JP6916121B2 - 魚釣用リール - Google Patents

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本発明は、魚釣用リールに関し、詳細には、外装部品の表面構造に特徴を有する魚釣用リールに関する。
従来、魚釣用リールは、複数の外装部品を組み込んで構成されている。前記外装部品の多くは、金属材や合成樹脂材を用いて金型成形されており、通常、成形品の素材表面には、装飾性や耐食性を向上するために、例えば、特許文献1に開示されているように、塗装処理やメッキ処理などが施されている。また、最近では、操作性の面で構成部品の軽量化が求められ、外装部品のほとんどに合成樹脂材が採用されており、デザイン、見栄え、高級感などを付与するために、塗装やメッキなどによって成形品の表面に被膜を形成して加飾されている。
特開平11−18627号
上記した塗装による表面処理は、塗装環境及び条件変化等の影響により、素材表面に対する密着性が安定しない、縁部に塗料だまりが発生しやすい、膜厚、色調が一定し難い等、品質面での不安定要素があり、使用環境の厳しい条件で使用される魚釣用リールの外装部品の表面処理として、耐食性、外観の面、組み込み性等の面で課題がある。
上記したメッキ処理は、多数の外装部品に対して処理装置内で同時に表面処理を施すが、処理装置内の配設位置によっては、均一な厚さ、予め設定した膜厚で被膜を形成するのは困難であり、ロット間においても膜厚は不均一になり易い。すなわち、塗装と同様、膜厚管理が難しく、組み込み性の面において不具合を生じ易い(膜厚が設定値よりも厚くなりすぎると、組み込み性が問題となる)とともに、ロータ等の回転体の場合には、重量のばらつきによってロータバランスが狂い易く、品質の面で課題がある。
また、メッキによる表面処理は、カラーバリエーションが限定的で意匠性に劣ってしまう。すなわち、メッキ外観の色調は、メッキ金属固有の色に依存しており、金メッキをすればAu色、銀メッキをすればAg色、ニッケルメッキでは、Ni色、クロムメッキではCr色となり、色調の面でバリエーションが乏しい。また、魚釣用リールは、海水や水分、各種の餌や魚のぬめりが付着する、といった特殊な環境下に置かれることから、外装部品間で電蝕の問題が生じてしまい、品質の面で課題がある。
さらに、メッキなどの金属被膜を形成すると、握持又は操作時において、握り込んだ掌や接触する指の感触が硬く、冷たいと感じやすく、特に、冬場など気温が低いときの実釣時では、握り込んだ際に冷たい感触を与えてしまうことから使用感の面においても課題がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、表面層の膜厚管理が容易で品質を維持し易いとともに、外観や使用感の向上が図れる外装部品を装着した魚釣用リールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る魚釣用リールは、複数の外装部品を備えており、少なくとも1以上の外装部品の露出表面は、プラスチック製の基材の内層側に前記外装部品の表面に被着される粘着層を備えたフィルムシートによって覆われていることを特徴とする。
上記した構成の魚釣用リールでは、外装部品の露出表面を、プラスチック製のフィルムシートで覆っている(フィルムシートを被着して表面処理を施している)。このようなフィルムシートは、膜厚管理が容易であると共に、その膜厚を高精度に確保できることから、外装部品の表面に亘って均一な状態で被着された状態となり、従来のメッキや塗装による表面処理と比較して膜厚が安定し、これにより重量がばらつくことはない。すなわち、メッキや塗装などの表面処理は、加飾形成した後に正確な膜厚を把握することができるのに対し、フィルムシートは、予め膜厚が特定されているため、最初で特定した設計値のとおりのものが被着でき、特に回転体の品質やバランスの向上が図れるようになる。
また、フィルムシートは、各種の色彩を形成できるとともに、他物と接触等しても、塗装による表面処理のように剥げたり裂けることが無いなど、外観が劣化したり保持感が低下することもなく、多少の弾性があり、金属と比較すると摩擦抵抗も大きいことから、手触り感が良く滑り易くすることが可能となる。さらに、プラスチックシートであるため、絶縁材として効果的に機能し、外装部品を金属材で形成した場合に隣接する金属部材との異種金属接触腐食(電蝕)を確実に防止できる。また、部品間で巻き込むように被着することも可能であるため、更に防水効果と電蝕防止効果を容易かつ高精度に発揮することもできる。
本発明によれば、表面層の膜厚管理が容易で品質を維持し易いとともに、外観や使用感の向上が図れる外装部品を装着した魚釣用リールが得られる。
(a)〜(c)は、魚釣用リールを構成する外装部品に被着されるフィルムシートの構造を夫々示す図。 本発明の第1の実施形態に係る魚釣用リール(スピニングリール)のリール本体の分解斜視図。 図2に示すスピニングリールのリール本体と後端キャップの接合部分を示す断面図。 図2に示すスピニングリールの後端キャップのネジ孔部分の断面図。 本発明の第2の実施形態に係る魚釣用リール(両軸受型リール)のリール本体の分解斜視図。
以下、本発明に係る魚釣用リールの実施形態について具体的に説明する。
本発明は、魚釣用リールを構成する各種の樹脂又は金属材で形成された外装部品の表面を、プラスチック製の基材の内層側に前記外装部品の表面に被着される接着層(粘着層)を備えたフィルムシートで覆うことを特徴とする。この場合、フィルムシートの外装部品に対する被着方法としては、例えば、真空成型装置を用いた表面加飾技術、立体的な表面に対してフィルムシートを被着する三次元表面加飾技術(例えば、特開平3−21426号、特開2002−67137号等参照)、インモールド成型技術、フィルムインサート技術、水転写技術を用いることが可能である。
また、上記した被着方法によって、外装部品に対して被着されるプラスチック製のフィルムシート1は、例えば、図1(a)〜(c)に示すような積層構造を備えたものを用いることが可能である。すなわち、露出面側から被着されるフィルムシート1は、基材となる樹脂層(基材10)と、外装部品に被着される接着層(粘着層)14とを備えたものであれば良く、好ましくは、図1(a)に示すように、基材10と接着層14との間に、外観模様を向上するための装飾層(加飾層)12を備えたものを用いることができる。
前記基材10となるシート素材は、熱可塑性の樹脂で構成されていれば良く、本発明のような過酷な使用環境で用いられる魚釣用リールでは、最外層となる基材部分は、耐久性、防水性、防蝕性に優れたアクリル、ポリカーボネート等を用いることが好ましい。或いは、上記以外にも、例えば、ABS、PET、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル、更には、これらの複合材などの熱可塑性の樹脂を用いることも可能である。
前記装飾層12は、基材10を通じて視認可能な外観模様(色彩)を呈する層であり、例えば、インジウム、アルミニウム、クロム、ニッケル、SUS、金、銀、銅、真鍮などの金属材料を前記基材(シート素材)に被着することで構成される。金属材料の被着は、蒸着(金属蒸着層)で形成することが可能であり、このような金属蒸着層を形成することで、金属外観を表現することが可能である。或いは、そのような金属材料の被着は、蒸着以外にも、スパッタリング加工のような薄膜成形加工による金属皮膜としても良いし、そのような金属材料による装飾層は、複数層設けられていても良い。更には、図1(b)に示すように、装飾層12の一部(好ましくは、視認性が良い表面側)に、印刷(例えば、オフセット印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷、シルクスクリーン印刷、転写シートなど)を施して、文字、図形、模様等(模様12aと総称する)を形成しても良い。
なお、基材10の外観に装飾を施す手法としては、上記以外にも、基材の表面に着色剤入りの樹脂を塗布して着色コートを形成したり、ヘアライン加工(筋状の模様をつけたメタリック調な外観)を施したり、基材10に染料を含浸して着色したり、エンボス加工を施して表面に凹凸を形成する等しても良い。また、印刷については、基材10に施しても良い。
前記接着層(粘着層)14は、装飾層12に積層され、例えば、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等によって構成される。接着層14は、例えば、オフセット印刷、グラビア印刷等によって、装飾層12、或いは、装飾層が無い場合、基材10に積層することが可能である。なお、図1(c)に示すように、接着層14に、更にABS等を積層して装飾層12bを形成しても良い。
上記したフィルムシート1は、膜厚管理が容易であると共に、精度良く異なる膜厚を成形することが可能である。フィルムシート1の膜厚Tについては、例えば、50μm〜100μmの範囲のものを適宜、選択して用いることができ、外装部品(ハンドルノブ、クラッチレバー、カバー、後端キャップ等)の要求特性や、隣接する外装部品との関係に応じて適切な厚さのフィルムシートを用いることが可能である。
次に、上記したフィルムシートを被着した外装部品を具備した魚釣用リールの実施形態について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る魚釣用リール(スピニングリール)のリール本体の分解斜視図である。
本実施形態に係るスピニングリール20のリール本体21には、釣竿に装着されるリール脚21Aが一体形成されており、その前方には、円筒状のフロントカバー22が装着されると共に、その側面には、サイドカバー23が複数の固定部材(ビス)24によって固定される。また、リール本体21の後方には、後端キャップ25が複数の固定部材(ビス)26によって固定される。
上記したリール本体21に対して装着されるフロントカバー22、サイドカバー23、後端キャップ25等は、スピニングリールを構成する外装部品の一例であり、リール本体21もスピニングリールを構成する外装部品である。このような外装部品21,22,23,25の表面には、上述した被着方法を用いて、前記のプラスチック製のフィルムシート1が被着されている。
また、リール本体21には、公知のように、回転可能に支持されたロータ、ロータの回転運動と同期して前後動可能に支持されたスプール、及び、ロータを回転駆動するためのハンドルが配設されるが、図2では、これらの部材(外装部品を構成する)については省略されている。
なお、前記ロータは、スプールの周囲を回転する一対の腕部を備えた回転体である。各腕部の夫々の前端部には、ベールの基端部を取り付けたベール支持部材が釣糸巻き取り位置と釣糸放出位置との間で回動自在に支持されており、ベールの一方の基端部は、ベール支持部材に一体的に設けられた釣糸案内部(ラインローラ)に取り付けられる。このような高速回転するロータについては、特に回転バランスが重要であり、高精度なバランス設計が必要である。
図3は、後端キャップとリール本体の接合部分を示す断面図であり、図4は、後端キャップのネジ孔部分の断面図である。本実施形態では、後端キャップ25に対して、上記したフィルムシート1が被着された構成となっている。
後端キャップ25には、露出する表面部分(上面25a、後面25b、側面25c、下面25d)に加え、リール本体21に対して面接する縁部25eの部分にまで巻き込むようにしてフィルムシート1が被着されている。この場合、フィルムシート1は、露出する表面部分と縁部25eの部分に被着されるに留まり、その内面25fには、被着されないようにしている。このため、フィルムシート1は、露出面角度が異なる複数の露出面を包み込むように被着されると共に、後端キャップ25の縁部25eを巻き込むように被着される(三次元的に被着される)ことから、上記した公知の三次元表面加飾技術を用いることが好ましい。すなわち、このような被着方法では、フィルムシート1は、後端キャップ25の縁部25eから多少はみ出した状態で被着することができるが(図3の点線で示すようにはみ出て被着される)、被着工程後に、はみ出した部分をレーザカット等することで、後端キャップ25の内面25fまで被着されないようにすることが可能である。
この結果、後端キャップ25をリール本体21に装着すると、図3に示すように、後端キャップ25とリール本体21との間には、フィルムシート1が介在した状態(挟持された状態)となり、両者が直接、接触しない状態で組み込みすることが可能となる。なお、フィルムシートは、隣接する(接触する)外装部品の一方のみに被着されていても良いが、それぞれ外装部品を巻き込むように、両方に被着されていても良い。このように、フィルムシート1が被着された外装備品の他の部品との面接部に巻き込んだ部分が介在するので、異種金属で形成した外装部品同士の接触による電蝕を効果的の防止できる。
上記したフィルムシート1は、アクリル製の基材(透明な基材)10に対してインジウムを蒸着(インジウムによる装飾層12)したものを用いることで、銀色の外観色を表現することができ、金属製の後端キャップ、或いは、銀メッキを施した後端キャップのような外観を呈することが可能となる。
また、上記したようなフィルムシート1を外装部品に被着した魚釣用リールによれば、以下のような作用効果が得られる。
表面処理としてメッキを用いると、膜厚や重量にばらつきが生じてしまい(ロットごとにばらつきが生じたり、メッキ処理の窯内の設置位置によってもばらつきが生じる)、メッキが付きすぎると、部材間で嵌合できない(組み立てできない、組み込めない)という問題が生じ得るが、上記したシート部材1は、膜厚管理が容易であるため、設計通りの膜厚にすることができ、そのような問題が生じることはない。特に、魚釣用リールは海で使うことから、耐蝕性を良くしようとしてメッキの膜厚を厚くすると、上記の問題が顕著になるが、フィルムシートでは、そのような問題が解消される。具体的には、フィルムシート1は、75μmから100μm程度の膜厚のものを用いることが可能であり、メッキの膜厚よりも厚いが膜厚は安定しているので、メッキのような問題が生じることはない。また、フィルムシート1は、膜厚が異なるものを多種類揃えることができるため、必要に応じて最適なものを用いることができ、メッキ処理する際の膜厚管理をする必要もない。
また、塗装やメッキの表面処理では、他物と接触すると傷が生じたり剥がれが生じて、劣化や外観の低下につながるが、フィルムシート1は傷が生じ難く、長期に亘って良好な外観を維持することができる。また、メッキや塗装のディッピングでは、裏面まで表面処理が施されてしまうが、上記したように、不要な部分(外装部品の露出面とならない内側面)にフィルムシートを被着しないようにすることもでき、これにより、重量が増加するようなこともない。
また、メッキによる表面処理では、その色調や質感は制限されてしまうが、フィルムシートによれば、豊富なカラーバリエーションや各種の装飾(文字、図形、模様)を有するものを予め準備することができるので、外観の向上が図り易くなる。特に、木目模様や金属模様等の特殊な模様を容易に形成できると共に、本実施形態のように、基材10の内面側に、そのような装飾を形成することにより、印刷部分が基材10によって保護された状態となり、装飾部分の剥がれ等が生じることはない。
さらに、本実施形態では、フィルムシートを外装部品に対して巻き込むようにして被着し、隣接する外装部品との間にフィルムシートが介在するようにしたことから、外装部品間で生じ易い電蝕による劣化を効果的に防止できると共に、そのような介在状態によって防水効果を高めることが可能となる。すなわち、フィルムシートは、多少、弾性変形することから、外装部品間での密着性が向上し、防水効果や制振効果を高めることが可能となる(従来のような、ゴム製のシール部材を配設する必要もない)。
上記したようなフィルムシート1が被着された後端キャップ25は、固定部材(ビス)26を螺入することでリール本体1に固定されるが、その接合部分(後端キャップに形成されるビス孔)は、図4に示すように、後端キャップの表面をすり鉢状に窪ませて凹所25Aを形成し、その凹所25Aの底にビス26が螺入されるビス孔25Bを形成することが好ましい。
すなわち、ビス26が螺入される部分は、その表面に対して略垂直にカットしてその底部にビス孔を形成するのではなく、すり鉢状に窪ませておくことで、フィルムシート1との密着性を高めることが可能となる。或いは、外装部品の表面にビス孔を形成するのではなく、外装部品の裏側にボスを突出形成してビス孔を形成し、内側からビス止めするように構成しても良い。上記したように、外装部品の裏面はフィルムシート1を被着しないようにできるため、内側から外装部品を固定するように構成することで、表面側のフィルムシートの密着性、外観性を高めることができ、フィルム面を痛めたり、水分や異物の内部への侵入を防止することができる。
上記したスピニングリールには、回転体であるロータ(外装部品)が装着されるが、このようなロータやロータに固定される外装部品(ロータの腕部に取着されるロータカバー体等)にもフィルムシートを被着することが可能である。従来は、この部分にメッキ、塗装を施していたが、メッキや塗装は、表面処理してからその膜厚や重量が分かるため、理想の設定値からズレが生じてしまい、これが回転バランスを悪化させたり、精度管理を複雑にしていたが、上記したようなフィルムシート1によれば、高精度の膜厚・重量管理が容易かつ確実になるため、外装部品としての回転体の品質が格別に向上し、高精度な回転体のバランス設計が可能となる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る魚釣用リール(両軸受型リール)のリール本体の分解斜視図である。
両軸受型リール30のリール本体31は、公知のように、左右両サイドに外装部品であるカバー部材32をビス止めすることで構成されている。カバー部材32は、実釣時において、釣人の掌で握り込まれる部分であり、金属外観にするのであれば、従来は、メッキによって表面処理が施される部分である。
メッキは金属であることから、握り込んだ際に冷たさを感じてしまう(特に、冬の釣りでは冷たく感じる)が、カバー部材32の表面に、上記したようなフィルムシート1を被着することで、冷たさを和らげることが可能となる。また、フィルムシート1は、多少の弾性があることから、握り心地の向上が図れると共に、金属よりも滑り難いことから、握持感を向上することが可能となる。特に、基材の表面にエンボス加工を施しておくことで、より滑り難くすることも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明に係るフィルムシートは、上記した実施形態に限定されることはなく、様々な部分に被着することが可能である。例えば、サムレスト、釣糸を巻き上げ操作するハンドルノブ、ドラグノブ、クラッチレバー、カウンターカバー等、指が触る部分に被着することで、操作性や感触を向上することができ、また、防蝕効果も高めることが可能となる。更に、片軸受タイプのリールや電動リール等、各種のリールの外装部品に適用することが可能である。
1 フィルムシート
10 基材
12 装飾層
14 接着層
20 魚釣用リール(スピニングリール)
25 後端キャップ(外装部品)
30 魚釣用リール(両軸受型リール)
32 カバー部材(外装部品)

Claims (3)

  1. 複数の外装部品を備えた魚釣用リールにおいて、
    少なくとも1以上の前記外装部品の露出表面は、プラスチック製の基材の内層側に前記外装部品の表面に被着される着層と前記接着層との間に形成される装飾層とを備えたフィルムシートによって覆われており、
    前記フィルムシートは、隣接する前記外装部品の少なくとも一方に被着されており、隣接する前記外装部品同士の対向部分に対して面接する縁部の部分にまで巻き込むように前記フィルムシートが被着されていることを特徴とする魚釣用リール。
  2. 前記フィルムシートは、前記外装部品の内側面に被着されていないことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 前記フィルムシートが被着される前記外装部品には、すり鉢状に窪ませた部分の底に固定用のビスが挿入されるビス孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用リール。
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