JP6916248B2 - 火災場所、避難場所、消防機器設置場所、火災関連場所及び避難方向の報知方法 - Google Patents
火災場所、避難場所、消防機器設置場所、火災関連場所及び避難方向の報知方法 Download PDFInfo
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滅により火災発生を報知するため、例えば聴覚不自由者にも、災害の発生を早期に、且つ確実に認識させることができる。また、配線による手間とコストを低減するため、無線式の警報システムも提案されている(例えば特許文献4参照)。
本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災場所の報知方法であって、
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合、又は無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、火災場所の近傍に配置した複数の光警報器については、同期発光とは異なる火災場所を示す所定の発光色により同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする。
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器については、同期発光とは異なる火災場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器については、同期発光とは異なる火災場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる避難場所の報知方法であって、
火災発生時に、避難場所の近傍に配置した複数の光警報器については、同期発光とは異なる避難場所を示す所定の発光色により同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする。
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、避難場所の光警報器については、同期発光とは異なる避難場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、避難場所の光警報器については、同期発光とは異なる避難場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる消防機器設置場所の報知方法であって、
火災発生時に、消防機器設置場所の近傍に配置した複数の光警報器については、同期発光とは異なる消防機器設置場所を示す所定の発光色により同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする。
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、消防機器設置場所の光警報器については、同期発光とは異なる消防機器設置場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、消防機器設置場所の光警報器については、同期発光とは異なる消防機器設置場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合、又は無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、火災場所の近傍に配置した複数の光警報器、避難場所の近傍に配置した複数の光警報器及び消防器設置場所の近傍に配置した複数の光警報器の少なくとも何れかを判別し、判別した光警報器については、同期発光とは異なる判別した場所を示す所定の発光色により同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする。
火災発生時に、火災場所の光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、判別した光警報器については同期発光とは異なる判別した場所を示す所定の発光色で発光させ、
避難場所の光警報器と、火災場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れか一方が重複した場合、避難場所の光警報器を、避難場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
火災発生時に、火災場所の光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、判別した光警報器については同期発光とは異なる判別した場所を示す所定の発光色で発光させ、
消防機器設置場所の光警報器と、火災場所の光警報器及び避難場所の光警報器の少なくとも何れか一方が重複した場合、消防機器設置場所の光警報器を、消防機器設置場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、判別した光警報器については同期発光とは異なる前記判別した場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、判別した光警報器については同期発光とは異なる判別した場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
火災発生時に複数の光警報器に所定の発光表示を行わせて火災発生を報知する警報システムによる避難方向の報知方法であって、
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合、又は無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、火災場所の近傍に配置した複数の光警報器と他の光警報器とで所定の発光表示の形態を異ならせて、火災場所から遠ざかる避難方向を視認可能としたことを特徴とする。
第1発明は、警戒区域に設置した火災感知器からの火災信号を受信機で受信して警報する火災報知設備と、警戒区域に配置した複数の光警報器と、火災時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光するように制御する光警報制御装置とを備えた警報システムに於いて、光警報制御装置は、火災感知器で火災を検出した場合に、当該火災を検出した火災感知器の近傍に設置した火災場所の光警報器を判別し、火災場所の光警報器及びその周辺の光警報器を、所定の発光色で発光させ、火災場所の光警報器は、所定の発光色を、赤色または橙色を含む暖色系の発光色とするようにしたため、例えば避難経路に沿って配置した光警報器や大空間のフロアに配置した光警報器につき、火災を検出した場合に一斉に高輝度の白色光で点滅する同期発光を行うと共に、火災場所に近い光警報器は危険性を示す赤色または橙色を含む暖色系の発光色で同期発光することで、直感的に火災の危険性を判断し、火災場所から遠ざかる方向に避難することができる。
第2発明は、第1発明と同じ警報システムに於いて、光警報制御装置は、火災感知器で火災を検出した場合に、警戒区域の非常口又は避難設備の近傍に配置した避難場所の光警報器を判別し、避難場所の光警報器及びその周辺の光警報器を、所定の発光色で発光させ、避難場所の光警報器は、所定の発光色を、緑色を含む中間色系の発光色とするようにしたため、例えば避難経路に沿って配置した光警報器や大空間のフロアに配置した光警報器につき、火災を検出した場合に一斉に高輝度の白色光で点滅する同期発光を行うと共に、非常口や避難はしご等の避難場所に近い光警報器は安全性を示す緑色を含む中間色系の発光色で同期発光することで、直感的に安全性を判断してその方向に向かって安全且つ迅速に避難することを可能とする。
第3発明は、第1発明と同じ警報システムに於いて、光警報制御装置は、火災感知器で火災を検出した場合に、警戒区域の消火用水、消火栓又は消火器を含む所定の消防機器の近傍に配置した消防機器設置場所の光警報器を判別し、消防機器設置場所の光警報器及びその周辺の光警報器を、所定の発光色で発光させ、消防機器設置場所の光警報器は、所定の発光色を、青色を含む寒色系の発光色とするようにしたため、例えば避難経路に沿って配置した光警報器や大空間のフロアに配置した光警報器につき、火災を検出した場合に一斉に高輝度の白色光で点滅する同期発光を行うと共に、消火用水、消火栓又は消火器を含む所定の消防機器の設置場所に近い光警報器はその設置場所を示す青色を含む寒色系の発光色で同期発光することで、直感的に消防機器の設置場所を判断して消火用水、消火栓又は消火器等による初期消火を可能とする。
第4発明は、第1発明と同じ警報システムに於いて、光警報制御装置は、火災感知器で火災を検出した場合に、当該火災を検出した火災感知器の近傍に設置した火災場所の光警報器、警戒区域の非常口又は避難設備の近傍に配置した避難場所の光警報器、及び警戒区域の消火用水、消火栓又は消火器を含む所定の消防機器の近傍に配置した消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、判別した光警報器及びその周辺の光警報器を、判別した場所を示す所定の発光色で発光させるようにしたため、前述した第1乃至第3発明による効果を合わせた効果が得られる。
また、第4発明の光警報制御装置は、火災場所の光警報器及びその周辺の光警報器を所定の第1発光色で発光させ、避難場所の光警報器及びその周辺の光警報器を所定の第2発光色で発光させ、消防機器設置場所の光警報器及びその周辺の光警報器を所定の第3発光色で発光させ、火災場所を示す第1発光色を、赤色または橙色を含む暖色系の発光色とし、避難場所を示す第2発光色を、緑色を含む中間色系の発光色とし、消防機器設置場所を示す第3発光色を、青色を含む寒色系の発光色とするようにしたため、赤色または橙色を含む暖色系の第1発光色による同期発光で、火災による危険性を直感的に判断することを可能とし、また、緑を含む中間色系の発光色による同期発光で、非常口や避難はしご等の避難設備がある安全性の高い避難場所であることを直感的に判断し、更に、青を含む寒色系の発光色による同期発光で、消火栓や消火器等の消防機器の設置場所であることを直感的に判断することを可能とする。
また、第1乃至第4発明の光警報器は、同期発光による発光色を前記所定の発光色とするか、前記同期発光と異なるタイミングによる発光色を前記所定の発光色とするようにしたため、同期発光による所定の発光色で火災場所、避難場所、又は消防機器設置場所の判断を可能とするか、或いは、同期発光の間の発光による発光色で火災場所、避難場所、又は消防機器設置場所の判断を可能とする。
また、第4発明の光警報制御装置は、火災場所及びその周辺の光警報器に対し、避難場所及びその周辺の光警報器並びに消防機器設置場所及びその周辺の光警報器の少なくとも何れか一方が重複した場合、火災場所及びその周辺の光警報器の所定の発光色による発光を優先させることで、非常口や避難設備等の避難場所に近い場所で火災が発生した場合に、火災による危険な場所を避けて非常口等の避難場所に向かうといった適切な避難行動を可能とする。
また、第4発明の光警報制御装置は、避難場所及びその周辺の光警報器に対し、火災場所及びその周辺の光警報器並びに消防機器設置場所及びその周辺の光警報器の少なくとも何れか一方が重複した場合、避難場所及びその周辺の光警報器の所定の発光色による発光を優先させることで、例えば非常口等の避難場所が火災場所に近くとも非常口を示す発光色による表示を優先して非常口からの避難を促すことを可能とする。
また、第4発明の光警報制御装置は、消防機器設置場所及びその周辺の光警報器に対し、火災場所及びその周辺の光警報器並びに避難場所及びその周辺の光警報器の少なくとも
何れか一方が重複した場合、消防機器設置場所及びその周辺の光警報器の所定の発光色による発光を優先させることで、消火用水、消火栓、消火器等の消防機器の使用による迅速な初期消火を可能とする。
また、第4発明の光警報制御装置は、火災場所、避難場所及び消防機器設置場所の各々に対応した所定の発光色の優先度を予め設定し、火災場所及びその周辺の光警報器、避難場所及びその周辺の光警報器、並びに消防機器設置場所及びその周辺の光警報器の何れかが重複した場合、優先度の高い発光色による発光を優先させることで、火災場所、避難場所並びに消防機器設置場所が重複した場合に、必要に応じて設定した優先度に従って何れかの発光色による優先的な表示を可能とする。
また、火災感知器は固有のアドレスを持ち、アドレスを含む火災信号を受信機に送信し、光警報制御装置は、受信機から火災を検出した火災感知器のアドレスを取得して、火災場所の光警報器を判別するようにしたため、例えば火災感知器に固有のアドレスを設定して火災感知器毎に火災を判断可能とした所謂R型の火災報知設備を利用して、確実に火災場所の光警報器を判別して、発光色による危険性と安全性の判断を可能とする。
また、火災感知器は、感知器本体を着脱自在に装着する感知器ベースに移報回路を備え、移報回路から移報信号線を近傍に配置した前記光警報器に接続し、光警報器は火災感知器から接続した移報信号線により火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、光警報制御装置は、光警報器からの火災場所の通知を受信して、火災場所の光警報器を判別するようにしたため、火災感知器で火災を検知した場合に出力される火災移報信号を光警報器で直接受信することで、火災場所の光警報器を簡単且つ確実に判別し、発光色による危険性と安全性の判断を可能とする。
また、火災報知設備は、受信機から警戒区域に引き出された感知器回線に受信用中継器を接続し、受信用中継器に対応した警戒区域に設置した無線式火災感知器からの火災電文を、受信用中継器を介して感知器回線単位に前記受信機で受信して警報し、光警報器は、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に火災場所を示す火災場所を光警報制御装置に通知し、光警報制御装置は、光警報器からの火災場所の通知を受信して、火災場所の光警報器を判別するようにしたため、火災感知器から無線送信した火災信号を光警報器で受信して所定値以上の受信強度の場合に火災場所と判断して光警報制御装置に通知して認識させることで、火災場所の光警報器を確実に判別し、発光色による危険性と安全性の判断を可能とする。
また、光警報制御装置は、火災感知器で火災を検出した場合に、警戒区域のフロアマップ等の地図情報に基づいて火災場所の光警報器を判別するようにしたため、火災を検知した火災感知器に近い光警報器を正確に判別して、発光色による火災による危険性の判断を可能とする。
また、光警報制御装置は非常口に向かう避難経路に沿って所定間隔で配置され、光警報器は火災場所及びその周辺の光警報器を第1発光色で発光し、非常口及びその周辺の光警報器を第2発光色で発光し、消防機器の設置場所を第3発光色で発光することで、避難経路の途中の火災場所から遠ざかり、非常口の場所を知って迅速且つ安全な避難行動を可能
とし、更に、消防機器の設置場所を知って迅速な初期消火を可能とする。
また、光警報制御装置は、大空間施設のフロア天井側となる設置面の縦及び横方向に配置され、光警報器は火災場所及びその周辺の光警報器を第1発光色で発光し、フロア非常口及びその周辺の光警報器を第2発光色で発光するようにしたため、フロア内の火災場所から遠ざかり、非常口の場所を知って最短距離で直線的に向う迅速且つ安全な避難行動を可能と、更に、フロア内での消防機器の設置場所を知って迅速な初期消火を可能とする。
図1はR型火災報知設備に連携して避難経路に配置した光警報器の発光色を制御する警報システムの概略を示した説明図である。
図2は図1の火災受信機、光警報制御装置及び光警報器の機能構成を示したブロック図、図3は片側に非常口がある避難経路における光警報器の配置を示した説明図、図4は図3の避難経路について火災を検出した火災感知器のアドレスを、発光色を制御する光警報器アドレスに変換する処理を示した説明図である。
R型火災受信機16aは、制御部26を備え、制御部26に対し伝送部28a、表示部30、操作部32、警報部34及び移報部36を設けている。
光警報器12は、制御部44、伝送部46、及び発光部48を備え、伝送路14から電源供給を受けて動作する。光警報器12の制御部44は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
光警報制御装置10は、制御部38、移報受信部40及び伝送部42を備え、R型火災受信機16aからの電源又は専用電源で動作する。光警報制御装置10の制御部38は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
良い。
図5は図2の光警報制御装置による制御動作を示したフローチャートである。図5に示すように、光警報制御装置10の制御部38は、ステップS1でR型火災受信機16aから火災を検出した感知器アドレスを含む火災移報信号を受信すると、ステップS2に進んで予め準備したアドレス変換テーブルを使用し、感知器アドレスを火災場所の光警報器アドレスに変換し、ステップS3で火災場所の光警報器アドレスAを図4に示したアドレス計算テーブル50aに代入して、その周辺に位置する光警報器12を示す火災エリアのアドレスを生成する。
図6は大空間施設のフロアに配置した光警報器の発光色を制御する警報システムの概略を示した説明図、図7は図6のフロアに設置した光警報器による火災場所と非常口の発光色制御を示した説明図、図8は図6のフロアについて火災を検出した火災感知器アドレスを発光色を制御する光警報器アドレスに変換する処理を示した説明図である。
図6に示すように、本実施形態の警報システムは、警戒区域となる大空間施設のフロア60における天井側となる設置面に、縦及び横方向(図示の上下左右方向)に複数の光警報器12を配置しており、この例では縦方向(図示の上下方向)に12台、横方向(図示の左右方向)に10台の合計120台を設置している。フロア60の左右の略中央には非常口24を設置し、フロア60の上下の略中央には消防機器23を設置している。光警報制御装置10からは、図示のフロア横方向に配列した12台の光警報器12毎に伝送路14を1回線ずつ引き出して接続している。
アドレスを含む火災移報信号を受信すると、火災場所を含む火災エリアに存在する光警報器12に赤色発光を設定し、非常口24を含む安全エリアに存在する光警報器12に緑色発光を設定し、消防機器23を含む消防機器設置エリアに存在する光警報器12に青色発光を設定し、続いて、発光周期Tfで発光同期信号を送信することで、火災エリアの光警報器12を赤色発光により同期発光し、安全エリアの光警報器12を緑色発光により同期発光し、消防機器設置エリアの光警報器12を青色発光により同期発光し、それ以外の光警報器12は白色発光により同期発光する制御を行う。
図9は図6の光警報制御装置による制御動作を示したフローチャートである。図9に示すように、光警報制御装置10は、ステップS11でR型火災受信機16aから火災を検出した伝送路番号と感知器アドレスを含む火災移報信号を受信すると、ステップS12に進んで予め準備したアドレス変換テーブルを使用し、伝送路番号と感知器アドレスを火災場所の光警報器12を示す2次元アドレスである光警報器(L,A)に変換し、ステップS13で火災場所の光警報器アドレス(L,A)を図8に示したアドレス計算テーブル50bに代入して、その周辺に位置する光警報器12を示す火災エリアのアドレスを生成する。
図10はP型火災報知設備に連携して避難経路に配置した光警報器の発光色を制御する警報システムの概略を示した説明図である。
している。なお、図1は1回線の伝送路14に光警報器12を接続した場合を代表して示している。
図11は図10の火災受信機、火災感知器、光警報制御装置及び光警報器の機能構成を示したブロック図である。
図11に示すように、P型火災受信機16bは、制御部26を備え、制御部26に対し、複数の回線受信部28b、表示部30、操作部32、警報部34及び移報部36を設けている。
火災感知器18bは、天井面に固定した感知器ベース15に着脱自在に設けており、感知器ベース15を介してP型火災受信機16bから引き出された感知器回線20bを構成する感知器線Lとコモン線Cに接続している。
光警報制御装置10は、制御部38、移報受信部40及び伝送部42を備え、火災受信機16からの電源又は専用電源で動作し、その機能は図2の実施形態と同じになる。
光警報器12は、制御部44、伝送部46、発光部48及び移報受信部70を備え、伝送路14から電源供給を受けて動作する。移報受信部70は、移報回線21で接続した火災感知器18bの感知器ベース15から火災移報信号を受信して制御部44に出力する。
図12は無線式P型火災報知設備に連携して避難経路に配置した光警報器の発光色を制御する警報システムの概略を示した説明図である。
で同期発光し、それ以外の光警報器12は白色で同期発光する。
図13は図12の火災受信機、受信用中継器、無線式火災感知器、光警報制御装置及び光警報器の機能構成を示したブロック図である。
(発光色)
上記の実施形態は、火災の危険性を示す第1発光色を赤色としているが、これ以外に橙色(オレンジ色)等を含む暖色系の発光色としても良い。また、上記の実施形態は、非常口等の安全性を示す第2発光色を中間色系の緑色とし、消防機器の設置場所を示す第3発光色を寒色系の青色としているが、これ以外に中間色系又は寒色系の適宜の発光色としても良い。
上記の実施形態は、非常口の近辺を安全エリアに設定して光警報器を緑色発光し、消火栓等の消防機器を設置場所とその近辺を消防機器設置とエリアに設定して光警報器を青色発光しているが、これ以下のエリアについても、適宜の発光色を設定して識別表示可能としても良い。
上記の実施形態は、火災受信機の外部に光警報制御装置を設けているが、火災受信機に光警報制御装置としての機能を内蔵させても良い。
また、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
11,21:移報回線
12:光警報器
14,20a:伝送路
15:感知器ベース
16a:R型火災受信機
16b:P型火災受信機
18a,18b:火災感知器
18c:無線式火災感知器
20b:感知器回線
22:避難経路
23:消防機器
24:非常口
26,38,44,82:制御部
28a,42,46:伝送部
28b:回線受信部
36:移報部
40,70:移報受信部
48:発光部
50a,50b:アドレス計算テーブル
60:フロア
62:火災エリア
63:安全エリア
64:消防機器設置エリア
72:移報リレー
74:移報リレー接点
80:受信用中継器
84,90:通信部
86:回線送信部
Claims (15)
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災場所の報知方法であって、
前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合、又は無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、前記火災場所の近傍に配置した複数の光警報器については、前記同期発光とは異なる火災場所を示す所定の発光色により前記同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする火災場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災場所の報知方法であって、
前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器については、前記同期発光とは異なる火災場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする火災場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災場所の報知方法であって、
前記光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器については、前記同期発光とは異なる火災場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする火災場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる避難場所の報知方法であって、
火災発生時に、避難場所の近傍に配置した複数の光警報器については、前記同期発光とは異なる避難場所を示す所定の発光色により前記同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする避難場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる避難場所の報知方法であって、
前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、避難場所の光警報器については、前記同期発光とは異なる避難場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする避難場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる避難場所の報知方法であって、
前記光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合、光警報制御装置に火災場所を通知し、
前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、避難場所の光警報器については、前記同期発光とは異なる避難場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする避難場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる消防機器設置場所の報知方法であって、
火災発生時に、消防機器設置場所の近傍に配置した複数の光警報器については、前記同期発光とは異なる消防機器設置場所を示す所定の発光色により前記同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする消防機器設置場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる消防機器設置場所の報知方法であって、
前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、消防機器設置場所の光警報器については、前記同期発光とは異なる消防機器設置場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする消防機器設置場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる消防機器設置場所の報知方法であって、
前記光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、消防機器設置場所の光警報器については、前記同期発光とは異なる消防機器設置場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする消防機器設置場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合、又は無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、前記火災場所の近傍に配置した複数の光警報器、避難場所の近傍に配置した複数の光警報器及び消防器設置場所の近傍に配置した複数の光警報器の少なくとも何れかを判別し、前記判別した光警報器については、前記同期発光とは異なる前記判別した場所を示す所定の発光色により前記同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする火災関連場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
火災発生時に、火災場所の光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、前記判別した光警報器については前記同期発光とは異なる前記判別した場所を示す所定の発光色で発光させ、
前記避難場所の光警報器と、前記火災場所の光警報器及び前記消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れか一方が重複した場合、前記避難場所の光警報器を、避難場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする火災関連場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
火災発生時に、火災場所の光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、前記判別した光警報器については前記同期発光とは異なる前記判別した場所を示す所定の発光色で発光させ、
前記消防機器設置場所の光警報器と、前記火災場所の光警報器及び前記避難場所の光警報器の少なくとも何れか一方が重複した場合、前記消防機器設置場所の光警報器を、消防機器設置場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする火災関連場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、前記判別した光警報器については前記同期発光とは異なる前記判別した場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする火災関連場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
前記光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、前記判別した光警報器については前記同期発光とは異なる前記判別した場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする火災関連場所の報知方法。
- 火災発生時に複数の光警報器に所定の発光表示を行わせて火災発生を報知する警報システムによる避難方向の報知方法であって、
前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合、又は無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、前記火災場所の近傍に配置した複数の光警報器と他の光警報器とで前記所定の発光表示の形態を異ならせて、前記火災場所から遠ざかる避難方向を視認可能としたことを特徴とする避難方向の報知方法。
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