JP6907024B2 - レバー式コネクタ - Google Patents
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Description
(1) 相手側コネクタの凹状に形成された相手側ハウジングに対してレバーの操作で挿抜されるレバー式コネクタであって、複数の端子収容室を有するハウジングと、前記ハウジングの前記端子収容室に収容される複数の端子と、前記ハウジングの前部に設けられ、前記端子収容室に収容された前記端子の先端部を覆って保護する可動ガイド部材と、前記ハウジングに対して回動されることで前記相手側ハウジングに設けられたカムピンを引き込んで前記ハウジングに前記相手側ハウジングを引き寄せるカム溝を有し、前記カム溝に前記カムピンを受け入れ可能な仮係止位置と前記カム溝に前記カムピンを引き込む本係止位置との間で回動可能とされたレバーと、を備え、前記可動ガイド部材は、前記端子が前記相手側コネクタの電極に対して電気的に接続可能となる後方へ変位可能に保持され、前記レバーには、前記仮係止位置に配置された状態で、前記可動ガイド部材の後方への変位を規制するとともに、前記本係止位置へ向かって回動されることで前記可動ガイド部材の前記後方への変位の規制を解除する変位規制部が設けられ、前記可動ガイド部材は、前記仮係止位置へ向かって回動される前記レバーの前記変位規制部によって前方へ変位されることを特徴とするレバー式コネクタ。
(2) 前記端子は、前記レバーが前記本係止位置へ回動されて前記相手側ハウジングが引き寄せられることで、前記相手側ハウジングに設けられた回路基板の電極に当接して電気的に接続される接点部を有し、前記接点部の前記電極との接触箇所の周囲が、前記回路基板に当接された前記可動ガイド部材によって覆われることを特徴とする上記(1)に記載のレバー式コネクタ。
(3) 前記可動ガイド部材の先端には、前記回路基板に形成された位置決め孔に嵌合する位置決め突起が形成されていることを特徴とする上記(2)に記載のレバー式コネクタ。
(4) 前記ハウジングには、前記仮係止位置及び前記本係止位置に配置された前記レバーを係止するレバー回動規制部を備えることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のレバー式コネクタ。
除を行う別構造を設けた従来のものと比較して構造の簡略化によるコネクタのコストダウン及び小型化を図ることができる。更に、レバーを仮係止位置へ向かって回動させることで、変位規制部によって可動ガイド部材を前方へ変位させることができる。これにより、相手側コネクタから取り外した際にも、可動ガイド部材によって端子の先端部を確実に保護させることができる。
上記(2)の構成のレバー式コネクタによれば、レバーを本係止位置へ回動させて相手側ハウジングを引き寄せることで、相手側ハウジングに設けられた回路基板の電極に、端子の接点部を容易に当接させて電気的に接続させることができる。また、接点部の電極との接触箇所の周囲が、回路基板に当接された可動ガイド部材によって覆われるので、接点部が接触された電極で針状に延びる金属結晶であるウィスカが生じても、隣接する電極へウィスカが延びて短絡を生じさせるのを可動ガイド部材によって防止できる。
上記(3)の構成のレバー式コネクタによれば、可動ガイド部材の先端に形成された位置決め突起が、回路基板に形成された位置決め孔に嵌合し、回路基板に対して可動ガイド部材が位置決めされる。そこで、可動ガイド部材の当接部は、回路基板の電極の周囲に正確に当接することができる。
上記(4)の構成のレバー式コネクタによれば、レバー回動規制部が仮係止位置及び本係止位置に配置されたレバーを係止するので、レバーが不用意に回動するのを抑制できる。これにより、相手側コネクタに対する非接合時では、可動ガイド部材によって端子を確実に保護することができ、また、相手側コネクタとの接合時では、不用意に接合が解除されるのを抑制できる。しかも、レバー回動規制部が仮係止位置及び本係止位置の両方の位置でレバーを係止するので、それぞれの位置でレバーをそれぞれ係止する構造と比べて簡略化できる。
図1〜図3に示すように、本実施形態に係るレバー式コネクタ10(以下、単にコネクタ10とも称す)は、ハウジング20と、端子40と、スペーサ50と、レバー60と、可動ガイド部材としてのフロントホルダ70とを備えている。ハウジング20、スペーサ50、レバー60及びフロントホルダ70は、それぞれ電気絶縁性の樹脂から成形されている。
さらに、ハウジング20は、その前部に保持凹部29を有しており、この保持凹部29には、フロントホルダ70が保持される。
図8は、レバー60の組付け時におけるレバー式コネクタ10の全体斜視図である。図9は、レバー60及びスペーサ50の動きを説明する図であって、図9の(a)〜図9の(c)は、それぞれ鉛直方向の断面図である。図10は、レバー60が仮係止位置に配置されたレバー式コネクタ10の全体斜視図である。図11は、レバー60が係止方向へ向かって回動された状態のレバー式コネクタ10の全体斜視図である。図12は、相手側コネクタ1に接合された状態のレバー式コネクタ10の水平方向に沿う断面図である。図13は、図12におけるD部拡大図である。図14は、レバー60が本係止位置に配置されたレバー式コネクタ10の後方からの全体斜視図である。
レバー60をハウジング20のレバー装着部24に組付けるには、ハウジング20の下面側の開口から収容部22にスペーサ50を収容して仮保持位置に配置させ、孔部23からボス51を突き出させてボス51をレバー装着部24に配置させた状態とする(図5参照)。
次に、図8に示すように、挿通口71をボス51の係止片55の位置に合わせ、レバー60の回動孔61にスペーサ50のボス51を入り込ませる。
端子40をハウジング20に収容させるには、スペーサ50を仮保持位置に配置させて係止孔52を端子収容室21と連通させた状態で、箱部42を前方に向けた端子40をハウジング20の後方側から端子収容室21内へ挿し込んで収容させる。このとき、端子40は、その先端が、前方位置に配置されたフロントホルダ70の挿通孔72内に配置さることで、このフロントホルダ70によって覆われて保護された状態となる。
本実施形態に係るレバー式コネクタ10を相手側コネクタ1に接合させるには、まず、ハウジング20の前部を相手側コネクタ1の相手側ハウジング2に挿し込む。すると、相手側ハウジング2のカムピン5が、レバー60のカム溝62のピン導入部62aに入り込む。また、相手側ハウジング2の係止解除突起6(図4参照)が、ハウジング20のレバー回動規制部25における回動規制片26の係止凸部26aに当接する。これにより、回動規制片26が押し下げられ、この回動規制片26によるレバー60の係止板部65に対する係止が解除され、レバー60の係止方向Aへの回動が可能とされる。
相手側コネクタ1に接合されたレバー式コネクタ10を相手側コネクタ1から取り外すには、まず、ハウジング20のレバー回動規制部25の回動規制片26を押し下げ、係止凸部26aによるレバー60の係止段部69への係止を解除させる。このようにすると、レバー60の係止解除方向Bへの回動の規制が解除される。
従って、本実施形態のレバー式コネクタ10によれば、フロントホルダ70を備えつつ、コストダウン及び小型化が可能なレバー式コネクタを提供できる。
[1] 相手側コネクタ(1)の凹状に形成された相手側ハウジング(2)に対してレバー(60)の操作で挿抜されるレバー式コネクタ(10)であって、
複数の端子収容室(21)を有するハウジング(20)と、
前記ハウジング(20)の前記端子収容室(21)に収容される複数の端子(40)と、
前記ハウジング(20)の前部に設けられ、前記端子収容室(21)に収容された前記端子(40)の先端部を覆って保護する可動ガイド部材(フロントホルダ70)と、
前記ハウジング(20)に対して回動されることで前記相手側ハウジング(2)に設けられたカムピン(5)を引き込んで前記ハウジング(20)に前記相手側ハウジング(2)を引き寄せるカム溝(62)を有し、前記カム溝(62)に前記カムピン(5)を受け入れ可能な仮係止位置と前記カム溝(62)に前記カムピン(5)を引き込む本係止位置との間で回動可能とされたレバー(60)と、
を備え、
前記可動ガイド部材(フロントホルダ70)は、前記端子(40)が前記相手側コネクタ(1)の電極(4)に対して電気的に接続可能となる後方へ変位可能に保持され、
前記レバー(60)には、前記仮係止位置に配置された状態で、前記可動ガイド部材(フロントホルダ70)の後方への変位を規制するとともに、前記本係止位置へ向かって回動されることで前記可動ガイド部材(フロントホルダ70)の前記後方への変位の規制を解除する変位規制部(68)が設けられている
ことを特徴とするレバー式コネクタ(10)。
[2] 前記可動ガイド部材(フロントホルダ70)は、前記仮係止位置へ向かって回動される前記レバー(60)の前記変位規制部(68)によって前方へ変位される
ことを特徴とする上記[1]に記載のレバー式コネクタ。
[3] 前記端子(40)は、前記レバー(60)が前記本係止位置へ回動されて前記相手側ハウジング(2)が引き寄せられることで、前記相手側ハウジング(2)に設けられた回路基板(3)の電極(4)に当接して電気的に接続される接点部(44)を有し、
前記接点部(44)の前記電極(4)との接触箇所の周囲が、前記回路基板(3)に当接された前記可動ガイド部材(フロントホルダ70)によって覆われる
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載のレバー式コネクタ(10)。
[4] 前記可動ガイド部材(フロントホルダ70)の先端には、前記回路基板(3)に形成された位置決め孔(3a)に嵌合する位置決め突起(76)が形成されていることを特徴とする上記(3)に記載のレバー式コネクタ(10)。
[5] 前記ハウジング(20)には、前記仮係止位置及び前記本係止位置に配置された前記レバー(60)を係止するレバー回動規制部(25)を備える
ことを特徴とする上記[1]〜[4]のいずれかに記載のレバー式コネクタ(10)。
2:相手側ハウジング
3:回路基板
4:電極
5:カムピン
10:レバー式コネクタ
20:ハウジング
21:端子収容室
25:レバー回動規制部
40:端子
44:接点部
60:レバー
62:カム溝
68:変位規制部
70:フロントホルダ(可動ガイド部材)
Claims (4)
- 相手側コネクタの凹状に形成された相手側ハウジングに対してレバーの操作で挿抜されるレバー式コネクタであって、
複数の端子収容室を有するハウジングと、
前記ハウジングの前記端子収容室に収容される複数の端子と、
前記ハウジングの前部に設けられ、前記端子収容室に収容された前記端子の先端部を覆って保護する可動ガイド部材と、
前記ハウジングに対して回動されることで前記相手側ハウジングに設けられたカムピンを引き込んで前記ハウジングに前記相手側ハウジングを引き寄せるカム溝を有し、前記カム溝に前記カムピンを受け入れ可能な仮係止位置と前記カム溝に前記カムピンを引き込む本係止位置との間で回動可能とされたレバーと、
を備え、
前記可動ガイド部材は、前記端子が前記相手側コネクタの電極に対して電気的に接続可能となる後方へ変位可能に保持され、
前記レバーには、前記仮係止位置に配置された状態で、前記可動ガイド部材の後方への変位を規制するとともに、前記本係止位置へ向かって回動されることで前記可動ガイド部材の前記後方への変位の規制を解除する変位規制部が設けられ、
前記可動ガイド部材は、前記仮係止位置へ向かって回動される前記レバーの前記変位規制部によって前方へ変位される
ことを特徴とするレバー式コネクタ。 - 前記端子は、前記レバーが前記本係止位置へ回動されて前記相手側ハウジングが引き寄せられることで、前記相手側ハウジングに設けられた回路基板の電極に当接して電気的に接続される接点部を有し、
前記接点部の前記電極との接触箇所の周囲が、前記回路基板に当接された前記可動ガイド部材によって覆われる
ことを特徴とする請求項1に記載のレバー式コネクタ。 - 前記可動ガイド部材の先端には、前記回路基板に形成された位置決め孔に嵌合する位置決め突起が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のレバー式コネクタ。
- 前記ハウジングには、前記仮係止位置及び前記本係止位置に配置された前記レバーを係止するレバー回動規制部を備える
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のレバー式コネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2017103961A JP6907024B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-05-25 | レバー式コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017103961A JP6907024B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-05-25 | レバー式コネクタ |
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JP2018200768A JP2018200768A (ja) | 2018-12-20 |
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Family Applications (1)
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JP2017103961A Active JP6907024B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-05-25 | レバー式コネクタ |
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2017
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