JP6917504B2 - 樹脂複合体の製造方法 - Google Patents
樹脂複合体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6917504B2 JP6917504B2 JP2020106172A JP2020106172A JP6917504B2 JP 6917504 B2 JP6917504 B2 JP 6917504B2 JP 2020106172 A JP2020106172 A JP 2020106172A JP 2020106172 A JP2020106172 A JP 2020106172A JP 6917504 B2 JP6917504 B2 JP 6917504B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- fiber
- reinforced resin
- molding
- resin material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
この種の製造方法では、例えば、雄型部材と雌型部材との2つの成形部材を備えた成形型を使って熱プレスが実施されている。
この“別の方法”としては、繊維強化樹脂層を形成させるための繊維を樹脂発泡体に積層して予備成形体を作製し、該予備成形体の繊維に後から樹脂を含浸させる方法(下記特許文献2参照)などが知られている。
この後者の方法に比べると、前者の方法は、予め繊維強化樹脂材に樹脂が含浸されているためボイドや樹脂不足の問題が生じ難い。
しかしながら、前者の方法でもボイドが全く生じないわけではない。
近年、このような樹脂複合体は、より高い外観性能を要求される用途への要望が増えており、ボイドの発生について更なる改善が求められている。
そこで本発明は、樹脂と繊維とを含むシート状の繊維強化樹脂材を用いる樹脂複合体の製造方法において、ボイドが生じ難い方法を提供することを課題としている。
前記複合化工程では、製造される前記樹脂複合体の少なくとも一部の表面形状に対応した成形面を有する成形部材が用いられ、
該複合化工程では、
前記繊維強化樹脂材を前記成形面に密着させる第1工程と、
前記繊維強化樹脂材が前記樹脂発泡体に向けて加圧されて該樹脂発泡体と一体化される第2工程と、が実施され、
前記第2工程では、前記成形面に密着している前記繊維強化樹脂材と前記樹脂発泡体とが一体化される樹脂複合体の製造方法を提供する。
図1は、本発明の製造方法によって作製される樹脂複合体の一態様を例示した概略斜視図である。
なお、以下においては、図1における横方向(矢印Xの方向)を“横方向”、“幅方向”、又は、“左右方向”と称し、奥行き方向(矢印Yの方向)を“縦方向”、“長さ方向”、又は、“前後方向”と称する場合がある。
また、以下においては、この横方向Xと奥行き方向Yとに平行する平面に沿った方向を“水平方向”と称し、前記平面に対して直交する方向(矢印Zの方向)を“厚み方向”、“上下方向”、“高さ方向”又は“垂直方向”などと称する場合がある。
即ち、前記鍔部Ayは、上方に向けて外広がりとなるように形成されており、該鍔部Ayと前記天面Ax2とで画定される空間は逆四角錐台形状となっている。
言い換えると、本実施形態の樹脂複合体Aは、逆四角錐台形状に凹入した凹入部Aaが上面側に形成されている。
より詳しくは、本実施形態の樹脂複合体Aは、図3に示すような樹脂発泡体A1’で構成された芯材A1と、樹脂と繊維とを含むシート状の繊維強化樹脂材A2’(図4、図5)で構成された繊維強化樹脂層A2とを備えている。
前記第1繊維強化樹脂層A21は、前記本体部Axの天面Ax2と前記鍔部Ayの内面Ay1とを構成している。
前記第2繊維強化樹脂層A22は、前記本体部Axの底面Ax1と側面Ax3と前記鍔部Ayの外面Ay2とを構成している。
即ち、本実施形態の前記鍔部Ayは、前記芯材A1が設けられておらず、前記第1繊維強化樹脂層A21と前記第2繊維強化樹脂層A22とが直接積層されている。
前記樹脂発泡体A1’は、ビーズ発泡成形体であっても、押出発泡法によって作製されたシートやボードであってもよい。
前記樹脂発泡体A1’は、発泡剤を含んだ樹脂塊を発泡させた発泡ブロックなどであってもよい。
樹脂発泡体A1’は、上記のようなものに対して二次加工(例えば、切削加工やプレス成形加工など)が施されたものであってもよい。
ビーズ発泡成形体は、複数の樹脂発泡粒子(A11,A12・・・)どうしが融着されているため高い発泡倍率でありながら優れた強度を発揮する点においても好適である。
前記樹脂発泡体A1’を構成する樹脂は、ポリアミド樹脂(PA)、ポリエーテルイミド樹脂(PEI)、ポリエーテルスルホン樹脂(PESU)、ポリフェニルスルホン樹脂(PPSU)、ポリスルホン樹脂(PSU)などのエンジニアリングプラスチックであってもよい。
前記樹脂発泡体A1’は、単一の樹脂で構成されても2種以上の樹脂を含んでいてもよい。
