JP6921143B2 - 塩分含有調味液用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、塩分含有調味液用容器及び容器詰め調味液に関する。
特定保健用食品などの保健機能食品においては、所定期間あたりの消費目標量が定められている。
保健機能食品がしょうゆなどの塩分含有調味液である場合は、所定期間あたりの消費目標量を複数回に分けて消費し切ることが好ましい。
例えば、特定保健用食品のしょうゆについて、消費量が分かりやすくなるように、一定量ずつ小袋に入れて販売することが行われている。
特定保健用食品のしょうゆとしては、非特許文献1に記載のものがある。
また、調味液等の計量機能付きの容器としては、例えば、特許文献1〜5に記載されたものがある。
特許文献1の容器は、液体調味料を貯留する第1貯留部と、第1貯留部から排出された液体調味料を貯留する第2貯留部と、第1貯留部の液体調味料を第2貯留部に排出するためのポンプと、を備えており、第2貯留部においては定量の計量が可能となっている。第2貯留部には注ぎ口が形成されており、容器を傾斜させることにより、注ぎ口から液体調味料を注出できるようになっている。第2貯留部の底部には、小孔が形成されており、ポンプの押圧操作を行うことにより、小孔が弁体で閉塞されるようになっている。ポンプの押圧操作が解除されると、弁体による小孔の閉塞状態が解除されて、第2貯留部内の液体調味料が小孔を通して第1貯留部に戻されるようになっている。
特許文献2の容器は、液体調味料を貯留する第1貯留部と、第1貯留部から排出された液体調味料を貯留する第2貯留部と、を備えており、容器を立てた状態で第1貯留部に対して圧搾操作を行うことによって第1貯留部の液体調味料が第2貯留部に排出されるようになっている。第2貯留部においては、液体調味料の計量が可能となっている。容器を逆さまにして第1貯留部に対する圧搾操作を行うことにより、第2貯留部から液体調味料が排出されるようになっている。
特許文献3の容器は、液体調味料を貯留する第1貯留部と、容器を倒立状態とすることにより第1貯留部から排出された液体調味料を貯留する中間貯留部と、容器を直立状態に戻した状態で第1貯留部に対する圧搾操作を行うことによって中間貯留部から排出される液体調味料を貯留する第2貯留部と、を備えている。第2貯留部においては液体調味料の計量が可能となっている。容器を傾斜させることにより、第2貯留部から液体調味料が排出される。
特許文献4、5の容器は、液体調味料を貯留する第1貯留部と、第1貯留部の液体調味料を吸引するスポイト状の第2貯留部と、を備え、第2貯留部においては液体調味料の計量が可能となっている。
特開2004−26292号公報 特開2013−119410号公報 特開平9−2509号公報 特開2007−229415号公報 特開2003−95306号公報
"まめちから 大豆ペプチドしょうゆ キッコーマン ホームページ"、[online]、キッコーマン株式会社、[平成27年7月9日検索]、インターネット〈URL:http://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/syouyu/mamechikara/〉
一定量ずつ小袋に入れられた塩分含有調味液を用いる場合は、小袋内に使い残しがあると、残量が分かりづらい。このため、消費目標量まであとどれだけの量の塩分含有調味液を消費すれば良いのかを認識することが困難である。また、小袋内の塩分含有調味液は一度に消費するしかなく、複数回に分けて消費することが困難である。
また、特許文献1の技術では、ポンプの押圧操作が解除されると、弁体による小孔の閉塞状態が解除されて、第2貯留部内の液体調味料が小孔を通して第1貯留部に戻される。このため、ポンプから手を離した後では、第2貯留部内に使い残しの液体調味料を貯留しておくことができない。
したがって、特許文献1の容器は、使用したい分量の液体調味料を使用の都度に第1貯留部から第2貯留部に排出して計量し、第2貯留部に移された液体調味料の全量を一度に第2貯留部から排出して消費することを想定したものである。よって、特許文献1の容器を用いて保健機能食品などの塩分含有調味液を消費する場合には、消費目標量の塩分含有調味液を複数回に分けて消費することが困難である。
同様に、特許文献2〜5の技術についても、単に液体調味液を計量する機能を有する容器に関するものであるとともに、第2貯留部に貯留された液体調味料の全量を一度に第2貯留部から排出することを想定した技術である。
このため、特許文献1〜5の容器を用いて、保健機能食品などの塩分含有調味液を消費する場合にも、消費目標量の塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることが容易ではない。
本発明は、所定期間あたりの消費目標量の塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを達成容易にする塩分含有調味液用容器及び容器詰め調味液に関する。
本発明は、保健機能食品である塩分含有調味液用の容器であって、前記塩分含有調味液を貯留する貯留部と、所定期間あたりの消費目標量の前記塩分含有調味液を計量可能な計量部と、前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨する消費推奨部と、を備える塩分含有調味液用容器を提供するものである。
また、本発明は、本発明の塩分含有調味液用容器と、前記貯留部に充填された前記塩分含有調味液と、を備える容器詰め調味液を提供するものである。
本発明によれば、所定期間あたりの消費目標量の塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを達成容易にすることができる。
第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器の正面断面図であり、第1貯留部から第2貯留部に塩分含有調味液を排出する状態を示す。 第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器の正面断面図であり、外層と内層との層間に空気が流入する状態を示す。 第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器の正面断面図であり、第2貯留部から塩分含有調味液を排出する状態を示す。 第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器の第2貯留部を示す正面断面図である。 第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器の第2貯留部の正面断面図である。 第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器の第2貯留部の正面断面図である。 第2の実施形態に係る塩分含有調味液用容器の正面断面図である。 第2の実施形態に係る塩分含有調味液用容器の正面断面図であり、排出管の一部分の図示を省略している。 第3の実施形態に係る塩分含有調味液用容器の正面断面図である。 図9の部分拡大図である。 第3の実施形態に係る塩分含有調味液用容器の正面断面図であり、塩分含有調味液を排出する状態を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
〔第1の実施形態〕
図1から図6を用いて第1の実施形態を説明する。
本実施形態に係る塩分含有調味液用容器100は、保健機能食品である塩分含有調味液40用の容器であって、塩分含有調味液40を貯留する貯留部(例えば第1貯留部10)と、所定期間あたりの消費目標量の塩分含有調味液40を計量可能な計量部(例えば第2貯留部20)と、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨する消費推奨部(例えば、図4に示される推奨表示262、263、264、265により構成される)と、を備える。
