JP6906337B2 - 歩行支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、起立補助機能を備えた歩行支援装置に関する。
歩行支援装置として、キャスターを備えたフレームに起立補助装置及び体重免荷装置が取付けられて構成された歩行支援装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2012−125548号公報
しかしながら、特許文献1に開示された歩行支援装置では、回転移動する回転移動体として傾動フレーム及び引き上げアームを備えた構成であるので、当該回転移動体の回転時の力が装置のフレームに伝達されるため、装置の安定性が悪くなるという課題があった。
本発明は、起立補助機能を備え、かつ、安定性に優れた歩行支援装置を提供する。
本発明に係る歩行支援装置は、フレームと、フレームの下部に設けられた走行部と、使用者が立ち上がる方向にスライド移動可能となるようにフレームの上部に設けられた移動体と、フレームに設けられた体重免荷装置と、一端が体重免荷装置に連結され他端側が移動体を経由して当該他端に設けられた連結部が使用者に連結される可撓性を有した連結部材と、体重免荷装置と移動体との間に設けられて、起立補助時において、連結部材の連結部と連結された使用者を移動体に近付く方向に牽引し、かつ、移動体を牽引して移動体を移動させる牽引装置とを備え、牽引装置は、一端が体重免荷装置に連結された連結部材の他端側が掛け渡される固定滑車群及び動滑車群と、動滑車群を移動させるボールねじ機構とを含み、動滑車群は、ボールねじ機構のボールねじのナットに連結された第1の動滑車と第2の動滑車とを含み、固定滑車群は、連結部材の他端側を第1の動滑車に導く第1の固定滑車と、第1の動滑車を経由した連結部材の他端側を第2の動滑車に導く第2の固定滑車とを含み、ボールねじ機構のボールねじを回転させてナットを移動させることによって、動滑車群を移動させて連結部材を牽引するように構成されたので、起立補助機能を備え、かつ、安定性に優れた歩行支援装置となる。また、牽引装置により連結部材を牽引することにより、起立補助動作時に可撓性を有した連結部材の他端側は使用者の体勢の変化に追従して動きやすくなるので、起立補助動作時に使用者の体の自由度が制限されにくくなる。
また、体重免荷装置は、ぜんまいばねと、ぜんまいばねを収容した収容ボックスと、連結部材の一端が連結されて連結部材の巻き取り及び繰り出しを行うドラムと、連結軸とを備え、ぜんまいばねの一端と連結軸の一端側とが連結されるとともに、ぜんまいばねの他端と収容ボックスとが連結され、かつ、連結軸の他端側がドラムの回転中心に連結されており、ドラムの円板面の外周側において互いに所定角度離れた2つの位置のうちの一方には、第1のストップピンが設けられるとともに、ドラムの円板面の外周側において互いに所定角度離れた2つの位置のうちの他方には、第2のストップピンが設けられ、収容ボックスには、第1のストップピン及び第2のストップピンが係止する係止板が設けられており、第1のストップピンが係止板に係止することにより、連結部材が所定量以上にぜんまいばねの力で引張られることが防止され、かつ、第2のストップピンが係止板に係止することにより、連結部材が所定量以上に使用者に引張られることが防止されるように構成されたので、使用者は、体重免荷装置により体重の一部を免荷された状態での歩行が可能となり、さらに、第1のストップピンが係止板に係止することにより、歩行支援装置を初期状態に設定できるとともに、第2のストップピンが係止板に係止することにより、使用者の転倒時の危険回避対策を実現できるようになる。また、ぜんまいばねの力を利用した体重免荷装置としたので、使用者の歩行時におけるぜんまいばねの力の変動を小さく抑えることが可能となり、定荷重ばねに近い性能を実現できるようになるため、使用者が歩行時における体重免荷量の変動を感じ難くなる。
また、体重免荷装置は、コイルばねと、てこ部とを備え、てこ部の力点とコイルばねの一端とが連結され、コイルばねの他端がフレームに固定され、かつ、てこ部の作用点と連結部材の一端とが連結されており、てこ部の作用点側がフレームに設けられた第1のストップ部と衝突することにより、連結部材が所定量以上にコイルばねの力で引張られることが防止され、かつ、てこ部の作用点側がフレームに設けられた第2のストップ部と衝突することにより、連結部材が所定量以上に使用者に引張られることが防止されるように構成されたので、使用者は、体重免荷装置により体重の一部を免荷された状態での歩行が可能となり、さらに、てこ部の作用点側が第1のストップ部と衝突することにより、歩行支援装置を初期状態に設定できるとともに、てこ部の作用点側が第2のストップ部と衝突することにより、使用者の転倒時の危険回避対策を実現できるようになる
