JP6916416B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、撮像装置に関する。
撮像レンズの軸上色収差に関するデータに基づいて合焦誤差を補正して撮像レンズの焦点調節を行う撮像装置が知られている(特許文献1)。しかし、従来技術では、撮像レンズの軸上色収差による撮像画像の色ずれは補正できないという問題があった。
特開2003−143618号公報
第1の態様によると、撮像装置は、光学系の第1領域を透過した光のうち第1波長の光を透過させる第1フィルタを透過した光を光電変換して電荷を生成する第1光電変換部と、前記光学系の第2領域を透過した光のうち前記第1フィルタを透過した光を光電変換して電荷を生成する第2光電変換部と、前記光学系の前記第1領域を透過した光のうち第2波長の光を透過させる第2フィルタを透過した光を光電変換して電荷を生成する第3光電変換部と、前記光学系の前記第2領域を透過した光のうち前記第2フィルタを透過した光を光電変換して電荷を生成する第4光電変換部と、前記第1光電変換部で生成された電荷に基づく第1信号と、前記第2光電変換部で生成された電荷に基づく第2信号とのずれ量に基づいて、前記第3光電変換部で生成された電荷に基づく第3信号と、前記第4光電変換部で生成された電荷に基づく第4信号とを補正する補正部と、を備える。
第1の実施の形態に係る撮像装置の要部構成図。 第1の実施の形態に係る撮像素子の画素の配置例を示す図。 第1の実施の形態に係る撮像素子に入射する光束を説明するための図。 第1の実施の形態に係る撮像素子の画素による信号を示す図。 第1の実施の形態に係る撮像装置により規格化された各色成分の信号を示す図および各色成分の信号を比較する図。 第1の実施の形態に係る撮像装置の動作例を示すフローチャート。 第2の実施の形態に係る撮像素子の画素による信号を示す図。 第2の実施の形態に係る撮像装置により規格化された各色成分の信号を示す図および各色成分の信号を比較する図。 第2の実施の形態に係る撮像装置の動作例を示すフローチャート。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る撮像装置であるデジタルカメラ1(以下、カメラ1と呼ぶ)の要部構成図である。カメラ1は、カメラボディ2と交換レンズ3とにより構成される。交換レンズ3は、マウント部(不図示)を介してカメラボディ2に装着される。カメラボディ2に交換レンズ3が装着されると、カメラボディ2側の接続部202と交換レンズ3側の接続部302とが接続され、カメラボディ2および交換レンズ3間の通信が可能となる。
交換レンズ3は、結像光学系(撮像光学系)31と、レンズ制御部32と、レンズメモリ33とを備える。結像光学系31は、焦点調節レンズ(フォーカスレンズ)を含む複数のレンズや絞りにより構成され、カメラボディ2の撮像素子22の撮像面上に被写体像を結像する。レンズ制御部32は、カメラボディ2のボディ制御部21から出力される信号に基づいて焦点調節レンズを光軸L1方向に進退移動させ、結像光学系31の結像位置を調節する。ボディ制御部21から出力される信号には、焦点調節レンズの移動量や移動方向、移動速度などを表す信号が含まれる。レンズメモリ33は、不揮発性の記憶媒体等により構成され、交換レンズ3に関連する情報、例えば結像光学系31の射出瞳の位置に関する情報等のレンズ情報が記憶される。レンズメモリ33に記憶されるレンズ情報は、レンズ制御部32により読み出されて、ボディ制御部21に送信される。
カメラボディ2は、ボディ制御部21と、撮像素子22と、メモリ23と、表示部24と、操作部25と、電子ビューファインダ(EVF)26と、接眼レンズ27とを備える。撮像素子22は、CCDやCMOS等のイメージセンサであり、撮像素子22には複数の画素が二次元状(行方向及び列方向)に配置される。撮像素子22は、結像光学系31の射出瞳を通過した光束を、各画素の2つの光電変換部により受光して受光量に応じた一対の信号(2つの信号)を生成し、生成した一対の信号をボディ制御部21に出力する。撮像素子22の複数の画素は、例えば、それぞれR(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタを有する。各画素はカラーフィルタを通して被写体像を撮像する。
メモリ23は、メモリカード等の記録媒体であり、ボディ制御部21によって画像データや音声データ等の書き込み及び読み出しが行われる。表示部24は、ボディ制御部21により生成される画像データに対応する画像を表示する。また、表示部24は、撮影条件に関連する各種情報(シャッター速度、絞り値、ISO感度等)やメニュー画面等を表示する。操作部25は、レリーズボタン、録画ボタン、各種設定スイッチなどを含み、操作部25の操作に応じた操作信号をボディ制御部21へ出力する。電子ビューファインダ26は、ボディ制御部21により生成された画像データに対応する画像の表示を行う。また、電子ビューファインダ26は、撮影条件に関連する各種情報の表示を行う。電子ビューファインダ26に表示された画像や各種情報は、接眼レンズ27を介してユーザにより観察される。
ボディ制御部21は、CPU、ROM、RAM等により構成され、制御プログラムに基づきカメラ1の各部を制御する。また、ボディ制御部21は、各種の信号処理を行う。例えば、ボディ制御部21は、撮像素子22に制御信号を供給して撮像素子22の動作を制御する。ボディ制御部21は、焦点検出部28と画像処理部29とを有する。
焦点検出部28は、撮像素子22から出力される一対の信号を用いて瞳分割型の位相差検出方式によりデフォーカス量を算出し、デフォーカス量をレンズ制御部32に送信する。換言すると、焦点検出部28は、撮像素子22から出力される一対の信号を用いて、結像光学系31による像の結像面と撮像素子22の撮像面とのずれ量を算出する。ボディ制御部21は、ずれ量から焦点調節レンズの移動量や移動方向等に関する情報を生成し、接続部202と接続部302とを介してレンズ制御部32に送信する。レンズ制御部32は、ボディ制御部21から送信された情報に基づき不図示のモータを駆動して、焦点調節レンズを、結像光学系31による像が撮像素子22の撮像面に結像する位置、すなわち合焦位置に移動させる。
画像処理部29は、撮像素子22から出力される一対の信号に基づいて画像データを生成する。画像処理部29は、取得部29aと処理部29bとを有する。詳細は後述するが、取得部29aは、結像光学系31の射出瞳の異なる領域を通過する光の複数の色成分(複数の色光)それぞれについての一対の信号を、撮像素子22から取得する。処理部29bは、取得部29aにより取得された一対の信号を加算して画像信号を生成する。また、処理部29bは、画像信号に種々の画像処理を行って画像データを生成する。
結像光学系31を合焦させた後も、軸上色収差に応じてR、G、Bなど互いに波長が異なる色成分の光は、各々の焦点位置(合焦位置)が異なる。そのため、結像光学系31により結像された被写体像を撮像して生成される画像では、結像光学系31による軸上色収差の影響を受けて色ずれが生じる。そこで、本実施の形態では、取得部(入力部)29aは、RGBの色毎の一対の信号を取得する。処理部(補正部)29bは、色毎の一対の信号のずれ量、すなわち軸上色収差に応じた色毎の一対の像の間のずれ量を算出する。また、処理部(補正部、画像生成部)29bは、算出した色毎のずれ量に基づいて色毎の一対の信号を合成することにより、軸上色収差を補正した画像信号を生成する。このため、画像信号に基づいて生成される画像に生じる色ずれを低減させることができる。以下に詳細に説明する。
図2は、第1の実施の形態に係る撮像素子22の画素の配置例を示す図である。撮像素子22では、画素12が二次元状(行方向および列方向)に配置される。各画素12には、例えば、R(赤)、G(緑)、B(青)の異なる分光感度を有する3つのカラーフィルタのいずれかが設けられる。Rのカラーフィルタは主に赤色の波長域の光を透過し、Gのカラーフィルタは主に緑色の波長域の光を透過し、Bのカラーフィルタは主に青色の波長域の光を透過する。画素12に配置されたカラーフィルタの色を、「R」、「G」または「B」と表記して模式的に表す。なお、焦点検出のための専用の画素として用いる画素には、画素に入射する光の全波長域を透過させるフィルタ(白色フィルタ)を設けるようにしてもよい。
各画素12は、配置されるカラーフィルタに応じて異なる分光感度特性を有する。撮像素子22では、RおよびGのカラーフィルタを有する画素12が交互に配置される画素群401と、GおよびBのカラーフィルタを有する画素12(以下、R、GおよびBのカラーフィルタを有する画素をそれぞれR画素、G画素、およびB画素とも称する)が交互に配置される画素群402とが、二次元状に繰り返し配置される。こうして、R画素とG画素とB画素とは、ベイヤー配列に従って配置されている。
画素12は、マイクロレンズ40と、水平方向(行方向)に並んで配置される光電変換部41および光電変換部42とを有する。なお、図2においては、光電変換部41および光電変換部42を、行方向(図2に示すX軸方向)、即ち横方向に並べて配置したが、列方向(図2に示すY軸方向)、即ち縦方向に並べて配置してもよい。
図3は、第1の実施の形態に係る撮像素子に入射する光束を説明するための図である。なお、図3に示す例では、説明を簡略化するために、画素12は3画素のみ図示している。画素12は、上述のように、マイクロレンズ40と、カラーフィルタ43と、マイクロレンズ40およびカラーフィルタ43を透過した光束を受光する光電変換部41および光電変換部42とを有する。各画素12では、Z軸プラス方向に向かって、マイクロレンズ40、カラーフィルタ41、光電変換部41および光電変換部42が設けられている。
各画素12の光電変換部41および光電変換部42には、撮像光学系31の射出瞳60の異なる領域を通過した光が入射する。第1の瞳領域61を通過した第1の光束がマイクロレンズ40を介して光電変換部42に入射し、第2の瞳領域62を通過した第2の光束がマイクロレンズ40を介して光電変換部41に入射する。光電変換部41は、第2の瞳領域62を通過した光を受光し、受光量に応じた電荷を生成する。光電変換部42は、第1の瞳領域61を通過した光を受光し、受光量に応じた電荷を生成する。各画素12は、一対の信号として、光電変換部41により生成された電荷に基づく信号と、光電変換部42により生成された電荷に基づく信号とを出力する。以下の説明では、光電変換部41により生成された電荷に基づく信号を信号A、光電変換部42により生成された電荷に基づく信号を信号Bと称する。このように、各画素12は、第1の瞳領域61を通過した光に基づく信号Bと第2の瞳領域62を通過した光に基づく信号Aとの一対の信号を、ボディ制御部21に出力する。
また、各画素12はR、GまたはBの何れかのカラーフィルタを有するため、画素12から出力される一対の信号は、R、GまたはBの何れかの色成分に対応する信号となる。以下、R画素から出力される信号Aおよび信号Bを、それぞれ信号Ra、信号Rbとする。同様に、G画素から出力される信号Aおよび信号Bを、それぞれ信号Ga、信号Gbとし、B画素から出力される信号Aおよび信号Bを、それぞれ信号Ba、信号Bbとする。
焦点検出部28は、例えば各G画素から出力される信号Gaおよび信号Gbの一対の信号に基づいて相関演算を行う。焦点検出部28は、この相関演算によって、第1の瞳領域61を通過した第1の光束による像と第2の瞳領域62を通過した第2の光束による像とのズレ量(位相差情報)を算出し、この像ズレ量に基づきデフォーカス量を算出する。
図4は、第1の実施の形態に係る撮像素子の画素による信号を示す図である。横軸は複数の画素12の並び方向を示し、縦軸は各画素12による各色成分についての信号のレベルを示す。図4(a)〜(c)は、黒地の背景に一本の白線が配置された被写体を撮像した場合の、白線に直交する方向(例えば水平方向)における各画素12からの信号の分布を示す。また、図4(a)〜(c)は、G画素からの一対の信号による位相差情報を用いて合焦させた後の各画素12からの信号を示している。図4(a)は各B画素によるB成分の信号(信号Ba、Bb)の分布、図4(b)は各G画素によるG成分の信号(信号Ga、Gb)の分布、図4(c)は各R画素によるR成分の信号(信号Ra、Rb)の分布をそれぞれ示す。
撮像光学系31では軸上色収差が生じるため、RGBの各色成分の光に応じた信号Aおよび信号Bのピークとなる焦点位置が異なる。このため、図4(a)〜(c)に示すように、各色成分の信号Aおよび信号Bのずれ量(位相差)は異なっている。取得部29aにより異なる瞳領域を通過した光のRGB成分毎の一対の信号が取得された後、処理部29bは、RGB成分毎の一対の信号のずれ量、すなわち一対の像の間のずれ量を算出する。被写体についてG成分で合焦させているため、図4(b)に示すG成分の一対の信号(信号Ga、Gb)のずれ量は略ゼロとなり、RGB成分のうちG成分の一対の像のずれ量が最も小さくなっている。図4(a)、(c)に示すB成分およびR成分については、軸上色収差により一対の信号間に位相ずれが生じている。
処理部29bは、像のずれ量が最小となる基準色成分のずれ量に基づいて、基準色成分とは異なる他の色成分の一対の信号を補正する補正処理を行う。例えば、ずれ量が最小となるG成分を基準色成分とし、B成分のずれ量がG成分のずれ量に一致するように、信号Baと信号Bbとを平行に移動(シフト)させる。同様に、R成分のずれ量がG成分のずれ量に一致するように、信号Raと信号Rbとをシフトさせる。また、各色成分による一対の信号の各ピーク位置が一致するように、B成分およびR成分の各信号をシフトさせる。処理部29bは、信号Gaと信号Gbとのずれ量を基準として、信号Baと信号Bbとのずれ量が減少するように信号Ba、Bbをシフトさせ、信号Raと信号Rbとのずれ量が減少するように信号Ra、Rbをシフトさせる補正処理を行う。
図4(d)〜(f)は、補正処理後の各色成分の信号の分布を示す。図4(d)はB成分の信号の分布、図4(e)はG成分の信号の分布、図4(f)はR成分の信号の分布をそれぞれ示す。ずれ量が最小となるG成分については、信号の補正を行っていない。処理部29bは、補正処理後の各色成分の信号Aおよび信号Bを合成した信号を生成する。具体的には、処理部29bは、画像信号として、各色成分の信号Aおよび信号Bを加算した加算信号Ba+b、Ga+b、Ra+bを、図4(d)〜(f)に示すようにそれぞれ生成する。また、比較のために、図4(a)〜(c)において、補正処理前の各色成分の信号Aおよび信号Bを加算した加算信号を示している。加算信号Ba+bは信号Baと信号Bbとを加算した信号であり、加算信号Ga+bは信号Gaと信号Gbとを加算した信号であり、加算信号Ra+bは信号Raと信号Rbとを加算した信号である。このように、処理部29bは、G成分とは異なるR成分およびB色成分の一対の信号をシフトさせた後に、各色成分の一対の信号をそれぞれ加算して画像信号を生成することによって、軸上色収差による色ずれの補正を行う。
図5は、第1の実施の形態に係る撮像装置により規格化された各色成分の信号を示す図および各色成分の信号を比較する図である。図5(a)、(b)は、各色成分の信号のピーク値が所定の値(例えば1)になるように規格化(正規化)を行った結果を示す図である。図5(a)は、図4(a)〜(c)に示す補正処理前の加算信号について規格化を行った結果であり、図5(b)は、図4(d)〜(f)に示す補正処理後の加算信号について規格化を行った結果である。
図5(c)、(d)は、規格化された各色成分の加算信号を比較する図である。図5(c)は、図5(a)に示す補正処理前の各色成分の加算信号について比較する図であり、図5(d)は、図5(b)に示す補正処理後の各色成分の加算信号について比較する図である。図5(c)、(d)に示すB/G−1、R/G−1は、それぞれB成分の加算信号Ba+bとG成分の加算信号Ga+bとの比から1を引いた値、R成分の加算信号Ra+bとG成分の加算信号Ga+bとの比から1を引いた値である。図5に示すように、各色成分の信号のレベルが大きく変化する領域、すなわち被写体である白線と黒地との境界領域において、軸上色収差の影響によりB/G−1およびR/G−1の絶対値が大きくなっており、各色成分の信号により生成される画像で色ずれが生じることとなる。
そこで、本実施の形態では、上述したように、処理部29bは、各色成分の信号による波形の形状が一致するように補正処理を行う。処理部29bは、境界領域において各色成分間の差が小さくなるように一対の信号をシフトして加算する。これによって、図5(d)に示す補正処理後では、図5(c)に示す補正処理前よりも各色成分の信号間の差が小さくなる。特に、画素位置PにおけるB/G−1の値が大きく変化しており、図5(c)に示す補正処理前の値に対して、図5(d)に示す補正処理後の値は約15%低減している。このように、処理部29bは、算出した色毎のずれ量に基づいて色毎の一対の信号を合成することによって軸上色収差を補正した画像信号を生成し、画像信号を用いて被写体像に関する画像データを生成する。このため、軸上色収差により生じる色ずれを抑制することができる。なお、表示部24に表示するスルー画(ライブビュー画像)として表示して軸上色収差を補正した画像信号による画像を表示してもよく、これにより軸上色収差を補正された画像がスルー画として表示される。
図6は、第1の実施の形態に係る撮像装置の動作例を示すフローチャートである。図6に示す処理は、例えば、ユーザにより操作部25が操作され、撮影が開始された場合に実行される。
ステップS100において、カメラボディ2のボディ制御部21は、撮像素子22から出力される各色成分の一対の信号を焦点検出信号として取得する。ステップS110において、ボディ制御部21は、色毎の焦点検出信号を用いて、色毎のデフォーカス量を算出する。ステップS120において、ボディ制御部21は、例えば、デフォーカス量が所定の閾値以下となる撮像素子22の撮像面上の範囲を算出し、補正範囲として決定する。
ステップS130において、ボディ制御部21は、補正範囲における各色成分の一対の信号のずれ量に基づいて、ずれ量が最小となる基準色成分を検出する。また、ボディ制御部21は、基準色成分のずれ量に基づいて、基準色成分とは異なる他の色成分の一対の信号のシフト量を算出する。ステップS140において、ボディ制御部21は、算出した補正範囲に対応する各画素12からの信号に対して上述した補正処理を行って、画像信号を生成する。すなわち、ボディ制御部21は、撮像面上の補正範囲については、決定したシフト量に基づいて一対の信号をシフトさせた後に加算する処理を行う。ボディ制御部21は、生成した画像信号に対して種々の画像処理を行って画像データを生成し、図6に示す処理を終了する。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)画像処理装置(画像処理部29)は、結像光学系31の射出瞳60の異なる領域を通過する光の複数の色成分それぞれについての一対の信号を取得する取得部29aと、取得部29aにより取得された一対の信号に基づいて、結像光学系31により生じる軸上色収差を補正した画像信号を生成する処理部29bと、を備える。このようにしたので、軸上色収差の影響によって画像に生じる色ずれを低減させることができる。
(2)処理部29bは、一対の信号を用いて結像光学系31により形成される像のずれ量を算出し、ずれ量に基づいて一対の信号を合成して画像信号を生成する。このようにしたので、軸上色収差に応じた色毎の一対の像の間のずれ量を算出することができる。また、算出した色毎のずれ量に基づいて色毎の一対の信号を合成することによって、軸上色収差による色ずれを補正した画像信号を生成することができる。
(3)処理部29bは、複数の色成分のうちの結像光学系31により形成される像のずれ量が最小となる基準色成分のずれ量に基づいて、基準色成分とは異なる他の色成分の一対の信号をシフトさせて合成し、画像信号を生成する。本実施の形態では、最も合焦する方向に基準色成分とは異なる他の色成分の一対の信号をシフトさせて、他の色成分のずれ量が減少するように補正する。この結果、画像に生じる色ずれを低減させることができる。
(4)処理部29bは、他の色成分のずれ量が基準色成分のずれ量に一致するように、他の色成分の一対の信号をシフトさせて合成する。このようにしたので、各色成分の信号による波形の形状が一致するように補正処理を行うことができ、色ずれを低減させることができる。また、各色成分についてピントが合った画像を得ることができる。
(第2の実施の形態)
図7〜図9を参照して、第2の実施の形態に係る撮像装置について説明する。なお、図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には、同一の参照番号を付し、第1の実施の形態に係る撮像装置との相違点を主に説明する。第1の実施の形態では、像のずれ量が最小となる基準色成分のずれ量に基づいて、基準色成分とは異なる他の色成分の一対の信号を補正して画像信号を生成する例について説明した。第2の実施の形態では、像のずれ量が最大となる基準色成分のずれ量に基づいて、基準色成分とは異なる他の色成分の一対の信号を補正して画像信号を生成する例について説明する。
図7は、第2の実施の形態に係る撮像素子の画素による信号を示す図である。撮像条件は第1の実施の形態の場合と同様であり、図7(a)〜(c)は補正前の各色成分の信号の分布を示し、図7(d)〜(f)は補正後の各色成分の信号の分布を示している。
処理部29bは、図7に示す例ではB成分を基準色成分とし、R成分のずれ量がB成分のずれ量に一致するように、信号Raと信号Rbとをシフトさせる。また、処理部29bは、G成分のずれ量がB成分のずれ量に一致するように、信号Gaと信号Gbとをシフトさせる。また、G成分の一対の信号については、G成分の信号の波形の形状とB成分の信号の波形の形状とがより一致するように、シフト後の信号Gaおよび信号Gbにデジタルローパスフィルタをかけている。図7(e)においては、デジタルローパスフィルタによりフィルタ処理された後の信号Gaおよび信号Gbを示している。図7(e)に示す信号Ga+bは、フィルタ処理後の信号Gaおよび信号Gbを加算した信号である。このように、処理部29bは、像のずれ量が最大となる基準色成分による信号の波形の形状と、基準色成分とは異なる他の色成分による信号の波形の形状とが一致するように補正処理を行う。なお、R成分の一対の信号に対しても、フィルタ処理を行うようにしてもよい。
図8は、第2の実施の形態に係る撮像装置により規格化された各色成分の信号を示す図および各色成分の信号を比較する図である。図8(a)は、図7(a)〜(c)に示す補正処理前の加算信号について規格化を行った結果であり、図8(b)は、図7(d)〜(f)に示す補正処理後の加算信号について規格化を行った結果である。また、図8(c)は、図8(a)に示す補正処理前の各色成分の加算信号について比較する図であり、図8(d)は、図8(b)に示す補正処理後の各色成分の加算信号について比較する図である。
上述した補正処理を行うことにより、図8(d)に示す補正処理後では、図8(c)に示す補正処理前よりも各色成分の信号間の差が小さくなっている。図8(d)に示す各画素位置のR/G−1の値は、ゼロに近い値となっている。この結果、軸上色収差により生じる画像の色ずれを抑制することができる。
ボディ制御部21は、例えば、デフォーカス量が所定の閾値以下となる補正範囲、例えば主要被写体の画像領域では、第1の実施の形態の場合と同様の補正処理を行って軸上色収差による色ずれを低減させる。また、デフォーカス量が所定の閾値よりも大きくなる補正範囲、例えば主要被写体とは異なる被写体の画像領域では、第2の実施の形態による補正処理を行って軸上色収差による色ずれを低減させる。
図9は、第2の実施の形態に係る撮像装置の動作例を示すフローチャートである。図9に示す処理は、例えば、ユーザにより操作部25が操作され、撮影が開始された場合に実行される。
ステップS200において、カメラボディ2のボディ制御部21は、撮像素子22から出力される各色成分の一対の信号を焦点検出信号として取得する。ステップS210において、ボディ制御部21は、色成分毎のデフォーカス量を算出する。ステップS220において、ボディ制御部21は、例えば、デフォーカス量が所定の閾値以下となる撮像面上の範囲を第1補正範囲として算出し、デフォーカス量が所定の閾値よりも大きい撮像面上の範囲を第2補正範囲として算出する。
ステップS230において、ボディ制御部21は、第2補正範囲における各色成分の一対の信号のずれ量に基づいて、ずれ量が最大となる基準色成分を検出する。また、ボディ制御部21は、ずれ量が最大となる基準色成分のずれ量に基づいて、基準色成分とは異なる他の色成分の一対の信号のシフト量を決定する。第1補正範囲については、第1の実施の形態の場合と同様に、ボディ制御部21は、第1補正範囲においてずれ量が最小となる色成分のずれ量に基づいて、各色成分の一対の信号のシフト量を決定する。
ステップS240において、ボディ制御部21は、補正処理の際に用いるフィルタを決定する。例えば、ボディ制御部21は、第1補正範囲に対応する各画素12による信号に対してはフィルタを用いずに補正処理を行う。また、ボディ制御部21は、第2補正範囲に対応する各画素12による信号に対してはフィルタを用いて補正処理を行う。例えば、ボディ制御部21は、画像のぼかし量に応じて、補正処理に用いるフィルタを選択する。
ステップS250において、ボディ制御部21は、第2補正範囲に対応する各画素12からの信号に対しては、像のずれ量が最大となる色成分のずれ量に基づいて信号の補正処理を行う。また、ボディ制御部21は、第1補正範囲に対応する各画素12からの信号に対しては、像のずれ量が最小となる色成分のずれ量に基づいて信号の補正処理を行う。すなわち、ボディ制御部21は、第1補正範囲については決定したシフト量に基づいて一対の信号をシフトさせた後に加算し、第2補正範囲については決定したシフト量に基づいて一対の信号をシフトさせた後にフィルタ処理を行ってから加算して画像信号を生成する。ボディ制御部21は、生成した画像信号に対して種々の画像処理を行って画像データを生成し、図9に示す処理を終了する。
上述した実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
(5)処理部29bは、複数の色成分のうちの結像光学系31により形成される像のずれ量が最大となる基準色成分のずれ量に基づいて、基準色成分とは異なる他の色成分の一対の信号をシフトさせて合成し、画像信号を生成する。本実施の形態では、最もぼける方向に基準色成分とは異なる他の色成分の一対の信号をシフトさせて、各色成分のずれ量が一致するように補正する。この結果、画像に生じる色ずれを低減させることができる。また、ボケ効果が付与された画像を得ることができる。
(6)処理部29bは、主要被写体の画像領域では複数の色成分のうちの結像光学系31により形成される像のずれ量が最小となる色成分のずれ量に基づいて一対の信号を合成し、主要被写体とは異なる被写体の画像領域では複数の色成分のうちのずれ量が最大となる色成分のずれ量に基づいて一対の信号を合成する。本実施の形態では、例えば主要被写体の画像領域では、最も合焦した状態となる基準色成分による像と基準色成分とは異なる他の色成分による像とが一致するように補正される。また、例えば主要被写体以外の画像領域では、最もぼけた状態となる基準色成分による像と基準色成分とは異なる他の色成分による像とが一致するように補正される。この結果、主要被写体の画像領域および主要被写体以外の画像領域について、軸上色収差による色ずれを低減させることができる。また、主要被写体の画像領域については、各色成分についてピントが合った画像を得ることができ、主要被写体以外の画像領域については、ボケ効果が付与された画像を得ることができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述した実施の形態では、1画素に2つの光電変換部を有する2PD構成を例に説明したが、各画素の構成はこれに限らない。例えば、1画素あたり4つの光電変換部を有する4PD構成にしてもよい。
(変形例2)
上述した実施の形態では、デフォーカス量に基づいて補正範囲を決定する例について説明した。しかし、デプスマップ(Depth Map)やレンズのMTF(Modulation Transfer Function)等に基づいて補正範囲を決定し、補正範囲についての各色成分の一対の信号に対する補正処理の内容を決定するようにしてもよい。
(変形例3)
上述した実施の形態では、基準色成分のずれ量に基づいて各色成分のずれ量が一致するように補正して、軸上色収差による色ずれを補正する例について説明した。しかし、ボケ量を大きくしたい領域については、基準色成分のずれ量を基準とした補正処理を行わないようにしてもよい。この場合、色毎に個別に補正処理を行わないようにしてもよい。例えば、各色成分の一対の信号に対してぼかし量に応じたボケフィルタをかけた後に、各色成分の一対の信号を合成する。これにより、ボケ量を大きくしたい領域については、ボケが強調された画像を得ることができる。
(変形例4)
上述した実施の形態では、1画素に2つの光電変換部を有する2PD構成を例に説明したが、各画素の構成はこれに限らない。例えば、1画素あたり4つの光電変換部を有する4PD構成にしてもよい。
(変形例5)
上述した実施の形態および変形例では、本発明を画像処理装置としてデジタルカメラに適用した例について説明したが、本発明は、例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、PCに内蔵のカメラ、車載カメラ等の他の装置に適用することができる。
(変形例6)
上述した実施の形態および変形例では、撮像装置に画像処理装置が備えられている例を説明したが、画像処理装置をコンピュータによって実現するようにしてもよい。この場合、図6や図9に例示したフローチャートに基づく処理を行うプログラムをコンピュータ(またはCPUなど)に実行させることにより、画像処理装置を構成する。プログラムは、記憶媒体や通信回線を介する提供など、種々の形態のコンピュータプログラム製品として供給することができる。
本発明は次のようなカメラボディも含む。
(1)第1の光電変換部と第2の光電変換部とを有する第1の色光を受光する複数の第1の受光部と、第3の光電変換部と第4の光電変換部とを有する第2の色光を受光する複数の第2の受光部と、複数の上記第1の光電変換部で受光した被写体の像の位置に対して、複数の上記第2の光電変換部で受光した被写体の像の位置をずらす補正を、上記複数の第1の受光部から出力される信号に行い、複数の上記第1の光電変換部で受光した被写体の像と複数の上記第2の光電変換部で受光した被写体の像のずれと、複数の上記第3の光電変換部で受光した被写体の像と複数の上記第4の光電変換部で受光した被写体の像のずれとの差を少なくする補正部と、上記複数の第2の受光部からの信号と、補正された上記複数の第1の受光部からの信号とにより画像信号を生成する画像生成部とを有する撮像装置。
(2)(1)のような撮像装置において、上記複数の第1の光電変換部で受光した被写体の像と上記複数の第2の光電変換部で受光した被写体の像のずれが、上記複数の第3の光電変換部で受光した被写体の像と上記複数の第4の光電変換部で受光した被写体の像のずれよりも大きい。
(3)(2)のような撮像装置において、上記補正部は、上記複数の第1の光電変換部で受光した被写体の像の位置に対して、上記複数の第2の光電変換部で受光した被写体の像の位置をずらす補正を行い、上記複数の第1の光電変換部で受光した被写体の像と上記複数の第2の光電変換部で受光した被写体の像のずれを小さくする。
(4)(1)のような撮像装置において、上記複数の第1の光電変換部で受光した被写体の像と上記複数の第2の光電変換部で受光した被写体の像のずれが、上記複数の第3の光電変換部で受光した被写体の像と上記複数の第4の光電変換部で受光した被写体の像のずれよりも小さい。
(5)(4)のような撮像装置において、上記補正部は、上記複数の第1の光電変換部で受光した被写体の像の位置に対して、上記複数の第2の光電変換部で受光した被写体の像の位置をずらす補正を行い、上記複数の第1の光電変換部で受光した被写体の像と上記複数の第2の光電変換部で受光した被写体の像のずれを大きくする。
(6)(5)のような撮像装置において、上記補正部は、補正された上記複数の第1の受光部からの信号に対してローパスフィルタをかける。
(7)(1)〜(6)のような撮像装置において、上記補正部は、上記複数の第1の光電変換部からの信号に対して、上記複数の第2の光電変換部からの信号をずらす補正を行う。
(8)(1)のような撮像装置において、上記補正部は、上記複数の第1の受光部と上記複数の第2の受光部とのうち主要被写体からの光を受光する上記第1の受光部と上記第2の受光部とでは、上記被写体の像のずれが大きい方の色を第1の色として補正を行い、上記複数の第1の受光部と上記複数の第2の受光部とのうち主要被写体以外の被写体からの光を受光する上記第1の受光部と上記第2の受光部とでは、上記被写体の像のずれが小さい方の色を第2の色として補正を行う。
(9)第1の光電変換部と第2の光電変換部とを有する第1の色光を受光する複数の第1の受光部と、第3の光電変換部と第4の光電変換部とを有する第2の色光を受光する複数の第2の受光部とを有する撮像部で撮像された画像信号を入力する入力部と、複数の上記第1の光電変換部で受光した被写体の像の位置に対して、複数の上記第2の光電変換部で受光した被写体の像の位置をずらす補正を、上記複数の第1の受光部から出力される信号に行い、複数の上記第1の光電変換部で受光した被写体の像と複数の上記第2の光電変換部で受光した被写体の像のずれと、複数の上記第3の光電変換部で受光した被写体の像と複数の上記第4の光電変換部で受光した被写体の像のずれとの差を少なくする補正部と、 上記複数の第2の受光部からの信号と、補正された上記複数の第1の受光部からの信号とにより画像信号を生成する画像生成部とを有する画像処理装置。
(10)(9)のような画像処理装置において、上記複数の第1の光電変換部で受光した被写体の像と上記複数の第2の光電変換部で受光した被写体の像のずれが、上記複数の第3の光電変換部で受光した被写体の像と上記複数の第4の光電変換部で受光した被写体の像のずれよりも大きい。
(11)(10)のような画像処理装置において、上記補正部は、上記複数の第1の光電変換部で受光した被写体の像の位置に対して、上記複数の第2の光電変換部で受光した被写体の像の位置をずらす補正を行い、上記複数の第1の光電変換部で受光した被写体の像と上記複数の第2の光電変換部で受光した被写体の像のずれを小さくする。
(12)(9)のような画像処理装置において、上記複数の第1の光電変換部で受光した被写体の像と上記複数の第2の光電変換部で受光した被写体の像のずれが、上記複数の第3の光電変換部で受光した被写体の像と上記複数の第4の光電変換部で受光した被写体の像のずれよりも小さい。
(13)(12)のような画像処理装置において、上記補正部は、上記複数の第1の光電変換部で受光した被写体の像の位置に対して、上記複数の第2の光電変換部で受光した被写体の像の位置をずらす補正を行い、上記複数の第1の光電変換部で受光した被写体の像と上記複数の第2の光電変換部で受光した被写体の像のずれを大きくする。
(14)(13)のような画像処理装置において、上記補正部は、補正された上記複数の第1の受光部からの信号に対してローパスフィルタをかける。
(15)(9)〜(14)のような画像処理装置において、上記補正部は、上記複数の第1の光電変換部からの信号に対して、上記複数の第2の光電変換部からの信号をずらす補正を行う。
(16)(9)のような画像処理装置において、上記補正部は、上記複数の第1の受光部と上記複数の第2の受光部とのうち主要被写体からの光を受光する上記第1の受光部と上記第2の受光部とでは、上記被写体の像のずれが大きい方の色を第1の色として補正を行い、上記複数の第1の受光部と上記複数の第2の受光部とのうち主要被写体以外の被写体からの光を受光する上記第1の受光部と上記第2の受光部とでは、上記被写体の像のずれが小さい方の色を第2の色として補正を行う。
2…カメラボディ、3…交換レンズ、21…ボディ制御部、22…撮像素子、29…画像処理部、29a…取得部、29b…処理部、31…結像光学系、

Claims (7)

  1. 光学系の第1領域を透過した光のうち第1波長の光を透過させる第1フィルタを透過した光を光電変換して電荷を生成する第1光電変換部と、
    前記光学系の第2領域を透過した光のうち前記第1フィルタを透過した光を光電変換して電荷を生成する第2光電変換部と、
    前記光学系の前記第1領域を透過した光のうち第2波長の光を透過させる第2フィルタを透過した光を光電変換して電荷を生成する第3光電変換部と、
    前記光学系の前記第2領域を透過した光のうち前記第2フィルタを透過した光を光電変換して電荷を生成する第4光電変換部と、
    前記第1光電変換部で生成された電荷に基づく第1信号と、前記第2光電変換部で生成された電荷に基づく第2信号とのずれ量に基づいて、前記第3光電変換部で生成された電荷に基づく第3信号と、前記第4光電変換部で生成された電荷に基づく第4信号とを補正する補正部と、
    を備える撮像装置。
  2. 光学系の第1領域を透過した光を光電変換して電荷を生成する第1光電変換部と第2光電変換部と、前記第1光電変換部で生成された電荷に基づく第1信号と前記第2光電変換部で生成された電荷に基づく第2信号とを出力する出力部とを有する第1画素と、
    前記光学系の第2領域を透過した光を光電変換して電荷を生成する第3光電変換部と第4光電変換部と、前記第3光電変換部で生成された電荷に基づく第3信号と前記第4光電変換部で生成された電荷に基づく第4信号とを出力する出力部とを有する第2画素と、
    前記第1信号と前記第2信号とのずれ量に基づいて、前記第3信号と前記第4信号とを補正する補正部と、
    を備える撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記第1画素は、前記光学系の前記第1領域を透過した光のうち第1波長の光を透過させる第1フィルタを有し、
    前記第1光電変換部と前記第2光電変換部とは、前記第1フィルタを透過した光を光電変換して電荷を生成し、
    前記第2画素は、前記光学系の前記第2領域を透過した光のうち第2波長の光を透過させる第2フィルタを有し、
    前記第3光電変換部と前記第4光電変換部とは、前記第2フィルタを透過した光を光電変換して電荷を生成する撮像装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記補正部は、前記第1信号と前記第2信号とのずれ量に基づいて、前記第3信号と前記第4信号とのずれ量を補正する撮像装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記補正部は、前記第3信号と前記第4信号とのずれ量が、前記第1信号と前記第2信号とのずれ量と一致するように、前記第3信号と前記第4信号とを補正する撮像装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記補正部で補正された前記第3信号と前記第4信号とを加算して画像データを生成する生成部を備える撮像装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記補正部で補正された前記第3信号と前記第4信号とに基づいて、前記光学系の焦点検出を行う焦点検出部を備える撮像装置。
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