即ち、本実施形態の樹脂発泡体A1’は、ポリエチレンテレフタレート樹脂製のビーズ発泡成形体であるか、又は、ポリカーボネート樹脂製のビーズ発泡成形体であるかであることが特に好ましい。
前記樹脂発泡体A1’の発泡倍率は、20倍以上であることが好ましく、30倍以上であることがより好ましく、40倍以上であることがさらに好ましい。
前記繊維強化樹脂層A2が積層された後の前記芯材A1もこのような発泡倍率を有していることが好ましい。
即ち、前記芯材A1の発泡倍率は、10倍以上100倍以下とすることができ、20倍以上であることが好ましく、30倍以上であることがより好ましく、40倍以上であることがさらに好ましい。
尚、発泡倍率とは、前記樹脂発泡体A1’を構成する樹脂の非発泡状態での密度を前記樹脂発泡体A1’や前記芯材A1の見掛け密度で除して求めることができる。
より詳しくは、前記樹脂発泡体A1’や前記芯材A1から、100cm3以上の試験片を材料の元のセル構造を変えない様に切断し、その質量を測定した上で、見掛け密度は、次式により算出される。
尚、試験片としては、原則的には、作製した後72時間以上経過した樹脂発泡体や樹脂複合体から切り出し、温度23±2℃、湿度50±5%の雰囲気下に16時間以上放置したものを用いる。
見掛け密度(kg/m3)=試験片質量(g)/試験片体積(mm3)×106
本実施形態での前記第1繊維強化樹脂層A21は、図4に示すような第1繊維強化樹脂材A21’で構成されており、前記第2繊維強化樹脂層A22は、図5に示すような第2繊維強化樹脂材A22’で構成されている。
前記第1繊維強化樹脂材A21’と前記第2繊維強化樹脂材A22’とのそれぞれは、単層構造であっても積層構造を有していてもよい。
前記繊維は、紡績糸となって前記第1繊維強化樹脂材A21’や前記第2繊維強化樹脂材A22’に含まれていてもフィラメント糸となって前記第1繊維強化樹脂材A21’や前記第2繊維強化樹脂材A22’に含まれていてもよい。
前記繊維は、前記第1繊維強化樹脂材A21’や前記第2繊維強化樹脂材A22’において不織布や織布を構成していてもよい。
本実施形態における前記第1繊維強化樹脂材A21’や前記第2繊維強化樹脂材A22’は、前記繊維で構成された不織布や織布などの基材シートを有していることが好ましく、前記樹脂が該基材シートに含浸されていることが好ましい。
前記基材シートは、連続繊維が一方向にのみ引き揃えられたものであってもよい。
即ち、前記第1繊維強化樹脂材A21’や前記第2繊維強化樹脂材A22’は、UD(Uni Direction)などと称されるものであってもよい。
該繊維は、一種単独で用いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
本実施形態の前記第1繊維強化樹脂材A21’や前記第2繊維強化樹脂材A22’は、炭素繊維で構成された1又は2以上の基材シートと、ガラス繊維で構成された1又は2以上の基材シートとが積層された状態のものであってもよい。
前記第1繊維強化樹脂材A21’や前記第2繊維強化樹脂材A22’は、1種類以上の熱硬化性樹脂と1種類以上の熱可塑性樹脂とを含んでいてもよい。
前記エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂が好ましい。
該硬化剤としては、特に限定されず、例えば、アミン系硬化剤、イミダゾール系硬化剤、フェノール樹脂系硬化剤、酸無水物系硬化剤などが挙げられる。
該硬化剤は、一種単独で前記第1繊維強化樹脂材A21’や前記第2繊維強化樹脂材A22’に含まれる必要は無く、二種以上が含まれていてもよい。
該添加剤としては、例えば、抗菌剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、耐候剤、難燃剤、フィラー、顔料などが挙げられる。
樹脂複合体の製造方法に係る第1の実施形態として、上記のような樹脂複合体Aを作製する場合を例に以下に説明する。
本実施形態においては、このような樹脂複合体Aを製造すべく前記樹脂発泡体A1’の表面に前記繊維強化樹脂材A2’を積層する複合化工程を実施する。
本実施形態での前記複合化工程では、製造される前記樹脂複合体の少なくとも一部の表面形状に対応した成形面を有する成形部材を用いる。
本実施形態においては、前記成形面を備えた前記成形部材として、第1成形部材と第2成形部材とを含む2以上の前記成形部材が用いられている。
具体的には、図6に示すように、本実施形態においては、前記第1成形部材として前記雌型部材Myが用いられ、前記第2成形部材として前記雄型部材Mxが用いられている。
前記雄型部材Mxと前記雌型部材Myとは、本実施形態においては、対になって1つの成形型Mを構成している。
尚、前記樹脂複合体が単なるサンドイッチパネルのようなものである場合、前記成形部材としては、単なる平板状のプレスプレートであってもよい。
即ち、前記雄型部材Mxは、前記凹入部Aaに対応する逆四角錐台形状の凸部Mxaを有している。
即ち、前記雌型部材Myは、前記本体部Axに対応する逆四角錐台形状に凹入した凹部Myaを有している。
