JP6918515B2 - 支持部材 - Google Patents
支持部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6918515B2 JP6918515B2 JP2017028199A JP2017028199A JP6918515B2 JP 6918515 B2 JP6918515 B2 JP 6918515B2 JP 2017028199 A JP2017028199 A JP 2017028199A JP 2017028199 A JP2017028199 A JP 2017028199A JP 6918515 B2 JP6918515 B2 JP 6918515B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support member
- core material
- edges
- cushioning
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Pallets (AREA)
Description
例えば、前後方向に長尺に形成されて、上壁、下壁、左壁及び右壁を備えた角パイプ(芯材)と、上被覆材、下被覆材、左被覆材及び右被覆材を備えて角パイプを覆う被覆材とを備えたスペーサがある。このスペーサは、鋼板などの金属製品を積載する際に金属製品の間に配置される(例えば、特許文献1参照。)。
図1は、本発明の実施の形態に係る支持部材を示す図であり、図1(a)は、支持部材の斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示す支持部材の側面図であり、図1(c)は、図1(a)に示す芯材と緩衝材のみを示す端面図であり、図1(d)は、図1(a)に示す支持部材の端面図である。
なお、説明の便宜上、支持部材1の長手方向(長さ方向)を「X」、短手方向(幅方向)を「Y」とする。
また、支持部材1は、緩衝材13を覆う被覆材14と、緩衝材13及び被覆材14を芯材12に固定する帯材15とを備えている。
図1(a)から図1(c)に示すように、芯材12は、木材により形成されており、金属製品が積載される平坦な積載面21aと、地面又は金属製品に載置されて積載面21aに対して平行でかつ平坦な下面21bと、積載面21a及び下面21bに対して所定の角度(例えば90度)をなす側面21c,側面21dと、長手方向Xの一方及び他方に設けられた端面21e,端面21fとを有している(図1(b)及び図1(c)参照。)。
芯材12は、積載面21aと側面21c,21dとにより形成される縁(角部)22a,22bを有し、下面21bと側面21c,21dとにより形成される縁(角部)22c,22dを有する。縁22a,22b及び縁22c,22dはそれぞれ、芯材12の短手方向Yにおいて互いに向かい合い、長手方向Xに沿って平行に延在している。
なお、以下の説明では、芯材12は、端面21e及び端面21fが長方形をなす直方体形状に形成された一本の木材である場合について説明する。しかしながら、芯材12はこれに限定されるものではなく、例えば端面21e及び端面21fが正方形をなす直方体形状に形成された一対の木材を連結して芯材12としてもよい。
緩衝材13a,13bは、ポリウレタンにより、所定の厚さDを持って平板状に形成されている。
緩衝材13aは、芯材12の積載面21aと側面21c,側面21dとが形成する互いに向き合って長手方向Xに延在する一対の縁22a,縁22bを含む積載面21aの全面に設けられて、縁22a,22bから芯材12の短手方向Yに延出する。即ち、緩衝材13aの短手方向Yにおける端部は、短手方向Yに芯材12から延出しており、自由端33a,33bを形成する(図1(c)及び図1(d)参照。)。
緩衝材13bは、長手方向Xに延在して芯材12の下面21bと側面21c,側面21dとが形成する互いに向き合う一対の縁22c,22dを含む下面21bの全面に設けられて、縁22c,22dから芯材12の短手方向Yに延出する。即ち、緩衝材13bの短手方向Yにおける端部は、短手方向Yに芯材12から延出しており、自由端33c,33dを形成する(図1(c)及び(d)参照。)。
支持部材1が金属製品を支持しておらず、支持部材1に荷重がかかっていない状態では、積載面21a側の自由端33a,33bは、芯材12の積載面21aに対してほぼ平行に縁22a,22bから幅方向Yに延出し、下面21b側の自由端33c,33dは、芯材12の下面21bに対してほぼ平行に縁22c,22dから延出している。
被覆材14は、クラフト紙及びPEクロスにより形成されており、芯材12に設けられた緩衝材13a,13bを覆って緩衝材13a,13bが汚れることを防ぐ。具体的には、被覆材14は、緩衝材13a,13b、芯材12の端面21e,21fを覆うように長手方向Xに巻き付けられる。なお、被覆材14を形成する部材は、緩衝材13a,13bが汚れることを防ぐ部材であれば特に限定されるものではない。
帯材15は、粘着テープであり、短手方向Yにおいて芯材12、緩衝材13、被覆材14に巻き付けることにより、芯材12に緩衝材13及び被覆材14を固定する。なお、帯材15は、芯材12に緩衝材13及び被覆材14を固定することが可能な部材であれば、粘着テープに限定されるものではなく、例えばビニールシートやビニールテープ等であってもよい。
次に、図2及び図3を参照して、支持部材1による金属製品の支持について説明する。図2は、図1に示す支持部材がガードレールのレールビームを支持した状態を示す図であり、図2(a)は、図1に示す支持部材がレールビームを支持した状態を示す側面図であり、図2(b)は、図1に示す支持部材がレールビームを支持した状態を示す正面図である。図3は、図2に示すレールビームを支持した支持部材の状態を示す端面図である。
なお、以下の説明では、図1の支持部材1が支持する金属部材は、ガードレールの支柱間に架け渡される板状のレールビーム(以下、単に「ビーム」ともいう。)Mである場合について説明する。
支持部材1は、地面Gとビーム群M1との間にスペースS1、ビーム群M1とビーム群M2との間にスペースS2、ビーム群M2とビーム群M3との間にスペースS3、ビーム群M3とビーム群M4との間にスペースS4を形成するために、それぞれ3個配置されている。即ち、支持部材1は、地面又は他のビーム群との間のスペーサとして用いられる。
支持部材1が配置されることにより形成されたスペースS1〜S4には、ワイヤーや搬送器具等が挿入されてビームMを移動及び搬送等する。
なお、スペースS1〜S4に配置される支持部材1の数は、任意に設定することができる。
また、支持部材1は、ビームMの長手方向XMにおける中央と、ビーム群Mの一端及び他端からそれぞれ所定の間隔Eを置いた端部の近傍に配置する。
これに対して、支持部材1は、緩衝材13a,13bを有し、当該緩衝材13a,13bは、縁22a,22b,22c,22dから短手方向Yに延出する自由端33a,33b及び自由端33c,33dを有している。
これにより、ビームMは、縁22a,22b,22c,22dに対して、緩衝材13a,13bの自由端33a,33b,33c,33dを介して接触することになると共に、緩衝材13a,13bは変形するのでビームMは、芯材12の縁22a,22b及び縁22c,22dに面状に接触するようになり、縁22a,22b,22c,22d付近のビームMの変形を防ぐことができる。
また、緩衝材13は、ポリエステルにより形成され、芯材12は、木材により形成されているので、支持部材1を廉価に製造することができる。
次に、支持部材1の性能について説明する。具体的には、支持部材1に係る実施例と比較例1〜3に係る支持部材に対して、図2に示すようにビームMを載置し、実施例と比較例1〜3に係る支持部材によるビームMの変形の有無を調べた。ビームMの変形の有無は、表1に示す。
比較例1:芯材が木製、緩衝材がダンボール
比較例2:芯材が木製、緩衝材がダンボール、芯材の縁を面取り加工
比較例3:芯材が鉄製、緩衝材がダンボール
一方、比較例1及び比較例2では、ビーム群M1及びビーム群M2のビームMに軽微な凹みが認められた。具体的には、比較例1は、緩衝材がダンボールで形成されているため、ビームMを積載した際に、芯材の角部がビームMに当接して軽微な凹みが生じた。また、比較例2では、芯材の角を面取り加工しているものの、面取り加工により芯材に筋が形成され、この筋がビームMに当接して軽微な凹みが生じた。
さらに、比較例3は、芯材の角部が当接した部分に比較例1及び比較例2より大きな凹みが認められた。具体的には、比較例3では芯材が鉄製のため、ビームMの荷重により芯材の角がビームMを変形させて大きな凹みが生じた。
図4は、図1に示す支持部材の変形例を示す図であり、図4(a)は、図1に示す支持部材の変形例を示す斜視図であり、図4(b)は、図4(a)に示す支持部材の端面図であり、図4(c)は、図4(a)に示す支持部材がビームを支持した状態を示す端面図である。以下の変形例では、図1の支持部材1と同一の構成要素には同一の符号を付し、以下に異なる部分を説明する。
各緩衝材113a,113b,113c,113dは、縁22a,22b及び縁22c,22dをそれぞれ個別に覆う。
緩衝材113a,113bは、各縁22a,縁22bを覆うように、積載面21aの一部に設けられて、縁22a,22bから短手方向Yに延出する自由端133a,133bを有する。
緩衝材113c,113dは、縁22c,22dを覆うように、下面21bの一部に設けられて、縁22c,22dから短手方向Yに延出する自由端133c,133dを有する。
ビームMを支持した場合、支持部材100には、積載したビームMの荷重がかかる。支持部材100の緩衝材113a,113b,113c,113dにより、芯材12の角部、即ち芯材12の縁22a,22b,22c,22dは覆われるので、ビームMが変形することを防止することができる。
なお、支持部材1,100は、上述の構成に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した効果の少なくとも一部を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。
例えば、上述した支持部材1,100に載置される金属部材は、ガードレールの支柱間に架け渡される板状のビームMである場合について説明したが、積み重ねて運搬や保管等される金属部材であれば他の金属部材であってもよい。
また、上述した支持部材1,100では、芯材12は直方体形状である場合について説明したが、直方体形状に限定されるものではなく、例えば、立方体、又は、楕円形状の円柱体であってもよい。
また、支持部材1,100を地面Gに場合、緩衝材13,113を芯材12の積載面21aにのみに設けてもよい。
また、緩衝材13,113は、積載面21a又は下面21bの全周に亘って延出していてもよい。
12 芯材
13,113 緩衝材
14 被覆材
21a 積載面
21b 下面
21c,21d 側面
22a,22b,22c,22d 縁
33a〜33d,133a〜133d 自由端
Claims (4)
- レールビームである金属製品を支持する支持部材であって、
前記金属製品が積載される平坦な積載面、及び該積載面に対して所定の角度をなす側面を有する芯材と、
前記芯材の前記積載面と前記側面とが形成する少なくとも互いに向かい合い、前記金属製品が支持された状態において該金属製品の長手方向と交差して延びる一対の縁にそれぞれ、互いに離間して設けられ前記金属製品と接触する、ポリウレタンにより形成されている一対の緩衝材と、
を備え、
前記一対の緩衝材は、前記一対の縁から互いに離れる方向に延出する自由端を有することを特徴とする支持部材。 - 前記芯材は、前記積載面に対して平行でかつ平坦な下面を有し、該下面と前記側面とが形成する少なくとも互いに向かい合い、前記金属製品が支持された状態において該ビームの長手方向と交差して延びる一対の縁にそれぞれ、互いに離間して設けられ、該一対の縁から互いに離れる方向に延出する自由端を有する緩衝材を備えることを特徴とする請求項1に記載の支持部材。
- 前記芯材は、木材により形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の支持部材。
- 前記芯材に設けられた緩衝材のうちの少なくとも前記積載面に設けられた緩衝材を覆う被覆材を備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の支持部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017028199A JP6918515B2 (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 支持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017028199A JP6918515B2 (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 支持部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018131255A JP2018131255A (ja) | 2018-08-23 |
JP6918515B2 true JP6918515B2 (ja) | 2021-08-11 |
Family
ID=63247355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017028199A Active JP6918515B2 (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 支持部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6918515B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5298098A (en) * | 1991-03-22 | 1994-03-29 | Hoedl Herbert K | Industrial pallets and methods of manufacture of panel structures |
JPH0719134U (ja) * | 1993-09-13 | 1995-04-07 | 日本ファイア−ウッド株式会社 | 輸送用パレット |
JP2002019321A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版素材の保管具及び保管方法、並びに平版印刷版 |
JP5341740B2 (ja) * | 2009-12-21 | 2013-11-13 | 王子ホールディングス株式会社 | 平パレット積載面積拡張材およびパレットユニット |
EP2735519A1 (de) * | 2012-11-26 | 2014-05-28 | European Packaging Service GmbH | Warenladungs- und -transportsystem |
JP2015044600A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 日本木槽木管株式会社 | 金属製品積載用スペーサおよび金属製品積載用スペーサの製造方法 |
-
2017
- 2017-02-17 JP JP2017028199A patent/JP6918515B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018131255A (ja) | 2018-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6186329B1 (en) | Multiple-grade paper corner post | |
US20090014346A1 (en) | Rolled goods handler | |
JP6918515B2 (ja) | 支持部材 | |
JP2015009885A (ja) | 樹脂フィルムロールの梱包材 | |
RU2628926C1 (ru) | Грузовой поддон | |
CN213620833U (zh) | 一种物流仓库用的防潮瓦楞纸箱 | |
JP2010208672A (ja) | ダンボール梱包箱 | |
JP2011025989A (ja) | 窯業系建材の積載構造 | |
JP5605774B2 (ja) | 木製パレット | |
KR101069279B1 (ko) | 강도 보강된 골판지 포장박스 | |
JP7334544B2 (ja) | トレー | |
JPH07112742A (ja) | パレットとその構成部材 | |
JP2014073860A (ja) | 板状体の積層梱包物及び板状体梱包容器 | |
JP6445269B2 (ja) | 梱包具 | |
US11350770B2 (en) | Storage, shipping, and display unit | |
JP6842349B2 (ja) | 載置パレット | |
US7255232B2 (en) | Packaging box | |
KR20150087882A (ko) | 포장상자용 덮개 | |
JP6662361B2 (ja) | 梱包部材 | |
JP3168617U (ja) | 段ボール製の緩衝材 | |
JP2020192988A (ja) | 載置パレット | |
JP3902087B2 (ja) | 化粧板用梱包材 | |
JP4276928B2 (ja) | 木質系板材の保管運搬方法 | |
JPH0331731Y2 (ja) | ||
JP2015214362A (ja) | 荷物の配置構造、荷物の積載構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191105 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200827 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200907 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210301 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210714 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210721 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6918515 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |