JP6917172B2 - プレート式熱交換器、及びco2回収装置 - Google Patents

プレート式熱交換器、及びco2回収装置 Download PDF

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本発明は、プレート式熱交換器、及びCO回収装置に関する。
2つの流体を熱交換させる機器として、伝熱性能の良さ、安価であることを理由にプレート式熱交換器が広く用いられている。プレート式熱交換器は、一般的に、多数のプレートを重ね合わせ、隣り合うプレートに異なる流体を流すことによって熱交換を行う。このようなプレート式熱交換器は、それぞれのプレートの周囲の端部をガスケットでシールするか、又は溶接することにより、外部への流出を防ぐ構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−283687号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプレート式熱交換器において、プレートの周囲の端部にガスケットを用いた場合、温度や圧力変化によりプレートが移動し、ガスケットの脱落、ガスケットが変形することや、ガスケットの劣化や脆化などの要因で、ガスケットの亀裂が生じ、流体が外部に流出するおそれがある。また、プレートの周囲の端部を溶接した場合、内部流体による汚れやつまりが生じると、そのメンテナンスは容易ではないという問題がある。
特に、プレート式熱交換器で流通する流体が可燃物である場合、外部に漏れると燃える可能性が生じ、化学物質、例えばCO回収装置で用いられる例えばアミン系のCO吸収液などであった場合、外部に漏れると環境や安全への問題が生じる。このため、熱交換器からの流体が万に一つでも漏れることを完全に防止することが望まれている。また同時に、メンテナンス性も確保する必要がある。
したがって、本発明は上記問題点に鑑み、流体の外部への漏れを完全に防止し、かつ、メンテナンス性をも確保したプレート式熱交換器、及びCO回収装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態であるプレート式熱交換器は、第1流体が内部に流通する第1伝熱プレートと第2流体が内部に流通する第2伝熱プレートとを交互に積層し、前記第1伝熱プレートと前記第2伝熱プレートとのそれぞれの間の外周部分にガスケットを備える伝熱プレート層と、前記伝熱プレート層の積層方向の一方の端部に位置する第1フレーム部材と、前記伝熱プレート層の積層方向の他方の端部に配置され、前記第1フレーム部材と前記伝熱プレート層を挟持して固定する第2フレーム部材と、前記第1フレーム部材と接合され、前記伝熱プレート層及び前記第2フレーム部材を前記第1フレーム部材とで密閉して覆う密閉部材と、を備える。
かかる構成によれば、第1伝熱プレートと第2伝熱プレートとのそれぞれの間の外周部分にガスケットを備えつつ、さらに伝熱プレート層を密閉部材で覆うことで流体が外部に漏れることを完全に防止できる。また、第1フレーム部材と密閉部材とを接続する構成としたことで、フレーム部材の有効活用による省スペース化も図ることができる。さらに、第1伝熱プレートと第2伝熱プレートとをガスケットでシールする構成であるので、伝熱プレート層のメンテナンス性も確保できる。
本発明の一実施形態であるCO回収装置は、被処理ガスから吸収液を用いてCOを吸収除去し、該COを吸収した吸収液であるリッチ溶液を排出する吸収塔、吸収塔から排出されたリッチ溶液を加熱してCOを分離し、吸収塔で用いるCO吸収液として再生したリーン溶液を排出する再生塔、及びリッチ溶液とリーン溶液とを熱交換する熱交換器を含むCO回収装置であって、熱交換器は、リッチ溶液が内部に流通する第1伝熱プレートとリーン溶液が内部に流通する第2伝熱プレートとを交互に積層し、第1伝熱プレートと第2伝熱プレートとのそれぞれの間の外周部分にガスケットを備える伝熱プレート層と、前記伝熱プレート層の積層方向の一方の端部に位置する第1フレーム部材と、前記伝熱プレート層の積層方向の他方の端部に配置され、前記第1フレーム部材と前記伝熱プレート層を挟持して固定する第2フレーム部材と、第1プレート部材と接合され、伝熱プレート層及び第2プレート部材を第1フレーム部材とで密閉して覆う密閉部材とを備える。
かかる構成によれば、第1伝熱プレートと第2伝熱プレートとのそれぞれの間の外周部分にガスケットを備えつつ、さらに伝熱プレート層を密閉部材で覆うことで吸収液が外部に漏れることを完全に抑制することができ、環境に与える影響も無くすことができる。また、第1のプレート部材と密閉部材とを接続する構成としたことで、プレート部材の有効活用による省スペース化も図ることができる。さらに、第1伝熱プレートと第2伝熱プレートとをガスケットでシールする構成であるので、メンテナンス性も確保できる。
以上のように構成された本発明の一実施形態であるプレート式熱交換器、及びCO回収装置によれば、流体の外部への流出を完全に防止できると共に、メンテナンス性も確保することができる。
図1は、第1実施形態のCO回収装置を示す構成図である。 図2は、第1実施形態のプレート式熱交換器を示す斜視図である。 図3は、第1実施形態のプレート式熱交換器の斜視図である。 図4Aは、第1伝熱プレートを説明するための図である。 図4Bは、第2伝熱プレートを説明するための図である。 図5Aは、第1実施形態のプレート式熱交換器の第1フレーム部材と締付ボルトの固定方法を説明するための図である。 図5Bは、第1実施形態のプレート式熱交換器の第1フレーム部材と締付ボルトの固定方法を説明するための図である。 図6は、第1実施形態のプレート式熱交換器の断面図であって、図2のA−A’線断面図である。 図7は、第2実施形態のCO回収装置を示す構成図である。 図8は、第2実施形態のプレート式熱交換器と配管の接続を示す図である。 図9は、第2実施形態のCO回収装置の動作処理内容を示すフローチャートである。 図10Aは、第1実施形態のプレート式熱交換器の変形例を示す図である。 図10Bは、第1実施形態のプレート式熱交換器の変形例を示す図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、下記実施形態では、プレート式熱交換器として、CO回収装置で用いる熱交換器を一例にとって説明するものとする。また、各図面において、CO回収装置及び熱交換器を構成する各部の形状は、明確性の観点から寸法や縮尺を実際と異ならせていることがある。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態のCO回収装置100の概略的な構成図を示す。本発明の第1実施形態のCO回収装置100は、図1に示すとおり、CO吸収塔(以下、「吸収塔」と称する)10と、CO再生塔(以下、「再生塔」と称する)20と、プレート式熱交換器(以下、「熱交換器」と称する)30とを備える。CO回収装置100は、吸収塔10の底部と熱交換器30とを接続するリッチ溶液流通配管L1と、熱交換器30と再生塔20とを接続するリッチ溶液流通配管L2と、再生塔20の底部と熱交換器30とを接続するリーン溶液流通配管L3と、熱交換器30と吸収塔10とを接続するリーン溶液流通配管L4とを有する。また、リッチ溶液流通配管L1には、吸収塔10から熱交換器30に吸収液を送るポンプが設置されている。
吸収塔10は、COを含有する被処理ガス(例えば、火力発電から生じる排ガス)からCO吸収液(以下、「吸収液」と称する)を用いてCOを吸収除去する。具体的には、吸収塔10は、被処理ガスと吸収液とを接触させ、被処理ガスのCOを吸収液に吸収させる。吸収塔10は、COが除去された被処理ガスを吸収塔10の頂部から排出するとともに、COを吸収した吸収液を吸収塔10の底部から排出する。吸収塔10は、CO吸収部11と水洗部12と、を備えている。吸収液は、例えば、アミン系溶液をベースとした吸収液を用いることができるが、アミン系溶液に限定されず、COを吸収可能な溶液であれば適宜変更できる。
CO吸収部11は、CO吸収部11の下部に位置する吸収塔10の導入口から導入された被処理ガスと、CO吸収部11の上部に位置する吸収塔10の供給口から供給された吸収液とを向流接触させる。被処理ガスと気液接触してCOを吸収した吸収液(リッチ溶液)は、リッチ溶液流通配管L1、熱交換器30、リッチ溶液流通配管L2を通過して再生塔20に供給される。すなわち、リッチ溶液は、リッチ溶液流通配管L1に設けられたポンプにより送られ、熱交換器30においてリーン溶液によって加熱された後、リッチ溶液流通配管L2を通って再生塔20に供給される。
水洗部12は、CO吸収部11でCOが吸収除去された被処理ガスと、循環ポンプを用いて循環する洗浄水とを向流接触させ、COが吸収除去された被処理ガスに同伴するCO吸収液を回収するものである。水洗部12を通過した被処理ガスは、吸収塔10の頂部から系外に放出される。
