JP6913037B2 - 二重管高圧噴射攪拌装置および二重管高圧噴射攪拌工法 - Google Patents
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Description
前記ロッドは、前記削孔水および前記圧縮空気を流すための第1流路と、前記固化材スラリーを流すための第2流路と、前記ロッドの下端部に設けられたモニタ部と、を備え、
前記モニタ部は、前記モニタ部の下端に設けられ、前記第1流路を通して供給される前記削孔水を下方に吐出させる吐出孔と、前記モニタ部の側面に設けられ、前記第1流路を通して供給される前記圧縮空気と前記第2流路を通して供給される前記固化材スラリーを噴射させるノズル部と、前記モニタ部の下端に上下方向に移動可能に設けられ、前記吐出孔の開閉状態を切り換える切換弁と、を備え、
前記切換弁は、前記ロッドを前記地盤に貫入する際に土圧を受ける第1受圧部と、前記第1流路を通して供給される前記圧縮空気の圧力を受ける第2受圧部と、を備え、前記第1受圧部で前記土圧を受けたときは前記切換弁が上方に移動することによって前記吐出孔を開孔し、前記第2受圧部で前記圧縮空気の圧力を受けたときは前記切換弁が下方に移動することによって前記吐出孔を閉孔するように構成されている。
前記モニタ部に、前記削孔水を吐出させるための吐出孔と、上下方向の移動によって前記吐出孔の開閉状態を切り換える切換弁とを設けておき、
前記貫入工程では、前記ロッドの貫入に伴う土圧によって前記切換弁を上方に移動させることにより前記吐出孔を開孔するとともに、前記第1流路に前記削孔水を供給して前記吐出孔から前記削孔水を吐出させ、
前記造成工程では、前記削孔水の供給を停止して前記第1流路に前記圧縮空気を供給するとともに、前記第2流路に前記固化材スラリーを供給し、前記圧縮空気の圧力で前記切換弁を下方に移動させることにより前記吐出孔を閉孔するとともに、前記圧縮空気と前記固化材スラリーを前記ロッドの側面から噴射させる。
本発明の実施形態に係る二重管高圧噴射攪拌装置は、たとえば図1に示すような二重管構造のロッド(以下、単に「ロッド」ともいう。)10を備える。二重管高圧噴射攪拌装置の構成要素としては、ロッド10の他にも、たとえば、流体供給用のホース、ポンプなどを挙げることができる。なお、図1は、ロッド10の構造を概略的かつ模式的に示すもので、実際の施工現場で使用するロッドの構造を正確に示すものではない。
図1は本発明の実施形態に係るロッドの構成例を示す概略図である。図1ではロッドの一部を断面で示している。
ロッド10は、ロッド本体11と、モニタ部12とを備えている。ロッド10の内部には、第1流路13と第2流路14が同心円状に形成されている。ロッド本体11は、外管11aと内管11bを有する二重管構造になっている。
図2は本発明の実施形態に係るモニタ部の構成を示す概略断面図である。また、図3は図2のIII−III位置の断面図であり、図4は図2に示すモニタ部をB方向から見た概略断面図である。
モニタ部12は、モニタ本体21と、弁取付部22とを有する。モニタ本体21の上端部はロッド本体11の下端に接続される。モニタ本体21の上端側は、ロッド本体11と同様に、第1流路13と第2流路14を有する二重管構造になっている。モニタ本体21の側面には、ノズル部23が設けられている。ノズル部23は、1つのモニタ部12に2つ設けられている。各々のノズル部23は、それぞれ同心円状の二重ノズルになっている。具体的には、同心円状の中心側が固化材スラリー用のノズル(以下、「スラリーノズル」ともいう)で、外周側が圧縮空気用のノズル(以下、「エアーノズル」ともいう)になっている。エアーノズルは、スラリーノズルを囲むように円環状に形成されている。エアーノズルは第1流路13に連通し、スラリーノズルは第2流路14に連通している。「連通」とは、流体が流通できるように連なっていることを意味する。
図5は本発明の実施形態に係る切換弁の構成を示す斜視図である。
切換弁31は、弁先端部32と、胴部33と、弁頭頂部34とを備えている。切換弁31は、上述のように弁取付部22に形成された吐出孔24を利用して、モニタ部12の下端に取り付けられている。切換弁31は、上下方向において、少なくとも2つに分割可能な構造になっている。本実施形態においては、一例として、胴部33と弁頭頂部34は一体構造になっているが、弁先端部32は、胴部33の端部にネジ連結構造等によって着脱可能になっている。このように切換弁31を分割可能な構造とする理由は、弁取付部22の吐出孔24に胴部33を挿入して切換弁31を取り付けるためである。
弁先端部32は、円錐面32aと円環面32bを有する円錐形に形成されている。弁先端部32は、モニタ部12の下端面26よりも下方に突出して配置されている。また、弁先端部32は、先鋭部が下向きとなる逆さ円錐形に配置されている。弁先端部32の円錐面32aは、ロッド10を地盤に貫入する際に土圧を受ける第1受圧部に相当する。「受圧部」とは、圧力を受ける部分をいう。弁先端部32の円錐面32aには、ロッド10を地盤に貫入するときの貫入抵抗が土圧となって加わる。このため、ロッド10の貫入時は、弁先端部32の円錐面32aに加わる土圧に押されて切換弁31が上方に移動する。
図6Aはロッドの中心軸方向でモニタ部を下方から見た図である。図示のように、切換弁31の弁先端部32には、削孔水連通路35を露出するように、一対の切欠部39が形成されている。一対の切欠部39は、円錐体の両側を切換弁31の中心軸と平行に切り欠いた形態になっている。これにより、切換弁31の上方への移動によって弁先端部32がモニタ部12の下端面26に突き当たった場合でも、削孔水連通路35が常に下向きに開孔した状態になる。したがって、削孔水連通路35を通して吐出孔24から削孔水を吐出させることができる。
図6Bおよび図6Cはいずれも切換弁を斜め上方から見た図である。図6Bにおいては、切換弁31の弁先端部32の平面視形状がI形になっている。また、同図においては、E1方向から見た弁先端部32の側面視形状が三角形、E2方向から見た弁先端部32の側面視形状がI形になっている。一方、図6Cにおいては、切換弁31の弁先端部32の平面視形状がX形になっている。また、同図においては、E1方向およびE2方向から見た弁先端部32の側面視形状がいずれも台形になっている。
胴部33は、吐出孔24に上下動自在に嵌合されている。胴部33の長さ寸法(上下方向の寸法)は、吐出孔24の深さ寸法よりも大きく設定されている。胴部33の断面形状は、楕円形になっている。ここで記述する胴部33の断面形状とは、ロッド10の中心軸に直行する方向に胴部33を断面した場合の形状をいう。また、胴部33の断面形状を表す楕円形には、数学的に定義される楕円だけでなく、たとえば上記図3に示すように円の円周上の二箇所を互いに平行に切り欠いたような形状を含む。胴部33の断面形状は、胴部33の長さ方向全体にわたって一様な形状になっている。また、胴部33の断面形状は吐出孔24の断面形状と相異しており、これによって吐出孔24に胴部33を嵌合した状態でも、吐出孔24の内部に削孔水連通路35(図2および図3を参照)が形成される構成になっている。
削孔水連通路35の開孔面積とは、吐出孔24と胴部33の嵌合部分を水平方向に断面したときに、削孔水連通路35の断面形状と胴部33の断面形状の相異によって吐出孔24内に形成される開孔部分(削孔水が流れる部分)の面積をいう。一方、エアーノズルの開孔面積とは、ロッド本体11の側面に設けられたノズル部23において、圧縮空気を噴射するためのノズルの空気流路を上下方向に断面したときに形成される円環状の開孔部分の面積をいう。
弁頭頂部34は、切換弁31が吐出孔24の開閉状態を切り換えるにあたって、吐出孔24の上端の開孔を開閉する部分となる。弁頭頂部34は、円盤状に形成されている。弁頭頂部34の直径(外径)は、吐出孔24の内径よりも大きく設定されている。弁頭頂部34の上面34aは、第1流路13を通して供給される圧縮空気の圧力を受ける第2受圧部に相当する。弁頭頂部34は、切換弁31が下方に移動した際に、弁頭頂部34の下面34bがモニタ部12内の底面25に接触することで吐出孔24を閉孔する。モニタ部12内の底面25にはシール部材36が設けられている。シール部材36は、弁頭頂部34を底面25に接触させたときの密着性を高めるものである。シール部材36は、たとえば、ゴム製のパッキンで構成することができる。シール部材36は、弁頭頂部34の下面34bと対向するように配置されている。なお、シール部材36は、モニタ部12内の底面25に代えて、弁頭頂部34の下面34bに配置してもよいし、底面25と下面34bの両方に配置してもよい。
移動抵抗増加部材37は、吐出孔24の内部に配置されている。移動抵抗増加部材37は、吐出孔24における胴部33の移動抵抗を増加させることにより、切換弁31の位置を保持するものである。移動抵抗増加部材37は、3つのOリング37aを用いて構成されている。吐出孔24の内壁には上下方向に位置をずらして三箇所に周溝が形成され、各々の周溝にOリング37aが1つずつ取り付けられている。Oリング37aの内周側は、胴部33の外周面に接触している。ただし、胴部33の断面形状の一部(切り欠き部分)は、径方向でOリング37aから離間するように径が小さくなっており、そこに削孔水連通路35が形成されているため、そこではOリング37aが胴部33に接触していない。
マグネット38は、モニタ部12の下端面26に配置されている。マグネット38は、磁気吸引力を利用して切換弁31の位置を保持するものである。マグネット38は、弁先端部32の円環面32bと対向するように配置されている。切換弁31を構成する弁先端部32、胴部33および弁頭頂部34のうち、少なくとも弁先端部32は磁性体によって構成されている。このため、マグネット38の磁気吸引力は弁先端部32に作用し、この磁気吸引力によって弁先端部32が吸引される構成になっている。弁先端部32に作用するマグネット38の磁気吸引力は、切換弁31の上方への移動によって弁先端部32の円環面32bがマグネット38に近づくほど大きくなる。したがって、上方に移動した切換弁31の弁先端部32に対して、マグネット38の磁気吸引力を有効に作用させることができる。特に、上記図6に示すように、吐出孔24の下端を弁先端部32で塞がないよう、切換弁31の弁先端部32に一対の切欠部39を形成した構成では、土圧によって切換弁31が上方に移動した場合に、弁先端部32がマグネット38に隙間なく接触するようになる。このため、マグネット38の磁気吸引力を最大限に発揮させて高い保持力を確保することができる。
続いて、本発明の実施形態に係る二重管高圧噴射攪拌工法について説明する。
二重管高圧噴射攪拌工法は、ロッドの下端から削孔水を吐出させながらロッドを地盤に貫入する貫入工程と、地盤に貫入したロッドの側面から圧縮空気と固化材スラリーを噴射させて地盤改良体を造成する造成工程と、を含む。以下、工程別に詳しく説明する。
まず、貫入工程においては、図示しないボーリングマシンでロッド10を垂直に支持するとともに、ホース16およびスイベル15を通してロッド10の第1流路13に削孔水を供給する。そして、ボーリングマシンの駆動によりロッド10の貫入を開始する。これにより、改良対象域の地盤にロッド10が徐々に貫入されていく。
次に、造成工程においては、ロッド10の第1流路13に供給する流体を圧縮空気に切り換えるとともに、第2流路14に対して固化材スラリーの供給を開始する。ここで、第1流路13に圧縮空気を供給すると、図8に示すように、切換弁31の弁頭頂部34に圧縮空気の圧力が加わる。そうすると、弁頭頂部34の上面34aが圧縮空気の圧力を受けるため、切換弁31が圧縮空気の圧力に押されて下方に移動する。切換弁31が下方に移動すると、切換弁31の弁頭頂部34がシール部材36に接触する。このため、吐出孔24が閉孔した状態となる。
本発明の実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果が得られる。
本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
Claims (11)
- 二重管構造のロッドを備え、前記ロッドの下端から削孔水を吐出させながら前記ロッドを地盤に貫入する貫入工程と、前記地盤に貫入した前記ロッドの側面から圧縮空気と固化材スラリーを噴射させて地盤改良体を造成する造成工程と、を含む高圧噴射攪拌工法に用いられる、二重管高圧噴射攪拌装置であって、
前記ロッドは、前記削孔水および前記圧縮空気を流すための第1流路と、前記固化材スラリーを流すための第2流路と、前記ロッドの下端部に設けられたモニタ部と、を備え、
前記モニタ部は、前記モニタ部の下端に設けられ、前記第1流路を通して供給される前記削孔水を下方に吐出させる吐出孔と、前記モニタ部の側面に設けられ、前記第1流路を通して供給される前記圧縮空気と前記第2流路を通して供給される前記固化材スラリーを噴射させるノズル部と、前記モニタ部の下端に上下方向に移動可能に設けられ、前記吐出孔の開閉状態を切り換える切換弁と、を備え、
前記切換弁は、前記ロッドを前記地盤に貫入する際に土圧を受ける第1受圧部と、前記第1流路を通して供給される前記圧縮空気の圧力を受ける第2受圧部と、を備え、前記第1受圧部で前記土圧を受けたときは前記切換弁が上方に移動することによって前記吐出孔を開孔し、前記第2受圧部で前記圧縮空気の圧力を受けたときは前記切換弁が下方に移動することによって前記吐出孔を閉孔するように構成されている
二重管高圧噴射攪拌装置。 - 前記モニタ部は、前記上方に移動した前記切換弁の位置を保持する保持部をさらに備える
請求項1に記載の二重管高圧噴射攪拌装置。 - 前記切換弁は、前記吐出孔に上下動自在に嵌合される胴部を含み、
前記保持部は、前記吐出孔における前記胴部の移動抵抗を増加させることにより、前記切換弁の位置を保持する移動抵抗増加部材を含む
請求項2に記載の二重管高圧噴射攪拌装置。 - 前記切換弁は、前記第1受圧部を含む、磁性体からなる弁先端部を有し、
前記保持部は、前記弁先端部を磁気吸引力で吸引することにより、前記切換弁の位置を保持するマグネットを含む
請求項2または3に記載の二重管高圧噴射攪拌装置。 - 前記弁先端部は円錐形に形成されている
請求項4に記載の二重管高圧噴射攪拌装置。 - 前記切換弁は、前記吐出孔に上下動自在に嵌合される胴部を含み、
前記吐出孔の断面形状と前記胴部の断面形状との相異により、前記吐出孔に削孔水連通路が形成されている
請求項1または2に記載の二重管高圧噴射攪拌装置。 - 前記吐出孔の断面形状が円形であり、前記胴部の断面形状が楕円形である
請求項6に記載の二重管高圧噴射攪拌装置。 - 前記ノズル部は、圧縮空気用のノズルを有し、
前記削孔水連通路の開孔面積が、前記圧縮空気用のノズルの開孔面積よりも大きい
請求項6または7に記載の二重管高圧噴射攪拌装置。 - 前記削孔水連通路の開孔面積をSa(mm2)、前記圧縮空気用のノズルの開孔面積をSb(mm2)、R=Sa/Sbとしたときに、Rの値が2以上5以下である
請求項8に記載の二重管高圧噴射攪拌装置。 - 前記切換弁は、前記第2受圧部を含む弁頭頂部を有し、前記弁頭頂部が前記モニタ部内の底面に接触することで前記吐出孔を閉孔するものであり、
前記切換弁の弁頭頂部と前記モニタ部内の底面のうち少なくともいずれか一方に、前記弁頭頂部と前記底面とを接触させたときの密着性を高めるシール部材が設けられている
請求項1から9のいずれか1項に記載の二重管高圧噴射攪拌装置。 - 削孔水および圧縮空気を流すための第1流路と、固化材スラリーを流すための第2流路と、ロッド下端部に設けられたモニタ部と、を備える二重管構造のロッドを使用し、前記ロッドの下端から前記削孔水を吐出させながら前記ロッドを地盤に貫入する貫入工程と、前記地盤に貫入した前記ロッドの側面から前記圧縮空気と前記固化材スラリーを噴射させて地盤改良体を造成する造成工程と、を含む高圧噴射攪拌工法であって、
前記モニタ部に、前記削孔水を吐出させるための吐出孔と、上下方向の移動によって前記吐出孔の開閉状態を切り換える切換弁とを設けておき、
前記貫入工程では、前記ロッドの貫入に伴う土圧によって前記切換弁を上方に移動させることにより前記吐出孔を開孔するとともに、前記第1流路に前記削孔水を供給して前記吐出孔から前記削孔水を吐出させ、
前記造成工程では、前記削孔水の供給を停止して前記第1流路に前記圧縮空気を供給するとともに、前記第2流路に前記固化材スラリーを供給し、前記圧縮空気の圧力で前記切換弁を下方に移動させることにより前記吐出孔を閉孔するとともに、前記圧縮空気と前記固化材スラリーを前記ロッドの側面から噴射させる
二重管高圧噴射攪拌工法。
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