JP6911718B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯式給湯装置に関する。
下記特許文献1の図1には、第一貯湯タンク(1)の最下部と第二貯湯タンク(2)の最上部との間を連通させる連結通路(4)を備える給湯装置が開示されている。なお、括弧内は、特許文献1での符号である。
特開2002−139251号公報
特許文献1のように接続された第一貯湯タンク及び第二貯湯タンクと、例えばヒートポンプ装置のような加熱手段とを備えた貯湯式給湯装置を構成することが考えられる。そのような貯湯式給湯装置において、加熱手段で加熱された湯を第一貯湯タンクの上部に流入させる貯湯運転を行うと、第一貯湯タンク内の下部に溜まっていた低温水が連結通路を通って第二貯湯タンクの上部に流入する場合がある。その際に、当該低温水の温度が第二貯湯タンクの上部の貯湯温度よりも高かった場合には、当該低温水が混合することで第二貯湯タンクの上部の貯湯温度が低下する。その結果、第二貯湯タンクの内部に、給湯に利用できない中温水のような無効熱量を多く生成してしまうという問題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第一貯湯タンクの下部と第二貯湯タンクの上部との間を連通させる連結通路を備えた貯湯式給湯装置において、第二貯湯タンクの上部の貯湯温度の低下を抑制することに有利な貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯装置は、水を加熱する加熱手段と、加熱手段により加熱された湯を貯留する第一貯湯タンク及び第二貯湯タンクと、第一貯湯タンクの下部の第一接続位置と、第二貯湯タンクの上部の第二接続位置との間を連通させる連結通路と、第一貯湯タンクの上部に接続された外気取入弁と、第二貯湯タンクからの水を外部へ排出する排水弁と、を備え、第一接続位置は、第一貯湯タンクの最下部よりも上にある貯湯式給湯装置において、第二貯湯タンクの最上部を含む領域を覆う断熱材をさらに備え、第二接続位置は、第二貯湯タンクの最上部よりも下にあり、連結通路が断熱材を貫通しておらず、外気取入弁及び排水弁を開いて第一貯湯タンク及び第二貯湯タンクの内部を排水するときに、外気取入弁からの外気が第一貯湯タンクの上部に流入し、サイフォン現象により第一貯湯タンク内の水が連結通路を通って第二貯湯タンクへ移動することにより第二貯湯タンク内の水面が低下することなく第一貯湯タンク内で水面が低下していき、第一貯湯タンク内の水面が第一接続位置の高さまで低下すると、連結通路に空気が流入し始め、空気が連結通路を通って第二貯湯タンクの上部に流入することにより、第二貯湯タンク内の水面が低下していくものである。
本発明によれば、貯湯式給湯装置において、第一貯湯タンクの下部と第二貯湯タンクの上部との間を連通させる連結通路を備えた貯湯式給湯装置において、第二貯湯タンクの上部の貯湯温度の低下を抑制することが可能となる。
実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。 実施の形態1の貯湯式給湯装置の貯湯運転のときの湯水の流れを説明するための図である。 実施の形態1の貯湯式給湯装置の給湯動作のときの湯水の流れを説明するための図である。 実施の形態1の貯湯式給湯装置の排水動作の初期における湯水の流れを説明するための図である。 実施の形態1の貯湯式給湯装置の排水動作において第二貯湯タンク31内が排水されるときの湯水の流れを説明するための図である。 実施の形態1の貯湯式給湯装置の排水動作において排水弁6からの排水が完了した状態を示す図である。 実施の形態1の貯湯式給湯装置の排水動作において第一貯湯タンク30内の残水を排出するときの湯水の流れを説明するための図である。 実施の形態2による貯湯式給湯装置を示す図である。 実施の形態3による貯湯式給湯装置を示す図である。 実施の形態4による貯湯式給湯装置を示す図である。 実施の形態5による貯湯式給湯装置を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組み合わせ可能な構成のあらゆる組み合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯装置は、ヒートポンプユニット1と、貯湯ユニット20とを備える。ヒートポンプユニット1は、水を加熱する加熱手段の例である。貯湯ユニット20は、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31を内蔵する。第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31は、ヒートポンプユニット1により加熱された湯すなわち高温水と、ヒートポンプユニット1により加熱される前の低温水とを貯留する。第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の内部では、温度による水の密度の差によって、上側が高温で下側が低温になる温度成層が形成される。第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31は、図示しない断熱材により覆われている。
ヒートポンプユニット1と貯湯ユニット20との間は、出湯通路3と、入水通路9と、図示しない電気配線とを介して接続されている。貯湯ユニット20には、制御手段に相当する制御装置10が内蔵されている。貯湯ユニット20及びヒートポンプユニット1が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御装置10により制御される。
リモコン装置21は、有線通信または無線通信により、制御装置10に対して双方向に通信可能になっている。制御装置10とリモコン装置21とが、ネットワークを介して通信可能でもよい。リモコン装置21は、ユーザーインターフェースの例である。リモコン装置21は、ユーザーが操作するスイッチ等の操作部と、情報を表示する表示部とを備える。リモコン装置21は、操作部及び表示部の両方の機能を有するタッチスクリーンを備えてもよい。ユーザーは、リモコン装置21を操作することで、各種の運転動作指令及び設定値の変更などの操作を行うことが可能である。リモコン装置21は、スピーカ、マイク等をさらに備えてもよい。リモコン装置21の表示部は、ユーザーに情報を報知する報知手段としての機能を有する。本実施の形態におけるリモコン装置21は、表示部を報知手段として備えるが、変形例として、例えば音声案内装置のような他の報知手段を備えてもよい。
本実施の形態において、リモコン装置21は、例えば台所、リビング、浴室などの壁に設置されたものでもよい。または、例えばスマートフォンのような携帯端末がリモコン装置21のようなユーザーインターフェースとしての機能を有するように構成してもよい。複数のリモコン装置21が制御装置10に対して通信可能でもよい。
ヒートポンプユニット1は、圧縮機13、水冷媒熱交換器15、膨張弁16、及び空気熱交換器17を冷媒循環配管14にて環状に接続した冷媒回路を備え、ヒートポンプサイクルの運転が可能な構成を有する。圧縮機13で圧縮された高温高圧の冷媒は、水冷媒熱交換器15に流入する。水冷媒熱交換器15では、冷媒と、入水通路9から流入した水との間で熱を交換することにより、水が加熱される。水冷媒熱交換器15を通過した高圧冷媒は、膨張弁16により減圧されて膨張し、気液二相の低圧冷媒になる。低圧冷媒は、空気熱交換器17に流入する。空気熱交換器17では、大気の熱を低圧冷媒が吸収することで、低圧冷媒が蒸発する。蒸発した低圧冷媒ガスは、圧縮機13に流入する。ヒートポンプユニット1は、空気熱交換器17へ送風する送風機をさらに備える。
本実施の形態において、第一貯湯タンク30は、鉛直方向の位置に関して、第二貯湯タンク31と実質的に同じ位置に配置されている。第一貯湯タンク30は、第二貯湯タンク31と実質的に同じ形状及び大きさを有する。変形例として、第一貯湯タンク30の形状または大きさが第二貯湯タンク31と異なっていてもよい。
以下では、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31に関しての位置を説明するために、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31のそれぞれについて、上部、中間部、及び下部を定義する。例えば、第一貯湯タンク30内の最上部からの容積が第一貯湯タンク30の全容量に対して1/3になる範囲を第一貯湯タンク30の上部とし、第一貯湯タンク30内の最下部からの容積が第一貯湯タンク30の全容量に対して1/3になる範囲を第一貯湯タンク30の下部とし、それらの間の範囲を第一貯湯タンク30の中間部としてもよい。同様にして、第二貯湯タンク31内の最上部からの容積が第二貯湯タンク31の全容量に対して1/3になる範囲を第二貯湯タンク31の上部とし、第二貯湯タンク31内の最下部からの容積が第二貯湯タンク31の全容量に対して1/3になる範囲を第二貯湯タンク31の下部とし、それらの間の範囲を第二貯湯タンク31の中間部としてもよい。
連結通路2は、第一貯湯タンク30の下部にある第一接続位置30aと、第二貯湯タンク31の上部にある第二接続位置31aとの間を連通させる通路である。第一接続位置30aは、第一貯湯タンク30の最下部30bよりも上の位置にある。本実施の形態において、第二接続位置31aは、第二貯湯タンク31の最上部にある。
第二貯湯タンク31の下部に給水通路18が連通している。水道等の水源から供給される低温水が給水通路18を通って第二貯湯タンク31に流入する。貯湯式給湯装置が使用されるときには、給水通路18から第二貯湯タンク31へ水が流入することにより、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の内部は満水状態に維持される。
第一貯湯タンク30の上部に給湯通路19が連通している。給湯通路19は、外部へ給湯される高温水が通る通路である。外部へ給湯するときには、給水通路18から第二貯湯タンク31及び第一貯湯タンク30の内部に作用する水源の水圧により、第一貯湯タンク30内の上部の高温水が給湯通路19へ流出する。給湯通路19の下流側には、高温水に対して、それよりも温度の低い水を混合することにより給湯温度を調整する混合弁(図示省略)が設置されていてもよい。給湯通路19を通る高温水は、例えば、浴槽、シャワー、蛇口などへの給湯に利用される。
図示を省略するが、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の表面には、複数の貯湯温度センサが、異なる高さの位置に配置されている。それらの貯湯温度センサにより、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の内部の鉛直方向の貯湯温度分布を検出することで、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の残湯量及び蓄熱量を制御装置10が計算できる。制御装置10は、その残湯量または蓄熱量に基づいて、後述する貯湯運転の開始及び停止などを制御する。
入水通路9は、第二貯湯タンク31の下部に連通する一端と、ヒートポンプユニット1の水冷媒熱交換器15の入水口に連通する他端とを有する。入水通路9の途中の位置に配置された循環ポンプ8が運転されると、第二貯湯タンク31の下部から流出した水が入水通路9を通って、水冷媒熱交換器15に流入する。出湯通路3は、水冷媒熱交換器15の出湯口に連通する一端と、第一貯湯タンク30の上部に連通する他端とを有する。
第一貯湯タンク30の上部に接続された膨張水逃がし通路5には、逃がし弁4が設置されている。逃がし弁4は、膨張水逃がし通路5の圧力が所定圧力を超えると自動的に開く。貯湯運転によって第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の内部の水が加熱されると、水が体積膨張するため、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31を含む系内の圧力が上昇する。そうすると、逃がし弁4が開いて、体積膨張の分に相当する量の湯水(以下「膨張水」と呼ぶ)が膨張水逃がし通路5及び逃がし弁4を通って系外へ排出される。これにより、系内の圧力の過上昇が防止される。
本実施の形態における逃がし弁4は、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の内部を排水するときに外気を取り入れる外気取入弁としての機能も有している。排水時には、逃がし弁4を手動で開いておくことで、膨張水逃がし通路5から第一貯湯タンク30へ空気が流入可能となる。
排水通路7の一端は、第二貯湯タンク31の最下部に連通する。排水通路7の下流側は、排水溝へ接続される。排水通路7の途中に配置された排水弁6は、排水通路7を開閉する。排水弁6は、図示しないハンドルを備え、手動で開閉可能である。水抜き通路12の一端は、第一貯湯タンク30の最下部に連通する。水抜き通路12の他端に設置された水抜き栓11は、水抜き通路12を開閉する。水抜き栓11は手動で開閉可能である。
図2は、実施の形態1の貯湯式給湯装置の貯湯運転のときの湯水の流れを説明するための図である。なお、図2から図7では、湯水の流れる方向を矢印にて示し、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の内部の湯水を斜線(ハッチング)にて示す。
図2に示すように、貯湯運転のときには、以下のようになる。ヒートポンプユニット1及び循環ポンプ8が運転される。第二貯湯タンク31の下部から流出した低温水が入水通路9を通って、水冷媒熱交換器15に流入する。低温水は、水冷媒熱交換器15内で加熱され、高温水となって出湯通路3へ流出する。高温水は、出湯通路3を通って、第一貯湯タンク30の上部へ流入する。第一貯湯タンク30内の上部から下へ向かって高温水が貯えられていく。第一貯湯タンク30の第一接続位置30aから流出した温水が連結通路2を通って第二接続位置31aから第二貯湯タンク31に流入する。第一貯湯タンク30の内部では、全体として下へ移動する湯水の流れが形成されるので、第一接続位置30aよりも下の領域にも高温水が満たされる。また、高温水が第一貯湯タンク30から連結通路2を通って第二貯湯タンク31に流入することで、第二貯湯タンク31にも高温水が貯えられていく。第二貯湯タンク31の内部にも、全体として下へ移動する湯水の流れが形成される。
出口温度センサ35は、ヒートポンプユニット1から流出する高温水の温度である沸き上げ温度を検出する。制御装置10は、沸き上げ温度が目標値に等しくなるように、ヒートポンプユニット1及び循環ポンプ8の少なくとも一方の運転を制御する。沸き上げ温度の目標値は、例えば、65℃から90℃の範囲にある値でもよい。制御装置10は、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31内の貯湯温度または蓄熱量が目標値に達すると、貯湯運転を終了する。
図3は、実施の形態1の貯湯式給湯装置の給湯動作のときの湯水の流れを説明するための図である。給湯動作のときには、以下のようになる。第一貯湯タンク30内の上部の高温水が給湯通路19へ流出する。水源からの低温水が給水通路18を通って第二貯湯タンク31に流入する。第二貯湯タンク31の第二接続位置31aから流出した温水が連結通路2を通って第一接続位置30aから第一貯湯タンク30に流入する。第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の内部では、全体として上へ移動する湯水の流れが形成される。
本実施の形態であれば、連結通路2が第二貯湯タンク31の最上部の第二接続位置31aに連通していることで、以下の効果が得られる。給湯動作において、第二貯湯タンク31内の高温水が残り少なくなった場合に、第二貯湯タンク31内の高温水を残らず連結通路2に流入させることができる。このため、第二貯湯タンク31内の高温水を無駄なく利用できる。
上述したように、貯湯運転あるいは給湯動作の実行中は、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の内部で、全体として下あるいは上へ移動する湯水の流れが形成される。これに対し、貯湯式給湯装置において、貯湯運転及び給湯動作が実行されていない待機状態ときには、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の内部で、全体として下あるいは上へ移動する湯水の流れは形成されない。一日のうちで、待機状態となる時間は、貯湯運転あるいは給湯動作が実行される時間よりも長くなることが一般的である。
待機状態のときには、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の内部で、全体として下あるいは上へ移動する湯水の流れは形成されないが、僅かな対流が発生する。これは、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31から外部への放熱により温度低下して密度を増した水が下方向へ移動するためである。貯湯運転によって第一貯湯タンク30内が高温水で満たされた状態になった後、待機状態が続くと、この対流によって、第一貯湯タンク30内の最下部から低温水が徐々に溜まっていく。このようにして第一貯湯タンク30内の下部に溜まる低温水を以下「下部低温水」と称する。下部低温水の温度は、第一貯湯タンク30内の最下部において、例えば20℃〜45℃程度になる。下部低温水の溜まる量は、第一貯湯タンク30の大きさ、待機時間の長さ、貯湯温度、外気温度などによっても異なるが、例えば5L〜20L程度である。本実施の形態では、第一貯湯タンク30内の第一接続位置30aよりも下の領域に下部低温水を溜めることができる。
第一貯湯タンク30内に下部低温水が溜まっており、かつ第二貯湯タンク31内の上部に高温水が残っている状況のときに貯湯運転が開始されると、以下のようになる。下部低温水は、第一接続位置30aよりも下の領域にあるので、連結通路2に流入しにくい。このため、下部低温水は、第二貯湯タンク31内の上部に流入しにくい。よって、下部低温水の流入によって第二貯湯タンク31内の上部の貯湯温度が低下することを防止できる。比較例として、連結通路2が第一貯湯タンク30の最下部30bに連通している構成の場合には、下部低温水が連結通路2を通って第二貯湯タンク31内の上部に流入し、第二貯湯タンク31内の上部の貯湯温度が低下してしまう。その結果、第二貯湯タンク31の内部に、給湯に利用できない中温水のような無効熱量を多く生成してしまい、年間給湯効率の低下の原因になる可能性がある。これに対し、本実施の形態であれば、第二貯湯タンク31の内部に無効熱量が生成されることを回避でき、年間給湯効率の低下を防止できる。
以下の説明では、第一貯湯タンク30の最下部30bから第一接続位置30aまでの第一貯湯タンク30内の容積をαとする。容積αは、3L以上、30L以下が好ましく、5L以上、20L以下がより好ましい。容積αが上記の下限値よりも小さいと、下部低温水の溜まる量が容積αを超える可能性があるので、第一接続位置30aよりも下の領域にすべての下部低温水を溜め切れない可能性がある。一方、容積αは、下部低温水の溜まる量よりも大きい必要はないので、上記の上限値以下の値が好ましい。
第一貯湯タンク30が大きいほど、下部低温水の溜まる量が多くなる傾向がある。この観点から、第一貯湯タンク30の全容量に対する容積αの割合βは、1%以上、15%以下が好ましく、2%以上、10%以下がより好ましい。割合βが上記の下限値よりも小さいと、下部低温水の溜まる量が容積αを超える可能性があるので、第一接続位置30aよりも下の領域にすべての下部低温水を溜め切れない可能性がある。一方、容積αは、下部低温水の溜まる量よりも大きい必要はないので、割合βは上記の上限値以下の値が好ましい。
図3に示す給湯動作のときには、第二貯湯タンク31からの高温水が連結通路2を通って第一接続位置30aから第一貯湯タンク30に流入する。この高温水は、下部低温水よりも密度が小さい。このため、第一接続位置30aから第一貯湯タンク30内に流入した高温水は、上方へ浮上するので、下部低温水と混ざることを抑制できる。このように、本実施の形態であれば、第一貯湯タンク30内に溜まった下部低温水を給湯として利用しない構造とすることができる。一般に、給湯動作において、給湯通路19へ供給される湯の温度が高いほど、給湯熱量は大きくなり、年間給湯効率が向上する。本実施の形態であれば、下部低温水を給湯として利用しない構造とすることで、給湯熱量の大きい湯を効率良く給湯することができ、年間給湯効率の向上に有利となる。
年間給湯効率とは、一般的に、一年を通して、貯湯式給湯装置により、台所・洗面・湯はりを行った場合の給湯熱量をその時の消費電力量で割った効率のことである。年間給湯効率の算出方法は、ヒートポンプユニット1と貯湯ユニット20を組み合わせた状態で給湯モード性能試験を行い、給湯熱量と消費電力量を測定し算出される給湯モード効率に基づく。給湯モード性能試験とは、標準的な家庭の平均的な一日の湯の使用状況を想定し、JIS C9220等に規定された給湯パターンで行う試験である。
例えば貯湯式給湯装置の使用を長期間停止するような場合には、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31の内部の湯水を系外へ排出するための排水動作が行われる。排水動作のときには、以下のようにする。
(手順1)給水通路18に接続された給水停止弁(図示省略)を閉じる。これにより、給水通路18から第二貯湯タンク31内に水が供給されないようにする。
(手順2)逃がし弁4を開いておき、外気が逃がし弁4及び膨張水逃がし通路5を通って第一貯湯タンク30の上部に流入可能な状態にする。
(手順3)排水弁6のハンドルを操作し、排水弁6を開く。
図4は、実施の形態1の貯湯式給湯装置の排水動作の初期における湯水の流れを説明するための図である。図4に示すように、排水動作の初期には、以下のようになる。第二貯湯タンク31の下部から排水通路7及び排水弁6を通って水が排出される。外気が逃がし弁4及び膨張水逃がし通路5を通って第一貯湯タンク30の上部に流入する。サイフォン現象により、第一貯湯タンク30内の水が連結通路2を通って第二貯湯タンク31へ移動する。第一貯湯タンク30内で水面が徐々に低下していく。サイフォン現象とは、一般に、液体を、高い位置にある出発地点と低い位置にある目的地点を管でつないで流す際、管内が液体で満たされていれば、管の途中に出発地点より高い地点があってもポンプ等でくみ上げることなく流れ続ける現象を示す。
図5は、実施の形態1の貯湯式給湯装置の排水動作において第二貯湯タンク31内が排水されるときの湯水の流れを説明するための図である。図4の状態から、第一貯湯タンク30内の水面が第一接続位置30aの高さまで低下すると、連結通路2に空気が流入し始める。そうすると、図5に示すように、空気が連結通路2を通って第二貯湯タンク31の上部に流入し、第二貯湯タンク31内で水面が徐々に低下していく。やがて、第二貯湯タンク31内の湯水の全量が排水弁6を通って排出され、図6に示す状態になる。
図6は、実施の形態1の貯湯式給湯装置の排水動作において排水弁6からの排水が完了した状態を示す図である。図6に示すように、排水弁6からの排水が完了した状態では、第一貯湯タンク30内の第一接続位置30aよりも下の領域に水が残る。
図7は、実施の形態1の貯湯式給湯装置の排水動作において第一貯湯タンク30内の残水を排出するときの湯水の流れを説明するための図である。図6の状態になった後、水抜き栓11を開くことで、第一貯湯タンク30内の残水を、水抜き通路12及び水抜き栓11を通して系外へ排出する。これにより、排水動作が完了する。
本実施の形態であれば、前述したサイフォン現象を利用して排水できるので、第一貯湯タンク30に排水弁6を設ける必要がない。このため、低コストの構造にて排水動作を達成できる。また、排水弁6は、湯水が流入するポートの数が少ない程、低コストで製造できる。例えば、排水弁6において、湯水が流入するポートを一つ追加するためには、水抜き栓11のコストの10倍以上の費用がかかる。本実施の形態であれば、湯水が流入するポートを一つのみ備えた排水弁6を用いればよいので、排水弁6の低コスト化に有利である。
水抜き栓11は、排水弁6よりもサイズが小さく、排水弁6よりも低いコストで製造できる。排水弁6の流路断面積は、水抜き栓11の流路断面積よりも大きい。ここで、排水弁6の流路断面積とは、排水弁6を開いたときの排水弁6内の最小の流路断面積であり、水抜き栓11の流路断面積とは、水抜き栓11を開いたときの水抜き栓11内の最小の流路断面積であるものとする。
水抜き栓11の流路断面積は比較的小さいので、水抜き栓11からの単位時間当たりの排水量は比較的小さく、例えば、約1L/min〜2L/min程度である。水抜き栓11から排水される水の量は、第一貯湯タンク30内の第一接続位置30aよりも下の領域に残る水だけであり、比較的少ないので、単位時間当たりの水抜き栓11の排水量が小さくても問題ない。排水弁6は、比較的大きい流路断面積を有するので、単位時間当たりの排水量が水抜き栓11よりも大きい。排水弁6から排水される水の量は多いので、単位時間当たりの排水弁6の排水量を大きくすることで、排水動作の所要時間の短縮に有利になる。
上記と同様の理由から、排水通路7の流路断面積は、水抜き通路12の流路断面積よりも大きいことが望ましい。これにより、排水通路7及び水抜き通路12の流路断面積のそれぞれを、必要かつ十分な適切な大きさにすることができる。
水抜き栓11からの排水量は比較的少ないので、水抜き栓11は、排水溝に接続する必要はない。排水動作以外の水抜き栓11の用途として、災害などの非常時に、第一貯湯タンク30内の湯水を水抜き栓11から取り出し、その湯水を利用することができる。
以上、本実施の形態の貯湯式給湯装置について説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、図示の貯湯式給湯装置は、ふろ保温機能が設けられていないが、ふろ保温機能を設けることで、年間給湯保温効率をさらに向上させることができる。また、逃がし弁4から排出される膨張水の排水経路について詳細を記載していないが、貯湯ユニット20の外部へ単独のホース等を使用して排水してもよいし、ホース等を排水弁6に導いてもよい。
実施の形態2.
次に、図8を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図8は、実施の形態2による貯湯式給湯装置を示す図である。
図8に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯装置は、第二貯湯タンク31の最上部31bを含む領域を覆う断熱材36を備える。断熱材36は、例えば、発泡プラスチック、真空断熱材、グラスウールのうちの少なくとも一つを用いて構成されたものでもよい。断熱材36は、第二貯湯タンク31の上端部を構成する半球状の鏡板部を覆っていてもよい。図8では、第一貯湯タンク30及び第二貯湯タンク31を覆う断熱材のうち、断熱材36以外については図示を省略する。
連結通路2は、第一貯湯タンク30の下部にある第一接続位置30aと、第二貯湯タンク31の上部にある第二接続位置31cとの間を連通させる。第二接続位置31cは、第二貯湯タンク31の最上部31bよりも下にある。第二接続位置31cは、第二貯湯タンク31の円筒状の側面部にあってもよい。連結通路2は、断熱材36の下を通っている。本実施の形態であれば、断熱材36を貫通するように連結通路2を通す必要がないので、断熱材36の構造の簡素化が図れる。
実施の形態3.
次に、図9を参照して、実施の形態3について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図9は、実施の形態3による貯湯式給湯装置を示す図である。
図9に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯装置は、第二貯湯タンク31の最下部に一端37aが接続された最下部通路37を備える。最下部通路37の他端37bに排水通路7及び入水通路9が連通する。すなわち、最下部通路37の他端37bは、排水通路7と入水通路9とに分岐する。排水通路7及び入水通路9は、最下部通路37を介して第二貯湯タンク31の最下部に連通する。循環ポンプ8は、最下部通路37の他端37bと、ヒートポンプユニット1の入水口との間の入水通路9上にある。実施の形態1では、排水通路7と入水通路9とが別々に第二貯湯タンク31に接続されているので、排水通路7及び入水通路9を接続するために二つの接続口を第二貯湯タンク31に設ける必要がある。これに対し、本実施の形態であれば、排水通路7及び入水通路9に対する第二貯湯タンク31の接続口を一つに集約できるので、第二貯湯タンク31の製造コストを低減できる。
実施の形態4.
次に、図10を参照して、実施の形態4について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図10は、実施の形態4による貯湯式給湯装置を示す図である。
図10に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯装置は、第二貯湯タンク31の最下部に一端38aが接続された最下部通路38を備える。最下部通路38の他端38bに排水通路7及び給水通路18が連通する。すなわち、最下部通路38の他端38bは、排水通路7と給水通路18とに分岐する。排水通路7及び給水通路18は、最下部通路38を介して第二貯湯タンク31の最下部に連通する。実施の形態1では、排水通路7と給水通路18とが別々に第二貯湯タンク31に接続されているので、排水通路7及び給水通路18を接続するために二つの接続口を第二貯湯タンク31に設ける必要がある。これに対し、本実施の形態であれば、排水通路7及び給水通路18に対する第二貯湯タンク31の接続口を一つに集約できるので、第二貯湯タンク31の製造コストを低減できる。
実施の形態5.
次に、図11を参照して、実施の形態5について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図11は、実施の形態5による貯湯式給湯装置を示す図である。
図11に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯装置は、第二貯湯タンク31の最下部に接続された一端39aと、循環ポンプ8の吸入口に接続された他端39bとを有する最下部通路39を備える。入水通路9の一端は、循環ポンプ8の吐出口に接続されている。入水通路9の他端は、ヒートポンプユニット1の水冷媒熱交換器15の入水口に連通する。排水通路7は、入水通路9の途中の位置に連通する。すなわち、排水通路7は、循環ポンプ8よりも下流側の流路に連通する。
本実施の形態では、排水通路7の排水弁6を開いて排水する際に、循環ポンプ8を駆動させる。そうすると、第二貯湯タンク31から最下部通路39へ流出した水が、循環ポンプ8及び排水通路7を通って系外へ排出される。循環ポンプ8を駆動させることで、排水流量を増大させることができるので、排水時間を短縮できる。なお、排水弁6を開いた時、排水弁6の出口側は大気解放状態となり、圧力が低くなるため、循環ポンプ8から吐出された水はヒートポンプユニット1側ではなく排水通路7の方へ優先的に流れる。
実施の形態1では、排水通路7と入水通路9とが別々に第二貯湯タンク31に接続されているので、排水通路7及び入水通路9を接続するために二つの接続口を第二貯湯タンク31に設ける必要がある。これに対し、本実施の形態であれば、排水通路7及び入水通路9に対する第二貯湯タンク31の接続口を一つに集約できるので、第二貯湯タンク31の製造コストを低減できる。
なお、実施の形態1から実施の形態5において、以下のように構成してもよい。第一貯湯タンク30の上部に連通する逃がし弁4は、通常時は閉じているとともに、その入口側の圧力が第一圧力を超えると自動的に開いて流体を系外へ逃がすように構成されている。この場合において、排水弁6または水抜き栓11は、通常時は閉じているとともに、その入口側の圧力が、第一圧力よりも低い第二圧力を超えると自動的に開いて流体を系外へ逃がす第二逃がし弁としての機能を兼ね備えていてもよい。この第二逃がし弁としての排水弁6または水抜き栓11から排出される水の温度は、逃がし弁4から排出される水の温度よりも低い。貯湯運転のときに膨張水が発生すると、逃がし弁4よりも先に、この第二逃がし弁としての排水弁6または水抜き栓11が自動的に開いて膨張水が排出されることで、系内の圧力の過上昇が防止される。これにより、第一貯湯タンク30の上部にある高温水が膨張水として逃がし弁4から排出されてしまうことを防止できるので、熱量を無駄に捨ててしまうことを防止できる。また、水が加熱されると水中の溶存空気がガス化することで、第一貯湯タンク30内の上部に空気が溜まることがある。第一貯湯タンク30内の上部に空気が溜まると、逃がし弁4の入口側の圧力が第一圧力を超え、逃がし弁4が自動的に開くことで、当該空気が系外へ排出される。このため、第一貯湯タンク30内の上部に空気が溜まることを防止することもできる。なお、実施の形態では、逃がし弁4は、排水時に外気を取り入れる外気取入弁としての機能を兼ね備えるものとして説明したが、逃がし弁4と外気取入弁とを別々に設けてもよい。
1 ヒートポンプユニット、 2 連結通路、 3 出湯通路、 4 逃がし弁、 5 膨張水逃がし通路、 6 排水弁、 7 排水通路、 8 循環ポンプ、 9 入水通路、 10 制御装置、 11 水抜き栓、 12 水抜き通路、 13 圧縮機、 14 冷媒循環配管、 15 水冷媒熱交換器、 16 膨張弁、 17 空気熱交換器、 18 給水通路、 19 給湯通路、 20 貯湯ユニット、 21 リモコン装置、 30 第一貯湯タンク、 30a 第一接続位置、 30b 最下部、 31 第二貯湯タンク、 31a 第二接続位置、 31b 最上部、 31c 第二接続位置、 35 出口温度センサ、 36 断熱材、 37 最下部通路、 38 最下部通路、 39 最下部通路

Claims (11)

  1. 水を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段により加熱された湯を貯留する第一貯湯タンク及び第二貯湯タンクと、
    前記第一貯湯タンクの下部の第一接続位置と、前記第二貯湯タンクの上部の第二接続位置との間を連通させる連結通路と、
    前記第一貯湯タンクの上部に接続された外気取入弁と、
    前記第二貯湯タンクからの水を外部へ排出する排水弁と、
    を備え、
    前記第一接続位置は、前記第一貯湯タンクの最下部よりも上にある貯湯式給湯装置において、
    前記第二貯湯タンクの最上部を含む領域を覆う断熱材をさらに備え、
    前記第二接続位置は、前記第二貯湯タンクの前記最上部よりも下にあり、
    前記連結通路が前記断熱材を貫通しておらず、
    前記外気取入弁及び前記排水弁を開いて前記第一貯湯タンク及び前記第二貯湯タンクの内部を排水するときに、前記外気取入弁からの外気が前記第一貯湯タンクの上部に流入し、サイフォン現象により前記第一貯湯タンク内の水が前記連結通路を通って前記第二貯湯タンクへ移動することにより前記第二貯湯タンク内の水面が低下することなく前記第一貯湯タンク内で水面が低下していき、前記第一貯湯タンク内の水面が前記第一接続位置の高さまで低下すると、前記連結通路に空気が流入し始め、空気が前記連結通路を通って前記第二貯湯タンクの上部に流入することにより、前記第二貯湯タンク内の水面が低下していく貯湯式給湯装置。
  2. 前記第一貯湯タンクの前記最下部から前記第一接続位置までの前記第一貯湯タンク内の容積は、3L以上、30L以下である請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記第一貯湯タンクの全容量に対する、前記第一貯湯タンクの前記最下部から前記第一接続位置までの前記第一貯湯タンク内の容積の割合は、1%以上、15%以下である請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記第二貯湯タンクの下部から流出した水を前記加熱手段の入水口へ流入させる入水通路と、
    前記入水通路の途中の位置に配置された循環ポンプと
    記第二貯湯タンクの最下部に連通する排水通路と、
    前記排水通路を開閉する前記排水弁と、
    前記第一貯湯タンクの最下部に連通する水抜き通路と、
    前記水抜き通路を開閉する水抜き栓と、
    を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記第二貯湯タンクの最下部に一端が接続された最下部通路を備え、
    前記最下部通路の他端が前記入水通路と前記排水通路とに分岐する請求項4に記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記循環ポンプは、前記最下部通路の前記他端と、前記加熱手段の前記入水口との間の前記入水通路上にある請求項5に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 水を循環させる循環ポンプと、
    前記第二貯湯タンクの最下部に接続された一端と、前記循環ポンプの吸入口に接続された他端とを有する最下部通路と、
    前記循環ポンプの吐出口に接続された一端と、前記加熱手段の入水口に連通する他端とを有する入水通路と、
    前記入水通路の途中の位置に連通する排水通路と、
    前記排水通路を開閉する前記排水弁と
    記第一貯湯タンクの最下部に連通する水抜き通路と、
    前記水抜き通路を開閉する水抜き栓と、
    を備え、
    前記排水弁を開いて排水する際に、前記循環ポンプを駆動させる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 水源からの水を前記第二貯湯タンクに供給する給水通路と、
    前記第二貯湯タンクの最下部に一端が接続された最下部通路と、
    を備え、
    前記最下部通路の他端が前記給水通路と前記排水通路とに分岐する請求項4に記載の貯湯式給湯装置。
  9. 前記排水弁の流路断面積は、前記水抜き栓の流路断面積よりも大きい請求項4から請求項8のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  10. 前記排水通路の流路断面積は、前記水抜き通路の流路断面積よりも大きい請求項4から請求項9のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  11. 前記第一貯湯タンクの上部に連通し、その入口側の圧力が第一圧力を超えると自動的に開いて流体を逃がす逃がし弁を備え、
    前記排水弁または前記水抜き栓は、その入口側の圧力が、前記第一圧力よりも低い第二圧力を超えると自動的に開いて流体を逃がす第二逃がし弁としての機能を兼ね備える請求項4から請求項10のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
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