JP2014174595A - 警報システムおよび警報装置 - Google Patents

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Eisei Morita
英聖 森田
Atsushi Iwai
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Abstract

【課題】
この発明は、光過敏性発作を引き起こすことなく、聴覚障害がある人にも火災発生を知らせて避難を促すことができる、フラッシュ光を用いた警報システムおよび警報装置を得ることを目的とする。
【解決手段】
自動火災報知設備からの火災信号に基づいてフラッシュ発光する複数の警報装置を有する警報システムにおいて、避難経路毎に警報装置をグループ編成し、このグループ毎に、非常口から最も遠い警報装置、または、火災を感知した火災感知器と関連付けられた警報装置から、避難経路に沿ってその末端に位置する警報装置に向かって順にフラッシュ発光する動作を繰り返し、避難経路の末端に位置する非常口に向かって避難誘導するようにした。
【選択図】図3

Description

この発明は、火災等の非常事態発生時に避難を促す警報システムおよび警報装置に関し、特に光によって警報を発する警報システムおよび警報装置に関する。
従来、自動火災報知設備は、所定の間隔で配設した警報用音響装置を所定の音量で鳴動させ、あるいは、連動動作させた非常放送設備によって音声メッセージを流し、火災発生を警報して避難を促すものであった。
しかしながら、火災等の非常事態発生時に避難するべき人に聴覚障害があるような場合、光等の聴覚以外の感覚に働きかけて非常事態を知らせる警報装置の普及が望まれている。そして、強烈な閃光を発するストロボ(登録商標)に代表されるエレクトロニック・フラッシュや、大光量のLEDランプ、等を光源に用い、フラッシュ光を発する警報装置が実用化されている。
特開平08−161679号公報
http://www.hochiki.co.jp/webcatalog/pdf/hc_ssfa1208.pdf http://www.saxa.co.jp/product/business/pdf/SHW-101.pdf
従来、平常時は消灯し、火災等の非常事態発生時にフラッシュ光を発する警報装置は、その発光周期を各警報装置自体で制御するものであった。そのような警報装置を、自動火災報知設備の警報用音響装置のように所定の間隔で多数設置し、火災発生時に同時に作動させると、多数の警報装置それぞれがバラバラのタイミングで発光する。このような人工的な強い光刺激は、人に光刺激性癲癇などの光過敏性発作を引き起こす場合があることが知られている(例えば、平成9年12月16日に某民間テレビ放送局が放送した、強い光刺激シーンのあるテレビアニメの視聴者が光過敏性発作などを起こした事件は大きく報道され、周知である)。
この発明は、光過敏性発作を引き起こすことなく、聴覚障害がある人にも火災等の非常事態発生を知らせて避難を促すことができる、フラッシュ光を用いた警報システムおよび警報装置を得ることを目的とする。
(1)この発明は、火災発生時に火災感知手段からの火災感知信号に基づいて火災信号を出力する火災受信機と、該火災受信機からの前記火災信号に基づいて所定周期でフラッシュ発光する発光手段を有する複数の警報装置と、を具備する警報システムにおいて、前記警報装置は、避難経路毎にグループ編成され、前記グループにおいて最初にフラッシュ発光を開始する警報装置を決定する発光起点設定手段と、自己がフラッシュ発光した後に所定の遅延時間で隣接する他の警報装置へフラッシュ発光を指令する発光指令信号を出力する発光指令出力手段と、隣接する他の警報装置からの前記発光指令信号を受信する発光指令受信手段と、前記所定の遅延時間を計時する計時手段と、前記発光手段を所定周期毎にフラッシュ発光させる制御手段と、前記グループ毎に前記火災受信機に接続されて前記火災信号を受信する火災信号受信手段と、を具備し、前記所定の遅延時間は、前記発光指令信号出力元の警報装置がフラッシュ発光した後に、前記発光指令信号を受信した警報装置がフラッシュ発光するときに、連続して順に発光したと人が知覚できる時間差を有するように予め定められ、前記グループにおいて最も非常口から遠い警報装置が、前記発光起点設定手段によって最初にフラッシュ発光を開始する警報装置に予め設定され、自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定された前記警報装置の前記火災信号受信手段が前記火災信号を受信した場合、前記所定周期毎にフラッシュ発光を開始するとともに、前記発光指令出力手段より前記所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置に対して前記発光指令信号を出力し、前記発光起点設定手段によって自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定されていない前記警報装置の前記発光指令受信手段が前記発光指令信号を受信した場合、前記所定周期毎にフラッシュ発光を開始するとともに、前記所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置に対して前記発光指令信号を出力し、前記発光指令信号の連鎖によって、前記グループにおいて最も非常口から遠い警報装置を開始点として隣接する警報装置が避難経路に沿ってその末端に位置する警報装置に向かって順にフラッシュ発光する動作を繰り返し、避難経路の末端に位置する非常口に向かって避難誘導することを特徴とする。
(2)また、この発明は、(1)において、前記警報装置は、それぞれが予め最も近い火災感知手段と関連付けられ、関連付けられた前記火災感知手段からの火災感知信号を有線信号または無線信号によって受信する火災感知信号受信手段をさらに備え、前記発光起点設定手段は、最初にフラッシュ発光を開始する警報装置を、前記グループにおいて最も非常口から遠い警報装置に設定することに代えて、前記火災感知信号受信手段が前記火災感知信号を受信した警報装置に設定するようにし、前記発光指令信号の連鎖によって、火災感知信号を発した火災感知手段に最も近い警報装置を開始点として隣接する警報装置が避難経路に沿ってその末端に位置する警報装置に向かって順にフラッシュ発光する動作を繰り返し、避難経路の末端に位置する非常口に向かって避難誘導することを特徴とする。
(3)また、この発明は、(1)、(2)において、前記警報装置は、自己がフラッシュ発光してから所定の時間が経過するまで自己のフラッシュ発光を禁止する発光禁止手段をさらに具備し、前記制御手段は、前記発光禁止手段がフラッシュ発光を禁止していないときに前記発光手段を所定周期毎にフラッシュ発光させるように制御し、前記発光起点設定手段によって自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定されていない前記警報装置の前記発光指令受信手段が前記発光指令信号を受信した場合、前記発光禁止手段がフラッシュ発光を禁止していないときに、前記所定周期毎にフラッシュ発光を開始するとともに、前記所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置に対して前記発光指令信号を出力することを特徴とする。
(4)また、この発明は、火災発生時に火災感知手段からの火災感知信号に基づいて火災信号を出力する火災受信機からの前記火災信号に基づいて所定周期でフラッシュ発光する発光手段を有する警報装置であって、自己が最初にフラッシュ発光を開始するか否かを決定する発光起点設定手段と、フラッシュ発光した後に所定の遅延時間で隣接する他の警報装置に対してフラッシュ発光を指令する発光指令信号を出力する発光指令出力手段と、隣接する他の警報装置からの前記発光指令信号を受信する発光指令受信手段と、前記所定の遅延時間を計時する計時手段と、前記発光手段を所定周期毎にフラッシュ発光させる制御手段と、前記火災受信機に接続されて前記火災信号を受信する火災信号受信手段と、を具備し、前記所定の遅延時間は、発光指令信号出力元の警報装置がフラッシュ発光した後に、前記発光指令信号を受信した警報装置がフラッシュ発光するときに、連続して順に発光したと人が知覚できる時間差を有するように予め定められ、前記発光起点設定手段によって自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定された場合は、前記火災信号受信手段が前記火災信号を受信したとき、前記所定周期毎にフラッシュ発光を開始し、前記所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置に対して前記発光指令信号を出力し、前記発光起点設定手段によって自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定されていない場合は、前記発光指令信号受信手段が前記発光指令信号を受信したときに、前記所定周期毎にフラッシュ発光を開始し、前記所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置に対して前記発光指令信号を出力することを特徴とする。
(5)また、この発明は、(4)において、前記警報装置は、自己がフラッシュ発光してから所定の発光禁止時間が経過するまで自己のフラッシュ発光を禁止する発光禁止手段と、隣接する他の警報装置と互いに接続される前記発光指令出力手段と前記発光指令受信手段との共通の接続部と、を具備し、前記制御手段は前記発光禁止手段がフラッシュ発光を禁止していないときに前記発光手段を所定周期毎にフラッシュ発光を開始するように制御することを特徴とする。
複数の警報装置が非常口に向かって順に流れるようにフラッシュ発光し、バラバラのタイミングでフラッシュ発光しないので光過敏性発作を引き起こすことなく、聴覚障害がある人にも火災発生を知らせて避難を促すことができるとともに、非常口に向かって視覚的に避難誘導することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る警報システムの構成図である。 本発明の実施の形態1に係る警報装置の構成図である。 本発明の実施の形態2に係る警報システムの構成図である。 本発明の実施の形態2に係る警報装置の構成図である。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1について、図1および図2に基づいて説明する。
まず、図1を参照して本実施の形態に係る警報システムの構成を説明する。
火災感知器2は、火災発生時に火災を感知する火災感知手段である。
火災感知器2と電路Lsを介して接続された火災受信機1は、火災感知器2からの火災感知信号Dを受信し、この火災感知信号Dに基づいて火災判断を行い、火災と判断したときに、火災受信機1に備わる表示灯や音響装置等によって火災表示および火災音響警報を行う周知の火災受信機である。
火災感知器2と火災受信機1とを接続する電路Lsは、図示したように火災感知器2の系統毎に個別の電路で接続するP型システムであっても良いし、多重伝送によって共通の電路で接続するR型システムであっても良い。火災受信機1が火災と判断したときは、電路Lfを介して後述する警報装置3に向けて火災信号Fを送出するとともに、警報装置3へ電力を供給する。火災受信機1からの警報装置3への電力供給は、電路Lfから送出される火災信号Fであっても良いし、別途専用の電源線(図示せず)を設けて警報装置3へ常時給電するようにしても良い。
警報装置3は、火災受信機1から送出される火災信号Fに基づいて所定周期でフラッシュ発光するものである。警報装置3は避難経路毎にグループ編成し、複数の警報装置3が間隔を空けて電路Lfに並列接続されて配設される。なお、便宜上、それぞれの警報装置3を火災受信機1側から順に、警報装置3−1〜3−n(nは自然数)と番号を付して区別する。
そして、隣接する警報装置3同士の、発光指令信号出力端子OUTaと発光指令信号入力端子INb、発光指令信号出力端子OUTbと発光指令信号入力端子INa、とを電気的に接続する。なお、避難経路の両端に位置する警報装置3、例えば図1において警報装置3−1および警報装置3−nは、隣接する警報装置3が1つしか存在しないので、2組の発光指令信号出力端子OUTa、OUTbおよび発光指令信号入力端子INa、INbのうち、1組だけが隣接する警報装置3と接続され、他の1組は接続せず使用しない。
次に、図2を参照して本実施の形態に係る警報装置3の構成を説明する。
警報装置3は、電路Lfを介して火災受信機1からの火災信号Fを受信する受信手段である火災信号受信部36を有し、電路Lfと接続するための端子INfを有する。
また、警報装置3は、火災信号受信部36が火災受信機1からの火災信号Fを受信したときに発光部31を所定周期でフラッシュ発光させる制御手段である制御部32を有する。
また、警報装置3は、火災受信機1から電力の供給を受けて警報装置の各部に電力を供給する電源部33を有する。本実施の形態では、電源部33は電路Lfを介して受信する火災信号Fより電力の供給を受けるようにしているが、別途専用の電源線を介して受電しても良いことは先に述べた通りである。
発光部31には、強烈な閃光を発するストロボ(登録商標)に代表されるエレクトロニック・フラッシュ、あるいは、大光量のLEDランプを用いることができる。なお、発光部31に用いるデバイスはこれらに限定されるものではなく、光で警報するに足る一定以上の光量を発することができ、断続制御できる可視光の光源であれば良い。
発光部31は、図示したように制御部32を介して電力の供給を受けても良いし、電源部33から直接電力の供給を受け(図示せず)、発光部31を発光させるためのトリガ信号を制御部32から受けるようにしても良い。後者の構成は、発光手段にエレクトロニック・フラッシュを用い、これに電源部33から放電開始に至らない高電圧を予め印加しておき、このときのエレクトロニック・フラッシュを放電させて発光を開始させるトリガ電極に制御部32からトリガ信号を送出する用途に適している。
警報装置3は、避難経路毎にグループ編成され、前記グループにおいて最初にフラッシュ発光を開始する警報装置3を決定する発光起点設定手段である発光起点設定部35を有する。本実施の形態では、避難経路毎に編成したグループにおいて最も非常口から遠い警報装置3が、発光起点設定部35によって最初にフラッシュ発光を開始するように設定される。
その設定の方法は、例えば、発光起点設定用スイッチを設け、その手動操作による。すなわち、発光起点に設定する警報装置3の発光起点設定用スイッチをONし、前記グループに属する他の警報装置3の発光起点設定用スイッチをOFFに設定する。そして、この発光起点設定用スイッチは外部から勝手に設定変更されないようにする。例えば、発光起点設定用スイッチを警報装置3の内部に設け、これを操作するための開口部を施錠するようにしても良い。また、発光起点設定用スイッチは、所定の専用キーによってのみ設定変更が可能なキースイッチとしても良い。また、発光起点設定の方法は、上記したような発光起点設定用スイッチに代えて、ジャンパピン等の他のハードウェアで設定するようにしても良いし、上記したようなハードウェアとしてのスイッチ等を用いず、専用の設定ツールを用いて不揮発性メモリをセットするようなソフトウェアによる設定としても良い。
警報装置3は、隣接する他の警報装置3から発光指令信号を受信する発光指令受信手段である発光指令受信部38a、38bを有し、それぞれの入力端子INa、INbを有する。また、警報装置3は、隣接する他の警報装置3へ発光指令信号を送出する発光指令出力手段である発光指令出力部37a、37bを有し、それぞれの出力端子OUTa、OUTbを有する。このように、発光指令受信部38a、38b及びその入力端子INa、INb、発光指令出力部37a、37b及びその出力端子OUTa、OUTbをそれぞれ2組ずつ備えるのは、警報装置3が避難経路に沿って、前後に他の警報装置3が接続される場合があるからである。例えば、避難経路毎に火災受信機1側から末端の非常口に向かって、順番が前の警報装置3のOUTb端子を次の順番の警報装置3のINa端子に、また、順番が前の警報装置3のINb端子を次の順番の警報装置3のOUTa端子に、それぞれ接続するようにする等、INaとOUTa、または、INbとOUTbとが隣接する同じ側の警報装置3へ接続するようにする。
また、警報装置3は、隣接する他の警報装置3からINaまたはINbを介して発光指令受信部38aまたは38bに発光指令信号が入力されると、制御部32が発光部31を発光開始させるまでの所定の遅延時間を計時する計時手段である計時部34を有する。すなわち、計時部34が所定の遅延時間を計時したときに、制御部32は予め定められた所定周期で発光部31のフラッシュ発光を開始するように制御する。
次に、図1、2を参照して、本実施の形態に係る警報システムの動作について説明する。
なお、ここでは仮に、警報装置3−2が発光起点設定部35によって最初にフラッシュ発光を開始する警報装置に設定されているものとする。
火災発生時に火災感知器2が火災を感知すると、火災感知器2は電路Lsを介して火災感知信号Dを火災受信機1へ送出する。そして、火災受信機1は、火災感知信号Dに基づいて火災判断を行い、火災と断定すると電路Lfを介して、火災発生階やその直上階に属するグループの警報装置3−1、警報装置3−2、・・・警報装置3−nへ火災信号Fを送出する。なお、全てのグループの警報装置3へ火災信号Fを送出するようにして、全館に警報するようにしても良い。
火災信号Fを受信した警報装置3−2は、自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定されているので、所定周期毎にフラッシュ発光を開始する。警報装置3−2以外の警報装置3は、自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定されていないので、このときはフラッシュ発光を開始しない。
所定周期でフラッシュ発光を開始した警報装置3−2は、発光指令出力部37a、37bより発光指令信号出力端子OUTa、OUTbを介して、予め定められた所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置に対して発光指令信号を出力する。この所定の遅延時間は、フラッシュ発光に伴う電源変動によって警報装置3−2の動作が不安定となる期間を回避するとともに、後続してフラッシュ発光を開始させる隣接した警報装置3−1、警報装置3−3(図示せず)のフラッシュ発光開始までに所定の時間差を設けるものである。例えば、0.2秒〜1秒程度に設け、このように所定の遅延時間で出力される発光指令信号の連鎖によって、前記グループにおいて最も非常口から遠い警報装置3−2を開始点として隣接する警報装置3が避難経路に沿ってその末端に位置する警報装置3−1および3−nに向かって順にフラッシュ発光する動作を繰り返し、避難経路の末端に位置する非常口に向かって避難誘導する。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2について、図3および図4に基づいて説明する。
まず、図4を参照して本実施の形態に係る警報装置4の構成を説明する。実施の形態1に係る警報装置3と同じ構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
第1に警報装置4が警報装置3と異なる点は、警報装置4のそれぞれが予め最も近い火災感知器2と関連付けられ、関連付けられた火災感知器2からの火災感知信号dを受信する火災感知信号受信手段41とその入力端子INdとを備えたことにある。そして、これに伴い、避難経路毎のグループにおいて最も非常口から遠い警報装置3を最初にフラッシュ発光を開始するように設定する発光起点設定部35に代えて、火災感知信号受信部41が火災感知信号dを受信した警報装置4を最初にフラッシュ発光を開始するように設定する発光起点設定部44としている。
第2に警報装置4が警報装置3と異なる点は、発光指令出力部37aの出力端子OUTaと発光指令受信部38aの入力端子INaとを共通の接続部である端子IOaに、発光指令出力部37bの出力端子OUTbと発光指令受信部38bの入力端子INbとを共通の接続部である端子IObに、それぞれ代えた点にある。そして、端子IOa、IObを隣接する他の警報装置4の端子IOb、IOaと、それぞれ互いに電気的に接続するようにした。
これに伴い、自己がフラッシュ発光してから所定の発光禁止時間が経過するまで自己のフラッシュ発光を禁止する発光禁止手段としての発光禁止制御部43を備えた。そして、制御部32を、発光禁止制御部43がフラッシュ発光を禁止しているときは、発光部31を所定周期毎にフラッシュ発光させる制御を行わないように制御する制御部42としている。また、この制御部42は、発光禁止制御部43がフラッシュ発光を禁止しているときは、隣接する他の警報装置4に対して発光指令出力部37a、37bから発光指令信号を出力しないようにしている。
なお、前記所定の発光禁止時間は、自己がフラッシュ発光をしてから隣接する他の警報装置4からの発光指令信号の出力が停止するまでの時間に若干のマージンを設けて予め設定しておく。このように発光禁止時間を設けることにより、自己が発光して、所定の遅延時間の後に出力する発光指令信号を自ら受信してフラッシュ発光してしまうことを防止できる。また、自己がフラッシュ発光して所定の遅延時間の後に出力した発光指令信号によってフラッシュ発光した隣接する警報装置4からの発光指令信号によって再びフラッシュ発光してしまうことを防止している。このようにして、最初にフラッシュ発光を開始する警報装置4から離れた警報装置4に向かって、順にフラッシュ発光を開始するように警報システム全体が制御される。
次に、図3を参照して本実施の形態に係る警報システムの構成を説明する。実施の形態1に係る警報システムと同じ構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
火災感知器2−1、2−2、・・・2−n(nは自然数)は、火災発生時に火災を感知する火災感知手段であり、それぞれが最も近い警報装置4−1、4−2、・・・4−nと関連付けられている。そして、火災感知器2−1、2−2、・・・2−nのいずれかが火災を感知したとき、火災受信機1へ送出する火災感知信号Dの他に、火災感知信号dを警報装置4−1、4−2、・・・4−nのうちで関連付けられたものの火災感知信号入力端子INdへと出力する。
そして、隣接する警報装置4同士の、発光指令信号入出力端子IOaとIObとを電気的に接続する。なお、避難経路の両端に位置する警報装置4、例えば図3において警報装置4−1および警報装置4−nは、隣接する警報装置4が1つしか存在しないので、発光指令信号入出力端子IOa、IObのうち、一方だけが隣接する警報装置4と接続され、他方は接続せず使用しない。
次に、図3、4を参照して、本実施の形態に係る警報システムの動作について説明する。
なお、ここでは仮に、火災感知器2−2が火災を感知したものとする。
火災感知器2−2が火災を感知すると、火災感知器2−2は電路Lsを介して火災感知信号Dを火災受信機1へ送出するとともに、関連付けられた警報装置4−2へ火災感知信号dを出力する。火災感知信号dを火災感知信号入力端子INd、火災感知信号受信部41を介して受信した警報装置4−2は、発光起点設定部44によって、自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定される。
火災受信機1は、火災感知信号Dに基づいて火災判断を行い、火災と断定すると電路Lfを介して、同一グループに編成された警報装置4−1、4−2、・・・4−nへ火災信号Fを送出する。
火災信号Fを火災信号入力端子INf、火災信号受信部36を介して受信した警報装置4−2は、自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定されているので、所定周期毎にフラッシュ発光を開始する。警報装置4−2以外の警報装置4は、自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定されていないので、このときはフラッシュ発光を開始しない。
所定周期でフラッシュ発光を開始した警報装置4−2は、発光指令出力部37a、37bより発光指令信号入出力端子IOa、IObを介して、予め定められた所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置4に対して発光指令信号を出力する。
この発光指令信号を発光指令信号入出力端子IOaまたはIOb、発光指令受信部38aまたは38bを介して受信した、警報装置4−2に隣接する警報装置4−1、4−3(図示せず)は、所定周期でフラッシュ発光を開始し、発光指令出力部37a、37bより発光指令信号入出力端子IOa、IObを介して、予め定められた所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置4に対して発光指令信号を出力する。
そして、この発光指令信号の連鎖によって、火災感知信号dを発した火災感知器2に最も近い警報装置4を開始点として隣接する警報装置4が避難経路に沿ってその末端に位置する警報装置4に向かって順にフラッシュ発光する動作を繰り返し、避難経路の末端に位置する非常口に向かって避難誘導する。
なお、実施の形態2では、図示したように、火災感知器2−1、2−2、・・・2−nから関連付けられた警報装置4−1、4−2、・・・4−nへの火災感知信号dの出力を有線信号によっているが、これを無線信号によるものに代えても良い。
また、実施の形態1および2では、隣接する警報装置4との間の発光指令信号の授受を電気的接続によっているが、隣接する警報装置4のフラッシュ発光を受光し、前記所定の遅延時間の後にフラッシュ発光させるように制御しても良い。
1 火災受信機、 2、2−1〜n(nは自然数) 火災感知器、
3、3−1〜n、4、4−1〜n(nは自然数) 警報装置、
31 発光部、 32、42 制御部、 33 電源部、 34 計時部、
35、44 発光起点設定部、 36 火災信号受信部、
37a、37b 発光指令出力部、 38a、38b 発光指令受信部、
41 火災感知信号受信部、 43 発光禁止制御部、
INa、INb 発光指令入力端子、 OUTa、OUTb 発光指令出力端子、
INd 火災感知信号入力端子、 INf 火災信号入力端子、
IOa、IOb 発光指令信号入出力端子、 Ls、Lf 電路

Claims (5)

  1. 火災発生時に火災感知手段からの火災感知信号に基づいて火災信号を出力する火災受信機と、該火災受信機からの前記火災信号に基づいて所定周期でフラッシュ発光する発光手段を有する複数の警報装置と、を具備する警報システムにおいて;
    前記警報装置は、避難経路毎にグループ編成され、前記グループにおいて最初にフラッシュ発光を開始する警報装置を決定する発光起点設定手段と、自己がフラッシュ発光した後に所定の遅延時間で隣接する他の警報装置へフラッシュ発光を指令する発光指令信号を出力する発光指令出力手段と、隣接する他の警報装置からの前記発光指令信号を受信する発光指令受信手段と、前記所定の遅延時間を計時する計時手段と、前記発光手段を所定周期毎にフラッシュ発光させる制御手段と、前記グループ毎に前記火災受信機に接続されて前記火災信号を受信する火災信号受信手段と、を具備し、
    前記所定の遅延時間は、前記発光指令信号出力元の警報装置がフラッシュ発光した後に、前記発光指令信号を受信した警報装置がフラッシュ発光するときに、連続して順に発光したと人が知覚できる時間差を有するように予め定められ、
    前記グループにおいて最も非常口から遠い警報装置が、前記発光起点設定手段によって最初にフラッシュ発光を開始する警報装置に予め設定され、自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定された前記警報装置の前記火災信号受信手段が前記火災信号を受信した場合、前記所定周期毎にフラッシュ発光を開始するとともに、前記発光指令出力手段より前記所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置に対して前記発光指令信号を出力し、
    前記発光起点設定手段によって自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定されていない前記警報装置の前記発光指令受信手段が前記発光指令信号を受信した場合、前記所定周期毎にフラッシュ発光を開始するとともに、前記所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置に対して前記発光指令信号を出力し、
    前記発光指令信号の連鎖によって、前記グループにおいて最も非常口から遠い警報装置を開始点として隣接する警報装置が避難経路に沿ってその末端に位置する警報装置に向かって順にフラッシュ発光する動作を繰り返し、避難経路の末端に位置する非常口に向かって避難誘導することを特徴とする警報システム。
  2. 前記警報装置は、それぞれが予め最も近い火災感知手段と関連付けられ、関連付けられた前記火災感知手段からの火災感知信号を有線信号または無線信号によって受信する火災感知信号受信手段をさらに備え、
    前記発光起点設定手段は、最初にフラッシュ発光を開始する警報装置を、前記グループにおいて最も非常口から遠い警報装置に設定することに代えて、前記火災感知信号受信手段が前記火災感知信号を受信した警報装置に設定するようにし、
    前記発光指令信号の連鎖によって、火災感知信号を発した火災感知手段に最も近い警報装置を開始点として隣接する警報装置が避難経路に沿ってその末端に位置する警報装置に向かって順にフラッシュ発光する動作を繰り返し、避難経路の末端に位置する非常口に向かって避難誘導することを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
  3. 前記警報装置は、自己がフラッシュ発光してから所定の時間が経過するまで自己のフラッシュ発光を禁止する発光禁止手段をさらに具備し、
    前記制御手段は、前記発光禁止手段がフラッシュ発光を禁止していないときに前記発光手段を所定周期毎にフラッシュ発光させるように制御し、
    前記発光起点設定手段によって自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定されていない前記警報装置の前記発光指令受信手段が前記発光指令信号を受信した場合、前記発光禁止手段がフラッシュ発光を禁止していないときに、前記所定周期毎にフラッシュ発光を開始するとともに、前記所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置に対して前記発光指令信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の警報システム。
  4. 火災発生時に火災感知手段からの火災感知信号に基づいて火災信号を出力する火災受信機からの前記火災信号に基づいて所定周期でフラッシュ発光する発光手段を有する警報装置であって;
    自己が最初にフラッシュ発光を開始するか否かを決定する発光起点設定手段と、フラッシュ発光した後に所定の遅延時間で隣接する他の警報装置に対してフラッシュ発光を指令する発光指令信号を出力する発光指令出力手段と、隣接する他の警報装置からの前記発光指令信号を受信する発光指令受信手段と、前記所定の遅延時間を計時する計時手段と、前記発光手段を所定周期毎にフラッシュ発光させる制御手段と、前記火災受信機に接続されて前記火災信号を受信する火災信号受信手段と、を具備し、
    前記所定の遅延時間は、発光指令信号出力元の警報装置がフラッシュ発光した後に、前記発光指令信号を受信した警報装置がフラッシュ発光するときに、連続して順に発光したと人が知覚できる時間差を有するように予め定められ、
    前記発光起点設定手段によって自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定された場合は、前記火災信号受信手段が前記火災信号を受信したとき、前記所定周期毎にフラッシュ発光を開始し、前記所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置に対して前記発光指令信号を出力し、
    前記発光起点設定手段によって自己が最初にフラッシュ発光を開始する発光起点に設定されていない場合は、前記発光指令信号受信手段が前記発光指令信号を受信したときに、前記所定周期毎にフラッシュ発光を開始し、前記所定の遅延時間の後に隣接する他の警報装置に対して前記発光指令信号を出力することを特徴とする警報装置。
  5. 前記警報装置は、自己がフラッシュ発光してから所定の発光禁止時間が経過するまで自己のフラッシュ発光を禁止する発光禁止手段と、隣接する他の警報装置と互いに接続される前記発光指令出力手段と前記発光指令受信手段との共通の接続部と、を具備し、前記制御手段は前記発光禁止手段がフラッシュ発光を禁止していないときに前記発光手段を所定周期毎にフラッシュ発光を開始するように制御することを特徴とする請求項4に記載の警報装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105006082A (zh) * 2015-07-21 2015-10-28 北京澳仁营造技术发展有限责任公司 一种消防应急疏散二维码系统及其运行方法
JP2017041160A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 ホーチキ株式会社 警報システム
JP2017045092A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 ホーチキ株式会社 警報システム
JP2019200809A (ja) * 2015-08-28 2019-11-21 ホーチキ株式会社 火災場所、避難場所、消防機器設置場所、火災関連場所及び避難方向の報知方法

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