部71と外層61との間隙、及び空気流入孔86をこの順に通して、外層61と内層62との空隙63に流入する。
外層61は、このように空隙63に外気が流入するのに伴い、徐々に元の形状に弾性復帰する。
なお、内層62内には外気が実質的に流入しない。このため、内層62の内部領域の体積は、第1貯留領域10aから塩分含有調味液40が排出されるのに伴い徐々に縮小していくこととなる。その一方で、外層61と内層62との層間の空隙63は、第1貯留領域10aから塩分含有調味液40が排出されるのに伴い拡大する。
本体部120は、例えば、筒状に形成されている筒状部121と、筒状部121の下端に連接されていて内周側に延びている底部122と、底部122の内周端から下方に垂下している環状の係合突起部123と、を備えている。
筒状部121の内径は、本体部71の外径よりも大きく、第2貯留領域20aは、底部122の上側、且つ、本体部71の外周面と筒状部121の内周面との間に形成されている。
そして、消費推奨部は、第2貯留部20にて計量された消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨する。
これら目盛りは、第2貯留部20の内面又は外面(例えば筒状部121の内面又は外面)の少なくとも一方に形成されている。なお、本体部120が遮光性の材料により構成されている場合は、筒状部121の少なくとも内面に目盛りが形成されている。
目盛り251、目盛り252及び目盛り253は、例えば、直線状の印(刻設された印、又は、印刷形成された印など)である。
目盛り251、目盛り252及び目盛り253の各々は、第1貯留部10が水平な載置面上で自立した状態では、それぞれ水平に延在するようになっている。
なお、目盛り251は、空気流入孔85よりも下方に配置されている。
塩分含有調味液40を目盛り253まで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量を第1液量とする。
塩分含有調味液40を目盛り251まで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量と、塩分含有調味液40を目盛り252まで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量との差分量を第2液量とする。
塩分含有調味液40を目盛り252まで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量と、塩分含有調味液40を目盛り253まで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量との差分量を第3液量とする。
すると、第1液量は、第2液量よりも多く、且つ、第3液量よりも多い。
すなわち、上記第1液量は、上記第2液量と上記第3液量との合計量よりも多いことが好ましい。
また、目盛り252は、例えば、朝食で消費する分の塩分含有調味液40を計量する際の目安となる。
また、目盛り253は、例えば、昼食で消費する分の塩分含有調味液40を計量する際の目安となる。
また、あとどれだけの量の塩分含有調味液40を消費すれば消費目標量に達するのかを、随時、容易に認識することができる。
ただし、一日2食とする場合などにおいては、例えば、一日の最初の食事で上記第2液量と上記第3液量との合計量の塩分含有調味液40を消費し、夕食で上記第1液量の塩分含有調味液40を消費するといった塩分含有調味液40の消費方法を実行することができる。
これら計量用表示261、推奨表示262、263、264、265は、メッセージ(文字、数字など)、図形又は記号を含む表示部であり、第2貯留部20の内面又は外面(例えば筒状部121の内面又は外面)の少なくとも一方に形成されている。
このうち、計量用表示261は、目盛り251が1日分の消費目標量の塩分含有調味液40を計量する際の目安である旨を示すものであり、例えば、目盛り251の上側近傍に配置されている。計量用表示261は、例えば、「1日分」との文字と、目盛り251を指し示す矢印と、を含んでいる。
また、推奨表示262は、塩分含有調味液40を目盛り252の位置まで消費することによって、朝食分として適正な量の塩分含有調味液40を消費しきった旨が分かるようにするためのものであり、例えば、「朝食分達成!」との文字を含んでおり、目盛り252の上側近傍に配置されている。
また、推奨表示263は、塩分含有調味液40を目盛り253の位置まで消費することによって、昼食分(或いは昼食までの分)として適正な量の塩分含有調味液40を消費しきった旨が分かるようにするためのものであり、例えば、「昼食分達成!」との文字を含んでおり、目盛り253の上側近傍に配置されている。
また、推奨表示264は、あと少しで1日分の消費目標量の塩分含有調味液40を消費し切ることができる旨が分かるようにするためのものであり、例えば、「あと一息!」との文字を含んでおり、推奨表示265の上側近傍に配置されている。
また、推奨表示265は、1日分の消費目標量の塩分含有調味液40を消費しきった旨が分かるようにするとともに、翌日も同様に塩分含有調味液40を消費することを推奨するものであり、例えば、「一日分達成! 明日もこの調子!」との文字を含んでおり、第2貯留領域20aの下端部に配置されている。
