JP6916248B2 - 火災場所、避難場所、消防機器設置場所、火災関連場所及び避難方向の報知方法 - Google Patents

火災場所、避難場所、消防機器設置場所、火災関連場所及び避難方向の報知方法 Download PDF

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本発明は、火災時に複数の光警報器を同期発光により点滅して火災の発生を報知する警報システムによる火災場所、避難場所、消防機器設置場所、火災関連場所及び避難方向の報知方法に関する。
従来、オフィスビル、店舗ビル、病院、ホテル等の建物には、火災を監視し、火災が発生した場合に、建物内の人々に異常の発生を報知するための警報システムとして、自動火災報知システムが設置されている。このような自動火災報知システムにおいては、火災発生の報知はブザー、ベル、メッセージ等の音響により行なわれるのが一般的である。また、この音響による報知と共に、LEDや赤色ランプ等を用いた表示報知も適宜行われる。
ところで、近年、火災発生を音響とともに視認性の高い高光度の白色光(フラッシュ光)を点滅することにより火災の発生を報知する警報システムも提案されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。このような警報システムによれば、音響だけでなく強い光の点
滅により火災発生を報知するため、例えば聴覚不自由者にも、災害の発生を早期に、且つ確実に認識させることができる。また、配線による手間とコストを低減するため、無線式の警報システムも提案されている(例えば特許文献4参照)。
このように光警報を行う警報システムは、火災発生時に、火災受信機側の光警報制御装置から所定周期毎に同期信号を光警報器に送信し、同期信号を受信した光警報器は所定周期で発光を繰り返す同期発光を行い、バラバラのタイミングで発光することにより眩惑を起こす光過敏性発作の問題を解消可能とする。
実用新案登録第3113946号公報 特開2005−165740号公報 特開2011−198194号公報 特開2014−186430号公報 特開2013−109388号公報 特開2011−154706号公報 特開2011−76199号公報
しかしながら、光警報を行う従来の警報システムにあっては、警戒区域の例えば避難経路に沿って設置した複数の光警報器を高光度の白色光により同期発光しており、同期発光による光警報からは、火災場所に近く危険な場所であるか、また、非常口に近い安全な場所であるかは同期発光からは分からず、周囲の状況や非常口を示す標識を見て行動せざるを得ず、迅速且つ適切な避難行動をとることができない可能性が残る。
また、避難経路の途中には消火用水、消火栓、消火器等の消防機器を設置している場所もあるが、そのような場所は相当な注意を払っていないとわからず、初期消火等が適切に行えない可能性がある。
本発明は、同期発光の制御により危険な場所か安全な場所か、更には消防機器の設置場所等を、直感的に判断して迅速且つ適切な対処行動を可能とする、火災場所、避難場所、消防機器設置場所、火災関連場所及び避難方向の報知方法を提供することを目的とする。
(火災場所の報知方法)
本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災場所の報知方法であって、
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合、又は無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、火災場所の近傍に配置した複数の光警報器については同期発光とは異なる火災場所を示す所定の発光色により同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする。
また本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災場所の報知方法であって、
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器については、同期発光とは異なる火災場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
また本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災場所の報知方法であって、
光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器については、同期発光とは異なる火災場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
(避難場所の報知方法)
本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる避難場所の報知方法であって、
火災発生時に、避難場所の近傍に配置した複数の光警報器については、同期発光とは異なる避難場所を示す所定の発光色により同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする。
また本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる避難場所の報知方法であって、
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、避難場所の光警報器については、同期発光とは異なる避難場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
また本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる避難場所の報知方法であって、
光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、避難場所の光警報器については、同期発光とは異なる避難場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
(消防機器設置場所の報知方法)
本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる消防機器設置場所の報知方法であって、
火災発生時に、消防機器設置場所の近傍に配置した複数の光警報器については、同期発光とは異なる消防機器設置場所を示す所定の発光色により同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする。
また本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる消防機器設置場所の報知方法であって、
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、消防機器設置場所の光警報器については、同期発光とは異なる消防機器設置場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
また本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知するする警報システムによる消防機器設置場所の報知方法であって、
光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、消防機器設置場所の光警報器については、同期発光とは異なる消防機器設置場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
(火災関連場所の報知方法)
本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合、又は無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、火災場所の近傍に配置した複数の光警報器、避難場所の近傍に配置した複数の光警報器及び消防器設置場所の近傍に配置した複数の光警報器の少なくとも何れかを判別し、判別した光警報器については、同期発光とは異なる判別した場所を示す所定の発光色により同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする。
