JP6912515B2 - 体腔液処理装置 - Google Patents
体腔液処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6912515B2 JP6912515B2 JP2019095906A JP2019095906A JP6912515B2 JP 6912515 B2 JP6912515 B2 JP 6912515B2 JP 2019095906 A JP2019095906 A JP 2019095906A JP 2019095906 A JP2019095906 A JP 2019095906A JP 6912515 B2 JP6912515 B2 JP 6912515B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- filtration membrane
- cleaning
- filter
- ascites
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
Description
(1)濾過膜を有し、前記濾過膜を通過させて体腔液を濾過する濾過器と、前記濾過器の濾過膜の入口側に連通し、前記濾過膜に体腔液を流す第1のラインと、前記濾過器の濾過膜の出口側に連通し、前記濾過膜を通過した濾過体腔液を流す第2のラインと、前記第1のラインに設けられ、前記濾過器に体腔液を供給するためのポンプと、前記第2のラインに接続されており、洗浄液を前記第2のラインを通じて前記濾過膜の出口側に供給し前記濾過膜を通過させて前記濾過膜を洗浄する洗浄装置と、前記濾過器の入口側に連通し、前記濾過膜を通過した洗浄液を排出する第3のラインと、前記濾過器の濾過膜の入口側の圧力を測定する第1の圧力測定装置と、前記第3のラインに設けられた第1の開閉装置と、前記第2のラインにおける前記洗浄装置が接続された位置よりも下流側に設けられた第2の開閉装置と、前記第1の圧力測定装置により測定された圧力に基づいた値が所定の閾値を超えた場合に、前記ポンプを停止させ、前記第2の開閉装置を閉鎖し、前記第1の開閉装置を開放した状態で、前記洗浄装置により前記洗浄液を前記第2のラインを通じて前記濾過膜に供給させる制御装置と、を少なくとも備えた、体腔液処理装置。なお、「前記ポンプを停止させ、前記第2の開閉装置を閉鎖し、前記第1の開閉装置を開放した状態」とは、少なくとも、洗浄装置により洗浄液を第2のラインを通じて濾過膜に供給させる際にその状態となっていればよく、予めその状態になっている場合も、その時にその状態にする場合も含まれる。また、「第1の圧力測定装置により測定された圧力に基づいた値」には、第1の圧力測定装置により測定された圧力値のみならず、第1の圧力測定装置により測定された圧力値を用いて算出された値も含まれる。
(2)前記濾過器の濾過膜の出口側の圧力を測定する第2の圧力測定装置をさらに備え、前記圧力に基づいた値は、前記第1の圧力測定装置により測定された圧力と前記第2の圧力測定装置により測定された圧力との圧力差である、(1)に記載の体腔液処理装置。
(3)前記洗浄装置は、洗浄液を貯留する洗浄液貯留部と、前記洗浄液貯留部と前記第2のラインを接続する洗浄ラインと、前記洗浄ラインに設けられ、前記洗浄液を供給する洗浄ポンプと、を有する、(1)又は(2)に記載の体腔液処理装置。
(4)前記濾過器の濾過膜の出口側に残存する濾過体腔液を前記第2のラインを通じて回収する回収装置をさらに備えた、(1)〜(3)のいずれかに記載の体腔液処理装置。
(5)前記回収装置は、前記濾過膜の出口側に流体を供給し前記濾過膜の出口側の濾過体腔液を前記第2のラインに押し出す流体供給装置を有する、(4)に記載の体腔液処理装置。
(6)前記流体は、気体であり、前記第2のラインには、気体検出装置が設けられている、(5)に記載の体腔液処理装置。
(7)前記制御装置は、前記圧力に基づいた値が前記閾値を超えた場合の初めの少なくとも1回は、前記ポンプの流量を減らして前記体腔液の前記濾過器への供給を継続し、その後前記圧力に基づいた値が前記閾値を超えた場合に、前記ポンプを停止させ、前記第2の開閉装置を閉鎖し、前記第1の開閉装置を開放した状態で、前記洗浄装置により前記洗浄液を前記濾過膜に供給させる、(1)〜(6)のいずれかに記載の体腔液処理装置。
(8)前記制御装置は、前記ポンプの流量が所定の最低流量に到達し、前記圧力に基づいた値が前記閾値を超えた場合に、前記ポンプを停止させ、前記第2の開閉装置を閉鎖し、前記第1の開閉装置を開放した状態で、前記洗浄装置により前記洗浄液を前記濾過膜に供給させる、(7)に記載の体腔液処理装置。
(9)前記制御装置は、前記ポンプを停止させ、前記第1の開閉装置と前記第2の開閉装置を閉鎖した状態で、前記洗浄装置により前記洗浄液を前記濾過膜の出口側に供給させ前記濾過膜の出口側の圧力を所定の圧力以上に上昇させ、その後前記第1の開閉装置を開放して前記洗浄液を前記濾過膜に通過させる、(1)〜(8)のいずれかに記載の体腔液処理装置。
(10)前記制御装置は、前記濾過器の濾過膜の出口側の圧力を所定の圧力以上に上昇させ、その後前記洗浄液を前記濾過膜に通過させることを、複数回繰り返す、(9)に記載の体腔液処理装置。
(11)前記制御装置は、前記濾過器の濾過膜の出口側の圧力を所定の値以上に上昇させ、その後前記洗浄液を前記濾過膜を通過させることを複数回繰り返した後、前記ポンプを停止させ、前記第1の開閉装置を開放し、前記第2の開閉装置を閉鎖した状態で、前記洗浄装置により前記洗浄液を前記濾過膜の出口側に供給させ前記濾過膜の出口側の圧力を前記所定の値以上に上昇させずに前記洗浄液を前記濾過膜を通過させる、(10)に記載の体腔液処理装置。
(12)前記濾過膜は、中空糸膜であり、前記濾過膜の入口側が前記中空糸膜の内側領域であり、前記濾過膜の出口側が前記中空糸膜の外側領域である、(1)〜(11)のいずれかに記載の体腔液処理装置。
(13)前記濾過膜は、中空糸膜であり、前記濾過膜の出口側が前記中空糸膜の内側領域であり、前記濾過膜の入口側が前記中空糸膜の外側領域である、(1)〜(11)のいずれかに記載の体腔液処理装置。
(14)前記第2のラインの濾過体腔液を濃縮する濃縮システムを備えた、(1)〜(13)のいずれかに記載の体腔液処理装置。
(15)前記濃縮システムは、前記第2のラインの濾過体腔液を濃縮する濃縮器と、前記濃縮器で濃縮された濃縮体腔液を流す濃縮ラインと、前記濃縮器で除去された水分を排出する排水ラインと、前記濃縮ライン又は前記排水ラインの少なくとも一方に設けられた濃縮ポンプと、を有する、(14)に記載の体腔液処理装置。
(16)前記濃縮システムは、前記濃縮体腔液を貯留する濃縮体腔液貯留部と、前記濃縮体腔液貯留部の濃縮体腔液を前記第2のラインに戻す循環ラインと、をさらに有する、(15)に記載の体腔液処理装置。
図1は、本実施の形態に係る体腔液処理装置としての腹水処理装置1の構成の概略を示す説明図である。
上記実施の形態は、濾過膜70の入口側が中空糸膜の内側領域であり、濾過膜70の出口側が中空糸膜の外側領域(内圧式濾過)であったが、濾過膜の出口側が中空糸膜の内側領域であり、濾過膜の入口側が中空糸膜の外側領域(外圧式濾過)であってもよい。かかる場合の腹水処理装置1の一例を第2の実施の形態として説明する。
10 腹水バッグ
11 濾過器
12 第1のライン
13 第2のライン
14 第3のライン
15 第4のライン
16 第1の圧力測定装置
17 第2の圧力測定装置
18 ポンプ
19 第1の開閉装置
20 第2の開閉装置
30 洗浄装置
40 回収装置
50 制御装置
60 濃縮システム
70 濾過膜
80 洗浄液貯留部
81 洗浄ライン
82 洗浄ポンプ
110 濃縮器
111 濃縮腹水バッグ
112 濃縮ライン
113 排水ライン
114 循環ライン
115 濃縮ポンプ
116 循環ポンプ
Claims (5)
- 濾過膜を有し、前記濾過膜を通過させて体腔液を濾過する濾過器と、
前記濾過膜を通過した濾過体腔液を濃縮する濃縮器と、
前記濾過器の濾過膜の入口側に連通し、前記濾過膜に体腔液を流す第1のラインと、
前記濾過器の濾過膜の出口側から前記濃縮器に連通し、前記濾過膜を通過した濾過体腔液を前記濃縮器に流す第2のラインと、
前記濃縮器で濃縮された濃縮体腔液を流す濃縮ラインと、
前記濃縮器で除去された水分を排出する排水ラインと、
前記濃縮ライン又は前記排水ラインの少なくとも一方に設けられた濃縮ポンプと、
前記第1のラインに設けられ、前記濾過器に体腔液を供給するためのポンプと、
前記第2のラインに接続されており、洗浄液を前記第2のラインを通じて前記濾過膜の出口側に供給し前記濾過膜を通過させて前記濾過膜を洗浄する洗浄装置と、
前記濾過器の入口側に連通し、前記濾過膜を通過した洗浄液を排出する第3のラインと、
前記第3のラインに設けられた第1の開閉装置と、
前記第2のラインにおける前記洗浄装置が接続された位置よりも下流側に設けられた第2の開閉装置と、
前記濾過器の濾過膜の入口側の圧力と出口側の圧力との圧力差が所定の閾値を超えた場合に、前記ポンプを停止させ、前記第2の開閉装置を閉鎖し、前記第1の開閉装置を開放した状態で、前記洗浄装置により前記洗浄液を前記第2のラインを通じて前記濾過膜に供給させる制御装置と、を少なくとも備えた、体腔液処理装置。 - 前記洗浄装置は、洗浄液を貯留する洗浄液貯留部と、前記洗浄液貯留部と前記第2のラインを接続する洗浄ラインと、前記洗浄ラインに設けられ、前記洗浄液を供給する洗浄ポンプと、を有する、請求項1に記載の体腔液処理装置。
- 前記制御装置は、前記圧力差が前記閾値を超えた場合の初めの少なくとも1回は、前記ポンプの流量を減らして前記体腔液の前記濾過器への供給を継続し、その後前記圧力差が前記閾値を超えた場合に、前記ポンプを停止させ、前記第2の開閉装置を閉鎖し、前記第1の開閉装置を開放した状態で、前記洗浄装置により前記洗浄液を前記濾過膜に供給させる、請求項1又は2に記載の体腔液処理装置。
- 前記濃縮体腔液を貯留する濃縮体腔液貯留部と、
前記濃縮体腔液貯留部の濃縮体腔液を前記第2のラインに戻す循環ラインと、をさらに有する、請求項1〜3のいずれかに記載の体腔液処理装置。 - 前記第2の開閉装置は、前記第2のラインにおける前記循環ラインが接続された位置よりも上流側に設けられている、請求項4に記載の体腔液処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019095906A JP6912515B2 (ja) | 2017-07-07 | 2019-05-22 | 体腔液処理装置 |
JP2021113502A JP7096410B2 (ja) | 2019-05-22 | 2021-07-08 | 体腔液処理装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017133502A JP6532913B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 体腔液処理装置 |
JP2019095906A JP6912515B2 (ja) | 2017-07-07 | 2019-05-22 | 体腔液処理装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017133502A Division JP6532913B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 体腔液処理装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021113502A Division JP7096410B2 (ja) | 2019-05-22 | 2021-07-08 | 体腔液処理装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019134984A JP2019134984A (ja) | 2019-08-15 |
JP2019134984A5 JP2019134984A5 (ja) | 2021-02-25 |
JP6912515B2 true JP6912515B2 (ja) | 2021-08-04 |
Family
ID=67623922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019095906A Active JP6912515B2 (ja) | 2017-07-07 | 2019-05-22 | 体腔液処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6912515B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7527174B2 (ja) | 2020-10-09 | 2024-08-02 | 旭化成メディカル株式会社 | 体腔液処理システム |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0341958A (ja) * | 1989-07-10 | 1991-02-22 | Terumo Corp | 医療器具の洗浄装置および医療器具の洗浄方法 |
JP2543466Y2 (ja) * | 1991-03-29 | 1997-08-06 | 株式会社クラレ | 体液濾過濃縮装置 |
JP5249973B2 (ja) * | 2010-02-25 | 2013-07-31 | 圭祐 松崎 | 腹水処理システムおよびその洗浄方法 |
JP5952601B2 (ja) * | 2012-03-15 | 2016-07-13 | 旭化成メディカル株式会社 | 腹水処理装置及び腹水処理方法 |
JP6230907B2 (ja) * | 2013-12-27 | 2017-11-15 | 旭化成メディカル株式会社 | 腹水濾過濃縮システム、腹水濾過濃縮システムにおける濾過器及び濃縮器の洗浄方法、並びに濾過器及び濃縮器の洗浄時における濾液及び濃縮液の回収方法 |
JP6298649B2 (ja) * | 2014-02-19 | 2018-03-20 | 東レ株式会社 | 洗浄血小板の製造方法 |
TWI584830B (zh) * | 2014-10-16 | 2017-06-01 | Asahi Kasei Medical Co Ltd | Hollow fiber membrane type body fluid filtration device, and protein solution filtration method |
JP6584221B2 (ja) * | 2015-08-24 | 2019-10-02 | 旭化成メディカル株式会社 | 医療用部材 |
-
2019
- 2019-05-22 JP JP2019095906A patent/JP6912515B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019134984A (ja) | 2019-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6501421B2 (ja) | 体腔液処理装置 | |
JP6532913B2 (ja) | 体腔液処理装置 | |
US9895479B2 (en) | Water management system for use in dialysis | |
JP6912515B2 (ja) | 体腔液処理装置 | |
JP7096410B2 (ja) | 体腔液処理装置 | |
JP6913994B2 (ja) | 体腔液処理装置 | |
JP7096411B2 (ja) | 体腔液処理装置 | |
JP6895828B2 (ja) | 体腔液処理装置 | |
JP7183006B2 (ja) | 体液分離システム及び体液分離システムの作動方法 | |
CN109200349B (zh) | 体腔液处理装置 | |
JP2015195833A (ja) | 血液浄化装置及び血液浄化装置の抜液方法 | |
JP6566687B2 (ja) | 血液浄化装置、血液浄化装置のプライミング方法及び作動方法 | |
CN114306787B (zh) | 体腔液处理系统 | |
JP7526635B2 (ja) | 体腔液処理システム及び体腔液処理システムの使用方法 | |
JP5822152B2 (ja) | 血液透析装置 | |
JP2019080975A (ja) | 体腔液処理装置 | |
JP6488048B2 (ja) | 血液浄化装置 | |
JP6357496B2 (ja) | 血液浄化装置 | |
JP2024040647A (ja) | 体腔液処理システム | |
JP2022063103A (ja) | 体腔液処理システム及び体腔液処理システムの使用方法 | |
JP2023075575A (ja) | 体腔液処理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200706 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210413 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210527 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210611 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210708 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6912515 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |