JP6910484B2 - 船舶の燃料油供給システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、天然ガスと燃料油の両方を燃料として使用するエンジンに燃料油を供給する、船舶の燃料油供給システムおよび方法に関するものである。
近年、液化天然ガス(Liquefied Natural Gas、LNG)などの液化ガスの消費量が世界的に急増している。ガスを低温で液化させた液化ガスは、ガスに比べて体積が非常に減少するため貯蔵と輸送の効率が高まる長所がある。また、液化天然ガスをはじめとする液化ガスは、液化工程中で大気汚染物質が除去または軽減するので、燃焼時の大気汚染物質の排出が少ない環境にやさしい燃料である。
液化天然ガスはメタン(methane)が主成分である天然ガスを約−162℃まで冷却し液化させて得られる無色透明の液体であり、天然ガスに比べて体積が約1/600になる。したがって、天然ガスを液化させて移送する場合、非常に効率的な移送が可能になる。
しかし、天然ガスの液化温度は常圧で−162℃の極低温であるため、液化天然ガスは温度変化に敏感であって蒸発しやすくなる。そのため、液化天然ガスを貯蔵する貯蔵タンクは断熱処理を施すことになるが、外部熱が貯蔵タンクに継続的に伝達されるため、液化天然ガスの輸送過程で貯蔵タンク内では継続的に液化天然ガスが自然気化されて蒸発ガス(Boil−Off Gas、BOG)が発生する。この現象はエタンなどの他の低温液化ガスにおいても同様である。
蒸発ガスは損失の一つであり、輸送効率において重要な問題である。また、貯蔵タンク内で蒸発ガスが蓄積されると、タンク内圧が上昇しすぎて、場合によってはタンク破損の恐れもある。したがって、貯蔵タンク内で発生する蒸発ガスを処理する様々な方法が研究され、最近では、蒸発ガスを処理するために、蒸発ガスを再液化して貯蔵タンクに戻す方法、蒸発ガスを船舶エンジンなどの燃料消費先におけるエネルギー源として使用する方法などが用いられている。
一方、一般的に船舶で使用するエンジンのうち、天然ガスを燃料として使用するエンジンには、ME−GI、DF(Dual Fuel)エンジンなどがある。
ME−GIエンジンは、2サイクル機関であり、300bar程度の高圧天然ガスをピストンの上死点付近で燃焼室に直接噴射するディーゼルサイクル(Diesel Cycle)を採用する。
DFエンジンは、4ストローク機関であり、比較的低圧である6.5bar程度の圧力を有する天然ガスを燃焼空気入口に注入して、燃焼空気と天然ガスが混合された流体である混合気をピストンが上昇しながら圧縮するオットーサイクル(Otto Cycle)を採用する。
天然ガスは燃料油よりも費用が少なく、液化天然ガスを貯蔵した貯蔵タンクで発生する蒸発ガスを処理する必要があるため、ME−GIエンジン及びDFエンジンは優先的に天然ガスを燃料として使用し、天然ガスが足りない場合に燃料油を使用して運転することができる。
天然ガスを優先的に燃料として使用する方式でエンジンを運用すると、燃料油の使用量が僅かまたは無いときにおいても、従来には、天然ガスが足りない場合に直ちに燃料油を供給するため、常に燃料油の供給ポンプを作動させる必要があり、これによるエネルギーの損失が多いという問題点があった。
本発明は、燃料油供給ポンプを常に作動させることなく、必要な場合にのみ作動させながらも、天然ガスが足りない場合に応じて直ちにエンジンに燃料油を供給することができる、船舶の燃料油供給システムおよび方法を提供する。
前記目的を達成するために、本発明の一実施形態では、天然ガスと燃料油の両方を燃料として使用するエンジンに燃料油を供給する、船舶の燃料油供給方法において、加圧タンクに圧縮空気を供給して加圧状態で燃料油を貯蔵し、前記エンジンが燃料油のモードで運転する場合、前記加圧タンクで貯蔵された燃料油を循環ポンプに供給し、前記循環ポンプによって加圧された燃料油を温度調節装置により前記エンジンが必要とする温度に調節し、前記温度調節装置を通過した燃料油を前記エンジンに供給し、前記加圧タンク内の燃料油の量が第1測定値以下になる場合、貯蔵タンクで貯蔵された燃料油を供給ポンプにより加圧して前記加圧タンクに供給することを特徴とする、船舶の燃料油供給方法を提供する。
前記加圧タンクで貯蔵された燃料油が前記エンジンの要求量を満たさない場合、貯蔵タンクで貯蔵された燃料油を供給ポンプにより加圧して前記エンジンに供給する。
前記エンジンで使用されずに残った燃料油は、パイプで一時貯蔵されて空気が除去された後、前記循環ポンプに送られる。
前記パイプの内部で燃料油の量が第3測定値以上になると、前記パイプで貯蔵された燃料油は前記貯蔵タンクに送られる。
前記エンジンで使用されずに残った燃料油は、前記パイプを迂回して前記貯蔵タンクに送られる。
前記加圧タンクから排出された燃料油は、前記供給ポンプ方向への逆流が防止される。
前記目的を達成するために、本発明の他の実施形態では、天然ガスと燃料油の両方を燃料として使用するエンジンに燃料油を供給する、船舶の燃料油供給システムにおいて、前記エンジンに供給される燃料油を貯蔵する貯蔵タンク;前記貯蔵タンクから排出される燃料油を加圧する供給ポンプ;前記供給ポンプの後段に設置され、圧縮空気が供給されて燃料油を加圧状態で貯蔵する加圧タンク;前記加圧タンクの後段に設置されて燃料油を加圧する循環ポンプ;及び、前記循環ポンプの後段に設置され、前記循環ポンプによって加圧された燃料油を前記エンジンで要求される温度に調節する温度調節装置;を備え、前記エンジンが燃料油のモードで運転されると、前記加圧タンクで貯蔵された燃料油を前記エンジンに優先供給し、前記加圧タンク内に設置され、前記加圧タンクで貯蔵された燃料油の量を測定する水位検出器をさらに備え、前記水位検出器は、測定された燃料油の量が第1測定値以下である場合、前記供給ポンプに信号を送信して前記供給ポンプを作動させ、前記水位検出器で測定された燃料油の量が前記第1測定値以下である場合、前記供給ポンプは前記貯蔵タンクから排出された燃料油を加圧して前記加圧タンクに供給することを特徴とする、船舶の燃料油供給システムが提供される。
前記船舶の燃料油供給システムは、前記供給ポンプと前記加圧タンクとの間のラインから分岐して、前記供給ポンプと前記貯蔵タンクの間のラインに合流するリターンラインをさらに備えることができ、前記供給ポンプによって圧縮された燃料油のうち前記エンジンで使用されなかった燃料油は前記リターンラインによって循環される。
前記リターンラインは放熱配管を備え得る。
前記循環ポンプは、前記加圧タンクから排出された燃料油;または前記加圧タンクから排出された燃料油と前記供給ポンプによって圧縮された燃料油とが合流した流体;を圧縮する。
前記船舶の燃料油供給システムは、定された燃料油の量が第2測定値以上である場合、前記供給ポンプに信号を送信して前記供給ポンプの作動を停止させる
前記船舶の燃料油供給システムは、前記エンジンで使用されずに残った燃料油を一時貯蔵するパイプ;と前記パイプで一時貯蔵された燃料油に含まれる空気を除去する空気除去装置;をさらに備えることができ、前記空気除去装置で空気が除去された燃料油は前記循環ポンプに送られる。
前記船舶の燃料油供給システムは、前記パイプ内の燃料油の量が第3測定値以上になると開放され、前記パイプで貯蔵された燃料油を前記貯蔵タンクに送る第1バルブをさらに備え得る。
前記船舶の燃料油供給システムは、前記パイプと前記エンジンとの間から分岐して前記パイプと前記貯蔵タンクとの間に合流する迂回ラインをさらに備えることができ、前記迂回ラインにより燃料油が前記パイプを迂回して前記貯蔵タンクに供給される。
前記船舶の燃料油供給システムは、前記供給ポンプおよび前記加圧タンクの後段に設置され、前記エンジンに供給される燃料油の流量を測定する流量計をさらに備え得る。
前記船舶の燃料油供給システムは、前記エンジンの前段に設けられて前記エンジンに送られる燃料油に混合された不純物を濾過する濾過装置をさらに備え得る。
前記船舶の燃料油供給システムは、前記供給ポンプと前記加圧タンクとの間に設置され、前記加圧タンクから排出された燃料油が前記供給ポンプに逆流することを防止する第5バルブを備え得る。
本発明は、圧縮空気によって加圧された燃料油を貯蔵する加圧タンクを備え、エンジンが燃料油のモードで駆動する時に加圧タンクで貯蔵された燃料油を優先的に使用するため、供給ポンプの駆動に使用されるエネルギーを低減することができる。
また、本発明は、供給ポンプの駆動が必要である場合にも、エンジンが加圧タンクで貯蔵された燃料油を消費する間に供給ポンプを駆動すれば良いので、供給ポンプの駆動に必要な時間も確保することができる。
本発明の第1実施形態に係る船舶の燃料油供給システムの概略図である。 本発明の第2実施形態に係る船舶の燃料油供給システムの概略図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態の構成と作用を詳細に説明する。また、下記の実施形態は他の形態に変更することができ、本発明の範囲は下記の実施形態によって限定されない。
図1は、本発明の第1実施形態に係る船舶の燃料油供給システムの概略図である。
図1を参照すると、本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、貯蔵タンク(300)、供給ポンプ(400)、加圧タンク(500)、リターンライン(L1)、循環ポンプ(700)、および温度調節装置(800)を備える。
本実施形態の貯蔵タンク(300)は燃料油を貯蔵し、貯蔵タンク(300)で貯蔵された燃料油はエンジン(100)に供給される。エンジン(100)で使用されずに残った燃料油の一部は貯蔵タンク(300)に送られ、エンジン(100)で使用されずに残った燃料油が貯蔵タンク(300)へ送られるライン上には燃料油の流量と開閉を調節する第3バルブ(30)が設置される。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムで燃料油を供給するエンジン(100)は、ガスと燃料油の両方を燃料として使用することができるエンジンであり、ME−GIエンジンであり得る。本実施形態のエンジン(100)は、天然ガスを主燃料として使用するガスモード、または燃料油を燃料として使用する燃料油モードで運転する。
本実施形態の供給ポンプ(400)は、貯蔵タンク(300)から排出された燃料油を加圧する。本実施形態の供給ポンプ(400)は、複数個が並列設置され、一つ以上のポンプが故障した場合に他のポンプで代替できるように構成する。
本実施形態の加圧タンク(500)は供給ポンプ(400)の後段に設置され、外部から圧縮空気が供給されて燃料油を加圧状態で貯蔵する。圧縮空気を加圧タンク(500)に供給するライン上には、圧縮空気の流量と開閉を調節する第2バルブ(20)が設置される。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、加圧タンク(500)と供給ポンプ(400)との間に設置され、加圧タンク(500)から排出された燃料油が供給ポンプ(400)に逆流することを防止する第5バルブ(50)をさらに備え得る。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは加圧タンク(500)を備えるため、エンジン(100)が燃料油のモードで運転する時、加圧タンク(500)で貯蔵された燃料油をエンジン(100)に優先供給することができる。
一般的に、天然ガスを優先的にエンジン(100)の燃料として使用し、天然ガスが足りない時にのみ燃料油をエンジン(100)の燃料として使用するので、燃料油の使用量はわずかである。したがって、本実施形態の加圧タンク(500)によっても十分かつ安定的にエンジン(100)に燃料油を供給することができ、加圧タンク(500)で貯蔵された燃料油が足りない場合には供給ポンプ(400)を作動させる。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、加圧タンク(500)で貯蔵された燃料油が足りないという例外的な状況でのみ供給ポンプ(400)を作動させるため、供給ポンプ(400)の作動に必要なエネルギーが低減する。
また、本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、加圧タンク(500)で貯蔵された燃料油をエンジン(100)が消費する間に供給ポンプ(400)を作動させれば良いので、供給ポンプ(400)の作動にかかる時間を確保することができる。
さらに、エンジン(100)で使用される燃料油の量が少ないため燃料油の損失が多くなく、供給ポンプ(400)が作動しなくても循環ポンプ(700)によって燃料油の循環に十分な圧力を得ることができる。
すなわち、本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、供給ポンプ(400)を常に作動させなくても、エンジン(100)に燃料油を安定的に供給することができる。
本実施形態のリターンライン(L1)は、供給ポンプ(400)と加圧タンク(500)との間のラインから分岐して、供給ポンプ(400)と貯蔵タンク(300)との間のラインに合流する。
供給ポンプ(400)によって圧縮された燃料油は、循環ポンプ(700)によって追加圧縮されてエンジン(100)に供給されるか、リターンライン(L1)によって供給ポンプ(400)の前段に送られるが、供給ポンプ(400)によって圧縮された燃料油のうちエンジン(100)で使用されなかった燃料油はリターンライン(L1)を通して供給ポンプ(400)の前段に送られ、再び供給ポンプ(400)によって圧縮される方式で継続的に循環する。
供給ポンプ(400)が作動するためには所定流量の燃料油が必要であり、エンジン(100)で燃料油が必要ではない時または少量だけ必要である場合には、供給ポンプ(400)によって圧縮された燃料油の全部または一部をリターンライン(L1)を通して循環させることになる。
リターンライン(L1)の一部は放熱配管で形成され、供給ポンプ(400)によって圧縮されて圧力と温度が高くなった燃料油が放熱配管を通過し、温度が低くなるようにすることができる。また、リターンライン(L1)上には燃料油の流量と開閉を調節する第4バルブ(40)を設置することができる。
従来は、加圧タンク(500)がなく、エンジン(100)が燃料油のモードで運転される場合は直ちに燃料油を供給するために、供給ポンプ(400)を常に作動させたので、残った燃料油を循環させるリターンライン(L1)が必須的に要求された。
本実施形態の循環ポンプ(700)は、供給ポンプ(400)及び加圧タンク(500)の後段に設置されて燃料油を加圧する。本実施形態の循環ポンプ(700)は、複数個が並列設置され、一つ以上のポンプが故障した場合に他のポンプで代替できるように構成する。
システムの運用方法によって、本実施形態の循環ポンプ(700)は、加圧タンク(500)から排出された燃料油を圧縮するか、加圧タンク(500)から排出された燃料油と供給ポンプ(400)によって圧縮された燃料油とが合流した流体を圧縮する。
すなわち、エンジン(100)で要求される燃料油の量が比較的少ない場合、供給ポンプ(400)は作動せず加圧タンク(500)で貯蔵された燃料油のみをエンジン(100)に供給するので、循環ポンプ(700)は加圧タンク(500)から排出された燃料油を圧縮してエンジン(100)に供給する。
また、エンジン(100)で要求される燃料油の量が比較的多い場合、加圧タンク(500)で貯蔵された燃料油のみでは足りない要求量を供給ポンプ(400)によって補うため、循環ポンプ(700)は、加圧タンク(500)から排出された燃料油と供給ポンプ(400)によって圧縮された燃料油とが合流した流体を圧縮してエンジン(100)に供給する。
本実施形態の温度調節装置(800)は循環ポンプ(700)の後段に設置され、循環ポンプ(700)によって圧縮された燃料油をエンジン(100)で要求される温度に調節する。システムの構成に応じて、本実施形態の温度調節装置(800)は加熱器または冷却器である。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、加圧タンク(500)の内部に設置される水位検出器(510)をさらに備え得る。
本実施形態の水位検出器(510)は、加圧タンク(500)の内部の燃料油の水位を検出し、加圧タンク(500)の内部の燃料油の量を測定する。水位検出器(510)によって測定された燃料油の量が第1測定値以下である場合、水位検出器(510)から供給ポンプ(400)に信号を送信し、供給ポンプ(400)を作動させる。
水位検出器(510)からの信号を受信した供給ポンプ(400)により圧縮された燃料油は加圧タンク(500)に送られ、加圧タンク(500)の内部の燃料油の量が第2測定値以上になると、水位検出器(510)は再び供給ポンプ(400)に信号を送信し、供給ポンプ(400)の作動を停止させる。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、パイプ(200)と空気除去装置(210)をさらに備え得る。
本実施形態のパイプ(200)は、エンジン(100)で使用されずに残った燃料油を一時貯蔵する。パイプ(200)で貯蔵された燃料油は空気除去装置(210)によって空気が除去され、空気除去装置(210)によって除去された空気は外部に排出される。
空気除去装置(210)によって空気が除去された燃料油は、加圧タンク(500)から排出された燃料油または加圧タンク(500)から排出された燃料油と供給ポンプ(400)によって圧縮された燃料油とが合流した流体と共に、循環ポンプ(700)に送られて再びエンジンの燃料として使用される。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、エンジン(100)で使用されずに残った燃料油の空気を除去した後で循環させるので、燃料油の加熱時に発生する気泡を最小限に抑えることができ、燃料油に混合された空気によるポンプ損傷の恐れを最小限に抑えることができる。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムがパイプ(200)を備える場合、パイプ(200)から貯蔵タンク(300)に燃料油が送られるライン上で設置される第1バルブ(10)をさらに備え得る。
本実施形態の第1バルブ(10)は、平常時に閉鎖状態を維持し、パイプ(200)の内部の燃料油の量が多すぎる場合(以下、「第3測定値」という。)に開放され、パイプ(200)から貯蔵タンク(300)に燃料油を送ることになる。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムがパイプ(200)を備える場合、パイプ(200)とエンジン(100)との間から分岐してパイプ(200)と貯蔵タンク(300)の間に合流する、迂回ライン(L2)をさらに備え得る。
本実施形態が迂回ライン(L2)を備える場合、エンジン(100)で使用されずに残った燃料油はパイプ(200)に送られるか、パイプ(200)を迂回し迂回ライン(L2)に沿って貯蔵タンク(300)に送られるが、平常時に迂回ライン(L2)は使用されず、燃料油を交換する時やパイプ(200)が破損して使用できない場合などに用いられる。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、加圧タンク(500)とエンジン(100)との間に設置されて燃料油の流量を測定する流量計(600)をさらに備え得る。
本実施形態の流量計(600)は、供給ポンプ(400)と加圧タンク(500)の後段に設置されるので、加圧タンク(500)から排出された燃料油だけがエンジンに供給される場合にも、加圧タンク(500)から排出された燃料油と供給ポンプ(400)によって圧縮された燃料油とが合流した流体がエンジン(100)に送られる場合にも、エンジン(100)に送られる燃料油の流量を確認することができる。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、エンジン(100)の前段に設置されて、エンジン(100)に送られる燃料油で混合された不純物を濾過する濾過装置(900)をさらに備え得る。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムが、パイプ(200)、流量計(600)および濾過装置(900)をさらに備える場合において、燃料油の流れの一例を下記で説明する。
エンジン(100)が燃料油のモードになると、加圧タンク(500)内で貯蔵された加圧燃料油が排出され、流量計(600)を通過した後で循環ポンプ(700)に送られる。循環ポンプ(700)によって加圧された燃料油は、温度調節装置(800)と濾過装置(900)を通過した後でエンジン(100)に供給される。エンジン(100)で使用された後に残った燃料油はパイプ(200)に送られ、混合された空気が除去された後、再び循環ポンプ(700)に送られる。
加圧タンク(500)内で貯蔵されている燃料油のみでエンジン(100)の要求量を満たすことができない場合は、供給ポンプ(400)が作動して貯蔵タンク(300)から排出される燃料油を圧縮する。供給ポンプ(400)によって圧縮された燃料油は、加圧タンク(500)から排出される燃料油と共に、流量計(600)、循環ポンプ(700)、温度調節装置(800)、および濾過装置(900)を通過してエンジン(100)に供給される。
エンジン(100)がガスモードになると、加圧タンク(500)で消費された燃料油を補充するために供給ポンプ(400)が作動し、供給ポンプ(400)は貯蔵タンク(300)から排出された燃料油を圧縮して加圧タンク(500)に送る。また、平常時でも加圧タンク(500)から漏洩などが発生して加圧タンク(500)の内部の燃料油の量が少なくなると、供給ポンプ(400)が作動して貯蔵タンク(300)から排出される燃料油を圧縮して加圧タンク(500)に送ることになる。
図2は、本発明の第2実施形態に係る船舶の燃料油供給システムの概略図である。
図2に示した第2実施形態の船舶の燃料油供給システムは、図1に示した第1実施形態の船舶の燃料油供給システムに比べて、リターンライン(L1)がないという相違点があり、以下では相違点を中心に説明する。前述した第1実施形態の船舶の燃料油供給システムと同じ部材に関しては詳細な説明を省略する。
図2を参照すると、本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、第1実施形態と同様に、貯蔵タンク(300)、供給ポンプ(400)、加圧タンク(500)、リターンライン(L1)、循環ポンプ(700)、および温度調節装置(800)を備える。
本実施形態の貯蔵タンク(300)は、第1実施形態と同様に燃料油を貯蔵し、貯蔵タンク(300)で貯蔵された燃料油はエンジン(100)に供給される。第1実施形態と同様に、エンジン(100)で使用されずに残った燃料油の一部は貯蔵タンク(300)に送られ、エンジン(100)で使用されずに残った燃料油が貯蔵タンク(300)に送られるライン上に燃料油の流量と開閉を調節する第3バルブ(30)が設置される。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムが燃料油を供給するエンジン(100)は、第1実施形態と同様に、ガスと燃料油の両方を燃料として使用するエンジンであり、ME−GIエンジンであり得る。本実施形態のエンジン(100)は、第1実施形態と同様に、天然ガスを主燃料として使用するガスモードまたは燃料油を燃料として使用する燃料油モードで運転する。
本実施形態の供給ポンプ(400)は、第1実施形態と同様に、貯蔵タンク(300)から排出された燃料油を加圧する。本実施形態の供給ポンプ(400)は、第1実施形態と同様に、複数個が並列設置され、一つ以上のポンプが故障した場合、他のポンプで代替できるように構成する。
本実施形態の加圧タンク(500)は、第1実施形態と同様に、供給ポンプ(400)の後段に設置され、外部から圧縮空気が供給されて燃料油を加圧状態で貯蔵する。圧縮空気を加圧タンク(500)に供給するライン上には、第1実施形態と同様に、圧縮空気の流量と開閉を調節する第2バルブ(20)が設置される。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、第1実施形態と同様に、加圧タンク(500)と供給ポンプ(400)との間に設置され、加圧タンク(500)から排出された燃料油が供給ポンプ(400)に逆流することを防止する第5バルブ(50)をさらに備え得る。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、第1実施形態と同様に、エンジン(100)が燃料油のモードで運転するとき、加圧タンク(500)で貯蔵された燃料油をエンジン(100)に優先供給し、加圧タンク(500)で貯蔵された燃料油が足りない場合に供給ポンプ(400)を作動させる。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、第1実施形態と同様に、供給ポンプ(400)を常に作動させなくても、エンジン(100)に安定的な燃料油の供給が可能である。
本実施形態の循環ポンプ(700)は、第1実施形態と同様に、供給ポンプ(400)と加圧タンク(500)の後段に設置されて燃料油を加圧する。本実施形態の循環ポンプ(700)は、第1実施形態と同様に、複数個が並列設置され、一つ以上のポンプが故障した場合、他のポンプで代替できるように構成する。
本実施形態の循環ポンプ(700)は、第1実施形態と同様に、エンジン(100)で要求される燃料油の量が比較的少ない場合は、加圧タンク(500)から排出された燃料油のみを圧縮してエンジン(100)に供給し、エンジン(100)で要求される燃料油の量が比較的多い場合には加圧タンク(500)から排出された燃料油と供給ポンプ(400)によって圧縮された燃料油とが合流した流体を圧縮してエンジン(100)に供給する。
本実施形態の温度調節装置(800)は、第1実施形態と同様に、循環ポンプ(700)の後段に設置され、循環ポンプ(700)によって圧縮された燃料油をエンジン(100)で要求される温度に調節する。本実施形態の温度調節装置(800)は、第1実施形態と同様に、加熱器または冷却器である。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、第1実施形態と同様に、加圧タンク(500)の内部に設置される水位検出器(510)をさらに備え得る。
本実施形態の水位検出器(510)は、第1実施形態と同様に、加圧タンク(500)の内部の燃料油の水位を検出して、測定された燃料油の量が第1測定値以下である場合には、供給ポンプ(400)に信号を送信して供給ポンプ(400)を作動させ、加圧タンク(500)の内部の燃料油の量が第2測定値以上になると、再び供給ポンプ(400)に信号を送信して供給ポンプ(400)の作動を停止させる。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、第1実施形態と同様に、パイプ(200)と空気除去装置(210)をさらに備え得る。
本実施形態のパイプ(200)は、第1実施形態と同様に、エンジン(100)で使用されずに残った燃料油を一時貯蔵し、パイプ(200)に貯蔵された燃料油は空気除去装置(210)によって空気が除去され、空気除去装置(210)によって除去された空気は外部に排出される。
空気除去装置(210)によって空気が除去された燃料油は、第1実施形態と同様に、循環ポンプ(700)に送られて再びエンジンの燃料として使用される。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムがパイプ(200)を備える場合、第1実施形態と同様に、パイプ(200)から貯蔵タンク(300)に燃料油が送られるライン上に設置される第1バルブ(10)をさらに備え得る。
本実施形態の第1バルブ(10)は、第1実施形態と同様に、平常時は閉鎖状態を維持し、パイプ(200)の内部の燃料油の量が多すぎる場合(第3測定値)に開放され、パイプ(200)から貯蔵タンク(300)に燃料油を送ることになる。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムがパイプ(200)を備える場合、第1実施形態と同様に、パイプ(200)とエンジン(100)との間から分岐してパイプ(200)と貯蔵タンク(300)の間に合流する、迂回ライン(L2)をさらに備え得る。
本実施形態が迂回ライン(L2)を備える場合、第1実施形態と同様に、エンジン(100)で使用されずに残った燃料油は、パイプ(200)に送られるか、パイプ(200)を迂回する迂回ライン(L2)に沿って貯蔵タンク(300)に送られるが、迂回ライン(L2)は平常時には使用されず、燃料油を交換する時やパイプ(200)が破損して使用できない場合などに用いられる。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、第1実施形態と同様に、加圧タンク(500)とエンジン(100)との間に設置されて燃料油の流量を測定する流量計(600)をさらに備え得る。
本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、第1実施形態と同様に、エンジン(100)の前段に設置されて、エンジン(100)に送られる燃料油に混合された不純物を濾過する濾過装置(900)をさらに備え得る。
ただし、本実施形態における船舶の燃料油供給システムは、第1実施形態とは異なり、供給ポンプ(400)と加圧タンク(500)との間のラインから分岐して、供給ポンプ(400)と貯蔵タンク(300)との間のラインに合流するリターンライン(L1)を備えない。
本発明は、エンジン(100)が燃料油のモードで運転する場合、加圧タンク(500)で貯蔵された燃料油を優先的に使用して供給ポンプ(400)を常に作動させないため、エンジン(100)の要求量と関係なく供給ポンプ(400)を作動させるために必要な流量の燃料油を継続的に供給する必要もなく、供給ポンプ(400)によって圧縮された後にエンジン(100)で使用されなかった燃料油をリターンライン(L1)によって循環させる必要もない。
したがって、本発明は従来のように、リターンライン(L1)を設置しなくても問題が発生せず、本実施形態はリターンライン(L1)を省略することができるので、システムを簡素化することができるという長所がある。
本発明は、前記実施形態に限定されず、本発明の技術的要旨を逸脱しない範囲内で様々な形態で修正または変更できることは、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者にとって自明である。

Claims (17)

  1. 天然ガスと燃料油の両方を燃料として使用するエンジンに燃料油を供給する、船舶の燃料油供給方法において、
    加圧タンクに圧縮空気を供給して加圧状態で燃料油を貯蔵し、
    前記エンジンが燃料油のモードで運転する場合、前記加圧タンクで貯蔵された燃料油を循環ポンプに供給し、
    前記循環ポンプによって加圧された燃料油を温度調節装置により前記エンジンが必要とする温度に調節し、
    前記温度調節装置を通過した燃料油を前記エンジンに供給し、
    前記加圧タンク内の燃料油の量が第1測定値以下になる場合、貯蔵タンクで貯蔵された燃料油を供給ポンプにより加圧して前記加圧タンクに供給することを特徴とする、船舶の燃料油供給方法。
  2. 前記加圧タンクで貯蔵された燃料油が前記エンジンの要求量を満たさない場合、前記貯蔵タンクで貯蔵された燃料油を前記供給ポンプにより加圧して前記エンジンに供給することを特徴とする、請求項1に記載の船舶の燃料油供給方法。
  3. 前記エンジンで使用されずに残った燃料油は、パイプで一時貯蔵されて空気が除去された後、前記循環ポンプに送られることを特徴とする、請求項またはに記載の船舶の燃料油供給方法。
  4. 前記パイプの内部で燃料油の量が第3測定値以上になると、前記パイプで貯蔵された燃料油を前記貯蔵タンクに送ることを特徴とする、請求項に記載の船舶の燃料油供給方法。
  5. 前記エンジンで使用されずに残った燃料油を前記パイプを迂回して前記貯蔵タンクに送ることを特徴とする、請求項に記載の船舶の燃料油供給方法。
  6. 前記加圧タンクから排出された燃料油は、前記供給ポンプ方向への逆流が防止されることを特徴とする、請求項2に記載の船舶の燃料油供給方法。
  7. 天然ガスと燃料油の両方を燃料として使用するエンジンに燃料油を供給する、船舶の燃料油供給システムにおいて、
    前記エンジンに供給される燃料油を貯蔵する貯蔵タンク;
    前記貯蔵タンクから排出される燃料油を加圧する供給ポンプ;
    前記供給ポンプの後段に設置され、圧縮空気が供給されて燃料油を加圧状態で貯蔵する加圧タンク;
    前記加圧タンクの後段に設置されて燃料油を加圧する循環ポンプ;及び
    前記循環ポンプの後段に設置され、前記循環ポンプによって加圧された燃料油を前記エンジンで要求される温度に調節する温度調節装置;を備え、
    前記エンジンが燃料油のモードで運転されると、前記加圧タンクで貯蔵された燃料油を前記エンジンに優先供給し、
    前記加圧タンク内に設置され、前記加圧タンクで貯蔵された燃料油の量を測定する水位検出器をさらに備え、
    前記水位検出器は、
    測定された燃料油の量が第1測定値以下である場合、前記供給ポンプに信号を送信して前記供給ポンプを作動させ、
    前記水位検出器で測定された燃料油の量が前記第1測定値以下である場合、前記供給ポンプは前記貯蔵タンクから排出された燃料油を加圧して前記加圧タンクに供給することを特徴とする、船舶の燃料油供給システム。
  8. 前記供給ポンプと前記加圧タンクとの間のラインから分岐して、前記供給ポンプと前記貯蔵タンクの間のラインに合流するリターンラインをさらに備え、
    前記供給ポンプによって圧縮された燃料油のうち、前記エンジンで使用されなかった燃料油は前記リターンラインにより循環されることを特徴とする、請求項に記載の船舶の燃料油供給システム。
  9. 前記リターンラインは放熱配管を備えることを特徴とする、請求項に記載の船舶の燃料油供給システム。
  10. 前記循環ポンプは、前記加圧タンクから排出された燃料油;または前記加圧タンクから排出された燃料油と前記供給ポンプによって圧縮された燃料油とが合流した流体;を圧縮することを特徴とする、請求項に記載の船舶の燃料油供給システム。
  11. 定された燃料油の量が第2測定値以上である場合、前記供給ポンプに信号を送信して前記供給ポンプの作動を停止させることを特徴とする、請求項に記載の船舶の燃料油供給システム。
  12. 前記エンジンで使用されずに残った燃料油を一時貯蔵するパイプ;と
    前記パイプで一時貯蔵された燃料油に含まれる空気を除去する空気除去装置;をさらに備え、
    前記空気除去装置により空気が除去された燃料油は前記循環ポンプに送られることを特徴とする、請求項に記載の船舶の燃料油供給システム。
  13. 前記パイプの内部の燃料油の量が第3測定値以上になると開放されて、前記パイプで貯蔵された燃料油を前記貯蔵タンクに送る第1バルブをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の船舶の燃料油供給システム。
  14. 前記パイプと前記エンジンとの間から分岐して前記パイプと前記貯蔵タンクとの間に合流する迂回ラインをさらに備え、
    前記迂回ラインにより燃料油が前記パイプを迂回して前記貯蔵タンクに供給されることを特徴とする、請求項1に記載の船舶の燃料油供給システム。
  15. 前記供給ポンプ及び前記加圧タンクの後段に設置され、前記エンジンに供給される燃料油の流量を測定する流量計をさらに備えることを特徴とする、請求項に記載の船舶の燃料油供給システム。
  16. 前記エンジンの前段に設置され、前記エンジンに送られる燃料油に混合された不純物を濾過する濾過装置をさらに備えることを特徴とする、請求項に記載の船舶の燃料油供給システム。
  17. 前記供給ポンプと前記加圧タンクとの間に設置され、前記加圧タンクから排出された燃料油が前記供給ポンプに逆流することを防止する第5バルブを備えることを特徴とする、請求項〜1のいずれか一項に記載の船舶の燃料油供給システム。
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