(a)は歩行支援装置の初期状態を示す斜視図、(b)は歩行支援装置の起立補助終了状態を示す斜視図。 (a)は歩行支援装置の使用者に対する起立補助開始時の状態を示す図、(b)は歩行支援装置の使用者に対する起立補助終了時の状態を示す図。 体重免荷装置の構成及び動作を説明するための図であり、(a)は体重免荷装置の初期状態を示す図、(b)は体重免荷装置の緊急停止状態を示す図、(c)は体重免荷装置を(b)のA方向から見た図。 歩行支援装置の初期状態を示す図。 歩行支援装置の動作説明図。 歩行支援装置の動作説明図。 歩行支援装置の動作説明図。 歩行支援装置の動作説明図。 歩行支援装置の動作説明図。 歩行支援装置の初期状態を示す図。
実施形態1
実施形態1に係る歩行支援装置1は、図1に示すように、フレーム2と、フレーム2に設けられた走行部20と、体重免荷起立補助機構3とを備えて構成される。
体重免荷起立補助機構3は、歩行支援装置1の前後上下方向に移動可能なようにフレーム2の上部に設けられた左右の移動手摺部41,41を備えた移動体4と、フレーム2に設けられた装置収容ボックス30内に設けられた左右の体重免荷装置5,5及び左右の牽引装置6,6と、左右の移動手摺部41,41内にそれぞれ設けられた左右の初期状態設定装置7,7と、左右の可撓性を有した連結部材としての左右のワイヤー8,8とを備えて構成される。
尚、歩行支援装置1の前後方向、左右方向、上下方向は、図1に図示した方向を言う。
図4に示すように、ワイヤー8は、一端81が体重免荷装置5に連結されて、他端82側が牽引装置6及び初期状態設定装置7を経由して移動手摺部41の外側に引き出され、当該左右のワイヤー8,8の他端82,82に設けられた連結部としての引掛部(フック)83,83が、歩行支援装置1の使用者Aが着用する例えばパンツ型の装着具Bの左右に設けられた吊部C,Cに連結される(図2参照)。
即ち、歩行支援装置1は、フレーム2と、フレーム2の下部に設けられた走行部20と、使用者Aが立ち上がる方向にスライド移動可能となるようにフレーム2の上部に設けられた移動体4と、フレーム2に設けられた体重免荷装置5と、一端81が体重免荷装置5に連結され他端82側が移動体4を経由して当該他端82に設けられた引掛部83が使用者Aに連結されるワイヤー8と、起立補助時において、ワイヤー8の他端82側の引掛部83に連結された使用者Aを移動体4に近付く方向に牽引し、かつ、移動体4を牽引して移動体4を移動させる牽引装置6とを備えている。
図1に示すように、フレーム2は、ベース部21と、左右の固定手摺部22,22と、ベース部21と左右の固定手摺部22,22とを連結する連結部23,23とを備えた構成である。
ベース部21は、所定の間隔を隔てて左右に配置されてぞれぞれ前後方向に延長する左右のベースフレーム24,24と左右のベースフレーム24,24の前端側同士を連結する前側連結フレーム25とを備えた構成であり、例えば、中空パイプを折り曲げることで左右のベースフレーム24,24と前側連結フレーム25とが一体に形成された構成である。
そして、走行方向を自在に変更できるように構成された車輪(キャスター)20Aがベース部21に複数取付けられていることによって、歩行支援装置1の走行部20が形成されている。
移動体4は、左右の移動手摺部41,41と、左右の移動手摺部41,41の前端部側同士を連結する前側連結部42と、左右の掴み部43,43とを備える。
移動体4は、例えば、中空パイプを折り曲げることで左右の移動手摺部41,41と前側連結部42とが一体に形成され、かつ、左右の掴み部43,43が前側連結部42の左右側からそれぞれ上方に突出するように設けられた構成である。
