JP6908271B2 - 配管用接続具 - Google Patents

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本発明は配管用接続具に関する。
一般に二つの配管を接続する場合、二つの配管それぞれに設けられるフランジを突き合わせ、このフランジに予め設けられている複数の孔に螺子等の接続部材で留めることによって行われる。
一方で、径の細い配管についてはフランジを設けるとしても螺子等の接続部材で留めることは困難である。これに対し、例えば下記特許文献1には、二つの配管を接続するための配管用接続具が開示されている。
意匠登録第1506007号公報
ところで、上記特許文献1に記載の技術においては、二つの腕部の間に配置された間隙の幅と細い側の腕部の幅は同じか、むしろフランジを挿入する間隔を確保するために広くする必要があった。
一方、これら配管用接続具は、いわゆるフィーダー(供給装置)に投入され、所望の数量だけ取り出され、配管の接続に使用される。
しかしながら、上記特許文献1に記載の接続具では、二つの腕部の間に配置された間隙の幅と細い側の腕部の幅は同じか、むしろフランジを挿入する間隔を確保するために広くする構成となっている。
また一方で、配管用接続金具は、頻繁に、多数の配管用接続具が隣接する状態に置かれる、具体的には搬送のため袋詰めにされる、また、フィーダー内に投入される。すると、この密集した状態において、フィーダー内の回転等の撹拌によって、配管用接続具の腕部が他の配管用接続具の間隙に嵌って噛み合い、これら二つの配管用接続具が強固にくっついてしまうといった課題があった。この課題はフィーダーの動作停止をもたらし、また、二つの強固にくっついた接続具をペンチ等の工具によって離さなければならず、余分な労力、作業効率の低下をもたらすものとなっている。更に、強引に引き離そうとすると、配管用接続具が変形し使用に適さなくなることもある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、多数の配管用接続具が密集した状態、具体例として多数フィーダーに投入したとしても絡まりにくい配管用接続具を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の一観点に係る配管用接続具は、頂部と、間隙を設けて頂部から延びる複数の腕部と、複数の腕部を接続する脚部と、を備える配管用接続具であって、複数の腕部の幅は、いずれも前記間隙の幅よりも広くなっているものである。
また、本観点において、限定されるわけではないが、複数の腕部は、それぞれ異なる形状で折れ曲がっているものであることが好ましい。
また、本観点において、限定されるわけではないが、複数の腕部のうち最も細い腕部の幅は、間隙の幅よりも0.1mm以上0.5mm以下の範囲で太くなっていることが好ましい。
また、本観点において、限定されるわけではないが、接続対象となる径の異なる二つの配管のフランジ同士を突き合わせて、フランジを間隙に挿入して装着することにより二つの配管を固定するためのものであることが好ましい。
以上、本発明により、フィーダーに投入したとしても絡まりにくい配管用接続具を提供することができる。
実施形態に係る配管用接続具の概略を示す図である。 実施形態に係る配管用接続具を配管に接続した場合の概略図である。 実施形態に係る配管用接続具の腕部及び間隙の幅のイメージ図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異なる形態による実施が可能であり、以下に示す実施形態、実施例に記載された例示にのみ限定されるわけではない。
図1は、本実施形態に係る配管用接続具(以下「本接続具」という。)1の概略を示す図である。本図で示すように、本接続具1は、頂部2と、間隙4を設けて頂部2から延びる複数の腕部3と、複数の腕部3を接続する脚部5と、を備えるものであり、複数の腕部3の幅は、いずれも間隙4の幅よりも広くなっている。
本接続具1は、上記の構成から明らかであるが、フランジが形成された二つの配管を突き合わせ、このフランジを本接続具の間隙に挿入し、腕部によってそれぞれの配管を押さえつけることで安定的に二つの配管を固定することができる。この場合のイメージ図を図2に示しておく。なお、二つの配管を安定的に嵌め合わせることができる限りにおいて、一方の配管のみにフランジを形成し、他方はこのフランジ又は配管内に当該配管の先端を挿入させる構成とすることも可能である。
本接続具1において頂部2、脚部5及び腕部4はいずれも一体で形成されている。本接続具1の材料は限定されるわけではないが、鉄やステンレス等の金属であることが好ましいが、樹脂等であってもよい。
本接続具1において、頂部2は、脚部5と相まって腕部3を保持するための接続部分である。頂部2からは、相反する二方向に腕部3が延びており、それらがさらに間隙を設けて複数の腕部が延びている。
本接続具1において、腕部3は、上記の通り頂部2から二方向に延びており、更にそのそれぞれが間隙4をおいて少なくとも二つ設けられている。
本接続具1において、複数の腕部3は、上記の記載から明らかなように、接続される二つの配管それぞれを抑えるための部分であり、この間の間隙4は、接続される二つの配管に設けられるフランジを挿入するためのすき間である。
また、本接続具1において、同じ方向に延びた複数の腕部3は、それぞれ異なる形状で折れ曲がっており、そのそれぞれは、想定される接続対象となる配管の径の太さに合わせた凹みを備えている。もちろん、配管によっては同じ径の配管を押さえるために同じ形状で折れ曲がっていてもよい。特に、異なる形状で折れ曲がっている場合、この折れ曲がった部分において径の差による隙間が形成されることとなるが、本接続具ではこの隙間にも入りにくくなる。
また、本接続具1において、それぞれの腕部3の幅は同じであってもよいが異なっていてもよい。接続対象となる配管の径が異なるとそのフランジ近傍の形状も異なってくるため、この形状に合わせて腕部3の幅も異なっていることが好ましい。腕部の幅を異ならせることで、腕部の弾性力も異なってくることになるため、この弾性力の違いによって押さえつける力が異なってしまう虞がある。これを調整するため、押さえつける配管の径が太い側の腕を細く、押さえつける配管の径が細い側の腕を太くしておくことで、力のバランスをとることができる。
また本接続具1では、上記の通り、複数の腕部3の幅は、いずれも間隙4の幅よりも広くなっている。より具体的には、複数の腕部のうち最も細い腕部の幅は、間隙の幅よりも0.1mm以上0.5mm以下の範囲で太くなっていることが好ましく、より好ましくは0.3mm以下である。0.1mm以上とすることで製造誤差の範囲ではないことが明確となるとともに、0.1mm以上間隙の幅よりも太くすることで、本金具を複数混ぜ合わせた場合、具体的には接続具用のフィーダー等によって混ぜ合わせたとしても、一の配管用接続具の腕部が他の配管用接続具の間隙に入り込んでしまわないようにすることが可能となる。また、0.15mm以上とすることでこの効果は顕著となる。一方、0.5mm以下とすることで、既に規格化された全体の幅(複数の腕部及び間隙の合計の幅)を変更する必要がない範囲とできる。0.5mmより大きくすると、他方の腕部の幅を狭めなければならなくなるため、この範囲内とすることが非常に重要である。また0.4mm以下とすることでこの効果は顕著となる。この場合の幅のイメージを図3に示しておく。なお本明細書において「幅」とは、本図のように、本接続具1を側面から見た場合の幅をいう。
また、複数ある腕部において、それぞれの腕部の幅の比は一定の範囲に収まっていることが好ましい。一定の幅の比以内に収めることで一方の腕部の変形量を他方の腕部の限界変形量(元に戻ることができる変形の範囲)に収めることが容易となり、接続具の信頼性を確保することができる。この範囲の幅としては、1より大きく1.6以下であり、より好ましくは1.5以下である。1より大きくすることで、上記のように間隙に腕部が入り込んでしまわないようにできる一方、1.6以下とすることで、上記の効果を得ることができる。
また本接続具1における脚部5は、上記の通り、複数の腕部3を頂部とともに接続および固定する部分である。特に脚部5は、つまみ部分となり、配管に対して取り付ける際又は配管から取り外す際に力を加える場所となりうる。
以上、本接続具は、フィーダーに投入したとしても絡まりにくい配管用接続具となる。
ここで、実際に接続具を複数作製し、その効果を確認した。
(比較例1)
比較例として、腕部と間隙の幅を等しくした金属製の配管用接続具(腕部の幅それぞれ6.0mm、4.0mm、間隙の幅4.0mm)を作製した。これを多数パーツフィーダーに投入し動作させたところ動作の途中、配管用接続具が絡み合うことによってパーツフィーダーが停止してしまった。
(実施例1)
これに対し、腕部の幅をそれぞれ5.8mm、4.2mm、間隙の幅を4.0mmとした金属製の配管用接続具を作製し、これを上記と同様多数パーツフィーダーに投入し上記と同様の時間動作させたところ、一切金具同士が絡むことによる動作停止は起こらなかった。
(比較例2)
なお、腕の幅をそれぞれ6.2mm、3.8mm、間隙の幅を4.0mmとした配管用接続金具を作製した。しかしながらこの場合、フランジに接続した際、腕部同士の太さの差が大きくなった結果、他方の腕部における変形が他方の腕部の変形に影響し大きく変形してしまった。この結果、一方の腕部の太さと他方の腕部の太さの比は1.6以下となっていることが好ましい旨確認した。

すなわち、上記のように、腕の幅を間隙の幅より誤差範囲以上広く確保し、規格に大きな影響を及ぼさない範囲とすることでパーツフィーダー等多数の配管用接続具が接触するような状態になったとしても絡み合ってしまうことを防止することができることを確認した。
本発明は、配管用接続金具として産業上の利用可能性がある。


Claims (2)

  1. 頂部と、
    間隙を設けて前記頂部から延びる複数の腕部と、
    前記複数の腕部を接続する脚部と、を備える配管用接続具であって、
    前記複数の腕部の幅は、いずれも前記間隙の幅よりも広くなっている配管用接続具であって、
    前記複数の腕部は、それぞれ異なる形状で折れ曲がっており、
    前記複数の腕部のうち最も細い腕部の幅は、前記間隙の幅よりも0.15mm以上0.4mm以下の範囲で太くなっており、かつ、前記腕部の他方の幅は、前記最も細い腕部の幅を1とした場合に、1より大きく1.5以下となっている配管用接続具。
  2. 接続対象となる径の異なる二つの配管のフランジ同士を突き合わせて、前記フランジを前記間隙に挿入して装着することにより前記二つの配管を固定する請求項1記載の配管用接続具。
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