JP6626289B2 - 塩分含有調味液用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、塩分含有調味液の消費方法、塩分含有調味液用容器及び容器詰め調味液に関する。
しょうゆなどのように塩分を含有する調味液(以下、塩分含有調味液)は、所定期間あたりの消費量を所定の許容量までに制限することが好ましい場合がある。
一方、特定保健用食品などの保健機能食品のように、毎日所定量ずつ消費したり、一度に所定量ずつ消費したりするなど、所定期間あたりの消費量の目安(以下、消費目安量)が定められている食品が存在する。
しょうゆなどの塩分含有調味液の中にも、特定保健用食品となっているものがある。この場合、所定期間あたりの消費目安量は、特定の保健の効果を得ることが期待できる量であるとともに、塩分の摂取しすぎを抑制可能な許容範囲内の量となっている。
例えば、特定保健用食品のしょうゆについて、消費量が分かりやすくなるように、一定量ずつ小袋に入れて販売することが行われている。
また、調味液等の計量機能付きの容器としては、例えば、特許文献1〜5に記載されたものがある。
特許文献1の容器は、液体調味料を貯留する第1貯留部と、第1貯留部から排出された液体調味料を貯留する第2貯留部と、第1貯留部の液体調味料を第2貯留部に排出するためのポンプと、を備えており、第2貯留部においては定量の計量が可能となっている。第2貯留部には注ぎ口が形成されており、容器を傾斜させることにより、注ぎ口から液体調味料を注出できるようになっている。第2貯留部の底部には、小孔が形成されており、ポンプの押圧操作を行うことにより、小孔が弁体で閉塞されるようになっている。ポンプの押圧操作が解除されると、弁体による小孔の閉塞状態が解除されて、第2貯留部内の液体調味料が小孔を通して第1貯留部に戻されるようになっている。
特許文献2の容器は、液体調味料を貯留する第1貯留部と、第1貯留部から排出された液体調味料を貯留する第2貯留部と、を備えており、容器を立てた状態で第1貯留部に対して圧搾操作を行うことによって第1貯留部の液体調味料が第2貯留部に排出されるようになっている。容器を逆さまにして第1貯留部に対する圧搾操作を行うことにより、第2貯留部から液体調味料が排出されるようになっており、第2貯留部においては液体調味料の計量が可能となっている。
特許文献3の容器は、液体調味料を貯留する第1貯留部と、容器を倒立状態とすることにより第1貯留部から排出された液体調味料を貯留する中間貯留部と、容器を直立状態に戻した状態で第1貯留部に対する圧搾操作を行うことによって中間貯留部から排出される液体調味料を貯留する第2貯留部と、を備えている。第2貯留部においては液体調味料の計量が可能となっている。容器を傾斜させることにより、第2貯留部から液体調味料が排出される。
特許文献4、5の容器は、液体調味料を貯留する第1貯留部と、第1貯留部の液体調味料を吸引するスポイト状の第2貯留部と、を備え、第2貯留部においては液体調味料の計量が可能となっている。
特開2004−26292号公報 特開2013−119410号公報 特開平9−2509号公報 特開2007−229415号公報 特開2003−95306号公報
一定量ずつ小袋に入れられた塩分含有調味液を用いる場合は、小袋内に使い残しがあると、残量が分かりづらい。このため、消費目安量まであとどれだけの量の塩分含有調味液を消費できるのかを認識することが困難である。
また、特許文献1の技術では、ポンプの押圧操作が解除されると、弁体による小孔の閉塞状態が解除されて、第2貯留部内の液体調味料が小孔を通して第1貯留部に戻される。このため、ポンプから手を離した後では、第2貯留部内に使い残しの液体調味料を貯留しておくことができない。
したがって、特許文献1の容器は、使用したい分量の液体調味料を使用の都度に第1貯留部から第2貯留部に排出して計量し、第2貯留部に移された液体調味料の全量を一度に第2貯留部から排出して消費することを想定したものである。
同様に、特許文献2〜5の技術についても、単に液体調味液を計量する機能を有する容器に関するものであるとともに、第2貯留部に貯留された液体調味料の全量を一度に第2貯留部から排出して消費することを想定した技術である。
このため、特許文献1〜5の容器を用いて計量した塩分含有調味液を消費する場合は、消費目安量まであとどれだけの量の塩分含有調味液を消費できるのかを認識することが困難である。
本発明は、消費目安量まであとどれだけの量の塩分含有調味液を消費できるのかを容易に認識することが可能な塩分含有調味液の消費方法、塩分含有調味液用容器、及び、容器詰め調味液に関する。
本発明は、塩分含有調味液を消費する消費工程と、所定期間中に1回又は複数回行われた前記消費工程での消費量の積算値と足し合わせると前記所定期間あたりの消費目安量となる前記塩分含有調味液の消費目安残量を、計量器具を用いて計量する残量計量工程と、を含む塩分含有調味液の消費方法を提供するものである。
また、本発明は、本発明の塩分含有調味液の消費方法に用いられる容器であって、前記塩分含有調味液を貯留する第1貯留部と、前記第1貯留部から排出された前記塩分含有調味液を貯留する第2貯留部と、を備え、前記第2貯留部は、前記第1貯留部から前記第2貯留部へ前記消費目安量の前記塩分含有調味液を排出する際の目安となる第1目盛りと、前記消費目安残量の前記塩分含有調味液を計量する際の目安となる第2目盛りと、が形成された前記計量器具であり、前記第2貯留部は、前記第1貯留部に対して着脱可能に構成されており、前記第2貯留部が前記第1貯留部に装着され、且つ、前記第1貯留部が自立した状態で、前記第1貯留部に対する操作によって、前記第1貯留部から前記第2貯留部へ前記塩分含有調味液を排出可能であり、前記第2貯留部は、前記消費目安量以下の前記塩分含有調味液を貯留している状態で、前記第1貯留部から分離可能である塩分含有調味液用容器を提供するものである。
また、本発明は、本発明の塩分含有調味液の消費方法に用いられる容器であって、前記塩分含有調味液を貯留する第1貯留部と、前記第1貯留部から排出された前記塩分含有調味液を貯留する第2貯留部と、を備え、前記第2貯留部には、前記第1貯留部から前記第2貯留部へ前記消費目安量の前記塩分含有調味液を排出する際の目安となる第1目盛りと、前記消費目安残量の前記塩分含有調味液を計量する際の目安となる第2目盛りと、が形成されており、前記第1貯留部は、外層と、前記外層から剥離可能に前記外層の内側に積層されて前記塩分含有調味液を収容する内層と、を備える積層ボトルにより構成されている塩分含有調味液用容器を提供するものである。
また、本発明は、本発明の塩分含有調味液用容器と、前記第1貯留部に充填された前記塩分含有調味液と、を備える容器詰め調味液を提供するものである。
本発明によれば、消費目安量まであとどれだけの量の塩分含有調味液を消費できるのかを容易に認識することができる。
第1の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法に用いられる塩分含有調味液用容器の正面断面図である。 第1の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法に用いられる塩分含有調味液用容器の正面断面図であり、第1貯留部から第2貯留部に塩分含有調味液を排出する状態を示す。 第1の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法に用いられる塩分含有調味液用容器の正面断面図であり、第1貯留部から第2貯留部を分離させた状態を示す。 第1の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法に用いられる塩分含有調味液用容器の正面断面図であり、第2貯留部から塩分含有調味液を排出する状態を示す。 第2の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法に用いられる塩分含有調味液用容器の正面断面図であり、第1貯留部から第2貯留部に塩分含有調味液を排出する状態を示す。 第2の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法に用いられる塩分含有調味液用容器の正面断面図であり、外層と内層との層間に空気が流入する状態を示す。 第2の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法に用いられる塩分含有調味液用容器の正面断面図であり、第2貯留部から塩分含有調味液を排出する状態を示す。 第3の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法に用いられる塩分含有調味液用容器の正面断面図である。 図8の部分拡大図である。 第3の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法に用いられる塩分含有調味液用容器の正面断面図であり、塩分含有調味液を排出する状態を示す。 第3の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法に用いられる塩分含有調味液用容器の平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
〔第1の実施形態〕
図1から図4を用いて第1の実施形態を説明する。
本実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法は、塩分含有調味液40を消費する消費工程と、所定期間中に1回又は複数回行われた消費工程での消費量の積算値と足し合わせると所定期間あたりの消費目安量となる塩分含有調味液40の消費目安残量を、計量器具を用いて計量する残量計量工程と、を含む。
ここで、塩分含有調味液40とは、塩分(塩化ナトリウム)を含有する調味用の液であり、例えば、しょうゆ、しょうゆ加工品(つゆ、たれ、ドレッシング、だし入りしょうゆ、ポン酢等)(以上、しょうゆ含有液体調味料)、液状味噌、しょうゆ加工品以外のドレッシング類、ウスターソース類などが該当する。塩分含有調味液は、しょうゆ含有液体調味料であるのが好ましい。しょうゆ含有調味料の食塩含有量は5質量%以上11質量%以下であるのが好ましく、さらに6質量%以上10質量%以下、特に7質量%以上9質量%以下であるのが好ましい。しょうゆ含有調味料は通常の同形態の食品より20%以上減塩しているものが好ましく、さらに30%以上70%以下、特に35%以上60%以下減塩しているものが好ましい。ここで、減塩しているとは、単位質量当たりの塩化ナトリウムの質量を減らしていることを意味し、例えば、20%減塩しているとは、単位質量当たりの塩化ナトリウムの質量を、通常の同形態の食品と比べて20%減らしていることを意味する。しょうゆ含有調味料のカリウム含有量は1質量%以上7質量%以下であるのが好ましく、さらに1.2質量%以上6質量%以下、特に1.3質量%以上5質量%以下、殊更1.5質量%以上3質量%以下であるのが好ましい。しょうゆ含有液体調味料のエタノール含有量は1質量%以上6質量%以下であるのが好ましく、さらに2質量%以上5質量%以下、特に3質量%以上5質量%以下であるのが好ましい。
本実施形態において、消費目安量とは、塩分含有調味液40を貯留している容器から取り出して使用する量の許容量又は推奨量(目標量)とすることができる。塩分含有調味液40が特定保健用食品などの保健機能食品以外である場合は、消費目安量は、許容量(消費許容量)とすることができる。消費許容量は、個々の消費者の年齢や健康状態などに応じて設定される。
本実施形態において、消費者とは、塩分含有調味液40を消費する者を指す。
残量計量工程では、同一の消費者が所定期間中に1回又は複数回行った消費工程での消費量の積算値と足し合わせると所定期間あたりの消費目安量となる塩分含有調味液40の消費目安残量を計量する。なお、複数人の消費者が同一の塩分含有調味液用容器100を共用してそれぞれ塩分含有調味液の消費方法を実行しても良い。
また、残量計量工程は、消費工程で塩分含有調味液40を消費する消費者により行われても良いし、当該消費者による塩分含有調味液40の消費行動を管理する他人が行っても良い。
残量計量工程での計量に用いられる計量器具は、例えば、後述するように目盛りが形成されている塩分含有調味液用容器100であっても良いし、その他の計量器具(計量スプーン等)であっても良い。例えば、計量スプーンを用いて消費目安残量を計量する場合は、消費工程前に、予め、消費目安量の塩分含有調味液40を計量スプーンで計量して別容器に移し、当該別容器から更に計量スプーンで塩分含有調味液40を計量しながら消費する。一例として、所定期間あたりの消費目安量が10mlである場合に、別容器に貯留されている10mlの塩分含有調味液40から3mlの塩分含有調味液40を計量スプーンで計量して消費したときには、10−3=7mlのように、消費目安量と、消費量の積算値と、の差分として消費目安残量を計量することができる。
ここで、上記所定期間は、例えば、1日間である。
この場合に、消費工程及び残量計量工程を複数日に亘り連日行うことが好ましい。すなわち、同一の消費者が消費工程を連日行うことが好ましい。
塩分含有調味液40は、保健機能食品であることが好ましく、特定保健用食品又は機能性表示食品であることが更に好ましく、特定保健用食品であることが更に好ましい。
この場合の消費目安量は、摂取目安量であっても良い。この場合、消費者が消費目安量(摂取目安量)の塩分含有調味液40の全量を摂取することが好ましい。
また、この場合の消費目安量は、摂取許容量よりも少ない量であっても良い。
本実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法は、例えば、図1〜図3に示される塩分含有調味液用容器100を用いることにより、容易に行うことができる。
図1〜図3に示すように、塩分含有調味液用容器100は、塩分含有調味液40を貯留する第1貯留部10と、第1貯留部10から排出された塩分含有調味液40を貯留する第2貯留部20と、を備えている。
更に、塩分含有調味液用容器100は、第1貯留部10の内部の第1貯留領域10aから第2貯留部20の内部の第2貯留領域20aへ塩分含有調味液40を排出するための排出管30を備えている。
第1貯留部10、第2貯留部20及び排出管30の材料は特に限定されないが、それぞれ合成樹脂により構成されていることが好ましい。
本実施形態の場合、第1貯留部10は、圧搾操作により弾性変形する材料により構成されている。
また、第2貯留部20は、可視光透過性の材料により構成されていることが好ましい。ただし、第2貯留部20は、遮光性の材料により構成されていても良い。
第1貯留部10は、有底の中空形状に形成されている。例えば、第1貯留部10は、円錐台形状に形成されている。
すなわち、第1貯留部10は、例えば、円錐台の側周面に相当する形状の胴体部11と、円錐台の底面に相当する形状の底部13と、円錐台形状の上面に相当する形状の肩部12と、を備えている。
第1貯留部10は、底部13がテーブル(不図示)の上面などの載置面に接地する状態で、自立可能となっている。
肩部12の中央部には、排出管30を挿通させる挿通孔が形成されている。
排出管30は、肩部12の挿通孔に挿通されて、肩部12を上下に貫通している。
排出管30において、肩部12よりも上側の部分は第1部分31であり、肩部12よりも下側の部分は第2部分32である。第2部分32の下端部、すなわち排出管30の下端部は、第1貯留部10の底部13の近傍に位置している。
第2貯留部20は、例えば、外筒部21と、外筒部21の下端に連接されていて内周側に延びている下側底部22と、下側底部22の内周端に連接されていて上方に延びている傾斜部23と、傾斜部23の上端に連接されていて内周側に延びている上側底部24と、上側底部24の内周端に連接されて上方に延びている管状部25と、を備えている。
第2貯留部20は、管状部25、上側底部24及び傾斜部23により構成される内筒部と、外筒部21と、により構成される2重筒の下側が下側底部22により閉塞された構造をなしており、内部には、塩分含有調味液40を貯留する第2貯留領域20aが形成されている。
傾斜部23は、上方に向けて縮径するテーパー形状に形成されており、上側底部24は、例えば、水平に形成されている。なお、下側底部22は、図示するように上方に向けて拡径する形状に形成されていても良いし、水平に形成されていても良い。
第2貯留部20は、第1貯留部10に対して着脱可能に構成されている。
管状部25の内径は、第1部分31の外径と同じであるか又は第1部分31の外径よりも若干大きく設定されている。
第2貯留部20は、上側底部24の下面と傾斜部23の内周面とによって構成された係合凹部26を有しており、この係合凹部26には、第1貯留部10の胴体部11の上端部と肩部12とによって構成された係合突起部14が嵌入可能となっている。
図1に示すように、第2貯留部20が第1貯留部10に装着された状態では、管状部25に第1部分31が差し込まれた状態となるとともに、係合凹部26に係合突起部14が嵌入した状態となるようになっている。
第2貯留部20が第1貯留部10に装着された状態では、外筒部21の上端よりも第1部分31の上端及び管状部25の上端が低くなり、排出管30の上端の開口が外筒部21の内部空間に位置するようになっている。
また、図3に示すように、第2貯留部20を第1貯留部10に対して相対的に上方に持ち上げる(上方に移動させる)ことにより、第2貯留部20を第1貯留部10から分離させることができるようになっている。
図2に示すように、第2貯留部20が第1貯留部10に装着され、且つ、第1貯留部10が自立した状態で、第1貯留部10に対する操作によって、第1貯留部10から第2貯留部20へ消費目安量の塩分含有調味液40を排出可能である。この操作は、例えば、第1貯留部10を水平方向両側から押し縮める圧搾操作である。すなわち、第1貯留部10を圧搾することにより第1貯留領域10a内の圧力が上昇すると、第1貯留部10の第1貯留領域10a内の塩分含有調味液40が排出管30を通して押し上げられて排出管30の上端の開口から流出し、第2貯留部20の第2貯留領域20aに流入する。
そして、図3に示すように、第2貯留部20は、塩分含有調味液40を貯留している状態で、第1貯留部10から分離可能となっている。
なお、第1貯留部10から分離した第2貯留部20は、塩分含有調味液40を貯留している状態で、自立もできるようになっている。すなわち、第2貯留部20は、例えば、下側底部22と傾斜部23との境界部がテーブル(不図示)の上面などの載置面に接地する状態で、自立可能となっている。このため、第2貯留部20に消費目安量の塩分含有調味液40あるいは消費工程で消費した残りの塩分含有調味液40を貯留した状態で第2貯留部20を載置面上に載置して自立させることができる。
ここで、排出管30の上端面30a及び管状部25の上端面25aは、それぞれ円錐台の側周面の形状に形成されている。そして、図1及び図2に示すように第2貯留部20が第1貯留部10に装着された状態では、上端面30aと上端面25aとが互いに一連の円錐台形状の一部分ずつを構成するようになっている。したがって、排出管30の上端の開口から流出する塩分含有調味液40が上端面30a上又は上端面25a上に滞留することが抑制され、塩分含有調味液40が上端面30a及び上端面25aに沿ってスムーズに流下するようになっている。
図1に示すように、第2貯留部20は、第1貯留部10から第2貯留部20へ消費目安量の塩分含有調味液40を排出する際の目安となる第1目盛り51と、消費目安残量の塩分含有調味液40を計量する際の目安となる第2目盛り52a、52bと、が形成された計量器具である。第1目盛り51、第2目盛り52a及び第2目盛り52bは、この順で上から配置されている。なお、第1目盛り51は、傾斜している上端面25aの下端よりも下方に配置されている。
このように、本実施形態では、第2貯留部20には、1つの第1目盛り51と、第2目盛り52a及び第2目盛り52bの2つの第2目盛りと、の合計3つの目盛りが形成されている。
これら目盛りは、第2貯留部20の内面又は外面(例えば外筒部21の内面又は外面)の少なくとも一方に形成されている。なお、第2貯留部20が遮光性の材料により構成されている場合は、第2貯留部20の少なくとも内面に目盛りが形成されている。
第1目盛り51、第2目盛り52a及び第2目盛り52bは、例えば、直線状の印(刻設された印、又は、印刷形成された印など)である。
第1目盛り51、第2目盛り52a及び第2目盛り52bの各々は、第2貯留部20が第1貯留部10に装着され、且つ、第1貯留部10が水平な載置面上で自立した状態では、それぞれ水平に延在するようになっている。
また、第1目盛り51、第2目盛り52a及び第2目盛り52bの各々は、第1貯留部10から分離した第2貯留部20が水平な載置面上で自立した状態でも、それぞれ水平に延在するようになっている。
3つの目盛りのうち、最小の計量目安となる第2目盛り52bにより計量される量は、3つの目盛りのうち、互いに隣り合ういずれの組み合わせの目盛り間の差分量よりも多い。
ここで、塩分含有調味液40を第2目盛り52bまで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量を第1液量とする。
また、塩分含有調味液40を第1目盛り51まで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量と、塩分含有調味液40を第2目盛り52aまで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量との差分量を第2液量とする。
また、塩分含有調味液40を第2目盛り52aまで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量と、塩分含有調味液40を第2目盛り52bまで貯留した状態での塩分含有調味液40の液量との差分量を第3液量とする。
すると、第1液量は、第2液量よりも多く、且つ、第3液量よりも多い。
更に、3つの目盛りのうち、最小の計量目安となる第2目盛り52bにより計量される量は、当該第2目盛り52bと第1目盛り51との間の差分量よりも多いことが好ましい。
すなわち、上記第1液量は、上記第2液量と上記第3液量との合計量よりも多いことが好ましい。
本実施形態の場合、第1目盛り51は、1日間で消費する分の塩分含有調味液40を計量する際の目安となる。
また、第2目盛り52aは、例えば、朝食で消費する分の塩分含有調味液40を計量する際の目安となる。換言すれば、第2目盛り52aは、朝食での消費後の塩分含有調味液40の消費目安残量の計量の目安となる。
また、第2目盛り52bは、例えば、昼食で消費する分の塩分含有調味液40を計量する際の目安となる。換言すれば、第2目盛り52aは、朝食及び昼食での消費後の塩分含有調味液40の消費目安残量の計量の目安となる。
したがって、例えば、朝食前に第1目盛り51を目安として1日間で消費する分の塩分含有調味液40を計量し、朝食では上記第2液量の塩分含有調味液40を消費し、昼食では上記第3液量の塩分含有調味液40を消費し、夕食では上記第1液量の塩分含有調味液40を消費するといった塩分含有調味液40の消費方法を実行することができる。
ただし、一日2食とする場合などにおいては、例えば、一日の最初の食事で上記第2液量と上記第3液量との合計量の塩分含有調味液40を消費し、夕食で上記第1液量の塩分含有調味液40を消費するといった塩分含有調味液40の消費方法を実行することができる。
ただし、各目盛りのうち互いに隣り合う目盛り間の差分量は、互いに等しく、且つ、最小の計量目安となる目盛りにより計量される量とも等しくても良い。すなわち、朝食、昼食及び夕食のそれぞれにおいて塩分含有調味液40を等量ずつ消費することを容易になし得るように、各目盛の位置が設定されていても良い。
上述した塩分含有調味液用容器100は、予め第1貯留部10に塩分含有調味液40が充填された状態の容器詰め調味液の形態で市場に流通させることができる。
すなわち、本実施形態に係る容器詰め調味液は、塩分含有調味液用容器100と、第1貯留部10に充填された塩分含有調味液40と、を備える。
容器詰め調味液は、例えば、初期状態で1ヶ月分(30日分など)の消費目安量の塩分含有調味液40が第1貯留部10の第1貯留領域10aに貯留されている構成とすることができる。なお、図1から図3では、第2貯留部20が大きく描かれており、第1貯留部10と第2貯留部20との寸法比は必ずしも正確ではない。
次に、上述した塩分含有調味液用容器100を用いて行う塩分含有調味液の消費方法の一例を説明する。
先ず、第1貯留部10に対して第2貯留部20が装着された状態の塩分含有調味液用容器100を準備し、第1貯留部10がテーブル等の載置面上で自立する状態で、塩分含有調味液用容器100を当該載置面上に載置する(図1参照)。
次に、朝食前に、図2に示すように、第1貯留部10を載置面上で自立させた状態で第1貯留部10に対して圧搾操作を行うことよって、第1貯留部10から第2貯留部20へ消費目安量の(1日間で消費する分の)塩分含有調味液40を排出する。このとき、第2貯留部20内の塩分含有調味液40の液面が第1目盛り51と一致するように、塩分含有調味液40の排出量を調節する。
次に、図3に示すように、第2貯留部20を第1貯留部10から分離させる。
次に、朝食時には、図4に示すように第2貯留部20を傾けることにより、朝食として食べる食品の上や、朝食で使用する皿の上に、所望の量の塩分含有調味液40を注出することを1回又は複数回行い、注出された塩分含有調味液40を消費しながら朝食を食べる。
ここで、朝食で消費する塩分含有調味液40の総量は、例えば、上記第2液量となるようにする。すなわち、朝食を終えた段階で第2貯留部20に残留する塩分含有調味液40の液面が、第2目盛り52aと一致するように、塩分含有調味液40を消費する。
次に、昼食時には、第2貯留部20を傾けることにより、昼食として食べる食品の上や、昼食で使用する皿の上に、所望の量の塩分含有調味液40を注出することを1回又は複数回行い、注出された塩分含有調味液40を消費しながら昼食を食べる。
ここで、昼食で消費する塩分含有調味液40の総量は、例えば、上記第3液量となるようにする。すなわち、昼食を終えた段階で第2貯留部20に残留する塩分含有調味液40の液面が、第2目盛り52bと一致するように、塩分含有調味液40を消費する。
次に、夕食時には、第2貯留部20を傾けることにより、夕食として食べる食品の上や、夕食で使用する皿の上に、所望の量の塩分含有調味液40を注出することを1回又は複数回行い、注出された塩分含有調味液40を消費しながら夕食を食べる。
ここで、夕食で消費する塩分含有調味液40の総量は、例えば、上記第1液量となるようにする。すなわち、夕食を終えた段階で第2貯留部20内の塩分含有調味液40が空となるように、塩分含有調味液40を消費する。
こうして、1日の食事のなかで、同一の消費者が、1日あたりの消費目安量の塩分含有調味液40を消費しきることができる。
また、朝食後及び昼食後には、第2貯留部20の第2目盛り52a又は52bを用いることにより、消費目安残量を計量(或いは確認)することができる。
このように、本実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法は、消費工程の前(例えば朝食前)に、第1貯留部10に貯留されている塩分含有調味液40のうち消費目安量の塩分含有調味液40を、第1目盛り51を目安として第2貯留部20に排出し貯留する予備工程を含んでいる。
消費工程(例えば、朝食時、昼食時、及び夕食時においてそれぞれ塩分含有調味液40を消費すること)を、所定期間中に(1日の中で)複数回繰り返し行うことにより、予備工程にて第2貯留部20に貯留された消費目安量の塩分含有調味液40を消費する。
そして、各回の消費工程での塩分含有調味液40の消費後に、第2目盛り52a、52bを目安として残量計量工程を行う。
なお、夕食後には、第2貯留部20内の塩分含有調味液40が無いことを確認することにより、消費目安残量が零であることを計量(確認)することができる。
以上のような第1の実施形態によれば、塩分含有調味液の消費方法は、塩分含有調味液40を消費する消費工程と、所定期間中に1回又は複数回行われた消費工程での消費量の積算値と足し合わせると所定期間あたりの消費目安量となる塩分含有調味液40の消費目安残量を計量する残量計量工程と、を含む。
よって、消費者は、消費目安量まであとどれだけの量の塩分含有調味液を消費できるのかを容易に認識することが可能となる。
なお、上記の第1の実施形態では、1人の消費者が塩分含有調味液用容器100に貯留されている塩分含有調味液40を消費することにより塩分含有調味液の消費方法を実行する例を説明したが、複数人が1つの塩分含有調味液用容器100を共用することによって並行して塩分含有調味液の消費方法を実行することも可能である。
この場合、塩分含有調味液用容器100は、例えば、それぞれ第1貯留部10に対して交替で装着可能な複数の第2貯留部20を備えている。
各第2貯留部20は、塩分含有調味液用容器100を共用する複数の消費者に1つずつ割り当てられ、各消費者は、各々に割り当てられた第2貯留部20を用いて計量された塩分含有調味液40を消費する。
よって、例えば、一家族の構成員が、1つの塩分含有調味液用容器100を共用して、それぞれ塩分含有調味液40を消費することなどが可能となる。
また、上記の実施形態では、第2貯留部20を第1貯留部10から分離させた状態で、第2貯留部20からの塩分含有調味液40の注出を行う例を説明したが、第2貯留部20を第1貯留部10に装着した状態で、第2貯留部20を第1貯留部10ごと傾けることによっても、第2貯留部20からの塩分含有調味液40の注出が可能である。
〔第2の実施形態〕
次に、図5から図7を用いて第2の実施形態を説明する。
本実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法は、図5から図7に示される塩分含有調味液用容器100を用いて行う点で、上記の第1の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法と相違しており、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法と同様である。
以下、本実施形態に係る塩分含有調味液用容器100の構造を説明する。
本実施形態の場合、塩分含有調味液用容器100の第1貯留部10は、いわゆるデラミ(デラミネーション)ボトルと呼ばれるボトル容器(積層ボトル)である。
第1貯留部10は、積層体60と、積層体60の上端部に形成されている口頸部15に装着されているキャップ部70と、を備えている。
積層体60は、外層61と、外層61から剥離可能に外層61の内側に積層されて塩分含有調味液40を収容する内層62と、を備えている。
すなわち、第1貯留部10は、外層61と内層62とを備える積層ボトルにより構成されている。
積層体60は、外層61と内層62との二重筒構造となっている。ただし、積層体60は、3層以上の層構造に形成されていても良い。
積層体60は、第1貯留部10の胴体部11と、口頸部15と、口頸部15と胴体部11とを繋ぐ肩部12と、底部13と、を形成している。
積層体60は、底部13を水平な載置面上に載置することにより、当該載置面上において自立可能な形状に形成されている。
積層体60は、例えば、二重筒構造のパリソンをブロー成形することにより構成されている。
外層61及び内層62の材料は特に限定されないが、それぞれ樹脂により構成されていることが好ましい。一例として、外層61はポリプロピレンとすることができ、内層62はナイロンとすることができる。
外層61は、内層62よりも高剛性に形成されており、内層62よりも保形性に優れている。
例えば、内層62は、口頸部15の上端部に環状に形成された接合部において、口頸部15の全周に亘り外層61に対して気密に接合(例えば接着層を介して接着、又は、熱融着)されている。
更に、内層62と外層61とは、図5の紙面の手前側及び奥側において、上下に延在する接合部(不図示)において、相互に接合(例えば接着層を介して接着、又は、熱融着)されている。
外層61において口頸部15を構成する部分の外面には、ねじ山が形成されており、口頸部15が雄ねじ形状となっている。
更に、積層体60は、底部13に形成されたピンチオフ部64を有している。
ピンチオフ部64は、パリソンの端部において外層61、内層62、内層62及び外層61の4層が互いに重なるように図示しない金型の挟持部によってこれら4層を挟み込んだ状態でブロー成形を行うことにより形成された直線状のリブ状の部分であり、積層体60の外方(図5において下方)に向けて突出している。
ここで、内層62内の塩分含有調味液40の容量が減少すると、第1貯留部10の外部の空気が外層61と内層62との層間の空隙63に流入するが、本実施形態の場合、空気は第1貯留部10の上端部から流入するようになっている(後述)。
このため、ピンチオフ部64は気密に密閉されている。すなわち、ピンチオフ部64において、内層62どうしが相互に気密に接合されているとともに、図5のピンチオフ部64において左側に位置する外層61と内層62とが相互に気密に接合され、且つ、図5のピンチオフ部64において右側に位置する外層61と内層62とが相互に気密に接合されている。
キャップ部70は、筒状の本体部71と、本体部71の上端部に形成されていて本体部71よりも内径が小さい環状の小径部72と、本体部71の下端部外周に形成されている係合爪部73と、を備えている。
本体部71の内周面にはねじ山が形成されており、本体部71は雌ねじ形状となっている。
キャップ部70は、本体部71が口頸部15と螺合することによって、口頸部15に装着されている。
第1貯留部10は、更に、弁体保持部材81と、弁体保持部材81に設けられた吐出弁82及び吸入弁83と、吐出弁82及び吸入弁83を弁体保持部材81との協働で保持しているとともに吐出口を形成している吐出口部材84と、を備えている。
図5〜図7には、吐出弁82と吸入弁83とが共通の部材の一部分ずつにより構成されている例を示しているが、吐出弁82と吸入弁83とは互いに別部材により構成されていても良い。
弁体保持部材81には、内層62の内部の塩分含有調味液40を吐出するための開口が形成されている。
吐出弁82、吸入弁83及び弁体保持部材81は、キャップ部70の小径部72と積層体60の上端部(例えば内層62の上端)との間に挟持されている。
吸入弁83は、通常時においては、小径部72の全周に対して気密に密着している。ここで、吐出口部材84の外周面と小径部72の内周面との間には、外層61と本体部71との間隙に外気を流入させるための空気流入孔85が形成されているが、この空気流入孔85は、通常時においては、吸入弁83によって気密に密閉されている。
吐出弁82及び吸入弁83は、弁体保持部材81の開口の周囲の全周に亘り、弁体保持部材81に対して気密に密着している。
弁体保持部材81は、内層62の上端面の全周に対して気密に密着している。
また、通常時においては、弁体保持部材81の開口は吐出弁82により気密に密閉されている。
これにより、通常時においては、内層62の内部空間は気密に密閉されることとなる。
また、吐出口部材84は、吐出弁82及び吸入弁83に固定されているか、又は、弁体保持部材81に固定されており、吐出口部材84内の吐出口は弁体保持部材81の開口の上方に位置している。
吐出口部材84の上端部は、外周囲に向けて拡がったひさし部87となっている。ひさし部87は、空気流入孔85の上方を覆っており、好ましくは、空気流入孔85よりも口頸部15の径方向における外方まで拡がっている。ただし、ひさし部87は、小径部72よりも上方に位置しており、ひさし部87と小径部72との間隙は、外気を空気流入孔85に導入させるための経路を構成している。
ひさし部87の上面は、外周囲に向けて下り傾斜している。このため、吐出口部材84の吐出口から吐出された塩分含有調味液40は、ひさし部87上で外周囲に向けて誘導された後、ひさし部87の外周端から流下する。よって、塩分含有調味液40が空気流入孔85に浸入することを抑制できる。
外層61において口頸部15を構成する部分には、外層61と本体部71との間隙から、外層61と内層62との空隙63へと空気を流入させるための空気流入孔86が形成されている。なお、空気流入孔86は、口頸部15における外層61と内層62との接合部(上記のように環状に形成された接合部)よりも下方に位置している。
内層62の内部領域、すなわち第1貯留領域10aの実質的に全域には、塩分含有調味液40が充填されている。
第1貯留部10が圧搾されることによって、外層61及び内層62が第1貯留部10の内側に向けて弾性変形し、内層62の内圧が高まった場合には、図5に示すように、内層62内の塩分含有調味液40により吐出弁82が上方に押されて弾性変形することによって弁体保持部材81の開口が開き、当該開口及び吐出口部材84の吐出口を介して、内層62内の塩分含有調味液40が外部に吐出される。
その後、第1貯留部10を圧搾する力が解除されると、吐出弁82が弾性復帰して、吐出弁82によって弁体保持部材81の開口が気密に密閉される。
また、第1貯留部10を圧搾する力が解除されると、外層61が元の形状に弾性復帰しようとするため、外層61と内層62との間の空隙63が陰圧となる。
すると、吸入弁83が下方に弾性変形することにより小径部72から離間することで、空気流入孔85が開き、外気が、空気流入孔85、本体部71と外層61との間隙、及び空気流入孔86をこの順に通して、外層61と内層62との空隙63に流入する。
外層61は、このように空隙63に外気が流入するのに伴い、徐々に元の形状に弾性復帰する。
なお、内層62内には外気が実質的に流入しない。このため、内層62の内部領域の体積は、第1貯留領域10aから塩分含有調味液40が排出されるのに伴い徐々に縮小していくこととなる。その一方で、外層61と内層62との層間の空隙63は、第1貯留領域10aから塩分含有調味液40が排出されるのに伴い拡大する。
本実施形態の場合、第2貯留部20は、第2貯留領域20aを形成する本体部120と、ヒンジ部140を介して本体部120に連結されていて本体部120の上端開口を閉じることが可能な蓋部130と、を備えている。
本体部120は、可視光透過性の材料により構成されていることが好ましい。ただし、本体部120は、遮光性の材料により構成されていても良い。
本体部120は、例えば、筒状に形成されている筒状部121と、筒状部121の下端に連接されていて内周側に延びている底部122と、底部122の内周端から下方に垂下している環状の係合突起部123と、を備えている。
係合突起部123は、キャップ部70の係合爪部73に対して係合しているとともに液密に接合されている。これにより、本体部120ひいては第2貯留部20の全体が、キャップ部70を介して第1貯留部10に固定されている。
筒状部121の内径は、本体部71の外径よりも大きく、第2貯留領域20aは、底部122の上側、且つ、本体部71の外周面と筒状部121の内周面との間に形成されている。
筒状部121の内面又は外面には、第1の実施形態と同様の第1目盛り51、第2目盛り52a及び第2目盛り52bが形成されている。なお、本体部120が遮光性の材料により構成されている場合は、筒状部121の少なくとも内面に目盛りが形成されている。第1実施形態と同様に、第1目盛り51、第2目盛り52a及び第2目盛り52bは、上からこの順で配置されており、且つ、第1目盛り51は、空気流入孔85よりも下方に配置されている。
また、筒状部121の上端部の周方向における1箇所(例えばヒンジ部140とは反対側の部分)には、第2貯留部20に貯留された塩分含有調味液40を注出するための注出口部124が形成されている。ここで、注出口部124は、蓋部130によって本体部120の上端開口が閉じられた状態でも完全には閉塞されず、注出口部124を介して第2貯留部20の内外で空気が流通可能となっていることが好ましい。このようにすることにより、蓋部130で本体部120の上端開口を閉じた状態で第1貯留部10から第2貯留部20へ塩分含有調味液40を排出する際に、第2貯留部20内の空気が注出口部124を介して第2貯留部20の外部に排気できる。また、第1貯留部10から第2貯留部20への塩分含有調味液40の排出後に、空隙63に外気が流入する際に、注出口部124を介して第2貯留部20の外部の空気を第2貯留部20内に取り込むことができる。
また、筒状部121において注出口部124の下側に隣接する部分は、それ以外の部分よりも外側方に突出した突出部125となっている。これにより、第2貯留部20内の塩分含有調味液40を、注出口部124を介してより注出しやすく、且つ、注出口部124からの液だれを抑制できるようになっている。
蓋部130は、本体部120の上端開口を覆う盤状の盤状部131と、盤状部131の一方の面に形成された環状の突起である係合突起部132と、を備えている。
図5に示すように蓋部130によって本体部120の上端開口を閉じた状態では、係合突起部132が筒状部121の上端部に嵌入するようになっている。
なお、蓋部130、本体部120及びヒンジ部140は、樹脂材料により一体形成されていることが好ましい。
本実施形態に係る塩分含有調味液用容器100によれば、第2貯留部20に形成された第1目盛り51、第2目盛り52a及び第2目盛り52bを第1の実施形態と同様に利用することによって、第1の実施形態と同様に塩分含有調味液の消費方法を実行することができる。
なお、本実施形態の場合は、第2貯留部20が第1貯留部10に対して固定されているため、第2貯留部20からの塩分含有調味液40の注出は、図7に示すように塩分含有調味液用容器100の全体を傾けることによって行うことができる。
第2の実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、塩分含有調味液用容器100の第1貯留部10はデラミネーションボトルであり、第1貯留領域10a内の塩分含有調味液40と外気との接触を抑制できるため、塩分含有調味液40の鮮度を良好に維持することができる。
なお、第2の実施形態において、第2貯留部20の第2貯留領域20aから塩分含有調味液40を吐出する部分の構造、並びに、外層61と内層62との層間の空隙63に外気を導入する部分の構造は、上記の例に限らず、その他の一般的なデラミネーションボトルのいずれの構造も適用できる。
例えば、空隙63への外気の導入は、ピンチオフ部64における外層61と内層62との間隙を介してなされるようになっていても良い。
〔第3の実施形態〕
次に、図8から図11を用いて第3の実施形態を説明する。
本実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法及び塩分含有調味液用容器100は、それぞれ以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法及び塩分含有調味液用容器100と相違しており、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る塩分含有調味液の消費方法及び塩分含有調味液用容器100と同様である。
本実施形態の場合、塩分含有調味液用容器100は、1回の排出操作毎に一定量ずつ塩分含有調味液40を排出するように構成されている。
本実施形態の場合、塩分含有調味液用容器100は、第1貯留部10及び第2貯留部20の2つの貯留部を有してはおらず、本体部150の内部に1つの貯留領域101を有している。
この塩分含有調味液用容器100は、塩分含有調味液40を貯留する貯留領域101を内部に有する本体部150と、本体部150に対して着脱可能に装着されたキャップ部160と、を備えている。
本体部150は、筒形状の胴体部151と、胴体部151の下端部を閉塞している底部152と、胴体部151の上方に突出している筒状のキャップ装着部153と、を備えている。
キャップ部160は、キャップ装着部153に対して着脱可能なキャップ本体170と、それぞれキャップ本体170に設けられている排出操作部材180、排出管190、検出装置210、リセットボタン220及びバネ230(図9)と、を備えている。
キャップ本体170は、筒形状の筒状部171と、筒状部171の上端に連接されている天面部172と、を備えている。
筒状部171の下端部の内周面にはねじ山が形成されており、筒状部171は雌ねじ形状をなしている。一方、キャップ装着部153の外周面にもねじ山が形成されており、キャップ装着部153は雄ねじ形状をなしている。筒状部171とキャップ装着部153とが螺合することによって、キャップ本体170ひいてはキャップ部160の全体が、本体部150に対して着脱可能に装着されている。
天面部172は、筒状部171の上端開口における周縁部を塞いでいる。天面部172の中央には開口が形成されており、天面部172において当該開口に面する内周面には、内方に向けて突出する環状の固定突起173が形成されている。
排出操作部材180は、合成ゴム等の弾性変形可能な材料により構成されており、消費者による押圧操作を排出操作として受け付ける。排出操作部材180は、当該排出操作部材180の周縁部を構成する固定部181と、当該排出操作部材180における固定部181よりも内側の部分を構成する押圧操作部182と、押圧操作部182が押圧操作されることにより移動する押圧突起183と、を備えている。
排出操作部材180は、固定部181が固定突起173と嵌合することにより、天面部172に対して固定され、天面部172の開口を気密に閉塞している。
固定部181は、例えば、ドーナツ状の平板形状に形成されており、押圧操作部182は、上方に向けて凸の凸曲面状(ドーム状)に固定部181よりも隆起している。
押圧突起183は、押圧操作部182の下面から下方に垂下するように設けられた突起である。押圧突起183は、押圧操作部182の周縁部に配設されていることが好ましい。
排出管190は、筒状部171の内外を貫通して設けられることにより、貯留領域101と塩分含有調味液用容器100の外部空間とを相互に連通させている。
検出装置210は、排出操作部材180に対する排出操作の回数を検出するものであり、図9に示すように、キャップ本体170に対して固定されている取付ベース部211と、取付ベース部211に対して固定されている電子基板212と、電子基板212上にそれぞれ固定されている排出操作検出センサ213、表示器214及びリセット操作検出センサ215と、を備えている。
排出操作検出センサ213、表示器214及びリセット操作検出センサ215は、例えば、それぞれ取付ベース部211に形成された開口を介して上方に露出している。
排出操作検出センサ213は、押圧突起183と対向する位置に配置されている。排出操作検出センサ213が押圧操作されることにより、押圧突起183が排出操作検出センサ213を押圧し、この押圧を排出操作検出センサ213が検出し、排出操作検出信号を電子基板212に設けられた図示しない制御回路に出力するようになっている。
この制御回路は、排出操作検出センサ213から排出操作検出信号が入力された場合に、表示器214の表示動作を制御する表示制御信号を出力する。表示器214は、この表示制御信号に基づいて、排出操作回数表示部214aでの表示内容を変化させる。
表示器214は、天面部172と対向する位置に配置されている。キャップ本体170は、少なくとも天面部172において表示器214の排出操作回数表示部214aと対向する部分が、可視光透過性の材料により構成されている。例えば、キャップ本体170は、その全体が、可視光透過性の樹脂材料により一体形成されている。このため、図11に示すように、塩分含有調味液用容器100の外部から、天面部172を通して、排出操作回数表示部214aの表示内容を視認することができるようになっている。
表示器214は、例えば、液晶表示装置などにより構成され、排出操作回数表示部214aにおいて2桁の数字を表示可能となっている。表示器214は、その表示内容がリセットされた後で入力された表示制御信号の回数、すなわちリセット操作(後述)後に排出操作部材180に対して行われた排出操作の回数を数字で表示(カウントアップ表示)する。
リセット操作検出センサ215は、以下に説明するリセットボタン220と対向する位置に配置されている。
リセットボタン220は、例えば、消費者に押圧操作される天面部221と、天面部221の周縁部から垂下する筒形状の筒状部222と、筒状部222の下端部から外周囲に向けて外フランジ形状に突出形成された係止部223と、天面部221の中央から垂下する棒状の押圧突起部224と、を備えている。押圧突起部224は、筒状部222の下端及び係止部223の下端よりも下方に突出している。
キャップ本体170には、当該キャップ本体170を貫通するリセットボタン配設孔174が形成されている。例えば、リセットボタン配設孔174は、天面部172に形成され、天面部172を貫通している。
リセットボタン配設孔174は、上部と、中間部と、下部を構成する通過孔部177と、を含んで構成されている。リセットボタン配設孔174の上部の内径よりも中間部の内径が大きく設定されており、リセットボタン配設孔174の上部と中間部との境界には、下向きの段差面175が形成されている。
リセットボタン配設孔174の上部には、例えば、リセットボタン220の筒状部222及び天面部221が挿通されており、リセットボタン配設孔174の中間部には筒状部222の下端部及び係止部223が配設されている。なお、係止部223の外径は、リセットボタン配設孔174の上部の内径よりも大きい。
リセットボタン配設孔174の中間部の下端位置は、天面部172の孔底部176により画定されており、通過孔部177は、孔底部176を上下に貫通している。
通過孔部177の内径は、押圧突起部224の外径よりも大きい。押圧突起部224は通過孔部177に挿通されている。押圧突起部224は、通常時には、リセット操作検出センサ215よりも上方に位置している。
バネ230は、例えば、圧縮型のコイルスプリングであり、孔底部176の上面と天面部221の下面との間において圧縮状態で挟持されている。このため、通常時には、リセットボタン220は、バネ230によって上方に付勢されており、係止部223が段差面175に対して押しつけられた状態で静止している。一方、リセットボタン220が押圧操作されたときには、リセットボタン220は、バネ230の付勢に抗して下方に移動する。リセットボタン220が下方に移動することにより、押圧突起部224が下方に移動してリセット操作検出センサ215を押圧する。リセット操作検出センサ215は、この押圧を検出すると上記制御回路にリセット検出信号を出力するようになっている。制御回路は、リセット検出信号が入力されると表示器214に対してリセット制御信号を出力するようになっている。表示器214は、リセット制御信号が入力されると、それまで表示していた排出操作の回数を初期化して「0」にする。
なお、検出装置210は、リセットボタン配設孔174と貯留領域101との間での空気の流通を遮断できるように、筒状部171の内周面及び天面部172の下面に対してそれぞれ気密に密着固定されている。
本実施形態の場合、塩分含有調味液用容器100からの塩分含有調味液40の排出操作は、図10に示すように排出管190の外側開口を下向きになるように塩分含有調味液用容器100を傾けた状態で、押圧操作部182を押圧操作(押し込み操作)することによって行うことができる。このような排出操作により、押圧操作部182が弾性変形する量に応じた実質的に一定量の塩分含有調味液40が貯留領域101から排出管190を通して塩分含有調味液用容器100の外部に排出(注出)される。
消費者は、例えば、塩分含有調味液用容器100の表面に記載されている情報、又は、塩分含有調味液用容器100の取扱説明書に記載されている情報などから、予め、1回の排出操作により塩分含有調味液用容器100から排出される塩分含有調味液40の量(以下、単位排出量)を知っているものとする。
このため、消費者は、排出操作回数表示部214aに表示される排出操作の回数と、単位排出量とに基づいて、初期化後に排出された塩分含有調味液40の総量、すなわち、初期化後における塩分含有調味液40の消費量を知ることができる。
更に、消費者は、塩分含有調味液用容器100の表面に記載されている情報、又は、塩分含有調味液用容器100の取扱説明書に記載されている情報などから、予め、1日あたりの消費目安量も知っているものとする。
このため、消費者は、消費目安量から、初期化後における塩分含有調味液40の消費量を差し引くことにより、消費目安残量を知ることができる。
ここで、排出操作回数表示部214aには、排出操作の回数がカウントダウン表示されるようになっていても良い。例えば、1日あたりの塩分含有調味液40の消費目安量が10mlであり、1回の排出操作あたりの排出量が1mlである場合には、初期化後に排出操作回数表示部214aに表示される数字は「10」すなわち塩分含有調味液40の排出量が消費目安量となるまでの排出操作の回数であり、その後、排出操作が1回行われる度に、表示される数字が1ずつ小さくなる。この場合、消費者は、例えば、図11に示すように排出操作回数表示部214aに「5」と表示されている場合には、消費目安残量が5mlであること、並びに、あと5回の排出操作によって消費目安残量が零になることを容易に認識することができる。
このように、本実施形態の場合、消費工程では、塩分含有調味液40を貯留しているとともに1回の排出操作毎に一定量ずつ塩分含有調味液40を排出する容器(塩分含有調味液用容器100)に対し、所望の回数の排出操作を行うことによって、所望の量の塩分含有調味液40を容器から排出して消費する。また、容器は、消費工程での排出操作の回数に関連する値のカウント機能を備えている。そして、残量計量工程では、カウント機能により導出される値に基づいて、消費目安残量を計量する。
本実施形態に係る塩分含有調味液用容器100のカウント機能は、検出装置210、リセットボタン220、バネ230及び排出操作部材180等により実現される。
なお、1日における塩分含有調味液40の消費の終了後、或いは、1日における塩分含有調味液40の開始前に、リセットボタン220を押圧操作することにより、排出操作回数表示部214aの表示が初期化される。
塩分含有調味液用容器100内の塩分含有調味液40が空になった場合は、塩分含有調味液40を詰め替えて、引き続き塩分含有調味液用容器100を使用することができる。すなわち、キャップ本体170を本体部150から取り外した状態で、新たに塩分含有調味液40を貯留領域101に充填し、再びキャップ本体170を本体部150に装着することにより、塩分含有調味液用容器100を引き続き使用可能である。
本実施形態によっても、消費者は、消費目安量まであとどれだけの量の塩分含有調味液を消費できるのかを容易に認識することが可能となる。
以上、図面を参照して各実施形態を説明したが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、第1の実施形態に係る塩分含有調味液用容器100においても、第2の実施形態と同様に、第2貯留部20が蓋部130を備えていても良い。それとは逆に、第2の実施形態に係る塩分含有調味液用容器100は、第2貯留部20が蓋部130を備えていない構成としても良い。
また、第3の実施形態では、塩分含有調味液用容器100が電気式のカウント機能を備えている例を説明したが、機械式のカウント機能を備えていても良い。例えば、塩分含有調味液用容器100は、押圧操作に連動して回転するダイアル部を備え、このダイアル部の周縁部には排出操作の回数を示す数字が並んで記載されており、これら数字のうちいずれか1つが塩分含有調味液用容器100の外部から視認可能となっている構成とすることができる。この場合、リセット操作によりダイアル部の回転位相が初期化される。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。各実施形態において説明された事項は適宜、他の実施形態に適用することが可能である。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
<1>塩分含有調味液を消費する消費工程と、所定期間中に1回又は複数回行われた前記消費工程での消費量の積算値と足し合わせると前記所定期間あたりの消費目安量となる前記塩分含有調味液の消費目安残量を、計量器具を用いて計量する残量計量工程と、を含む塩分含有調味液の消費方法。
<2>前記所定期間は、1日間である<1>に記載の塩分含有調味液の消費方法。
<3>前記消費工程及び前記残量計量工程を複数日に亘り連日行う<2>に記載の塩分含有調味液の消費方法。
<4>前記塩分含有調味液は、保健機能食品である<1>から<3>のいずれか一項に記載の塩分含有調味液の消費方法。
<5>前記塩分含有調味液を貯留する第1貯留部と、前記第1貯留部から排出された前記塩分含有調味液を貯留する第2貯留部と、を備える容器を用いて行う<1>から<4>のいずれか一項に記載の塩分含有調味液の消費方法であって、前記第2貯留部は、前記第1貯留部から前記第2貯留部へ前記消費目安量の前記塩分含有調味液を排出する際の目安となる第1目盛りと、前記消費目安残量の前記塩分含有調味液を計量する際の目安となる第2目盛りと、が形成された前記計量器具であり、当該方法は、前記消費工程の前に、前記第1貯留部に貯留されている前記塩分含有調味液のうち前記消費目安量の前記塩分含有調味液を、前記第1目盛りを目安として前記第2貯留部に排出し貯留する予備工程を更に含み、前記消費工程を、前記所定期間中に複数回繰り返し行うことにより、前記予備工程にて前記第2貯留部に貯留された前記消費目安量の前記塩分含有調味液を消費し、各回の前記消費工程での前記塩分含有調味液の消費後に、前記第2目盛りを目安として前記残量計量工程を行う塩分含有調味液の消費方法。
<6>前記消費工程では、前記塩分含有調味液を貯留しているとともに1回の排出操作毎に一定量ずつ前記塩分含有調味液を排出する容器に対し、所望の回数の前記排出操作を行うことによって、所望の量の前記塩分含有調味液を前記容器から排出して消費し、前記容器は、前記消費工程での前記排出操作の回数に関連する値のカウント機能を備え、前記残量計量工程では、前記カウント機能により導出される値に基づいて、前記消費目安残量を計量する<1>から<4>のいずれか一項に記載の塩分含有調味液の消費方法。
<7><5>に記載の塩分含有調味液の消費方法に用いられる前記容器であって、前記第2貯留部は、前記第1貯留部に対して着脱可能に構成されており、前記第2貯留部が前記第1貯留部に装着され、且つ、前記第1貯留部が自立した状態で、前記第1貯留部に対する操作によって、前記第1貯留部から前記第2貯留部へ前記消費目安量の前記塩分含有調味液を排出可能であり、前記第2貯留部は、前記塩分含有調味液を貯留している状態で、前記第1貯留部から分離可能である塩分含有調味液用容器。
<8><5>に記載の塩分含有調味液の消費方法に用いられる前記容器であって、前記第1貯留部は、外層と、前記外層から剥離可能に前記外層の内側に積層されて前記塩分含有調味液を収容する内層と、を備える積層ボトルにより構成されている塩分含有調味液用容器。
<9>前記第2貯留部には、1つの前記第1目盛りと、2つ又は1つの前記第2目盛りと、からなる複数の目盛りが形成されており、前記複数の目盛りのうち、最小の計量目安となる前記第2目盛りにより計量される量は、前記複数の目盛りのうち、互いに隣り合ういずれの組み合わせの目盛り間の差分量よりも多い<7>又は<8>に記載の塩分含有調味液用容器。
<10><7>から<9>のいずれか一項に記載の塩分含有調味液用容器と、前記第1貯留部に充填された前記塩分含有調味液と、を備える容器詰め調味液。
10 第1貯留部
10a 第1貯留領域
11 胴体部
12 肩部
13 底部
14 係合突起部
15 口頸部
20 第2貯留部
20a 第2貯留領域
21 外筒部
22 下側底部
23 傾斜部
24 上側底部
25 管状部
25a 上端面
26 係合凹部
30 排出管
30a 上端面
31 第1部分
32 第2部分
40 塩分含有調味液
51 第1目盛り
52a 第2目盛り
52b 第2目盛り
60 積層体
61 外層
62 内層
63 空隙
64 ピンチオフ部
70 キャップ部
71 本体部
72 小径部
73 係合爪部
81 弁体保持部材
82 吐出弁
83 吸入弁
84 吐出口部材
85 空気流入孔
86 空気流入孔
87 ひさし部
100 塩分含有調味液用容器(容器)
101 貯留領域
120 本体部
121 筒状部
122 底部
123 係合突起部
124 注出口部
125 突出部
130 蓋部
131 盤状部
132 係合突起部
140 ヒンジ部
150 本体部
151 胴体部
152 底部
153 キャップ装着部
160 キャップ部
170 キャップ本体
171 筒状部
172 天面部
173 固定突起
174 リセットボタン配設孔
175 段差面
176 孔底部
177 通過孔部
180 排出操作部材
181 固定部
182 押圧操作部
183 押圧突起
190 排出管
210 検出装置
211 取付ベース部
212 電子基板
213 排出操作検出センサ
214 表示器
214a 排出操作回数表示部
215 リセット操作検出センサ
220 リセットボタン
221 天面部
222 筒状部
223 係止部
224 押圧突起部
230 バネ

Claims (3)

  1. 塩分含有調味液を貯留する第1貯留部と、
    前記第1貯留部から排出された前記塩分含有調味液を貯留する第2貯留部と、
    を備え、
    前記第2貯留部は、前記第1貯留部から前記第2貯留部へ所定期間あたりの消費目安量の前記塩分含有調味液を排出する際の目安となる第1目盛りと、前記所定期間中の消費量の積算値と足し合わせると前記消費目安量となる消費目安残量の前記塩分含有調味液を計量する際の目安となる第2目盛りと、が形成された計量器具であり、
    前記第2貯留部は、前記第1貯留部に対して着脱可能に構成されており、
    前記第2貯留部が前記第1貯留部に装着され、且つ、前記第1貯留部が自立した状態で、前記第1貯留部に対する操作によって、前記第1貯留部から前記第2貯留部へ前記塩分含有調味液を排出可能であり、
    前記第2貯留部は、前記塩分含有調味液を貯留している状態で、前記第1貯留部から分離可能であり、
    前記第2貯留部には、1つの前記第1目盛りと、2つ又は1つの前記第2目盛りと、からなる複数の目盛りが形成されており、
    前記複数の目盛りのうち、最小の計量目安となる前記第2目盛りにより計量される量は、前記複数の目盛りのうち、互いに隣り合ういずれの組み合わせの目盛り間の差分量よりも多い塩分含有調味液用容器
  2. 前記第1貯留部は、外層と、前記外層から剥離可能に前記外層の内側に積層されて前記塩分含有調味液を収容する内層と、を備える積層ボトルにより構成されている請求項1に記載の塩分含有調味液用容器。
  3. 請求項1又は2に記載の塩分含有調味液用容器と、
    前記第1貯留部に充填された前記塩分含有調味液と、
    を備える容器詰め調味液。
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