また本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
火災発生時に、火災場所の光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、判別した光警報器については同期発光とは異なる判別した場所を示す所定の発光色で発光させ、
避難場所の光警報器と、火災場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れか一方が重複した場合、避難場所の光警報器を、避難場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
また本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
火災発生時に、火災場所の光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、判別した光警報器については同期発光とは異なる判別した場所を示す所定の発光色で発光させ、
消防機器設置場所の光警報器と、火災場所の光警報器及び避難場所の光警報器の少なくとも何れか一方が重複した場合、消防機器設置場所の光警報器を、消防機器設置場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
また本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、判別した光警報器については同期発光とは異なる前記判別した場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
また本発明は、火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、判別した光警報器については同期発光とは異なる判別した場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする。
(避難方向の報知方法)
火災発生時に複数の光警報器に所定の発光表示を行わせて火災発生を報知する警報システムによる避難方向の報知方法であって、
光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合、又は無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
光警報制御装置が、光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、火災場所の近傍に配置した複数の光警報器と他の光警報器とで所定の発光表示の形態を異ならせて、火災場所から遠ざかる避難方向を視認可能としたことを特徴とする。

(火災場所の第1発光色による発光の効果)
第1発明は、警戒区域に設置した火災感知器からの火災信号を受信機で受信して警報する火災報知設備と、警戒区域に配置した複数の光警報器と、火災時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光するように制御する光警報制御装置とを備えた警報システムに於いて、光警報制御装置は、火災感知器で火災を検出した場合に、当該火災を検出した火災感知器の近傍に設置した火災場所の光警報器を判別し、火災場所の光警報器及びその周辺の光警報器を、所定の発光色で発光させ、火災場所の光警報器は、所定の発光色を、赤色または橙色を含む暖色系の発光色とするようにしたため、例えば避難経路に沿って配置した光警報器や大空間のフロアに配置した光警報器につき、火災を検出した場合に一斉に高輝度の白色光で点滅する同期発光を行うと共に、火災場所に近い光警報器は危険性を示す赤色または橙色を含む暖色系の発光色で同期発光することで、直感的に火災の危険性を判断し、火災場所から遠ざかる方向に避難することができる。
(非常口の第2発光色による発光の効果)
第2発明は、第1発明と同じ警報システムに於いて、光警報制御装置は、火災感知器で火災を検出した場合に、警戒区域の非常口又は避難設備の近傍に配置した避難場所の光警報器を判別し、避難場所の光警報器及びその周辺の光警報器を、所定の発光色で発光させ、避難場所の光警報器は、所定の発光色を、緑色を含む中間色系の発光色とするようにしたため、例えば避難経路に沿って配置した光警報器や大空間のフロアに配置した光警報器につき、火災を検出した場合に一斉に高輝度の白色光で点滅する同期発光を行うと共に、非常口や避難はしご等の避難場所に近い光警報器は安全性を示す緑色を含む中間色系の発光色で同期発光することで、直感的に安全性を判断してその方向に向かって安全且つ迅速に避難することを可能とする。
(消防機器の第3発光色による発光の効果)
第3発明は、第1発明と同じ警報システムに於いて、光警報制御装置は、火災感知器で火災を検出した場合に、警戒区域の消火用水、消火栓又は消火器を含む所定の消防機器の近傍に配置した消防機器設置場所の光警報器を判別し、消防機器設置場所の光警報器及びその周辺の光警報器を、所定の発光色で発光させ、消防機器設置場所の光警報器は、所定の発光色を、青色を含む寒色系の発光色とするようにしたため、例えば避難経路に沿って配置した光警報器や大空間のフロアに配置した光警報器につき、火災を検出した場合に一斉に高輝度の白色光で点滅する同期発光を行うと共に、消火用水、消火栓又は消火器を含む所定の消防機器の設置場所に近い光警報器はその設置場所を示す青色を含む寒色系の発光色で同期発光することで、直感的に消防機器の設置場所を判断して消火用水、消火栓又は消火器等による初期消火を可能とする。
(火災場所、非常口、消防機器設置場所の表示による効果)
第4発明は、第1発明と同じ警報システムに於いて、光警報制御装置は、火災感知器で火災を検出した場合に、当該火災を検出した火災感知器の近傍に設置した火災場所の光警報器、警戒区域の非常口又は避難設備の近傍に配置した避難場所の光警報器、及び警戒区域の消火用水、消火栓又は消火器を含む所定の消防機器の近傍に配置した消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、判別した光警報器及びその周辺の光警報器を、判別した場所を示す所定の発光色で発光させるようにしたため、前述した第1乃至第3発明による効果を合わせた効果が得られる。
(発光色による効果)
また、第4発明の光警報制御装置は、火災場所の光警報器及びその周辺の光警報器を所定の第1発光色で発光させ、避難場所の光警報器及びその周辺の光警報器を所定の第2発光色で発光させ、消防機器設置場所の光警報器及びその周辺の光警報器を所定の第3発光色で発光させ、火災場所を示す第1発光色を、赤色または橙色を含む暖色系の発光色とし、避難場所を示す第2発光色を、緑色を含む中間色系の発光色とし、消防機器設置場所を示す第3発光色を、青色を含む寒色系の発光色とするようにしたため、赤色または橙色を含む暖色系の第1発光色による同期発光で、火災による危険性を直感的に判断することを可能とし、また、緑を含む中間色系の発光色による同期発光で、非常口や避難はしご等の避難設備がある安全性の高い避難場所であることを直感的に判断し、更に、青を含む寒色系の発光色による同期発光で、消火栓や消火器等の消防機器の設置場所であることを直感的に判断することを可能とする。
(発光色制御のタイミングによる効果)
また、第1乃至第4発明の光警報器は、同期発光による発光色を前記所定の発光色とするか、前記同期発光と異なるタイミングによる発光色を前記所定の発光色とするようにしたため、同期発光による所定の発光色で火災場所、避難場所、又は消防機器設置場所の判断を可能とするか、或いは、同期発光の間の発光による発光色で火災場所、避難場所、又は消防機器設置場所の判断を可能とする。
(火災場所を優先して発光色制御する効果)
また、第4発明の光警報制御装置は、火災場所及びその周辺の光警報器に対し、避難場所及びその周辺の光警報器並びに消防機器設置場所及びその周辺の光警報器の少なくとも何れか一方が重複した場合、火災場所及びその周辺の光警報器の所定の発光色による発光を優先させることで、非常口や避難設備等の避難場所に近い場所で火災が発生した場合に、火災による危険な場所を避けて非常口等の避難場所に向かうといった適切な避難行動を可能とする。
(避難場所を優先して発光色制御する効果)
また、第4発明の光警報制御装置は、避難場所及びその周辺の光警報器に対し、火災場所及びその周辺の光警報器並びに消防機器設置場所及びその周辺の光警報器の少なくとも何れか一方が重複した場合、避難場所及びその周辺の光警報器の所定の発光色による発光を優先させることで、例えば非常口等の避難場所が火災場所に近くとも非常口を示す発光色による表示を優先して非常口からの避難を促すことを可能とする。
(消防機器設置場所を優先して発光色制御する効果)
また、第4発明の光警報制御装置は、消防機器設置場所及びその周辺の光警報器に対し、火災場所及びその周辺の光警報器並びに避難場所及びその周辺の光警報器の少なくとも
何れか一方が重複した場合、消防機器設置場所及びその周辺の光警報器の所定の発光色による発光を優先させることで、消火用水、消火栓、消火器等の消防機器の使用による迅速な初期消火を可能とする。
(優先度の設定による発光色制御の効果)
また、第4発明の光警報制御装置は、火災場所、避難場所及び消防機器設置場所の各々に対応した所定の発光色の優先度を予め設定し、火災場所及びその周辺の光警報器、避難場所及びその周辺の光警報器、並びに消防機器設置場所及びその周辺の光警報器の何れかが重複した場合、優先度の高い発光色による発光を優先させることで、火災場所、避難場所並びに消防機器設置場所が重複した場合に、必要に応じて設定した優先度に従って何れかの発光色による優先的な表示を可能とする。
(感知器アドレスによる火災場所の光警報器の判別による効果)
また、火災感知器は固有のアドレスを持ち、アドレスを含む火災信号を受信機に送信し、光警報制御装置は、受信機から火災を検出した火災感知器のアドレスを取得して、火災場所の光警報器を判別するようにしたため、例えば火災感知器に固有のアドレスを設定して火災感知器毎に火災を判断可能とした所謂R型の火災報知設備を利用して、確実に火災場所の光警報器を判別して、発光色による危険性と安全性の判断を可能とする。
(感知器ベースの移報回路による火災近辺の光警報器の判別による効果)
また、火災感知器は、感知器本体を着脱自在に装着する感知器ベースに移報回路を備え、移報回路から移報信号線を近傍に配置した前記光警報器に接続し、光警報器は火災感知器から接続した移報信号線により火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、光警報制御装置は、光警報器からの火災場所の通知を受信して、火災場所の光警報器を判別するようにしたため、火災感知器で火災を検知した場合に出力される火災移報信号を光警報器で直接受信することで、火災場所の光警報器を簡単且つ確実に判別し、発光色による危険性と安全性の判断を可能とする。
(無線式P型火災報知設備による火災場所の光警報器の判別による効果)
また、火災報知設備は、受信機から警戒区域に引き出された感知器回線に受信用中継器を接続し、受信用中継器に対応した警戒区域に設置した無線式火災感知器からの火災電文を、受信用中継器を介して感知器回線単位に前記受信機で受信して警報し、光警報器は、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に火災場所を示す火災場所を光警報制御装置に通知し、光警報制御装置は、光警報器からの火災場所の通知を受信して、火災場所の光警報器を判別するようにしたため、火災感知器から無線送信した火災信号を光警報器で受信して所定値以上の受信強度の場合に火災場所と判断して光警報制御装置に通知して認識させることで、火災場所の光警報器を確実に判別し、発光色による危険性と安全性の判断を可能とする。
(地図情報による火災場所の光警報器の判別による効果)
また、光警報制御装置は、火災感知器で火災を検出した場合に、警戒区域のフロアマップ等の地図情報に基づいて火災場所の光警報器を判別するようにしたため、火災を検知した火災感知器に近い光警報器を正確に判別して、発光色による火災による危険性の判断を可能とする。
(避難経路の同期発光による効果)
また、光警報制御装置は非常口に向かう避難経路に沿って所定間隔で配置され、光警報器は火災場所及びその周辺の光警報器を第1発光色で発光し、非常口及びその周辺の光警報器を第2発光色で発光し、消防機器の設置場所を第3発光色で発光することで、避難経路の途中の火災場所から遠ざかり、非常口の場所を知って迅速且つ安全な避難行動を可能
とし、更に、消防機器の設置場所を知って迅速な初期消火を可能とする。
(フロアの同期発光による効果)
また、光警報制御装置は、大空間施設のフロア天井側となる設置面の縦及び横方向に配置され、光警報器は火災場所及びその周辺の光警報器を第1発光色で発光し、フロア非常口及びその周辺の光警報器を第2発光色で発光するようにしたため、フロア内の火災場所から遠ざかり、非常口の場所を知って最短距離で直線的に向う迅速且つ安全な避難行動を可能と、更に、フロア内での消防機器の設置場所を知って迅速な初期消火を可能とする。
R型火災報知設備に連携して避難経路に配置した光警報器の発光色を制御する警報システムの概略を示した説明図 図1の火災受信機、火災感知器、光警報制御装置及び光警報器の機能構成を示したブロック図 片側に非常口がある避難経路における光警報器の配置と発光色を示した説明図 図3の避難経路について火災を検出した火災感知器のアドレスを、発光色を制御する光警報器アドレスに変換する処理を示した説明図 図2の光警報制御装置による制御動作を示したフローチャート 大空間施設のフロアに配置した光警報器の発光色を制御する警報システムの概略を示した説明図 図6のフロアに設置した光警報器による火災場所と非常口の発光色制御を示した説明図 図6のフロアについて火災を検出した火災感知器のアドレスを、発光色を制御する光警報器アドレスに変換する処理を示した説明図 図6の光警報制御装置による制御動作を示したフローチャート P型火災報知設備に連携して避難経路に配置した光警報器の発光色を制御する警報システムの概略を示した説明図 図10の火災受信機、火災感知器、光警報制御装置及び光警報器の機能構成を示したブロック図 無線式P型火災報知設備に連携して避難経路に配置した光警報器の発光色を制御する警報システムの概略を示した説明図 図12の火災受信機、無線式火災感知器、光警報制御装置及び光警報器の機能構成を示したブロック図
(R型火災報知設備と連携した警報システムの構成)
図1はR型火災報知設備に連携して避難経路に配置した光警報器の発光色を制御する警報システムの概略を示した説明図である。
図1に示すように、本実施形態の警報システムは、R型の自動火災報知設備との連携を例にとっており、R型火災受信機16aから警戒区域に向けて引き出した伝送路20aに、固有のアドレスを設定したアナログ型の火災感知器18aを接続している。R型火災受信機16aは火災感知器18aからアドレスを含む火災発報電文を受信し、感知器アドレスにより火災場所を特定した火災警報を出力する。
R型火災受信機16aに対しては光警報制御装置10を接続し、光警報制御装置10から引き出した伝送路14に警戒区域の避難経路に沿って配置した複数の光警報器12を接続している。光警報制御装置10はR型火災受信機16aから火災警報に基づく火災移報信号を受信すると、伝送路14に所定の発光周期毎に同期発光信号を送信し、光警報器12の同期発光による光警報制御を行う。
また、光警報制御装置10は、火災感知器18aで火災を検出した場合に、火災を検出した火災感知器18aの近傍に設置した火災場所の光警報器12を判別し、火災場所の光警報器12及びその周辺の光警報器12を、火災の危険性を示す所定の第1発光色で同期発光する。ここで、第1発光色としては、火災の危険性を示す赤色又は橙色を含む暖色系の発光色とし、以下の説明では第1発光色として赤色とした場合を例にとる。
また、光警報制御装置10は、火災感知器18aで火災を検出した場合に、避難経路が向かう非常口や避難はしご等の避難設備を含む避難場所の近傍に配置した予め定めた光警報器12を判別し、非常口の光警報器12及びその周辺の予め定めた光警報器12を、安全性を示す所定の第2発光色で同期発光する。
ここで、第2発光色としては、非常口などの避難場所の安全性を示す緑色を含む中間色系の発光色とする。なお、第2発光色により安全性を示す場所としては、非常口以外に、避難はしご等を設置した避難設備、避難誘導灯の設置場所や所定の安全地帯等が含まれるが、以下の説明は、非常口を例にとる。
更に、光警報制御装置10は、火災感知器18aで火災を検出した場合に、避難経路に配置している消火用水、消火栓、消火器等の消防機器の設置場所の近傍に配置した予め定めた消防機器設置場所の光警報器12を判別し、消防機器設置場所の光警報器12及びその周辺の予め定めた光警報器12を、消防機器の設置場所を示す第3発光色で同期発光する。ここで、第3発光色としては、消防機器の設置場所を示す青色を含む寒色系の発光色とする。
このため避難経路を通って避難する人は、光警報器12の火災場所を示す赤色の同期発光から直感的に火災の危険性を判断し、火災場所から遠ざかる方向に避難することができ、また、非常口等の避難場所に近い光警報器12の安全性を示す緑色の同期発光から直感的に安全性を判断してその方向に向かって安全且つ迅速に避難することを可能し、更に、光警報器12の青色の同期発光から直感的に消防機器の設置場所を知って迅速な初期消火を可能とする。
ここで、光警報制御装置10による火災場所の光警報器12を判別する手法としては、火災感知器18aのアドレスとその近傍に配置した光警報器12のアドレスとの変換テーブルを予め準備しておき、感知器アドレスを光警報器アドレスに変換して、火災場所の光警報器12を判別する。
また、警戒区域の地図情報、例えばフロアマップ等を準備し、火災を検出した火災感知器18aに最も近い光警報器12を地図情報から検索して、火災場所の光警報器12を判別してもよい。この地図情報に基づく判別は、担当者が地図情報を見て手動で火災場所の光警報器12を判別して光警報制御装置10に設定入力するようにしても良いし、R型火災受信機16aとは別に設置した防災表示装置で管理している警戒区域の地図情報から自動的に検索して光警報制御装置10に提供するように指定も良い。なお、本実施形態では、変換テーブルによるアドレス変換で火災場所の光警報器を判別する手法を例にとって説明する。
なお、光警報制御装置10による火災場所、避難場所又は消防機器設置場所の赤色、緑色又は青色の発光色による同期発光の制御の各々が本願の第1発明、第2発明又は第3発明の実施形態となり、また、火災場所、避難場所及び消防機器設置場所の各々の赤色、緑色及び青色の発光色による同期発光の制御が本願の第4発明の実施形態となる。以下の説明は、本願の第4発明の実施形態について説明する。
(警報システムの機能構成)
図2は図1の火災受信機、光警報制御装置及び光警報器の機能構成を示したブロック図、図3は片側に非常口がある避難経路における光警報器の配置を示した説明図、図4は図3の避難経路について火災を検出した火災感知器のアドレスを、発光色を制御する光警報器アドレスに変換する処理を示した説明図である。
(火災受信機)
R型火災受信機16aは、制御部26を備え、制御部26に対し伝送部28a、表示部30、操作部32、警報部34及び移報部36を設けている。
R型火災受信機16aの制御部26は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用しており、伝送部28aにより火災感知器18aからの火災発報電文を受信すると、警報部34により火災警報を出力すると共に、表示部30により火災場所を示す表示を行い、更に、移報部36から火災発生場所を示す感知器アドレスを含む火災移報信号を光警報制御装置10に出力する。
(光警報器)
光警報器12は、制御部44、伝送部46、及び発光部48を備え、伝送路14から電源供給を受けて動作する。光警報器12の制御部44は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
伝送部46は光警報制御装置10との間で電文を送受信すると共に光警報制御装置10から送信した発光同期信号を受信する。
発光部48には高輝度LEDやフラッシュライト等とその駆動回路を、白色発光部、赤色発光部、緑色発光部及び青色発光部の4つに分けて設けており、光警報制御装置10から送信された発光色設定電文により白色発光部、赤色発光部、緑色発光部または青色発光部が選択され、続いて、光警報制御装置10から予め設定した発光周期Tf、例えばTf=2秒の周期で送られてくる発光同期信号を受信する毎に、選択した白色発光部、赤色発光部、緑色発光部または青色発光部を、発光周期Tf=2秒の周期で例えば100ミリ秒の発光時間となる点滅を繰り返す。
ここで、図2の光警報器12は、図3に示すように、非常口24に向かう避難経路22に沿って所定間隔で配置しており、非常口に向かって増加するようにアドレスA=1〜20を設定している。
(光警報制御装置)
光警報制御装置10は、制御部38、移報受信部40及び伝送部42を備え、R型火災受信機16aからの電源又は専用電源で動作する。光警報制御装置10の制御部38は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
光警報制御装置10の制御部38は、移報受信部40による火災場所の感知器アドレスSAを含む火災移報信号の受信を検出すると、予め設定した変換テーブルを参照して感知器アドレスSAを火災場所の光警報器アドレスAに変換し、火災場所の光警報器アドレスAとその周囲の光警報器アドレスAiを求め、これらのアドレスA,Aiの光警報器12に赤色発光設定電文を送信して赤色発光を設定する制御を行う。
図4は火災場所の光警報器アドレスAからその周囲の光警報器アドレスAiを生成するアドレス計算テーブル50aの一例であり、火災場所の光警報器アドレスAの両側2台までを範囲を火災エリアとする場合を例にとっている。
図4のアドレス計算テーブル50aには、火災場所の光警報器アドレスAに続いてその両側2台までを周辺アドレスとして求めるアドレス生成式(A−1)、(A−2)、(A+1)、(A+2)を格納している。
例えば図3において、避難経路22に配置したアドレスA=4の光警報器が火災場所となった場合、図4に示すように、アドレス計算処理52aとして、アドレス計算テーブル50aのアドレスAにA=4を代入して計算することにより、アドレステーブル54aに示すアドレスA=4,3,2,5,6が得られ、これらのアドレスの光警報器12に赤色発光の発光色設定電文を送信して赤色発光を選択することで、続いて発光周期Tfで送信する発光同期信号により、図3のアドレスA=2〜6の光警報器12を、黒丸で示すように、赤色発光により同期発光し、火災場所25に近い危険な場所であることを表示する。
また、光警報制御装置10の制御部38は、非常口24の近傍の光警報器のアドレスA=20と、その手前の2台の光警報器のアドレスA=18,19を、メモリに設けた安全エリアのアドレステーブルに予め記憶しており、移報受信部40により火災移報信号の受信を検出した場合、安全エリアのアドレステーブルから光警報器アドレス、例えばA=18〜20を読出し、これらのアドレスの光警報器12に緑色発光の発光色設定電文を送信して緑色発光を選択することで、続いて発光周期Tfで送信する発光同期信号により、図3のアドレスA=18〜20の光警報器12を、斜線の丸で示すように、緑色発光により同期発光し、非常口24に近い安全な場所であることを表示する。