本実施形態の場合、推奨表示262、263、264、265の各々文字を含む。ただし、推奨表示は、必ずしも文字を含んでいなくても良く、例えば、図形、模様又は記号を含むものであっても良い。
すなわち、消費推奨部は、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨する文字、図形、模様又は記号を含む表示部(推奨表示262、263、264)を有する。
すなわち、しょうゆ等の塩分含有調味液40は、黒に近い有色のものであることが多く、その場合は、塩分含有調味液40に隠れているときには、推奨表示262、263、264、265を視認しづらく、塩分含有調味液40から露出することによって推奨表示262、263、264、265を視認しやすくなる。
このように、消費推奨部は、第2貯留部20に形成された発現表示部(推奨表示262、263、264、265)を有し、第2貯留部20における塩分含有調味液40の内容量が第1量のときには塩分含有調味液40の液面が発現表示部よりも上に位置し、内容量が第1量よりも少ない第2量となることにより、液面が発現表示部の少なくとも一部よりも下の位置となって、内容量が第1量のときよりも発現表示部を視認しやすくなるようになっている。
また、筒状部121において注出口部124の下側に隣接する部分は、それ以外の部分よりも外側方に突出した突出部125となっている。これにより、第2貯留部20内の塩分含有調味液40を、注出口部124を介してより注出しやすく、且つ、注出口部124からの液だれを抑制できるようになっている。
蓋部130は、本体部120の上端開口を覆う盤状の盤状部131と、盤状部131の一方の面に形成された環状の突起である係合突起部132と、を備えている。
図1に示すように蓋部130によって本体部120の上端開口を閉じた状態では、係合突起部132が筒状部121の上端部に嵌入するようになっている。
なお、蓋部130、本体部120及びヒンジ部140は、樹脂材料により一体形成されていることが好ましい。
第2貯留部20からの塩分含有調味液40の注出は、図3に示すように塩分含有調味液用容器100の全体を傾けることによって行うことができる。
すなわち、本実施形態に係る容器詰め調味液は、塩分含有調味液用容器100と、貯留部(例えば第1貯留部10)に充填された塩分含有調味液40と、を備える。
容器詰め調味液は、例えば、初期状態で1ヶ月分(30日分など)の消費目安量の塩分含有調味液40が第1貯留部10の第1貯留領域10aに貯留されている構成とすることができる。なお、図1から図3では、第1貯留部10と第2貯留部20との寸法比は必ずしも正確ではない。
ここで、朝食で消費する塩分含有調味液40の総量は、例えば、上記第2液量となるようにする。すなわち、朝食を終えた段階で第2貯留部20に残留する塩分含有調味液40の液面が、目盛り252と一致するように、塩分含有調味液40を消費する(図5(b)参照)。
なお、塩分含有調味液40を少量消費すれば、「朝食分達成!」との文字の上半分などが見えてくることにより、消費者は「朝食分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費しようというモチベーションを抱くことができる。すなわち、推奨表示262は、「朝食分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することを推奨するものであると言える。
そして、「朝食分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することにより、消費者は、達成感を得ることができる。
ここで、昼食で消費する塩分含有調味液40の総量は、例えば、上記第3液量となるようにする。すなわち、昼食を終えた段階で第2貯留部20に残留する塩分含有調味液40の液面が、目盛り253と一致するように、塩分含有調味液40を消費する(図5(c)参照)。
なお、朝食分の達成後、昼食時に塩分含有調味液40を少量消費すれば、「昼食分達成!」との文字の上半分などが見えてくることにより、消費者は「昼食分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費しようというモチベーションを抱くことができる。すなわち、推奨表示263は、「昼食分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することを推奨するものであると言える。
そして、「昼食分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することにより、消費者は、達成感を得ることができる。
ここで、夕食で消費する塩分含有調味液40の総量は、例えば、上記第1液量となるようにする。すなわち、夕食を終えた段階で第2貯留部20内の塩分含有調味液40が空となるように、塩分含有調味液40を消費する(図6(b))。
なお、昼食分の達成後、夕食時に塩分含有調味液40を少量消費すれば、「あと一息!」との文字の上半分などが見えてくることにより、消費者は「あと一息!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費しようというモチベーションを抱くことができる。すなわち、推奨表示264は、「あと一息!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することを推奨するものであると言える。図6(a)は「あと一息!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費した状態を示す。その後、更に塩分含有調味液40を少量消費すれば、「一日分達成!」との文字の上半分などが見えてくることにより、消費者は「一日分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費しようというモチベーションを抱くことができる。すなわち、推奨表示265は、「一日分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することを推奨するものであると言える。
そして、「一日分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することにより、消費者は、達成感を得ることができる。
例えば、複数種類の報知要素である推奨表示262、263、264、265が段階的に発現することによって、そのような報知を実現することができる。
よって、消費者は、所定期間あたりの消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを容易に達成できる。
例えば、空隙63への外気の導入は、ピンチオフ部64における外層61と内層62との間隙を介してなされるようになっていても良い。
次に、図7及び図8を用いて第2の実施形態を説明する。
本実施形態に係る塩分含有調味液用容器100は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器100と同様に構成されている。
第1貯留部10、第2貯留部20及び排出管30の材料は特に限定されないが、それぞれ合成樹脂により構成されていることが好ましい。
第1貯留部10は、圧搾操作により弾性変形する材料により構成されている。
また、第2貯留部20は、可視光透過性の材料により構成されていることが好ましい。ただし、第2貯留部20は、遮光性の材料により構成されていても良い。
上肩部12bの中央部には、排出管30を挿通させる挿通孔が形成されている。
排出管30は、上肩部12bの挿通孔に挿通されて、上肩部12bを上下に貫通している。
排出管30において、上肩部12bよりも上側の部分は第1部分31であり、上肩部12bよりも下側の部分は第2部分32である。第2部分32の下端部、すなわち排出管30の下端部は、第1貯留部10の底部13の近傍に位置している。
第1貯留部10は、底部13がテーブル(不図示)の上面などの載置面に接地する状態で、自立可能となっている。
第1貯留部10の係合突起部14が、本体部120の筒状部121の下端部に嵌入しているとともに全周に亘り液密に固定されている。これにより、筒状部121の内周面と、第1部分31の外周面と、上肩部12bの上面とにより画定される領域に塩分含有調味液40を貯留可能となっている。
本実施形態の場合、第1貯留部10は、圧搾操作により弾性変形する材料により構成されている。
また、第2貯留部20は、可視光透過性の材料により構成されていることが好ましい。ただし、第2貯留部20は、遮光性の材料により構成されていても良い。
また、第1貯留部10は、可視光透過性の材料により構成されている。
ここで、排出管30の上端面30aは、例えば、円錐台の側周面の形状に形成されている。したがって、排出管30の上端の開口から流出する塩分含有調味液40が上端面30a上に滞留することが抑制され、塩分含有調味液40が上端面30aに沿ってスムーズに流下するようになっている。
このため、本実施形態の場合も、塩分含有調味液用容器100を用いて塩分含有調味液40を消費する方法は、第1の実施形態と同様である。
表示271は、例えば、「毎日一定量を消費しましょう」との文字を含んでいる。このため、表示271は、塩分含有調味液40を毎日一定量消費することを推奨している。
表示280は、例えば、初期状態から5日分、10日分、15日分、20日分及び25日分の塩分含有調味液40を消費したときの塩分含有調味液40の液面とそれぞれ一致する目盛り281、282、283、284、285と、各目盛り281、282、283、284、285が何日分に相当する消費を行ったときの液面と対応するのかをそれぞれ示す表示291、292、293、294、295と、を含んでいる。
このため、本実施形態によれば、消費者は、順調に塩分含有調味液40を消費できているかどうかや、あとどれだけの塩分含有調味液40を消費すれば1ヶ月分の塩分含有調味液40を消費し切れるのかを容易に認識できる。
次に、図9から図11を用いて第3の実施形態を説明する。
本実施形態に係る塩分含有調味液用容器100は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器100と同様である。
本実施形態の場合、塩分含有調味液用容器100は、第1貯留部10及び第2貯留部20の2つの貯留部を有してはおらず、キャップ部160により閉塞される本体部150の内部に1つの貯留領域101を有している。
すなわち、塩分含有調味液用容器100は、予め定められた量の塩分含有調味液40を操作に応じて貯留部(例えば本体部150及びキャップ部160により構成される)から排出させる操作部(例えば押圧操作部182)を備えている。
そして、消費推奨部は、計量部の機能を担っており、操作部が所定回数の操作を受け付けた場合に、貯留部からの塩分含有調味液40の排出量を報知する。
以下、詳細に説明する。
本体部150は、筒形状の胴体部151と、胴体部151の下端部を閉塞している底部152と、胴体部151の上方に突出している筒状のキャップ装着部153と、を備えている。
筒状部171の下端部の内周面にはねじ山が形成されており、筒状部171は雌ねじ形状をなしている。一方、キャップ装着部153の外周面にもねじ山が形成されており、キャップ装着部153は雄ねじ形状をなしている。筒状部171とキャップ装着部153とが螺合することによって、キャップ本体170ひいてはキャップ部160の全体が、本体部150に対して着脱可能に装着されている。
天面部172は、筒状部171の上端開口における周縁部を塞いでいる。天面部172の中央には開口が形成されており、天面部172において当該開口に面する内周面には、内方に向けて突出する環状の固定突起173が形成されている。
排出操作部材180は、合成ゴム等の弾性変形可能な材料により構成されており、消費者による押圧操作を排出操作として受け付ける。排出操作部材180は、当該排出操作部材180の周縁部を構成する固定部181と、当該排出操作部材180における固定部181よりも内側の部分を構成する押圧操作部182と、押圧操作部182が押圧操作されることにより移動する押圧突起183と、を備えている。
排出操作部材180は、固定部181が固定突起173と嵌合することにより、天面部172に対して固定され、天面部172の開口を気密に閉塞している。
固定部181は、例えば、ドーナツ状の平板形状に形成されており、押圧操作部182は、上方に向けて凸の凸曲面状(ドーム状)に固定部181よりも隆起している。
押圧突起183は、押圧操作部182の下面から下方に垂下するように設けられた突起である。押圧突起183は、押圧操作部182の周縁部に配設されていることが好ましい。
排出管190は、筒状部171の内外を貫通して設けられることにより、貯留領域101と塩分含有調味液用容器100の外部空間とを相互に連通させている。
推奨報知装置210は、例えば、図10に示すように、キャップ本体170に対して固定されている取付ベース部211と、取付ベース部211に対して固定されている電子基板212と、電子基板212上にそれぞれ固定されている排出操作検出センサ213、推奨発光部214及びリセット操作検出センサ215と、を備えている。
排出操作検出センサ213、推奨発光部214及びリセット操作検出センサ215は、例えば、それぞれ取付ベース部211に形成された開口を介して上方に露出している。
排出操作検出センサ213は、押圧突起183と対向する位置に配置されている。排出操作検出センサ213が押圧操作されることにより、押圧突起183が排出操作検出センサ213を押圧し、この押圧を排出操作検出センサ213が検出し、排出操作検出信号を電子基板212に設けられた図示しない制御回路に出力するようになっている。
この制御回路は、排出操作検出センサ213から排出操作検出信号が入力された回数に応じて、推奨発光部214の発光動作を制御する発光制御信号と、後述する推奨発音部240の発音動作を制御する発音制御信号と、を出力する。
推奨発光部214は、天面部172と対向する位置に配置されている。キャップ本体170は、少なくとも天面部172において推奨発光部214と対向する部分が、可視光透過性の材料により構成されている。例えば、キャップ本体170は、その全体が、可視光透過性の樹脂材料により一体形成されている。このため、塩分含有調味液用容器100の外部から、天面部172を通して、推奨発光部214の発光動作を視認することができるようになっている。
推奨発光部214は、例えば、LED(Light Emitting Diode)などの発光部材により構成され、制御回路から送られる発光制御信号に応じた発光態様で発光する。
リセットボタン220は、例えば、消費者に押圧操作される天面部221と、天面部221の周縁部から垂下する筒形状の筒状部222と、筒状部222の下端部から外周囲に向けて外フランジ形状に突出形成された係止部223と、天面部221の中央から垂下する棒状の押圧突起部224と、を備えている。押圧突起部224は、筒状部222の下端及び係止部223の下端よりも下方に突出している。
キャップ本体170には、当該キャップ本体170を貫通するリセットボタン配設孔174が形成されている。例えば、リセットボタン配設孔174は、天面部172に形成され、天面部172を貫通している。
リセットボタン配設孔174は、上部と、中間部と、下部を構成する通過孔部177と、を含んで構成されている。リセットボタン配設孔174の上部の内径よりも中間部の内径が大きく設定されており、リセットボタン配設孔174の上部と中間部との境界には、下向きの段差面175が形成されている。
リセットボタン配設孔174の上部には、例えば、リセットボタン220の筒状部222及び天面部221が挿通されており、リセットボタン配設孔174の中間部には筒状部222の下端部及び係止部223が配設されている。なお、係止部223の外径は、リセットボタン配設孔174の上部の内径よりも大きい。
リセットボタン配設孔174の中間部の下端位置は、天面部172の孔底部176により画定されており、通過孔部177は、孔底部176を上下に貫通している。
通過孔部177の内径は、押圧突起部224の外径よりも大きい。押圧突起部224は通過孔部177に挿通されている。押圧突起部224は、通常時には、リセット操作検出センサ215よりも上方に位置している。
バネ230は、例えば、圧縮型のコイルスプリングであり、孔底部176の上面と天面部221の下面との間において圧縮状態で挟持されている。このため、通常時には、リセットボタン220は、バネ230によって上方に付勢されており、係止部223が段差面175に対して押しつけられた状態で静止している。一方、リセットボタン220が押圧操作されたときには、リセットボタン220は、バネ230の付勢に抗して下方に移動する。リセットボタン220が下方に移動することにより、押圧突起部224が下方に移動してリセット操作検出センサ215を押圧する。リセット操作検出センサ215は、この押圧を検出すると上記制御回路にリセット検出信号を出力するようになっている。制御回路は、リセット検出信号が入力されると、内部的に計数していた排出操作回数を初期化して「0」にする。
なお、推奨報知装置210は、リセットボタン配設孔174と貯留領域101との間での空気の流通を遮断できるように、筒状部171の内周面及び天面部172の下面に対してそれぞれ気密に密着固定されている。
推奨発音部240は、例えば、圧電式又は動電式のスピーカにより構成され、制御回路から送られる発音制御信号に応じた発音態様で発音する。
そして、1日の中で消費者によって行われる排出操作の回数に応じて、推奨発光部214及び推奨発音部240に対してそれぞれ発光制御信号及び発音制御信号を出力する。
例えば、制御回路は、排出操作の回数と単位排出量とに基づいて、1日の中での塩分含有調味液40の消費量が第2液量に近づいていることを認識した場合(例えば、あと1回の排出操作によって第2液量に到達する場合など)には、「もう少しで朝食分達成です」との音声を推奨発音部240から出力させるとともに、推奨発音部240を発光させる。更に、1日の中での塩分含有調味液40の消費量が第2液量に到達した場合には、「朝食分達成です」との音声を推奨発音部240から出力させるとともに、推奨発光部214を発光させる。
また、制御回路は、排出操作の回数と単位排出量とに基づいて、1日の中での塩分含有調味液40の消費量が第2液量と第3液量との合計量に近づいていることを認識した場合(例えば、あと1回の排出操作によって第2液量と第3液量との合計量に到達する場合など)には、「もう少しで昼食分達成です」との音声を推奨発音部240から出力させるとともに、推奨発音部240を発光させる。更に、1日の中での塩分含有調味液40の消費量が第2液量と第3液量との合計量に到達した場合には、「昼食分達成です」との音声を推奨発音部240から出力させるとともに、推奨発光部214を発光させる。
また、制御回路は、排出操作の回数と単位排出量とに基づいて、1日の中での塩分含有調味液40の消費量が消費目標量に近づいていることを認識した場合(例えば、あと1回の排出操作によって消費目標量に到達する場合など)には、「もう少しで1日分達成です」との音声を推奨発音部240から出力させるとともに、推奨発音部240を発光させる。更に、1日の中での塩分含有調味液40の消費量が消費目標量に到達した場合には、「1日分達成です。明日もこの調子でいきましょう」との音声を推奨発音部240から出力させるとともに、推奨発光部214を発光させる。
このように、推奨報知装置210は、押圧操作部182が所定回数の操作を受け付けた場合(例えば、あと1回の排出操作によって第2液量に到達する場合、消費量が第2液量に到達した場合、あと1回の排出操作によって第2液量と第3液量との合計量に到達する場合、消費量が第2液量と第3液量との合計量に到達した場合、あと1回の排出操作によって消費目標量に到達する場合、消費量が消費目標量に到達した場合など)に、貯留部からの塩分含有調味液40の排出量を報知する。
よって、消費者が、朝食分、昼食分、及び一日分(消費目標量)の塩分含有調味液40を消費する毎に、その旨を示す報知がなされるため、消費者は、一日分の消費目標量の塩分含有調味液40を複数回(例えば朝、昼、夜の3回)に分けて消費し切ることを容易に達成できる。
また、上記の第3の実施形態では、排出操作により塩分含有調味液40の液滴が排出される例を説明したが、塩分含有調味液用容器100は、1回の排出操作毎に予め定められた量ずつ(例えば一定量ずつ)塩分含有調味液40を霧状に排出するスプレー式のものであっても良い。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