再生塔20は、吸収塔10から排出されたリッチ溶液を加熱してCOを分離し、吸収塔10で用いる吸収液を再生する。リッチ溶液は、再生塔20の上部からノズルを介して塔内部に供給され、再生塔20の底部から供給される水蒸気により吸熱反応を生じて、大部分のCOを放出する。また、リッチ溶液は、再生塔20の底部に至る頃には、ほぼ全てのCOが放出されたCO吸収液となる。なお、再生塔20内で一部または大部分のCOを放出したCO吸収液はセミリーン溶液と呼称され、ほぼ全てのCOを放出したCO吸収液はリーン溶液と呼称される。リーン溶液は再生塔20の外部に抜出され、再生加熱器50で水蒸気により加熱され、再生塔20内部に戻される。リーン溶液は、リーン溶液流通配管L3、熱交換器30、リーン溶液流通配管L4を介して吸収塔10に供給される。リーン溶液は、熱交換器30にてリッチ溶液と熱交換することで冷却され、ポンプにて昇圧され、クーラにて更に冷却された後、吸収塔10内に供給される。
再生塔20の塔頂部からは、塔内においてリッチ溶液およびセミリーン溶液から放出された水蒸気を伴ったCO同伴ガスが排出され、コンデンサにより水蒸気が凝縮され、分離ドラムにて水が分離され、COガスが系外に放出される。この回収されたCOガスは、分離ドラムを経由した後、石油増進回収法(EOR:Enhanced Oil Recovery)を用いて油田中に圧入するか、帯水層へ貯留し、温暖化対策を図ることができる。水蒸気を伴ったCO同伴ガスから分離ドラムにて分離・還流された還流水は還流水循環ポンプにて再生塔20の上部に供給される。
図1に加え、図2から図6を用いて、熱交換器30を説明する。図2は、第1実施形態のプレート式熱交換器を示す斜視図である。図3は、第1実施形態のプレート式熱交換器の斜視図である。図4A及び図4Bは、第1伝熱プレート及び第2伝熱プレートを説明するための図である。図5A及び図5Bは、第1実施形態のプレート式熱交換器の第1フレーム部材と締付ボルトの固定方法を説明するための図である。図6は、第1実施形態のプレート式熱交換器の断面図であって、図2のA−A’線断面図である。熱交換器30は、リッチ溶液とリーン溶液とを熱交換させる。熱交換器30は、プレート式熱交換器である。熱交換器30は、図2に示すように、伝熱プレート層31と、第1フレーム部材32及び第2フレーム部材33と、図4に示すように、ガスケット34と、図3に示すように、伝熱プレート層31及び第2フレーム部材33を覆う密閉部材35とを備える。なお、図2は、密閉部材35を装着する前の熱交換器30を示し、図3は、密閉部材35を装着した後の熱交換器30を示す。
伝熱プレート層31は、複数の第1伝熱プレート31Aと、複数の第2伝熱プレート31Bと、ガスケット34と、を有する。第1伝熱プレート31Aは、内部にリッチ溶液(第1流体)が流通する。第2伝熱プレート31Bは、内部にリーン溶液(第2流体)が流通する。伝熱プレート層31は、内部にリッチ溶液(第1流体)が流通する第1伝熱プレート31Aと、内部にリーン溶液(第2流体)が流通する第2伝熱プレート31Bと、が交互に積層されている。伝熱プレート層31は、リッチ溶液が第1伝熱プレート31Aを流れ、リーン溶液が第2伝熱プレート31Bを流れることで、リッチ溶液(第1流体)とリーン溶液(第2流体)とがそれぞれ熱交換する。
ここで、図4A及び図4Bを用いて第1伝熱プレート31A及び第2伝熱プレート31Bの構造及び流体の流れ方について説明する。図4Aは、第1伝熱プレートを説明するための図である。図4Bは、第2伝熱プレートを説明するための図である。なお、第1伝熱プレート、第2伝熱プレートの流体の流れ方は図4A、図4Bの態様に限定されるものではなく、逆の態様であってもよい。第1伝熱プレート31Aは、図4Aに示すように、台形といった略四角形状をなし、リッチ溶液が供給される供給口131A、リッチ溶液がプレート全体に広がるように溝が形成された流通経路132A、及びリッチ溶液が排出される排出口133Aを備える。第1伝熱プレート31Aは、外周部分にガスケット34が設けられる。第2伝熱プレート31Bは、図4Bに示すように、台形といった略四角形状をなし、リーン溶液が供給される供給口131B、リーン溶液がプレート全体に広がるように溝が形成された流通経路132B、及びリーン溶液が排出される排出口133Bを備える。第2伝熱プレート31Bは、外周部分にガスケット34が取り付けられる。第1伝熱プレート31A及び第2伝熱プレート31B自体は、周知の材料・構造を採用することができるので、ここでの詳細な説明は省略する。ガスケット34は、第1伝熱プレート31Aと第2伝熱プレート31Bとのそれぞれの間の外周部分に配置されている。ガスケット34は、第1伝熱プレート31Aをシールし、リッチ溶液の外部への漏れを防止する。ガスケット34は、第2伝熱プレート31Bをシールし、リーン溶液の外部への漏れを防止する。