この安全エリアの光警報器アドレスを生成する場合にも、図4に示したアドレス計算テーブル50aに非常口24の光警報器アドレスA=20を代入することで、図示で左側2台の光警報器アドレスA=18,19を求めることができる。
更に、光警報制御装置10の制御部38は、消防機器23の近傍の光警報器のアドレスA=13と、その両側の各2台の光警報器のアドレスA=11,12,14,15を、メモリに設けた消防機器設置エリアのアドレステーブルに予め記憶しており、移報受信部40により火災移報信号の受信を検出した場合、消防機器エリアのアドレステーブルから光警報器アドレス、例えばA=11〜15を読出し、これらのアドレスの光警報器12に緑色発光の発光色設定電文を送信して青色発光を選択することで、続いて発光周期Tfで送信する発光同期信号により、図3のアドレスA=11〜15の光警報器12を、砂地の丸で示すように、青色発光により同期発光し、消防機器23の設置場所であることを表示する。
この消防機器設置エリアの光警報器アドレスを生成する場合にも、図4に示したアドレス計算テーブル50aに消防機器23の光警報器アドレスA=13を代入することで、図示で両側各2台の光警報器アドレスA=11,12,14,15を求めることができる。
なお、非常口を示す緑色発光を設定する光警報器は、非常口24の位置により固定的に決まることから、例えばアドレスA=18〜20の光警報器12に設けたディップスイッチの操作等や不揮発メモリへの書込みにより、緑色発光を予め設定記憶しても良い。同様に消防機器設置場所を示す緑色発光を設定する光警報器は、消防機器23の設置場所により固定的に決まることから、例えばアドレスA=11〜15の光警報器12に設けたディップスイッチの操作等や不揮発メモリへの書込みにより、青色発光を予め設定記憶しても
良い。
また、光警報制御装置10は、赤色発光、緑色発光又は青色発光を設定していない白色発光の光警報器については、白色発光の発光色設定電文を送信して設定することになるが、白色発光を初期設定とすることで、発光色設定電文の送信を必要とすることなく、白色発光の同期発光を行っても良い。
(発光色を選択する発光制御)
図5は図2の光警報制御装置による制御動作を示したフローチャートである。図5に示すように、光警報制御装置10の制御部38は、ステップS1でR型火災受信機16aから火災を検出した感知器アドレスを含む火災移報信号を受信すると、ステップS2に進んで予め準備したアドレス変換テーブルを使用し、感知器アドレスを火災場所の光警報器アドレスに変換し、ステップS3で火災場所の光警報器アドレスAを図4に示したアドレス計算テーブル50aに代入して、その周辺に位置する光警報器12を示す火災エリアのアドレスを生成する。
続いてステップS4に進み、予め記憶している安全エリアのアドレステーブルから非常口およびその周囲の光警報器12を示すアドレスを読出して生成し、次に、ステップS5に進み、予め記憶している消防機器設置エリアのアドレステーブルから消防機器設置場所およびその周囲の光警報器12を示すアドレスを読出して生成する。
続いて、ステップS6で火災エリアのアドレスを指定した赤色発光の発光色設定電文、安全エリアのアドレスを指定した緑色発光の発光色設定電文、及び消防機器設置エリアのアドレスを指定した青色発光の発光色設定電文を生成してそれぞれ送信し、発光色を設定する。
続いて、ステップS7で発光周期Tf毎に発光同期信号を送信し、火災エリアの光警報器12を赤色発光により同期発光し、安全エリアの光警報器12を緑色発光により同期発光し、消防機器設置エリアの光警報器12を青色発光により同期発光し、さらに、それ以外の光警報器12は白色発光により同期発光とする。
続いてステップS8で火災復旧を監視しており、火災復旧を判別するとステップS9に進んで同期発光信号の送信を停止する。
[大空間施設のフロアに設置した警報システム]
図6は大空間施設のフロアに配置した光警報器の発光色を制御する警報システムの概略を示した説明図、図7は図6のフロアに設置した光警報器による火災場所と非常口の発光色制御を示した説明図、図8は図6のフロアについて火災を検出した火災感知器アドレスを発光色を制御する光警報器アドレスに変換する処理を示した説明図である。
(警報システムの構成と機能)
図6に示すように、本実施形態の警報システムは、警戒区域となる大空間施設のフロア60における天井側となる設置面に、縦及び横方向(図示の上下左右方向)に複数の光警報器12を配置しており、この例では縦方向(図示の上下方向)に12台、横方向(図示の左右方向)に10台の合計120台を設置している。フロア60の左右の略中央には非常口24を設置し、フロア60の上下の略中央には消防機器23を設置している。光警報制御装置10からは、図示のフロア横方向に配列した12台の光警報器12毎に伝送路14を1回線ずつ引き出して接続している。
光警報制御装置10は、R型火災受信機16aから火災場所を示す伝送路番号と感知器
アドレスを含む火災移報信号を受信すると、火災場所を含む火災エリアに存在する光警報器12に赤色発光を設定し、非常口24を含む安全エリアに存在する光警報器12に緑色発光を設定し、消防機器23を含む消防機器設置エリアに存在する光警報器12に青色発光を設定し、続いて、発光周期Tfで発光同期信号を送信することで、火災エリアの光警報器12を赤色発光により同期発光し、安全エリアの光警報器12を緑色発光により同期発光し、消防機器設置エリアの光警報器12を青色発光により同期発光し、それ以外の光警報器12は白色発光により同期発光する制御を行う。
ここで、フロア60に配置した光警報器12の位置は、図7に示すように、縦方向の伝送路14の番号L=1〜10と横方向の光警報器アドレスA=1〜12を組み合わせた2次元アドレス(L,A)で定まる。なお、以下の説明では、2次元アドレスを単にアドレスとする。
ここで、火災受信機16からの火災移報信号の伝送路番号と感知器アドレスから、図7に示すように、アドレス(4,3)が火災場所25の光警報器であることを判別すると、例えば図8に示すアドレス計算テーブル50bを使用し、アドレス計算処理52bにより、火災エリア62に入る光警報器のアドレスを求める。アドレス計算テーブル50bは、図7の火災場所25を中心に菱形となる火災エリア62を形成するようにアドレス計算式を設定している。なお、火災エリアは菱形に限定されず、矩形、円形、楕円形等の適宜の形状とすることができ、エリアの広さも適宜に設定できる。
また、フロア60の両側の非常口24の光警報器はアドレス(6,1)、(6,12)となり、この場合にも図8のアドレス計算テーブル50bを使用してアドレスを求め、これにより図7に示すように、両側の非常口24の光警報器はアドレス(6,1)、(6,12)を中心とした菱形の左右半分となる安全エリア63を形成する。
また、フロア60上下に示す消防機器23に近い光警報器12はアドレス(1,7)、(10,7)となり、この場合にも図8のアドレス計算テーブル50bを使用してアドレスを求め、これにより図7に示すように、両側の非常口24の光警報器はアドレス(1,7)、(10,7)を中心とした菱形の上下半分となる消防機器設置エリア64を形成する。
ここで、左側の非常口24の安全エリア63は火災エリア62と一部が重なっているが、本実施形態では、火災エリア62を優先することで、重複した位置の光警報器には赤色発光を設定する。
また非常口24に対応した安全エリア63に入る光警報器については、システム立上げ段階で緑色発光に初期設定しておき、火災エリアと重複した場合に光警報制御装置10から赤色発光の発光色設定電文を送信して赤色発光に切替えるようにしても良い。
また、消防機器設置エリア64が火災エリア62と一部が重なった場合には、本実施形態では、火災エリア62を優先することで、重複した位置の光警報器には赤色発光を設定する。この場合にも、消防機器設置エリア63に入る光警報器については、システム立上げ段階で青色発光に初期設定しておき、火災エリアと重複した場合に光警報制御装置10から赤色発光の発光色設定電文を送信して赤色発光に切替えるようにしても良い。
更に、安全エリア63と消防機器設置エリア64で一部が重なった場合には、予め設定した優先度に基づき、何れか一方の発光色を優先して、重複した位置の光警報器には優先度の高い発光色を設定する。
更に、火災エリア62,安全エリア63及び消防機器設定エリア64に対し必要に応じて所定の優先度を予め設定し、エリアが重複した位置の光警報器については、優先度に従った発光色を設定するようにしても良い。
(発光制御)
図9は図6の光警報制御装置による制御動作を示したフローチャートである。図9に示すように、光警報制御装置10は、ステップS11でR型火災受信機16aから火災を検出した伝送路番号と感知器アドレスを含む火災移報信号を受信すると、ステップS12に進んで予め準備したアドレス変換テーブルを使用し、伝送路番号と感知器アドレスを火災場所の光警報器12を示す2次元アドレスである光警報器(L,A)に変換し、ステップS13で火災場所の光警報器アドレス(L,A)を図8に示したアドレス計算テーブル50bに代入して、その周辺に位置する光警報器12を示す火災エリアのアドレスを生成する。
続いてステップS14に進み、予め記憶している安全エリアのアドレステーブルから非常口およびその周囲の光警報器を示す安全エリアのアドレス(2次元アドレス)を読出して生成し、次にステップS15に進み、予め記憶している消防機器設置エリアのアドレステーブルから消防機器およびその周囲の光警報器を示す消防機器設置エリアのアドレス(2次元アドレス)を読出して生成する。
続いて、ステップS16で火災エリアの2次元アドレスを指定(伝送路とアドレスの指定)した赤色発光の発光色設定電文、安全エリアの2次元アドレスを指定した緑色発光の発光色設定電文、及び消防機器設置エリアの2次元アドレスを指定した青色発光の発光色設定電文を生成してそれぞれ送信する。ここで、火災エリアのアドレスと安全エリア又は消防機器設置エリアのアドレスが重複した場合は、火災エリア優先であることから、赤色発光の発光色設定電文を送信する。
続いて、ステップS17で発光周期Tf毎に発光同期信号を送信し、火災エリアの光警報器を赤色発光により同期発光し、安全エリアの光警報器を緑色発光により同期発光し、消防機器設置エリアの光警報器を青色発光により同期発光し、さらに、それ以外の光警報器12は白色発光により同期発光とする。続いてステップS18で火災復旧を監視しており、火災復旧を判別するとステップS19に進んで同期発光信号の送信を停止する。
[P型火災報知設備と連携した警報システム]
図10はP型火災報知設備に連携して避難経路に配置した光警報器の発光色を制御する警報システムの概略を示した説明図である。
図10に示すように、本実施形態の警報システムはP型火災報知設備と連携しており、P型火災受信機16bから警戒区域毎に分けて引き出した感知器回線20bに、移報回路を備えた感知器ベース15を介して火災感知器18bを接続している。なお、図10は1つの警戒区域に引き出した感知器回線20bに火災感知器18bを接続した場合を代表して示している。
P型火災受信機16bは火災感知器18bで火災を検知した場合に感知器回線20bに流す発報電流による火災信号を受信して火災警報を出力すると共に、感知器回線20bに対応した火災が発生した警戒区域を示す地区表示を行う。
P型火災受信機16bに対しては感知器回線20bに対応して設けた移報回線11を介して光警報制御装置10を接続し、光警報制御装置10から警戒区域に対応して引き出した伝送路14に、警戒区域の避難経路またはフロアに配置した複数の光警報器12を接続
している。なお、図1は1回線の伝送路14に光警報器12を接続した場合を代表して示している。
また、光警報器12は近傍に配置した火災感知器18bの感知器ベース15から引き出した移報回線21を接続しており、火災感知器18bが火災を検知して感知器回線20bに発報電流を流すと、この発報電流により感知器ベース15に設けた移報回路が動作し、火災移報信号を移報回線21で接続した光警報器12に出力する。火災感知器18b側から火災移報信号を受信した光警報器12は、自己アドレスを含む火災場所通知電文を生成し、伝送路14を介して光警報制御装置10に送信する。
光警報制御装置10は、P型火災受信機16bから火災を検出した警戒区域に対応した火災移報信号を受信した場合、伝送路14を介して光警報器12から火災場所通知電文を受信しており、これにより火災場所の光警報器12を判別し、火災場所の光警報器12及びその周辺の光警報器12を、火災の危険性を示す第1発光色なる例えば赤色で同期発光し、避難経路が向かう非常口の近傍に配置した予め定めた非常口の光警報器12を判別し、非常口の光警報器12及びその周辺の予め定めた光警報器12を、安全性を示す第2発光色となる例えば緑色で同期発光し、避難経路の所定位置に配置した消防機器の近くの光警報器12及びその周辺の予め定めた光警報器12を、消防機器設置場所を示す第3発光色となる例えば青色で同期発光し、それ以外の光警報器12は白色で同期発光する。
[警報システムの機能構成]
図11は図10の火災受信機、火災感知器、光警報制御装置及び光警報器の機能構成を示したブロック図である。
(火災受信機)
図11に示すように、P型火災受信機16bは、制御部26を備え、制御部26に対し、複数の回線受信部28b、表示部30、操作部32、警報部34及び移報部36を設けている。
P型火災受信機16bの制御部26は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用している。
P型火災受信機16bの制御部26は、回線受信部28bの何れかにより火災感知器18bの火災発報による火災信号を受信すると、警報部34により火災警報を出力すると共に、表示部30により火災が発生した警戒区域を示す地区表示を行い、更に、移報部36から火災が発生した警戒区域を示す火災移報信号を光警報制御装置10に出力する。
(火災感知器と感知器ベース)
火災感知器18bは、天井面に固定した感知器ベース15に着脱自在に設けており、感知器ベース15を介してP型火災受信機16bから引き出された感知器回線20bを構成する感知器線Lとコモン線Cに接続している。
感知器ベース15の内部には移報リレー72と移報リレー接点74からなる移報回路を設けており、移報リレー72は火災感知器18bと感知器線Lを結ぶラインに挿入している。火災感知器18bが火災発報して感知器線Lとコモン線Cの間に発報電流が流れると、この発報電流により感知器ベース15内の移報リレー72が作動して移報リレー接点74を閉じ、移報回線21により接続した光警報器12に火災移報信号を出力する。なお、感知器ベース15に設ける移報回路は、移報リレー以外に適宜の移報回路が含まれる。
(光警報制御装置)
光警報制御装置10は、制御部38、移報受信部40及び伝送部42を備え、火災受信機16からの電源又は専用電源で動作し、その機能は図2の実施形態と同じになる。
(光警報器)
光警報器12は、制御部44、伝送部46、発光部48及び移報受信部70を備え、伝送路14から電源供給を受けて動作する。移報受信部70は、移報回線21で接続した火災感知器18bの感知器ベース15から火災移報信号を受信して制御部44に出力する。
光警報器12の制御部44は、移報受信部70による火災移報信号の受信を検出すると、火災場所を示す自己アドレスを含む火災場所通知電文を生成し、伝送部46に指示して光警報制御装置10に送信させる制御を行う。
これ以外の光警報制御装置10の構成及び機能は図2の実施形態と同じになる。
[無線式のP型火災報知設備と連携した警報システム]
図12は無線式P型火災報知設備に連携して避難経路に配置した光警報器の発光色を制御する警報システムの概略を示した説明図である。
図12に示すように、本実施形態の警報システムは無線式のP型火災報知設備と連携しており、P型火災受信機16bから警戒区域に分けて引き出した感知器回線に、警戒区域毎に設けた受信用中継器80を接続する。受信用中継器80に対しては、対応する警戒区域に無線式火災感知器18cを配置している。
無線式火災感知器18cは火災を検出するとアドレスを含む火災電文を無線送信する。無線式感知器18cから送信された火災電文は、同じ警戒区域に設置している受信用中継器80で受信され、P型火災受信機16bから引き出された感知器回線に発報電流を流して火災信号を送信する。
P型火災受信機16bは受信用中継器80からの火災信号の受信を検出した場合に、火災警報を出力すると共に、火災信号を出力した受信用中継器80に対応した警戒区域で火災が発生したことを示す地区表示を行う。
P型火災受信機16bに対しては受信用中継器80に対応して設けた移報回線11を介して光警報制御装置10を接続し、光警報制御装置10から引き出した伝送路14に警戒区域の避難経路またはフロアに配置した複数の光警報器12を接続している。
光警報器12は無線式火災感知器18cが無線送信した火災電文を受信する通信機能を備えており、火災電文の受信強度が所定値以上の場合、近傍に配置した無線式火災感知器18cより検出した火災場所と判断し、自己アドレスを含む火災場所通知電文を生成し、伝送路14を介して光警報制御装置10に送信する。
光警報制御装置10はP型火災受信機16bから火災を検出した警戒区域に対応した火災移報信号を受信した場合、伝送路14を介して火災を検知したと同じ警戒区域に設置している光警報器12から火災場所通知電文を受信しており、これにより火災場所の光警報器12を判別し、火災場所の光警報器12及びその周辺の光警報器12を、火災の危険性を示す赤色で同期発光し、非常口の近傍に配置した予め定めた非常口の光警報器12を判別し、非常口の光警報器12及びその周辺の予め定めた光警報器12を、安全性を示す緑色で同期発光し、避難経路の所定位置に配置した消防機器の近くの光警報器12及びその周辺の予め定めた光警報器12を、消防機器設置場所を示す第3発光色となる例えば青色
で同期発光し、それ以外の光警報器12は白色で同期発光する。
(警報システムの機能構成)
図13は図12の火災受信機、受信用中継器、無線式火災感知器、光警報制御装置及び光警報器の機能構成を示したブロック図である。
図13に示すように、P型火災受信機16bは、制御部26を備え、制御部26に対し、複数の回線受信部28b、表示部30、操作部32、警報部34及び移報部36を設けており、図11の実施形態と基本的に同じになる。
無線式火災感知器18cは、火災による熱または煙を検出した場合に自己アドレスを含む火災電文を無線送信する。
受信用中継器80は、制御部82、アンテナ85を接続した通信部84及び回線送信部86を備え、P型火災受信機16bからの電源又は専用電源で動作する。受信用中継器80の制御部82は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
受信用中継器80の制御部82は、自己に割り当てられた無線式火災感知器18cのアドレスを予め登録しており、登録アドレスに一致する感知器アドレスの火災電文を有効な電文として受信し、P型火災受信機16bから引き出された感知器回線に発報電流を流すことで、火災信号をP型火災受信機16bに送信する。
ここで、受信用中継器80の通信部84と無線式火災感知器18cとの間の無線通信は、日本国内の場合には例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に従った無線通信を行っている。
光警報器12は、制御部44、伝送部46、発光部48及びアンテナ92を接続した通信部90を備える。光警報器12の制御部44は、通信部90から入力した受信強度検出信号が所定値以上の場合、近傍に配置した無線式火災感知器18cにより検出された火災場所と判断し、自己アドレスを含む火災場所通知電文を生成し、伝送部46に指示して光警報制御装置10に送信させる制御を行う。
これ以外の光警報器12の制御部44、伝送部46、発光部48の機能は図2の実施形態と基本的に同じになる。
[本発明の変形例]
(発光色)
上記の実施形態は、火災の危険性を示す第1発光色を赤色としているが、これ以外に橙色(オレンジ色)等を含む暖色系の発光色としても良い。また、上記の実施形態は、非常口等の安全性を示す第2発光色を中間色系の緑色とし、消防機器の設置場所を示す第3発光色を寒色系の青色としているが、これ以外に中間色系又は寒色系の適宜の発光色としても良い。
(発光エリア)
上記の実施形態は、非常口の近辺を安全エリアに設定して光警報器を緑色発光し、消火栓等の消防機器を設置場所とその近辺を消防機器設置とエリアに設定して光警報器を青色発光しているが、これ以下のエリアについても、適宜の発光色を設定して識別表示可能としても良い。
(光警報制御装置)
上記の実施形態は、火災受信機の外部に光警報制御装置を設けているが、火災受信機に光警報制御装置としての機能を内蔵させても良い。
(その他)
また、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:光警報制御装置
11,21:移報回線
12:光警報器
14,20a:伝送路
15:感知器ベース
16a:R型火災受信機
16b:P型火災受信機
18a,18b:火災感知器
18c:無線式火災感知器
20b:感知器回線
22:避難経路
23:消防機器
24:非常口
26,38,44,82:制御部
28a,42,46:伝送部
28b:回線受信部
36:移報部
40,70:移報受信部
48:発光部
50a,50b:アドレス計算テーブル
60:フロア
62:火災エリア
63:安全エリア
64:消防機器設置エリア
72:移報リレー
74:移報リレー接点
80:受信用中継器
84,90:通信部
86:回線送信部

Claims (15)

  1. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災場所の報知方法であって、
    前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合、又は無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
    前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、前記火災場所の近傍に配置した複数の光警報器については、前記同期発光とは異なる火災場所を示す所定の発光色により前記同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする火災場所の報知方法。
  2. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災場所の報知方法であって、
    前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
    前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器については、前記同期発光とは異なる火災場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする火災場所の報知方法。
  3. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災場所の報知方法であって、
    前記光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
    前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器については、前記同期発光とは異なる火災場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする火災場所の報知方法。
  4. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる避難場所の報知方法であって、
    火災発生時に、避難場所の近傍に配置した複数の光警報器については、前記同期発光とは異なる避難場所を示す所定の発光色により前記同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする避難場所の報知方法。
  5. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる避難場所の報知方法であって、
    前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
    前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、避難場所の光警報器については、前記同期発光とは異なる避難場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする避難場所の報知方法。
  6. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる避難場所の報知方法であって、
    前記光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合、光警報制御装置に火災場所を通知し、
    前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、避難場所の光警報器については、前記同期発光とは異なる避難場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする避難場所の報知方法。
  7. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる消防機器設置場所の報知方法であって、
    火災発生時に、消防機器設置場所の近傍に配置した複数の光警報器については、前記同期発光とは異なる消防機器設置場所を示す所定の発光色により前記同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする消防機器設置場所の報知方法。
  8. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる消防機器設置場所の報知方法であって、
    前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
    前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、消防機器設置場所の光警報器については、前記同期発光とは異なる消防機器設置場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする消防機器設置場所の報知方法。
  9. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる消防機器設置場所の報知方法であって、
    前記光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
    前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、消防機器設置場所の光警報器については、前記同期発光とは異なる消防機器設置場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする消防機器設置場所の報知方法。
  10. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
    前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合、又は無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
    前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、前記火災場所の近傍に配置した複数の光警報器、避難場所の近傍に配置した複数の光警報器及び消防器設置場所の近傍に配置した複数の光警報器の少なくとも何れかを判別し、前記判別した光警報器については、前記同期発光とは異なる前記判別した場所を示す所定の発光色により前記同期発光と異なるタイミングで発光させることを特徴とする火災関連場所の報知方法。
  11. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
    火災発生時に、火災場所の光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、前記判別した光警報器については前記同期発光とは異なる前記判別した場所を示す所定の発光色で発光させ、
    前記避難場所の光警報器と、前記火災場所の光警報器及び前記消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れか一方が重複した場合、前記避難場所の光警報器を、避難場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする火災関連場所の報知方法。
  12. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
    火災発生時に、火災場所の光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、前記判別した光警報器については前記同期発光とは異なる前記判別した場所を示す所定の発光色で発光させ、
    前記消防機器設置場所の光警報器と、前記火災場所の光警報器及び前記避難場所の光警報器の少なくとも何れか一方が重複した場合、前記消防機器設置場所の光警報器を、消防機器設置場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする火災関連場所の報知方法。
  13. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
    前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
    前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、前記判別した光警報器については前記同期発光とは異なる前記判別した場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする火災関連場所の報知方法。
  14. 火災発生時に複数の光警報器を所定の発光周期で同期発光させて火災発生を報知する警報システムによる火災関連場所の報知方法であって、
    前記光警報器が、無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
    前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、当該光警報器、避難場所の光警報器及び消防機器設置場所の光警報器の少なくとも何れかを判別し、前記判別した光警報器については前記同期発光とは異なる前記判別した場所を示す所定の発光色で発光させることを特徴とする火災関連場所の報知方法。
  15. 火災発生時に複数の光警報器に所定の発光表示を行わせて火災発生を報知する警報システムによる避難方向の報知方法であって、
    前記光警報器が、個別に接続された火災感知器から火災を検出した際に出力される火災移報信号を受信した場合、又は無線式火災感知器から受信した火災電文の受信強度が所定値以上の場合に、光警報制御装置に火災場所を通知し、
    前記光警報制御装置が、前記光警報器からの火災場所の通知を受信した場合に、前記火災場所の近傍に配置した複数の光警報器と他の光警報器とで前記所定の発光表示の形態を異ならせて、前記火災場所から遠ざかる避難方向を視認可能としたことを特徴とする避難方向の報知方法。
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