JP6920903B2 - 風呂システム - Google Patents

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Description

本発明は、外部通信機器と通信可能な通信部を有する風呂システムに関する。
近年、浴室等の使用状況を監視する技術が提案されている。特許文献1に記載の生活見守りシステムでは、浴室の使用の有無及びその時間情報を含む生活状態を検出し、その情報をメールで送信することで、受信先で生活情報を確認することができる。
特許文献2に記載の風呂装置では、入浴者の活動情報を検出する見守り手段と、浴槽内の水位を検出する水位センサとを備え、水位センサの検出結果に基づいて、入槽を判定した場合には見守り手段が動作することを報知し、出槽を判定した場合には、見守り手段の動作を停止することを報知している。特許文献2では、入槽状態において入浴者が体動していない場合に、それを報知することで、異常状態を把握することができる。
特許文献3に記載の浴室異常検知装置では、赤外線センサを用いて入浴者の状態を監視し、入浴者が倒れる等の異常状態である場合に、それを報知している。
特開2002−251686号公報 特開2003−262390号公報 特開2016−170701号公報
認知症等の入浴者は、異常に高い湯温にしてしまうことがある。しかしながら、特許文献1では、浴室の使用の有無及びその時間を把握することで、いつもと違う時間に浴室が使用された場合には、異常状態であると検知することができるが、いつも同じ時間に浴室が使用された場合には、湯温が高温である異常状態であっても、異常状態であると検知することができない。
また、特許文献2及び3では、入槽状態において入浴者が体動していない異常状態、入浴者が倒れる異常状態を検知することができるが、湯温が高温である場合についての異常状態は検知することができない。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、浴槽内の湯温に応じて異常を検知することができる風呂システムを提供することを目的とする。
本発明の風呂システムは、外部通信機器と通信可能な通信部を有し、浴槽内に入浴者が設定した設定温度の湯を湯はりする風呂運転と、前記浴槽内の湯水を入浴者が設定した設定温度に沸き上げる風呂運転とのうちの少なくとも一方の風呂運転を実行可能な風呂システムであって、前記浴槽の湯温を検出する湯温検出手段と、入浴状態であるか否かを判定する入浴判定手段と、前記入浴判定手段により前記入浴状態であると判定された場合に前記湯温検出手段により検出された検出湯温である浴槽温度を取得し、前記浴槽温度が所定の範囲を逸脱しているか否かを判定する浴槽温度判定手段と、前記浴槽温度判定手段により前記浴槽温度が前記所定の範囲を逸脱していると判定された場合に、その旨を示す浴槽温度異常信号を前記通信部から前記外部通信機器に送信させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記入浴判定手段により前記入浴状態であると判定された場合に、その旨を示す入浴信号を前記通信部から前記外部通信機器に送信させることを特徴とする。
また、本発明の風呂システムは、外部通信機器と通信可能な通信部を有し、浴槽内に入浴者が設定した設定温度の湯を湯はりする風呂運転と、前記浴槽内の湯水を入浴者が設定した設定温度に沸き上げる風呂運転とのうちの少なくとも一方の風呂運転を実行可能な風呂システムであって、前記浴槽の湯温を検出する湯温検出手段と、入浴状態であるか否かを判定する入浴判定手段と、前記設定温度から、前記入浴判定手段により前記入浴状態であると判定されたときに前記湯温検出手段により検出された検出湯温を減算した減算値を算出する減算値算出手段と、前記減算値算出手段により算出された前記減算値の所定日数分の平均値を算出する平均減算値算出手段と、前記設定温度から、前記平均減算値算出手段により算出された平均減算値を減算して算出した値を、前記風呂運転の終了後における前記浴槽への入浴者の入槽の推定タイミングでの前記浴槽内の湯温度の予測値である浴槽温度として取得し、前記浴槽温度が所定の範囲を逸脱しているか否かを判定する浴槽温度判定手段と、前記浴槽温度判定手段により前記浴槽温度が前記所定の範囲を逸脱していると判定された場合に、その旨を示す浴槽温度異常信号を前記通信部から前記外部通信機器に送信させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、浴槽温度が所定の範囲を逸脱している場合に、その旨を示す浴槽温度異常信号を、風呂システムの通信部から外部通信機器に送信させるので、外部通信機器の所有者は、浴槽温度異常信号を外部通信機器で受信した場合には、浴槽温度が所定の範囲を逸脱していることを知ることができる。
また、前記通信部には、前記外部通信機器と通話可能な通話手段が設けられ、前記浴槽温度判定手段により前記浴槽温度が前記所定の範囲を逸脱していると判定された場合に、前記通話手段により前記外部通信機器と通話可能な状態になることが好ましい。
この構成によれば、浴槽温度が所定の範囲を逸脱している場合に、外部通信機器の所有者は、入浴者と通話することができる。これにより、外部通信機器の所有者は、入浴者と通話して、現在の状況を把握することができる。
この構成によれば、外部通信機器の所有者は、入浴者が入浴中であることを知ることができる。さらに、入浴状態であると判定された場合の検出湯温が所定の範囲を逸脱しているか否かを判定するので、実際に入浴したときの湯温が異常であるか否かを判定することができる。
この構成によれば、入浴者が入浴する際の湯温を予測し、この予測温度が所定の範囲を逸脱している場合に、その旨を示す浴槽温度異常信号を、風呂システムの通信部から外部通信機器に送信させるので、外部通信機の所有者は、浴槽温度異常信号を外部通信機器で受信した場合には、予測温度が所定の範囲を逸脱していることを知ることができる。
人によっては、実際に入浴する時間の例えば2時間前に風呂運転を実行させるのが通常動作の場合もある。この場合、設定温度での湯はり運転が開始されてから実際に入浴するまでに、例えば、2°C程度は湯温が下がる。上記構成によれば、予測湯温が所定の範囲を逸脱しているか否かを判定するので、設定温度が所定の範囲を逸脱していても、予測温度が所定の範囲を逸脱していない場合には、異常ではないと判定することができる。これにより、実際に入浴する際の湯温が異常でない場合に異常と判定する誤判定を抑制することができる。
本発明の一実施形態の風呂システムの全体構成を概略的に示す図。 浴室リモコンの構成を示すブロック図。 風呂システムの制御処理を示すフローチャート。 第2実施形態の風呂システムの制御処理を示すフローチャート 第3実施形態の風呂システムの制御処理を示すフローチャート
[第1実施形態]
図1に示すように、本発明の第1実施形態の風呂システム2は、浴室BRの浴槽BTの湯はり、追焚き等を行う風呂運転と、浴室BR及び台所等の給湯箇所への給湯を行う給湯運転とを実行可能な風呂給湯装置3を備える。
風呂給湯装置3は、熱源機11と、浴室BRに設置され、風呂給湯装置3の運転操作を入浴者が行うための浴室リモコン12(通信部)と、浴室BR以外の箇所、例えば台所に設置され、風呂給湯装置3の運転操作を入浴者が行うための台所リモコン13(通信部)とを備える。
浴室リモコン12又は台所リモコン13を操作することによって、風呂給湯装置3の各運転の実行指示、入浴者が希望する給湯温度あるいは浴槽BT内の湯温(風呂温度)の設定等を行うことが可能である。以下では、風呂温度の設定値を風呂設定温度と称する。
なお、風呂給湯装置3は、浴室リモコン12及び台所リモコン13以外の他の給湯・風呂運転用リモコンをさらに備えていてもよい。
熱源機11は、例えば、公知の構成の燃焼式の熱源機であり、図示を省略するバーナ(燃焼式加熱源)及び熱交換器等が搭載されている。なお、燃料は、燃料ガス、あるいは、灯油等の液体燃料のいずれであってもよい。
さらに、熱源機11には、該熱源機11内に水道水等の給湯用水を導入する給水管15と、熱源機11内で加熱した給湯用水(湯)を台所、浴室等の給湯箇所に供給する給湯管16とが接続されていると共に、浴槽BTとの間で温水を流通させる浴槽配管17,17が接続されている。
そして、熱源機11は、給湯運転時に、給水管15から供給される給湯用水をバーナの燃焼熱により熱交換器を介して加熱しつつ、加熱した給湯用水(湯)を、台所や浴室BR等の給湯箇所に給湯管16を介して供給するという運転動作、浴槽BTの湯はり運転時に、給水管15から供給される給湯用水をバーナの燃焼熱により熱交換器を介して加熱しつつ、加熱した給湯用水(湯)を、浴槽BTに浴槽配管17,17の一方もしくは両方を介して供給するという運転動作、浴槽BTの追焚き運転時に、浴槽BTとの間で浴槽配管17,17を介して温水を循環させつつ、該温水をバーナの燃焼熱により熱交換器を介して加熱するという運転動作等を実行可能である。
浴槽配管17には、浴槽BT内の水位を検出する水位センサ18と、浴槽BT内の湯温を検出する温度センサ19(湯温検出手段)とが設けられている。なお、水位センサ18及び温度センサ19を、熱源機11に設けるようにしてもよい。
熱源機11には、該熱源機11の作動制御を行う制御装置20が搭載されている。制御装置20は、CPU、RAM、ROM、インターフェース回路等を含む電子回路ユニットにより構成される。
制御装置20には、水位センサ18及び温度センサ19が接続されており、水位センサ18は、水位情報を制御装置20に送信し、温度センサ19は、温度情報を制御装置20に送信する。
熱源機11の制御装置20は、浴室リモコン12及び台所リモコン13と通信可能となるように有線接続されている。制御装置20は、実装されたハードウェア構成及びプログラム(ソフトウェア構成)により実現される機能によって、浴室リモコン12又は台所リモコン13から与えられる運転指示情報等に応じて、熱源機11の作動制御を行う。
制御装置20は、水位センサ18からの水位情報や、温度センサ19からの温度情報を浴室リモコン12に送信する。
浴室リモコン12は、台所リモコン13と通信可能となるように有線接続されている。浴室リモコン12は、各種情報を台所リモコン13又は制御装置20に送信可能である。
なお、熱源機11の制御装置20と浴室リモコン12及び台所リモコン13との間の通信、及び、浴室リモコン12と台所リモコン13との間の通信を、無線により行うようにしてもよい。
台所リモコン13は、公衆通信網により構成される外部ネットワークNW(インターネット)を介して、風呂システム2の状況を監視する監視者の通信機器22に接続されている。通信機器22は、例えばタブレット端末により構成され、表示部22aを備える。
図2に示すように、浴室リモコン12は、リモコン用制御基板31と、マイク32と、スピーカ33と、温度等の各種設定を行うための複数の操作ボタンから構成される操作部34とを備える。
リモコン用制御基板31は、浴室リモコン12を制御するマイコン35(制御手段)と、マイク32及びスピーカ33に接続されるインターホン回路36とを備える。本実施形態では、通話手段は、マイク32、スピーカ33、マイコン35、及びインターホン回路36から構成されている。
入浴者(ユーザ)が操作部34を操作して所定情報(風呂設定温度等)を入力すると、その操作情報はマイコン35に送信される。マイコン35は、操作情報を浴室リモコン12から熱源機11の制御装置20及び台所リモコン13に送信する。制御装置20は、浴室リモコン12から受信した操作情報に基づいて熱源機11を駆動する。
マイコン35は、操作部34からの操作情報に基づいて、インターホン回路36に制御信号を送信する。インターホン回路36は、受信した制御信号に基づいて、スピーカ33に音声信号を送信し、スピーカ33から音声(例えば、風呂設定温度)を出力させる。これにより、入浴者は、風呂設定温度を確認することができる。また、風呂設定温度は、浴室リモコン12に設けられた表示部(図示せず)に表示される。さらに、台所リモコン13は、浴室リモコン12から受信した操作情報に基づいて、風呂設定温度を表示部(図示せず)に表示し、風呂設定温度示す音声をスピーカ(図示せず)から出力する。
浴室リモコン12と台所リモコン13とは通話可能であり、マイク32に入った音声は、音声信号に変換されて、インターホン回路36、マイコン35を介して台所リモコン13に送信され、台所リモコン13のスピーカ(図示せず)から出力される。台所リモコン13のマイク(図示せず)に入った音声も音声信号に変換されて、浴室リモコン12に送信され、マイコン35、インターホン回路36を介して、スピーカ33から出力される。
台所リモコン13は、外部ネットワークNWを介して通信機器22と通信可能に接続されており、浴室リモコン12は、台所リモコン13及び外部ネットワークNWを介して、通信機器22と通話可能である。
マイコン35は、制御装置20からの水位情報及び温度情報と、風呂設定温度を監視しており、水位情報、温度情報及び風呂設定温度に基づいて、浴室リモコン12の駆動を制御する。
次に、図3のフローチャートを参照して、浴槽BTの湯はりを行う場合の作動を説明する。
入浴者が浴室リモコン12を操作して、風呂設定温度での湯はり運転の実行を指示すると、熱源機11の制御装置20に運転指示情報が送信され、制御装置20は、運転指示情報に応じて、熱源機11の作動制御を行い、風呂設定温度での湯はり運転を実行させる(STEP1)。
浴室リモコン12のマイコン35は、風呂設定温度が所定温度(例えば、45°C)を超えているか否かを判定する(STEP2)。本実施形態では、浴槽温度判定手段は、マイコン35から構成されている。
風呂設定温度が45°Cを超えている場合(STEP2で「YES」)、マイコン35は、風呂設定温度が異常であることを示す異常信号を浴室リモコン12から台所リモコン13に送信させ、台所リモコン13は、異常信号を受信したことに応じて、外部ネットワークNWを介して監視者の通信機器22に異常信号を送信する(STEP3)。
一方、風呂設定温度が45°Cを超えていない場合(STEP2で「NO」)、後述するSTEP4を行う。
通信機器22では、受信した異常信号に応じて、風呂設定温度が異常であることを示すコメント(例えば、「風呂設定温度が異常です」)を表示部22aに表示する。これにより、監視者は、入浴者が設定した風呂設定温度が異常であることを知ることができる。
そして、監視者は、外部ネットワークNW及び台所リモコン13を介して、浴室リモコン12と通話可能状態にするための通話要求を行う。
監視者が、通信機器22を操作して通話要求を行うと、外部ネットワークNW及び台所リモコン13を介して通信機器22から浴室リモコン12に通話要求信号を送信する。
浴室リモコン12は、通話要求信号を受信する(STEP4で「YES」)と、台所リモコン13及び外部ネットワークNWを介して、通信機器22と通話可能状態になる(STEP5)。
これにより、監視者と、浴室BRにいる入浴者とが通話可能となる。ここで、例えば、監視者は、風呂設定温度が高温(45°Cを超える)であることを入浴者に伝える。これに対し、入浴者から、間違って高温に設定してしまったと回答があった場合には、入浴者に、風呂設定温度を45°C以下(例えば、42°C)に設定し直すように伝える。
そして、監視者は、浴室リモコン12と通話不能状態にすることを決定し、外部ネットワークNWを介して通信機器22から浴室リモコン12に通話停止信号を送信する。
浴室リモコン12は、通話停止信号を受信する(STEP6で「YES」)と、通信機器22と通話不能状態になる(STEP7)。
また、監視者は、通話可能状態で、入浴者から、意図的に風呂設定温度を高温にしているという回答があった場合には、その意図が納得できるものであった場合、その旨を入浴者に伝える。そして、監視者は、浴室リモコン12と通話不能状態にすることを決定し、外部ネットワークNWを介して通信機器22から浴室リモコン12に通話停止信号を送信する。
一方、監視者は、入浴者からの回答が納得できない場合には、浴室リモコン12との通話可能状態を維持し(STEP6で「NO」)、再び入浴者と会話する。
また、通信機器22に異常信号が送信されていない状態(STEP2で「NO」)では、監視者は、通話要求を行わない(STEP4で「NO」)ため、STEP8が行われる。
制御装置20は、湯はりが完了したか否かを判定する(STEP8)。湯はりが完了した場合(STEP8で「YES」)、制御装置20は、湯はり完了信号を浴室リモコン12に送信し、浴室リモコン12のマイコン35は、湯はり完了信号の受信に応じて、スピーカ33から湯はりが完了した旨を示す音声(例えば、「湯はりが完了しました」)を出力させ、浴室リモコン12の表示部に湯はりが完了した旨を示すコメント(例えば、「湯はりが完了しました」)を表示させる(STEP9)。
一方、湯はりが完了していない場合(STEP8で「NO」)、再びSTEP2を行う。
このように、風呂設定温度が異常である場合でも、監視者は、浴室BRにいる入浴者と会話することができるので、風呂設定温度が高温であることを入浴者に伝え、風呂設定温度を下げさせることができる。これにより、意図せずに風呂設定温度が45°Cを超える高温になるのを防止することができる。
例えば、認知症の入浴者は、意図せずに風呂設定温度を45°Cを越える高温にしてしまうことがある。本実施形態では、認知症の入浴者が意図せずに風呂設定温度を45°Cを越える高温にしてしまった場合でも、監視者と入浴者とが会話することができるので、風呂設定温度を適正な温度に再設定させることができる。これにより、安全性を確保することができる。
[第2実施形態]
図4に示す第2実施形態では、入浴者が入浴しているか否かを判定して、その判定結果に基づいて制御を行う。
図4に示すように、監視者は、通信機器22を操作して、外部ネットワークNWを介して台所リモコン13に、入浴監視開始信号を送信する。台所リモコン13は、受信した入浴監視開始信号を浴室リモコン12に送信する。浴室リモコン12のマイコン35は、入浴監視開始信号を受信したこと(STEP11)に応じて、入浴者が入浴状態であるか否かを判定する(STEP12)。STEP12では、マイコン35は、水位センサ18からの水位情報が所定量以上増加した場合に、入浴者が入浴状態であると判定する。本実施形態では、入浴判定手段は、マイコン35から構成されている。なお、赤外線センサ等を用いて、入浴判定を行うようにしてもよい。
マイコン35は、入浴者が入浴状態であると判定した場合(STEP12で「YES」)、外部ネットワークNWを介して監視者の通信機器22に、入浴者が入浴していることを示す入浴信号を送信する(STEP13)。
通信機器22では、受信した入浴信号に応じて、入浴者が入浴していることを示すコメント(例えば、「入浴者は入浴中です」)を表示部22aに表示する。これにより、監視者は、入浴者が入浴していることを知ることができる。
一方、入浴者が入浴状態ではないと判定した場合(STEP12で「NO」)、後述するSTEP20を行う。
マイコン35は、温度センサ19からの温度情報(検出湯温)が、例えば15°Cを超えて46°C未満であるか否かを判定する(STEP14)
マイコン35は、検出湯温が15°Cを超えて46°C未満ではないと判定した場合(STEP14で「NO」)、外部ネットワークNWを介して監視者の通信機器22に異常信号を送信する(STEP15)。
通信機器22では、受信した異常信号に応じて、検出湯温が異常であることを示すコメント(例えば、「検出湯温が異常です」)を表示部22aに表示する。これにより、監視者は、検出湯温が異常であることを知ることができる。
一方、マイコン35は、検出湯温が15°Cを超えて46°C未満であると判定した場合(STEP14で「YES」)、後述するSTEP16を行う。
以下のSTEP16〜STEP19は、第1実施形態のSTEP4〜STEP7と同じであるため、説明を簡略化する。
監視者と、浴室BRにいる入浴者とが通話可能となると、例えば、監視者は、検出湯温が異常(15°C以下、又は46°C以上)であることを入浴者に伝える。これに対し、入浴者から、間違って設定してしまったと回答があった場合には、入浴者に、検出湯温が15°Cを超えて46°C未満となるように再設定するように伝える。
そして、監視者は、浴室リモコン12と通話不能状態にすることを決定し、外部ネットワークNWを介して通信機器22から浴室リモコン12に通話停止信号を送信する。
浴室リモコン12は、通話停止信号を受信する(STEP18で「YES」)と、通信機器22と通話不能状態になる(STEP19)。
また、監視者は、通話可能状態で、入浴者から、意図的に検出湯温が高温になるように設定しているという回答があった場合には、その意図が納得できるものであった場合、その旨を入浴者に伝える。そして、監視者は、浴室リモコン12と通話不能状態にすることを決定し、外部ネットワークNWを介して通信機器22から浴室リモコン12に通話停止信号を送信する。
一方、監視者は、入浴者からの回答が納得できない場合には、浴室リモコン12との通話可能状態を維持し(STEP18で「NO」)、再び入浴者と会話する。
また、通信機器22に異常信号が送信されていない状態(STEP14で「YES」)では、監視者は、通話要求を行わない(STEP16で「NO」)ため、STEP20が行われる。
マイコン35は、入浴者が浴槽BTから出たか否かを判定する(STEP20)。STEP20では、マイコン35は、水位センサ18からの水位情報が所定量以上減少した場合に、入浴者が浴槽BTから出たと判定する。
制御装置20は、入浴者が浴槽BTから出たと判定した場合(STEP20で「YES」)、外部ネットワークNWを介して監視者の通信機器22に、入浴者が浴槽BTから出たことを示す出槽信号を送信する(STEP21)。
通信機器22では、受信した出槽信号に応じて、入浴者が浴槽BTから出たことを示すコメント(例えば、「入浴者は浴槽から出ました」)を表示部22aに表示する。これにより、監視者は、入浴者が浴槽BTから出たことを知ることができる。
監視者は、外部ネットワークNWを介して通信機器22から台所リモコン13に、入浴監視停止信号を送信するか否かを決定する。
監視者が、通信機器22を操作して入浴監視停止信号を送信することを決定すると、外部ネットワークNWを介して通信機器22から浴室リモコン12に入浴監視停止信号を送信する。
マイコン35は、入浴監視停止信号を受信する(STEP22で「YES」)と、入浴者の入浴状態の監視を停止して、処理を終了する。
一方、入浴監視停止信号を受信していない場合(STEP22で「NO」)、再びSTEP14を行う。
このように、検出湯温が15°Cを超えて46°C未満ではない場合、監視者は、浴室BRにいる入浴者と会話することができるので、検出湯温が異常であることを入浴者に伝え、検出湯温が15°Cを超えて46°C未満となるように再設定させることができる。これにより、意図せずに検出湯温が異常値になるのを防止することができる。
[第3実施形態]
図5に示す第3実施形態では、入浴者が入浴する際の湯温を予測して、その予測湯温に基づいて制御を行う。
第3実施形態では、浴室リモコン12のマイコン35は、風呂設定温度から、入浴者が入浴状態であると判定した時点での検出湯温を減算した減算値を算出し、メモリ(図示せず)に記憶する。さらに、マイコン35は、所定期間(例えば、過去30日間)の減算値の平均(平均減算値)を算出し、メモリに記憶する。本実施形態では、減算値算出手段及び平均減算値算出手段は、マイコン35から構成されている。
図5に示すように、入浴者が浴室リモコン12又は台所リモコン13を操作して、風呂設定温度での湯はり運転の実行を指示すると、熱源機11の制御装置20に運転指示情報が送信され、制御装置20は、運転指示情報に応じて、熱源機11の作動制御を行い、風呂設定温度での湯はり運転を実行させる(STEP31)。
浴室リモコン12のマイコン35は、風呂設定温度から、メモリに記憶された平均減算値を減算した予測湯温が、所定温度(例えば、45°C)を超えているか否かを判定する(STEP32)。
以下のSTEP33〜STEP39は、第1実施形態のSTEP3〜STEP9と同じであるため、その詳細な説明を省略する。
また、マイコン35は、風呂設定温度の情報と、風呂設定温度での湯はりを開始してから、入浴者が入浴するまでの経過時間の情報とを、外部ネットワークNWを介して監視者の通信機器22に送信する。これにより、監視者は、入浴者の入浴状況を把握することができる。
実際に入浴する時間の例えば2時間前に湯はりを行うのが通常動作の場合には、風呂設定温度での湯はり運転が開始されてから実際に入浴するまでに、例えば、2°C程度は湯温が下がる。第3実施形態では、予測湯温に基づいて、風呂設定温度が異常であるか否かを判定するので、風呂設定温度が45°Cを超えていても(例えば、46°C)、予測温度が45°C以下である場合(例えば、44°C)には、異常ではないと判定することができる。これにより、実際に入浴する際の湯温が異常でない場合に異常と判定する誤判定を抑制することができる。
なお、上記第1〜第3実施形態では、風呂運転としての湯はりを行う場合に本発明を実施しているが、風呂運転としての追い焚きを行う場合に本発明を実施してもよい。
2…風呂システム、3…風呂給湯装置、11…熱源機、12…浴室リモコン(通信部)、13…台所リモコン(通信部)、18…水位センサ、19…温度センサ(湯温検出手段)、20…制御装置、22…通信機器(外部通信機器)、31…リモコン用制御基板、32…マイク(通話手段)、33…スピーカ(通話手段)、34…操作部、35…マイコン(浴槽温度判定手段)(制御手段)(入浴判定手段)(減算値算出手段)(平均減算値算出手段)、36…インターホン回路(通話手段)、BR…浴室、BT…浴槽。

Claims (3)

  1. 外部通信機器と通信可能な通信部を有し、浴槽内に入浴者が設定した設定温度の湯を湯はりする風呂運転と、前記浴槽内の湯水を入浴者が設定した設定温度に沸き上げる風呂運転とのうちの少なくとも一方の風呂運転を実行可能な風呂システムであって、
    前記浴槽の湯温を検出する湯温検出手段と、
    入浴状態であるか否かを判定する入浴判定手段と、
    前記入浴判定手段により前記入浴状態であると判定された場合に前記湯温検出手段により検出された検出湯温である浴槽温度を取得し、前記浴槽温度が所定の範囲を逸脱しているか否かを判定する浴槽温度判定手段と、
    前記浴槽温度判定手段により前記浴槽温度が前記所定の範囲を逸脱していると判定された場合に、その旨を示す浴槽温度異常信号を前記通信部から前記外部通信機器に送信させる制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記入浴判定手段により前記入浴状態であると判定された場合に、その旨を示す入浴信号を前記通信部から前記外部通信機器に送信させることを特徴とする風呂システム。
  2. 外部通信機器と通信可能な通信部を有し、浴槽内に入浴者が設定した設定温度の湯を湯はりする風呂運転と、前記浴槽内の湯水を入浴者が設定した設定温度に沸き上げる風呂運転とのうちの少なくとも一方の風呂運転を実行可能な風呂システムであって、
    前記浴槽の湯温を検出する湯温検出手段と、
    入浴状態であるか否かを判定する入浴判定手段と、
    前記設定温度から、前記入浴判定手段により前記入浴状態であると判定されたときに前記湯温検出手段により検出された検出湯温を減算した減算値を算出する減算値算出手段と、
    前記減算値算出手段により算出された前記減算値の所定日数分の平均値を算出する平均減算値算出手段と、
    前記設定温度から、前記平均減算値算出手段により算出された平均減算値を減算して算出した値を、前記風呂運転の終了後における前記浴槽への入浴者の入槽の推定タイミングでの前記浴槽内の湯温度の予測値である浴槽温度として取得し、前記浴槽温度が所定の範囲を逸脱しているか否かを判定する浴槽温度判定手段と、
    前記浴槽温度判定手段により前記浴槽温度が前記所定の範囲を逸脱していると判定された場合に、その旨を示す浴槽温度異常信号を前記通信部から前記外部通信機器に送信させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする風呂システム。
  3. 請求項1又は2に記載の風呂システムにおいて、
    前記通信部には、前記外部通信機器と通話可能な通話手段が設けられ、
    前記浴槽温度判定手段により前記浴槽温度が前記所定の範囲を逸脱していると判定された場合に、前記通話手段により前記外部通信機器と通話可能な状態になることを特徴とする風呂システム。
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