JP6913502B2 - 電動圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、電動圧縮機に関する。
従来の電動圧縮機として、以下の特許文献1に記載されているものが既に知られている。かかる従来技術の電動圧縮機では、主軸受端面および副軸受端面の環状溝からローラに加わる圧力にローラの上下で差が生じることを防ぎ、圧縮効率の向上が図られている。
特開2016−17473号公報
しかしながら、上述の従来の構造では、主軸受内径が副軸受内径より大きい場合、軸受外周側縁部から環状溝内周側縁部までの距離、もしくは、環状溝の幅を主軸受と副軸受とで異なる寸法とする必要がある。
主軸受と副軸受で軸受外周側縁部から環状溝内周側縁部までの距離が異なる場合、主軸受と副軸受の一方の当該距離が長い箇所は、軸受の弾性を向上する効果が低下してしまう。
また、主軸受と副軸受で環状溝の幅が異なる場合、同じ加工具で主軸受と副軸受の環状溝の加工作業を行なうことができない。そのため、高価となってしまう。これを防ぐため、軸受の弾性向上を図る環状溝とは別に浅い環状溝を設けることもできるが、加工工程の増加やコスト上昇を招く。
そこで、本発明は上記実状に鑑み創案されたものであり、ローラ上下に加わる圧力を等しくし、上端面・下端面間の摺動部の摺動損失を低減し、圧縮効率を向上できる圧縮機の提供を目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の電動圧縮機は、冷凍機油が封入されている密閉容器内に、電動機と、前記電動機で駆動され偏心部を有し、冷媒を圧縮室で圧縮するクランク軸と、前記偏心部の偏心回転により公転運動するローラをシリンダ内に有する圧縮要素と、前記電動機側の前記圧縮要素の壁面を形成して前記クランク軸を軸支する主軸受と、前記電動機とは反対側の前記圧縮要素の壁面を形成して前記クランク軸を軸支する副軸受とを備え、前記主軸受の前記圧縮室側の端面および副軸受の前記圧縮室側の端面にはそれぞれ主軸受側環状溝および副軸受側環状溝が形成され、前記クランク軸の回転中心から前記主軸受側環状溝の外周角取り外縁部までの距離と前記クランク軸の回転中心から前記副軸受側環状溝の外周角取り外縁部までの距離とが同一または同一近傍であり、前記ローラに接する前記主軸受側環状溝および前記副軸受側環状溝のうち、内周壁がクランク軸の回転中心からより遠い一方の内周壁の位置よりも前記ローラの端面の内周側外縁部が外方に配置されている。
本発明によれば、ローラ上下に加わる圧力を等しくし、上端面・下端面間の摺動部の摺動損失を低減し、圧縮効率を向上する圧縮機を提供できる。
本発明に係る実施形態の縦形ロータリ圧縮機の縦断面図。 (a)はローラ、主軸受、副軸受の近傍を示す縦断面図、(b)は(a)のI−I断面図であり、(c)は(a)のII−II断面図。 比較例の縦形ロータリ圧縮機の圧縮機構部の縦断面図。 (a)は本発明に係る実施形態1における縦形ロータリ圧縮機の圧縮機構部の縦断面図であり、(b)は(a)のIII部拡大図。 (a)は本発明に係る実施形態2の縦形ロータリ圧縮機の圧縮機構部を示す縦断面図、(b)は(a)のIV部拡大図。 本発明に係る実施形態3の縦形ロータリ圧縮機の圧縮機構部を示す縦断面図。 (a)は本発明の実施形態4の縦形ロータリ圧縮機の圧縮機構部を示す縦断面図、(b)は(a)のV部拡大図。 (a)、(b)は角取りのその他の例1をそれぞれ示す断面図。 (a)、(b)は角取りのその他の例2をそれぞれ示す断面図。 (a)、(b)は角取りのその他の例3をそれぞれ示す断面図。
本発明は、家庭用および業務用冷凍空調機器等に用いられる電動圧縮機に係る。
本発明の電動圧縮機は、圧縮室を形成するローラの上下に加わる圧力を同一または同一近くとする構成を比較的安価に実現する。
これにより、ローラに作用する摩擦力を低減しローラの円滑な運動を可能とし、主軸受端面と上端面との間の摺動部および副軸受端面と下端面との間の摺動部における信頼性を向上させる。また、主軸受端面と上端面との間および副軸受端面と下端面との間に発生する摺動損失を低減し、圧縮効率が向上する圧縮機を提供する。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<<実施形態1>>
図1は、本発明に係る実施形態の縦形ロータリ圧縮機Cの縦断面図である。図1中の二点鎖線で囲った箇所が圧縮機構部Kの後記の図2から図7に示す箇所である。
実施形態のロータリ圧縮機Cは、電動要素Dと、クランク軸5により電動要素Dに連結された圧縮機構部Kとが、密閉容器1によって内包されている。圧縮機構部Kにより、容積を小さくすることでガス冷媒を圧縮する圧縮室が形成される。
密閉容器1は、筒体1A、蓋体1B、および、底体1Cにより構成されている。密閉容器1の内部には密閉空間が形成される。
筒体1Aは、鋼板で上下が開口した円筒形状をもつ。蓋体1Bは天板を形成する。底体1Cは底板を形成する。
筒体1Aに蓋体1Bと底体1Cとが嵌合され、その嵌合部が溶接されて内部が密閉される。
電動要素Dは圧縮機Cの駆動源を構成する。電動要素Dは、密閉容器1に焼嵌等で固定された固定子3と、クランク軸5が嵌着された回転子4とを有して構成される。
圧縮機構部Kは、吸込まれたガス冷媒を圧縮して目的圧の吐出圧まで高める。
圧縮機構部Kは、主軸受6、クランク軸5、副軸受10、シリンダ7、ローラ11、ベーン13を主要要素として構成される。
クランク軸5は、一方に主軸受6に嵌入される主軸受嵌入部20を有し、他方に副軸受10に嵌入される副軸受嵌入部21を有している。クランク軸5は、主軸受6と副軸受10とで回転自在に支持される。
クランク軸5は、主軸受嵌入部20と副軸受嵌入部21との間に、回転中心Oと異なる位置に重心が偏心した偏心部5Aが一体で形成されている。クランク軸5の偏心部5Aには、ローラ11が回転自在に嵌入される。ローラ11は、偏心部5Aの偏心回転により公転運動する。
シリンダ7は、ローラ11の外周面11gとの間にガス冷媒の吸込み室と圧縮室とが形成される筒状の部材である。
シリンダ7の内部に配置されるローラ11の外周面11gに当接するように、ベーン13がシリンダ7に嵌合されている。ベーン13は、ばね13aによってローラ11の外周面11gに押圧されている。ローラ11の外周面11gとベーン13との間は、油膜によりシールされる。偏心部5Aの回転運動により、ガス冷媒を吸込む吸込み室と吸込んだガス冷媒を吐出圧まで高める圧縮室とがシリンダ7内のローラ11の外周面11gとベーン13とシリンダ7とで囲われた空間に形成される。
圧縮機構部Kの軸方向上下に、クランク軸5の一部である主軸受嵌入部20および副軸受嵌入部21が配置される。主軸受嵌入部20および副軸受嵌入部21をそれぞれ主軸受6および副軸受10に嵌入することにより、クランク軸5が密閉容器1内で回転自在に支持される。シリンダ7の一方の端面(図1のシリンダ7の上方の端面)には主軸受6が固定され、シリンダ7の他方の端面(図1のシリンダ7の下方の端面)には副軸受10が固定されている。そして、主軸受6の外周面近傍が筒体1Aに溶接等により固定されることで、圧縮機構部Kが密閉容器1の内部に固定される。
密閉容器1の底体1Cの内部には、必要量の冷凍機油(図示せず)が封入されている。冷凍機油は、密閉容器1内の機構要素を円滑に動作させるとともに、シールが必要な箇所で油膜を作りシールする。
<ロータリ圧縮機Cの動作>
ロータリ圧縮機C(以下、圧縮機Cと称す)の運転時には冷媒が気液分離されるアキュムレータ2を通り、圧縮機構部Kに流入する(図1の矢印α1)。流入したガス冷媒は、圧縮機構部Kで圧縮された後、シリンダに設けられた吐出口を通って密閉容器1の内部に吐出される。その後、圧縮されたガス冷媒は、吐出パイプ17を通って密閉容器1の外部へ吐出される(図1の矢印α2)。こうして、密閉容器1内は、圧縮機構部Kから吐出されたガス冷媒の吐出圧力で満たされている。
また、密閉容器1の底体1C内の冷凍機油はクランク軸5の給油路5Bを通り給油される。冷凍機油の一部は主軸給油孔5Cから主軸受嵌入部20へ給油され、冷凍機油の一部は副軸給油孔5Dから副軸受嵌入部21へ給油される。その後、冷凍機油の一部は主軸受嵌入部20を通り密閉容器1内へ給油され、もう一部は副軸受嵌入部21を通り密閉容器1内へ給油される。更に、冷凍機油の一部はローラ11の内方を通り、主軸受6の内方の主軸受嵌入部20もしくは副軸受10の内方の副軸受嵌入部21へ循環する給油経路をもつ。これらの給油経路も密閉容器1内のガス冷媒の吐出圧力で満たされている。
図2(a)はローラ11、主軸受6、副軸受10の近傍を示す縦断面図であり、図2(b)は図2(a)のI−I断面図であり、図2(c)は図2(a)のII−II断面図である。
図1、図2(a)に示すように、主軸受端面6Aおよび副軸受端面10Aには、それぞれ主軸受6および副軸受10の弾性を向上させる主軸受側環状溝6Bと副軸受側環状溝10Bが設けられている。
図2(b)に示すように、主軸受側環状溝6Bは、主軸受6の主軸受端面6Aの側に環形状をもって凹設されている。図2(c)に示すように、副軸受側環状溝10Bは、副軸受10の副軸受端面10Aの側に環形状をもって凹設されている。
主軸受側環状溝6Bは、主軸受6に過大な圧力が印加された場合、その近傍が弾性変形して当該圧力を吸収する。同様に、副軸受側環状溝10Bは、副軸受10に過大な圧力が印加された場合、その近傍が弾性変形して当該圧力を吸収する。
図2(a)に示すように、主軸受側環状溝6B(図2(b)参照)と副軸受側環状溝10B(図2(c)参照)は吐出圧力で満たされたローラ11の内径に連通し、また、ローラ11の上下端面に開口している。
そのため、主軸受側環状溝6B内の圧力により、ローラ11の上端面11uを下方へ押し付ける力が作用する。また、副軸受側環状溝10B内の圧力により、ローラ11の下端面11sを上方へ押し付ける力が発生している。この押し付ける力は環状溝(6B、10B)がローラ11の端面(11s、11u)に開口している面積と、単位面積当たりの吐出圧力との乗算(積)で求められる。
そのため、主軸受側環状溝6Bのローラ11の上端面11uへの開口面積と副軸受側環状溝10Bのローラ11の下端面11sへの開口面積との大きさに不釣合いが生じると、吐出圧力は同じなのでローラ11を開口面積が大きい側から開口面積が小さい側の一方の端面に押し付ける力が作用する。すなわち、主軸受側環状溝6Bのローラ11の上端面11uへの開口面積と副軸受側環状溝10Bのローラ11の下端面11sへの開口面積とが等しくなくなると、ローラ11を開口面積が小さい方の端面(11s、11uの何れか)に押し付ける力が作用する。
<比較例>
図3は、比較例の縦形ロータリ圧縮機の圧縮機構部100Kの縦断面図である。
比較例の図3に示すように、主軸受中心(O)から主軸受側環状溝外周面取り外縁部6b1までの距離L1と、副軸受中心(O)から副軸受側環状溝外周面取り外縁部10b1までの距離L2とが異なったり(L1≠L2)、主軸受中心(O)から主軸受側環状溝内周面取り縁部6b2までの距離M1と、副軸受中心(O)から副軸受側環状溝内周面取り縁部10b2までの距離M2とが異なる場合、開口面積が等しくなくなる。
これにより、開口面積が小さい方の端面(11s、11uの何れか)が主軸受6または副軸受10に押圧されつつ摺動し、その結果、摩擦抵抗を受けつつ摺動運動を行う。そのため、ローラ11の摺動損失の増大を招来したり、ローラ11の運動が摩擦抵抗により阻害される。そのため、信頼性の低下につながる。
<実施形態1の構成>
図4(a)は本発明に係る実施形態1における縦形ロータリ圧縮機Cの圧縮機構部Kの縦断面図であり、図4(b)は図4(a)のIII部拡大図である。
主軸受端面6Aと主軸受側環状溝6Bとの接触部および副軸受端面10Aと副軸受側環状溝10Bとの接触部にはそれぞれ角を取るために面取りが設けられている。
そこで、実施形態1では、同一の加工具で主軸受側環状溝6Bと副軸受側環状溝10Bとを加工できるように主軸受側環状溝幅W1と副軸受側環状溝幅W2は同一(W1=W2)とする。主軸受側環状溝幅W1と副軸受側環状溝幅W2とを同一とすれば、同じ加工具で加工でき、加工性がよい。
また、主軸受側環状溝内周壁厚さT1および/または副軸受側環状溝内周壁厚さT2が厚くなると弾性変形が小さくなり、軸受(6、10)の弾性効果が低下する。
そこで、軸受(6、10)の弾性が向上する効果を損なわないように、主軸受側環状溝内周壁厚さT1および副軸受側環状溝内周壁厚さT2を増加させないこととする。
そして、主軸受側環状溝6Bと副軸受側環状溝10Bの何れか一方の環状溝外周面取り6m、10mを拡大することで、主軸受中心(O)から主軸受側環状溝6Bの外周面取り外縁部6b1までの距離L1と、副軸受中心(O)から副軸受側環状溝10Bの外周面取り外縁部10b1までの距離L2を同一(L1=L2)または同一近くとする。なお、距離L1と距離L2とが同一近くとは+−2%の範囲内の差異であることを意味する。
これにより、ローラ11の上下、すなわち上端面11uと下端面11sに加わる圧力を同等にまたは同等近くにできる。
従って、ローラ11の上下の圧力がバランスし、ローラ11の上端面11uの摩擦力および下端面11sの摩擦力が低下する。すなわち、ローラ11が主軸受側環状溝6Bに連通して圧力を受ける受圧面積と、ローラ11が副軸受側環状溝10Bに連通して圧力を受ける受圧面積とが、同一または同一に近い面積なので、ローラ11の上下の圧力がバランスし、ローラ11の上端面11uでの摩擦力および下端面11sでの摩擦力が低下する。
そのため、ローラ11が運動する際に摩擦抵抗が抑えられ、円滑に運動できる。
従って、主軸受端面6Aとローラ11の上端面11uとの間の摺動部および副軸受端面10Aとローラ11の下端面11sとの間の摺動部における信頼性を向上することが可能である。
また、主軸受端面6Aとローラ11の上端面11uとの間および副軸受端面10Aとローラ11の下端面11sとの間に発生する摺動損失を低減し、圧縮効率を向上することができる。
本実施形態1においては、主軸受嵌入部20の直径が副軸受嵌入部21の直径より大きい場合を想定し、副軸受側環状溝10Bの環状溝外周面取り10mを環状溝外周面取り6mよりも大きくしている。しかし、主軸受嵌入部20の直径が副軸受嵌入部21の直径より小さい場合は主軸受端面環状溝6Bの環状溝外周面取り6mを環状溝外周面取り10mよりも大きくしてもよい。
以上、軸心Cから主軸受端面環状溝6Bの外周側縁部の外周面取り外縁部6b1までの距離L1と軸心Cから副軸受環状溝10Bの外周側縁部の外周面取り外縁部10b1までの距離L2を同一または同一近くとする構造により、ロータリ圧縮機Cの圧縮効率の向上を図れる。
なお、面取り(6m、10m)の大きさで、距離L1と距離L2とを調整できるので加工性が良好である。
<<実施形態2>>
実施形態1の図4(a)、(b)では、主軸受側環状溝6Bおよび副軸受側環状溝10Bより軸受中心(O)側において、副軸受端面10Aではローラ11の端面(11s)が副軸受側環状溝10Bに接しておらず、主軸受端面6Aではローラ11の端面(11u)が主軸受側環状溝6Bに接していることによりローラ11の上・下端面11u、11sで圧力差が生じる。
図5(a)は本発明に係る実施形態2の縦形ロータリ圧縮機Cの圧縮機構部2Kを示す縦断面図であり、図5(b)は図5(a)のIV部拡大図である。
実施形態2では、実施形態1と同様、主軸受側環状溝6Bと副軸受側環状溝10Bの何れか一方の環状溝外周面取り(6mまたは10m)を拡大することで、主軸受中心(O)から主軸受側環状溝6Bの外周面取り外縁部6b1までの距離L1と、副軸受中心(O)から副軸受側環状溝10Bの外周面取り外縁部10b1までの距離L2とを同一(L1=L2)または同一近くとする。
加えて、ローラ11の上・下端面11u、11sで圧力差が生じることを防ぐため、図5(a)に示すように、主軸受側環状溝6Bの内周面取り6m1を拡大することで、主軸受中心(O)から主軸受側環状溝6Bの内周面取り内縁部6b2までの距離M1と、副軸受中心(O)から副軸受側環状溝10Bの内周面取り10m1の内周面取り内縁部10b2までの距離M2とを同一(M1=M2)または同一近くとする。なお、距離M1と距離M2とが同一近くとは一方に対して他方が+−2%の範囲内の差異であることを意味する。
これにより、ローラ11上下、つまり上端面11uと下端面11sとに圧力が加わる面積を同一または同一近くにでき、圧力が同一または同一近くにできる。なお、ローラ11の上端面11uと下端面11sとに圧力が加わる面積を同一近くとは、一方に対して他方が+−4%の範囲内の差異であることを意味する。
従って、ローラ11の上下端面(11u、11s)に働く摩擦力を低減でき、ローラ11が摩擦抵抗を受けることなくまたは摩擦抵抗を抑えて円滑に運動できる。
そのため、主軸受端面6Aとローラ11の上端面11uとの間および副軸受端面10Aとローラ11の下端面11sとの間の摺動部の信頼性を向上させられる。
また、主軸受端面6Aと上端面11u間および副軸受端面10Aと下端面11sとの間に発生する摺動損失を低減し、圧縮機Cの圧縮効率を向上できる。
この場合も、距離M1と距離M2とを内周面取り6m1と内周面取り10m1とで調整できるので、加工性がよい。
<<実施形態3>>
図6は本発明に係る実施形態3の縦形ロータリ圧縮機Cの圧縮機構部3Kを示す縦断面図である。
実施形態3は、実施形態1の図4の主軸受側環状溝6Bおよび副軸受側環状溝10Bより軸受中心(O)側において、副軸受端面10Aではローラ11の下端面11sが副軸受側環状溝10Bに接しておらず、主軸受端面6Aではローラ11の上端面11uが主軸受側環状溝6Bに接していることによりローラ11の上・下端面11u、11sで圧力差が生じる課題に対し、実施形態2とは別の方策を提供する。
実施形態3では、まず、実施形態1と同様、主軸受側環状溝6Bと副軸受側環状溝10Bの何れか一方の環状溝外周面取り(6mまたは10m)を拡大することで、主軸受中心(O)から主軸受側環状溝6Bの外周面取り外縁部6b1までの距離L1と副軸受中心(O)から副軸受側環状溝10Bの外周面取り外縁部10b1までの距離L2を同一(L1=L2)または同一近くとする。
さらに、図6に示すように、実施形態3では、主軸受端面6Aのうち主軸受環状溝6Bより軸受中心(O)側に環状に凹形状に形成された凹部6a1を構成し、ローラ11の上下、すなわち主軸受側環状溝6Bからの上端面11uの受圧面積と、副軸受側環状溝10Bからの下端面11sの受圧面積とを同一または同一近くとする。これにより、ローラ11の上端面11uと下端面11sにそれぞれに加わる圧力を同一または同一近くとしている。
それにより、主軸受端面6Aと上端面11uとの間の摺動部および副軸受端面10Aと下端面11sとの間の摺動部における摩擦が解消または低減され、ローラ11が円滑に回転運動できる。そのため、ローラ11の信頼性を向上できる。
また、主軸受端面6Aとローラ11の上端面11uとの間および副軸受端面10Aとローラ11の下端面11sとの間に発生する摺動損失を低減し、圧縮機Cの圧縮効率を向上できる。
なお、実施形態3では環状の凹部6a1が形成されるので、主軸受中心(O)から主軸受側環状溝6Bの内周面取り内縁部6b2までの距離M1と、副軸受中心(O)から副軸受側環状溝10Bの内周面取り内縁部10b2までの距離M2とはローラ11の上下に加わる圧力には関係しない。
<<実施形態4>>
図7(a)は本発明の実施形態4の縦形ロータリ圧縮機Cの圧縮機構部4Kを示す縦断面図であり、図7(b)は図7(a)のV部拡大図である。
実施形態4は、実施形態1の図4の主軸受側環状溝6Bおよび副軸受側環状溝10Bより軸受中心(O)側において、副軸受端面10Aではローラ11の下端面11sが副軸受側環状溝10Bに接しておらず、主軸受端面6Aではローラ11の上端面11uが主軸受側環状溝6Bに接していることによりローラ11の上・下端面11u、11sで圧力差が生じる課題に対し、実施形態2、3とは別の方策を提供する。
実施形態4では、まず、実施形態1と同様、主軸受側環状溝6Bと副軸受側環状溝10Bの何れか一方の環状溝外周面取り(6mまたは10m)を拡大することで、主軸受中心(O)から主軸受側環状溝6Bの外周面取り外縁部6b1までの距離L1と副軸受中心(O)から副軸受側環状溝10Bの外周面取り外縁部10b1までの距離L2を同一(L1=L2)または同一近くとする。
加えて、図7(a)、(b)に示すように、実施形態4では、主軸受中心(O)から主軸受側環状溝6Bの内周面取り内縁部6b2までの距離M1と副軸受中心(O)から副軸受側環状溝10Bの内周面取り内縁部10b2までの距離M2よりも、軸心Oからローラ端面11u、11sの各内周側外縁部11a、11bのうちの最短距離Rを大きく構成する(M1 and M2<R)。
これにより、主軸受側環状溝6Bからローラ11の上端面11uが吐出圧力を受ける受圧面積と、副軸受側環状溝10Bからローラ11の下端面11sが吐出圧力を受ける受圧面積とを同一または同一近くにしている。そのため、ローラ11の上下に加わる圧力が同一または同一近くになり圧力がバランスし、ローラ11の上下の上端面11u、下端面11sの摩擦力が低減される。
従って、ローラ11が円滑に回転運動でき、主軸受端面6Aと上端面11uとの間の摺動部および副軸受端面10Aと下端面11との間の摺動部における信頼性を向上できる。
また、主軸受端面6Aと上端面11uとの間および副軸受端面10Aと下端面11sとの間に発生する摺動損失を低減することで、圧縮効率を向上できる。
この場合も、ローラ11の上・下端面11u、11sの面取り11um、11smでM1 and M2<Rとすれば、加工性が良好である。
以上に述べた本発明によれば、既存の構成部品および加工工程を増加することなく、比較的安価に、ローラ11の上下に加わる圧力を同一または同一近くとする。それにより、ローラ11の上下の摩擦抵抗を抑え、主軸受端面6Aと上端面11uとの間の摺動部および副軸受端面10Aと下端面11sとの間の摺動部における信頼性を向上させることが可能である。
また、主軸受端面6Aと上端面11uとの間および副軸受端面10Aと下端面11sとの間に発生する摺動損失を低減し、圧縮効率が向上する圧縮機Cを提供できる実用的に優れた効果を発揮する。
<<その他の実施形態>>
1.前記実施形態1、2、4では、環状溝外周面取り6m、10mやローラ11の上・下端面11u、11sの面取り11um、11smを拡大し、主軸受中心(O)からの距離L1、M1と副軸受中心(O)からの距離L2、M2をそれぞれ同一(L1=L2、M1=M2)または同一近くとしたり、面取り11um、11smを拡大する構成を説明した。ここで、角取りすれば、図8(a)、(b)、図9(a)、(b)に示すように、R状部6r1、10r1、6r2、10r2等としたり、図10(a)、(b)に示すように、R状部を組合わせた角取り6r3、10r3等としてもよい。つまり、面取り以外で角取りして、距離L1、M1と距離L2、M2を同一(L1=L2、M1=M2)または同一近くとしたり、面取り11um、11smを拡大してもよい。
図8(a)、(b)では角取りのその他の例1をそれぞれ示し、図9(a)、(b)では角取りのその他の例2をそれぞれ示している。また、図10(a)、(b)では角取りのその他の例3をそれぞれ示す。
2.上述した本発明は、以上の実施の形態に限定されず、また、特に限定的な記載がない限り、本発明の範囲はそれらの実施の形態のみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎない。
1 密閉容器
3 固定子(電動機)
4 回転子(電動機)
5 クランク軸
5A 偏心部
6 主軸受(圧縮要素)
6A 主軸受端面(主軸受のローラに対向する端面)
6a1 凹部(ローラから離間する凹形状)
6B 主軸受側環状溝
6b1 主軸受の外周面取り外縁部(外周角取り外縁部)
6b2 内周面取り内縁部(主軸受側環状溝の内周角取り内縁部、内周壁)
7 シリンダ(圧縮要素)
10 副軸受(圧縮要素)
10A 副軸受端面(副軸受のローラに対向する端面)
10B 副軸受側環状溝
10b1 副軸受の外周面取り外縁部(外周角取り外縁部)
10b2 内周面取り内縁部(副軸受側環状溝の内周角取り内縁部、内周壁)
11 ローラ(圧縮要素)
11a、11b 内周側外縁部(ローラの端面内周側外縁部)
D 電動要素(電動機)
M1 主軸受中心から主軸受側環状溝の内周面取り内縁部までの距離(クランク軸の中心から主軸受側環状溝の内周角取り内縁部までの距離)
M2 副軸受中心から副軸受側環状溝の内周面取り内縁部までの距離(クランク軸の中心から副軸受側環状溝の内周角取り内縁部までの距離)
L1 軸心から主軸受端面環状溝の外周側縁部の外周面取り外縁部6b1までの距離(クランク軸の中心から主軸受側環状溝の外周角取り外縁部までの距離)
L2 副軸受中心から副軸受側環状溝外周面取り縁部までの距離(クランク軸の中心から前記副軸受側環状溝の外周角取り外縁部までの距離)
O 軸心(クランク軸の回転中心)
W1 主軸受側環状溝幅(主軸受側環状溝の幅)
W2 副軸受側環状溝幅(副軸受側環状溝の幅)

Claims (1)

  1. 冷凍機油が封入されている密閉容器内に、電動機と、前記電動機で駆動され偏心部を有するクランク軸と、前記偏心部の偏心回転により公転運動するローラをシリンダ内に有し、冷媒を圧縮室で圧縮する圧縮要素と、
    前記電動機側の前記圧縮要素の壁面を形成して前記クランク軸を軸支する主軸受と、
    前記電動機とは反対側の前記圧縮要素の壁面を形成して前記クランク軸を軸支する副軸受とを備え、
    前記主軸受の前記圧縮室側の端面および副軸受の前記圧縮室側の端面にはそれぞれ主軸受側環状溝および副軸受側環状溝が形成され、
    前記クランク軸の回転中心から前記主軸受側環状溝の外周角取り外縁部までの距離と前記クランク軸の回転中心から前記副軸受側環状溝の外周角取り外縁部までの距離とが同一または同一近くであり、
    前記ローラに接する前記主軸受側環状溝および前記副軸受側環状溝のうち、内周壁がクランク軸の回転中心からより遠い一方の内周壁の位置よりも前記ローラの端面の内周側外縁部が外方に配置されている
    ことを特徴とする電動圧縮機。
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