前記雄型部材Mxは、前記凸部Mxaが下面側に向けて突出した状態で前記雌型部材Myの上方に位置している。
一方で、前記雌型部材Myは、前記凹部Myaが上方に向けて開口した状態となって前記雄型部材Mxの下方に位置している。
即ち、本実施形態の成形型Mでは、前記雄型部材Mxと前記雌型部材Myとを上下方向に接近させてこれらを当接させることで閉型状態となるように構成されており、該閉型状態において内部に前記樹脂複合体Aの形状に対応した成形空間Mvが形成されるように構成されている。
言い換えると本実施形態の成形型Mは、前記雄型部材Mxと前記雌型部材Myとが互いの成形面が上下方向に対向するように配されており、前記雄型部材Mxと前記雌型部材Myとを上下方向に接近させて前記樹脂発泡体A1’に向けての前記繊維強化樹脂材A2’の加圧が実施されるように構成されている。
本実施形態における製造方法では、前述のような樹脂複合体Aが作製される。
即ち、本実施形態の製造方法では、樹脂と繊維とを含むシート状の繊維強化樹脂材A2’で構成された繊維強化樹脂層A2と、樹脂発泡体A1’で構成された芯材A1とを備え、該芯材A1が前記繊維強化樹脂層A2で覆われている樹脂複合体Aが製造される。
本実施形態の製造方法では、前記樹脂発泡体A1’に前記繊維強化樹脂材A2’を積層して前記樹脂発泡体A1’と前記繊維強化樹脂材A2’とを一体化させる複合化工程が実施される。
前記第2工程が前記第1工程の後に実施される。
該第2工程では、第1工程によって前記成形面に密着している状態となった前記繊維強化樹脂材と前記樹脂発泡体とが一体化される。
本実施形態においては、これらの2以上の前記成形部材が用いられ、且つ、前記繊維強化樹脂材として、前記複合化工程で前記雄型部材Mxによって前記樹脂発泡体A1’に向けて加圧される第1繊維強化樹脂材A21’と、前記雌型部材Myによって前記樹脂発泡体A1’に向けて加圧される第2繊維強化樹脂材とが用いられている。
そして、本実施形態における前記第2工程では、後述するように、前記第1繊維強化樹脂材A21’の前記樹脂発泡体A1’への積層一体化と、該樹脂発泡体A1’への前記第2繊維強化樹脂材A22’の積層一体化とが同時に実施される。
このような好ましい態様によれば、前記成形面と前記繊維強化樹脂材との間の密着性が高まり、繊維強化樹脂層の表面にボイドが形成されたりするおそれをより効果的に抑制することができる。
該貫通孔Mxhは、前記成形面Mx1に前記第1繊維強化樹脂材A21’を当接させた状態において該第1繊維強化樹脂材A21’と前記成形面Mx1との間の空気を吸い出すための空気の流通経路として機能する。
該貫通孔Myhは、雄型部材Mxでの貫通孔Mxhと同様に前記成形面My1に前記第2繊維強化樹脂材A22’を当接させた状態において該第2繊維強化樹脂材A22’と前記成形面My1との間の空気を吸い出すための空気の流通経路として機能する。
本実施形態においては、前記繊維強化樹脂材A2’と接する領域内に開口した貫通孔(Mxh,Myh)を有する雄型部材Mxや雌型部材Myを用いるため、該貫通孔(Mxh,Myh)を通じて繊維強化樹脂材A2’と成形面との間の空気を排出することでこれらの間に生じる吸着力を前記背圧とともに繊維強化樹脂材A2’と成形面との密着に有効利用することができる。
前記第1工程は、前記成形面が前記シートBSで覆われ、且つ、該シートBSと前記成形面との間に前記繊維強化樹脂材A2’が配された状態で実施されことが好ましい。
このことにより、前記第1工程では、前記シートBSと前記成形面との間に存在する空気が排出され前記減圧環境が形成される。
このような態様においては、前記貫通孔Mxhを通じ、前記空間の空気が空間外に排出されることでシートBSによって覆われている空間と外部空間との間に概ね大気圧に匹敵する圧力差が生じる。
そして、前記シートBSと前記成形面Mx1(前記凸部Mxa)との間には前記第1繊維強化樹脂材A21’が介在しているため該第1繊維強化樹脂材A21’に前記シートBSで背圧を加えることができ、該第1繊維強化樹脂材A21’と前記成形面Mx1との密着性を向上させることができる。
その場合、例えば、前記凸部Mxaの外周縁よりも外側を周回可能な周長を有し、前記凸部Mxaの突出高さよりも厚い環状のシール材SRを用い、前記シートBSで覆われている前記凸部Mxaを包囲するように前記シール材SRを前記雄型部材Mxに配するとともに前記シール材SRよりも面積の大きい板状体を前記雄型部材Mxとは反対側からシール材SRに当接させて該シール材SRの内側に空間を形成し、該空間に前記板状体に設けた貫通孔を通じて空気を送り込むなどすれば前記シートBSの背面側を加圧状態とすることができる。
即ち、前記凹部Myaの開口縁よりも外側を周回可能な周長を有する環状のシール材SRを用い、前記シートBSで覆われた状態の前記凹部Myaの開口を包囲するように前記シール材SRを前記雌型部材Myに配するとともに前記シール材SRよりも面積の大きい板状体を前記雌型部材Myとは反対側からシール材SRに当接させて該シール材SRの内側に空間を形成し、該空間に前記板状体に設けた貫通孔を通じて空気を送り込むなどすれば前記シートBSの背面側を加圧状態とすることができる。
