JP6908253B2 - 鉄道車両用カーペット - Google Patents
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Description
(基布A)経糸(ポリフェニレンサルファイド繊維及びポリアクリルニトリル繊維、太さ354デニール、経密度69本/インチ)と緯糸(ポリフェニレンサルファイド繊維及びポリアクリルニトリル繊維、太さ354デニール、緯密度60本/インチ)を用いて平織で目付220g/m2に形成された織布。
(基布B)経糸(ポリフェニレンサルファイド繊維及びポリアクリルニトリル繊維、太さ354デニール、経密度59本/インチ)と緯糸(ポリフェニレンサルファイド繊維及びポリアクリルニトリル繊維、太さ354デニール、緯密度50本/インチ)を用いて平織で目付187g/m2に形成された織布。
(基布C)経糸(ポリフェニレンサルファイド繊維及びポリアクリルニトリル繊維、太さ354デニール、経密度52本/インチ)と緯糸(ポリフェニレンサルファイド繊維及びポリアクリルニトリル繊維、太さ354デニール、緯密度42本/インチ)を用いて平織で目付165/m2に形成された織布。
(基布D)経糸(ポリフェニレンサルファイド繊維及びポリアクリルニトリル繊維、太さ354デニール、経密度47本/インチ)と緯糸(ポリフェニレンサルファイド繊維及びポリアクリルニトリル繊維、太さ354デニール、緯密度37本/インチ)を用いて平織で目付140g/m2に形成された織布。
(樹脂層を形成するための樹脂)
SBR(スチレン−ブタジエン−ゴム)ラテックス組成物(SBRベース樹脂100部、水酸化アルミニウム200部、固形分45%)
あらかじめ作成した基布Aに、ナイロン6・6繊維からなるパイルを用いてパイルの目付が目付600g/m2になるようにタフトして、パイル布帛層を得た。得られたパイル布帛層の裏面側にあらかじめ作成しておいた樹脂層を形成するための樹脂をロールコーターで塗布し、乾燥機で130℃×5分で加熱し、図1に示す鉄道車両用カーペット1を得た。なお、乾燥後の樹脂層の形成量は400g/m2であった。
あらかじめ作成した基布Aに、ナイロン6・6繊維からなるパイルを用いてパイルの目付を530g/m2になるようにタフトした以外は、実施例1と同様にして、鉄道車両用カーペット1を得た。なお、乾燥後の樹脂層の形成量は400g/m2であった。
あらかじめ作成した基布Aに、ナイロン6・6繊維からなるパイルを用いてパイルの目付を630g/m2になるようにタフトした以外は、実施例1と同様にして、鉄道車両用カーペット1を得た。なお、乾燥後の樹脂層の形成量は400g/m2であった。
あらかじめ作成した基布Aの代わりに基布Bを使用した以外は、実施例1と同様にして、鉄道車両用カーペット1を得た。なお、乾燥後の樹脂層の形成量は480g/m2であった。
あらかじめ作成した基布Aの代わりに基布Cを使用した以外は、実施例2と同様にして、鉄道車両用カーペット1を得た。なお、乾燥後の樹脂層の形成量は400g/m2であった。
あらかじめ作成した基布Aの代わりに基布Dを使用した以外は、実施例3と同様にして、鉄道車両用カーペット1を得た。なお、乾燥後の樹脂層の形成量は380g/m2であった。
ポリフェニレンサルファイド繊維からなる基布の代わりにポリプロピレン繊維(PP)からなる基布(200g/m2)を使用した以外は、実施例1と同様にして、鉄道車両用カーペットを得た。なお、乾燥後の樹脂層の形成量は400g/m2であった。
あらかじめ作成した基布Aに、ナイロン6・6繊維からなるパイルを用いてパイルの目付を450g/m2になるようにタフトした以外は、実施例1と同様にして、鉄道車両用カーペットを得た。なお、乾燥後の樹脂層の形成量は400g/m2であった。
あらかじめ作成した基布Aに、ナイロン6・6繊維からなるパイルを用いてパイルの目付を800g/m2になるようにタフトした以外は、実施例1と同様にして、鉄道車両用カーペットを得た。なお、乾燥後の樹脂層の形成量は550g/m2であった。
あらかじめ作成した基布Bに、ナイロン6・6繊維からなるパイルを用いてパイルの目付を440g/m2になるようにタフトした以外は、実施例1と同様にして、鉄道車両用カーペットを得た。なお、乾燥後の樹脂層の形成量は370g/m2であった。
ポリフェニレンサルファイド繊維からなる基布の代わりにレーヨン繊維からなる基布(175g/m2)を使用した以外は、実施例1と同様にして、鉄道車両用カーペットを得た。なお、乾燥後の樹脂層の形成量は430g/m2であった。
基布の寸法変化率をJIS L 1021−10(水及び熱の影響による寸法変化の試験方法)に準拠して、試験片を60℃×2時間の乾熱オーブンを放置した。2時間放置した後に試験片を20℃の水槽に2時間浸漬させた。2時間浸漬後、試験片を取り出し、試験片に付着した余分な水分を拭き取った。試験片の水分を拭き取った後、試験片を乾熱オーブンで60℃×24時間放置する。24時間放置後、試験片を温度20±2℃、湿度65±4%の条件下で48時間放置した。48時間放置後に、寸法変化率を測定した。なお、特許請求の範囲及び明細書に記載されている「温度20±2℃、湿度65±4%の条件で試験片を48時間放置した後の寸法変化率」とは、60℃×2時間の乾熱オーブンをしてから、20℃の水槽に2時間浸漬し、温度20±2℃、湿度65±4%の条件下で48時間放置した後の寸法変化率を表している。
JIS L 1021−4:2007に準拠して、カーペットの重量(g/m2)を測定し、下記の判定基準に基づいて評価し、「○」以上を合格とした。
(判定基準)
「◎」・・・1000g/m2以上〜1200g/m2以下
「○」・・・1200g/m2を超えて〜1300g/m2以下
「×」・・・1300g/m2を超えた場合
JIS L 1021−11:2007に準拠して、摩耗輪(H−38)、荷重(9.8N)、1000回転の条件で試験を行い、摩耗強さ(mg)を測定し、下記の判定基準に基づいて評価し、「○」以上を合格とした。
(判定基準)
「◎」・・・200mg未満
「○」・・・200mg以上〜500mg未満
「×」・・・500mg以上
燃焼性試験法(運輸省鉄道車輌用材料燃焼試験「A−A基準」に準拠)
182mm×257mmのサイズに切り取った鉄道車両用カーペットを、その表面(パイル側)を斜め下方に向けて、45°に傾斜させた状態で保持し、直径17.5mm、高さ7.1mmの鉄製アルコール容器を、その底の中心がカーペットの表面中心の垂直下方25.4mm(1inch)のところにくるように、コルク等の熱伝導率の低い材質の設置台上に載置する。そして、アルコール容器内に0.5ccの純エチルアルコールを注入して着火し、燃料が燃えつきるまで放置した後、下記の判定基準に基づいて評価し、「○」以上を合格とした。
(判定基準)
アルコールの燃焼中と燃焼後とに分けて、燃焼中はカーペットへの着火、着炎、発煙状態、炎の状態等を観察し、燃焼後は、残炎、残じん、炭化、変形状態を調査し、表2の燃焼性判定基準に基づいて、不燃性、極難燃性、難燃性、緩焼性、可燃性の各区分のいずれに該当するか判定した。なお、不燃性、極難燃性、難燃性を「○」で表し、緩燃性、可燃性を「×」で表し、「○」以上を合格とした。
作成したカーペットの寸法変化率をJIS L 1021−10:2007(水及び熱の影響による寸法変化の試験方法)に準拠して、各カーペットサンプルを60℃×2時間の乾熱オーブンを放置した。2時間放置した後に各カーペットサンプルを20℃の水槽に2時間浸漬させた。2時間浸漬した後、各カーペットサンプルを取り出し、各カーペットサンプルに付着した余分な水分を拭き取った。各カーペットサンプルの水分を拭き取った後、各カーペットサンプルを乾熱オーブンで60℃×24時間放置した。24時間放置した後、各カーペットサンプルを温度20±2℃、湿度65±4%の条件下で48時間放置した。48時間放置した後に、カーペットサンプルの寸法変化率を測定した。「温度20±2℃、湿度65±4%の条件で各カーペットサンプルを48時間放置した後の寸法変化率」とは、60℃×2時間の乾熱オーブンをしてから、20℃の水槽に2時間浸漬し、温度20±2℃、湿度65±4%の条件で48時間放置した後のカーペットサンプルの寸法変化率を表している。各カーペットサンプルの水及び熱の影響による寸法変化率が−0.6%〜0.6%の範囲内でもあるものを「○」とし、それ以外のものを「×」として、「○」以上を合格とした。
2・・・パイル
3・・・基布
4・・・パイル布帛層
5・・・樹脂層
L・・・パイル長
Claims (4)
- 基布の上面にパイルが植設されてなるパイル布帛層と、該パイル布帛層の下面に難燃剤を含有する樹脂層と、を備えたカーペットであって、前記パイルを構成する繊維がナイロン6・6繊維であり、前記パイルの目付が500g/m2〜650g/m2であり、 前記基布がポリフェニレンサルファイド繊維及びポリアクリルニトリル繊維からなる織布であり、前記カーペットの重量が1000g/m2〜1300g/m2であることを特徴とする鉄道車両用カーペット。
- 前記基布は、JIS L 1021−10:2007(水及び熱の影響による寸法変化の試験方法)に準拠して、温度20±2℃、湿度65±4%の条件で試験片を48時間放置した後の寸法変化率が−0.5%〜0.5%である請求項1に記載の鉄道車両用カーペット。
- 前記基布の目付が130g/m2〜250g/m2である請求項1又は2に記載の鉄道車両用カーペット。
- 前記基布の経密度が45本/インチ〜70本/インチであり、前記基布の緯密度が35本/インチ〜65本/インチである請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉄道車両用カーペット。
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JP2017188562A JP6908253B2 (ja) | 2017-09-28 | 2017-09-28 | 鉄道車両用カーペット |
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JP2019062987A JP2019062987A (ja) | 2019-04-25 |
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JP2017188562A Active JP6908253B2 (ja) | 2017-09-28 | 2017-09-28 | 鉄道車両用カーペット |
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