JP6917371B2 - タイヤを検査するための方法およびデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、例えばタイヤ製造ラインにおけるタイヤを検査する方法およびデバイスに関し、詳細には、タイヤの表面上または表面近傍の、より詳細には、タイヤのサイドウォール部の内面および/または外面上またはその近傍の欠陥の可能性を検査する方法およびデバイスに関する。
典型的には、タイヤは、動作中にその回転軸の周りに実質的にトロイダル構造を有し、回転軸に垂直な軸方向の中間平面を有し、前記平面は、トレッドパターンおよび/または内部構造などのあり得る軽微な非対称性を無視すれば、典型的には実質的な幾何学的対称平面である。
タイヤの2つの部分:クラウン部およびサイドウォール部がここで識別される。クラウン部は、トレッドバンド、ベルトおよびそれらの半径方向内側のカーカス構造の対応部分を含む。
「サイドウォール部」という用語は、互いに向い合うタイヤの2つの部分であって、クラウン部の両側でビードまで、すなわちタイヤの2つの半径方向内側端縁まで半径方向に延在し、回転軸に実質的に垂直な円形延在部を有するタイヤの2つの部分の1つを示すことを意図され、前記ビードはそれぞれの取付けリムとそれぞれ結合するように意図されている。従って、各サイドウォール部は、カーカス構造の対応する部分と、その軸方向外側の位置に、一般に「サイドウォール部」と呼ばれる適切なエラストマー材料から作製された部分とを含む。
典型的には、カーカス構造は、それぞれ対向端縁を有する少なくとも1つのカーカスプライを含み、カーカスプライの対向端縁は、上記においてビードの名前で特定された領域に一体化された一般に「ビードワイヤ」と呼ばれるそれぞれの環状補強構造と係合する。「チューブレス」タイヤでは、空気不透過性の優れた特性を有し、一方のビードから他方のビードまで延びる、通常「ライナ」と呼ばれる、好ましくはブチル系のエラストマー材料の層で、カーカスプライは完全に被覆される。
サイドウォール部の構造は、いわゆる「ショルダー部」、すなわち、クラウン部とサイドウォール部の半径方向内側部分との間を接合するタイヤの部分を完全に含むことを意図される(換言すると、2つのショルダー部は、タイヤの2つの半径方向および軸方向外側の円形の「縁部」に対応する)。ショルダー部は、回転軸に実質的に垂直な円形延在部を有する。
「タイヤ」という用語は、完成タイヤ、すなわち、製造ステップ後の成形および加硫ステップの終了時点のタイヤと、グリーンタイヤ、すなわち、その構成要素を備えるがまだ成形および加硫されていないタイヤとの両方を、組み合わせてまたは代替的に示すことを意図される。
タイヤの相同性部分(homologous portions)という用語は、同じ幾何学的形状を有する同じ構成要素の部分を示すことを意図される。例えば、サイドウォール部の軸方向外側部分の異なる角度部分、周方向延在部におけるショルダー部の表面の角度部分、成形および加硫中にモールドの膨張ブラダによって決定されるライナ内側チャネルまたはリブの対応部分等が、相同性部分である。
タイヤの構成要素という用語は、その機能または一部を実行するあらゆる要素を示すことを意図される。
「低」、「高」、「下」および「上」という用語は、例えばタイヤの構成要素、タイヤ、装置、デバイス等のような要素の、使用中の地面に対する相対位置を、または前記要素の内の1つの別の要素に対する相対位置を特定する。
幾何学的要素(線、平面、表面、方向等など)に関する「実質的に平行」という用語は、そのような要素が0°±10°、好ましくは0°±5°の角度を形成することを示すことを意図される。
タイヤの外面または内面という用語は、それぞれ、タイヤをその取り付けリムと結合した後にまだ見える表面、および前記結合後にもはや見えない表面を示すことを意図される。
用語「光学」、「発光」および同様の用語は、広い光学帯域の範囲内に入り、必ずしも光学帯域(換言すると400〜700nm)内に厳密に入るわけではない、スペクトルの少なくとも一部を有する使用される電磁放射を指し、例えば、そのような広い光学帯域の範囲は、紫外線から赤外線(例えば、約100nm〜約1μmの間に含まれる波長)に及ぶことができる。特に明記しない限り、「光」および「光放射」という用語は、交換可能に使用される。
本出願において、光放射のある光線モデルが採用される。すなわち、表面のある点に入射し、非先鋭化光源(non-pointed source)(この場合、単一の光線が存在し得る)によって生成された光放射は、その点に入射し、光源の各点と表面の前記点とを接続する直線伝播方向を有する光線の組に対応し、そのような光線のそれぞれは、その点に入射する全光出力の関連部分を有することが想定される。
表面の点に入射する「指向性光放射」という用語は、点を頂点として有し、全光出力の少なくとも75%、好ましくは少なくとも90%、より好ましくは全光出力が入るπ/8ステラジアン以下の大きさを有する立体角が存在する光放射を示すことが意図される。
「拡散光放射」という用語は、無指向性光放射を示すことが意図される。
表面の点に入射する「グレージング光放射(grazing light radiation)」という用語は、表面の点に入射する全光出力の少なくとも75%が、前記各点において表面に接する平面と60°以下の入射角を成すことを示すことが意図される。
「画像」または同義語「デジタル画像」という用語は、コンピュータファイルに典型的に含まれる、データセットを一般的に示すことが意図され、ここで、空間座標(それぞれ典型的にはピクセルに対応する)の有限集合(典型的には2次元およびマトリックスタイプすなわち、N行×M列のもの)の各座標(典型的に2次元)は、(異なる種類の大きさを表すことができる)対応する数値の組に関連付けられる。例えば、(「グレースケール」上の画像のような)モノクロ画像では、値の組は、有限スケール(典型的に256レベルまたはトーン)の単一の値と一致し、そのような値は、例えば視覚化されたときのそれぞれの空間座標の明度(または輝度)のレベルを表し、カラー画像では、値の組は、複数の色、またはチャネル、典型的には原色(例えばRGB色モデルの赤、緑および青、CMYK色モデルのシアン、マゼンタ、黄および黒)の明度のレベルを表す。「画像」という用語は、必ずしもその実際の可視化を暗示しない。
特定の「デジタル画像」(例えば、タイヤ上で最初に取得された2次元デジタル画像)へのすべての言及は、前記特定のデジタル画像の1つまたは複数のデジタル処理操作(例えば、フィルタリング、イコライゼーション、「閾値化」、モーフォロジー変換−「オープニング」等、勾配計算、「平滑化」等)によって取得することができるあらゆるデジタル画像をより広くカバーする。
「2次元画像」という用語は、一般のデジタルカメラによって検出された画像など、その各画素が、表面の反射率/拡散率および/または色を表す情報の関連部分を有するデジタル画像を示すことを意図される。
「線形表面部分」という用語は、それに垂直な他の寸法よりもはるかに大きな、典型的には少なくとも2桁大きな1つの寸法を有する表面部分を示すことが意図される。線形表面部分のより小さな寸法は、典型的に0.1mm以下である。
「線形画像」という用語は、行数よりもはるかに多い、典型的には少なくとも2桁多い数の画素の列を有するデジタル画像を示すことが意図される。典型的には、行の数は1〜4であり、列の数は1000を超える。「行」および「列」という用語は、従来から使用され、交換可能である。
少なくとも1つの作業ステーション、好ましくは複数の作業ステーションを含み、タイヤ製造プラントに導入された製造ライン内の「サイクル時間」という用語は、標準的な作業条件のもと、タイヤ自体の構成要素の少なくとも一部が構築される作業ステーションを通過する、製造されるタイヤの最大通過時間を示すことが意図されている。例えば、サイクル時間は、約20〜約120秒の間であり得る。
同一出願人による国際公開第2015/004587号は、製造ラインにおいてタイヤを検査するための方法および関連装置を示し、その方法は、検査すべきタイヤを提供し;タイヤのサイドウォール部の一部を、サイドウォール部のその部分の外側接触面への圧縮力を介して弾性変形させ、圧縮力は軸方向を有し、中間線の平面に向かうものであり;サイドウォール部の一部の内面および/または外面を照射し、照射された表面の画像を検出し;検出された画像を表す制御信号を生成し;サイドウォールの一部にあり得る欠陥の存在を検出するために制御信号を分析することを含む。
欧州特許第2322899号は、検査によってタイヤの表面上の微小な凹凸を検出する方法を記載している。タイヤのサイドウォール部の領域の表面が、表面に垂直な線に対して45度の方向に配置された第1の照射手段によって発せられた赤色光によって照射される。同時に、表面は、垂直線に対して−45度の方向に配置された第2の照射手段からの青色光によって照射される。照射された表面は、垂直線の方向からリニア式カメラ(linear camera)によってキャプチャされる。タイヤ表面に形成された表面凹凸は、明度分布の波形に基づいて検出される。
米国特許出願公開第2011/018999号は、リニア式カラーカメラを含むタイヤの表面の外観を評価するための装置であって、リニア式ナカラーカメラが、前記タイヤの表面によって反射されカメラに入る光のビームを特定波長の少なくとも2つの原色(R、G、B)に分割し、それにより、原色ごとのグレースケールの画像を得ることができる同数のセンサに光ビームを向けるための装置を示す。照射手段の数は原色の数に等しく、前記照射手段によって評価すべき面を異なる角度で照射するように向けられ、各照射手段は、他の照射手段によって発せられる色とは異なる色の光(R、G、B)を発し、その波長は、カメラによって選択された原色の1つの波長に実質的に一致する。
車輪用タイヤの製造および構築プロセスにおいて、欠陥のあるタイヤ、またはいかなる場合においても、設計仕様から外れたタイヤを市場に出さないために、および/または製造プロセスにおいて実行される作業のパフォーマンスを改善および最適化するように、使用される装置および機械を漸進的に調整するために、製造された製品の品質管理を行う必要がある。
このような品質管理には、例えば、タイヤの視覚的および触覚的点検を実施する、例えば30秒から60秒の間の所定の時間を費やす人間の作業員によって実行されるものが含まれ、作業員の経験および感度を踏まえ、タイヤが一定の品質基準を満たしていないと作業員が疑う場合、タイヤ自体は、あり得る構造的および/または品質的欠陥をより深く評価するために、より詳細な人間の検査および/または適切な装置を介して、さらに検査される。
タイヤの検査の分野において、本出願人は、人間の作業員による検査を最小限に抑えながら、タイヤの画像の、例えばデジタル画像の光学的取得と、それに続く、例えば表面上の目に見える欠陥のあり得る存在を検出するための処理とを介して、タイヤの内面および/または外面を分析する問題を設定した。探し出される欠陥は、例えば、タイヤの表面の凹凸(未加硫の化合物、形状の変化等)、構造の不均一性、切れ目、亀裂、表面上の異物の存在等であり得る。
本出願人は、検査をタイヤ製造プラント内で「オンライン」で使用できるようにするために、検査自体を短期間かつ低コストで行う必要があることを観察した。
従って、タイヤのあり得る欠陥を強調するタイヤの画像の取得および分析を介したタイヤ検査方法は、好ましくは、完了するために、前述の限定された「サイクル時間」期間内に収まる期間で行われ、同時に、合理的な低コストで、タイヤ自体の欠陥の存在の正確な検証を保証する。
本出願人は、上記文献はタイヤの特定の欠陥を検出するのに有用であり得る装置を効果的に記載する場合もあるが、複数の欠陥を検出するために、特定の欠陥を識別するための特定の特性を有する特定の欠陥ごとに異なる装置を使用する必要があり得ることを観察した。本出願人は、国際公開第2015/004587号、欧州特許第2322899号および米国特許出願公開第2011/018999号に示されているタイプの装置の分析を介して、カメラまたは異なるセンサと結合された特定のタイプの照射が、特定の欠陥またはタイヤにあり得る種々の欠陥のうちの(限定された)複数の特定の欠陥の正確な検出に好ましいことを実際にさらに観察した。本出願人は、タイヤ全体を分析するために同じ照射およびカメラを有する同じ装置を使用することは、いくつかの欠陥の、特にいくつかの2次元の欠陥、すなわち、例えば整合縁部の切れ目のような、表面の高さの変化を伴わない欠陥の、画像処理を介した、検出の欠落または非常に困難な検出をもたらし得ることを実際に理解した。
しかしながら、異なる欠陥を識別するために異なる特性をそれぞれ有する多数の異なる装置を設けることは、タイヤ検査専門部門におけるタイヤ製造ラインの複雑さを、およびそのコストを増加させる。さらに、別々の装置を設けることは、分析ステップ中にそれがタイヤに近づき、異なる装置が分析ステップ中に存在する場合はタイヤから離れる連続的な移動を必要とする。これはサイクル時間を増加させる、というのも、たとえ別々の装置間の衝突または干渉を避けることが必要であっても、使用されない装置の移動が行われる、いわゆる「アイドル時間」がかなりの時間になるためである。
従って、本出願人は、製造プラントのタイヤ製造ライン内のラインで使用するのに適し、換言すると作業時間およびコストの低減を達成するために使用するのに適し、信頼できる結果を提供することができる、特にタイヤの表面上の1つより多くの種類の欠陥を検出するために、タイヤの表面の画像を取得することができる、タイヤを検査するための方法およびデバイスを考案するという問題を設定した。
従って本出願人は、光学面を定めかつ少なくとも3種類の光源(2種類の光源が光学面の両側に配置され、第3の光源に対して移動することができる)を有する検出システムを有することが、例えばタイヤの前述の検査のために特に有用な拡散光およびグレージング光(grazing light)の両方の照射条件に画像の取得を適合させるように、探したい欠陥の種類と、照射される表面の実際の構造とに応じて、またはタイヤの変形のためのスラスト要素などのさらなるデバイスが使用されるか否かに応じて、タイヤの表面の一部への照射を変化させることを可能にすることを理解した。
本出願人は、最終的に、検出システムを介して第1の画像および少なくとも第2の画像を結果として取得する、一般に異なる欠陥を有し得る、タイヤの第1の表面部分の第1の照射および第2の表面部分の第2の照射を、同じデバイスであるが異なる照射条件を介して提供する方法および装置が、タイヤの検査を迅速に実行することを可能にすることを見出した。タイヤの第1の表面部分の第1の照射は、第1の放射源が、照射されるべき第1の表面がその上に配置されるまたはその近くに配置される焦点面に「近い」構成において実行される。この構成において、デバイスに存在する第2および第3の放射源は、第1の放射源よりも焦点面から遠くに配置される。この態様において、デバイスは特にコンパクトであるが、それというのも、照射されるべき第1の表面部分の近くに配置された単一の放射源が、第1の部分自体に特に近づくことができるからである。第2の照射は、少なくとも第1の放射源と、第2の放射源および第3の放射源からの少なくとも1つとによって第2の表面の照射を実行できるように第2の放射源および第3の放射源が同じ面上に存在するか第1の放射源の焦点面のより近くに存在するような第2の放射源および第3の放射源の移動を想定する。
第1の態様によれば、本発明は、タイヤを検査するためのデバイスに関する。
好ましくは、カメラを通過する光学面を有しかつ焦点面を定めるカメラを含む検出システムが提供される。
好ましくは、第1の光源、第2の光源および第3の光源が提供され、第1の光源、第2の光源および第3の光源は、それぞれ、第1の光放射、第2の光放射、および第3の光放射を発し、前記焦点面のまたはその近くの前記タイヤの表面部分を照射するように適合され、前記第2の光源および前記第3の光源は前記光学面の両側に配置される。
好ましくは、前記第1の光源は前記検出システムに対して固定され、前記第2の光源および第3の光源は、それらが前記第2の光放射および第3の光放射を発しないように制御され、前記焦点面からの前記第2の光源および前記第3の光源の距離が前記焦点面からの前記第1の光源の距離よりも大きい第1の非アクティブな構成から、それらが前記第2の光放射および前記第3の光放射のうちの少なくとも1つを発するように適合され、前記焦点面からの前記第2の光源および前記第3の光源の距離が前記焦点面からの前記第1の光源の距離に等しいかそれ未満であるアクティブな構成まで移動されるように適合される。
好ましくは、前記デバイスは、前記非アクティブな構成において前記タイヤの第1の部分の第1の画像を、前記アクティブな構成において前記タイヤの第2の表面部分の少なくとも第2の画像を取得するべく前記検出システムを起動するように適合された駆動および制御ユニットを含む。
第2の態様によれば、本発明は、タイヤを検査するためのキットに関する。
好ましくは、第1の態様によるデバイスが提供される。
好ましくは、前記デバイスの前記第2の光源および前記第3の光源が前記非アクティブな構成にあるときに前記タイヤの検査すべき表面に力を加えるように構成されたスラスト要素が提供される。
第3の態様によれば、本発明はタイヤ検査ラインに関する。
好ましくは、タイヤの支持体が提供される。
好ましくは、ロボットアームが提供される。
好ましくは、第1の態様によるデバイスは、前記ロボットアームに結合されて提供される。
第4の態様によれば、本発明は、タイヤを検査する方法に関する。
好ましくは、検査されるべきタイヤを提供することが想定される。
好ましくは、検出システムの焦点面にまたはその近くに配置された前記タイヤの第1の表面部分を、第1の光源によって発せられた第1の光放射で照射することが想定される。
好ましくは、前記検出システムを介して、前記第1の光放射によって照射された前記第1の表面部分の第1の画像を取得することが想定される。
好ましくは、第2の光源および第3の光源を、それらが光放射を発しないように制御され、前記第2の光源および前記第3の光源の前記焦点面からの距離が、前記第1の光源の前記焦点面からの距離よりも大きい第1の非アクティブな構成から、それらが第2の光放射および第3の光放射の間の少なくとも1つを発するように適合され、前記焦点面からの前記第2の光源および前記第3の光源の距離が、前記焦点面からの前記第1の光源の距離に等しいかそれよりも小さいアクティブな構成まで移動することが想定される。
好ましくは、前記第1の光放射、前記第2の光放射、および前記第3の光放射のうちの少なくとも1つで、前記焦点面にまたはその近くに配置された前記タイヤの第2の表面部分を照射することが想定される。
好ましくは、前記検出システムを介して、前記第2の表面部分の少なくとも1つの対応する第2の画像を取得することが想定される。
本出願人は、光学画像の取得および処理を介してタイヤ表面の多くの部分の欠陥を検出する目的で、探索される欠陥の種類に応じておよび/またはこの欠陥が探索されるタイヤの位置に応じて、可変照射を可能にするデバイスおよび方法を作ることが特に有利であると考えている。特に、1つの同じデバイスで、例えば関心のある表面部分に近づくことができるように特にコンパクトな装置を必要とする画像の照射および取得を、およびさらに、異なる特性、例えばグレージング特性および拡散特性を有するか、または検出システムによって定められた光学面の2つの側からのように空間内の別個の点から来る光放射など、複数の光放射を必要とする画像の照射および取得を実行することができることが特に有利である。異なる光放射を介したこの照射は、2つの光源を、検出システムの焦点面上またはその近くに位置する照射されるべき表面部分から「離れて」いて、それらが光放射を発しないが、さらなる源が前述の表面部分を照射するために放射を発する非アクティブな構成から、それらが焦点面に接近し、それにより空間内の別個の位置から来る2つ以上の光放射で予め選択された部分を照射できるアクティブな構成まで移動することによって実行される。非アクティブな構成において、デバイスは特にコンパクトであり、これは、例えば、特に照射される部分に接近するように適合され、またはデバイスの動きを実行できる利用可能な空間が制限される位置に進入するように適合される一方、アクティブな構成において、タイヤの表面部分の多様で最適化された照射が可能である。
非アクティブな構成は、照射されるべきおよび画像の形態で取得されるべき第1の表面部分を少なくとも部分的に含むタイヤの表面部分を変形させるように適合されたスラスト要素を含むキットを用いた分析の場合に特に有利である。探索される欠陥は、例えば、タイヤの表面の凹凸(未加硫の化合物、形状の変化等)、構造の不均一性、表面上の異物の存在であり得る。構造的に不均一な欠陥の中で、いわゆる「カーカスクリープ」は特に重要であり、それは、例えば異なる化合物のような異なる化学的−物理的特性を有するタイヤの2つの部分の間の界面領域に発生する、まれであるが潜在的には非常に危険な欠陥である。
そのような欠陥は、典型的には長手方向に延びる小さな切れ目の形であり、すなわち、それらはタイヤの円形延在部に追従し、縁部が完全に一致することを特徴とし、それらの間には材料の除去も欠如もなく、これはそれらを特に特定しにくくする特徴である。ランニングはまた、タイヤの外面に近接して配置されたタイヤの構造を伴い得る。
検査すべきタイヤの第1の領域を適切に変形させることにより、第1の領域に隣接するタイヤの表面部分の外側曲率半径を低減させることが可能で、従って、あり得る欠陥、特にサイドウォール部のランニング、およびショルダー部の他の切れ目または穴がより強調される。それというのも、通常の外側凸状部の強調は、そのような欠陥の縁部または周囲を「開く」傾向があり、後続の画像処理においてそれらを特定しやすくするからである。
従ってこの適切に圧縮された第1の表面部分の検出された画像は高い質を有し、および/または、あり得る欠陥の存在を検出するために画像の後続の自動処理を可能にするなどの数および質の情報を含み、この目的のために使用される欠陥自動検出アルゴリズムを非常に効果的にする。
この種類の欠陥は、適切に特定されるために、相対的に高い出力の、タイヤの変形部分に近い照射を必要とし、すなわち、スラスト要素の非常に近くにデバイスを位置決めすることを必要とし、そうでない場合、スラスト要素によって開かれた切れ目は、変形が生じる領域からある距離に達するや否や「閉鎖」する。非アクティブな構成のデバイスは、この近接に必要なコンパクト性を有する。
さらに、一方のデバイスを離して別のデバイスを近づける(これは1つの活動と別の活動との間の「アイドル時間」を発生する)必要なく、1つの同じデバイスを用いて異なる欠陥を探すことが可能であるため、本発明のデバイスおよび方法によるタイヤの検査のサイクル時間は短縮される。
さらに、本出願人は、本発明を使用してタイヤ製造ラインを作ることは、タイヤの検査に関連するコストを削減すると考えている。なぜなら、ロボットアームと連動される第1の態様によるデバイスの使用は、異なる分析を同じデバイスによって実行できるおかげで、タイヤの欠陥を検査するためのデバイスの合計数を制限するからである。このようにしてラインの総コストは削減される。
本発明は、前述の態様の少なくとも1つにおいて、以下に記載される好ましい特徴の1つまたは複数を有することもできる。
好ましくは、前記第1の画像および前記少なくとも第2の画像からの少なくとも1つは、2次元画像である。
本出願人は、「3次元」画像(すなわち、各ピクセルが表面の高さに関する情報に関連付けられる、例えばレーザ三角測量で得られた画像)において、いくつかの2次元の欠陥(すなわち、例えば縁部が一致する切れ目のような、表面の高さの変化を伴わない欠陥)は、画像処理によって検出することが困難である、または実際には検出不可能であることを観察した。
さらに、3次元画像、特に高さ方向の次元分解能は、それほど顕著ではない欠陥を検出するほど十分に高くない場合がある。したがって、本出願人は、「2次元」画像を(3次元画像に加えて、または3次元画像の代替として)検出し、分析することが有利であることを解明した。
好ましくは、前記カメラはリニア式カメラである。
リニア式カメラは、2次元および線形画像、すなわち「限られた」画素数を有する画像の取得を可能にし、その処理を容易にする。
好ましくは、前記カメラはカラーカメラである。
カラーカメラは、分析されるタイヤの表面部分に当たる光放射の種類に依存する情報を取得することを可能にし、したがって欠陥を識別するための特定の処理を可能にする。
有利には、前記アクティブな構成において、前記第2の光源および前記第3の光源は、前記第1の光源に関して対称的に配置される。
検出システムの光学面の2つの側に配置されるそれら光源の対称性は、第2の表面部分を第2および/または第3の光放射で照射することによって得られる異なる種類の照射で得られた画像の比較を容易にする。
好ましくは、前記第1の光源は、前記光学面に関して対称的に配置される。
好ましくは、前記第1の光源は第1のサブ光源と第2のサブ光源を含み、前記第1のサブ光源と前記第2のサブ光源は前記光学面に関して対向する側に配置される。上述したように、光学面に関するそれら光源の対称性は好ましく、それは好ましくは光学面の2つの側に位置する2つのサブ光源を含む第1光源の配置によって同じく維持される。
好ましくは、前記第1の光源は、前記第1の表面部分または前記第2の表面部分を拡散光放射で照射するように適合される。
好ましくは、前記第2の光源および第3の光源は、グレージング光放射で前記第2の表面部分を照射するように適合される。前記第1の表面部分または第2の表面部分に異なる特徴を有する光放射を発する光源を設けることは、別個の特徴を有する異なる放射によってそれぞれ照射されて取得された画像を、実質的に同じ表面に対して得ることを可能にし、別個の特徴を有する異なる放射は、照射された表面部分の特定の異なる特徴を「強調」し、したがって、適切なアルゴリズムを用いて、画像を互いに比較し、存在する場合、欠陥をより容易に特定することを可能にする。
好ましくは、前記第2の光源または前記第3の光源は単一のサブ光源を含む。より好ましくは、前記第2の光源および前記第3の光源はそれぞれ単一のサブ光源を含む。
好ましくは、前記第1の光源または前記第2の光源または前記第3の光源は、主延在方向を画定する。より好ましくは、前記第1の光源、前記第2の光源および前記第3の光源はそれぞれ主方向を画定する。さらにより好ましくは、第1の光源の主方向は、第2の光源および第3の光源の主方向と実質的に平行である。このようにして、レンズラインの照射および光源群の全体バルクが最適化される。
好ましくは、前記光源および/またはサブ光源は、前記主延在方向に垂直な寸法の少なくとも2倍に等しい、より好ましくは垂直な寸法より少なくとも1桁大きい寸法を前記主延在方向に沿って有する。
好ましくは、前記光源および/または前記サブ光源のそれぞれは、前記主延在方向に沿って約20cm以下、より好ましくは約15cm以下の寸法を有する。
好ましくは、前記光源および/または前記サブ光源のそれぞれは、前記主延在方向に沿って約5cm以上の寸法を有する。
好ましくは、前記光源および/または前記サブ光源のそれぞれは、約3cm以下、より好ましくは約2cm以下の前記主延在方向に垂直な寸法を有する。上述の寸法は、リニア式カメラの場合に光源および/またはサブ光源を効果的にレンズラインに対して構成することを可能にし、バルクを低減することを可能にする。
好ましくは、前記それぞれの光源および/またはサブ光源は、構造的におよび/または寸法的に互いに同一である。このようにして、光源群は構造、操作、メンテナンスが簡単になる。
好ましくは、前記それぞれの光源および/またはサブ光源は、主延在方向に沿って直線状の延在を有する。このようにして、バルクの低減に貢献する一方、依然として高い照射効率を維持する。
有利には、前記主延在方向は光学面に実質的に平行である。このようにして、検査すべき表面部分の画像の最適な照射および取得が得られ、いずれの場合にもデバイスの総寸法のコンパクトさが維持される。
好ましくは、前記第1の光源、または前記第2の光源または前記第3の光源は、1つまたは複数の発光ダイオード(LED)を含む。より好ましくは、前記第1の光源または前記第2の光源または前記第3の光源は、6個以上の多数の発光ダイオードを含む。
LEDは、高い効率、従って他の光放射源に対する相対的な省エネルギーを保証し、そのような高い効率は、低い発熱にも有利である。
有利には、LEDはまた、高い動作時間を有する。すなわち、それらは、他の光源より繊細でなく、いずれの場合も各光源が単一のダイオードを含まないので、光源に含まれるLEDの一部の誤動作が許容され、それは異なる種類の光放射源では不可能である。最後にLEDは素早いオンオフの切換えを有利に保証する。
好ましくは、前記駆動および制御ユニットは、前記非アクティブな構成において、特定の周波数で前記第1の光源をオンオフするように構成される。
好ましくは、前記駆動および制御ユニットは、前記非アクティブな構成において、前記第1の光源のオンへの切換えと同期して前記第1の画像を取得するように前記検出システムを起動させるように構成される。
好ましくは、前記駆動および制御ユニットは、前記アクティブな構成において、前記第1の光源、前記第2の光源および前記第3の光源の少なくとも1つを交互にオンオフするように構成される。
好ましくは、前記駆動および制御ユニットは、前記アクティブな構成において、前記オンへの切換え動作と同期して前記少なくとも第2の画像を取得するように前記検出システムを起動させるように構成される。
駆動および制御ユニットは好ましくは、第1の部分および第2の部分などタイヤの検査すべき表面部分ごとに、部分自体の1つまたは複数の画像、好ましくは2次元画像を得るように、1つまたは複数の光源および検出システムの両方を制御する。照射が第1の光源を介して起こる第1の表面部分に関して、第1の光源から来る放射は、好ましくは、光源によって発せられる出力を、ひいては散逸される熱の量を制限するために特定の周波数で発せられる。照射された第1の部分の画像(第1の画像と呼ばれる)は、その照射で、すなわち第1の光源が放射を発するときに取得される。このために、第1の光源のオンへの切換えとカメラによる第1の画像の取得との間に時間的同期が得られる。
タイヤの第2の部分に関して、その欠陥を検出するために、第2の部分ごとに、少なくとも2種類の画像が検出システムによって取得されることが好ましい。これらの2種類の異なる画像は、第2の部分を第1の光源と、第2の光源および第3の光源のうちの1つとで交互に照射することによって得られる。これにより、同じ表面部分の異なる画像を、その欠陥を検出するために異なる照射条件(例えば、グレージングおよび拡散)で比較することが可能になる。したがって、少なくとも2種類の別個の画像、すなわち、第1の光源による照射を介して取得された画像と、第2の光源または第3の光源による照射を介して取得された画像とが得られ、それにより異なる照射条件の少なくとも2種類の利用可能な画像を有する。
より好ましくは、前記アクティブな構成において、前記駆動および制御ユニットは、3種類の別個の画像を取得するように前記検出システムを制御するように適合され、各画像は、前記第1の光源、前記第2の光源および前記第3の光源からの異なる光源のオンへの切換えに対応する。
異なる照射条件(中央照射、および光学面に対する2つの反対側からの照射)の3種類の画像を取得することにより、欠陥を検出するために同じ3種類の画像を最適に処理することが可能になる。
好ましくは、デバイスは、第1の支持体、第2の支持体および第3の支持体を含み、前記第2の支持体および第3の支持体は前記第1の支持体にヒンジ結合され、前記第2の光源および前記第3の光源はそれぞれ前記第2の支持体および第3の支持体に固定される。第2の光源および第3の光源の移動は好ましくは、検出システムに固定接続され第1の光源が同じく有利に固定されている第1の支持体と、第1の支持体に対して移動可能な第2の支持体および第3の支持体との間にそれぞれ存在する第1のヒンジおよび第2のヒンジを作動させることによって生じる。
好ましくは、前記カメラは前記第1の支持体に固定接続される。より好ましくは、前記カメラは前記第1の支持体に取り付けられる。
好ましくは、前記駆動および制御ユニットは前記カメラに固定接続される。本出願人は、光源が交互に起動される好ましい高周波数を考慮すると、駆動および制御ユニットを光源およびカメラにかなり「近接」して位置付けることによって、制御信号の遅延を最小限に抑えることができると考える。
より好ましくは、前記第2の光源または前記第3の光源は、熱伝導性ペーストを介してそれぞれ前記第2の支持体または前記第3の支持体に固定される。さらにより好ましくは、前記第2の光源および前記第3の光源は、熱伝導性ペーストを介してそれぞれ前記第2の支持体および前記第3の支持体に固定される。
より好ましくは、前記第1の光源は、熱伝導性ペーストを介して前記第1の支持体に固定される。
より好ましくは、前記第1の支持体または前記第2の支持体または前記第3の支持体は、少なくとも部分的にアルミニウムから作られる。さらにより好ましくは、第1の支持体、第2の支持体および第3の支持体は、少なくとも部分的にアルミニウムから作られる。
より好ましくは、前記第1の支持体、または前記第2の支持体、または前記第3の支持体は、熱分散フィン構造を含む。タイヤでは、表面の欠陥を検出するために、影の付いたまたはアンダーカットされた表面部分を照射する必要がしばしばあり、いずれの場合もそれらはしばしば色が黒であることを考慮すると、光源は、相対的に高温の熱を発生させるという負の副作用を伴う大量の光を生成する必要がある。このため、好ましくは少なくとも1つの光源が、好ましくは全ての光源が支持体を含む。有利には、各支持体は、その軽量性および熱伝導性のためにアルミニウムから作られ、好ましくは冷却のためのフィン付きの構造を含む。さらに、熱伝導を最大化するために、典型的にはチップに使用される熱伝導性ペーストが、デバイス内のいずれかの2つの接触面間で大きな熱交換を有する領域を得るために同じく使用される。
好ましくは、前記焦点面と、前記光学面および前記焦点面の交差線と前記第2の光源または前記第3の光源の点とを結ぶ平面とにより形成される角度は、約55°以上である。このようにして、第2の表面部分の各点を照射する放射は実質的にグレージング性である。
好ましくは、前記第1の光源または前記第2の光源または前記第3の光源は、前記第1の光放射または前記第2の光放射または前記第3の光放射の発光領域角度を約10°〜約50°の値に狭めるように適合された収束レンズを含む。より好ましくは、前記第1の光源、前記第2の光源および前記第3の光源のそれぞれは、前記第1の光放射、前記第2の光放射および前記第3の光放射の発光領域角度を、約20°〜約30°の値に狭めるように適合された収束レンズを含む。
光源による発光角度の選択は、最終的な光強度の結果に影響を及ぼす。同じ有効強度のLEDの場合、発光角度がより大きいほど、表面部分に発せられる放射はより良好に分布するが、他方で光強度はより低くなる。
光源は検査かつ照射される表面部分の比較的近くにあるので、本出願人は、照射される表面部分におけるその光強度を相当に増大するように光放射のビームを集中させる目的で適切に設計された1つ(またはそれ以上)のレンズを使用することが有利であると考える。約20°〜約30°の発光角度は、照射されるタイヤの表面部分における均一な放射と十分な強度との間の最適な妥協を可能にする。
有利には、前記第2の光源および前記第3の光源は、前記アクティブな構成において同一平面上にあり、焦点面に実質的に平行な平面を画定する。
より好ましくは、前記アクティブな構成において、前記焦点面に平行で前記第1の光源を通過する平面と、前記焦点面に平行で前記第2の光源および前記第3の光源を通過する平面との間の距離は、約0mm〜約50mmである。
このようにして、好ましくは拡散光およびグレージング光で照射される表面部分の最適な照射が得られる。
好ましくは、前記スラスト要素は、検査されるタイヤの選択された種類に応じて前記タイヤに変形を加えるように適合されている。
すべてのタイヤが同じサイズおよび柔軟性特徴を有するわけではない。従って、スラスト要素によって付与される変形は、検査されるタイヤの種類、従って特徴に相関されることが好ましい。タイヤの種類が分かっている場合、付与すべきスラスト力が設定される。
好ましくは、検査される前記表面は、少なくとも部分的に前記第1の表面部分を含む。
タイヤの表面部分の変形は、一般に他の方法では見えない欠陥、例えば切れ目のような欠陥を強調する。従って、変形された第1の表面部分、すなわち検査される表面の一部を形成する第1の表面部分の照射を行うことが好ましい。
好ましくは、前記第1の光源と前記スラスト要素との間の距離は、約20mm〜約60mmの間に含まれる。
変形された表面中の欠陥を視覚化するために、欠陥は変形が大きい場所ほどよく見えるので、変形された表面およびスラスト要素の両方に可能な限り近づくことが好ましい。好ましくは、最適な距離は約25mm〜約45mmの間に含まれる。
好ましくは、前記スラスト要素は、検査される前記表面に実質的に一定の力を加えるように適合される。
好ましくは、前記スラスト要素は、検査される前記表面に実質的に一定の変形を加えるように適合される。
好ましくは、製造ラインは、前記タイヤと前記ロボットアームとを互いに相対的に回転させて、前記ロボットアームに対して前記タイヤの前記第1および前記第2の表面部分の角度位置を修正するように適合された回転システムを含む。より好ましくは、前記タイヤは、前記ロボットアームに対して回転するように設定される。
タイヤとロボットアームとの間の相対的な回転は、タイヤ自体の360°の検査を可能にする。有利には、簡略化のために、検出システムの代わりにタイヤが回転される。検出システムの回転は、それを実際に損傷する可能性があり、または連続運動によって引き起こされる振動による画像の不正確な取得をもたらす可能性がある。
好ましくは、前記デバイスの前記第2の光源および第3の光源が前記非アクティブな構成にあるときに、前記タイヤの検査される表面に力を加えるように構成されたスラスト要素が想定される。
好ましくは、前記駆動および制御ユニットは、前記回転システムによって実行される前記タイヤの360°の回転中に所定の時間間隔で複数の前記第1の画像または前記第2の画像を取得するように前記検出システムを制御するように構成される。
このようにして、タイヤは全体的に制御される。
有利には、前記スラスト要素は、前記タイヤのショルダー部またはサイドウォール部の一部を形成する表面に力を加えるように構成される。
本出願人は、圧縮を介して最も強調される欠陥が一般にタイヤのショルダー部またはサイドウォール部に存在し、従って有利には、スラスト要素による圧力または推力がこれらの領域の一方または両方に及ぼされることを見出した。
好ましくは、前記タイヤの前記第1の表面部分または第2の表面部分のあり得る欠陥を検出するように、前記第1の画像または前記少なくとも第2の画像を処理することが想定される。
好ましくは、前記第2の光源および前記第3の光源を、前記検出システムによって定められる光学面に関して対向する側に配置することが想定される。
好ましくは、前記第1の表面部分は、前記タイヤのサイドウォール部またはショルダー部の外面部分である。
サイドウォール部またはショルダー部のこの領域内の欠陥は、「間近から」の照射を必要とするため、非アクティブな構成、すなわちコンパクトな状態のデバイスが好ましい。
好ましくは、前記第2の表面部分は、前記タイヤのビードの表面部分である。
ビード内の欠陥は、検出が特に複雑である。従って、第1の光源、第2の光源および第3の光源が第2の表面部分を照射するように適合されているアクティブな構成のデバイスを使用して、複数の異なる照射が用いられる。
好ましくは、前記タイヤの前記第1の部分の照射と前記タイヤの前記第2の部分の照射との間に、前記検出システムを第1の作動位置から第2の作動位置に平行移動または回転させることが想定される。
タイヤの第1の表面部分および第2の表面部分は少なくとも部分的に互いに異なるので、第1の表面部分を照射した後、タイヤの第2の表面部分の最適な照射位置に入るようなデバイスの移動が好ましい。
好ましくは、所定の間隔で前記第1の光源をオンオフすることによって前記第1の光放射を介して前記第1の表面部分を照射すること;および前記第1の光源の前記オンへの切換えと同期して前記第1の画像を取得するように前記検出システムを同期させることが想定される。
好ましくは、前記第1の光源、前記第2の光源および前記第3の光源のうちの少なくとも1つを所定の間隔でオンオフするのに対応して前記第1の光放射、前記第2の光放射および前記第3の光放射の少なくとも1つを介して前記第2の表面部分を照射すること;および前記第1の光源、前記第2の光源および前記第3の光源の少なくとも1つの前記オンへの切換えと同期して前記少なくとも第2の画像を取得するように前記検出システムを同期させることが想定される。
好ましくは、前記第2の表面部分を照射することは、前記第2の表面部分を前記第1の光放射で照射し;前記第1の光放射が前記第2の表面部分を照射するのとは異なる時間に前記第2の光放射で前記第2の表面部分を照射し;前記第1の光放射が前記第2の表面部分を照射する時間、前記第2の光放射が前記第2の表面部分を照射する時間とは異なる時間に前記第3の光放射で前記第2の表面部分を照射することを含む。
好ましくは、第2の表面部分は、少なくとも2つの異なる種類の光放射で、さらにより好ましくは、第1の光源から、第2の光源から、および第3の光源から来る3つの異なる種類の光放射で照射される。これにより、第2の表面部分のあり得る欠陥を強調するために適切なアルゴリズムで3種類の別個の画像を比較し、その画像を処理することが可能になる。
より好ましくは、前記第2の画像を取得することは、前記第2の部分が前記第1の光放射によって照射されるときに、処理されるべき第1の画像を取得し;前記第2の部分が前記第2の光放射によって照射されるときに、処理されるべき第2の画像を取得し;前記第2の部分が前記第3の光放射によって照射されるときに、処理されるべき第3の画像を取得することを含む。
従って、第2の部分の前記少なくとも第2の画像を取得することは、有利には、この第2の部分の処理されるべき3種類の別個の画像を取得することを含む。処理されるべき3種類の画像(2つは好ましくはグレージング光の画像で、1つは拡散光の画像)は、従って有利に欠陥を特定するために処理される。好ましくは、各画像は、異なる光源がオンに切り換えられると取得される。
さらにより好ましくは、処理されるべき前記第1の画像、処理されるべき前記第2の画像、および処理されるべき前記第3の画像は、互いに隣接するまたは部分的に重なり合う、一連の線形表面部分のそれぞれの複数の第1の線形画像、第2の線形画像および第3の線形画像から構成され、前記第1の線形画像、第2の線形画像および第3の線形画像は、それぞれ前記第1の光放射、第2の光放射および第3の光放射によって交互に連続的に照射された前記一連の線形部分の各線形部分上で取得される。
有利には、処理されるべき前記第1の画像、前記第2の画像、または前記画像はデジタル画像である。より好ましくは、それらは画素マトリクスから形成された画像である。さらにより好ましくは、それらは線形画像である。
好ましくは、前記第1の画像は、互いに隣接するまたは部分的に重なり合う、一連の線形表面部分のそれぞれの複数の第4の線形画像から構成され、前記第4の線形画像は、前記第1の光放射によってそれぞれ照射される前記一連の線形部分の各線形部分上で取得される。
画像を取得するための検出システムのタイプは、例えば、照射時に第1の表面部分または第2の表面部分が好ましくはそこに配置されるまたはその近くに配置される焦点面に対して、レンズライン、レンズ面の交差を定めるリニア式カメラである。従って、線形部分は、好ましくは、時間的に連続して前記レンズラインの近くで得ることができる表面部分である。例えば、タイヤをその回転軸の周りで回転させることによって、または検出システムおよび光源をタイヤの周りで回転させることによって、このような一連の直線部分を得ることができる。好ましくは、360°の少なくとも1回の完全な回転が完了される。
タイヤの第2の表面部分で探索される欠陥の種類は、好ましくは、第1の光放射、第2の光放射、および第3の光放射を介してのような、異なる照射条件で検出システムを介して取得された画像を比較することによって特定され、その結果、欠陥は、例えばある画像において検出可能な特徴を別の画像に対して「差し引く」ことによって検出可能である。
有利には、前記第2の光源および前記第3の光源のオンへの切換えとは異なる時間に前記第1の光源をオンに切り換えることが想定される。
このようにして、第2の表面部分の取得された処理されるべき各画像は、単一の所定の照射に関係する。
好ましくは、タイヤの同じ第2の表面部分の処理されるべき前記第1の画像、処理されるべき第2の画像および処理されるべき第3の画像を実質的に比較して前記第2の表面部分の欠陥を検出することが予測される。
処理されるべき取得された3種類の別個の画像は、それぞれ異なる種類の照射によるものである。これにより、第2の表面部分のあり得る欠陥を強調するために、適切なアルゴリズムによる3種類の別個の画像の比較と、それらの処理とが可能になる。
好ましくは、前記タイヤをその回転軸の周りで回転させ、前記タイヤの複数の角度位置において前記タイヤの表面部分を照射し、それにより、異なる角度位置における複数の第1の画像および第2の画像を得て、前記タイヤの角度位置ごとの第1の画像および少なくとも第2の画像を得ることが想定される。
好ましくは、第1の光放射で照射することは、第1の拡散光放射で前記第1の表面部分を照射することを含む。
好ましくは、第2の光放射または第3の光放射で照射することは、第2の光放射または第3のグレージング光放射で前記第2の表面部分を照射することを含む。
第1の光源は、好ましくは、第1の表面部分または第2の表面部分の高さで拡散される放射を第1の表面部分または第2の表面部分に発する一方、第2の光源または第3の光源は、第2の表面部分の高さでグレージングする放射を第2の表面部分に発する。圧縮によって変形される第1の表面部分は、好ましくは欠陥を特定するために拡散光のみを必要とするのに対し、第2の表面部分は、好ましくは、2種類の異なる種類の放射、グレージング光および拡散光による照射を必要とし、それにより、それぞれ異なる照射による同一の第2の表面部分についての少なくとも2種類の画像を取得し、これは第2の表面部分上の欠陥を特定するために互いに比較することができる。
好ましくは、前記タイヤの前記第1の表面部分を照射する前に、前記第1の表面部分を少なくとも部分的に含む検査される前記タイヤの表面を、圧縮力で弾性的に変形させることが想定される。
さらなる特徴および利点は、本発明によるタイヤの検査のための方法および装置のいくつかの例であり排他的ではない実施形態の詳細な記載からより明確になるであろう。そのような記載は、説明のためだけに提供され、従って限定するつもりはない添付の図面を参照して、以下に概説される。
本発明によるアクティブな構成にあるタイヤを検査するためのデバイスの斜視図を示す。 非アクティブな構成にある図1aのタイヤを検査するためのデバイスの斜視図を示す。 アクティブな構成にある図1aのデバイスの上面図を示す。 アクティブな構成にある図1aのデバイスの正面図を示す。 アクティブな構成にある図1aのデバイスの詳細の斜視的部分図および概略図を示す。 アクティブな構成にある図1aのデバイスの詳細の部分的および概略的側面図を示す。 非アクティブな構成にある図1bのデバイスの詳細の部分的および概略的側面図を示す。 図1aまたは1bのデバイスの詳細の概略側断面図を示す。 タイヤ製造ライン内のタイヤ検査装置の部分的かつ概略的な斜視図を、部分的に断面でおよび部分的に機能ブロックとして示す。 本発明によるタイヤを検査するためのキットの部分的かつ概略的な斜視図を示す。 別の動作ステップにおける図9のキットを示す。 本発明によるデバイスが図1aのアクティブな構成にある図8の装置を示す。 図11の装置の上面図を示す。
図面を参照すると、参照番号10が、本発明によるタイヤを検査するためのデバイス200を全体的に示している。
好ましくは、図1a、1bおよび4を最初に参照すると、デバイス10は、カメラ105を含む検出システム104を含む。好ましくは、カメラ105はリニア式カメラであり、(図4で見ることができる)リニア式カメラを通過する光学面107上に位置するレンズライン106を有する。本発明はまた、カメラが、例えばエリアカメラのような異なるタイプのものである代替の場合を考慮する。この場合、照射され取得される表面部分もエリアタイプのものである。さらに、カメラ105は、タイヤ表面の被照射部分の焦点が合う焦点面121を定める。好ましくは、光学面107と焦点面121は、互いに垂直である(図4、5および6で見ることができる)。
装置10はまた、第1の光源110、第2の光源108および第3の光源109を含み、それらは、レンズライン106と一致する(例えば表面部分が平坦である場合)、または、図4および8に示されるように、レンズラインに近い(タイヤの表面の曲線形状のために)前記タイヤ200の線形表面部分202(図4で見ることができる)を照射するために、それぞれ第1の光放射、第2の光放射および第3の光放射を発するように適合されている。
カメラ105を介した検出システムは、第1の光放射、第2の光放射および第3の光放射からの少なくとも1つによって照射された線形表面部分202のそれぞれの2次元デジタル画像を取得するように適合される。
好ましくは、第2の光源108および第3の光源109は、それぞれ単一の各サブ光源111および112からなり、2つのサブ光源は、光学面107に関して対称に配置される。好ましくは、2つのサブ光源111および112はそれぞれ、光学面に対して対向する側に位置し、光学面から等距離にある。
好ましくは、第1の光源110は、光学面107の両側に分散され、そのような平面に関して対称に分散された2つの各サブ光源113からなる。
各サブ光源111〜113は、好ましくは実質的に光学面107に平行に、従ってレンズライン106に平行に延在するそれぞれの主延在方向(例として図4中に点線114で示される)を有する。
例として、サブ光源は、主延在方向114に沿って約6cmに等しい寸法を有し、および前述の主延在方向114に垂直な約2.5cmに等しい直径を有する。
各サブ光源は、典型的に、主延在方向114に沿って配置され整列された複数のLED光源169を含む。例として、図7で見ることができるように、各サブ光源111〜113は、各LEDライト169の上に配置された、LED光によって発せられた光ビームを約30°だけ収束するように適合された収束レンズ170を含む。従って、各LED光169によって発せられる光ビームは、好ましくは約20°に等しい角度内に制限される。
各光源108、109、110はまた、好ましくはアルミニウムから作られた支持体を含み、その上にLED169が固定される。支持体はすべて、添付の図において168で示されている(図1a、1b、2および3参照)。好ましくは、LED169は、熱伝導ペースト(図で見ることはできない)を介してそれぞれの支持体168に固定される。有利には、各支持体168はまた、LEDと接触していない外面に、熱の放散のためのフィン構造167を含み、これは図1aで見ることができる。
第1の光源110の第1および第2のサブ光源113は、第1の光源110の主延在方向114に対して実質的に垂直にかつ互いに実質的に平行に配置された2枚のプレート11、12の間に配置される。発光方向において第1の光源の上流に延在する2枚のプレート11、12の間には、リニア式カメラ105も配置されている。
第3のプレート13および第4のプレート14が、これらの2枚のプレート11、12にヒンジ結合されているので、それにより定められる各回転軸は、第1の光源110または第2の光源108または第3の光源109の主方向に実質的に平行である。第2の光源108は第3のプレート13に固定して接続される一方、第3の光源109は第4のプレート14に固定して接続される。
第3のプレート13および第4のプレート14は、それぞれ、第1の空気圧ピストン15および第2の空気圧ピストン16によって回転移動される。各空気圧ピストン15、16は、一端で移動されるプレートに接続され、他端で第1の光源110におよびカメラ105に、すなわち、第1のプレート11にまたは第2のプレート12に接続される。
ピストンを介したプレート13、14の移動は以下のことを意味する、すなわち、デバイス10が、第2の光源108および第3の光源109が「前方」に配置される、すなわちそれらが第1の光源110に対してカメラ105からさらに離れ、照射されるべきタイヤ表面により近づく、すなわち(以下で詳細に記載されるように)第1の光源110より焦点面121に近づく、図1a、2および3の構成などのアクティブな構成にされることができ、または第2の光源108および第3の光源109が焦点面121に対してより離れて配置され、光学面107に垂直な方向にデバイス10によって与えられる嵩を最小限に抑えるために光学面107に対して実質的に平行に折りたたまれる図1bに示される構成などの非アクティブな構成にされることができることを意味する。
好ましくは、アクティブな構成において、図3からより明確に分かるように、第1の光源110、第2の光源108および第3の光源109のサブ光源111〜113は、光学面107に垂直な視野におけるそれらの全延在に関して、それらがレンズライン106に垂直な2つの平面の間に位置するように配置される。換言すると、主延在方向114に関する光源108、109および110の第1端および第2端のすべては、レンズライン106に垂直な各平面上にある。
好ましくは、デバイス10は駆動および制御ユニット140を含み、それは、前記第1の光源110、第2の光源108および第3の光源109のうちの1つまたは複数を選択的に起動するように構成され、および、好ましくは前記第1の光源110、第2の光源108および第3の光源109のうちの1つまたは複数の起動と同期して、線形表面部分のそれぞれの2次元デジタル画像(カラーまたはモノクロ)を取得するためにリニア式カメラ105を起動するように構成されている。
好ましくは、駆動および制御ユニット140は、光源108、109、110の制御に関連する信号を待機時間なしに送信するように、第1の光源110およびカメラ105の支持プレート11、12に固定される。さらに、好ましくは、駆動および制御ユニット140は、第2の光源108および第3の光源109を非アクティブな構成において一切の放射を発せず、アクティブな構成において光放射を発するように制御するように適合される。
好ましくは、処理ユニット180(図8で機能ブロックとして概略的に見ることができる)が、第2の光源108および第3の光源109を移動させるようにピストン15、16を制御するように適合される。
より優れた熱の放散のために、さらに、駆動および制御ユニット140は、フィン構造166(図1aおよび1bで見ることができる)も含む。
ここで図4、5および6を参照すると、サブ光源111〜113は、それぞれの発光面(図中、例として半円筒形の形状を有し、従って半円形の断面を有する)を参照して概略的に示されているが、発光面は、例えば、透明保護ガラスシートおよび/またはディフューザと一致することができる。
図4および5中、デバイス10は、アクティブな構成で示されている。
この構成において、好ましくは、光学面107からの第1の光源110のサブ光源113のそれぞれの距離は、前記第2の光源108および第3の光源109の各サブ光源111、112と光学面107との間の距離よりも小さい。
有利なことに、アクティブな構成において、サブ光源113における第1の光源110と焦点面121との間の距離dは、第2または第3の光源の焦点面121からの距離dまたはdより大きい。より好ましくは、dはdおよびdの両方よりも大きい。好ましくは、d=dである。
より好ましくは、第1の光源110の2つのサブ光源113は同一平面上にあり、焦点面121から距離dである焦点面121と実質的に平行な平面P1を画定する。平面P1は、(図5に示されているように)焦点面121から最小距離の所でサブ光源113の両方の点を通過する平面として、またはサブ光源113の両方の中間線を通過する平面として定義することができる。
好ましくは、第2および第3の光源108、109のそれぞれサブ光源111および112は同じく、焦点面121に実質的に平行であり焦点面121から距離dである平面P2を画定する同一平面上にある。P1と同様に、平面P2は、(図5に示すように)焦点面121から最小距離の所でサブ光源111および112の両方の点を通過する平面として、またはサブ光源111〜112の両方の中間線を通過する平面として定義することができる。
例として、アクティブな構成において、距離dは約77mmに等しい。
例として、距離d−d=d−dは約32mmに等しい(77mm−45mm)。
例として、レンズライン106の各点P(例として図5では一端で示される)に対して、点Pに頂点を有し、レンズラインに対して垂直な平面内にあり、サブ光源のそれぞれが対する角度126(図5ではサブ光源113を参照して示されている)は、約50°に等しい。
例として、焦点面121を光学面107に対して垂直にしてレンズライン106を通過させると、焦点面と、レンズラインおよびそれぞれ第2の光源108および第3の光源109(それぞれサブ光源111および112の光源)の全ての点を通過する平面との間に形成される全ての角度のなかでの最大角度122および123は、約55°以上である。
好ましくは、第1の光源110は、拡散光でレンズライン106を照射するのに適している。
例として、レンズライン106の各点Pに頂点を有し、レンズラインに垂直な平面内にあり、第1の光源が対する角度126は約50°に等しい。このようにして、拡散光の広い立体角が得られる。
好ましくは、第2および第3の光源108、109は、グレージング光でレンズライン106を照射するのに適している。
図6の非アクティブな構成において、第2および第3の光源108、109は、それらの1つと、より好ましくは両方の光源と、焦点面121との間の距離dおよびdが、第1の光源110のサブ光源113と焦点面121との間の距離dよりも大きいように位置付けられる。好ましくは、両方のサブ光源113と焦点面121との間の距離dは同じであり、換言すると、この構成においても、好ましくはサブ光源113は、焦点面121に実質的に平行な平面P1を形成する。
好ましくは、非アクティブな構成において、距離dは約77mmに等しい。
デバイス10の動作は以下の通りである。検査される第1の表面部分(常に202で示される)が、タイヤの半径方向外側表面において選択される。好ましくは、しかし排他的でなく、この部分はタイヤ200のショルダー部またはサイドウォール部に属する。図1bおよび図6の非アクティブな構成では、駆動および制御ユニット140は、放射を発しないように第2および第3の光源108、109を制御する。デバイス10は、光学面107に実質的に平行に光源108および109を位置決めするために特にコンパクトである。さらに、駆動および制御ユニット140は、タイヤ200の第1の表面部分202に例えば所定の周波数で拡散放射を発するように第1の光源110を制御する。このようなストロボスコープ周波数は、例えば0.1msに等しい。さらに、駆動および制御ユニット140は、第1の光源によって照射された第1の表面部分の画像を、その照射と同期して取得するようにカメラ105を制御する。従って、照射されたタイヤ200の第1の表面部分の画像は、拡散光でその部分を照射する第1の光源110がオンにされるたびに、カメラ105によって取得される。
さらに、検査されるタイヤ200の外面の第2の部分が選択される。好ましくは、しかし必須ではないが、この第2の部分はタイヤ200のビードに属する。処理ユニット180は、第2の光源108および第3の光源109を図1a、4および5のアクティブな構成にするようにピストン15、16を制御する。さらに、駆動および制御ユニット140は、タイヤ200の第2の表面部分202に放射を発するように、第1の光源110、第2の光源108および第3の光源109を制御する。好ましくは、第1の光源110は第2の表面部分に拡散放射を発する一方、第2の光源108および第3の光源109はともにグレージング放射を発するが、それは光学面107に対して対向する半空間から来る。好ましくは、3つの光源の全ては、例えば所定の周波数で、タイヤの第2の表面部分を照射するために光放射を発する。このようなストロボスコープ周波数は、例えば0.1msに等しい。好ましくは、3つの光源は交互にオンに切り換えられ、すなわち所与の時間期間において、第1または第2または第3の光源のみがタイヤの第2の表面部分を照射する。また、駆動および制御ユニット140は、好ましくは、第1または第2または第3の光源によって照射された第2の表面部分の画像を、その照射と同期して取得するように、カメラ105を制御する。従って、有利には、カメラ105は、拡散光で第2の部分を照射する第1の光源110がオンに切り換えられるたびにカメラ105照射されるタイヤ200の第2の表面部分の画像を取得し、光学面107の一方の側からグレージング光で第2の部分を照射する第2の光源108がオンに切り換えられるたびに照射されるタイヤ200の第2の表面部分の画像を取得し、光学面107の他方側からグレージング光で第2の部分を照射する第3の光源109がオンに切り換えられるたびに照射されるタイヤ200の第2の表面部分の画像を取得する。このようにして、有利には、各第2の表面部分に対して、処理されるべき3種類の別個の画像が取得され、この際、同じ部分が、別々の特徴を有する放射で照射される。
好ましくは、上述した処理ユニット180(例えば、デバイス10に対して遠くにある)はまた、リニア式カメラ105によって取得された画像を受信し、異なる表面部分を検査するためにそれらを処理するように構成される。
好ましくは、処理ユニット180は、表面部分の高度プロファイルに関する情報を得るために、グレージング光によって得られた第2の画像および第3の画像を互いに比較しながらそれらを処理するように適合される。好ましくは、処理されるべき第2の画像と第3の画像との間の比較は、各画素が、処理されるべき第2の画像および第3の画像の対応する画素と関連付けられる値の間の差を表す値と関連付けられる差画像を計算することを含む。
好ましくは、処理されるべき第2および第3の画像を互いに比較する前に、それらを互いにイコライゼーションすること、例えば、それらの平均明度を全体的にまたは局所的にイコライゼーションすることが想定される。
好ましくは、処理ユニット180は、処理されるべき第2の画像と第3の画像との上記比較により得られた情報を用いて、第2の表面部分上のあり得る欠陥の存在を検出するために、拡散光の処理されるべき第1の画像を処理する。
好ましくは、図9および10に示されるように、デバイス10は、タイヤ200を検査するためのキット300を形成するために、スラスト要素310と関連付けられる。キット300は、サイドウォール部の一部を弾性変形させるために、タイヤ200のサイドウォール部204の一部に属する外側接触面に物理的接触を介して圧縮力をかけるように構成されたスラスト要素310を含む。好ましい構成では、図9および10に示される例のように、圧縮力F(図9および10中、垂直矢印によって示される)は、タイヤ200の回転軸201と同じ方に向けられる。しかしながら、本出願人によれば、本発明は、圧縮力Fが回転軸に平行な少なくとも1つの成分を有する事例を包含する。
好ましくは、スラスト要素310は、圧縮部材311と、圧縮部材を圧縮力の方向に沿って移動させるように適合されたアクチュエータ部材312とを含む。例として、アクチュエータ部材312は、空気圧シリンダまたは電気モータであることができる。より好ましくは、圧縮部材311は圧縮ローラを含む。
好ましくは、圧縮ローラの軸117は、タイヤの軸を横切り、変形されたサイドウォール部の部分の半径方向に通過する平面(例えば、図9および10の平面)に常に位置する。好ましくは、圧縮ローラの軸117は、力がない場合、換言すると休止位置にある場合、タイヤの軸に対して垂直である。ローラの軸は、作動中、そのようなタイヤの軸と垂直な状態から、例えば0°から30°の範囲内で変わることができる(例えば図9に示されているような状態)。
好ましくは、スラスト要素310は、圧縮部材とアクチュエータ部材とをユニットとしてタイヤの半径方向に沿って移動させるように適合された半径方向移動部材(図示せず、例えば、さらなる空気圧ピストン、および、半径方向移動を案内する案内および摺動ブロックのシステム)を含む。
好ましくは、スラスト要素310は、サイドウォール部の一部に属する外側接触面に圧縮力Fを加え、前述の圧縮ローラを外側接触面に押しつけながら、タイヤ200のサイドウォール部204の一部を弾性的に変形させるように適合されている。タイヤの回転軸に沿って外側接触面にかけられる力または動きは予め決定され、検査されるタイヤの種類に依存する。タイヤ200は、種類およびモデルに応じて異なる弾性および変形可能性を有し得るものであり、従って、スラスト要素310によって加えられる力または変形は、検査されるタイヤ200の種類に依存することが好ましい。
好ましくは、スラスト要素310とともに動作するとき、デバイス10は、スラスト要素310によって変形されたタイヤ200の第1の表面部分の画像を照射し取得するためにスラスト要素310に近づくことができるように、図1bの非アクティブな構成にある。好ましくは、スラスト要素310、特に圧縮ローラ111と、デバイス10との間の距離は、約20mm〜約60mmの間に含まれる。
好ましくは、タイヤ200のサイドウォール部の残りの部分全体は、未変形のままである。例として、圧縮力は、サイドウォール部の一部を以下のように変形させるようなものであり、すなわち、サイドウォール部の前記部分の全ての点の間で取られた、力のない位置と変形した位置との間の最大偏位であって、圧縮力の方向に沿って取られた最大変位が約20mmに等しいように変形させるようなものである。
デバイス10またはキット300は、全体的に1で示され、図8に示される本発明によるタイヤ製造ライン内でタイヤを検査するための装置内で一般に使用される。
装置1は、タイヤ200をサイドウォール部で支持し、典型的には垂直Zに従って配置された、それ自体の回転軸201の周りでタイヤ200を回転させるように適合された支持体102を含む。支持体102は、例として既知の種類のものであってもよいので、さらに記載されずまた示されない移動部材によって典型的に作動される。
典型的には、装置は、デバイス10が取り付けられたロボットアーム220を含み、特にデバイス10は、ロボットアーム220と結合するための取付部材19(図1a、1b参照)を含む。
デバイス10に接続された処理ユニット180は、典型的には、支持体102の移動部材も制御するように構成される。このようにして、リニア式カメラ105のレンズラインに一連の線形表面部分が存在し、リニア式カメラ105は固定されたままであることができる。
好ましくは、装置は、支持体の角度位置を検出するエンコーダ(図示せず)を含み、駆動および制御ユニット140は、エンコーダによって送信された支持体の角度位置信号に応じて、前記第1の光源110、第2の光源108および第3の光源109を起動し、検出システムを制御するように構成される。
デバイス10、キット300および装置1は、以下の動作を有する。
タイヤ200が支持体102に載せられる。次いで、検査されることを望まれるタイヤ200の外面の第1の部分が選択される。タイヤ200の選択された表面部分の位置に応じて、デバイス10は、スラスト要素310とともに(図9および10)またはそれから自律的に作動される(図11および12)。半径方向外面部分がタイヤ200のサイドウォール部またはショルダー部に属する場合、好ましくは、デバイス10は非アクティブな構成に配置され、スラスト要素310とともにタイヤ200に近づけられる(図9および10)。あるいは、選択された面がタイヤ200のビードに属する場合、デバイスはアクティブな構成に配置され、スラスト要素310なしでタイヤ200に近づけられる(図11および12)。
スラスト要素310は、キット300に関して記載したように、タイヤ200の外面部分を変形させる。
スラスト要素310とともに動作する場合、処理ユニット180は、ロボットアーム220を制御して、第1の光源110をタイヤ200の表面およびスラスト要素310に向かって移動させ、その結果、線形表面部分が少なくとも部分的に焦点面121のレンズラインと一致する、またはその近くにある。線形部分はまた、少なくとも部分的に、スラスト要素310によって変形された表面部分に属する。
次いで、処理ユニット180は、支持体102の移動部材を制御してタイヤ200を回転させる。
タイヤの回転の進行とともに、駆動および制御ユニット140は、エンコーダによって受信された角度位置信号に応じて、第1の光源110を迅速なシーケンスにおいて繰り返し起動し、第1の光源の起動に同期してそれぞれの線形表面部分のそれぞれの2次元デジタル画像を(カラーまたはモノクロで)取得するようにリニア式カメラ105を起動する。駆動および制御ユニット140は、互いに同期しておよびリニア式カメラ105と同調して動作するサブ光源113のオンへの切換えを平行して制御する。例として、線形部分の各単一デジタル画像は、1024の画素を含む。
所望の表面部分を検査するためにタイヤ200の所望の回転、好ましくは円形延在部全体を取得するための少なくとも1回の完全な回転が実行されると、それぞれ第1の光源で照射された一連の線形部分の全デジタル画像で作成されたタイヤ「リング」のデジタル画像が得られる。
このようにして、スラスト要素310はタイヤ200の別々の表面部分に配置することができるので、タイヤの異なる外面部分の照射を得るようにデバイス10を新しい位置に再び接近させて、新たな分析が行われる。例えば、図9および図10のスラスト要素310の位置の差と、それら2つの図中の、結果として生じるデバイス10の異なる位置とを参照されたい。図9において、タイヤ200のサイドウォール部の外面部分が第1の光源110によって照射される一方、図10において、タイヤ200のショルダー部の外面部分が第1の光源110によって照射される。
ビード部が検査されている図11および12に示されるように、スラストデバイス310がない動作の場合、装置1の動作は以下の通りである。ビードの一部を形成する表面など、照射されるタイヤの第2の外面部分が選択される。好ましくは、デバイス10はアクティブな構成に配置され、ロボットアーム220を制御する処理ユニット180によって制御されてタイヤ200に近づけられる。このようにして、デバイス10は照射される第2の表面部分に近づけられ、その結果、線形表面部分は、焦点面121内のレンズラインと少なくとも部分的に一致する、またはその近くにある(図11および12参照)。
次いで、処理ユニット180は、支持体102の移動部材を制御してタイヤ200を回転させる。
タイヤの回転の進行とともに、駆動および制御ユニットは、エンコーダによって受信された角度位置信号に応じて、前記第1の光源110、第2の光源108および第3の光源109を迅速な交互シーケンスにおいて繰り返し起動し、対応する第1の光源110、第2の光源108および第3の光源109の起動に同期して、対応する線形表面部分の対応する2次元デジタル画像を(カラーまたはモノクロで)取得するようにリニア式カメラ105を起動する。
例として、第1の線形画像と第2の線形画像の取得間の時間、ならびに第2の線形画像と第3の線形画像との間の時間、次いで第1の線形画像と第3の線形画像との間の循環的な時間は、約0.1ms未満である。
所望の表面部分を検査するためにタイヤ200の所望の回転、好ましくは円形延在部全体を取得するために少なくとも1回の完全な回転が実行されると、それぞれの光源でそれぞれ照射された一連の線形部分の全デジタル画像で作成された単一のデジタル画像が得られる。処理ユニット180は、このような画像を検出システム104から受け取り、それから所望の表面部分全体の対応する第1の画像、第2の画像、および第3の画像を抽出する。
そのような画像は、その間に発生したタイヤの回転のために、単一の線形画像に関連付けられる実際の線形表面部分が3種類の画像について正確に一致しないものの、実質的にピクセルごとに並置されることができる。しかしながら、画像の取得頻度および回転速度の選択は、3種類の画像がインターレースされ、従って画素ごとに比較できるようなものである。有利には、第1(または第2または第3)の画像の各画素は、画素に関連する線形表面寸法は別として、前記各画素に対応する第2(またはそれぞれ第3または第1)の画像の画素によって示される微小表面部分と異なる微小表面部分を示し、例として空間的相違はピクセルの約1/3に等しい。このようにして、3種類の画像は互いにインターレースされ、3種類の線形画像の取得は、タイヤが1つの画素(例として約0.1mmに等しい)に等しい部分だけ回転した期間に行われる。
このようにして、拡散光の画像とグレージング光の2種類の画像との両方を取得することができる。
好ましくは、処理ユニット180は、第2の画像と第3の画像との間の差を計算して、線形表面部分の高度プロファイル(例えば、突出部および/または窪みの有無)に関する情報を得るように構成される。
好ましくは、第2の画像と第3の画像との間の差を計算することは、第2および第3の画像内の対応する画素に関連する値の間の差を表す値に各画素が関連する差画像を計算することを含む。このようにして、第2の画像と第3の画像との間の差から得られた画像を使用して、タイヤの外面上の3次元要素(例えば、隆起した書かれたものなど)を強調し、そのような情報を、欠陥を探すために拡散光の画像を処理する際に考慮することが可能である。

Claims (42)

  1. タイヤ(200)を検査するためのデバイス(10)であって、
    カメラ(105)を通過する光学面(107)を有しかつ焦点面(121)を定めるカメラ(105)を含む検出システム(104)と、
    第1の光源(110)、第2の光源(108)および第3の光源(109)であって、それぞれ第1の光放射、第2の光放射、および第3の光放射を発し、前記焦点面(121)のまたはその近くの前記タイヤの表面部分を照射するように適合され、前記第2の光源(108)および前記第3の光源(109)は前記光学面(107)の両側に配置され、
    前記第1の光源(110)は前記検出システム(104)に対して固定され、前記第2の光源(108)および第3の光源(109)は、それらが前記第2の光放射および第3の光放射を発しないように制御され、前記焦点面(121)からの前記第2の光源(108)および前記第3の光源(109)の距離(d2、d3)が前記焦点面(121)からの前記第1の光源(110)の距離(d1)よりも大きい第1の非アクティブな構成から、それらが前記第2の光放射および前記第3の光放射のうちの少なくとも1つを発するように適合され、前記焦点面(121)からの前記第2の光源(108)および前記第3の光源(109)の距離(d2、d3)が、前記焦点面(121)からの前記第1の光源(110)の距離(d1)に等しいかそれ未満であるアクティブな構成まで移動可能であるように適合された、第1の光源(110)、第2の光源(108)および第3の光源(109)と、
    前記非アクティブな構成において前記タイヤ(200)の第1の表面部分の第1の画像を、前記アクティブな構成において前記タイヤ(200)の第2の表面部分の少なくとも第2の画像を取得するべく前記検出システム(104)を起動するように適合された駆動および制御ユニット(140)と
    を含むデバイス(10)。
  2. 前記カメラ(105)がリニア式カメラである、請求項1に記載のデバイス(10)。
  3. 前記カメラ(105)がカラーカメラである、請求項1または2に記載のデバイス(10)。
  4. 前記第1の画像および前記少なくとも1つの第2の画像からの少なくとも1つが2次元
    画像である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  5. 前記アクティブな構成において、前記第2の光源(108)および第3の光源(109)が、前記第1の光源(110)に関して対称に配置される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  6. 前記第1の光源(110)が第1のサブ光源(113)および第2のサブ光源(113)を含み、前記第1のサブ光源および前記第2のサブ光源が前記光学面(107)の両側に配置される、請求項1〜5のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  7. 前記第1の光源(110)が、拡散光放射で前記第1の表面部分または前記第2の表面部分を照射するように適合される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  8. 前記第2の光源(108)および第3の光源(109)がグレージング光放射で前記第2の表面部分を照射するように適合される、請求項1〜7のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  9. 前記第1の光源(110)または前記第2の光源(108)または前記第3の光源(109)が主延在方向(114)を画定する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  10. 前記主延在方向(114)が実質的に前記光学面(107)と平行である、請求項9に記載のデバイス(10)。
  11. 前記第1の光源(110)または前記第2の光源(108)または前記第3の光源(109)が、1つまたは複数の発光ダイオード(LED)(169)を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  12. 前記駆動および制御ユニット(140)が、前記非アクティブな構成において、
    特定の周波数で前記第1の光源(110)のオンオフを切り換え、
    前記第1の光源(110)のオンへの切換えと同期して前記第1の画像を取得するように前記検出システム(104)を起動する
    ように構成される、請求項1〜11のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  13. 前記駆動および制御ユニット(140)が、前記アクティブな構成において、
    前記第1の光源(110)、前記第2の光源(108)、および前記第3の光源(109)の少なくとも1つを交互にオンオフし、
    前述のオンへの切換え動作と同期して前記少なくとも1つの第2の画像を取得するように前記検出システム(104)を起動する
    ように構成される、請求項1〜12のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  14. 前記アクティブな構成において、前記駆動および制御ユニット(140)は、3種類の別個の画像を取得するように前記検出システム(104)を制御するように適合され、各画像は、前記第1の光源(110)、前記第2の光源(108)および前記第3の光源(109)のうちの異なる光源のオンへの切換えに対応する、請求項13に記載のデバイス(10)。
  15. 第1の支持体(11、12)、第2の支持体(13)および第3の支持体(14)を含み、前記第2の支持体(13)および第3の支持体(14)は前記第1の支持体(11、12)にヒンジ結合され、前記第2の光源(108)および前記第3の光源(109)はそれぞれ前記第2の支持体(13)および第3の支持体(14)に固定される、請求項1〜14のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  16. 前記焦点面(121)と、前記光学面(107)および前記焦点面(121)の交差線と前記第2の光源(108)または前記第3の光源(109)の点とを結ぶ平面とにより形成される角度(122、123)が約55°以上である、請求項1〜15のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  17. 前記第1の光源(110)または前記第2の光源(108)または前記第3の光源(109)が、前記第1の光放射または前記第2の光放射または前記第3の光放射の発光領域角度を約10°〜約50°の値に狭めるように適合された収束レンズ(170)を含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  18. 前記アクティブな構成において、前記第2の光源(108)および前記第3の光源(109)が同一平面上にあり、前記焦点面(121)に実質的に平行な平面(P2)を画定する、請求項1〜17のいずれか一項に記載のデバイス(10)。
  19. 前記アクティブな構成において、前記焦点面(121)に平行で前記第1の光源(110)を通過する平面(P1)と、前記焦点面(121)に平行で前記第2の光源(108)および前記第3の光源(109)を通過する平面(P2)との間の距離(d1−d2)が、約0mm〜約50mmである、請求項18に記載のデバイス(10)。
  20. タイヤを検査するためのキット(300)であって、
    請求項1〜19のいずれか一項に記載のデバイス(10)と、
    前記デバイス(10)の前記第2の光源(108)および第3の光源(109)が前記非アクティブな構成にあるときに前記タイヤ(200)の検査される表面に力(F)を加えるように構成されたスラスト要素(310)と
    を含むキット(300)。
  21. 前記スラスト要素(310)が、検査されるタイヤの選択された種類に依存して前記タイヤ(200)に変形を加えるように適合される、請求項20に記載のキット(300)。
  22. 検査される前記表面が少なくとも部分的に前記第1の表面部分を含む、請求項20または21に記載のキット(300)。
  23. 前記第1の光源(110)と前記スラスト要素(310)との間の距離が、約20mm〜約60mmである、請求項20〜22のいずれか一項に記載のキット(300)。
  24. 前記スラスト要素(310)が、検査される前記表面に実質的に一定の力(F)を加えるように適合される、請求項20〜23のいずれか一項に記載のキット(300)。
  25. 前記スラスト要素(310)が、検査される前記表面に実質的に一定の変形を加えるように適合される、請求項20〜23のいずれか一項に記載のキット(300)。
  26. タイヤ(200)を検査する方法であって、
    検査されるタイヤ(200)を提供すること、
    検出システム(104)の焦点面(121)にまたはその近くに配置された前記タイヤ(200)の第1の表面部分を、第1の光源(110)によって発せられた第1の光放射で照射すること、
    前記検出システム(104)を介して、前記第1の光放射によって照射された前記第1の表面部分の第1の画像を取得すること、
    第2の光源(108)および第3の光源(109)を、それらが光放射を発しないように制御され、前記焦点面(121)からの前記第2の光源(108)および前記第3の光源(109)の距離(d2、d3)が、前記焦点面(121)からの前記第1の光源(110)の距離(d1)よりも大きい第1の非アクティブな構成から、それらが第2の光放射および第3の光放射のうちの少なくとも1つを発するように適合され、前記焦点面(121)からの前記第2の光源(108)および前記第3の光源(109)の距離(d2、d3)が、前記焦点面(121)からの前記第1の光源(110)の距離(d1)に等しいかそれ未満であるアクティブな構成まで移動すること、
    前記第1の光放射、前記第2の光放射、および前記第3の光放射のうちの少なくとも1つで、前記焦点面(121)にまたはその近くに配置された前記タイヤ(200)の第2の表面部分を照射すること、および
    前記検出システム(104)を介して、前記第2の表面部分の少なくとも1つの対応する第2の画像を取得すること
    を含む方法。
  27. 前記タイヤ(200)の前記第1の表面部分または前記第2の表面部分のあり得る欠陥を検出するように前記第1の画像または前記少なくとも1つの第2の画像を処理すること
    を含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記検出システム(104)によって画定された光学面(107)の両側に前記第2の光源(108)および前記第3の光源(109)を配置すること
    を含む、請求項26または27に記載の方法。
  29. 前記第1の表面部分が前記タイヤ(200)のサイドウォール部またはショルダー部の外面部分である、請求項26〜28のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記第2の表面部分が前記タイヤ(200)のビードの表面部分である、請求項26〜29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記タイヤの前記第1の部分の照射と前記タイヤの前記第2の部分の照射との間に、前記検出システム(104)を第1の作動位置から第2の作動位置に平行移動または回転させることを含む、請求項26〜30のいずれか一項に記載の方法。
  32. 所定の間隔で前記第1の光源(110)のオンオフを切り換えることによって前記第1の光放射を介して前記第1の表面部分を照射すること、および
    前記第1の光源(110)の前記オンへの切換えと同期して前記第1の画像を取得するように前記検出システムを同期させること
    を含む請求項26〜31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記第1の光源(110)、前記第2の光源(108)および前記第3の光源(109)からの少なくとも1つを所定の間隔で対応してオンオフすることによって、前記第1の光放射、前記第2の光放射および前記第3の光放射のうちの少なくとも1つを介して前記第2の表面部分を照射すること、および
    前記第1の光源(110)、前記第2の光源(108)および前記第3の光源(109)のうちの少なくとも1つの前記オンへの切換えと同期して前記少なくとも1つの第2の画像を取得するように前記検出システム(104)を同期させること
    を含む、請求項26〜32のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記少なくとも1つの第2の画像を取得することが、
    前記第2の部分が前記第1の光放射によって照射されるときに、処理されるべき第1の画像を取得すること、
    前記第2の部分が前記第2の光放射によって照射されるときに、処理されるべき第2の画像を取得すること、および
    前記第2の部分が前記第3の光放射によって照射されるときに、処理されるべき第3の画像を取得すること
    を含む、請求項33に記載の方法。
  35. 前記第2の光源(108)または前記第3の光源(109)のオンへの切換えとは異なる時間に前記第1の光源(110)をオンに切り換えることを含む、請求項33または34に記載の方法。
  36. 同じ第2のタイヤ表面部分の処理されるべき前記第1の画像、処理されるべき第2の画像および処理されるべき第3の画像を実質的に比較して前記第2の表面部分の欠陥を検出すること
    を含む、請求項34または35に記載の方法。
  37. 前記タイヤ(200)をその回転軸(201)の周りで回転させること、および
    前記タイヤの複数の角度位置において前記タイヤの表面部分を照射し、それにより、異なる角度位置における複数の第1の画像または第2の画像を得て、前記タイヤ(200)の角度位置ごとの第1の画像および前記少なくとも1つの第2の画像の少なくとも1つを得ること
    を含む、請求項26〜36のいずれか一項に記載の方法。
  38. 処理されるべき前記第1の画像、処理されるべき前記第2の画像、および処理されるべき前記第3の画像が、互いに隣接するまたは部分的に重なり合う、一連の線形表面部分のそれぞれの複数の第1の線形画像、第2の線形画像および第3の線形画像から構成され、前記第1の線形画像、第2の線形画像および第3の線形画像は、それぞれ前記第1の光放射、第2の光放射および第3の光放射によって交互に連続的に照射された前記一連の線形部分の各線形部分上で取得される、請求項34に従属する場合の請求項37に記載の方法。
  39. 前記第1の画像が、互いに隣接するまたは部分的に重なり合う、一連の線形表面部分のそれぞれの複数の第4の線形画像から構成され、前記第4の線形画像は、前記第1の光放射によってそれぞれ照射される前記一連の線形部分の各線形部分上で取得される、請求項26〜38のいずれか一項に記載の方法。
  40. 第1の光放射で照射することが、第1の拡散光放射で前記第1の表面部分を照射することを含む、請求項26〜39のいずれか一項に記載の方法。
  41. 第2の光放射または第3の光放射で照射することが、第2のグレージング光放射または第3のグレージング光放射で前記第2の表面部分を照射することを含む、請求項26〜40のいずれか一項に記載の方法。
  42. 前記タイヤ(200)の前記第1の表面部分を照射する前に、前記第1の表面部分を少なくとも部分的に含む検査される前記タイヤの表面を、圧縮力(F)を介して弾性的に変形させることを含む、請求項26〜41のいずれか一項に記載の方法。
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