第1フレーム部材32及び第2フレーム部材33は、伝熱プレート層31の積層方向の両端に位置し、伝熱プレート層31を挟持する。第1フレーム部材32は、固定フレームとなる。第2フレーム部材33は、可動フレームとなる。すなわち、熱交換器30は、第1フレーム部材32に当接するように第1伝熱プレート31A及び第2伝熱プレート31Bが交互に積層され、その積層された枚数に応じて第2フレーム部材33の位置を調整し、第1フレーム部材32と第2フレーム部材33とが締付ボルト36で固定される。
第1フレーム部材32は、第1供給口231と、第1排出口232と、第2供給口233と、第2排出口234が形成される。第1供給口231は、複数の第1伝熱プレート31Aの供給口131Aと連通し、供給口131Aにリッチ溶液を供給する。第1排出口232は、複数の第1伝熱プレート31Aの排出口133Aと連通し、排出口133Aからリッチ溶液を排出する。第2供給口233は、複数の第2伝熱プレート31Bの供給口131Bと連通し、供給口131Bにリーン溶液を供給する。第2排出口234は、複数の第2伝熱プレート31Bの排出口133Bと連通し、排出口133Bからリーン溶液を排出する。
第1フレーム部材32は、図5A及び図5Bに示すように、伝熱プレート層31が配される側の面に、第1フレーム部材32を貫通しない深さの締付ボルト36をネジ込む締結穴37が設けられる。第1フレーム部材32は、図5Bに示すように、締結穴37を、第1フレーム部材32を貫通しない深さとすることで、伝熱プレート層31の密閉性を高めることができる。また、第1フレーム部材32の内側に例えばナットなどの締結部材を溶接して締付ボルト36をねじ込むようにしても良い。なお、第1フレーム部材32の締結穴37は、十分な密閉性、耐圧性が確保できるのであれば、従来のように、第1フレーム部材32を貫通し、伝熱プレート層31が配される側と反対側の面でナットや樹脂製のOリングを用いて固定してもよい。
第2フレーム部材33は、伝熱プレート層31を介して第1フレーム部材32の反対側に位置し、第1フレーム部材32と締付ボルト36を用いて固定される。第2フレーム部材33は、第1フレーム部材32より面積が小さい。これは、後述する密閉部材35が伝熱プレート層31と第2フレーム部材33を覆うように第1フレーム部材32と接続されるためである。
密閉部材35は、図3に示すように、第1フレーム部材32と接合され、伝熱プレート層31及び第2フレーム部材33を第1フレーム部材32とで密閉して覆う部材である。密閉部材35は、上部カバー351、側面カバー352、背面カバー353、下部カバー354で構成される。各カバーは、図6に示すように、リブなどの固定部材355を用いて組み立てられ、伝熱プレート層31を覆うように取り付けられる。なお、本実施形態では、組み立てやすさ及びメンテナンス性を考慮し、密閉部材35は各カバー同士が接続された構成として説明しているが、各カバーの一部又は全部が一体化された形状で構成されていてもよい。例えば、密閉部材35が上部カバー351、側面カバー352、背面カバー353、下部カバー354が連続した一体形状をなす容器である場合、上部カバー351、側面カバー352、背面カバー353の第1フレーム部材32と当接する部分の接続のみでよい。
密閉部材35は、伝熱プレート層31の内圧を耐えることができる耐圧構造である。すなわち、密閉部材35は、伝熱プレート層31の内部にリッチ溶液及びリーン溶液が流通することで生じる内部圧力が内部に生じた場合でも損傷しない耐圧構造とすることが好ましい。なお、伝熱プレート層31の内圧を耐えることができる耐圧構造とは、密閉部材35が伝熱プレート層31に及ぼす圧力と完全な同一に耐えることができることのみを意味するのではなく、伝熱プレート層31の内部のリッチ溶液及びリーン溶液が外部に流れ出すのを防ぐことができる圧力を意味する。
以上のように構成された第1実施形態のCO回収装置100は、リッチ溶液とリーン溶液とを熱交換する熱交換器30において、第1伝熱プレート31Aと第2伝熱プレート31Bとのそれぞれの間の外周部分にガスケット34を備えつつ、さらに伝熱プレート層31を密閉部材35で覆うことで流体が外部に漏れることを完全に防止することができる。また、CO回収装置100は、第1フレーム部材32と密閉部材35とを接続する構成としたことで、フレーム部材の有効活用による省スペース化も図ることができる。さらに、CO回収装置100は、第1伝熱プレート31Aと第2伝熱プレート31Bとをガスケット34でシールする構成であるので、伝熱プレート層31のメンテナンス性も確保できる。
また、密閉部材35が、伝熱プレート層31の内圧と同一の耐圧構造とすることで、内部への圧力が高まり、溶液は第1伝熱プレート31A及び第2伝熱プレート31Bの外周のガスケット34から外部に漏れ出す力を抑制することができる。その結果、隣接する第1伝熱プレート31A及び第2伝熱プレート31Bとの間に位置するガスケット34において、互いのプレートで溶液が行き来する可能性もあるが、リッチ溶液とリーン溶液のように、基本的に、同一の流体成分を含み、互いに混合してもCO回収装置100に与える影響が少ない場合には、密閉部材35が伝熱プレート層31の内圧と同一の耐圧構造を有することは特に有効となる。なお、密閉部材35は、十分な密閉性が保つことができれば、伝熱プレート層31の内圧と同一の耐圧構造を必ずしもとる必要はない。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態のCO回収装置について説明する。図7は、第2実施形態のCO回収装置を示す構成図である。図8は、第2実施形態のプレート式熱交換器と配管の接続を示す図である。図9は、第2実施形態のCO回収装置の動作処理内容を示すフローチャートである。第2実施形態のCO回収装置は、熱交換装置において、密閉部材の底面から密閉部材の外部に流体を供給可能な配管を備える点で上記第1実施形態と異なる。
図7は、第2実施形態のCO回収装置100’の概略構成を示し、図8は、図6に対応する図であって、かつ、熱交換器30’と各配管との接続関係を説明するための図である。なお、第2実施形態のCO回収装置100’において、以下に説明する熱交換器30’、配管L5,L6,L7及びその接続先以外は、第1実施形態のCO回収装置100と同様の構成とすることができるので、ここでの詳細な説明は省略する。
図8に示すように、CO回収装置100’は、密閉部材35’の内部底面において検知器40、測定器50を備え、密閉部材35’の外部に制御装置60、切替弁70、及び各配管L5,L6,L7を備える。CO回収装置100’の密閉部材35’は、構成上、伝熱プレート層31の内圧と同一の耐圧構造をとる必要がない。また、内部流体と同じ耐圧構造ではない一例としとして例えばベントノズルとバルブとを例えば上部カバー351側に設け、大気圧に近い耐圧設計とすることができる。
配管L5は、密閉部材35’の底部から延出した配管であって、第1供給口231に供給されるリッチ溶液流通配管L1に接続される配管L6と、第2排出口234から排出されるリーン溶液流通配管L4に接続される配管L7とに分岐する。配管L6と配管L7の分岐点には、切替弁70が設けられ、切替弁70は、配管L5から流れる流体を配管L6に供給するか、又は配管L7に供給するかを切替えることができる。
検知器40は、密閉部材35’の底面の流体を検知するものであって、例えば、液体センサである。検知器40は、流体を検知すると、その検知結果を制御装置60に送信する。検知器40で検知した液体は、ポンプによりそれぞれの流体の流れる配管に戻すことができる。
測定器50は、密閉部材35’の底面の流体を測定するものであって、例えば、密閉部材35’の底面の流体の温度を測定する温度測定器、又は密閉部材35’の底面の流体中のCO2濃度を測定する濃度測定器である。測定器50は、その測定結果を制御装置60に送信する。なお、温度測定器、濃度測定器は一方のみを設ける場合に限られず、両方設けてもよく、その場合、温度及び濃度の両側面から測定すべき流体を正確に分析することができる。
制御装置60は、検知器40から検知信号を受信した後、測定器50に起動信号を送信し、測定器50から流体の測定結果の信号を受信する。制御装置60は、測定器50の測定結果に基づいて、切替弁70を制御する。制御装置60は、測定器50の測定の結果、流体がリッチ溶液と判定した場合には、切替弁70を作動させ、配管L5から配管L6に流体が流れるようにする。一方、制御装置60は、測定器50の測定の結果、流体がリーン溶液と判定した場合には、切替弁70を作動させ、配管L5から配管L7に流体が流れるようにする。
以下、図9に示すフローチャートを参照して、CO回収装置100’を用いて実施される制御装置60の処理方法を説明する。なお、以下の説明では、測定器50として、流体中のCO2濃度を測定する濃度測定器を用いた場合を説明する。また、図9のフローチャートにおける各処理は、処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
まず、制御装置60は、検知器40の検知信号を受信し、密閉部材35’の底部に流体があるか否かを検知する(ステップS10)。制御装置60は、流体があるとの検知信号を受信した場合(ステップS10:Yes)、測定器50に起動信号を送信する。制御装置60は、流体があるとの検知信号を受信しない場合(ステップS10:No)、ステップS10を繰り返す。なお、検知器40が検知するタイミングは、例えば、所定時間ごとに検知してもよいし、ユーザの指示を受け付けて検知してもよい。
測定器50は、密閉部材35’の流体中のCO2濃度を測定し、リッチ溶液かリーン溶液かを判定する(ステップS11)。制御装置60は、流体がリッチ溶液であると判定した場合(ステップS11:リッチ溶液)、切替弁70を作動させ、配管L5から配管L6に流体が流れるようにし、該流体を第1供給口231に供給されるリッチ溶液流通配管L1に供給する(ステップS12)。一方、制御装置60は、流体がリーン溶液であると判定した場合(ステップS11:リーン溶液)、切替弁70を作動させ、配管L5から配管L7に流体が流れるようにし、該流体を第2排出口234と接続するリーン溶液流通配管L4に供給する(ステップS13)。以上のように、本実施形態の制御装置60は動作する。
ここで、制御装置60によるリッチ溶液かリーン溶液かの判定は、その濃度測定器からの濃度に基づいて行われる。すなわち、制御装置60は、吸収液中のCO2濃度が第1濃度範囲である場合、リッチ溶液と判定し、吸収液中のCO2濃度が第2濃度範囲である場合、リーン溶液と判定する。密閉部材35’の底部の流体がリッチ溶液の場合、このリッチ溶液は密閉部材35’の底部に至る過程でその温度が下がるため、このリッチ溶液は、リッチ溶液流通配管L2に供給するよりも、リーン溶液との熱交換前のリッチ溶液流通配管L1に供給し、熱交換器30’で加熱して再生塔20に供給することが望ましい。一方、密閉部材35’の底部の流体がリーン溶液の場合、このリーン溶液は密閉部材35’の底部に至る過程でその温度が下がるため、このリーン溶液は、リーン溶液流通配管L3に供給するよりも、温度が低いまま、リーン溶液流通配管L4に供給し、吸収塔10に供給することが望ましい。
上記第1濃度範囲とは、通常運転時、リッチ溶液流通配管L1,L2を流れる際のリッチ溶液のCO濃度の範囲である。また、上記第2濃度範囲とは、通常運転時のリーン溶液流通配管L3,L4を流れる際のリーン溶液のCO濃度の範囲であり、第1濃度範囲より低い濃度範囲となる。なお、これら濃度範囲は、CO回収装置100’の運転状態に応じて適宜設定できる。また、上記フローチャートには示していないが、制御装置60は、流体の濃度測定結果で、第1濃度範囲と第2濃度範囲である場合、その流体は、リッチ溶液流通配管L1に供給することが望ましい。その理由は、CO濃度が第2濃度範囲よりも高い場合は、その流体を吸収塔10に供給するとCO吸収効率が下がるため、再生塔20に吸収する配管に戻すことがよいからである。
以上のように構成された第2実施形態のCO回収装置100’によれば、熱交換器30’の密閉部材35’内に生じた流体を適切に処理し、CO回収装置100’の運転に与える影響を抑制できる。特に、密閉部材35’内に生じた流体の種類を判定し、適切な流通配管に供給することとしたため、CO回収装置100’のCO吸収効率に与える影響をも最小限に抑制できる。
以上の実施形態においては、流体として、リーン溶液とリッチ溶液とを対象とし、流体中のCO2濃度を判別することで、漏洩について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、CO2回収装置においては、吸収液と冷却水との熱交換の場合においては、漏洩の有無の判別方法として、吸収液濃度を測定する吸収液濃濃度測定装置を用いることができる。また、吸収液の濃度が薄い吸収液と冷却水との熱交換の場合においては、漏洩の有無の判別方法として、吸収液濃度の濃度を測定する吸収液濃度測定装置を用いることができる。また、排ガス冷却循環水と冷却水との熱交換の場合においては、漏洩の有無の判別方法として、水の温度を計測する温度計又は水中の溶解物の濃度を測定する測定装置を用いることができる。
また、CO2回収装置以外の設備としては、石油関連設備において、石油と石油との熱交換の場合には、漏洩の有無の判別方法として、石油の温度を計測する温度計又は石油の種類を測定する測定装置を用いることができる。また、石油と冷却水との熱交換を行う場合には、漏洩の有無の判別方法として、石油の有無を判別する判別装置を用いることができる。さらに、デハイドレーション設備(例えばトリエチレングリコール方式による設備)において、リーン溶液とリッチ溶液との熱交換の場合には、漏洩の有無の判別方法として、トリエチレングリコール濃度を測定する濃濃度測定装置を用いることができる。
一般に、プレート式熱交換器では、比較的温度差の少ない形での媒体の熱交換を行っており、どこの箇所で漏れたかにより、かなり温度の違いがある為、温度だけの確認では漏れた流体の判別が難しいことが多いが、本発明を適用することで、確実の漏洩の有無を確認することができる。
<変形例>
以上のように本発明のCO回収装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記各実施形態に限定されるべきものではなく、特許請求の範囲に表現された思想および範囲を逸脱することなく、種々の変形、追加、及び省略が当業者によって可能である。
図10A及び図10Bは、第1実施形態のプレート式熱交換器の変形例を示す図である。例えば、上記実施形態では、第1伝熱プレート31A及び第2伝熱プレート31Bは矩形状のプレートを図示して説明したが、これに限られない。すなわち、図10A及び図10Bに示すように、第1伝熱プレート31A’及び第2伝熱プレート31B’は円形のプレートであり、伝熱プレート層31は円筒状とすることもできる。伝熱プレート層31を円筒状とすることで、密閉部材35が、伝熱プレート層31の内圧と同一の耐圧構造をとりやすく、均等に伝熱プレート層31を圧することができる。
また、上記実施形態では、プレート式熱交換器として、CO回収装置で用いる熱交換器を一例にとって説明したが、本発明はこれに限られず、CO回収装置以外の種々の装置(例えば、火力発電)の熱交換器にも適用できる。なお、2種の流体は、同一の流体成分を含む場合に限られず、異なる流体成分のものであってもよい。また、2種の流体は、液体同士に限られず、気体と液体、気体同士であってもよい。
さらに、第2実施形態において、密閉部材35’の底部から延出した配管L5は、リッチ溶液流通配管L1又はリーン溶液流通配管L4に接続される場合を例示したが、本発明はこれに限られず、システム構成の制約や条件に応じて、リッチ溶液流通配管L2又はリーン溶液流通配管L3に接続する構成としてもよい。熱交換器30’がCO回収装置以外に用いられる場合は、第1フレーム部材32の第1供給口231、第1排出口232、第2供給口233、及び第2排出口234にそれぞれ供給される流通配管の少なくとも一つを選択して底面の流体を供給するよう、適宜設定変更できる。
100,100’…CO回収装置、10…吸収塔、20…再生塔、30,30’…熱交換器、31…伝熱プレート層、31A,31B…第1,第2伝熱プレート、32…第1フレーム部材、33…第2フレーム部材、34…ガスケット、35,35’…密閉部材、36…締付ボルト、37…締付穴、231…第1供給口、232…第1排出口、233…第2供給口、234…第2排出口。

Claims (8)

  1. 第1流体が内部に流通する第1伝熱プレートと第2流体が内部に流通する第2伝熱プレートとを交互に積層し、前記第1伝熱プレートと前記第2伝熱プレートとのそれぞれの間の外周部分にガスケットを備える伝熱プレート層と、
    前記伝熱プレート層の積層方向の一方の端部に位置する第1フレーム部材と、
    前記伝熱プレート層の積層方向の他方の端部に配置され、前記第1フレーム部材と前記伝熱プレート層を挟持して固定する第2フレーム部材と、
    前記第1フレーム部材と接合され、前記伝熱プレート層及び前記第2フレーム部材を前記第1フレーム部材とで密閉して覆う密閉部材と、を備えるプレート式熱交換器であって、
    前記第1フレーム部材は、前記第1伝熱プレートに前記第1流体を供給する第1供給口、及び該第1伝熱プレートから前記第1流体が排出される第1排出口と、前記第2伝熱プレートに前記第2流体を供給する第2供給口、及び該第2伝熱プレートから前記第2流体が排出される第2排出口と、を有し、
    前記密閉部材の底面から該密閉部材の外部に延出し、前記第1供給口に供給される前記第1流体の流通配管、前記第1排出口から排出される前記第1流体の流通配管、前記第2供給口に供給される前記第2流体の流通配管、及び前記第2排出口から排出される前記第2流体の流通配管の少なくとも一つに接続された、前記密閉部材の底面の流体を供給可能な配管を更に備える、プレート式熱交換器。
  2. 前記密閉部材は、前記伝熱プレート層の内圧と同一の耐圧構造である、請求項1に記載のプレート式熱交換器。
  3. 前記第1流体は、前記第2流体と同一の流体成分を含む、請求項2に記載のプレート式熱交換器。
  4. 前記第1伝熱プレート及び前記第2伝熱プレートは、円形のプレートであり、
    前記伝熱プレート層は、円筒状である、請求項2又は請求項3に記載のプレート式熱交換器。
  5. 前記密閉部材の底面の流体を測定する測定器と、
    前記測定器の測定結果に基づき、前記第1供給口、前記第1排出口、前記第2供給口、及び前記第2排出口にそれぞれ供給される流通配管の少なくとも一つを選択して前記底面の流体を供給する、請求項に記載のプレート式熱交換器。
  6. 前記測定器は、前記密閉部材の底面の流体の温度を測定する温度測定器、前記密閉部材の底面の流体の濃度を測定する濃度測定器、又は流体中のCO2濃度を測定する濃度測定器の少なくともいずれか一つである、請求項に記載のプレート式熱交換器。
  7. 被処理ガスから吸収液を用いてCOを吸収除去し、該COを吸収した吸収液であるリッチ溶液を排出する吸収塔、前記吸収塔から排出されたリッチ溶液を加熱してCOを分離し、前記吸収塔で用いるCO吸収液として再生したリーン溶液を排出する再生塔、及び前記リッチ溶液と前記リーン溶液とを熱交換する熱交換器を含むCO回収装置であって、
    前記熱交換器は、
    前記リッチ溶液が内部に流通する第1伝熱プレートと前記リーン溶液が内部に流通する第2伝熱プレートとを交互に積層し、前記第1伝熱プレートと前記第2伝熱プレートとのそれぞれの間の外周部分にガスケットを備える伝熱プレート層と、
    前記伝熱プレート層の積層方向の一方の端部に位置する第1フレーム部材と、
    前記伝熱プレート層の積層方向の他方の端部に配置され、前記第1フレーム部材と前記伝熱プレート層を挟持して固定する第2フレーム部材と、
    前記第1フレーム部材と接合され、前記伝熱プレート層及び前記第2フレーム部材を前記第1フレーム部材とで密閉して覆う密閉部材とを備える、CO回収装置であって、
    前記第1フレーム部材は、前記第1伝熱プレートに前記リッチ溶液を供給する第1供給口、及び該第1伝熱プレートから前記リッチ溶液が排出される第1排出口と、前記第2伝熱プレートに前記リーン溶液を供給する第2供給口、及び該第2伝熱プレートから前記リーン溶液が排出される第2排出口と、を有し、
    前記熱交換器は、前記密閉部材の底面から該密閉部材の外部に延出し、前記第1供給口に供給される前記リッチ溶液の流通配管、前記第1排出口から排出される前記リッチ溶液の流通配管、前記第2供給口に供給される前記リーン溶液の流通配管、及び前記第2排出口から排出される前記リーン溶液の流通配管の少なくとも一つに接続された、前記密閉部材の底面の流体を供給可能な配管を更に備える、C回収装置。
  8. 前記熱交換器は、前記密閉部材の底面の流体を測定する測定器を更に備え、
    前記測定器の測定の結果、前記流体がリッチ溶液と判定した場合には、前記流体を前記第1供給口に供給される前記リッチ溶液の流通配管に供給し、前記流体がリーン溶液と判定した場合には、前記流体を前記第2排出口から排出される前記リーン溶液の流通配管に供給する、請求項に記載のCO回収装置。
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