JP6920671B2 - 樹脂管 - Google Patents
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Description
図17において、熱可塑性プリプレグ41をローリングプレートを構成する上板11と下板12との間に配置された誘導体32によってマンドレル31に巻きつけて管を成形する。この方法において、プリプレグ41を加熱手段23を備える下板12側で誘導体32上に配して加熱・軟化させ、下板12を移動させることによってマンドレル31に巻きつけるとともに、約半周巻きつけたところで上板11側の冷却手段19によって強制冷却し、さらに半周回転したところで再び下板12側の加熱手段23によって加熱することによって溶着させ、所定の回数のワインディングを行った後に下板12に設けられている第2の冷却手段30によって最終的な冷却を行うようにしている。
(実施の形態1)
まず、本発明において、成形された管状の樹脂シートに隙間が設けられる理由を説明する。図14は樹脂シートの隙間の有無による接合状態の違いを説明する図であり、隙間を設けずに管状にされた樹脂シートと隙間を設けて管状に形成された樹脂シートとの樹脂接合構成を比較して説明する図である。901(図14の(熱溶着))及び902(図14の(射出接合))に示す構成では熱可塑性多層繊維強化シート(以下、シートと記載)の隙間を0mmでセッティング設定(端面同士の接触)した接合を試みた。ここで、構成901は、つき合わせたシート端部を熱溶着による接合した場合、構成902はつき合わせたシート端部を射出接合による接合した場合を示し、いずれもシートの端部に隙間が形成されていない。結果として、構成901及び902のいずれにおいても、シート切断精度及びシートの熱膨張が原因で隙間0mmでの接合は困難であった。また、構成901の熱溶着による接合ではシート内の繊維の溶融と崩れを抑制するために無押圧で接合する必要があり、そのために接合強度が不足する。構成902は接合断面の厚みAによって接合強度を確保する構成であるため、Aの厚みが5mm以下の場合強度不足となる。上記の経過を経て、本発明はシート合わせ面110間に隙間116を設け、且つ、シート合わせ面110と管半径方向外周面111の2面で接合する構成401とし(図14の(本発明)、シート合わせ面110間の隙間116を含む金型内の半径方向接合用空間(後出の接合用空間109)に接合樹脂を射出することでシート合わせ面110とシート半径方向外周面111の2面とを接合樹脂と接合させる接合断面を持つことを特徴とする構成とした。
シート合わせ面の隙間は約5.8mmとなる。また、例えば、金型内の接合用空間は外周側に2.0mmを設けることができる。
ィン系の強化繊維およびマトリックス樹脂シートで構成されたポリオレフィン系シートと同一のポリオレフィン系接合用樹脂を用いたが、その組合せは特に限定されず、異種系統の強化繊維及びシート同士を接合して管を製造しても良い。
図5は、本発明の実施の形態2の熱可塑性多層繊維強化プラスチック管の軸方向断面形状を例示する図、図6は実施の形態2の熱可塑性多層繊維強化プラスチック管の製造装置における金型の構成例を示す図である。図5,図6において、図1〜図4と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図7は、本発明の実施の形態3の熱可塑性多層繊維強化プラスチック管の半径方向シート端面形状の例を列挙する図である。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4の熱可塑性多層繊維強化プラスチック管の半径方向シート接合断面形状の例を列挙する図である。
図9は、本発明の実施の形態5の熱可塑性多層繊維強化プラスチック管のシート合わせ面形状の例を列挙する図である。
図10は、本発明の実施の形態6の熱可塑性多層繊維強化プラスチック管の軸方向両端機能形状の例を列挙する図である。
(実施の形態7)
図11は本発明の実施の形態7の熱可塑性多層繊維強化プラスチック管の断面形状の例を列挙する図、図12は実施の形態7における軸方向にテーパが施された管を製造する方法例を工程ごとに示す図である。
かかる構成によれば、円筒以外の管形状も製造可能であり、様々な製品使用にフレキシブルに対応できる。
(実施の形態8)
図13は、本発明の実施の形態8の熱可塑性多層繊維強化プラスチック管の製造方法例を工程ごとに示す図である。
なお、実施の形態1,2,3,4,5,6,7,8は同時に複数を組み合わせることができる。
102 ブランク
103 プリヒート治具
104 管状ブランク
105 スライドコア
106 キャビティ
107 コア
108 円筒形状の芯棒
109 半径方向接合用空間
110 シート合わせ面
111 シート半径方向外周面
112 熱可塑性多層繊維強化プラスチックシート半径方向内周面
113 スプルー
114 ランナー
115 熱可塑性多層繊維強化プラスチック管
116 隙間
117 接合樹脂
201 管状構造体
Claims (2)
- 1または複数の樹脂シートからなり全ての前記樹脂シートが隙間を隔てて配置される管状の管状構造体と、
少なくとも前記隙間を含めて前記管状構造体を樹脂封止する接合樹脂と
を有し、
前記隙間は、前記樹脂シートの、端部同士、および端部と他の部分とが、厚み方向に重ならず、かつ前記樹脂シートの端部同士が前記隙間を介して周方向に対向し、前記隙間が厚み方向に貫通するとともに前記隙間が長手方向に延びる状態で設けられ、
前記接合樹脂が前記管状構造体の内周面および外周面の少なくとも一方の前記隙間に隣接する領域にも樹脂封止され、
前記隙間の端部を形成する前記樹脂シートの端面は、波形状、アンダーカット形状、または前記端面から任意の距離に穴が開けられた形状であることを特徴とする樹脂管。
- 1または複数の樹脂シートからなり全ての前記樹脂シートが隙間を隔てて配置される管状の管状構造体と、
少なくとも前記隙間を含めて前記管状構造体を樹脂封止する接合樹脂と
を有し、
前記隙間は、前記樹脂シートの、端部同士、および端部と他の部分とが、厚み方向に重ならず、かつ前記樹脂シートの端部同士が前記隙間を介して周方向に対向し、前記隙間が厚み方向に貫通するとともに前記隙間が長手方向に延びる状態で設けられ、
前記接合樹脂が前記管状構造体の内周面および外周面の少なくとも一方の前記隙間に隣接する領域にも樹脂封止され、
前記隙間の端部を形成する前記樹脂シートの端面は、バリを有する破断面であることを特徴とする樹脂管。
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JP2020115264A JP6920671B2 (ja) | 2016-02-01 | 2020-07-03 | 樹脂管 |
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JP2020115264A JP6920671B2 (ja) | 2016-02-01 | 2020-07-03 | 樹脂管 |
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