尚、シール材SRの強度などの関係上、該圧力を過大にすることは好ましいことではない。
そのため、前記圧力は、絶対圧で0.5MPa以下であることが好ましく、0.4MPa以下であることがより好ましい。
このような圧力で加圧する時間は、ボイドの少ない樹脂複合体をより確実に得る上では、1分間以上であることが好ましく、5分間以上であることがより好ましい。
生産効率の観点からは、該時間は、30分以下であることが好ましい。
前記シートBSへの背圧を加えるための加圧は、図8に示すように、一つのシール材FLを用いて前記雄型部材Mxと前記雌型部材Myとの両方において同時に実施してもよい。
図8に示した例では、矩形枠状のシール材FLを前記雄型部材Mxと前記雌型部材Myとの間に挟み込んでこれらの間に閉じた空間VPを形成し、該空間VPに空気を送り込んでシートBSを背面側から加圧している。
シートBSを背面側から加圧するためには、空気に換えて窒素などの別の気体を前記空間VPに導入してもよく、気体に限らず水などの液体を前記空間VPに導入してもよい。
即ち、本実施形態における前記複合化工程では、前記成形面を備えた前記成形部材として、第1成形部材(雄型部材Mx)と第2成形部材(雌型部材My)とを含む2以上の前記成形部材が用いられ、且つ、前記繊維強化樹脂材A2’として、前記第1成形部材によって前記樹脂発泡体A1’に向けて加圧される第1繊維強化樹脂材A21’と、前記第2成形部材によって前記樹脂発泡体A1’に向けて加圧される第2繊維強化樹脂材A22’とが用いられ、前記第1工程では、前記第1成形部材の成形面(Mx1)への第1繊維強化樹脂材A21’の密着と、前記第2成形部材の成形面(My1)への第2繊維強化樹脂材A22’の密着とがそれぞれ実施され、第2工程では、前記第1繊維強化樹脂材A21’の前記樹脂発泡体A1’への積層一体化と、該樹脂発泡体A1’への前記第2繊維強化樹脂材A22’の積層一体化とが同時に実施される。
従って、本実施形態の製造方法は、工程数を削減でき、樹脂複合体Aの製造に要する手間が削減可能になるという利点を有する。
該第1工程の後は、図9に示すように前記成形面に密着した前記繊維強化樹脂材A2’が前記成形部材によって前記樹脂発泡体A1’に向けて加圧される第2工程が実施されて樹脂複合体Aが作製される。
即ち、繊維強化樹脂材A2’を樹脂発泡体A1’に積層する際には、これらの接合界面が大気圧よりも低い圧力(例えば、10kPa以下)となっていることが好ましい。
また、前記第1工程での成形面への繊維強化樹脂材A2’の密着性を向上させる点において、前記第1工程も繊維強化樹脂材A2’が加熱された状態で行われることが好ましい。
尚、前記繊維強化樹脂材に含まれている前記樹脂が熱硬化性を有する場合、前記第1工程、及び、前記第2工程の両方が、前記繊維強化樹脂材A2’を加熱した状態で実施するのであれば、前記第1工程での前記繊維強化樹脂材A2’の最高到達温度(T1:℃)が前記第2工程での前記繊維強化樹脂材A2’の最高到達温度(T2:℃)に比べて低くなるように実施されることが好ましい。
前記第2工程での前記繊維強化樹脂材A2’の最高到達温度(T2:℃)についても樹脂の種類や硬化剤などの硬化反応に寄与する物質の種類や量などにもよって適宜決定され得るものであるが、例えば、繊維強化樹脂材A2’に含有される樹脂がエポキシ樹脂であれば、100℃以上200℃以下とすることができる。
本実施形態の製造方法によって作製される樹脂複合体は、ボイドの形成が抑制された外観が十分に美麗なものとなり得るが、必要であれば前記後工程において繊維強化樹脂層の表面に塗装を施すなどしてもよい。
以下に樹脂複合体の製造方法に係る第2の実施形態について説明する。
尚、以下においては、先述の第1の実施形態と共通する事項に関して説明を繰り返さない場合がある。
また、当該実施形態での樹脂複合体の製造方法は、雄型部材Mxと雌型部材Myとを備えた成形型Mを用いる点において第1の実施形態と共通している。
該成形型Mは、前記成形空間Mvを画定する成形面(雄型部材Mxの成形面Mx1,雌型部材Myの成形面My1)を備える点においても第1の実施形態での成形型と共通している。
即ち、該前工程では、大気圧環境下において樹脂発泡体A1’の表面に繊維強化樹脂材A2’を仮接着して樹脂複合体Aの形状に対応した予備成形体を作製する。
成形型Mとしては、閉型状態において雄型部材Mxでの成形面Mx1と、雌型部材Myでの成形面My1とによって成形空間Mvが画定され、しかも、作成する製品(樹脂複合体A)の形状に対応した成形空間Mvが前記成形面Mx1,My1によって画定されるべく構成されたものを用いる。
図10に示すように、前記予備成形体A’は、樹脂発泡体A1’の一面側(図10において上側)から第1繊維強化樹脂材A21’を樹脂発泡体A1’に仮接着するとともに他面側(図10において下側)から第2繊維強化樹脂材A22’を樹脂発泡体A1’に仮接着し、且つ、第1繊維強化樹脂材A21’と第2繊維強化樹脂材A22’とをそれぞれの外周部どうしが直に接するように仮接着して作製する。
本実施形態では、このように樹脂複合体Aと同じ構成状態となった前記予備成形体A’を用いる。
前記成形型Mを減圧条件下に配置する具体的な方法としては、前記成形型Mを収容可能な収容スペースを備えるとともに該収容スペースを大気圧以下にすることができる減圧チャンバーを備えた真空プレス機を用いる方法があげられる。
また、前記成形型Mを減圧条件下に配置する具体的な方法は、図11に示すように、FRP製品の成形に用いられるオートクレーブ成形機ACを用いる方法であってもよい。
具体的には、非通気性のシートで形成されたバキュームバッグVBで前記成形型Mを覆い、該バキュームバッグVBで覆われた空間から空気を排気する排気装置DAで当該排気を実施することによって前記成形型Mを減圧条件下に配置することができる。
即ち、該第1工程では、前記予備成形体A’を構成している前記繊維強化樹脂材A2’と前記成形面Mx1,My1との間の圧力が大気圧以下となることで該繊維強化樹脂材A2’と該成形面Mx1,My1とが密着する。
この点に関して詳しく説明すると、減圧環境下に置かれる前の前記成形型Mに収容されただけの状態における前記予備成形体A’は、大気圧状態になっているため、この状態で前記繊維強化樹脂材A2’と前記成形面Mx1,My1との間の圧力が大気圧以下にされると該繊維強化樹脂材A2’よりも内側と外側とで圧力差が生じることになる。
そして、前記予備成形体A’を構成している繊維強化樹脂材A2’にはこの圧力差により樹脂発泡体A1’の表面から離れる方向に力が作用する。
この力により、第1繊維強化樹脂材A21’が雄型部材Mxの成形面Mx1に密着されるとともに第2繊維強化樹脂材A22’が雌型部材Myの成形面My1に密着される。
即ち、前記成形型Mの置かれる環境は、絶対圧で20kPa以下となるように減圧されることが好ましく、5kPa以下に減圧されることがより好ましく、1kPa以下に減圧されることが特に好ましい。
通常、オートクレーブ成形機ACは、内部を加圧条件とすることが可能なチャンバーCBを有し、該チャンバーCBの内部において被成形物をバキュームバッグVBで覆って閉空間を形成し得るように構成されており、しかも、該閉空間の空気を排気する排気装置DAを備え、該排気装置DAによって前記閉空間からの排気を実施して前記バキュームバッグVBを被成形物に密着させ得るように構成されている。
このことによりオートクレーブ成形機ACは、通常、バキュームバッグVBで覆われた閉空間とバキュームバッグVBよりも外の空間との間に大気圧に近い圧力差を生じさせ、バキュームバッグVBを介してこの圧力を被成形物に加えることができるようになっているとともに、必要に応じて前記チャンバーCBの内部を加圧状態にして前記バキュームバッグVBを介して前記被成形物に大気圧以上の圧力を加えうるようになっている。
そこで、本実施形態においては、予備成形体A’を収容した成形型Mを被成形物として用い、且つ、バキュームバッグVBによる加圧方向が雄型部材Mxと雌型部材Myとが接近する方向となるように成形型Mを配して前記チャンバーCBの内部を加圧状態にすることで前記第2工程を実施することができる。
ボイドの形成が抑制された樹脂複合体Aを作製する上において、前記第1工程に連続して前記成形型Mが前記減圧条件下に置かれた状態のまま前記第2工程を実施することが好ましい。
該第2工程で予備成形体A’を加熱・加圧成形して樹脂複合体Aを作製する条件については第1実施形態と同様の条件を採用することができる。
このことにより本実施形態においては外観美麗な樹脂複合体Aが得られやすくなる。
2つの装置は、全く同じタイプのものであってもよく、異なるタイプのものであってもよい。
例えば、前記第1工程を前記オートクレーブ成形機ACで実施し、前記第2工程を真空プレス機のような熱プレス成形機で実施してもよい。
第2工程は、通常、第1工程よりも高温の温度条件で実施されるが、1つの装置で第1工程と第2工程とを実施する場合、第1工程後に装置温度が第2工程に適した温度に上昇するまで第2工程の開始を待たなければならない場合がある。
一方で、前記第1工程と前記第2工程とで使用装置を変更すると、第2工程に用いる装置の温度を予め第2工程に適した温度にしておくことができるため、第1工程後は、第1工程用の装置から第2工程用の装置に成形型を移動するだけでよく、第2工程を素早く開始することができる。
即ち、本実施形態においては第1の装置と、該第1の装置とは別の第2の装置とを用い、前記第1の装置と前記第2の装置とのそれぞれが成形型Mの成形空間Mvに収容されている予備成形体A’に対して加熱及び加圧することができ、前記第1の装置で前記第1工程を実施し、前記第2の装置で前記第2工程を実施してもよい。
例えば、上記例示においては、上下に対向するように配された雄型部材と雌型部材とを用いることを例示しているが、雄型部材と雌型部材とが対向する方向は上下方向に限らず水平方向であって、上下方向や水平方向以外の斜め方向において対向していてもよい。
また、上記に例示の樹脂複合体の製造方法では、用いられる成形部材が雄型部材と雌型部材との2つに限らず、3以上の成形部材が組み合わされて構成される成形型を用いて樹脂複合体が製造されてもよい。
さらに、上記に例示の樹脂複合体の製造方法で用いられる成形部材は、凸部や凹部を有していない平板状のものであってもよい。
このように本発明は、上記例示に対して必要に応じて各種の変更を加え得る。
(使用材料等)
芯材を形成させるための樹脂発泡体としてポリカーボネート樹脂を主成分とする板状の樹脂発泡体(厚み11mm、発泡倍率10倍、以下「発泡ボード」ともいう)を用意した。
これとは別に炭素繊維とエポキシ樹脂とを含むシート状のプリプレグ(厚み0.1mm、樹脂含有量34質量%、カーボンUD、以下「プリプレグC」ともいう)を20枚用意した。
さらに、ガラス繊維とエポキシ樹脂とを含むシート状のプリプレグ(厚み0.18mm、樹脂含有量38質量%、以下「プリプレグG」ともいう)を2枚用意した。
外周縁が揃うように10枚のプリプレグCを重ねた後、最も上のプリプレグCの上にさらに1枚のGFRP1を重ね、計11層の積層構造を有する繊維強化樹脂材を2枚用意した。
尚、上記のプリプレグCは、前述の通り炭素繊維が一方向に引き揃えられた状態で備えられているカーボンUDであり、発泡ボードに重ねるのに際しては、上下に隣り合うプリプレグCの繊維の方向が直交するようにした。
樹脂複合体を作製するための成形型としては、一対の成形部材(雄型部材と雌型部材)で構成されたものを用いた。
2枚の繊維強化樹脂材の内の1枚を雄型部材の成形面に密着させるとともに別の1枚を雌型部材の成形面に密着させる第1工程を実施した。
該第1工程は、プリプレグGを成形面に当接させるようにし、且つ、繊維強化樹脂材よりも面積の大きな非通気性のシート(シリコンバッグ)で繊維強化樹脂材を覆い、シリコンバッグと成形面との間を真空状態にし、シリコンバッグによって繊維強化樹脂材に1気圧の圧力が加わるようにして実施した。
また、この第1工程では、10分間の時間をかけて繊維強化樹脂材の温度を常温から80℃まで上昇させた後に80℃の温度を20分間保持し、その後、30分間かけて常温に冷却するような温度条件を採用した。
前記第1工程によってそれぞれの成形面に繊維強化樹脂材が密着している雄型部材と雌型部材との間に前記発泡ボードを挟み込み、これらで発泡ボードを加圧するとともに繊維強化樹脂材を発泡ボードに積層一体化して樹脂複合体を作製した。
この第2工程では、発泡ボードへの加圧に先立って雌型部材では125℃の温度で260秒間の予熱を雄型部材では125℃で200秒間の予熱を実施した。
その後、同じく125℃の温度で10分間の加圧を行い、繊維強化樹脂材を発泡ボードに積層一体化して樹脂複合体を作製した。
尚、作製された樹脂複合体では、発泡ボードが圧縮されて17%の厚みの減少がみられた。
得られた樹脂複合体については、以下のようにして「表面品質」を測定した。
樹脂複合体の表面に真球状微粒子ポリマーであるテクポリマー(積水化成品工業、MBX−8、粒径:8μm)をまぶし、ボイドに粒子が押し込まれるようにウエス等でなじませた。
ボイドに残存する粒子以外はウエス等で除去した。
マイクロスコープ(KEYENCE,VHX−1000)にて20倍で樹脂複合体の表面を観察し、色抽出によりボイドの形成されている部分を判別し、ボイドを自動計測した。(ボイド部分には白色粒子があり、ボイド部分以外は黒色であるため色差により判別)
表面観察を行った範囲の内、ボイド部分の面積割合を「ボイド率」として算出した。
参考例1と同様に発泡ボードと2枚の繊維強化樹脂材とを用意した。
次いで、上下両端がプリプレグGとなるように2枚の繊維強化樹脂材の間に発泡ボードを挟み込んで予備成形体を作製した。
80℃に加熱された雄型部材と雌型部材との間に予備成形体をセットし、雄型部材と雌型部材とによって予備成形体に僅かな力が加わるようにし、前記繊維強化樹脂材を雄型部材や雌型部材の成形面に密着させるようにして第1工程を実施した。
尚、この第1工程は、成形型の内部を真空引きした状態で実施し、80℃の温度は20分間保持した。
その後、成形型を冷却した後に再び加熱して参考例1と同じ条件で第2工程を実施し、参考例1と同様に樹脂複合体のボイドを計測した。
参考例2と同様に予備成形体を作製した。
次いで、第1工程を実施せずに第2工程を実施して樹脂複合体を作製し、参考例1と同様に樹脂複合体のボイドを計測した。
参考例1と同様に発泡ボードと2枚の繊維強化樹脂材とを用意した。
次いで、繊維強化樹脂材の真空脱気を実施した。
真空脱気した繊維強化樹脂材を使って予備成形体を作製し、比較例1と同様に樹脂複合体を作製し、参考例1で示した方法で樹脂複合体のボイドを計測した。
参考例2と同様に予備成形体を作製した。
該予備成形体に対して真空脱気を実施した。
真空脱気した予備成形体を用いたこと以外は比較例1と同様に樹脂複合体を作製し、参考例1で示した方法で樹脂複合体のボイドを計測した。
A1 芯材
A1’ 樹脂発泡体
A2 繊維強化樹脂層
A2’ 繊維強化樹脂材
BS (非通気性の)シート
M 成形型
Mx 雄型部材(第1成形部材)
My 雌型部材(第2成形部材)
Mx1 (雄型部材の)成形面
My1 (雌型部材の)成形面
Claims (3)
- 樹脂と繊維とを含むシート状の繊維強化樹脂材で構成された繊維強化樹脂層と、樹脂発泡体で構成された芯材とを備え、該芯材が前記繊維強化樹脂層で覆われている樹脂複合体を製造すべく前記樹脂発泡体に前記繊維強化樹脂材を積層して前記樹脂発泡体と前記繊維強化樹脂材とを一体化させる複合化工程が実施される樹脂複合体の製造方法であって、
前記複合化工程では、製造される前記樹脂複合体の少なくとも一部の表面形状に対応した成形面を有する成形部材が用いられ、
該複合化工程では、
作製する前記樹脂複合体の形状に対応した成形空間が閉型状態において内部に形成され、且つ、該成形空間を画定する前記成形面を備えた成形型が前記成形部材として用いられ、
前記樹脂発泡体の表面に前記繊維強化樹脂材を仮接着して前記樹脂複合体の形状に対応した予備成形体を作製する前工程と、
前記繊維強化樹脂材を前記成形面に密着させる第1工程と、
前記繊維強化樹脂材が前記樹脂発泡体に向けて加圧されて該樹脂発泡体と一体化される第2工程と、が実施され、
前記前工程では、大気圧環境下において樹脂発泡体の一面側と他面側とのそれぞれから前記繊維強化樹脂材を前記樹脂発泡体に仮接着し、且つ、一面側に設けられた繊維強化樹脂材と他面側に設けられた繊維強化樹脂材とをそれぞれの外周部どうしが直に接するようにして前記予備成形体を作製し、
前記第1工程では、前記成形空間に前記予備成形体を収容した状態の前記成形型を減圧条件下に置くことで前記予備成形体を構成している前記繊維強化樹脂材と前記成形面との間の圧力を大気圧以下にして前記第2工程の前に該繊維強化樹脂材を該成形面に密着させることを実施し、
前記第2工程では、前記成形面に密着している前記繊維強化樹脂材と前記樹脂発泡体とが一体化される樹脂複合体の製造方法。 - 前記第1工程に連続して前記成形型が前記減圧条件下に置かれた状態のまま前記第2工程を実施する請求項1記載の樹脂複合体の製造方法。
- 前記樹脂発泡体は、複数の樹脂発泡粒子どうしが熱融着されてなるビーズ発泡成形体であり、且つ、ポリエチレンテレフタレート樹脂製、又は、ポリカーボネート樹脂製である請求項1又は2に記載の樹脂複合体の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019177334 | 2019-09-27 | ||
JP2019177334 | 2019-09-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021054050A JP2021054050A (ja) | 2021-04-08 |
JP6917504B2 true JP6917504B2 (ja) | 2021-08-11 |
Family
ID=75269447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020106172A Active JP6917504B2 (ja) | 2019-09-27 | 2020-06-19 | 樹脂複合体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6917504B2 (ja) |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007076202A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Toho Tenax Co Ltd | Frp製角パイプの成形方法。 |
JP2010162721A (ja) * | 2009-01-14 | 2010-07-29 | Toho Tenax Co Ltd | Frp製長尺角パイプの成形方法 |
JP5785889B2 (ja) * | 2012-03-14 | 2015-09-30 | 積水化成品工業株式会社 | 繊維強化複合体の製造方法 |
JP6151962B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-06-21 | 積水化成品工業株式会社 | 繊維強化複合体 |
EP2955015B1 (en) * | 2014-03-27 | 2018-10-17 | Sekisui Plastics Co., Ltd. | Resin composite, and method for manufacturing resin composite |
EP3152349A4 (en) * | 2014-06-04 | 2018-01-10 | Bright Lite Structures Llc | Composite sandwich having a high bending stiffness |
JP6248020B2 (ja) * | 2014-09-29 | 2017-12-13 | 積水化成品工業株式会社 | 繊維強化複合体の製造方法 |
JP6650370B2 (ja) * | 2016-08-03 | 2020-02-19 | 積水化成品工業株式会社 | 樹脂複合体及び樹脂複合体の製造方法 |
JP2019177646A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 積水化成品工業株式会社 | 樹脂複合体の製造方法 |
-
2020
- 2020-06-19 JP JP2020106172A patent/JP6917504B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021054050A (ja) | 2021-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109774186B (zh) | 纤维增强复合材料的制造方法 | |
JP5417631B2 (ja) | 熱可塑性樹脂複合材料成形品の成形方法 | |
KR101496172B1 (ko) | 탄소 섬유 강화 복합시트 및 그 제조 방법 | |
TWI598231B (zh) | 樹脂複合體 | |
US20160136922A1 (en) | Carbon fiber composite material | |
US20190283345A1 (en) | Method for manufacturing sandwhich panel, sandwhich panel, composite material sheet, and curved panel member | |
JP6151962B2 (ja) | 繊維強化複合体 | |
JP5810238B1 (ja) | 樹脂複合体、及び、樹脂複合体の製造方法 | |
EP3950298A1 (en) | Laminate, three-dimensional molded laminate, and method for producing three-dimensional molded laminate | |
JP6917504B2 (ja) | 樹脂複合体の製造方法 | |
CN116323161B (zh) | 夹芯板的制造方法和夹芯板 | |
JP5785889B2 (ja) | 繊維強化複合体の製造方法 | |
KR20170123893A (ko) | 양방향 z-피닝 패치 및 그의 제조방법 | |
JP7441741B2 (ja) | 樹脂複合体、及び、樹脂複合体の製造方法 | |
JP2021115777A (ja) | 樹脂複合体製造方法および樹脂複合体製造設備 | |
JP2018192717A (ja) | 強化繊維基材及びプリフォーム。 | |
JPH10128896A (ja) | 繊維強化樹脂積層成形体 | |
WO2022009671A1 (ja) | 繊維強化樹脂成形体とその製造方法、繊維強化樹脂成形用プリプレグ、繊維強化成形体と繊維強化成形体の製造方法と樹脂シート、繊維強化サンドイッチ複合体、及び繊維強化成形体の製造方法 | |
JP7508394B2 (ja) | 樹脂成形品の製造方法 | |
JP6368748B2 (ja) | 繊維強化樹脂を成形する成形加工方法 | |
CN110785460A (zh) | 珠粒发泡体、具备其的树脂复合体和珠粒发泡体的制造法 | |
JP2022053129A (ja) | 樹脂複合体製造方法および樹脂複合体製造装置 | |
JP2018094751A (ja) | 複合材料成形体の製造方法 | |
JP2004277955A (ja) | 一方向性強化布帛、プリフォームおよび複合材料 | |
JP2022120692A (ja) | 繊維強化複合材料の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201221 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20201221 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20210210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210507 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210625 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210719 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6917504 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |