JP6910571B1 - 衝立装置 - Google Patents

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Abstract

従来技術に比べて設置面積を低減した装置を用いて、医療従事者を感染症から保護する。本発明に係る衝立装置(1)は、開口部(21)を有する壁状部材(2)と、開口部(21)の上側の縁部から下方に向けて空気を吐出可能なプッシュ部(24)と、開口部(21)の下側の縁部において上方からの空気を吸引可能なプル部(25)と、を備える。

Description

本発明は、衝立装置に関する。
感染症に感染している患者、または感染している疑いのある患者に対して、治療や検査などの医療行為を施す際に、当該医療行為に従事する医師、看護師、検査技師などの医療従事者が、患者の咳などに起因して放出された病原体に曝露して感染症に感染してしまうおそれがある。そこで、医療従事者を感染症から適切に保護することが求められる。
たとえば、日本国特開2010−117048号公報(特許文献1)には、その内部に陽圧空間を形成できるクリーンブースに係る発明が開示されている。特許文献1の発明を用いると、医師側から患者側に流れる気流が存在する環境において医師が医療行為を実施できるので、患者から放出された病原体が医師に到達することを防ぎうる。また、日本国特開2010−252965号公報(特許文献2)には、その内部に陰圧空間を形成できる診療ブースに係る発明が開示されている。特許文献2の発明では、患者を陰圧空間に所在させ、かつ医師と患者との間に膜が介在した状態で、医師が医療行為を実施できるので、患者から放出された病原体が医師に到達することを防ぎうる。
日本国特開2010−117048号公報 日本国特開2010−252965号公報
しかし、特許文献1および特許文献2の技術では、少なくとも人ひとりが進入できる大きさのブース、および付帯する吸排気設備を設ける必要があった。そのため、診療室の面積が限られているなどの事情により、特許文献1および特許文献2の技術を適用することが難しい場合があった。また、ブースを移動することが難しいため、医師が医療行為を実施する場所が限定される場合があった。
そこで、従来技術に比べて設置面積を低減した装置を用いて、医療従事者を感染症から保護することが求められる。
本発明に係る第一の衝立装置は、開口部を有する壁状部材と、前記開口部の上側の縁部から下方に向けて空気を吐出可能なプッシュ部と、前記開口部の下側の縁部において上方からの空気を吸引可能なプル部と、を備え、前記開口部より上側に、前記壁状部材に沿って空気を下方に吐出可能な補助プッシュ部をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係る第二の衝立装置は、開口部を有する壁状部材と、前記開口部の上側の縁部から下方に向けて空気を吐出可能なプッシュ部と、前記開口部の下側の縁部において上方からの空気を吸引可能なプル部と、を備え、前記壁状部材の少なくとも一方の面側において、前記壁状部材から離間する方向に空気を吐出可能な換気気流吐出部をさらに備える
れらの構成によれば、開口部において下向気流を形成できるので、壁状部材の一方側から他方側に向けて開口部を通過しようとする横向気流の通過を防ぐことができる。これによって、たとえば、壁状部材の一方側において患者から放出された病原体が、壁状部材の他方側に所在する医療従事者に到達することを防ぎうる。
また、第一の衝立装置によれば、プッシュ部およびプル部によって形成される下向気流の減速を抑制できるので、横向気流が開口部を通過することを好適に防ぐことができる。
加えて、第二の衝立装置によれば、患者および医療従事者の少なくとも一方の周囲における換気を促進できる。
以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
本発明に係る衝立装置は、一態様として、前記プッシュ部から吐出された直後の空気の流速を2.0m/秒以上とすることができ、前記プッシュ部から吐出された直後の空気の流量に対する、前記プル部に吸引される直前の空気の流量の比を、1.5以上にすることができることが好ましい。
この構成によれば、下向気流の流速を十分に大きくできるので、横向気流が開口部を通過することをより好適に防ぐことができる。
本発明に係る衝立装置は、一態様として、前記プッシュ部から吐出された直後の空気の流速を1.6m/秒以上とすることができ、前記プッシュ部から吐出された直後の空気の流量に対する、前記補助プッシュ部から吐出された直後の空気の流量の比を、前記補助プッシュ部のそれぞれについて0.25以上にすることができ、前記プッシュ部から吐出された直後の空気の前記流量と、それぞれの前記補助プッシュ部から吐出された直後の空気の前記流量の合計との総合計に対する、前記プル部に吸引される直前の空気の流量の比を、1.2以上にすることができることが好ましい。
この構成によれば、下向気流の流速を十分に大きくでき、かつプッシュ部およびプル部によって形成される下向気流の減速を抑制できるので、横向気流が開口部を通過することを特に好適に防ぐことができる。
本発明に係る衝立装置は、一態様として、前記補助プッシュ部は、前記壁状部材の両面側に少なくとも一つずつ設けられていることが好ましい。
この構成によれば、プッシュ部およびプル部によって形成される下向気流の減速を抑制する効果をさらに高めることができる。
本発明に係る衝立装置は、一態様として、前記プッシュ部から吐出された直後の空気の流速に対する、前記補助プッシュ部から吐出された直後の空気の流速の比を、0.5以上とすることができることが好ましい。
この構成によれば、プッシュ部およびプル部によって形成される下向気流の減速を抑制する効果をさらに高めることができる。
本発明に係る衝立装置は、一態様として、前記壁状部材の少なくとも一方の面側において、前記壁状部材から離間する方向に空気を吐出可能な換気気流吐出部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、患者および医療従事者の少なくとも一方の周囲における換気を促進できる。
本発明に係る衝立装置は、一態様として、空間容積が100m以下の部屋に設置されたときに、前記換気気流吐出部から吐出される空気によって、毎時2回以上の換気能力が得られることが好ましい。
この構成によれば、患者および医療従事者の少なくとも一方の周囲における換気を一層促進できる。
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
衝立装置の斜視図である。 図1のII−II線における断面図である。 図1のIII−III線における断面図である。 衝立装置の使用状態を示す図である。 衝立装置の使用状態における気流を示す図である。
本発明に係る衝立装置の実施形態について、図面を参照して説明する。以下では、本発明に係る衝立装置を、医師Dが患者Pに対して医療行為を行う際に、医師Dと患者Pとの間に設ける衝立装置1に適用した例について説明する。
〔衝立装置の構成〕
本実施形態に係る衝立装置1は、上下方向に延在する壁状部材2と、壁状部材2の上部に設けられた上部ユニット3と、壁状部材2の下部に設けられたキャスターユニット4と、壁状部材2の内側に収容されたファン5と、を備える(図1〜図3)。壁状部材2は、上下方向に延在する壁状の部材であって、医師D側の領域と患者P側の領域とを区分する役割を果たす。
壁状部材2には開口部21が設けられており、医師Dは、開口部21を通じて手を患者P側に差し入れて、患者Pに対して医療行為を実施できる。開口部21には、上下にスライド可能な可動窓22が設けられており、開口部21を開閉できる。衝立装置1を使用するときは、図4に示すように医師Dと患者Pとの間に衝立装置1を設置するが、このとき、可動窓22の位置を調節して、医師Dの上半身と患者Pとの間に可動窓22が配置されるようにすると、患者Pから放出された飛沫が可動窓22によって遮断され、医師Dの上半身に到達しにくくなる。なお、可動窓22は透明であるので、医師D側から患者P側に、またはその逆に、可動窓22を見通すことができる。
壁状部材2の開口部21より上側の部分は、透明の固定窓23として形成されている。図1では、可動窓22を上げて開口部21を開放した状態を示しており、この状態において、可動窓22は固定窓23と重なっている。
開口部21の上側の縁部には、下方(すなわち開口部21側)に開口するプッシュ部24が設けられている。プッシュ部24は、壁状部材2の内側に収容されているファン5の二次側と流体連通しており、ファン5によって付勢された空気を開口部21の上側の縁部から下方に向けて吐出できる。プッシュ部24から吐出された直後の空気の流速(以下、プッシュ流速という。)は、たとえば2.2m/秒である。また、プッシュ部24から吐出された直後の空気の流量(以下、プッシュ流量という。)は、たとえば300m/hである。なお、本実施形態のように補助プッシュ部31(後述)を備える場合は、プッシュ流速は1.6m/秒以上にできることが好ましく、プッシュ流量は225m/h以上にできることが好ましい。
なお、プッシュ流速およびプッシュ流量は、以下の方法によって測定した流速および流量をいうものとする。プッシュ流速およびプッシュ流量の測定にあたっては、まず、プッシュ部24に測定用短管(不図示)を装着する。次に、測定用短管を装着した状態で衝立装置1を運転して測定用短管内に気流を生じさせ、測定用短管内の複数の測定点について公知の風速計を用いて流速を測定する。続いて、得られた複数の測定値の測定点ごとに、測定点が代表点となる測定用短管内の区分流路断面積を測定値に乗じて算出される流量の合計(m/h単位)を、プッシュ流量とする。最後に、得られたプッシュ流量の値を変換して得られる流速(m/秒単位)を、プッシュ流速とする。なお、プッシュ部24以外に関する流量および流速も、同様の方法により測定される。
開口部21の下側の縁部には、上方(すなわち開口部21側)に開口するプル部25が設けられている。プル部25は、壁状部材2の内側に収容されているファン5の一次側と流体連通しており、ファン5の吸引力によって、開口部21の下側の縁部において上方からの空気を吸引できる。プル部25に吸引される直前の空気の流量(以下、プル流量という。)は、たとえば900m/hである。プル流量は、プッシュ流量および補助プッシュ流量(後述)とのバランスを考慮して決定される。当該バランスの好ましい条件については後述する。なお、プル流量の測定方法は、上述のプッシュ流量の測定方法に準じる。
壁状部材2の開口部21より下側の部分の一方の面には、換気気流吸引部26が設けられている。換気気流吸引部26は、壁状部材2の内側に収容されているファン5の一次側と流体連通しており、ファン5の吸引力によって、換気気流吸引部26が設けられた面の側の空気を吸引できる。衝立装置1を使用するときは、壁状部材2の換気気流吸引部26が設けられている側の面を患者Pに向けて、衝立装置1を設置する(図4)。なお、換気気流吸引部26の吸引口には、埃などの吸引を防ぐための防塵フィルタが設けられている。換気気流吸引部26に吸引される直前の空気の流量は、たとえば300m/hである。
上部ユニット3は、壁状部材2の上部に、壁状部材2によって区分される二つの領域のそれぞれの側に迫り出す態様で設けられている。上部ユニット3には、下方(すなわち開口部21側)に開口する補助プッシュ部31と、斜め下方向に開口する換気気流吐出部32と、が設けられている。補助プッシュ部31は、壁状部材2の一方の面の側と他方の面の側とに一つずつ設けられている。また、換気気流吐出部32も同様に、壁状部材2の両面側に一つずつ設けられている。
補助プッシュ部31は、ファン5の二次側と流体連通しており、ファン5から送気された空気を、壁状部材2に沿って下方に向けて吐出できる。補助プッシュ部31から吐出された直後の空気の流速(以下、補助プッシュ流速という。)は、たとえば1.4m/秒(プッシュ流速の0.64倍)である。補助プッシュ流速は、プッシュ流速とのバランスを考慮して決定され、たとえば、プッシュ流速に対する補助プッシュ流速の比が0.5以上になるように決定される。また、補助プッシュ部31から吐出された直後の空気の流量(以下、補助プッシュ流量という。)は、たとえば、それぞれの補助プッシュ部31について200m/h(プッシュ流量の0.67倍)である。補助プッシュ流量は、プッシュ流量とのバランスを考慮して決定され、たとえば、それぞれの補助プッシュ部31についてプッシュ流量に対する補助プッシュ流量の比が0.25以上になるように決定されうる。なお、補助プッシュ流速および補助プッシュ流量の測定方法は、上述のプッシュ流速およびプッシュ流量の測定方法に準じる。
換気気流吐出部32は、ファン5の二次側と流体連通している。前述のように、換気気流吐出部32は斜め下方向に開口しているので、ファン5によって付勢された空気を斜め下方向に吐出できる。これによって、換気気流吐出部32から吐出された空気は、壁状部材2から離間する方向に吐出されることになる。本実施形態では、使用時に医師D側に向けられる側の面に設けられた換気気流吐出部32aの流量が150m/hであり、使用時に患者P側に向けられる側の面に設けられた換気気流吐出部32bの流量が350m/hである。換気気流吐出部32から吐出された直後の空気の流量は、医師D側および患者P側の双方において毎時2回以上の換気能力が得られるように設定されることが好ましい。
これまでに説明したように、衝立装置1の各部における空気の吐出および吸引は、いずれもファン5を駆動力として行われている。したがって、衝立装置1の各部における空気の吐出および吸引に係る好ましい流速および流量は、たとえばファン5の出力を適切に選択することによって実現できる。また、空気を吐出または吸引する各部の構造(開口面積、開口形状、開口配置など)によっても、流速および流量を調節しうる。
ファン5は、壁状部材2に、具体的には開口部21の面方向両側外方に位置する柱部分27の下部に、収容されている(図1、図3)。プル部25および換気気流吸引部26に吸引された空気は、開口部21より下の部分の壁状部材2内部に形成されている流路を通じてファン5の一次側に入り、ファン5によって付勢され、柱部分27の内部に形成されている流路に沿って上方向に案内される。柱部分27の内部には、HEPAフィルタ28と、HEPAフィルタ28の一次側と二次側とを分離する仕切板29とが設けられており、ファン5によって付勢された空気は、HEPAフィルタ28を通過する経路を通じて壁状部材2の開口部21より上の部分の内部に至り、やがてプッシュ部24、補助プッシュ部31、および換気気流吐出部32から吐出される。
壁状部材2の下部には、キャスターユニット4が設けられている。キャスターユニット4のキャスターの働きによって、衝立装置1を水平方向に自在に移動できる。これによって、衝立装置1を、必要な場所に必要なときに設置できる。
〔衝立装置によって形成される気流〕
次に、本実施形態に係る衝立装置1を運転した際に形成される気流について説明する(図5)。
第一に、開口部21において形成される気流について説明する。プッシュ部24から空気が吐出されプル部25に空気が吸引されることによって、開口部21において上から下へ向かう下向気流F1が生じている。壁状部材2の一方側から他方側に向けて開口部21を通過しようとする横向気流Foutは、下向気流F1に巻き込まれてプル部25に吸引されるので、横向気流Foutは開口部21を通過できない。これによって、たとえば患者Pから発せられた飛沫核が医師Dに到達しにくい。
また、補助プッシュ部31から空気が吐出されプル部25に空気が吸引されることによって、下向気流F1を挟む二つの下向気流F2が生じている。下向気流F2が存在することによって、下向気流F1とこれに接する空気(下向気流F2)との流速の差が小さくなるため、下向気流F1とこれに接する空気との摩擦による運動エネルギーの消耗が抑制される。これによって、下向気流F1の減速を抑制できる。また、図4に示すように、医師Dが開口部21から患者P側に手を差し入れる姿勢を取るときに、下向気流F2が医師の周囲を流れるため、医師Dの周囲の換気が促進される。
本実施形態では、プッシュ流量が300m/h、補助プッシュ流量が200m/h、プル流量が900m/h、の条件で衝立装置1を運転できる。このとき、プッシュ流量と補助プッシュ流量との合計(以下、プッシュ総流量という。)に対するプル流量の比率は、1.29となる。このように、プッシュ総流量に対するプル流量の比を十分に大きい値(たとえば、1.2以上)にすることによって、開口部21の全域において下向気流F1の流速が十分に大きくなるとともに、下向気流F1の減速が好適に防止されるので、横向気流Foutを遮断する効果が有効に得られる。
また、本実施形態では、プッシュ流速に対する補助プッシュ流速の比を0.5以上にできる。このように、プッシュ流速に対する補助プッシュ流速の比を十分に大きい値(たとえば、0.5以上)にすることによって下向気流F1の減速を抑制する効果が好適に発現しうる。
第二に、開口部21から離れた箇所(衝立装置1が設置されている室内)において形成される気流について説明する。まず、患者P側について、換気気流吐出部32bから吐出された空気は、患者Pの周囲を通過して、換気気流吸引部26またはプル部25に吸引される換気気流F3を形成する。これによって、患者Pの周囲の換気が促進される。なお、前述のように、プル部25および換気気流吸引部26に吸引された空気は、HEPAフィルタ28を通過する経路を経て、プッシュ部24、補助プッシュ部31、および換気気流吐出部32から吐出されるので、患者Pの周囲の空気にウィルス等の汚染物質が含まれている場合であっても、当該汚染物質はHEPAフィルタ28に捕捉される。これによって、室内には常に清浄な空気を供給できる。
一方、医師D側には換気気流吸引部26を設けていないので、換気気流吐出部32aから吐出された空気は、横向気流Foutとしてプル部25に吸引されるか、または、患者P側に回り込んで換気気流吸引部26に吸引される。いずれの場合であっても、医師Dの周囲に常に換気気流F4を形成できるので、医師Dの周囲の換気が促進される。なお、上述のように、換気気流吐出部32aから吐出された空気の一部は患者P側に回り込みうるが、これと反対に患者P側から医師D側に回り込む気流の発生は抑制されている。これは、医師D側には換気気流吸引部26を設けていないことによる。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明に係る衝立装置のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
上記の実施形態では、衝立装置1が上部ユニット3を備え、上部ユニット3に補助プッシュ部31および換気気流吐出部32が設けられている構成を例として説明した。しかし、本発明に係る衝立装置において、補助プッシュ部および換気気流吐出部を設けるか否かは任意である。すなわち、上記の例のように補助プッシュ部および換気気流吐出部を設ける構成のほか、補助プッシュ部のみを設ける構成、換気気流吐出部のみを設ける構成、および補助プッシュ部および換気気流吐出部をどちらも設けない構成、のいずれも採用しうる。また、補助プッシュ部および換気気流吐出部の少なくとも一つを設ける場合、その態様は、上記の例のように上部ユニットを設ける態様に限定されない。
なお、上記の実施形態と異なり補助プッシュ部を備えない場合は、プッシュ流速を2.0m/秒以上にできることが好ましい。また、この場合、プッシュ流量に対するプル流量の比率を1.5以上にできることが好ましい。プッシュ流量に対するプル流量の比を1.5以上にすることによって、補助プッシュ部を備えない場合であっても、開口部の全域において下向気流の流速が十分に大きくなり、横向気流を良好に遮断しうる。
上記の実施形態では、壁状部材2によって区分される二つの領域のそれぞれの側に一つずつの補助プッシュ部31が設けられている構成を例として説明した。しかし、補助プッシュ部を設ける場合、必ずしも壁状部材の両面側に設けなくてもよく、片面側のみに設けてもよい。なお、補助プッシュ部を片面側にのみ設ける場合、開口部を少なくとも部分的に閉鎖可能な可動窓を併せて設け、補助プッシュ部と可動窓とを壁状部材の互いに異なる面の側にそれぞれ設けることが好ましい。上記の実施形態における稼働窓22は、この態様における稼働窓の例でもある。上述のように、開口部に形成される下向気流は周囲の空気との摩擦に起因して減速するが、下向気流が可動窓に沿って流れる部分においては、周囲の空気との摩擦が抑制されるため下向気流が減速しにくい。すなわち、可動窓が設けられている面の側ではすでに下向気流の減速が抑制されている状態にあるので、補助プッシュ部を設ける必要性が小さい。そこで、可動窓が設けられる場合においては、上記の実施形態に比べて補助プッシュ部を一つ省略してもよく、このとき、上記の実施形態に比べてファンの出力を低減して消費電力を低減しうる。なお、この態様の衝立装置を使用するときは、補助プッシュ部が設けられている面が医療従事者の側に向けられる姿勢で衝立装置を設置することが好ましい。衝立装置をこのように設置すると、補助プッシュ部から吐出される空気によって、下向気流の減速を抑制する効果に加えて、医療従事者の上半身の周辺における換気を促す効果も期待できる。
上記の実施形態では、壁状部材2の片面側に換気気流吸引部26が設けられており、換気気流吸引部26が設けられている面を患者Pの側に向けて衝立装置1を使用する構成を例として説明した。本発明において換気気流吸引部を設ける場合は、壁状部材の両面側に設けてもよいし、壁状部材の片面側に設けてもよい。また、本発明において、換気気流吸引部を設けなくてもよい。なお、医療従事者の周囲を清浄空気による気流で覆うことのできる程度に換気気流の流量が大きい場合は、壁状部材の両面側に換気気流吸引部を設けてもよい。
上記の実施形態では、プッシュ部24、補助プッシュ部31、および換気気流吐出部32から吐出される空気の流量の合計は1200m/hであり、プル部25および換気気流吸引部26に吸引される空気の流量の合計も1200m/hである。すなわち、衝立装置1から吐出される空気の流量と、衝立装置1に吸引される空気の流量と、が釣り合っている。しかし、そのような構成に限定されず、衝立装置から吐出される空気の流量と、衝立装置に吸引される空気の流量とは、一致しなくてもよい。たとえば、衝立装置から吐出される空気の流量が、衝立装置に吸引される空気の流量より小さい場合、余剰の空気は、プッシュ部、補助プッシュ部、および換気気流吐出部とは別に設けられた排気口を通じて、衝立装置の外に排気される。このとき、排気口の出口を、衝立装置が設置される部屋の外に設けられることが好ましい。また、上記の実施形態のようにHEPAフィルタを設けるなどして吐出される空気が清浄化されている場合は、清浄化された後の空気が排気されるように排気口を配置することが好ましい。
衝立装置の各部における流量は、衝立装置が設置される室内に存在する気流を考慮して設定されることが好ましい。たとえば、患者が横たわるベッドの付近に給気口が存在する部屋には、患者側を上流とする気流(以下、室内気流という。)が存在する。このとき医療従事者は、室内気流の下流側から患者に接触せざるをえないため、患者から発せられた病原体が室内気流に搬送されて医療従事者に到達しうる。ここで、上記に説明した衝立装置1の運転条件では、衝立装置1から吐出される気流の流量と衝立装置1に吸引される空気の流量とが釣り合っているため、衝立装置1の運転は室内気流に対して実質的な影響を与えない。そのため、上記に説明した運転条件で衝立装置1を運転したとしても室内気流は依然として存在し、患者Pから発せられた病原体が医師Dに到達しうる。このように、室内に元々存在する気流によっては、吐出と吸引とが釣り合う運転条件で衝立装置を運転すると、医療従事者の汚染を回避できないおそれがある。
以下では、上記のように室内気流が存在する場合について、上記の実施形態について説明した運転条件にどのような変更を加えるべきか、について説明する。ここで、説明のため、室内気流の流量をFr(m/h)とする。第一に、室内気流が患者P側から医師D側に流入することを防ぐため、室内気流の全量が換気気流吸引部26に吸引されるようにするべきである。具体的には、換気気流吸引部26の流量をFr(m/h)増加させて、300+Fr(m/h)とする。第二に、医師D側において空気の収支を釣り合わせるため、室内気流に相当する流量の清浄な空気が医師D側に供給されるようにするべきである。具体的には、換気気流吐出部32aの流量をFr(m/h)増加させて、150+Fr(m/h)とする。以上の構成によって、患者P側から医師D側に病原体を含む気流が流入することを防止できる。
すなわち本発明は、開口部を有する壁状部材と、前記開口部の上側の縁部から下方に向けて空気を吐出可能なプッシュ部と、前記開口部の下側の縁部において上方からの空気を吸引可能なプル部と、前記壁状部材の第一面側において、前記壁状部材から離間する方向に空気を吐出可能な換気気流吐出部と、前記壁状部材の第二面側にのみ設けられ、当該壁状部材の内側に空気を吸引可能な換気気流吸引部と、を備える衝立装置、でありうる。また、当該衝立装置の運転方法は、前記衝立装置を、当該衝立装置の運転の有無と無関係に室内気流が存在する部屋において運転するときに、前記部屋は、当該室内に設置された前記衝立装置によって、前記室内気流の下流側に位置する第一領域と、前記室内気流の上流側に位置する第二領域とに区分され、前記衝立装置は、前記第一面側が前記第一領域に相対し、前記第二面側が前記第二領域に相対するように設置され、前記衝立装置から前記第一領域に流入する空気の流量が、前記室内気流の流量と、前記第一領域から前記衝立装置に吸引される空気の流量と、の合計より大きくなり、前記室内気流の流量と、前記衝立装置から前記第二領域に流入する空気の流量と、の合計が、前記第二領域から前記衝立装置に吸引される空気の流量より小さくなるように、前記プッシュ部、前記プル部、前記換気気流吐出部、および換気気流吸引部の運転条件が決定される運転方法、でありうる。
その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、たとえば医師が感染症患者から検体を採取する際に、患者から発せられる病原体が医師に到達することを防ぐ目的で用いられる衝立装置として利用できる。
1 :衝立装置
2 :壁状部材
21 :開口部
22 :可動窓
23 :固定窓
24 :プッシュ部
25 :プル部
26 :換気気流吸引部
27 :柱部分
28 :HEPAフィルタ
29 :仕切板
3 :上部ユニット
31 :補助プッシュ部
32 :換気気流吐出部
4 :キャスターユニット
5 :ファン
F1 :下向気流
F2 :下向気流
F3 :換気気流
F4 :換気気流
Fout :横向気流
D :医師
P :患者

Claims (8)

  1. 開口部を有する壁状部材と、
    前記開口部の上側の縁部から下方に向けて空気を吐出可能なプッシュ部と、
    前記開口部の下側の縁部において上方からの空気を吸引可能なプル部と、を備え
    前記開口部より上側に、前記壁状部材に沿って空気を下方に吐出可能な補助プッシュ部をさらに備える衝立装置。
  2. 前記プッシュ部から吐出された直後の空気の流速を2.0m/秒以上とすることができ、
    前記プッシュ部から吐出された直後の空気の流量に対する、前記プル部に吸引される直前の空気の流量の比を、1.5以上にすることができる請求項1に記載の衝立装置。
  3. 前記プッシュ部から吐出された直後の空気の流速を1.6m/秒以上とすることができ、
    前記プッシュ部から吐出された直後の空気の流量に対する、前記補助プッシュ部から吐出された直後の空気の流量の比を、前記補助プッシュ部のそれぞれについて0.25以上にすることができ、
    前記プッシュ部から吐出された直後の空気の前記流量と、それぞれの前記補助プッシュ部から吐出された直後の空気の前記流量の合計との総合計に対する、前記プル部に吸引される直前の空気の流量の比を、1.2以上にすることができる請求項1に記載の衝立装置。
  4. 前記補助プッシュ部は、前記壁状部材の両面側に少なくとも一つずつ設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の衝立装置。
  5. 前記プッシュ部から吐出された直後の空気の流速に対する、前記補助プッシュ部から吐出された直後の空気の流速の比を、0.5以上とすることができる請求項1〜4のいずれか一項に記載の衝立装置。
  6. 前記壁状部材の少なくとも一方の面側において、前記壁状部材から離間する方向に空気を吐出可能な換気気流吐出部をさらに備える請求項1〜のいずれか一項に記載の衝立装置。
  7. 開口部を有する壁状部材と、
    前記開口部の上側の縁部から下方に向けて空気を吐出可能なプッシュ部と、
    前記開口部の下側の縁部において上方からの空気を吸引可能なプル部と、を備え、
    前記壁状部材の少なくとも一方の面側において、前記壁状部材から離間する方向に空気を吐出可能な換気気流吐出部をさらに備える衝立装置。
  8. 空間容積が100m以下の部屋に設置されたときに、前記換気気流吐出部から吐出される空気によって、毎時2回以上の換気能力が得られる請求項6または7に記載の衝立装置。
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