JP6909435B2 - 貫通電極基板およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、貫通電極基板およびその製造方法に関する。
従来から、第1面から第1面の反対側の第2面に至る貫通孔が設けられた基板と、貫通孔の内部に位置した電極とを備える貫通電極基板が様々な用途に用いられている。例えば、特許文献1では、ガラス基板と、ガラス基板の上面から下面まで貫通するフィルドビア導体とを有するインターポーザによって、上面側に配置されたICチップと下面側に配置された配線基板とを電気的に接続する例を開示している。なお、以下の記載において、貫通孔の内部に位置した電極のことを貫通電極と呼ぶこともある。
特開2014−139963号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、インターポーザのガラス基板と、インターポーザが接続される配線基板との熱膨張率の差が大きいことで、インターポーザにおける配線基板との接続部に作用する応力を抑制することが困難であるといった問題があった。
本開示は、以上の点を考慮してなされたものであり、配線基板との接続部に作用する応力を抑制することができる貫通電極基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様では、
第1の側の第1面、前記第1の側と反対の第2の側の第2面、および前記第2面から突出した凸部を有し、有機材料を含有する基板と、
前記第2面上に位置する第1導電部、および前記凸部の少なくとも一部上に位置し、前記第1導電部に電気的に接続された第2導電部を有する導電層と、
前記第1面から前記第2面まで貫通し、前記第1導電部に電気的に接続された貫通電極と、を備える、貫通電極基板が提供される。
前記凸部は、半球形状を有してもよい。
前記第2導電部は、
前記凸部の中央領域を覆う第1部分と、
前記第1部分と前記第1導電部との間に位置し、前記第1部分から前記第1導電部に向かう方向に交差する方向において前記第1部分よりも小さい幅を有する第2部分と、を有してもよい。
前記第2導電部は、渦巻形状を有してもよい。
前記第1導電部に対して前記第1の側に位置し、前記貫通電極に電気的に接続された電子部品を更に備えてもよい。
前記基板に対して前記第1の側に位置する第2基板であって、前記第1の側の第2基板第1面および前記第2の側の第2基板第2面を有し、前記第2基板第1面から前記第2基板第2面まで貫通する第2貫通孔が設けられた第2基板と、
前記第2貫通孔の内部に位置し、前記貫通電極に電気的に接続された第2貫通電極と、を更に備えてもよい。
前記第2基板第1面から前記第2基板第2面側に向かって設けられた第2基板凹部または前記第2基板第1面から前記第2基板第2面まで貫通する第2基板貫通孔の内部に位置し、前記第1の側に露出する電極を有する電子部品と、
前記第2基板第1面上に位置し、前記第2貫通電極と前記電極とを電気的に接続する第2導電層と、を更に備えてもよい。
前記第1導電部に対して前記第2の側に位置する支持基板であって、前記第1の側の支持基板第1面および前記第2の側の支持基板第2面を有し、前記支持基板第1面から前記支持基板第2面まで前記第2導電部で貫通された支持基板貫通孔が設けられた支持基板を更に備えてもよい。
前記第2基板は、ガラスを含有してもよい。
前記支持基板は、ガラスを含有してもよい。
本開示の他の一態様では、
第1の側の支持基板第1面と、前記第1の側と反対の第2の側の支持基板第2面と、を有し、前記支持基板第1面の一部から前記支持基板第2面側に向かって支持基板凹部が設けられた支持基板を準備する工程と、
前記支持基板上に第1導電部と前記第1導電部に電気的に接続された第2導電部とを有する導電層を形成する工程であって、前記支持基板第1面上に前記第1導電部を形成するとともに前記支持基板凹部上に前記第2導電部を形成する工程と、
前記第1導電部から前記第1の側に延びる貫通電極を形成する工程と、
前記導電層上に、前記第1の側の第1面と、前記第2の側の第2面と、前記第2面から前記第2導電部まで突出した凸部と、を有し、有機材料を含有し、前記第1面から前記第2面まで前記貫通電極で貫通された基板を形成する工程と、を備える、貫通電極基板の製造方法が提供される。
前記基板を形成した後に前記導電層から前記支持基板を剥離する工程と、
前記支持基板を剥離した後に、所定のパターンを有するように前記第1導電部を加工するとともに、前記凸部の一部を覆うように前記第2導電部を加工する工程と、を更に備えてもよい。
前記導電層を形成する工程は、前記支持基板上において、所定のパターンを有するように前記第1導電部を加工するとともに、前記凸部の一部を覆うように前記第2導電部を加工することを含み、
前記基板を形成した後に前記支持基板第2面から前記第2導電部が突出するまで前記支持基板第2面を削る工程を更に備えてもよい。
本開示によれば、配線基板との接続部に作用する応力を抑制することができる。
本実施形態による貫通電極基板を示す断面図である。 本実施形態による貫通電極基板を示す下面図である。 本実施形態による貫通電極基板の製造方法を示す断面図である。 図3に続く本実施形態による貫通電極基板の製造方法を示す断面図である。 図4に続く本実施形態による貫通電極基板の製造方法を示す断面図である。 図5に続く本実施形態による貫通電極基板の製造方法を示す断面図である。 図6に続く本実施形態による貫通電極基板の製造方法を示す断面図である。 本実施形態の第1の変形例による貫通電極基板を示す下面図である。 本実施形態の第2の変形例による貫通電極基板を示す断面図である。 本実施形態の第3の変形例による貫通電極基板を示す断面図である。 本実施形態の第4の変形例による貫通電極基板を示す断面図である。 本実施形態の第5の変形例による貫通電極基板を示す断面図である。 本実施形態の第6の変形例による貫通電極基板を示す断面図である。 本実施形態の第7の変形例による貫通電極基板を示す断面図である。 貫通電極基板が搭載される製品の例を示す図である。
以下、本開示の実施形態に係る貫通電極基板の構成及びその製造方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は本実施形態の一例であって、本開示はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。また、本明細書において、「基板」、「基材」、「シート」や「フィルム」など用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「基板」や「基材」は、シートやフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。更に、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」や「直交」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。また、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なる場合や、構成の一部が図面から省略される場合がある。
(貫通電極基板1)
以下、本開示の実施の形態について説明する。まず、本実施の形態に係る貫通電極基板1の構成について説明する。本実施形態による貫通電極基板1は、例えば、配線基板と電子部品とを中継するインターポーザ基板として用いることができる。図1は、本実施形態による貫通電極基板1を示す断面図である。
図1に示すように、貫通電極基板1は、基板の一例である有機基板30と、導電層の一例である有機基板第2面導電層10と、貫通電極の一例である有機基板貫通電極2と、を備える。以下、貫通電極基板1の各構成要素について説明する。
(有機基板30)
有機基板30は、有機材料を含有し、絶縁性を有する基板である。有機基板30は、第1の側の一例である貫通電極基板1の厚み方向D1における上側D11の有機基板第1面31と、第2の側の一例である厚み方向D1における下側D12の有機基板第2面32と、凸部33とを有する。また、有機基板30には、有機基板第1面31から有機基板第2面32まで貫通する有機基板貫通孔34が設けられている。
なお、上側D11、下側D12という表現は、あくまで図1における貫通電極基板1の方向の表現に過ぎず、貫通電極基板1の向きによっては、上側D11と下側D12が逆転することもある。
凸部33は、有機基板第2面32から下側D12に突出している。図1の例において、凸部33は半球形状を有する。凸部33は、有機基板第1面31に沿った面方向D2に間隔を空けて複数設けられている。
有機基板30は、0.03以下、好ましくは0.02以下、より好ましくは0.01以下の誘電正接を有する有機材料を含んでもよい。有機基板30の有機材料としては、ポリイミド、エポキシ樹脂などを用いることができる。誘電正接の小さい有機材料を用いて有機基板30を構成することにより、後述する有機基板貫通電極2および有機基板第2面導電層10を通るべき電気信号の一部が有機基板30を通ってしまうことを抑制することができる。これにより、貫通電極基板1の帯域を高周波側に広げることができる。
有機基板30に含有される有機材料の弾性率は、10Gpa以下であることが好ましい。弾性率が低い有機材料を用いて有機基板30を構成することで、凸部33を容易に変形させることができるので、後述する有機基板第2面導電層10の第2導電部12に作用する応力を効果的に抑制することができる。
有機基板30の熱膨張率は、17ppm以上100ppm以下であることが好ましい。このような熱膨張率を有する有機材料を用いて有機基板30を構成することで、有機基板30の熱膨張率を、後述する配線基板WBの熱膨張率と、貫通電極基板1上に設けられるガラス基板や電子部品の熱膨張率との間の値にすることができる。これにより、配線基板WBと貫通電極基板1上に設けられるガラス基板や電子部品との熱膨張率差を吸収して後述する第2導電部12に作用する応力を更に有効に抑制することができる。
有機基板30は、例えば、後述する有機基板第2面導電層10上および有機基板貫通電極2上に有機材料を含有するフィルムをラミネートした後に、有機基板貫通電極2の上側D11の端部が露出するまでフィルムの表面をドライエッチングすることで形成してもよい。
(有機基板第2面導電層10)
有機基板第2面導電層10は、有機基板30の下側D12に位置する、導電性を有する層である。有機基板第2面導電層10は、第1導電部11と、第1導電部11に電気的に接続された第2導電部12とを有する。
第1導電部11は、有機基板第2面32上に位置し、面方向D2に沿った平坦な形状を有する。
第2導電部12は、第1導電部11に連続するように凸部33の一部上に位置し、第1導電部11に対して下側D12に湾曲している。言い換えれば、第2導電部12は、凸部33の一部を覆っている。
貫通電極基板1は、第2導電部12を介して第2導電部12の下側D12に配置される配線基板WBと電気的に接続されることで、配線基板WB上に実装される。したがって、第2導電部12は、貫通電極基板1における配線基板WBとの接続部として機能する。配線基板WBは、マザーボードと呼ばれることもある。
図2は、本実施形態による貫通電極基板1を示す下面図である。第2導電部12は、有機基板30の凸部33を部分的に覆うような大きさおよび形状を有する。図2の例において、第2導電部12は、第1部分121と第2部分122とを有する。
第1部分121は、凸部33の表面のうち中央領域を覆っている。図2に示すように、第1部分121は、下側D12から見た場合に円形状を有する。第2部分122は、第1部分121と第1導電部11との間に、第1部分121および第1導電部11に連続するように位置する。第2部分122は、第1部分121から第1導電部11に向かう方向に直交する方向D3において、第1部分121より小さい幅Wを有する。第2部分122の幅Wは、第1部分121側の方が第1部分121の反対側よりも大きくなっている。言い換えれば、第2部分122の幅方向D3の両端122aは、第1部分121側に向かうにしたがって幅方向D3の外方に向かうような曲線形状を有している。
このように、有機材料を含有することで変形し易い凸部33を第2導電部12が覆うことで、貫通電極基板1上にガラス基板や電子部品などの配線基板WBとの熱膨張率差が大きい部材を設ける場合に、配線基板WBとの接続部である第2導電部12に作用する応力を、凸部33の変形によって効果的に吸収して抑制することができる。
また、第2導電部12が凸部33を部分的に覆うことで、第2導電部12が凸部33を全体的に覆う場合と比較して、第2導電部12に作用する応力をより効果的に抑制することができる。
また、面積が大きい第1部分121によって配線基板WBとの電気的な接続を効率良く行うことができるとともに、凸部33の変形にともなって幅Wが小さい第2部分122を柔軟に変形させることで、第2導電部12に作用する応力をより効果的に抑制することができる。また、第2部分122の幅方向D3の両端が曲線形状を有することで、第1部分121と第2部分122との接続位置に作用する応力を効果的に抑制することができる。
有機基板第2面導電層10は、例えば、後述する図3に示される支持基板8上に、順に、シード層とめっき層とを積層することで形成してもよい。なお、図1の例の貫通電極基板1において、支持基板8は、貫通電極基板1の製造工程中に除去され、最終的に貫通電極基板1には残らない。シード層は、電解めっき処理によってめっき層を形成する電解めっき工程の際に、めっき液中の金属イオンを析出させてめっき層を成長させるための土台となる、導電性を有する層である。シード層の材料としては、銅などの導電性を有する材料を用いることができる。シード層の材料は、めっき層の材料と同一であってもよく、異なっていてもよい。例えば、シード層は、チタンと銅を順に積層した積層膜や、クロムなどであってもよい。シード層は、例えば、スパッタリング法、蒸着法、無電解めっき法などによって形成してもよい。めっき層は、めっき処理によって形成される、導電性を有する層である。めっき層は、銅を含有する。めっき層は、銅と、銅以外の金属、例えば、金、銀、白金、ロジウム、スズ、アルミニウム、ニッケル、クロムとの合金を含有していてもよく、または、銅と銅以外の金属とを積層したものであってもよい。
(有機基板貫通電極2)
有機基板貫通電極2は、有機基板第1面31から有機基板第2面32まで有機基板30を貫通する、導電性を有する部材である。有機基板貫通電極2は、有機基板貫通孔34の内部に充填されている。有機基板貫通電極2は、ポストと呼ぶこともできる。
有機基板貫通電極2は、例えば、有機基板第2面導電層10上にレジスト層を配置したうえで、露光および現像によってレジスト層を有機基板貫通電極2の形状にパターニングし、パターニングされたレジスト層をマスクとしてシード層およびめっき層を順に積層することで形成してもよい。有機基板貫通電極2の材料は、有機基板第2面導電層10の材料と同様であってもよい。
(貫通電極基板1の製造方法)
以下、貫通電極基板1の製造方法の一例について、図3乃至図7を参照して説明する。
(支持基板80の準備工程)
図3は、本実施形態による貫通電極基板1の製造方法を示す断面図である。まず、貫通電極基板1の製造工程において有機基板第2面導電層10、有機基板貫通電極2および有機基板30を支持するための支持基板80を準備する。
支持基板80は、上側D11の支持基板第1面81と、下側D12の支持基板第2面82とを有する。また、第2導電部12および凸部33を形成するため、支持基板80には、支持基板第1面81の一部から支持基板第2面82側に向かって支持基板凹部830が設けられている。図3の例において、支持基板凹部830の内表面は半球形状を有する。また、第2導電部12および凸部33を複数形成するため、支持基板凹部830は、面方向D2に間隔を空けて複数設けられている。
支持基板80は、一定の絶縁性を有する無機材料を含んでいる。例えば、支持基板80は、ガラス基板、石英基板、サファイア基板、樹脂基板、シリコン基板、炭化シリコン基板、アルミナ(Al)基板、窒化アルミ(AlN)基板、酸化ジリコニア(ZrO)基板など、又は、これらの基板が積層されたものである。支持基板80は、アルミニウム基板、ステンレス基板など、導電性を有する材料から構成された基板を部分的に含んでいてもよい。
支持基板凹部830は、例えば、支持基板第1面81側から支持基板80にレーザ光を照射することで形成する。支持基板凹部830を形成するためのレーザとしては、エキシマレーザ、Nd:YAGレーザ、フェムト秒レーザ等を用いることができる。Nd:YAGレーザを採用する場合、波長が1064nmの基本波、波長が532nmの第2高調波、波長が355nmの第3高調波等を用いることができる。また、支持基板凹部830を形成するため、レーザ照射とウェットエッチングとを適宜組み合わせることもできる。具体的には、まず、レーザ照射によって支持基板80のうち支持基板凹部830を形成すべき領域に変質層を形成する。変質層を形成した後、支持基板80をフッ化水素などに浸漬して、変質層をエッチングする。これによって、支持基板80に支持基板凹部830を形成することができる。その他にも、支持基板凹部830は、支持基板80に研磨材を吹き付けるブラスト処理によって形成してもよく、また、レジスト層をマスクとして、反応性イオンエッチング法や深掘り反応性イオンエッチング法などのドライエッチング法またはウェットエッチング法によって形成してもよい。
(有機基板第2面導電層10の形成工程)
図4は、図3に続く本実施形態による貫通電極基板1の製造方法を示す断面図である。支持基板80を準備した後、図4に示すように、支持基板80上に有機基板第2面導電層10を形成する。
具体的には、支持基板第1面81上に、有機基板第2面導電層10のうち第1導電部11を形成し、支持基板凹部830上に、有機基板第2面導電層10のうち第2導電部12を形成する。有機基板第2面導電層10は、例えば、スパッタリング法、蒸着法、無電解めっき法などによって支持基板80上にシード層を全面的に形成した後に、シード層上に電解めっき法によってめっき層を全面的に積層することで形成する。
(有機基板貫通電極2の形成工程)
図5は、図4に続く本実施形態による貫通電極基板1の製造方法を示す断面図である。有機基板第2面導電層10を形成した後、図5に示すように、第1導電部11上に、第1導電部11から上側D1に延びる有機基板貫通電極2を形成する。有機基板貫通電極2は、例えば、レジスト層をマスクとしてシード層およびめっき層を順に積層することで形成する。
(有機基板30の形成工程)
図6は、図5に続く本実施形態による貫通電極基板1の製造方法を示す断面図である。有機基板貫通電極2を形成した後、図6に示すように、有機基板第2面導電層10上に有機基板30を形成する。
有機基板30は、例えば、有機基板第2面導電層10上および有機基板貫通電極2上に有機材料を含有するフィルムをラミネートした後に、有機基板貫通電極2の上側D11の端部が露出までフィルムの表面をドライエッチングすることで形成する。
(支持基板80の剥離工程)
図7は、図6に続く本実施形態による貫通電極基板1の製造方法を示す断面図である。有機基板30を形成した後、図7に示すように、有機基板第2面導電層10から支持基板80を剥離する。支持基板80の剥離には、有機基板30に含有される有機材料の硬化にともなう有機基板30の体積収縮や、加熱および冷却プロセスによる有機基板30の体積変化を利用することができる。
(有機基板第2面導電層10の加工工程)
支持基板80を剥離した後、所定のパターンを有するように第1導電部11を加工するとともに、凸部33の一部を覆うように第2導電部12を加工する。第1導電部11および第2導電部12は、例えば、レジスト層をマスクとした露光および現像によって加工する。
以上の工程により、図1に示した貫通電極基板1が得られる。以下、本実施形態によってもたらされる作用について説明する。
貫通電極基板1上にガラス基板や電子部品などの配線基板WBとの熱膨張率差が大きい部材を設ける場合、図示しない配線基板WBのパッドに最も近い位置で配線基板WBに電気的に接続される第2導電部12には、配線基板WBと貫通電極基板1上の部材との熱膨張率差に起因する応力が最も大きく作用しやすい。もし、第2導電部12が無機材料を含有する変形し難い基板上に形成されている場合、第2導電部12に作用する応力を吸収できず、第2導電部12にクラックなどの破損が生じてしまう虞がある。
これに対して、本実施形態によれば、有機材料を含有することで変形し易い凸部33上に第2導電部12を設けることで、配線基板WBと貫通電極基板1上の部材との熱膨張率差によって第2導電部12に作用しようとする応力を、凸部33の変形によって効果的に吸収して抑制することができる。
また、凸部33上に設けられている第2導電部12を凸部33の変形にともなって恰もスプリングのように変形させることができるので、第2導電部12に作用する応力をより効果的に抑制することができる。とりわけ、第2導電部12が第1部分121より幅Wが小さい第2部分122を有することで、凸部33の変形にともなう第2部分122の変形を容易に行わせることができ、第2導電部12に作用する応力を更に効果的に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、第2導電部12が凸部33を部分的に覆うことで、第2導電部12が凸部33を全体的に覆う場合と比較して、凸部33の変形にともって第2導電部12を更に容易に変形させることができる。これにより、第2導電部12に作用する応力をより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、凸部33が半球形状を有することで、凸部33および凸部33上の第2導電部12を成形するための支持基板80の支持基板凹部830の形状を、加工に容易な半球形状にすることができる。また、第2導電部12が凸部33の表面に沿った滑らかな曲面を有することができるので、第2導電部12から支持基板80を容易に剥離することができる。これにより、貫通電極基板1を簡便かつ適切に製造することができる。
(第1の変形例)
次に、渦巻形状を有する第2導電部12を備えた貫通電極基板1の第1の変形例について説明する。図8は、本実施形態の第1の変形例による貫通電極基板1を示す下面図である。
図2においては、第1部分121と第2部分122とを有する第2導電部12の例について説明した。これに対して、第1の変形例の第2導電部12は、図8に示すように、渦巻形状を有する。なお、渦巻形状の中心は、半球形状の凸部33の中心に一致していてもよい。
第1の変形例の第2導電部12も、図2の例の第2導電部12と同様に凸部33を部分的に覆っているので、第2導電部12に作用する応力を効果的に抑制することができる。また、第1の変形例の第2導電部12は、渦巻形状を有することで、凸部33の変形にともなう変形を図2の第2導電部12よりも更に容易に行うことができる。これにより、第2部分122に作用する応力を更に効果的に抑制することができる。
(第2の変形例)
次に、半球形状以外の形状を有する凸部33を備えた貫通電極基板1の第2の変形例について説明する。図9は、本実施形態の第2の変形例による貫通電極基板1を示す断面図である。
図9に示すように、凸部33は、下側D12に向かって幅が小さくなる台形状を有していてもよい。このような台形状の凸部33を備えた貫通電極基板1においても、有機材料を含有する凸部33の変形にともなって第2導電部12に作用する応力を有効に抑制することができる。また、下側D12に向かって幅が減少する台形状を有することで、支持基板80からの第2導電部12の離型性を確保することができる。
(第3の変形例)
次に、はんだを含有する第2導電部12を備えた貫通電極基板1の第3の変形例について説明する。図10は、本実施形態の第3の変形例による貫通電極基板1を示す断面図である。
図10に示すように、第2導電部12は、はんだ123を含有していてもよい。はんだ123は、スズSnを主成分として含有する。はんだ123は、更に銀Agおよび銅Cuの少なくとも一方を含有してもよい。
はんだ123は、例えば、支持基板80上にシード層を形成した後、シード層上にめっき層を形成する前に、支持基板凹部830上に位置する一部のシード層上にレジスト層をマスクとして部分的にはんだめっき層を積層することで形成することができる。
第2導電部12がはんだ123を有することで、第2導電部12と配線基板WBとの電気的および機械的接続を良好に行うことができる。
(第4の変形例)
次に、有機基板第2面導電層10上に電子部品41を備えた貫通電極基板1の第4の変形例について説明する。図11は、本実施形態の第4の変形例による貫通電極基板1を示す断面図である。
図11に示すように、第4の変形例の貫通電極基板1は、図1の貫通電極基板1の構成に加えて、更に、電子部品41と、有機基板第1面導電層9とを備える。
電子部品41は、有機基板第2面導電層10に対して上側D11に位置し、有機基板第1面導電層9を介して有機基板貫通電極2に電気的に接続されている。電子部品41は、有機基板第1面導電層9および有機基板貫通電極2を通じて電気信号を送信または受信する。
電子部品41は、例えば、LSI(Large-Scale Integration)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)およびディスクリート部品などのデバイスチップである。
電子部品41は、有機基板第1面31から有機基板第2面32まで貫通する有機基板第2貫通孔35の内部に位置し、上側D1に露出した電極41aすなわち端子を有する。また、電子部品41は、その下側D12の端面において、有機基板第2面導電層10から電気的に絶縁された状態で有機基板第2面導電層10に接している。電子部品41の下端面は、ダイアタッチメント材などの図示しない接着材を介して有機基板第2面導電層10に接着されている。あるいは、電子部品41の下端面と有機基板第2面導電層10との間に、有機基板30の一部を介在させ、介在された有機基板30の粘着力で電子部品41を接着してもよい。
有機基板第1面導電層9は、有機基板第1面31上に位置する、導電性を有する層である。有機基板第1面導電層9は、有機基板貫通電極2と電子部品41の電極41aとを電気的に接続する。有機基板第1面導電層9は、有機基板第2面導電層10と同様に、有機基板第1面31上に順に積層されたシード層及びめっき層を含んでいてもよい。有機基板第1面導電層9を構成する材料は、有機基板第2面導電層10を構成する材料と同様でよい。
第4の変形例によれば、配線基板WBと電子部品41との熱膨張率差に起因して第2導電部12に作用しようとする応力を、凸部33の変形によって吸収することができる。また、有機基板30の内部に電子部品41を備えることで、貫通電極基板1の厚みを抑制することができる。
(第5の変形例)
次に、有機基板30の上側D11に第2基板を備えた貫通電極基板1の第5の変形例について説明する。図12は、本実施形態の第5の変形例による貫通電極基板1を示す断面図である。
図12に示すように、第5の変形例による貫通電極基板1は、図1の貫通電極基板1の構成に加えて、更に、第2基板50と、第2貫通電極の一例である第2基板貫通電極6とを備える。
第2基板50は、有機基板30に対して上側D11に位置する基板である。第2基板50は、上側D11の第2基板第1面51と、下側D12の第2基板第2面52とを有する。また、第2基板50には、第2貫通孔の一例として、第2基板第1面51から第2基板第2面52まで貫通する第2基板貫通孔53が設けられている。第2基板貫通孔53は、有機基板貫通孔34に対応する位置に設けられている。
第2基板50は、一定の絶縁性を有する無機材料を含んでいる。例えば、第2基板50は、ガラス基板、石英基板、サファイア基板、樹脂基板、シリコン基板、炭化シリコン基板、アルミナ(Al)基板、窒化アルミ(AlN)基板、酸化ジリコニア(ZrO)基板など、又は、これらの基板が積層されたものである。第2基板50は、アルミニウム基板、ステンレス基板など、導電性を有する材料から構成された基板を部分的に含んでいてもよい。
第2基板50で用いるガラスの例としては、無アルカリガラスなどを挙げることができる。無アルカリガラスとは、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ成分を含まないガラスである。無アルカリガラスは、例えば、アルカリ成分の代わりにホウ酸を含む。また、無アルカリガラスは、例えば、酸化カルシウムや酸化バリウムなどのアルカリ土類金属酸化物を含む。ガラスを含有する基板は、例えばカメラモジュール用の貫通電極基板1などの透明性が要求される貫通電極基板1に好適に用いることができる。また、ガラスを含有する基板は、カメラモジュール用の貫通電極基板1の他、サーバ、スーパーピュータなど、高性能のLSIを実装する基板としても用いられる。これは、シリコン基板と比較して信号の伝送損失が少なく、GHz帯域の信号処理に適しているためである。
第2基板貫通電極6は、第2基板貫通孔53の内部に位置し、有機基板貫通電極2に電気的に接続された導電性を有する部材である。図12の例において、第2基板貫通電極6は、第2基板貫通孔53の内部に充填されたフィルドビアである。
第2基板貫通電極6が導電性を有する限りにおいて、第2基板貫通電極6の構成は特に限定されない。例えば、第2基板貫通電極6は、導電性を有する単一の層から構成されていてもよく、若しくは、導電性を有する複数の層を含んでいてもよい。また、第2基板貫通電極6は、第2基板貫通孔53の側壁すなわち内周面側から中心側へ順に並ぶシード層およびめっき層を含んでいてもよい。この場合、第2基板貫通孔53の側壁とシード層との間に中間層を設けてもよい。中間層を構成する材料としては、例えば、チタン、チタン窒化物、モリブデン、モリブデン窒化物、タンタル、タンタル窒化物等、又はこれらを積層したものを用いることができる。中間層は、例えば、蒸着法やスパッタリング法などの物理成膜法で形成される。中間層は、例えば、側壁に対するシード層やめっき層の密着性を高めるという役割を果たす。また、中間層は、シード層又はめっき層に含まれる金属元素が第2基板貫通孔53の側壁を介して第2基板50の内部に拡散することを抑制するという役割を果たしてもよい。
また、第2基板貫通電極6は、インダクタの一部を構成してもよい。また、第2基板第1面51上に、キャパシタを設けてもよい。キャパシタは、第2基板第1面51上に、順に、下部電極として機能する導電性を有する導電層と、誘電体として機能する無機材料を含有する無機層と、上部電極として機能する導電性を有する導電層とを備えていてもよい。この場合、無機層の無機材料としては、例えば、SiNなどの珪素窒化物を用いることができる。その他にも、無機層の無機材料の例として、酸化シリコン、酸化アルミ、五酸化タンタルなどを挙げることができる。
第5の変形例によれば、配線基板WBと第2基板50との熱膨張率差に起因して第2導電部12に作用しようとする応力を、凸部33の変形によって吸収することができる。また、有機基板30上に第2基板50を備えることで、貫通電極基板1の形状および寸法の安定性を向上させることができる。
(第6の変形例)
次に、第2基板50に電子部品41を備えた第6の変形例について説明する。図13は、本実施形態の第6の変形例による貫通電極基板1を示す断面図である。
図13に示すように、第6の変形例の貫通電極基板1は、図12の貫通電極基板1の構成に加えて、更に、電子部品41と、第2導電層の一例である第2基板第1面導電層7とを備える。
電子部品41は、有機基板30上すなわち有機基板30に対して上側D11に位置し、第2基板第1面導電層7を介して第2基板貫通電極6に電気的に接続されている。電子部品41は、第2基板第1面導電層7および第2基板貫通電極6を通じて電気信号を送信または受信する。
電子部品41は、第2基板貫通孔の一例である第2基板第1面51から第2基板第2面52まで貫通する第2基板第2貫通孔54の内部に位置し、上側D1に露出した電極41aを有する。また、電子部品41は、その下側D12の端面において、有機基板第1面31に接着されている。電子部品41は、有機基板30の粘着性を利用して有機基板第1面31に接着されていてもよい。
第2基板第1面導電層7は、第2基板第1面51上に位置する、導電性を有する層である。第2基板第1面導電層7は、第2基板貫通電極6と電極41aとを電気的に接続する。第2基板第1面導電層7は、有機基板第2面導電層10と同様に、第2基板第1面51上に順に積層されたシード層及びめっき層を含んでいてもよい。第2基板第1面導電層7を構成する材料は、有機基板第2面導電層10を構成する材料と同様でよい。
なお、第2基板第2貫通孔54を設ける代わりに、第2基板第1面51から第2基板第2面52側に第2基板凹部を設け、第2基板凹部上に電子部品41を位置させてもよい。
第6の変形例によれば、配線基板WBと電子部品41との熱膨張率差および配線基板WBと第2基板50との熱膨張率差に起因して第2導電部12に作用しようとする応力を、凸部33の変形によって吸収することができる。また、第2基板50の内部に電子部品41を備えることで、貫通電極基板1の厚みを抑制することができる。
(第7の変形例)
次に、部分的に支持基板80が残された貫通電極基板1の第7の変形例について説明する。図14は、本実施形態の第7の変形例による貫通電極基板1を示す断面図である。
これまでは、支持基板80を製造工程中に除去して最終的に貫通電極基板1に残さない例について説明した。これに対して、第7の変形例の貫通電極基板1には、部分的に支持基板80が残されている。
具体的には、図14に示すように、第7の変形例の貫通電極基板1は、図1の貫通電極基板1の構成に加えて、更に、有機基板第2面導電層10に対して下側D12に位置する支持基板80を備える。
図14に示すように、第7の変形例の支持基板80は、図3の例と同様に、支持基板第1面81と、支持基板第2面82とを有する。ただし、第7の変形例の支持基板80は、図3の例による支持基板80よりも厚みが薄い。また、図14に示すように、第7の変形例の支持基板80には、支持基板第1面81から支持基板第2面82まで第2導電部12で貫通された支持基板貫通孔83が設けられている。
このような第7の変形例による貫通電極基板1を形成するためには、支持基板80上に有機基板第2面導電層10を形成したうえで、支持基板80上において、所定のパターンを有するように第1導電部11を加工するとともに、第2導電部12を部分的に覆うように第2導電部12を加工する。
また、有機基板30を形成した後に、支持基板第2面82から第2導電部12が突出するまで支持基板第2面82を削る。すなわち、第2導電部12が突出するように支持基板80を薄化する。支持基板第2面82は、例えば、第2導電部12の下端に達するまでは機械研磨で削り、第2導電部12の下端に達してからはウェットプロセスで削ってもよい。
第7の変形例によれば、第2導電部12で貫通される厚みの支持基板80を残すことで、第2導電部12と配線基板WBとの電気的接続を確保しながら貫通電極基板1の寸法および形状の安定性を向上させることができる。
(貫通電極基板が搭載される製品の例)
図15は、貫通電極基板1が搭載される製品の例を示す図である。本実施形態に係る貫通電極基板1は、様々な製品において利用され得る。例えば、ノート型パーソナルコンピュータ110、タブレット端末120、携帯電話130、スマートフォン140、デジタルビデオカメラ150、デジタルカメラ160、デジタル時計170、サーバ180等に搭載される。
1 貫通電極基板
10 有機基板第2面導電層
11 第1導電部
12 第2導電部
2 有機基板貫通電極
30 有機基板
31 有機基板第1面
32 有機基板第2面
33 凸部
34 有機基板貫通孔

Claims (12)

  1. 第1の側の第1面、前記第1の側と反対の第2の側の第2面、および前記第2面から突出した凸部を有し、有機材料を含有する基板と、
    前記第2面上に位置する第1導電部、および前記凸部の少なくとも一部上に位置し、前記第1導電部に電気的に接続された第2導電部を有する導電層と、
    前記第1面から前記第2面まで貫通し、前記第1導電部に電気的に接続された貫通電極と、
    前記第1導電部に対して前記第2の側に位置する支持基板であって、前記第1の側の支持基板第1面および前記第2の側の支持基板第2面を有し、前記支持基板第1面から前記支持基板第2面まで前記第2導電部で貫通された支持基板貫通孔が設けられた支持基板と、を備える、貫通電極基板。
  2. 前記凸部は、半球形状を有する、請求項1に記載の貫通電極基板。
  3. 前記第2導電部は、
    前記凸部の中央領域を覆う第1部分と、
    前記第1部分と前記第1導電部との間に位置し、前記第1部分から前記第1導電部に向かう方向に交差する方向において前記第1部分よりも小さい幅を有する第2部分と、を有する、請求項2に記載の貫通電極基板。
  4. 前記第2導電部は、渦巻形状を有する、請求項2に記載の貫通電極基板。
  5. 前記第1導電部に対して前記第1の側に位置し、前記貫通電極に電気的に接続された電子部品を更に備える、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の貫通電極基板。
  6. 前記基板に対して前記第1の側に位置する第2基板であって、前記第1の側の第2基板第1面および前記第2の側の第2基板第2面を有し、前記第2基板第1面から前記第2基板第2面まで貫通する第2貫通孔が設けられた第2基板と、
    前記第2貫通孔の内部に位置し、前記貫通電極に電気的に接続された第2貫通電極と、を更に備える、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の貫通電極基板。
  7. 前記第2基板第1面から前記第2基板第2面側に向かって設けられた第2基板凹部または前記第2基板第1面から前記第2基板第2面まで貫通する第2基板貫通孔の内部に位置し、前記第1の側に露出する電極を有する電子部品と、
    前記第2基板第1面上に位置し、前記第2貫通電極と前記電極とを電気的に接続する第2導電層と、を更に備える、請求項6に記載の貫通電極基板。
  8. 前記第2基板は、ガラスを含有する、請求項6又は7に記載の貫通電極基板。
  9. 前記支持基板は、ガラスを含有する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の貫通電極基板。
  10. 第1の側の支持基板第1面と、前記第1の側と反対の第2の側の支持基板第2面と、を有し、前記支持基板第1面の一部から前記支持基板第2面側に向かって支持基板凹部が設けられた支持基板を準備する工程と、
    前記支持基板上に第1導電部と前記第1導電部に電気的に接続された第2導電部とを有する導電層を形成する工程であって、前記支持基板第1面上に前記第1導電部を形成するとともに前記支持基板凹部上に前記第2導電部を形成する工程と、
    前記第1導電部から前記第1の側に延びる貫通電極を形成する工程と、
    前記導電層上に、前記第1の側の第1面と、前記第2の側の第2面と、前記第2面から前記第2導電部まで突出した凸部と、を有し、有機材料を含有し、前記第1面から前記第2面まで前記貫通電極で貫通された基板を形成する工程と、を備える、貫通電極基板の製造方法。
  11. 前記基板を形成した後に前記導電層から前記支持基板を剥離する工程と、
    前記支持基板を剥離した後に、所定のパターンを有するように前記第1導電部を加工するとともに、前記凸部の一部を覆うように前記第2導電部を加工する工程と、を更に備える、請求項10に記載の貫通電極基板の製造方法。
  12. 前記導電層を形成する工程は、前記支持基板上において、所定のパターンを有するように前記第1導電部を加工するとともに、前記凸部の一部を覆うように前記第2導電部を加工することを含み、
    前記基板を形成した後に前記支持基板第2面から前記第2導電部が突出するまで前記支持基板第2面を削る工程を更に備える、請求項10に記載の貫通電極基板の製造方法。
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