<1>保健機能食品である塩分含有調味液用の容器であって、前記塩分含有調味液を貯留する貯留部と、所定期間あたりの消費目標量の前記塩分含有調味液を計量可能な計量部と、前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨する消費推奨部と、を備える塩分含有調味液用容器。
<2>前記消費推奨部は、前記所定期間中における前記塩分含有調味液の消費の進行に伴い段階的に変化する報知を行う<1>に記載の塩分含有調味液用容器。
<3>前記貯留部は、外層と、前記外層から剥離可能に前記外層の内側に積層されて前記塩分含有調味液を収容する内層と、を備える積層ボトルにより構成されている<1>又は<2>に記載の塩分含有調味液用容器。
<4>前記消費推奨部は、前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨するメッセージ、図形又は記号を含む表示部を有する<1>から<3>のいずれか一項に記載の塩分含有調味液用容器。
<5>前記貯留部から排出された前記塩分含有調味液を貯留するとともに前記計量部を兼ねる第2貯留部を更に備え、前記消費推奨部は、前記第2貯留部にて計量された前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨する<1>から<4>のいずれか一項に記載の塩分含有調味液用容器。
<6>前記消費推奨部は、前記第2貯留部に形成された発現表示部を有し、前記塩分含有調味液の内容量が第1量のときには前記塩分含有調味液の液面が前記発現表示部よりも上に位置し、前記内容量が前記第1量よりも少ない第2量となることにより、前記液面が前記発現表示部の少なくとも一部よりも下の位置となって、前記内容量が前記第1量のときよりも前記発現表示部を視認しやすくなる<5>に記載の塩分含有調味液用容器。
<7>予め定められた量の前記塩分含有調味液を操作に応じて前記貯留部から排出させる操作部を備え、前記消費推奨部は、前記計量部の機能を担っており、前記操作部が所定回数の操作を受け付けた場合に、前記貯留部からの前記塩分含有調味液の排出量を報知する<1>から<4>のいずれか一項に記載の塩分含有調味液用容器。
<8><1>から<7>のいずれか一項に記載の塩分含有調味液用容器と、前記貯留部に充填された前記塩分含有調味液と、を備える容器詰め調味液。
10a 第1貯留領域
11 胴体部
12 肩部
12a 下肩部
12b 上肩部
13 底部
14 係合突起部
15 口頸部
20 第2貯留部
20a 第2貯留領域
30 排出管
30a 上端面
31 第1部分
32 第2部分
40 塩分含有調味液
60 積層体
61 外層
62 内層
63 層間の空隙
64 ピンチオフ部
70 キャップ部
71 本体部
72 小径部
73 係合爪部
81 弁体保持部材
82 吐出弁
83 吸入弁
84 吐出口部材
85 空気流入孔
86 空気流入孔
87 ひさし部
100 塩分含有調味液用容器(容器)
101 貯留領域
120 本体部
121 筒状部
122 底部
123 係合突起部
124 注出口部
125 突出部
130 蓋部
131 盤状部
132 係合突起部
140 ヒンジ部
150 本体部
151 胴体部
152 底部
153 キャップ装着部
160 キャップ部
170 キャップ本体
171 筒状部
172 天面部
173 固定突起
174 リセットボタン配設孔
175 段差面
176 孔底部
177 通過孔部
180 排出操作部材
181 固定部
182 押圧操作部(操作部)
183 押圧突起
190 排出管
210 推奨報知装置(消費推奨部)
211 取付ベース部
212 電子基板
213 排出操作検出センサ
214 推奨発光部
215 リセット操作検出センサ
220 リセットボタン
221 天面部
222 筒状部
223 係止部
224 押圧突起部
230 バネ
240 推奨発音部
241 配線部
251、252、253 目盛り
261 計量用表示
262、263、264、265 推奨表示
271、280 表示
281、282、283、284、285 目盛り
291、292、293、294、295、296 表示
Claims (5)
- 保健機能食品である塩分含有調味液用の容器であって、
前記塩分含有調味液を貯留する貯留部と、
所定期間あたりの消費目標量の前記塩分含有調味液を計量可能な計量部と、
前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨する消費推奨部と、
前記貯留部から排出された前記塩分含有調味液を貯留するとともに前記計量部を兼ねる第2貯留部と、
を備え、
前記第2貯留部は、第2貯留領域を形成する本体部と、ヒンジ部を介して前記本体部に連結されていて前記本体部の上端開口を閉じることが可能な蓋部と、を備え、
前記消費推奨部は、前記第2貯留部の前記本体部に形成されており、
前記貯留部は、外層と、前記外層から剥離可能に前記外層の内側に積層されて前記塩分含有調味液を収容する内層と、を備える積層体を備えており、
前記貯留部は、
筒状のキャップ部本体部を有し、前記積層体の上端部に形成されている口頸部に装着されているキャップ部と、
前記塩分含有調味液を前記本体部内に吐出する吐出口を有する吐出口部材と、
を備え、
前記吐出口部材は、前記吐出口から前記吐出口の外周囲に向けて拡がったひさし部を備え、
前記ひさし部の上面は、外周囲に向けて下り傾斜しており、
前記ひさし部は、前記吐出口から吐出された前記塩分含有調味液を外周囲に向けて誘導し、当該ひさし部の外周端から前記第2貯留領域に流下させるものであり、
当該塩分含有調味液用容器は、前記外層と前記キャップ部本体部との間隙に空気を流入させるための第1空気流入孔を前記貯留部の上端部に有するとともに、前記外層と前記内層との空隙に前記空気を流入させるための第2空気流入孔を有し、
前記ひさし部が前記第1空気流入孔の上方を覆っている塩分含有調味液用容器。 - 前記消費推奨部は、前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨する文字、図形、模様又は記号を含む表示部を有する請求項1に記載の塩分含有調味液用容器。
- 前記消費推奨部は、前記第2貯留部にて計量された前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨する請求項1又は2に記載の塩分含有調味液用容器。
- 前記本体部は、可視光透過性の材料により構成されており、
前記本体部には、前記第2貯留部に貯留されている前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費する際の計量の目安となる複数の目盛りが形成されており、
前記消費推奨部は、前記複数の目盛りの各々の上側近傍にそれぞれ配置されている複数の表示部を含む請求項2又は3に記載の塩分含有調味液用容器。 - 前記貯留部は、上方に向けて開口している吐出口を有し、
前記蓋部によって前記本体部の前記上端開口を閉じた状態では、前記蓋部が前記吐出口と対向する請求項1から4のいずれか一項に記載の塩分含有調味液用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019081955A JP6921143B2 (ja) | 2015-08-07 | 2019-04-23 | 塩分含有調味液用容器 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015157516A JP6602092B2 (ja) | 2015-08-07 | 2015-08-07 | 塩分含有調味液用容器 |
JP2019081955A JP6921143B2 (ja) | 2015-08-07 | 2019-04-23 | 塩分含有調味液用容器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015157516A Division JP6602092B2 (ja) | 2015-08-07 | 2015-08-07 | 塩分含有調味液用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019111454A JP2019111454A (ja) | 2019-07-11 |
JP6921143B2 true JP6921143B2 (ja) | 2021-08-18 |
Family
ID=67223382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019081955A Active JP6921143B2 (ja) | 2015-08-07 | 2019-04-23 | 塩分含有調味液用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6921143B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022034201A (ja) * | 2020-08-18 | 2022-03-03 | くら寿司株式会社 | 調味料取出器具 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60171852U (ja) * | 1984-04-20 | 1985-11-14 | ダスキンフランチヤイズ株式会社 | 計量キヤツプ付液体容器 |
JP4077144B2 (ja) * | 2000-08-01 | 2008-04-16 | 株式会社吉野工業所 | 二重容器 |
JP4129811B2 (ja) * | 2002-04-30 | 2008-08-06 | 株式会社吉野工業所 | 注出容器 |
JP2006068175A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 薬用ラベルおよび薬壜 |
JP5199195B2 (ja) * | 2009-07-31 | 2013-05-15 | 株式会社吉野工業所 | 計量注出容器 |
CN203407944U (zh) * | 2013-07-24 | 2014-01-29 | 吴江市世华丝绸有限公司 | 一种可计量调味瓶 |
JP6602092B2 (ja) * | 2015-08-07 | 2019-11-06 | 花王株式会社 | 塩分含有調味液用容器 |
-
2019
- 2019-04-23 JP JP2019081955A patent/JP6921143B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019111454A (ja) | 2019-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106458375A (zh) | 用于保存液体内容物的容器 | |
US9003879B1 (en) | Measuring cup assembly | |
BE1025542A1 (nl) | Slimme verpakking voor drank | |
JP2009535274A (ja) | 布地処理剤の分配包装容器 | |
EP2059158A2 (en) | Liquid dispenser with associated refill unit | |
JP6921143B2 (ja) | 塩分含有調味液用容器 | |
US20070113920A1 (en) | Measuring bottle cap | |
CN103596465B (zh) | 包括剩余量指示装置的无气化妆品容器 | |
RU2013107767A (ru) | Упаковка для потребительского продукта | |
US20210321803A1 (en) | Liquid Consumption Monitoring Device | |
JP6602092B2 (ja) | 塩分含有調味液用容器 | |
CN112789487A (zh) | 用于提供内容物样位监视的装置、系统和方法 | |
US20110174835A1 (en) | Self-contained squeeze card hanging package | |
JP2011046450A (ja) | 即席食品容器 | |
JP6366465B2 (ja) | 二重容器 | |
JP6511008B2 (ja) | 液体容器用蓋体 | |
JP6626289B2 (ja) | 塩分含有調味液用容器 | |
Krstić | Using possibility of QFD method for development of the" ready-to-go" package | |
JP2004106939A (ja) | 二重容器 | |
JP2004106940A (ja) | 二重容器 | |
US20170129638A1 (en) | Bottle to Fit Inside a USPS Priority Mail Box | |
JP6599414B2 (ja) | 液体容器用蓋体 | |
DK2331421T3 (en) | Device showing at least one information showing the expiry date of a liquid food product contained in a container | |
RU2619005C2 (ru) | Упаковка для пищевых продуктов и способы ее использования | |
JP4649078B2 (ja) | 点字ラベル付き容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190517 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190517 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190603 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200519 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200717 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200831 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210209 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210430 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20210430 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20210514 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20210518 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210706 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210727 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6921143 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |