JP2019080372A - 配線保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】配管に沿った位置において配線を保持可能で、保持された配線が外れるのを抑制可能な配線保持具を提供すること。【解決手段】配線保持具は、配管に対して取り付け可能な取り付け部と、配線を保持可能な保持部とを備える。保持部は、周方向の一部の箇所が途切れて当該箇所に隙間がある形状とされた環状部を有する。環状部は、隙間を挟む両側に第一部分及び第二部分を有する。取り付け部が配管へ取り付けられる際に取り付け部が弾性変形すると、第一部分及び第二部分は取り付け部に追従して隙間を狭める方向へ移動する。【選択図】図1

Description

本開示は、配線保持具に関する。
第一の配管と第二の配管とを略平行に保持可能な配管保持具が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この配線保持具を用いれば、クッションラバーと結束バンドを使用しなくても済み、組み立て作業の効率化、部品点数の削減及び製造コストの削減を図ることができる、とされている。
特開2000−171061号公報
ところで、配管に沿った位置に配線を設けたい場合に、配線と配管を結束バンドで束ねることがある。しかし、上記特許文献1においても指摘されている通り、結束バンドを締める作業には相応の手間がかかる。また、一般に、配線は、配管に比べれば曲げ剛性が低い場合が多く、配管よりも細径である場合が多い。そのため、上記特許文献1に記載のような配管保持具で配線を保持しても、配管保持具から配線が外れやすいという問題がある。
本開示の一局面においては、配管に沿った位置において配線を保持可能で、保持された配線が外れるのを抑制可能な配線保持具を提供することが望ましい。
本開示の一態様は、配線保持具であって、配管に対して取り付け可能に構成される取り付け部と、配線を保持可能に構成される保持部とを備え、取り付け部は、配管に取り付けられる際に少なくとも一部が弾性変形して配管に対して加圧接触するように構成され、保持部は、周方向の一部の箇所が途切れて当該箇所に隙間がある形状とされた環状部を有し、環状部の内周側を軸方向に貫通する位置に配置される配線を環状部によって保持可能、かつ、隙間を通じて環状部の内周側と外周側との間で配線を出し入れ可能に構成され、環状部は、隙間を挟む両側のうち、一方側にある第一部分と、他方側にある第二部分とを有し、取り付け部が配管へ取り付けられる際に取り付け部が弾性変形すると、第一部分及び第二部分のうちの少なくとも一方が、取り付け部に追従して隙間を狭める方向へ移動するように構成されている。
このように構成された配線保持具によれば、取り付け部が配管へ取り付けられる際に取り付け部が弾性変形すると、保持部が有する環状部において、第一部分及び第二部分のうちの少なくとも一方が、取り付け部に追従して隙間を狭める方向へ移動する。このとき、隙間は狭くなるだけでもよいし、第一部分と第二部分が接触して隙間が無くなってもよい。このような配線保持具であれば、上述のような隙間が狭くなるか無くなるので、隙間が狭まらない場合に比べ、保持部から配線が外れるのを抑制することができる。また、隙間を狭めるに当たっては、取り付け部を配管に取り付けるだけでよい。したがって、隙間を狭めるための作業と、取り付け部を配管に取り付ける作業とを別々に実施しなくても済み、その分だけ作業効率を向上させることができる。
図1Aは第一実施形態の配線保持具を示す斜視図である。図1Bは第一実施形態の配線保持具の使用状態を示す斜視図である。 図2Aは第一実施形態の配線保持具を示す平面図である。図2Bは第一実施形態の配線保持具を示す左側面図である。図2Cは第一実施形態の配線保持具を示す正面図である。図2Dは第一実施形態の配線保持具を示す右側面図である。図2Eは第一実施形態の配線保持具を示す底面図である。図2Fは第一実施形態の配線保持具を示すIIF−IIF線断面図である。 図3Aは第一実施形態の配線保持具が細径の配管に取り付けられた状態を示す説明図である。図3Bは第一実施形態の配線保持具が太径の配管に取り付けられた状態を示す説明図である。 図4Aは第二実施形態の配線保持具を示す斜視図である。図4Bは第二実施形態の配線保持具において隙間が狭まった状態を示す斜視図である。 図5Aは第二実施形態の配線保持具を示す平面図である。図5Bは第二実施形態の配線保持具を示す正面図である。図5Cは第二実施形態の配線保持具の使用状態を示す平面図である。図5Dは第二実施形態の配線保持具の使用状態を示す正面図である。 図6Aは第三実施形態の配線保持具を示す斜視図である。図6Bは第三実施形態の配線保持具において隙間が狭まった状態を示す斜視図である。 図7Aは第三実施形態の配線保持具を示す平面図である。図7Bは第三実施形態の配線保持具を示す正面図である。図7Cは第三実施形態の配線保持具の使用状態を示す平面図である。図7Dは第三実施形態の配線保持具の使用状態を示す正面図である。
次に、上述の配線保持具について、例示的な実施形態を挙げて説明する。まず、第一実施形態について説明する。
(1)第一実施形態
[配線保持具の構成]
配線保持具1は、図1A、図1B、図2A、図2B、図2C、図2D、図2E及び図2Fに示すように、取り付け部3及び保持部5等を備える。取り付け部3及び保持部5は、樹脂材料(例えばポリアミド等。)によって一体成形されている。取り付け部3は、配管Pに対して取り付け可能に構成された部分である。保持部5は、配線Wを保持可能に構成された部分である。
取り付け部3は、部分筒状部11及び弾性圧接片13等を備える。部分筒状部11は、筒状体の一部に相当する形状とされている。取り付け部3が配管Pに取り付けられ際、部分筒状部11の内周面は、配管Pの外周面に接する位置に配置される。弾性圧接片13は、取り付け部3が配管Pに取り付けられる際に弾性変形して、配管Pに対して加圧接触する。弾性圧接片13は、図3A及び図3Bに示すように、配管Pの外径が異なっていても、各配管Pに対して加圧接触する。図3Aには、外径13mmの配管Pが例示されている。図3Bには、外径15mmの配管Pが例示されている。これら配管P径の違いは、弾性圧接片13の変形量が変わることによって吸収される。これにより、取り付け部3は、外径が異なる複数種の配管Pに対して取り付け可能となっている。
保持部5は、環状部15を有する。環状部15は、周方向の一部の箇所が途切れて当該箇所に隙間17(図2C参照。)がある形状とされている。保持部5は、環状部15の内周側を軸方向に貫通する位置に配置される配線Wを環状部15によって保持できるように構成されている。図1Bにおいては、配線Wを1本だけ例示してあるが、保持部5は複数本の配線Wを保持することができる。保持部5は、上述の隙間17を通じて環状部15の内周側と外周側との間で配線Wを出し入れできるように構成されている。
環状部15は、上述の隙間17を挟む両側のうち、一方側にある第一部分21と、他方側にある第二部分22とを有する。また、環状部15の一部は、上述の部分筒状部11及び弾性圧接片13によって構成されている。すなわち、部分筒状部11の一部及び弾性圧接片13の一部は、環状部15の一部を構成する部分として共用されている。部分筒状部11の一部が環状部15の一部として共用されている部分では、部分筒状部11の外周面が環状部15の内周面となっている。
本実施形態の場合、第一部分21は、上述の弾性圧接片13から延出している。第二部分22は、上述の部分筒状部11から延出している。第一部分21の延出方向先端部と第二部分22の延出方向先端部は、互いに近接した位置に配置されて上述の隙間17が構成されている。取り付け部3が配管Pへ取り付けられる際、弾性圧接片13が弾性変形すると、第一部分21は弾性圧接片13に追従して隙間17を狭める方向へ移動する。
また、第一部分21は、第一部分21に対して環状部15の外周側から内周側へと向かう方向に力が加えられた際には、図3A中に仮想線で例示するように、第一部分21自体が弾性変形する。これにより、第一部分21は、環状部15の内周側へと移動し、第二部分22との間の隙間17を拡げる。したがって、取り付け部3を配管Pへ取り付けることによって狭まる隙間17を、第一部分21を弾性変形させれば拡げることができる。
[効果]
以上のように構成された配線保持具1によれば、取り付け部3を配管Pへ取り付けると、保持部5において隙間17が狭くなるか無くなる。したがって、隙間17が狭まらない場合に比べ、保持部5に通されている配線Wが、隙間17を通じて外れるのを抑制することができる。また、隙間17を狭めるに当たっては、取り付け部3を配管Pに取り付けるだけでよい。したがって、隙間17を狭めるための作業と、取り付け部3を配管Pに取り付ける作業とを別々に実施しなくても済み、その分だけ作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態の場合、外径が異なる複数種の配管Pに対して配線保持具1を取り付けることができる。よって、一種類の外径にしか対応できない配線保持具に比べ、配線保持具1の汎用性を高めることができる。
また、本実施形態の場合、部分筒状部11が取り付け部3の一部と保持部5の一部とで共用され、この部分筒状部11の内周側に配管Pが配置され、部分筒状部11の外周側に配線Wが配置される。したがって、例えば、配線保持具が、内周側に配管Pが配置される第一の筒状部と、内周側に配線Wが配置される第二の筒状部と、二つの筒状部それぞれの外周側間に介在する連結部とを備える場合に比べ、連結部を設けるのに必要なスペースを無くして配管Pと配線Wとを接近させて配置することができる。よって、配線保持具1の周辺にデッドスペースが生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態の場合、第一部分21に外力を加えれば、第一部分21と第二部分22との間の隙間17を拡げることができる。したがって、配線保持具1を配管Pに取り付けた後に、事後的に配線Wを追加したくなった場合であっても、その配線Wを配管P保持具に保持させることができる。
(2)第二実施形態
次に、第二実施形態について説明する。なお、第二実施形態以降の実施形態においては、第一実施形態との対応関係を明らかにするため、第一実施形態において説明したと構成と機能的に見て同等と考えられる構成に対しては、第一実施形態で使用した符号と同じ符号を付す。
[配線保持具の構成]
配線保持具31は、図4A、図4B、図5A、図5B、図5C及び図5Dに示すように、取り付け部3及び保持部5等を備える。取り付け部3及び保持部5は、樹脂材料(例えばポリアミド等。)によって一体成形されている。取り付け部3は、図5C及び図5Dに示すように、配管Pに対して取り付け可能に構成された部分である。保持部5は、配線Wを保持可能に構成された部分である。
取り付け部3は、二つの第一弾性圧接片13Aと、二つの第二弾性圧接片13Bを備える。第一弾性圧接片13A及び第二弾性圧接片13Bは、取り付け部3が配管Pに取り付けられる際に弾性変形して、配管Pに対して加圧接触する。本実施形態の場合、第一弾性圧接片13Aは、外径15mmの配管Pを基準にして、当該配管Pの外面に加圧接触するような曲率で湾曲している。第二弾性圧接片13Bは、外径13mmの配管Pを基準にして、当該配管Pの外面に加圧接触するような曲率で湾曲している。ただし、第二弾性圧接片13Bは外径15mmの配管Pに応じた位置まで弾性変形可能に構成されているので、取り付け部3が外径15mmの配管Pに取り付けられる場合であっても、第二弾性圧接片13Bが邪魔になることはない。このような構成により、取り付け部3は、外径が異なる複数種の配管Pに対して取り付け可能となっている。
保持部5は、環状部15を有する。環状部15は、周方向の一部の箇所が途切れて当該箇所に隙間17がある形状とされている。保持部5は、環状部15の内周側を軸方向に貫通する位置に配置される配線Wを環状部15によって保持できるように構成されている。図5C及び図5Dにおいては、配線Wを1本だけ例示してあるが、保持部5は複数本の配線Wを保持することができる。保持部5は、上述の隙間17を通じて環状部15の内周側と外周側との間で配線Wを出し入れできるように構成されている。
本実施形態の場合、隙間17は、平面視(図5A及び図5C参照。)でジグザグに折れ曲がる形状とされている。これにより、保持部5に通された配線Wが、軸方向に真っすぐに延びる状態のままでは、隙間17を通り抜けにくいように構成されている。環状部15は、上述の隙間17を挟む両側のうち、一方側にある第一部分21と、他方側にある第二部分22とを有する。取り付け部3が配管Pへ取り付けられる際、第二弾性圧接片13Bが弾性変形すると、第一部分21及び第二部分22は第二弾性圧接片13Bに追従して互いの隙間17を狭める方向へ移動する。
[効果]
以上のように構成された配線保持具31によれば、取り付け部3を配管Pへ取り付けると、保持部5において隙間17が狭くなるか無くなる。したがって、隙間17が狭まらない場合に比べ、保持部5に通されている配線Wが、隙間17を通じて外れるのを抑制することができる。また、隙間17を狭めるに当たっては、取り付け部3を配管Pに取り付けるだけでよい。したがって、隙間17を狭めるための作業と、取り付け部3を配管Pに取り付ける作業とを別々に実施しなくても済み、その分だけ作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態の場合、外径が異なる複数種の配管Pに対して配線保持具31を取り付けることができる。よって、一種類の外径にしか対応できない配線保持具に比べ、配線保持具31の汎用性を高めることができる。
(3)第三実施形態
[配線保持具の構成]
配線保持具41は、図6A、図6B、図7A、図7B、図7C及び図7Dに示すように、取り付け部3及び保持部5等を備える。取り付け部3及び保持部5は、樹脂材料(例えばポリアミド等。)によって一体成形されている。取り付け部3は、図7C及び図7Dに示すように、配管Pに対して取り付け可能に構成された部分である。保持部5は、配線Wを保持可能に構成された部分である。
取り付け部3は、二つの第一弾性圧接片13Aと、二つの第二弾性圧接片13Bとを備える。第一弾性圧接片13A及び第二弾性圧接片13Bは、取り付け部3が配管Pに取り付けられる際に弾性変形して、配管Pに対して加圧接触する。本実施形態の場合、第一弾性圧接片13Aは、外径15mmの配管Pを基準にして、当該配管Pの外面に加圧接触するような曲率で湾曲している。第二弾性圧接片13Bは、外径13mmの配管Pを基準にして、当該配管Pの外面に加圧接触するような曲率で湾曲している。ただし、第二弾性圧接片13Bは外径15mmの配管Pに応じた位置まで弾性変形可能に構成されているので、取り付け部3が外径15mmの配管Pに取り付けられる場合であっても、第二弾性圧接片13Bが邪魔になることはない。このような構成により、取り付け部3は、外径が異なる複数種の配管Pに対して取り付け可能となっている。
保持部5は、環状部15を有する。環状部15は、周方向の一部の箇所が途切れて当該箇所に隙間17がある形状とされている。保持部5は、環状部15の内周側を軸方向に貫通する位置に配置される配線Wを環状部15によって保持できるように構成されている。図7C及び図7Dにおいては、配線Wを1本だけ例示してあるが、保持部5は複数本の配線Wを保持することができる。保持部5は、上述の隙間17を通じて環状部15の内周側と外周側との間で配線Wを出し入れできるように構成されている。
本実施形態の場合、隙間17は、平面視(図7A及び図7C参照。)でクランク状に折れ曲がる形状とされている。これにより、保持部5に通された配線Wが、軸方向に真っすぐに延びる状態のままでは、隙間17を通り抜けにくいように構成されている。環状部15は、上述の隙間17を挟む両側のうち、一方側にある第一部分21と、他方側にある第二部分22とを有する。取り付け部3には、二つの突き上げ部43が設けられている。突き上げ部43は、上述した第二弾性圧接片13Bから保持部5側に向かって突出している。取り付け部3が配管Pへ取り付けられる際、第二弾性圧接片13Bが弾性変形すると、突き上げ部43の突出方向先端部は、保持部5に当接する。保持部5においては、突き上げ部43からの力を受ける第一部分21及び第二部分22が、突き上げ部43に追従して互いの間にある隙間17を狭める方向へ移動する。
[効果]
以上のように構成された配線保持具41によれば、取り付け部3を配管Pへ取り付けると、保持部5において隙間17が狭くなるか無くなる。したがって、隙間17が狭まらない場合に比べ、保持部5に通されている配線Wが、隙間17を通じて外れるのを抑制することができる。また、隙間17を狭めるに当たっては、取り付け部3を配管Pに取り付けるだけでよい。したがって、隙間17を狭めるための作業と、取り付け部3を配管Pに取り付ける作業とを別々に実施しなくても済み、その分だけ作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態の場合、外径が異なる複数種の配管Pに対して配線保持具41を取り付けることができる。よって、一種類の外径にしか対応できない配線保持具に比べ、配線保持具41の汎用性を高めることができる。
また、本実施形態の場合、上述のような突き上げ部43が設けられているので、隙間17を挟めるに当たって、取り付け部3における変位を効率よく保持部5へと伝達することができる。
(4)他の実施形態
以上、配線保持具について、例示的な実施形態を挙げて説明したが、上述の実施形態は本開示の一態様として例示されるものにすぎない。すなわち、本開示は、上述の例示的な実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲内において、様々な形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、取り付け部の取り付け対象として、直径13mmの配管と直径15mmの配管を例示したが、配管径は任意である。
また、上記実施形態では、配線保持具を構成する材料としてポリアミドを例示したが、ポリアミド以外の樹脂材料を用いてもよい。
なお、上記各実施形態における一つの構成要素によって実現していた機能を、複数の構成要素によって実現するように構成してもよい。また、複数の構成要素によって実現していた機能を一つの構成要素によって実現するように構成してもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
(5)補足
なお、以上説明した例示的な実施形態から明らかなように、本開示の配線保持具は、更に以下に挙げるような構成を備えていてもよい。
まず、本開示の配線保持具において、取り付け部は、外径が異なる複数種の配管に対して取り付け可能に構成されていてもよい。
このように構成された配線保持具によれば、単一の配線保持具を外径が異なる複数種の配管に対して取り付けることができる。よって、一種類の外径にしか対応できない配線保持具に比べ、配線保持具の汎用性を高めることができる。
また、本開示の配線保持具において、取り付け部は、筒状体の一部に相当する形状とされた部分筒状部を有し、部分筒状部の内周面が配管の外周面に接する位置に配置されるように構成され、部分筒状部は、少なくとも一部が環状部の一部を構成する部分として共用され、当該共用される部分では部分筒状部の外周面が環状部の内周面となっていてもよい。
このように構成された配線保持具によれば、部分筒状部が取り付け部の一部と保持部の一部とで共用され、この部分筒状部の内周側に配管が配置され、部分筒状部の外周側に配線が配置される。したがって、例えば、配線保持具が、内周側に配管が配置される第一の筒状部と、内周側に配線が配置される第二の筒状部と、二つの筒状部それぞれの外周側間に介在する連結部とを備える場合に比べ、連結部を設けるのに必要なスペースを無くして配管と配線とを接近させて配置することができる。よって、配線保持具の周辺にデッドスペースが生じるのを抑制することができる。
また、本開示の配線保持具において、第一部分及び第二部分のうちの少なくとも一方は、外力が加えられた際に弾性変形して隙間を拡げる方向へ移動するように構成されていてもよい。
このように構成された配線保持具によれば、外力を加えれば、第一部分と第二部分との間の隙間を拡げることができる。したがって、配線保持具を配管に取り付けた後に、事後的に配線を追加したくなった場合であっても、その配線を配管保持具に保持させることができる。
また、本開示の配線保持具において、第一部分は、環状部の外周側から内周側に向かって力が加えられた際に、環状部の内周側へと移動することによって隙間を拡げるように構成されていてもよい。
このように構成された配線保持具によれば、環状部の外周側から力を加えて第一部分を移動させることにより、第一部分と第二部分との間の隙間を拡げることができる。したがって、配線保持具を配管に取り付けた後に、事後的に配線を追加したくなった場合であっても、その配線を配管保持具に保持させることができる。
1,31,41…配線保持具、3…取り付け部、5…保持部、11…部分筒状部、13…弾性圧接片、13A…第一弾性圧接片、13B…第二弾性圧接片、15…環状部、17…隙間、43…突き上げ部。

Claims (5)

  1. 配管に対して取り付け可能に構成される取り付け部と、
    配線を保持可能に構成される保持部と
    を備え、
    前記取り付け部は、前記配管に取り付けられる際に少なくとも一部が弾性変形して前記配管に対して加圧接触するように構成され、
    前記保持部は、周方向の一部の箇所が途切れて当該箇所に隙間がある形状とされた環状部を有し、前記環状部の内周側を軸方向に貫通する位置に配置される前記配線を前記環状部によって保持可能、かつ、前記隙間を通じて前記環状部の内周側と外周側との間で前記配線を出し入れ可能に構成され、
    前記環状部は、前記隙間を挟む両側のうち、一方側にある第一部分と、他方側にある第二部分とを有し、前記取り付け部が前記配管へ取り付けられる際に前記取り付け部が弾性変形すると、前記第一部分及び第二部分のうちの少なくとも一方が、前記取り付け部に追従して前記隙間を狭める方向へ移動するように構成されている
    配線保持具。
  2. 請求項1に記載の配線保持具であって、
    前記取り付け部は、外径が異なる複数種の配管に対して取り付け可能に構成されている
    配線保持具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配線保持具であって、
    前記取り付け部は、筒状体の一部に相当する形状とされた部分筒状部を有し、前記部分筒状部の内周面が前記配管の外周面に接する位置に配置されるように構成され、
    前記部分筒状部は、少なくとも一部が前記環状部の一部を構成する部分として共用され、当該共用される部分では前記部分筒状部の外周面が前記環状部の内周面となっている
    配線保持具。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の配線保持具であって、
    前記第一部分及び前記第二部分のうちの少なくとも一方は、外力が加えられた際に弾性変形して前記隙間を拡げる方向へ移動するように構成されている
    配線保持具。
  5. 請求項4に記載の配線保持具であって、
    前記第一部分は、前記環状部の外周側から内周側に向かって力が加えられた際に、前記環状部の内周側へと移動することによって前記隙間を拡げるように構成されている
    配線保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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