ここで、塩分含有調味液40とは、塩分(塩化ナトリウム)を含有する調味用の液であり、例えば、しょうゆ、しょうゆ加工品(つゆ、たれ、ドレッシング、だし入りしょうゆ、ポン酢等)(以上、しょうゆ含有液体調味料)、液状味噌、しょうゆ加工品以外のドレッシング類、ウスターソース類などが該当する。塩分含有調味液は、しょうゆ含有液体調味料であるのが好ましい。しょうゆ含有調味料の食塩含有量は5質量%以上11質量%以下であるのが好ましく、さらに6質量%以上10質量%以下、特に7質量%以上9質量%以下であるのが好ましい。しょうゆ含有調味料は通常の同形態の食品より20%以上減塩しているものが好ましく、さらに30%以上70%以下、特に35%以上60%以下減塩しているものが好ましい。ここで、減塩しているとは、単位質量当たりの塩化ナトリウムの質量を減らしていることを意味し、例えば、20%減塩しているとは、単位質量当たりの塩化ナトリウムの質量を、通常の同形態の食品と比べて20%減らしていることを意味する。しょうゆ含有調味料のカリウム含有量は1質量%以上7質量%以下であるのが好ましく、さらに1.2質量%以上6質量%以下、特に1.3質量%以上5質量%以下、殊更1.5質量%以上3質量%以下であるのが好ましい。しょうゆ含有液体調味料のエタノール含有量は1質量%以上6質量%以下であるのが好ましく、さらに2質量%以上5質量%以下、特に3質量%以上5質量%以下であるのが好ましい。
保健機能食品の塩分含有調味液40は、特定保健用食品又は機能性表示食品であることが更に好ましく、特定保健用食品であることが更に好ましい。
本実施形態において、消費目標量とは、摂取することが推奨される目安量とすることができ、個々の消費者の年齢、性別、健康状態などに応じて設定される。
本実施形態において、消費者とは、塩分含有調味液40を消費する者を指す。
また、消費量が消費目標量に達するまでの、塩分含有調味液用容器100の塩分含有調味液40の一連の消費は、同一の消費者により行われる。
上記所定期間は、例えば、1日間である。この場合に、塩分含有調味液用容器100を用いて消費目標量の塩分含有調味液40を消費することを複数日に亘り連日行うことが好ましい。
計量部は、例えば、消費者による塩分含有調味液40の消費前に、予め、消費目標量の塩分含有調味液40を計量するためのものであることが挙げられるが、その例に限らない。例えば、貯留部から塩分含有調味液40が排出される際に計量を行うものであっても良い。
消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨するということは、例えば、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費したいという意欲(モチベーション)を消費者に抱かせることを意味する。
ただし、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨することは、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費したときに消費者に報償を与えることであっても良い。なぜなら、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ったときに報償が与えられることを知っていれば、消費者は、次回の一連の消費時には、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費したいという意欲を抱くことができるためである。
消費推奨部は、所定期間中における塩分含有調味液40の消費の進行に伴い段階的に変化する報知を行うことが好ましい。これにより、消費者は、報知の段階が進行することを節目として消費を一旦停止しながら、段階的に塩分含有調味液40の消費を行う、という消費行動を容易に実行することができる。
図1〜図3に示すように、塩分含有調味液用容器100は、塩分含有調味液40を貯留する第1貯留部10と、第1貯留部10から排出された塩分含有調味液40を貯留する第2貯留部20と、を備えている。
第1貯留部10の内部には塩分含有調味液40を貯留する第1貯留領域10aが形成され、第2貯留部20の内部には塩分含有調味液40を貯留する第2貯留領域20aが形成されている。
本実施形態の場合、塩分含有調味液用容器100の第1貯留部10は、いわゆるデラミ(デラミネーション)ボトルと呼ばれるボトル容器(積層ボトル)である。
第1貯留部10は、積層体60と、積層体60の上端部に形成されている口頸部15に装着されているキャップ部70と、を備えている。
積層体60は、外層61と、外層61から剥離可能に外層61の内側に積層されて塩分含有調味液40を収容する内層62と、を備えている。
すなわち、第1貯留部10は、外層61と内層62とを備える積層ボトルにより構成されている。
積層体60は、外層61と内層62との二重筒構造となっている。ただし、積層体60は、3層以上の層構造に形成されていても良い。
積層体60は、第1貯留部10の胴体部11と、口頸部15と、口頸部15と胴体部11とを繋ぐ肩部12と、底部13と、を形成している。
積層体60は、底部13を水平な載置面上に載置することにより、当該載置面上において自立可能な形状に形成されている。
積層体60は、例えば、二重筒構造のパリソンをブロー成形することにより構成されている。
外層61及び内層62の材料は特に限定されないが、それぞれ樹脂により構成されていることが好ましい。一例として、外層61はポリプロピレンとすることができ、内層62はナイロンとすることができる。
外層61は、内層62よりも高剛性に形成されており、内層62よりも保形性に優れている。
例えば、内層62は、口頸部15の上端部に環状に形成された接合部において、口頸部15の全周に亘り外層61に対して気密に接合(例えば接着層を介して接着、又は、熱融着)されている。
更に、内層62と外層61とは、図1の紙面の手前側及び奥側において、上下に延在する接合部(不図示)において、相互に接合(例えば接着層を介して接着、又は、熱融着)されている。
外層61において口頸部15を構成する部分の外面には、ねじ山が形成されており、口頸部15が雄ねじ形状となっている。
更に、積層体60は、底部13に形成されたピンチオフ部64を有している。
ピンチオフ部64は、パリソンの端部において外層61、内層62、内層62及び外層61の4層が互いに重なるように、図示しない金型の挟持部によって挟み込んだ状態で、ブロー成形を行うことにより形成された、直線状のリブ状の部分であり、積層体60の外方(図1において下方)に向けて突出している。
ここで、内層62内の塩分含有調味液40の容量が減少すると、第1貯留部10の外部の空気が外層61と内層62との層間の空隙63に流入するが、本実施形態の場合、空気は第1貯留部10の上端部から流入するようになっている(後述)。
このため、ピンチオフ部64は気密に密閉されている。すなわち、ピンチオフ部64において、内層62どうしが相互に気密に接合されているとともに、図1のピンチオフ部64において左側に位置する外層61と内層62とが相互に気密に接合され、且つ、図1のピンチオフ部64において右側に位置する外層61と内層62とが相互に気密に接合されている。
キャップ部70は、筒状の本体部71と、本体部71の上端部に形成されていて本体部71よりも内径が小さい環状の小径部72と、本体部71の下端部外周に形成されている係合爪部73と、を備えている。
本体部71の内周面にはねじ山が形成されており、本体部71は雌ねじ形状となっている。
キャップ部70は、本体部71が口頸部15と螺合することによって、口頸部15に装着されている。
第1貯留部10は、更に、弁体保持部材81と、弁体保持部材81に設けられた吐出弁82及び吸入弁83と、吐出弁82及び吸入弁83を弁体保持部材81との協働で保持しているとともに吐出口を形成している吐出口部材84と、を備えている。
図1〜図3には、吐出弁82と吸入弁83とが共通の部材の一部分ずつにより構成されている例を示しているが、吐出弁82と吸入弁83とは互いに別部材により構成されていても良い。
弁体保持部材81には、内層62の内部の塩分含有調味液40を吐出するための開口が形成されている。
吐出弁82、吸入弁83及び弁体保持部材81は、キャップ部70の小径部72と積層体60の上端部(例えば内層62の上端)との間に挟持されている。
吸入弁83は、通常時においては、小径部72の全周に対して気密に密着している。ここで、吐出口部材84の外周面と小径部72の内周面との間には、外層61と本体部71との間隙に外気を流入させるための空気流入孔85が形成されているが、この空気流入孔85は、通常時においては、吸入弁83によって気密に密閉されている。
吐出弁82及び吸入弁83は、弁体保持部材81の開口の周囲の全周に亘り、弁体保持部材81に対して気密に密着している。
弁体保持部材81は、内層62の上端面の全周に対して気密に密着している。
また、通常時においては、弁体保持部材81の開口は吐出弁82により気密に密閉されている。
これにより、通常時においては、内層62の内部空間は気密に密閉されることとなる。
また、吐出口部材84は、吐出弁82及び吸入弁83に固定されているか、又は、弁体保持部材81に固定されており、吐出口部材84内の吐出口は弁体保持部材81の開口の上方に位置している。
吐出口部材84の上端部は、外周囲に向けて拡がったひさし部87となっている。ひさし部87は、空気流入孔85の上方を覆っており、好ましくは、空気流入孔85よりも口頸部15の径方向における外方まで拡がっている。ただし、ひさし部87は、小径部72よりも上方に位置しており、ひさし部87と小径部72との間隙は、外気を空気流入孔85に導入させるための経路を構成している。
ひさし部87の上面は、外周囲に向けて下り傾斜している。このため、吐出口部材84の吐出口から吐出された塩分含有調味液40は、ひさし部87上で外周囲に向けて誘導された後、ひさし部87の外周端から流下する。よって、塩分含有調味液40が空気流入孔85に浸入することを抑制できる。
外層61において口頸部15を構成する部分には、外層61と本体部71との間隙から、外層61と内層62との空隙63へと空気を流入させるための空気流入孔86が形成されている。なお、空気流入孔86は、口頸部15における外層61と内層62との接合部(上記のように環状に形成された接合部)よりも下方に位置している。
内層62の内部領域、すなわち第1貯留領域10aの実質的に全域には、塩分含有調味液40が充填されている。
第1貯留部10が圧搾されることによって、外層61及び内層62が第1貯留部10の内側に向けて弾性変形し、内層62の内圧が高まった場合には、図1に示すように、内層62内の塩分含有調味液40により吐出弁82が上方に押されて弾性変形することによって弁体保持部材81の開口が開き、当該開口及び吐出口部材84の吐出口を介して、内層62内の塩分含有調味液40が外部に吐出される。
その後、第1貯留部10を圧搾する力が解除されると、吐出弁82が弾性復帰して、吐出弁82によって弁体保持部材81の開口が気密に密閉される。
また、第1貯留部10を圧搾する力が解除されると、外層61が元の形状に弾性復帰しようとするため、外層61と内層62との間の空隙63が陰圧となる。
すると、吸入弁83が下方に弾性変形することにより小径部72から離間することで、空気流入孔85が開き、外気が、空気流入孔85、本体部71と外層61との間隙、及び空気流入孔86をこの順に通して、外層61と内層62との空隙63に流入する。
外層61は、このように空隙63に外気が流入するのに伴い、徐々に元の形状に弾性復帰する。
なお、内層62内には外気が実質的に流入しない。このため、内層62の内部領域の体積は、第1貯留領域10aから塩分含有調味液40が排出されるのに伴い徐々に縮小していくこととなる。その一方で、外層61と内層62との層間の空隙63は、第1貯留領域10aから塩分含有調味液40が排出されるのに伴い拡大する。
本実施形態の場合、第2貯留部20は、第2貯留領域20aを形成する本体部120と、ヒンジ部140を介して本体部120に連結されていて本体部120の上端開口を閉じることが可能な蓋部130と、を備えている。
本体部120は、可視光透過性の材料により構成されていることが好ましい。ただし、本体部120は、遮光性の材料により構成されていても良い。
本体部120は、例えば、筒状に形成されている筒状部121と、筒状部121の下端に連接されていて内周側に延びている底部122と、底部122の内周端から下方に垂下している環状の係合突起部123と、を備えている。
係合突起部123は、キャップ部70の係合爪部73に対して係合しているとともに液密に接合されている。これにより、本体部120ひいては第2貯留部20の全体が、キャップ部70を介して第1貯留部10に固定されている。
筒状部121の内径は、本体部71の外径よりも大きく、第2貯留領域20aは、底部122の上側、且つ、本体部71の外周面と筒状部121の内周面との間に形成されている。
図4は、第2貯留部20の本体部120の一部分(下部)を拡大して示す正面断面図である。なお、実際には、本体部120はキャップ部70に対して固定されているが、図4では、本体部120以外の構成の図示を省略している。
本実施形態の場合、第2貯留部20は、第1貯留部10から排出された塩分含有調味液40を貯留するとともに計量部を兼ねる。
そして、消費推奨部は、第2貯留部20にて計量された消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨する。
第2貯留部20には、第1貯留部10から第2貯留部20へ消費目標量の塩分含有調味液40を排出する際の計量の目安となる目盛り251と、第2貯留部20に貯留されている消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費する際の計量の目安となる目盛り252、253と、が形成されている。目盛り251、目盛り252及び目盛り253は、この順で上から配置されている。
これら目盛りは、第2貯留部20の内面又は外面(例えば筒状部121の内面又は外面)の少なくとも一方に形成されている。なお、本体部120が遮光性の材料により構成されている場合は、筒状部121の少なくとも内面に目盛りが形成されている。
目盛り251、目盛り252及び目盛り253は、例えば、直線状の印(刻設された印、又は、印刷形成された印など)である。
目盛り251、目盛り252及び目盛り253の各々は、第1貯留部10が水平な載置面上で自立した状態では、それぞれ水平に延在するようになっている。
なお、目盛り251は、空気流入孔85よりも下方に配置されている。
3つの目盛りのうち、最小の計量目安となる目盛り253により計量される量は、3つの目盛りのうち、互いに隣り合ういずれの組み合わせの目盛り間の差分量よりも多い。
塩分含有調味液40を目盛り253まで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量を第1液量とする。
塩分含有調味液40を目盛り251まで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量と、塩分含有調味液40を目盛り252まで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量との差分量を第2液量とする。
塩分含有調味液40を目盛り252まで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量と、塩分含有調味液40を目盛り253まで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量との差分量を第3液量とする。
すると、第1液量は、第2液量よりも多く、且つ、第3液量よりも多い。
更に、3つの目盛りのうち、最小の計量目安となる目盛り253により計量される量は、当該目盛り253と目盛り251との間の差分量よりも多いことが好ましい。
すなわち、上記第1液量は、上記第2液量と上記第3液量との合計量よりも多いことが好ましい。
本実施形態の場合、目盛り251は、1日間で消費する分の消費目標量の塩分含有調味液40を計量する際の目安となる。
また、目盛り252は、例えば、朝食で消費する分の塩分含有調味液40を計量する際の目安となる。
また、目盛り253は、例えば、昼食で消費する分の塩分含有調味液40を計量する際の目安となる。
したがって、例えば、朝食前に目盛り251を目安として1日間で消費する分の塩分含有調味液40を計量し、朝食では上記第2液量の塩分含有調味液40を消費し、昼食では上記第3液量の塩分含有調味液40を消費し、夕食では上記第1液量の塩分含有調味液40を消費するといった塩分含有調味液40の消費方法を実行することができる。
また、あとどれだけの量の塩分含有調味液40を消費すれば消費目標量に達するのかを、随時、容易に認識することができる。
ただし、一日2食とする場合などにおいては、例えば、一日の最初の食事で上記第2液量と上記第3液量との合計量の塩分含有調味液40を消費し、夕食で上記第1液量の塩分含有調味液40を消費するといった塩分含有調味液40の消費方法を実行することができる。
ただし、各目盛りのうち互いに隣り合う目盛り間の差分量は、互いに等しく、且つ、最小の計量目安となる目盛りにより計量される量とも等しくても良い。すなわち、朝食、昼食及び夕食のそれぞれにおいて塩分含有調味液40を等量ずつ消費することを容易になし得るように、各目盛の位置が設定されていても良い。
ここで、第2貯留部20には、計量用表示261と、推奨表示262、263、264、265と、が形成されている。
これら計量用表示261、推奨表示262、263、264、265は、メッセージ(文字、数字など)、図形又は記号を含む表示部であり、第2貯留部20の内面又は外面(例えば筒状部121の内面又は外面)の少なくとも一方に形成されている。
このうち、計量用表示261は、目盛り251が1日分の消費目標量の塩分含有調味液40を計量する際の目安である旨を示すものであり、例えば、目盛り251の上側近傍に配置されている。計量用表示261は、例えば、「1日分」との文字と、目盛り251を指し示す矢印と、を含んでいる。
また、推奨表示262は、塩分含有調味液40を目盛り252の位置まで消費することによって、朝食分として適正な量の塩分含有調味液40を消費しきった旨が分かるようにするためのものであり、例えば、「朝食分達成!」との文字を含んでおり、目盛り252の上側近傍に配置されている。
また、推奨表示263は、塩分含有調味液40を目盛り253の位置まで消費することによって、昼食分(或いは昼食までの分)として適正な量の塩分含有調味液40を消費しきった旨が分かるようにするためのものであり、例えば、「昼食分達成!」との文字を含んでおり、目盛り253の上側近傍に配置されている。
また、推奨表示264は、あと少しで1日分の消費目標量の塩分含有調味液40を消費し切ることができる旨が分かるようにするためのものであり、例えば、「あと一息!」との文字を含んでおり、推奨表示265の上側近傍に配置されている。
また、推奨表示265は、1日分の消費目標量の塩分含有調味液40を消費しきった旨が分かるようにするとともに、翌日も同様に塩分含有調味液40を消費することを推奨するものであり、例えば、「一日分達成! 明日もこの調子!」との文字を含んでおり、第2貯留領域20aの下端部に配置されている。
これら推奨表示262、263、264、265は、消費推奨部を構成するものであり、第2貯留部20にて計量された消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨している(詳細後述)。
本実施形態の場合、推奨表示262、263、264、265の各々文字を含む。ただし、推奨表示は、必ずしも文字を含んでいなくても良く、例えば、図形、模様又は記号を含むものであっても良い。
すなわち、消費推奨部は、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨する文字、図形、模様又は記号を含む表示部(推奨表示262、263、264)を有する。
ここで、推奨表示262、263、264、265は、第2貯留部20内の塩分含有調味液40の液面が、推奨表示262、263、264、265の各々よりも上に位置するときよりも、当該液面が推奨表示262、263、264、265の各々の少なくとも一部よりも下の位置にあるときの方が、視認しやすい。
すなわち、しょうゆ等の塩分含有調味液40は、黒に近い有色のものであることが多く、その場合は、塩分含有調味液40に隠れているときには、推奨表示262、263、264、265を視認しづらく、塩分含有調味液40から露出することによって推奨表示262、263、264、265を視認しやすくなる。
このように、消費推奨部は、第2貯留部20に形成された発現表示部(推奨表示262、263、264、265)を有し、第2貯留部20における塩分含有調味液40の内容量が第1量のときには塩分含有調味液40の液面が発現表示部よりも上に位置し、内容量が第1量よりも少ない第2量となることにより、液面が発現表示部の少なくとも一部よりも下の位置となって、内容量が第1量のときよりも発現表示部を視認しやすくなるようになっている。
また、筒状部121の上端部には、第2貯留部20に貯留された塩分含有調味液40を注出するための注出口部124が形成されている。ここで、注出口部124は、蓋部130によって本体部120の上端開口が閉じられた状態でも完全には閉塞されず、注出口部124を介して第2貯留部20の内外で空気が流通可能となっていることが好ましい。このようにすることにより、蓋部130で本体部120の上端開口を閉じた状態で第1貯留部10から第2貯留部20へ塩分含有調味液40を排出する際に、第2貯留部20内の空気が注出口部124を介して第2貯留部20の外部に排気できる。また、第1貯留部10から第2貯留部20への塩分含有調味液40の排出後に、空隙63に外気が流入する際に、注出口部124を介して第2貯留部20の外部の空気を第2貯留部20内に取り込むことができる。
また、筒状部121において注出口部124の下側に隣接する部分は、それ以外の部分よりも外側方に突出した突出部125となっている。これにより、第2貯留部20内の塩分含有調味液40を、注出口部124を介してより注出しやすく、且つ、注出口部124からの液だれを抑制できるようになっている。
蓋部130は、本体部120の上端開口を覆う盤状の盤状部131と、盤状部131の一方の面に形成された環状の突起である係合突起部132と、を備えている。
図1に示すように蓋部130によって本体部120の上端開口を閉じた状態では、係合突起部132が筒状部121の上端部に嵌入するようになっている。
なお、蓋部130、本体部120及びヒンジ部140は、樹脂材料により一体形成されていることが好ましい。
第2貯留部20からの塩分含有調味液40の注出は、図3に示すように塩分含有調味液用容器100の全体を傾けることによって行うことができる。
上述した塩分含有調味液用容器100は、予め第1貯留部10に塩分含有調味液40が充填された状態の容器詰め調味液の形態で市場に流通させることができる。
すなわち、本実施形態に係る容器詰め調味液は、塩分含有調味液用容器100と、貯留部(例えば第1貯留部10)に充填された塩分含有調味液40と、を備える。
容器詰め調味液は、例えば、初期状態で1ヶ月分(30日分など)の消費目安量の塩分含有調味液40が第1貯留部10の第1貯留領域10aに貯留されている構成とすることができる。なお、図1から図3では、第1貯留部10と第2貯留部20との寸法比は必ずしも正確ではない。
次に、上述した塩分含有調味液用容器100を用いて行う塩分含有調味液の消費方法の一例を説明する。
先ず、塩分含有調味液用容器100を準備し、第1貯留部10がテーブル等の載置面上で自立する状態で、塩分含有調味液用容器100を当該載置面上に載置する(図1参照)。
次に、朝食前に、図1に示すように、第1貯留部10を載置面上で自立させた状態で第1貯留部10に対して圧搾操作を行うことよって、第1貯留部10から第2貯留部20へ塩分含有調味液40を排出し、目盛り251を目安として塩分含有調味液40を計量する。これにより、1日分の消費目標量の塩分含有調味液40を第2貯留部20の第2貯留領域20aに貯留することができる(図5(a)参照)。
次に、朝食時には、朝食として食べる食品の上や、朝食で使用する皿の上に、所望の量の塩分含有調味液40を第2貯留部20から注出することを1回又は複数回行い、注出された塩分含有調味液40を消費しながら朝食を食べる。
ここで、朝食で消費する塩分含有調味液40の総量は、例えば、上記第2液量となるようにする。すなわち、朝食を終えた段階で第2貯留部20に残留する塩分含有調味液40の液面が、目盛り252と一致するように、塩分含有調味液40を消費する(図5(b)参照)。
なお、塩分含有調味液40を少量消費すれば、「朝食分達成!」との文字の上半分などが見えてくることにより、消費者は「朝食分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費しようというモチベーションを抱くことができる。すなわち、推奨表示262は、「朝食分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することを推奨するものであると言える。
そして、「朝食分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することにより、消費者は、達成感を得ることができる。
次に、昼食時には、昼食として食べる食品の上や、昼食で使用する皿の上に、所望の量の塩分含有調味液40を第2貯留部20から注出することを1回又は複数回行い、注出された塩分含有調味液40を消費しながら昼食を食べる。
ここで、昼食で消費する塩分含有調味液40の総量は、例えば、上記第3液量となるようにする。すなわち、昼食を終えた段階で第2貯留部20に残留する塩分含有調味液40の液面が、目盛り253と一致するように、塩分含有調味液40を消費する(図5(c)参照)。
なお、朝食分の達成後、昼食時に塩分含有調味液40を少量消費すれば、「昼食分達成!」との文字の上半分などが見えてくることにより、消費者は「昼食分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費しようというモチベーションを抱くことができる。すなわち、推奨表示263は、「昼食分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することを推奨するものであると言える。
そして、「昼食分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することにより、消費者は、達成感を得ることができる。
次に、夕食時には、夕食として食べる食品の上や、夕食で使用する皿の上に、所望の量の塩分含有調味液40を第2貯留部20から注出することを1回又は複数回行い、注出された塩分含有調味液40を消費しながら夕食を食べる。
ここで、夕食で消費する塩分含有調味液40の総量は、例えば、上記第1液量となるようにする。すなわち、夕食を終えた段階で第2貯留部20内の塩分含有調味液40が空となるように、塩分含有調味液40を消費する(図6(b))。
なお、昼食分の達成後、夕食時に塩分含有調味液40を少量消費すれば、「あと一息!」との文字の上半分などが見えてくることにより、消費者は「あと一息!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費しようというモチベーションを抱くことができる。すなわち、推奨表示264は、「あと一息!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することを推奨するものであると言える。図6(a)は「あと一息!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費した状態を示す。その後、更に塩分含有調味液40を少量消費すれば、「一日分達成!」との文字の上半分などが見えてくることにより、消費者は「一日分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費しようというモチベーションを抱くことができる。すなわち、推奨表示265は、「一日分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することを推奨するものであると言える。
そして、「一日分達成!」との文字の全体が現れるまで塩分含有調味液40を消費することにより、消費者は、達成感を得ることができる。
このように、推奨表示262、263、264、265は、1日における塩分含有調味液40の消費の進行に伴い段階的に変化する報知を行う。すなわち、消費推奨部は、所定期間中における塩分含有調味液40の消費の進行に伴い段階的に変化する報知を行う。
例えば、複数種類の報知要素である推奨表示262、263、264、265が段階的に発現することによって、そのような報知を実現することができる。
以上により、1日の食事のなかで、同一の消費者が、1日あたりの消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを容易に達成することができる。
以上のような第1の実施形態によれば、塩分含有調味液用容器100は、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回(例えば朝、昼、夜の3回)に分けて消費し切ることを推奨する消費推奨部を備えている。
よって、消費者は、所定期間あたりの消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを容易に達成できる。
また、塩分含有調味液用容器100の第1貯留部10はデラミネーションボトルであり、第1貯留領域10a内の塩分含有調味液40と外気との接触を抑制できるため、塩分含有調味液40の鮮度を良好に維持することができる。
なお、上記の第1の実施形態は一例であり、推奨表示262、263、264、265は、図形、模様又は記号を含むものであっても良い。推奨表示262、263、264、265が、文字を含まない図形、模様又は記号であっても、消費者は、それら推奨表示262、263、264、265の一部分が見えてくることにより、それらの各々について、全体が見えるまで塩分含有調味液40を消費しようというモチベーションを抱くことができ、又、全体が見えることにより達成感を抱くことができる。なお、推奨表示は、同じ形状の図形、模様又は記号の色が段階的に変化するようなものであっても良い。
また、消費推奨部は、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨するものであれば良く、例えば、第1貯留部10の外面などに設けられた文字、図形、模様又は記号であっても良い。消費推奨部は、第1貯留部10に印刷形成されていても良いし、文字、図形、模様又は記号が印刷形成されたラベルが第1貯留部10に貼り付けられることにより設けられていても良い。
また、第1の実施形態において、第2貯留部20の第2貯留領域20aから塩分含有調味液40を吐出する部分の構造、並びに、外層61と内層62との層間の空隙63に外気を導入する部分の構造は、上記の例に限らず、その他の一般的なデラミネーションボトルのいずれの構造も適用できる。
例えば、空隙63への外気の導入は、ピンチオフ部64における外層61と内層62との間隙を介してなされるようになっていても良い。
〔第2の実施形態〕
次に、図7及び図8を用いて第2の実施形態を説明する。
本実施形態に係る塩分含有調味液用容器100は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器100と同様に構成されている。
本実施形態に係る塩分含有調味液用容器100は、中空の第1貯留部10と、第1貯留部10の上側に固定された第2貯留部20と、第1貯留部10の内部の第1貯留領域10aから第2貯留部20の内部の第2貯留領域20aへ塩分含有調味液40を排出するための排出管30と、を備えている。
第1貯留部10は、例えば、筒形状の胴体部11と、胴体部11の上端に連接されていて内周側に延びている下肩部12aと、下肩部12aの内周端から上側に連接されているとともに上部に上肩部12bを有する係合突起部14と、胴体部11の下端部を閉塞している底部13と、を備えている。
第1貯留部10、第2貯留部20及び排出管30の材料は特に限定されないが、それぞれ合成樹脂により構成されていることが好ましい。
第1貯留部10は、圧搾操作により弾性変形する材料により構成されている。
また、第2貯留部20は、可視光透過性の材料により構成されていることが好ましい。ただし、第2貯留部20は、遮光性の材料により構成されていても良い。
上肩部12bの中央部には、排出管30を挿通させる挿通孔が形成されている。
排出管30は、上肩部12bの挿通孔に挿通されて、上肩部12bを上下に貫通している。
排出管30において、上肩部12bよりも上側の部分は第1部分31であり、上肩部12bよりも下側の部分は第2部分32である。第2部分32の下端部、すなわち排出管30の下端部は、第1貯留部10の底部13の近傍に位置している。
第1貯留部10は、底部13がテーブル(不図示)の上面などの載置面に接地する状態で、自立可能となっている。
本実施形態の場合、本体部120は、底部122及び係合突起部123を有していない。
第1貯留部10の係合突起部14が、本体部120の筒状部121の下端部に嵌入しているとともに全周に亘り液密に固定されている。これにより、筒状部121の内周面と、第1部分31の外周面と、上肩部12bの上面とにより画定される領域に塩分含有調味液40を貯留可能となっている。
第1貯留部10、第2貯留部20及び排出管30の材料は特に限定されないが、それぞれ合成樹脂により構成されていることが好ましい。
本実施形態の場合、第1貯留部10は、圧搾操作により弾性変形する材料により構成されている。
また、第2貯留部20は、可視光透過性の材料により構成されていることが好ましい。ただし、第2貯留部20は、遮光性の材料により構成されていても良い。
また、第1貯留部10は、可視光透過性の材料により構成されている。
第1貯留部10に対する操作によって、第1貯留部10から第2貯留部20へ消費目標量の塩分含有調味液40を排出可能である。この操作は、例えば、第1貯留部10を水平方向両側から押し縮める圧搾操作である。すなわち、第1貯留部10を圧搾することにより第1貯留領域10a内の圧力が上昇すると、第1貯留部10の第1貯留領域10a内の塩分含有調味液40が排出管30を通して押し上げられて排出管30の上端の開口から流出し、第2貯留部20の第2貯留領域20aに流入する。
ここで、排出管30の上端面30aは、例えば、円錐台の側周面の形状に形成されている。したがって、排出管30の上端の開口から流出する塩分含有調味液40が上端面30a上に滞留することが抑制され、塩分含有調味液40が上端面30aに沿ってスムーズに流下するようになっている。
本実施形態の場合も、第2貯留部20には、上記の第1の実施形態と同様に計量用表示261、推奨表示262、263、264、265、目盛り251、252、253が形成されている。
このため、本実施形態の場合も、塩分含有調味液用容器100を用いて塩分含有調味液40を消費する方法は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態の場合も、容器詰め調味液は、例えば、初期状態で1ヶ月分の消費目標量の塩分含有調味液40が第1貯留部10の第1貯留領域10aに貯留されている構成とすることができる。なお、図7及び図8に示される第1貯留部10と第2貯留部20との寸法比は必ずしも正確ではない。
本実施形態の場合、第1貯留部10の内面には、塩分含有調味液40の消費の仕方を示す表示271と、1ヶ月の中での塩分含有調味液40の消費量の目安を示す表示280と、が形成されている。
表示271は、例えば、「毎日一定量を消費しましょう」との文字を含んでいる。このため、表示271は、塩分含有調味液40を毎日一定量消費することを推奨している。
表示280は、例えば、初期状態から5日分、10日分、15日分、20日分及び25日分の塩分含有調味液40を消費したときの塩分含有調味液40の液面とそれぞれ一致する目盛り281、282、283、284、285と、各目盛り281、282、283、284、285が何日分に相当する消費を行ったときの液面と対応するのかをそれぞれ示す表示291、292、293、294、295と、を含んでいる。
このため、本実施形態によれば、消費者は、順調に塩分含有調味液40を消費できているかどうかや、あとどれだけの塩分含有調味液40を消費すれば1ヶ月分の塩分含有調味液40を消費し切れるのかを容易に認識できる。
更に、第1貯留部10の内面には、1ヶ月分の塩分含有調味液40を最後まで消費し切ることを推奨する表示296が形成されている。表示271は、例えば、目盛り285よりも下方に配置されており、「あと少し!」との文字を含んでいる。このため、消費者は、表示271が見えてくることにより、あと少しで1ヶ月分の塩分含有調味液40の消費を達成できることを認識でき、1ヶ月分の塩分含有調味液40を最後まで消費しようというモチベーションを抱くことができる。
なお、上記の第2の実施形態は一例であり、消費推奨部は、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨するものであれば良く、例えば、第1貯留部10の外面などに、印刷形成又はラベルなどにより設けられた文字、図形、模様又は記号であっても良い。
〔第3の実施形態〕
次に、図9から図11を用いて第3の実施形態を説明する。
本実施形態に係る塩分含有調味液用容器100は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器100と同様である。
本実施形態の場合、塩分含有調味液用容器100は、1回の排出操作毎に予め定められた量ずつ(例えば一定量ずつ)塩分含有調味液40を排出するように構成されている。したがって、操作を受け付けた回数に基づいて塩分含有調味液40の排出量を計量することが可能である。
本実施形態の場合、塩分含有調味液用容器100は、第1貯留部10及び第2貯留部20の2つの貯留部を有してはおらず、キャップ部160により閉塞される本体部150の内部に1つの貯留領域101を有している。
すなわち、塩分含有調味液用容器100は、予め定められた量の塩分含有調味液40を操作に応じて貯留部(例えば本体部150及びキャップ部160により構成される)から排出させる操作部(例えば押圧操作部182)を備えている。
そして、消費推奨部は、計量部の機能を担っており、操作部が所定回数の操作を受け付けた場合に、貯留部からの塩分含有調味液40の排出量を報知する。
以下、詳細に説明する。
塩分含有調味液用容器100は、塩分含有調味液40を貯留する貯留領域101を内部に有する本体部150と、本体部150に対して着脱可能に装着されたキャップ部160と、を備えている。
本体部150は、筒形状の胴体部151と、胴体部151の下端部を閉塞している底部152と、胴体部151の上方に突出している筒状のキャップ装着部153と、を備えている。
キャップ部160は、キャップ装着部153に対して着脱可能なキャップ本体170と、それぞれキャップ本体170に設けられている排出操作部材180、排出管190、推奨報知装置、リセットボタン220及びバネ230(図10)と、を備えている。
キャップ本体170は、筒形状の筒状部171と、筒状部171の上端に連接されている天面部172と、を備えている。
筒状部171の下端部の内周面にはねじ山が形成されており、筒状部171は雌ねじ形状をなしている。一方、キャップ装着部153の外周面にもねじ山が形成されており、キャップ装着部153は雄ねじ形状をなしている。筒状部171とキャップ装着部153とが螺合することによって、キャップ本体170ひいてはキャップ部160の全体が、本体部150に対して着脱可能に装着されている。
天面部172は、筒状部171の上端開口における周縁部を塞いでいる。天面部172の中央には開口が形成されており、天面部172において当該開口に面する内周面には、内方に向けて突出する環状の固定突起173が形成されている。
排出操作部材180は、合成ゴム等の弾性変形可能な材料により構成されており、消費者による押圧操作を排出操作として受け付ける。排出操作部材180は、当該排出操作部材180の周縁部を構成する固定部181と、当該排出操作部材180における固定部181よりも内側の部分を構成する押圧操作部182と、押圧操作部182が押圧操作されることにより移動する押圧突起183と、を備えている。
排出操作部材180は、固定部181が固定突起173と嵌合することにより、天面部172に対して固定され、天面部172の開口を気密に閉塞している。
固定部181は、例えば、ドーナツ状の平板形状に形成されており、押圧操作部182は、上方に向けて凸の凸曲面状(ドーム状)に固定部181よりも隆起している。
押圧突起183は、押圧操作部182の下面から下方に垂下するように設けられた突起である。押圧突起183は、押圧操作部182の周縁部に配設されていることが好ましい。
排出管190は、筒状部171の内外を貫通して設けられることにより、貯留領域101と塩分含有調味液用容器100の外部空間とを相互に連通させている。
推奨報知装置210は、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを塩分含有調味液40の消費量に応じて推奨するものである。
推奨報知装置210は、例えば、図10に示すように、キャップ本体170に対して固定されている取付ベース部211と、取付ベース部211に対して固定されている電子基板212と、電子基板212上にそれぞれ固定されている排出操作検出センサ213、推奨発光部214及びリセット操作検出センサ215と、を備えている。
排出操作検出センサ213、推奨発光部214及びリセット操作検出センサ215は、例えば、それぞれ取付ベース部211に形成された開口を介して上方に露出している。
排出操作検出センサ213は、押圧突起183と対向する位置に配置されている。排出操作検出センサ213が押圧操作されることにより、押圧突起183が排出操作検出センサ213を押圧し、この押圧を排出操作検出センサ213が検出し、排出操作検出信号を電子基板212に設けられた図示しない制御回路に出力するようになっている。
この制御回路は、排出操作検出センサ213から排出操作検出信号が入力された回数に応じて、推奨発光部214の発光動作を制御する発光制御信号と、後述する推奨発音部240の発音動作を制御する発音制御信号と、を出力する。
推奨発光部214は、天面部172と対向する位置に配置されている。キャップ本体170は、少なくとも天面部172において推奨発光部214と対向する部分が、可視光透過性の材料により構成されている。例えば、キャップ本体170は、その全体が、可視光透過性の樹脂材料により一体形成されている。このため、塩分含有調味液用容器100の外部から、天面部172を通して、推奨発光部214の発光動作を視認することができるようになっている。
推奨発光部214は、例えば、LED(Light Emitting Diode)などの発光部材により構成され、制御回路から送られる発光制御信号に応じた発光態様で発光する。
リセット操作検出センサ215は、以下に説明するリセットボタン220と対向する位置に配置されている。
リセットボタン220は、例えば、消費者に押圧操作される天面部221と、天面部221の周縁部から垂下する筒形状の筒状部222と、筒状部222の下端部から外周囲に向けて外フランジ形状に突出形成された係止部223と、天面部221の中央から垂下する棒状の押圧突起部224と、を備えている。押圧突起部224は、筒状部222の下端及び係止部223の下端よりも下方に突出している。
キャップ本体170には、当該キャップ本体170を貫通するリセットボタン配設孔174が形成されている。例えば、リセットボタン配設孔174は、天面部172に形成され、天面部172を貫通している。
リセットボタン配設孔174は、上部と、中間部と、下部を構成する通過孔部177と、を含んで構成されている。リセットボタン配設孔174の上部の内径よりも中間部の内径が大きく設定されており、リセットボタン配設孔174の上部と中間部との境界には、下向きの段差面175が形成されている。
リセットボタン配設孔174の上部には、例えば、リセットボタン220の筒状部222及び天面部221が挿通されており、リセットボタン配設孔174の中間部には筒状部222の下端部及び係止部223が配設されている。なお、係止部223の外径は、リセットボタン配設孔174の上部の内径よりも大きい。
リセットボタン配設孔174の中間部の下端位置は、天面部172の孔底部176により画定されており、通過孔部177は、孔底部176を上下に貫通している。
通過孔部177の内径は、押圧突起部224の外径よりも大きい。押圧突起部224は通過孔部177に挿通されている。押圧突起部224は、通常時には、リセット操作検出センサ215よりも上方に位置している。
バネ230は、例えば、圧縮型のコイルスプリングであり、孔底部176の上面と天面部221の下面との間において圧縮状態で挟持されている。このため、通常時には、リセットボタン220は、バネ230によって上方に付勢されており、係止部223が段差面175に対して押しつけられた状態で静止している。一方、リセットボタン220が押圧操作されたときには、リセットボタン220は、バネ230の付勢に抗して下方に移動する。リセットボタン220が下方に移動することにより、押圧突起部224が下方に移動してリセット操作検出センサ215を押圧する。リセット操作検出センサ215は、この押圧を検出すると上記制御回路にリセット検出信号を出力するようになっている。制御回路は、リセット検出信号が入力されると、内部的に計数していた排出操作回数を初期化して「0」にする。
なお、推奨報知装置210は、リセットボタン配設孔174と貯留領域101との間での空気の流通を遮断できるように、筒状部171の内周面及び天面部172の下面に対してそれぞれ気密に密着固定されている。
塩分含有調味液用容器100は、更に、推奨発音部240と、制御回路と推奨発音部240とを相互に電気的に接続している配線部241と、を備えている。
推奨発音部240は、例えば、圧電式又は動電式のスピーカにより構成され、制御回路から送られる発音制御信号に応じた発音態様で発音する。
本実施形態の場合、塩分含有調味液用容器100からの塩分含有調味液40の排出操作は、図11に示すように排出管190の外側開口を下向きになるように塩分含有調味液用容器100を傾けた状態で、押圧操作部182を押圧操作(押し込み操作)することによって行うことができる。このような排出操作により、押圧操作部182が弾性変形する量に応じた実質的に一定量の塩分含有調味液40が、貯留領域101から排出管190を通して塩分含有調味液用容器100の外部に排出(注出)される。
制御回路は、1回の排出操作により塩分含有調味液用容器100から排出される塩分含有調味液40の量(以下、単位排出量)と、1日あたりの消費目標量と、上記第1液量と、上記第2液量と、上記第3液量と、予め記憶保持しているものとする。
そして、1日の中で消費者によって行われる排出操作の回数に応じて、推奨発光部214及び推奨発音部240に対してそれぞれ発光制御信号及び発音制御信号を出力する。
例えば、制御回路は、排出操作の回数と単位排出量とに基づいて、1日の中での塩分含有調味液40の消費量が第2液量に近づいていることを認識した場合(例えば、あと1回の排出操作によって第2液量に到達する場合など)には、「もう少しで朝食分達成です」との音声を推奨発音部240から出力させるとともに、推奨発音部240を発光させる。更に、1日の中での塩分含有調味液40の消費量が第2液量に到達した場合には、「朝食分達成です」との音声を推奨発音部240から出力させるとともに、推奨発光部214を発光させる。
また、制御回路は、排出操作の回数と単位排出量とに基づいて、1日の中での塩分含有調味液40の消費量が第2液量と第3液量との合計量に近づいていることを認識した場合(例えば、あと1回の排出操作によって第2液量と第3液量との合計量に到達する場合など)には、「もう少しで昼食分達成です」との音声を推奨発音部240から出力させるとともに、推奨発音部240を発光させる。更に、1日の中での塩分含有調味液40の消費量が第2液量と第3液量との合計量に到達した場合には、「昼食分達成です」との音声を推奨発音部240から出力させるとともに、推奨発光部214を発光させる。
また、制御回路は、排出操作の回数と単位排出量とに基づいて、1日の中での塩分含有調味液40の消費量が消費目標量に近づいていることを認識した場合(例えば、あと1回の排出操作によって消費目標量に到達する場合など)には、「もう少しで1日分達成です」との音声を推奨発音部240から出力させるとともに、推奨発音部240を発光させる。更に、1日の中での塩分含有調味液40の消費量が消費目標量に到達した場合には、「1日分達成です。明日もこの調子でいきましょう」との音声を推奨発音部240から出力させるとともに、推奨発光部214を発光させる。
このように、推奨報知装置210は、押圧操作部182が所定回数の操作を受け付けた場合(例えば、あと1回の排出操作によって第2液量に到達する場合、消費量が第2液量に到達した場合、あと1回の排出操作によって第2液量と第3液量との合計量に到達する場合、消費量が第2液量と第3液量との合計量に到達した場合、あと1回の排出操作によって消費目標量に到達する場合、消費量が消費目標量に到達した場合など)に、貯留部からの塩分含有調味液40の排出量を報知する。
よって、消費者が、朝食分、昼食分、及び一日分(消費目標量)の塩分含有調味液40を消費する毎に、その旨を示す報知がなされるため、消費者は、一日分の消費目標量の塩分含有調味液40を複数回(例えば朝、昼、夜の3回)に分けて消費し切ることを容易に達成できる。
なお、朝食分、昼食分、及び一日分(消費目標量)の塩分含有調味液40を消費する毎に、推奨発音部240からの報知音の出力又は推奨発光部214からの発光出力がなされることが、予め塩分含有調味液用容器100の取扱説明書などから消費者が知っていれば、報知音又は発光がそれ自体では意味を持たないものであっても、消費者は、朝食分、昼食分、及び一日分の塩分含有調味液40を消費した旨を認識することができる。
なお、1日における塩分含有調味液40の消費の終了後、或いは、1日における塩分含有調味液40の開始前に、リセットボタン220を押圧操作することにより、制御回路は、内部的に計数していた排出操作回数を初期化して「0」にする。
塩分含有調味液用容器100内の塩分含有調味液40が空になった場合は、塩分含有調味液40を詰め替えて、引き続き塩分含有調味液用容器100を使用することができる。すなわち、キャップ本体170を本体部150から取り外した状態で、新たに塩分含有調味液40を貯留領域101に充填し、再びキャップ本体170を本体部150に装着することにより、塩分含有調味液用容器100を引き続き使用可能である。
本実施形態によっても、消費者は、所定期間あたりの消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを容易に達成できる。
なお、上記の第3の実施形態は一例であり、消費推奨部は、消費目標量の塩分含有調味液40を複数回に分けて消費し切ることを推奨するものであれば良く、例えば、本体部150又はキャップ部160の外面などに印刷形成又はラベルなどにより設けられた文字、図形、模様又は記号であっても良い。
また、上記の第3の実施形態では、排出操作により塩分含有調味液40の液滴が排出される例を説明したが、塩分含有調味液用容器100は、1回の排出操作毎に予め定められた量ずつ(例えば一定量ずつ)塩分含有調味液40を霧状に排出するスプレー式のものであっても良い。
以上、図面を参照して各実施形態を説明したが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、第3の実施形態では、塩分含有調味液用容器100が電気式のカウント機能を備えている例を説明したが、機械式のカウント機能を備えていても良い。例えば、塩分含有調味液用容器100は、押圧操作に連動して回転するダイアル部を備え、このダイアル部の周縁部には排出操作の回数を示す数字が並んで記載されており、これら数字のうちいずれか1つが塩分含有調味液用容器100の外部から視認可能となっている構成とすることができる。この場合、リセット操作によりダイアル部の回転位相が初期化される。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。各実施形態において説明された事項は適宜、他の実施形態に適用することが可能である。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
<1>保健機能食品である塩分含有調味液用の容器であって、前記塩分含有調味液を貯留する貯留部と、所定期間あたりの消費目標量の前記塩分含有調味液を計量可能な計量部と、前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨する消費推奨部と、を備える塩分含有調味液用容器。
<2>前記消費推奨部は、前記所定期間中における前記塩分含有調味液の消費の進行に伴い段階的に変化する報知を行う<1>に記載の塩分含有調味液用容器。
<3>前記貯留部は、外層と、前記外層から剥離可能に前記外層の内側に積層されて前記塩分含有調味液を収容する内層と、を備える積層ボトルにより構成されている<1>又は<2>に記載の塩分含有調味液用容器。
<4>前記消費推奨部は、前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨するメッセージ、図形又は記号を含む表示部を有する<1>から<3>のいずれか一項に記載の塩分含有調味液用容器。
<5>前記貯留部から排出された前記塩分含有調味液を貯留するとともに前記計量部を兼ねる第2貯留部を更に備え、前記消費推奨部は、前記第2貯留部にて計量された前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨する<1>から<4>のいずれか一項に記載の塩分含有調味液用容器。
<6>前記消費推奨部は、前記第2貯留部に形成された発現表示部を有し、前記塩分含有調味液の内容量が第1量のときには前記塩分含有調味液の液面が前記発現表示部よりも上に位置し、前記内容量が前記第1量よりも少ない第2量となることにより、前記液面が前記発現表示部の少なくとも一部よりも下の位置となって、前記内容量が前記第1量のときよりも前記発現表示部を視認しやすくなる<5>に記載の塩分含有調味液用容器。
<7>予め定められた量の前記塩分含有調味液を操作に応じて前記貯留部から排出させる操作部を備え、前記消費推奨部は、前記計量部の機能を担っており、前記操作部が所定回数の操作を受け付けた場合に、前記貯留部からの前記塩分含有調味液の排出量を報知する<1>から<4>のいずれか一項に記載の塩分含有調味液用容器。
<8><1>から<7>のいずれか一項に記載の塩分含有調味液用容器と、前記貯留部に充填された前記塩分含有調味液と、を備える容器詰め調味液。
10 第1貯留部
10a 第1貯留領域
11 胴体部
12 肩部
12a 下肩部
12b 上肩部
13 底部
14 係合突起部
15 口頸部
20 第2貯留部
20a 第2貯留領域
30 排出管
30a 上端面
31 第1部分
32 第2部分
40 塩分含有調味液
60 積層体
61 外層
62 内層
63 層間の空隙
64 ピンチオフ部
70 キャップ部
71 本体部
72 小径部
73 係合爪部
81 弁体保持部材
82 吐出弁
83 吸入弁
84 吐出口部材
85 空気流入孔
86 空気流入孔
87 ひさし部
100 塩分含有調味液用容器(容器)
101 貯留領域
120 本体部
121 筒状部
122 底部
123 係合突起部
124 注出口部
125 突出部
130 蓋部
131 盤状部
132 係合突起部
140 ヒンジ部
150 本体部
151 胴体部
152 底部
153 キャップ装着部
160 キャップ部
170 キャップ本体
171 筒状部
172 天面部
173 固定突起
174 リセットボタン配設孔
175 段差面
176 孔底部
177 通過孔部
180 排出操作部材
181 固定部
182 押圧操作部(操作部)
183 押圧突起
190 排出管
210 推奨報知装置(消費推奨部)
211 取付ベース部
212 電子基板
213 排出操作検出センサ
214 推奨発光部
215 リセット操作検出センサ
220 リセットボタン
221 天面部
222 筒状部
223 係止部
224 押圧突起部
230 バネ
240 推奨発音部
241 配線部
251、252、253 目盛り
261 計量用表示
262、263、264、265 推奨表示
271、280 表示
281、282、283、284、285 目盛り
291、292、293、294、295、296 表示

Claims (5)

  1. 保健機能食品である塩分含有調味液用の容器であって、
    前記塩分含有調味液を貯留する貯留部と、
    所定期間あたりの消費目標量の前記塩分含有調味液を計量可能な計量部と、
    前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨する消費推奨部と、
    前記貯留部から排出された前記塩分含有調味液を貯留するとともに前記計量部を兼ねる第2貯留部と、
    を備え、
    前記第2貯留部は、第2貯留領域を形成する本体部と、ヒンジ部を介して前記本体部に連結されていて前記本体部の上端開口を閉じることが可能な蓋部と、を備え、
    前記消費推奨部は、前記第2貯留部の前記本体部に形成されており、
    前記貯留部は、外層と、前記外層から剥離可能に前記外層の内側に積層されて前記塩分含有調味液を収容する内層と、を備える積層体を備えており、
    前記貯留部は、
    筒状のキャップ部本体部を有し、前記積層体の上端部に形成されている口頸部に装着されているキャップ部と、
    前記塩分含有調味液を前記本体部内に吐出する吐出口を有する吐出口部材と、
    を備え、
    前記吐出口部材は、前記吐出口から前記吐出口の外周囲に向けて拡がったひさし部を備え、
    前記ひさし部の上面は、外周囲に向けて下り傾斜しており、
    前記ひさし部は、前記吐出口から吐出された前記塩分含有調味液を外周囲に向けて誘導し、当該ひさし部の外周端から前記第2貯留領域に流下させるものであり、
    当該塩分含有調味液用容器は、前記外層と前記キャップ部本体部との間隙に空気を流入させるための第1空気流入孔を前記貯留部の上端部に有するとともに、前記外層と前記内層との空隙に前記空気を流入させるための第2空気流入孔を有し、
    前記ひさし部が前記第1空気流入孔の上方を覆っている塩分含有調味液用容器。
  2. 前記消費推奨部は、前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨する文字、図形、模様又は記号を含む表示部を有する請求項1に記載の塩分含有調味液用容器。
  3. 前記消費推奨部は、前記第2貯留部にて計量された前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費し切ることを推奨する請求項1又は2に記載の塩分含有調味液用容器。
  4. 前記本体部は、可視光透過性の材料により構成されており、
    前記本体部には、前記第2貯留部に貯留されている前記消費目標量の前記塩分含有調味液を複数回に分けて消費する際の計量の目安となる複数の目盛りが形成されており、
    前記消費推奨部は、前記複数の目盛りの各々の上側近傍にそれぞれ配置されている複数の表示部を含む請求項又はに記載の塩分含有調味液用容器。
  5. 前記貯留部は、上方に向けて開口している吐出口を有し、
    前記蓋部によって前記本体部の前記上端開口を閉じた状態では、前記蓋部が前記吐出口と対向する請求項1からのいずれか一項に記載の塩分含有調味液用容器。
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