JPH0341958A - 医療器具の洗浄装置および医療器具の洗浄方法 - Google Patents

医療器具の洗浄装置および医療器具の洗浄方法

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JPH0341958A
JPH0341958A JP1178299A JP17829989A JPH0341958A JP H0341958 A JPH0341958 A JP H0341958A JP 1178299 A JP1178299 A JP 1178299A JP 17829989 A JP17829989 A JP 17829989A JP H0341958 A JPH0341958 A JP H0341958A
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liquid feeding
cleaning
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closing means
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JP1178299A
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Masami Suzuki
正巳 鈴木
Tatsuya Fujii
立哉 藤井
Yoshiyuki Yura
由良 美幸
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、医療器具の洗浄装置および医療器具の洗浄方
法に関するものである。特に、血液を処理する医療器具
の洗浄装置に関するものであり、例えば、血漿分離器、
吸着型血液浄化装置、血液フィルター、人工肺、人工腎
臓などの医療器具の洗浄に使用される洗浄装置および洗
浄方法に関するものである。
[先行技術] 従来より、医療器具の洗浄には、例えば、血漿分離器の
洗浄においては、血漿分離器の血液流入口に洗浄液体供
給源と連通ずるチューブを取り付け、さらに血漿分離器
の血液流出口および血漿流出口にもチューブを取り付け
るとともに、洗浄液体供給源と血漿分離器とを連通ずる
チューブに設けられたポンプなどの送液手段または、洗
浄液体供給源と血漿分離器との間の落差によって、血漿
分離器内に洗浄液体を一定圧力または一定流速で流通さ
せることにより洗浄を行っている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のような血漿分離器内に洗浄液体を一定圧力または
一定流速にて流通させて行う洗浄方法では、血漿分離器
内の洗浄が完全に行われにくく、さらに洗浄を完全に行
うためには、多量の洗浄液体を必要とし、さらに作業時
間が長いという問題点を有していた。
[問題点を解決するための手段] そこで、本発明の目的は、上記のような問題点を解消し
、医療器具内の洗浄を完全にかつ短時間で行うことがで
きる医療器具の洗浄装置および医療器具の洗浄方法を提
供するものである。
上記目的を達成するものは、液体流入口および液体流出
口を有する医療器具の洗浄装置であって、該洗浄装置は
、洗浄液体供給源と、該洗浄液体供給源と前記医療器具
の液体流入口側または液体流出口側の一方とを連通ずる
第1送液管と、前記医療器具の液体流入口側または液体
流出口側の他方に取り付けられる第2送液管と、前記第
1送液管に設けられる送液手段と、前記第2送液管に取
り付けられる送液管開閉手段と、該送液管開閉手段より
前記医療器具側の位置の前記第2送液管に取り付けられ
る圧力検知部とを有する医療器具の洗浄装置である。
そして、前記洗浄装置は、前記圧力検知部からの信号を
用いて前記送液管開閉手段に対し開閉信号を出力する制
御部を有することが好ましい。
また、上記目的を達成するものは、血液流入口、血液流
出口および血漿流出口を有する血漿分1lll器を洗浄
するための洗浄装置であって、該洗浄装置は、洗浄液体
供給源と、該洗浄液体供給源と血漿分離器の血液流入口
側または血液流出口側の一方とを連通する第1送液管と
、前記血漿分離器の血液流入口側または血液流出口側の
他方に取り付けれる第2送液管と、前記第1送液管に設
けられる送液手段と、前記第2送液管に取り付けられる
第1の送液管開閉手段と、該第1の送液管開閉手段より
血漿分離器側の位置の第2送液管に取り付けられる第1
の圧力検知部と、前記血漿分離器の血漿流出口側に取り
付けれる第3送液管と、第3送液管に取り付けられる第
2の送液管開閉手段と、該第2の送液管開閉手段より血
漿分離器側の位置の第3送液管に取り付けられる第2の
圧力検知部とを有する血漿分離器の洗浄装置である。
そして、前記洗浄装置は、前記第1の圧力検加部および
前記第2の圧力検知部からの信号を用いて前記第1の送
液管開閉手段および第2の送液管開閉手段に対し開閉信
号を出力する制御部を有することが好ましい。
また、上記目的を達成するものは、上記の医療器具の洗
浄装置を用いて、前記送液管開閉手段を開放状態とし、
前記送液手段により前記洗浄液体供給源より洗浄液体を
前記医療器具に流入させた後、前記送液管開閉手段を閉
塞状態とし、前記送液管内の圧力を上昇させ、前記圧力
検知部により、所定圧力が検知された後、前記送液管開
閉手段を開放状態とし、前記医療器具内の洗浄液体を流
出させて医療器具内を洗浄する洗浄工程を有する医療器
具の洗浄方法である。
そして、前記洗浄工程は、複数回行うことが好ましい。
本発明の医療器具の洗浄装置を図面に示す実施例を用い
て詳細に説明する。
本発明の医療器具の洗浄装置1は、液体流入口21およ
び液体流出口22を有する医療器具8の洗浄装置であっ
て、洗浄装置1は、?!IF、浄液体供給源2と、洗浄
液体供給源2と医療器具8の液体流入口21側または液
体流出口22側の一方とを連通ずる第1送液管9と、医
療器具8の液体流入口21側または液体流出口22側の
他方に取り付けられる第2送液管lOと、第1送液管9
に設けられる送液手段3と、第2送液管lOに取り付け
られる送液管開閉手段6と、送液管開閉手段6より医療
器具8側の位置の第2送液管10に取り付けられる圧力
検知部4とを有している。
そこで、本発明の医療器具の洗浄装置を第1図に示す血
漿分離器の洗浄装置に応用した実施例を用いて説明する
第1図は、本発明の医療器具の洗浄装置を血漿分離器の
洗浄装置に応用した実施例の概略図である。
この洗浄装置1は、血液流入口21、血液流出口22お
よび血漿流出口23を有する血漿分離器8を洗浄するた
めの洗浄装置であり、洗浄装置1は、洗浄液体供給源2
と、洗浄液体供給源2と血漿分離器8の血液流入口2I
側とを連通する第1送液管9と、血漿分離器8の血液流
出口22側に取り付けれた第2送液管10と、第1送液
管9に設けられた送液手段3と、第2送液管lOに取り
付けられた送液管開閉手段6と、送液管開閉手段6より
血漿分離器8側の位置の第2送液管lOに取り付けられ
た圧力検知部4と、血漿分離器8の血漿流出口23側に
取り付けれた第3送液管11と、第3送液管11に取り
付けられた送液管開閉手段7と、送液管開閉手段7より
血漿分離器8(IIIの位置の第3送液管11に取り付
けられた圧力検知部5とを有している。
この洗浄装置1により洗浄される血漿分離器8は、例え
ば、血液流入口21と濃厚赤血球である血液流出口22
と、血液を血漿成分と血球成分とに分離する血液分離機
能と、この血液分離機能により分離された血漿成分の流
出口23とを有している。血漿分離器の構造としては、
中空糸膜型、平膜型などがある。
洗浄液体供給源2としては、内部に洗浄液体(例えば、
蒸留水、RO水、生理食塩水など)を充填した軟質また
は硬質の容器により構成されている。
第1送液管9、第2送液管lOおよび第3送液管11と
しては、例えば塩化ビニル樹脂、シリコーンゴムなどの
透明性を有する可撓性合成樹脂製管が好適に使用できる
。また、第1図に示す実施例では、第1送液管9、第2
送液管lOおよび第3送液管11は、直接血漿°分離器
8に接続されているが、これに限らず、あらかじめ血漿
分離器8の血液流入口21、血液流出口22、血漿流出
口23のそれぞれに取り付けられたチーーブに接続する
ものとしてもよい。また、第2送液管および第3送液管
は、あらかじめ血漿分離器8に取り付けられているチュ
ーブを用いてもよい。
送液管開閉手段6.7としては、送液管1G。
11を押圧して閉塞するクランプ機能を有する電磁クラ
ンプ、さらには鉗子、クレンメなどが使用される。
送液手段3としては、第1図に示すような口−ラーポン
ブ、さらにはべりスタリックポンプなどの流体ポンプが
好適に使用される。
圧力検知部4,5としては、拡散型半導体圧力センサ、
圧カドランデューサー(例えば、可変リアクタンス方式
の圧カドランデューサー)などが使用でき、特に、拡散
型半導体圧力センサが好適に使用される。
上記説明では、血漿分離器8の血液流入口21に洗浄液
体供給源2と連通ずる第1送液管9を取り付けたが、こ
れに限らず、第1送液管9は、血漿分離器8の血液流出
口22に取り付けてもよい。この場合、第2送液管IO
が、血液流入口21に取り付けられることになる。
そして、洗浄装置1は、第2図に示すように、制御部1
5を設けて自動化してもよい。
制御部15は、第2図に示すように、圧力検知部4、第
2の圧力検知部5、送液管開閉手段6および第2の送液
管開閉手段7と電気的に接続されており、この制御部1
5は、圧力検知部4から出力される出力信号などにより
開閉手段6に対し開閉信号を出力し、同様に、制御部1
5は、圧力検知部5の出力信号になどにより開閉手段7
に対し開閉を出力するものである。
具体的に説明すると、初期の設定として、制御部15は
、開閉手段6に開放信号を、開閉手段7に閉塞信号を出
力する。そして、送液手段3を駆動させ洗浄液体供給源
2内の洗浄液体を血漿分離器8の血液流入口21より流
入させ、このとき第2送液管lOの圧力を圧力検知部4
により測定し、この測定した圧力を初期値として記憶す
る。そして、開閉手段6に閉塞信号を出力し、第2送液
管10内の圧力を徐々に上昇させ、圧力検知部4を作動
させこの検知部4より出力される圧力値があらかしめ制
御部15に記憶されている設定圧に達すると、制御部1
5は、開閉手段6に開放信号を出力する。この設定値は
、初期値をもとに設定される。初期値と設定値との圧力
値の差が少ないと、十分な洗浄効果を得られない。そし
て、開閉手段6が開放されることにより、血漿分離器8
内の洗浄液体は、いつきに第2送液管10より流出する
ため、いわゆるフラッシング洗浄がなされることになる
。そして、定時間、例えば、10秒〜1分開閉手段6を
開放状態とし、洗浄液体を流通させた後、再び開閉手段
6を閉塞状態とし、このフラッシング洗浄を適当な洗浄
液体量に達するまで複数回行う。
そして、第2送液管lO側の洗浄が終了した後(適当な
洗浄液体量に達する回数の洗浄が終了した後)、制御部
15は、第1の開閉手段6に閉塞信号を出力し、開閉手
段7に開放信号を出力する。そして、洗浄液体供給源2
内の洗浄液体を血漿分離器8の血液流入口21より流入
させ、このとき第3送液管11の圧力を圧力検知部5に
より測定し、この測定した圧力を初期値として記憶する
。そして、開閉手段7に閉塞信号を出力し、第3送液管
11内の圧力を徐々に上昇させ、圧力検知部5を作動さ
せこの検知部5より出力される圧力値があらかじめ制御
部15に記憶されている設定圧に達すると、制御部15
は、開閉手段7に開放信号を出力する。これにより、血
漿分離器8内の洗浄液体は、いつきに第3送液管11よ
り流出するため、いわゆるフラッシング洗浄がなされる
ことになる。このフラッシング洗浄を適当な洗浄液体量
に達するまで複数回(例えば、10秒〜1分ごとに数回
開閉手段6の開閉を繰り返して)行う。そして、第3送
液管11側の洗浄が終了した後(適当な洗浄液体量に達
する回数の洗浄が終了した後)、再び、第2送液管10
さらに第3送液管11の洗浄を繰り返して行う。制御部
15は、上記のようにあらかじめ設定された総洗浄回数
(または総洗浄液体量)に達するまで繰り返して行うよ
うに各開閉手段に信号を出力する。
さらに、第3図に示すように、制御部15に送液手段3
の制御機能を有するものとしてもよい。
この場合、制御部15に設けられたスイ・ソチを押すこ
とにより、開閉手段6に開放信号を、開閉手段7に閉塞
信号を出力し、初期設定状態とするとともに、送液手段
3に駆動信号を出力する。
また、制御部15は、送液手段3の送液速度入力部を有
しており、送液手段3の送液速度をコントロールできる
ようなっている。さらに、制御部15ニは、設定圧、1
回のフラッシング洗浄に使用する洗浄液体量、1回の送
液管の洗浄に使用する洗浄液体量、使用する総洗浄液体
量のそれぞれの入力部を有している。そして、上記のそ
れぞれの洗浄液体量が制御部15に入力されると、設定
されている送液手段の送液速度より、制御部15は、1
回のフラッシング洗浄における開閉手段6および7の開
放から閉塞状態となるまでの時間、1回の送液管の洗浄
における開閉手段の開閉の繰り返し回数、各送液管to
、11の洗浄回数を算出し、その算出値を用いて開閉手
段6,7の開閉を行うように構成されている。
また、制御部15は、1回のフラッシング洗浄に使用す
る洗浄液体m: を回の送液管の洗浄に使用する洗浄液
体量、使用する総洗浄液体量のそれぞれの入力部の代わ
りに、1回のフラッシング洗浄における開閉手段の開放
から閉塞状態となるまでの時間、1回の送液管の洗浄に
おける開閉手段の開閉の繰り返し回数、送液管の洗浄回
数の入力部を有するものとしてもよい。
また、フラッシング洗浄を制御部15によりあらかじめ
設定されている時間行うものとする代わりに、第4図に
示すように、第2の送液管lOおよび第3の送液管11
にそれぞれ流量検知部16゜17を設け、この流量検知
部16.17により洗浄液体の流量を検知し、設定流量
に達した後、開閉手段6,7を切り替えるように制御部
15を構成してもよい。
そして、上記説明では、血漿分離器を洗浄するための洗
浄装置を用いて説明したが、これに限らず、吸着型血液
浄化装置、血液フィルター人工肺などにも使用できる。
吸着型血液浄化装置、血液フィルターなどの液体ポート
として、血液流入口と血液流出口しかない医療器具の洗
浄に使用される場合の洗浄装置lは、第5図に示すよう
な構成となる。
この洗浄装置1では、洗浄液体供給源2と、洗浄液体供
給源2と吸着型血液浄化装置20の血液流入口25また
は血液流出口26の一方とを連通ずる第1送液管9と、
浄化装置20の血液流入口25または液体流出口26の
他方に取り付けられる第2送液管10と、第1送液管9
に設けられた送液手段3と、第2送液管lOに取り付け
られる送液管開閉手段6と、送1α管開閉手段6より浄
化装置20例の位置の第2送液管lOに取り付けられる
圧力検知部4とを有している。
この洗浄装置20と、第1図に示したもとの相違は、こ
の洗浄装置20では、第3送液管11、第2の圧力検知
部5、第2の送液管開閉手段を有していない点である。
その他については、第1図に示し、説明したものと同じ
である。
この洗浄装置により洗浄される浄化装置20は、内部に
、活性炭、選択的に血1α中の有害物質を吸着する吸着
ビーズなどが充填されている。
そして、この浄化装置20も第2図に示した実施例と同
様に、第6図に示すように、制御部15を用いて、自動
化してもよい。
この制御部15としては、送液手段3の送液速度入力部
を有しており、送液手段3の送液速度をコントロールで
きるようなっている。さらに、制御部15には、設定圧
、1回のフラ・ノシング洗浄に使用する洗浄液体量、使
用する総洗浄液体量のそれぞれの入力部を有している。
そして、上記のそれぞれの洗浄液体量が制御部15に入
力されると、設定されている送液手段の送液速度より、
制御部15は、1回のフラッシング洗浄における開閉手
段6の開放から閉塞状態となるまでの時間、送液管lO
の洗浄における開閉手段6の開閉の繰り返し回数を算出
し、その算出値を用いて開閉手段6の開閉を行うように
構成されている。
また、制御部15は、1回のフラ・ノシング洗浄に使用
する洗浄液体量、使用する総洗浄液体量のそれぞれの入
力部の代わりに、1回のフラ・ノシング洗浄における開
閉手段6の開放から閉塞状態となるまでの時間、送液管
の洗浄における開閉手段の開閉の繰り返し回数の入力部
を有するものとしてもよい。
[発明の具体的作用] 本発明の医療器具の洗浄装置の作用を第1図を用いて説
明する。
まず最初に、洗浄装置lに血漿分離器8を取り付ける。
具体的には、血漿分離器8の血液流入口21に第1送液
管9を、血漿分離器8の血液流出口22に第2送液管1
0を、さらに、血漿分離器8の血漿流出口23に第3送
液管11を取り付ける。そして、第2送液管lOに第1
の圧力検知部4および第1の送液管開閉手段6を取り付
け、さらに、第3送液管11に第2の圧力検知部5およ
び第2の送液管開閉手段7を取り付ける。
そして、送液管開閉手段6を開放状態とするとともに、
送液管開閉手段7を閉塞状態とする。
この状態において、送液手段3を駆動させ洗浄液体供給
源2内の洗浄液体を血漿分離器8の血液流入口21より
流入させ、このとき第2送液管10の圧力を圧力検知部
4により測定し、この測定した圧力を初期値とする。上
記の圧力測定後に開閉手段6を閉塞状態にすると、第2
送液管10内の圧力が徐々に上昇する。そして、圧力検
知部4により、第2送液管の圧力が血漿分M器8の耐圧
値以下に設定された設定値に達したことを確認したのち
、送液管開閉手段6を開放状態とする。開閉手段6が開
放状態になると、血漿分離器8内の洗浄液体は、いつき
に第2送液管lOより流出するため、いわゆるフラッシ
ング洗浄がなされることになる。そして、一定時間、開
閉手段6を開放状態とし、洗浄液体を流通させた後、開
閉手段6を閉塞する。このフラッシング洗浄を適当な洗
浄液体量(洗浄液体量は、洗浄対象の血漿分離器の容量
、膜面積などを考慮して設定する)になるまで、例えば
、2回ないし20回、好ましくは、5〜lO回繰り返し
て行い、送液手段の駆動を停止する。また、この送液手
段は、必ずしも停止しなくてもよい。
続いて、開閉手段6を閉塞状態とし、開閉手段7を開放
状態とする。この状態において、送液手段3により洗浄
液体供給源2内の洗浄液体を血漿分離器8の血液流入口
21より流入させ、このとき第3送液管11の圧力を圧
力検知部5により測定し、この測定した圧力を初期値と
する。
そして、圧力測定後に開閉手段7を閉塞状態にすると、
第3送液管ll内の圧力が徐々に上昇する。そして、圧
力検知部5により、第3送液管の圧力が血漿分離器8の
耐圧値以下に設定された設定値に達したことを確認した
のち、開閉手段7を開放状態とする。開閉手段7が開放
状態になると、血漿分離器8内の洗浄液体は、いつきに
第3送液管11より流出するため、いわゆるフラッシン
グ洗浄がなされることになる。このフラッシング洗浄を
適当な洗浄液体量になるまで、例えば、2回ないし20
回、好ましくは、5〜lO回繰り返して行う。
再び、第2送液管ioおよび第3送液管11について上
記のフラッシング洗浄を必要な総洗浄液体量になるまで
繰り返して行う。
上記のようなフラッシング洗浄を行うことにより、少な
い洗浄液体量により血漿分離器内を完全に洗浄できると
ともに、短時間で洗浄することができる。
[実施例] (実施例) 第1図に示すような構成を有し、洗浄液体供給源として
は、容j150G(m2の三角フラスコを用いた。第1
送液管としては、内径3.5■、長さ160cmで、途
中に内径10■、長さ25cxのポンプチューブを有す
る塩化ビニル樹脂製チューブを用いた。第2および第3
送液管と°しては、内径3.5111富、長さ100C
JEの塩化ビニル樹脂製チューブラ用いた。送液手段と
しては、ローラポンプを用い、圧力検知部としては、拡
散型半導体圧力センサ用いて本発明の洗浄装置を作成し
た。
洗浄対象として、内部が親水化のために界面活性剤(商
品名:プルロニックF68.米国ワイアンドッテ社製)
により処理された積層平膜型血漿分離器を用いた。
洗浄液体としては、イオン交換蒸留水を用い、洗浄方法
としては、上記の洗浄装置を用い、血漿分離器の血液流
入口に第1送液管を、血漿分離器の血液流出口に第2送
液管を、血漿分離器の血漿流出口に第3送肢管を取り付
けた。
第2送液管には、あらかじめ第1の圧力検知部および第
1の開閉手段を取り付けておき、同様に、第3送液管に
もあらかじめ第2の圧力検知部および第2の開閉手段を
取り付けた。
そして、第1の開閉手段を開放状態とするとともに、第
2の開閉手段を閉塞状態し、送液手段を駆動させ洗浄液
体を1001tQ1分にて、血漿分離器に流入させ、こ
のとき第2送液管の圧力を第1の圧力検知部により測定
した。この測定した圧力は、Q zxHgであった。そ
して、開閉手段を閉塞状態とし、第1の圧力検知部によ
り、第2送液管の圧力が200*xHgに達したことを
確認したのち、第1の開閉手段を開放状態として、フラ
ッシング洗浄を行った。このフラッシング洗浄を洗浄液
体量が500WQに達するまで、10回行った。また、
第1の開閉手段が開放状態となてた後、閉塞状態とする
までの時間は、30秒とした。
同様に、第3送液管についても、フラッシング洗浄を洗
浄液体量が500xQに達するまで、10回行った。上
記と同様に開閉手段が開放状態となった後、閉塞状態と
するまでの時間は、30秒とした。
さらに、第2送液管について再び、フラッシング洗浄を
洗浄液体量が500112に達するまで、10回行った
。上記と同様に開閉手段が開放状態となった後、閉塞状
態とするまでの時間は、30秒とした。
さらに、第3送液管について再び、フラッシング洗浄を
洗浄液体量が500w(lに達するまで、10回行った
。上記と同様に開閉手段が開放状態となった後、閉塞状
態とするまでの時間は、30秒とした。
総洗浄液体量は、20001Qであった。
このように、洗浄された平膜型血漿分離器を分解し、内
部の血漿分離膜から界面活性剤(商品名:ブルロニック
F68)をオートクレーブ抽出し、界面活性剤の濃度を
測定した。その結果、界面活性剤の濃度は、14xg/
(lであった。
(比較例) 洗浄対象としては、実施例と同じものを用いた。洗浄装
置としては、第1の圧力検知部および第2の圧力検知部
を持たない以外は、実施例と同じものを使用した。
洗浄方法としては、上記の洗浄装置を用い、血漿分離器
の血液流入口に第1送液管を、血漿分離器の血液流出口
に第2送液管を、血漿分離器の血漿流出口に第3送液管
を取り付けた。
第2送液管には、あらかじめ第1の開閉手段を取り付け
ておき、同様に、第3送液管にもあらかしめ第2の開閉
手段を取り付けた。
そして、第1の開閉手段を開放状態とするとともに、第
2の開閉手段を閉塞状態し、送液手段を駆動させ洗浄液
体を100ffi2/分にて、血漿分離器に流入させ、
洗浄液体量が 1000ffcに達するまで洗浄液体の
流通を行った。
同様に、第3送液管についても、洗浄液体量さらに、第
2送液管について再び、洗浄を洗浄液体量が1000z
12に達するまで行った。さらに、第3送液管について
再び、洗浄を洗浄液体量が1oooIQに達するまで行
った。
総洗浄液体量は、4.0OOiであった。
このように、洗浄された平膜型血漿分離器を分解し、実
施例と同様に内部の血漿分離膜を用いて界面活性剤の濃
度を測定した。その結果、界面活性剤の濃度は、39.
5ay/(lであった。
[発明の具体的効果] 本発明の医療器具の洗浄装置は、液体流入口および液体
流出口を有する医療器具の洗浄装置であって、該洗浄装
置は、洗浄液体供給源と、該洗浄液体供給源と前記医療
器具のj皮体流入口側または液体流出口側の一方とを連
通ずる第1送液管と、前記医療器具の液体流入口側また
は液体流出口側の他方に取り付けられる第2送液管と、
前記第1送液管に設けられた送液手段と、前記第2送液
管に取り付けられる送液管開閉手位置の前記第2送液管
に取り付けられる圧力検知部とを有するものであるので
、送液管開閉手段を開放状態とし、送液手段を駆動させ
洗浄液体供給源内の洗浄液体を医療器具内に流入させた
後、送液管開閉手段を閉塞状態とし、第2送液管内の圧
力を徐々に上昇させ、圧力検知部により、第2送液管の
圧力が医療器具の耐圧値以下に設定された設定値に達し
たことを確認したのち、送液管開閉手段を開放状態とす
ることができ、これにより、医療器具内の洗浄液体をい
つきに第2送液管より流出させるいわゆるフラッシング
洗浄を行うことができるので、少ない洗浄液体量にて完
全な洗浄を行うことができるとともに、洗浄作業を短時
間にて行うことができる。
また、本発明の医療器具の洗浄方法は、上記の洗浄装置
を用いて、送液管開閉手段を開放状態とし、送液手段に
より洗浄液体供給源より洗浄液体を医療器具に流入させ
た後、送液管開閉手段を閉塞状態とし、送液管内の圧力
を上昇させ、圧力検知部により、所定圧力が検知された
後、送液管開閉手段を開放状態とし、医療器具内の洗浄
液体を流出させて医療器具内を洗浄する洗浄工程を有す
るものであるので、医療器具内の洗浄液体をいつきに第
2送液管より流出させるいわゆるフラッシング洗浄を行
うことができるので、少ない洗浄液体量にて完全な洗浄
を行うことができるとともに、洗浄作業を短時間にて行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の医療器具の洗浄装置を血漿分離器の
洗浄装置に応用した実施例の概略図第2図は、本発明の
医療器具の洗浄装置を血漿分離器の洗浄装置に応用した
他の実施例の概略図、第3図は、本発明の医療器具の洗
浄装置を血漿分離器の洗浄装置に応用した他の実施例の
概略図、第4図は、本発明の医療器具の洗浄装置を血漿
分離器の洗浄装置に応用した他の実施例の概略図、第5
図は、本発明の医療器具の洗浄装置を血漿分離器の洗浄
装置に応用した他の実施例の概略図、第6図は、本発明
の医療器具の洗浄装置の他の実施例の概略図である。 1.20・・・洗浄装置   2・・・洗浄液体供給源
3・・・送液手段    4,5・・・圧力検知部6.
7・・・送液管開閉手段 8・・・血漿分離器   9・・・第1送液管10・・
・第2送液管   11・・・第3送液管15・・・制
御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液体流入口および液体流出口を有する医療器具の
    洗浄装置であって、該洗浄装置は、洗浄液体供給源と、
    該洗浄液体供給源と前記医療器具の液体流入口側または
    液体流出口側の一方とを連通する第1送液管と、前記医
    療器具の液体流入口側または液体流出口側の他方に取り
    付けられる第2送液管と、前記第1送液管に設けられた
    送液手段と、前記第2送液管に取り付けられる送液管開
    閉手段と、該送液管開閉手段より前記医療器具側の位置
    の前記第2送液管に取り付けられる圧力検知部とを有す
    ることを特徴とする医療器具の洗浄装置。
  2. (2)前記洗浄装置は、前記圧力検知部からの信号を用
    いて前記送液管開閉手段に対し開閉信号を出力する制御
    部を有する請求項1に記載の医療器具の洗浄装置。
  3. (3)血液流入口、血液流出口および血漿流出口を有す
    る血漿分離器を洗浄するための洗浄装置であって、該洗
    浄装置は、洗浄液体供給源と、洗浄液体供給源と血漿分
    離器の血液流入口側または血液流出口側の一方とを連通
    する第1送液管と、血漿分離器の血液流入口側または血
    液流出口側の他方に取り付けれる第2送液管と、第1送
    液管に設けられる送液手段と、第2送液管に取り付けら
    れる第1の送液管開閉手段と、該第1の送液管開閉手段
    より前記血漿分離器側の位置の第2送液管に取り付けら
    れる第1の圧力検知部と、前記血漿分離器の血漿流出口
    側に取り付けれる第3送液管と、第3送液管に取り付け
    られる第2の送液管開閉手段と、該第2の送液管開閉手
    段より血漿分離器側の位置の第3送液管に取り付けられ
    たる2の圧力検知部とを有することを特徴とする血漿分
    離器の洗浄装置。
  4. (4)前記洗浄装置は、前記第1の圧力検知部および前
    記第2の圧力検知部からの信号を用いて前記第1の送液
    管開閉手段および第2の送液管開閉手段に対し開閉信号
    を出力する制御部を有する請求項3に記載の血漿分離器
    の洗浄装置。
  5. (5)請求項1に記載の洗浄装置を用いて、前記送液管
    開閉手段を開放状態とし、前記送液手段により洗浄液体
    供給源より洗浄液体を前記医療器具に流入させた後、前
    記送液管開閉手段を閉塞状態とし、前記送液管内の圧力
    を上昇させ、前記圧力検知部により、所定圧力が検知さ
    れた後、前記送液管開閉手段を開放状態とし、前記医療
    器具内の洗浄液体を流出させて医療器具内を洗浄する洗
    浄工程を有することを特徴とする医療器具の洗浄方法。
JP1178299A 1989-07-10 1989-07-10 医療器具の洗浄装置および医療器具の洗浄方法 Pending JPH0341958A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172797A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Keisuke Matsuzaki 腹水処理システムおよびその洗浄方法
JP2019013487A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 旭化成メディカル株式会社 体腔液処理装置
JP2019013488A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 旭化成メディカル株式会社 体腔液処理装置
JP2019084455A (ja) * 2017-07-07 2019-06-06 旭化成メディカル株式会社 体腔液処理装置
JP2019134984A (ja) * 2017-07-07 2019-08-15 旭化成メディカル株式会社 体腔液処理装置

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