左右の移動手摺部41,41は、左右の固定手摺部22,22に沿って前後方向に移動可能なように、左右の固定手摺部22,22に連結されている。例えば、左右の固定手摺部22,22の上面において前後方向に延長するように設けられた図外のレール溝に、左右の移動手摺部41,41に設けられた図外の係合体が係合するように取付けられたことによって、左右の移動手摺部41,41が左右の固定手摺部22,22上を前後方向に移動可能なように設けられている。即ち、左右の移動手摺部41,41が左右の固定手摺部22,22上を前後方向に移動することによって、移動体4が前後方向に移動可能に設けられている。
尚、図1及び図2に示すように、左右の固定手摺部22,22の上面と当該左右の固定手摺部22,22の上面を摺動する左右の移動手摺部41,41の下面とが、例えば、上方に膨らむような湾曲形状に形成されている。
図3に示すように、体重免荷装置5は、ぜんまいばね51と、ぜんまいばね51を収容した収容ボックス52と、ワイヤー8の一端81が連結されてワイヤー8の巻き取り及び繰り出しを行うドラム(回転円盤)53と、連結軸54とを備えた構成である。
ぜんまいばね51は、例えば細幅の長尺な連続金属板を渦巻状に巻いて、巻かれた渦巻きが、元に戻ろうとする力を用いてワイヤー8をドラム53で巻き取るように構成されていることにより、ワイヤー8に連結された使用者Aの体重の一部を負担するものである。
そして、ぜんまいばね51の一端(渦巻の中心側端(巻出し始端))55と連結軸54の一端側とが連結されるとともに、ぜんまいばね51の他端(渦巻の外周側端(終端))56と収容ボックス52とが連結され、かつ、連結軸54の他端側がドラム53の回転中心に連結されている。即ち、連結軸54がドラム53の回転中心とぜんまいばね51の一端(巻出し始端)55とに連結されている。そして、ワイヤー8の一端81がドラム53の外周溝57に連結される。
また、収容ボックス52は、固定ブラケット58を介して装置収容ボックス30に固定されている。
従って、ぜんまいばね51の力が連結軸54及びドラム53に伝達され、ドラム53に連結されたワイヤー8がぜんまいばね51の力によって引張られた状態となっていることにより、ワイヤー8の他端82に連結された使用者Aは体重の一部が免荷された状態での歩行が可能となる。
ドラム53の円板面の外周側において互いに所定角度離れた2つの位置のうちの一方には、第1のストップピン90が設けられるとともに、ドラム53の円板面の外周側において互いに所定角度離れた2つの位置のうちの他方には、第2のストップピン91が設けられ、収容ボックス52には、第1のストップピン90及び第2のストップピン91が係止する係止板92が設けられている。
例えば、ドラム53の円板面の外周側において互いに中心角度120°程度離れた2つの位置に、それぞれ第1のストップピン90及び第2のストップピン91が円板面と直交して延長するように設けられている。
即ち、図3(a)に示すように、第1のストップピン90が係止板92に係止して、ドラム53の回転が阻止されることで、ワイヤー8が所定量以上にぜんまいばね51の力で引張られることが防止され、かつ、図3(b)に示すように、第2のストップピン91が係止板92に係止して、ドラム53の回転が阻止されることで、ワイヤー8が所定量以上に使用者Aに引張られることが防止されるように構成されている。尚、図3(b)では、ぜんまいばね51の図示を省略している。
また、連結軸54の一端にはハンドル93が取付けられ、連結軸54を回転させることでぜんまいばね51による体重免荷量を調整できるように構成されている。尚、例えば第1のストップピン90及び第2のストップピン91は、ドラム53に対して着脱可能に取付けられる構成となっており、連結軸54を回転させる場合には、第1のストップピン90及び第2のストップピン91を取り外した状態としてから連結軸54を回転させてぜんまいばね51の渦巻を密にしたり粗くするとともにドラム53を回転させることで、ぜんまいばね51による体重免荷量を調整する。
図4に示すように、牽引装置6は、固定滑車群60と、動滑車群61と、動滑車群61を移動させる動滑車群制御機構63とを備えて構成される。
動滑車群制御機構63は、例えば、ボールねじ機構により動滑車群61を移動させる機構である。具体的には、ボールねじ64のナット65に動滑車群61を連結し、モータ66でボールねじ64を回転させてナット65を移動させることで当該ナット65に連結されている動滑車群61を移動させる機構である。
動滑車群61は、例えば、ボールねじ機構のナット65に連結された第1の動滑車61Aと第2の動滑車61Bとを備える。
固定滑車群60は、例えば、ワイヤー8の他端82側を第1の動滑車61Aに導く方向転換用の第1の固定滑車60Aと、第1の動滑車61Aを経由したワイヤー8の他端82側を第2の動滑車61Bに導く方向転換用の第2の固定滑車60Bと、第2の動滑車61Bを経由したワイヤー8の他端82側を移動手摺部41側に導く方向転換用の第3の固定滑車60Cと備える。尚、第3の固定滑車60Cは、牽引装置6と初期状態設定装置7との位置関係によって必要でなくなる場合がある。
即ち、牽引装置6は、ワイヤー8が掛け渡される固定滑車群60及び動滑車群61と、動滑車群61を移動させる動滑車群制御機構63としてのボールねじ機構とを備え、動滑車群61は、ボールねじ機構のボールねじ64のナット65に連結された第1の動滑車61Aと第2の動滑車61Bとを備え、固定滑車群60は、少なくとも、ワイヤー8の他端82側を第1の動滑車61Aに導く方向転換用の第1の固定滑車60Aと、第1の動滑車61Aを経由したワイヤー8の他端82側を第2の動滑車61Bに導く方向転換用の第2の固定滑車60Bとを備え、ボールねじ機構のボールねじ64を回転させてナット65を移動させることによって、動滑車群61を移動させてワイヤー8を牽引するように構成されている。
図4に示すように、初期状態設定装置7は、移動手摺部41内に設けられる。
初期状態設定装置7は、固定滑車群70と、動滑車71と、動滑車71に定荷重を付与する定荷重付与手段72とを備えて構成される。
動滑車71は、回転中心軸71aが移動手摺部41内又は移動手摺部41を形成するパイプに設けられたレール溝73内を移動可能なように構成されている。
定荷重付与手段72は、例えば、定荷重ばねにより構成され、連結ワイヤー74の一端が定荷重付与手段72に連結されるとともに連結ワイヤー74の他端が動滑車71の連結部75に連結されていることにより、動滑車71に当該動滑車71を一方方向Aに引き寄せる引張力を付与するものである。
固定滑車群70は、例えば、第3の動滑車61Cを経由したワイヤー8の他端82側を動滑車71に導く方向転換用の第4の固定滑車70Aと、動滑車71を経由したワイヤー8の他端82側を移動手摺部41の外側に導く方向転換用の第5の固定滑車70Bと備える。
移動手摺部41に形成されてワイヤー8の他端82を移動手摺部41の外に引き出すための引出孔89の径は、ワイヤー8の他端82に取付けられる引掛部83の大きさよりも小さい径に形成され、ワイヤー8の他端82側が牽引装置6あるいは初期状態設定装置7で引っ張られた場合に、引掛部83が引出孔89の周りの壁に衝突して引掛部83が移動手摺部41内に引き込まれないように構成されている。即ち、引出孔89の周囲が、引掛部83を初期位置に維持する係止部84となっており、当該引掛部83が係止部84に係止して初期位置に維持された状態が初期状態である(図4参照)。
即ち、移動手摺部41は、ワイヤー8が牽引装置6で牽引された場合にワイヤー8の他端82に設けられた引掛部83を係止する係止部84を備え、ワイヤー8は、引掛部83を使用者Aが装着する装着具Bの吊部Cに連結する場合に当該引掛部83が設けられた他端82側を移動手摺部41内から引き出し可能に構成され、かつ、引掛部83が使用者Aに連結された後、使用者Aが立ち上がろうとする際には、ワイヤー8の他端82が、牽引装置6により係止部84に近付く方向に牽引され、引掛部83が係止部84が係止した後は、引掛部83が移動手摺部41に固定された状態となるので、引掛部83が係止部84に係止した後、ワイヤー8が牽引装置6によりさらに牽引された場合に、移動手摺部41は、固定手摺部22に沿って使用者Aが立ち上がる方向(歩行支援装置1の前方上方向)にスライド移動するように構成されている。
また、移動手摺部41が前方上側に最大限移動した場合、即ち、歩行支援装置1による起立補助動作が終了して移動手摺部41が最前方上側位置に到達した場合に、当該移動手摺部41はロック機構により当該最前方上側位置にロックされるように構成されている。当該ロック機構は、図4に示すように、互いに係脱可能に構成された移動手摺部側ロック部88Aと固定手摺部側ロック部88Bとで構成される。
実施形態1に係る歩行支援装置1の動作について、図4及び図9を参照して説明する。
尚、図4及び図9においては、体重免荷起立補助機構3を構成する、左右の移動手摺部41,41、左右の体重免荷装置5,5、左右の牽引装置6,6、左右の初期状態設定装置7,7、左右のワイヤー8,8のうち、左右いずれか一方の、移動手摺部41、体重免荷装置5、牽引装置6、初期状態設定装置7、ワイヤー8を図示して動作を説明する。また、図4及び図9においては、簡略化して移動手摺部41が水平移動するように図示している。
図4に示すように、歩行支援装置1の使用前は、牽引装置6の動滑車群61が初期位置に位置されて、移動手摺部41が最後方下側位置に位置され、かつ、初期状態設定装置7の動滑車71が定荷重付与手段72で矢示Aの方向に引張られていることにより、引掛部83が係止部84に係止した初期状態となっている。
そして、図5に示すように、引掛部83を持ってワイヤー8の他端82側を移動手摺部41内から引き出すと、初期状態設定装置7の動滑車71が定荷重付与手段72の引張力に抗して後方に移動する。即ち、ワイヤー8の他端82側を移動手摺部41内から引き出す際に動滑車71が定荷重付与手段72の引張力に抗して矢示Bのように後方に移動するため、ワイヤー8の他端82側を移動手摺部41内から容易に引き出すことができる。
そして、引き出したワイヤー8の他端82に設けられている引掛部83を、ベッドDや椅子に座っている使用者Aが装着している装着具Bの吊部Cに連結する(図2(a)参照)。
その後、使用者Aが立ち上がろうとする場合、例えば介助者が図外のスイッチを投入して牽引装置6のモータ66を駆動させることで、図6に示すように、ワイヤー8の他端82側を移動手摺部41側に牽引する方向、即ち、動滑車群61を矢示Cの方向に移動させてワイヤー8の他端82に設けられた引掛部83が係止部84に係止するまでワイヤー8が牽引された後、図7に示すように、動滑車群61をさらに矢示Dの方向に移動させることで、移動手摺部41が前方上側に移動する。そして、図8に示すように、動滑車群61をさらに矢示Eの方向に移動させて、移動手摺部41を前方上側に最大限移動させることで、移動手摺部側ロック部88Aと固定手摺部側ロック部88Bとが係合して、移動手摺部41が最前方上側位置に到達した状態でロックされる。以上により、起立補助動作が終了する。
この起立補助動作においては、使用者Aが立ち上がろうとする場合、使用者Aには牽引装置6による牽引力が加わるため、使用者Aは容易に立ち上がることができるようになる。
使用者Aが立ち上がった後は、移動手摺部41がロックされた状態で、使用者Aは体重免荷装置5により体重の一部が免荷された状態で歩行することが可能となる(図2(b)参照)。
また、歩行中に使用者Aが転倒し、図9に示すように、ワイヤー8が所定長さ以上繰り出され、第2のストップピン91が係止板92に設けられた図外の緊急停止スイッチに衝突して当該緊急停止スイッチが投入されることにより、例えば、車輪(キャスター)20Aのブレーキワイヤを操作する信号が車輪20Aのブレーキ機構に出力されて車輪20Aがロック状態に設定される。これにより、歩行中に使用者Aが転倒した際の歩行支援装置1の暴走や転倒等が抑制され、使用者Aの転倒時の危険回避対策を実現できるようになる。
また、使用者AがベッドDや椅子に座る場合には、例えば介助者が移動手摺部側ロック部88Aと固定手摺部側ロック部88Bとの係合を解除して、牽引装置6のモータ66を駆動させることにより、動滑車群61を初期位置まで戻した後、装着具Bから引掛部83を取り外すと、初期状態設定装置7の引張力によって引掛部83が係止部84に係止した初期状態となる。
尚、図5に示すワイヤー8の引き出し可能長さX1は、例えば、400mm〜600mmに設定され、図6に示す移動手摺部41の移動可能長さX2は、例えば150mm〜300mmに設定され、緊急停止スイッチが投入される図9に示すワイヤー8の引張長さX3は、例えば200mm程度に設定されている。
従来のように、装着具に取付けられた回転移動体が回転する構成の場合、当該回転移動体の回転時の力がフレームに伝達されて装置の安定性が損なわれる可能性が高いが、実施形態1の歩行支援装置1によれば、起立補助時に、使用者Aが装着する装着具Bに連結されたワイヤー8の他端82側が牽引装置6により引っ張られる構成であり、フレーム2に力が伝達されにくい構造としたので、安定性に優れた歩行支援装置1となる。即ち、起立補助機能を備え、かつ、安定性に優れた歩行支援装置となる。
実施形態1の歩行支援装置1によれば、ワイヤー8の他端82に設けられた連結部としての引掛部83が移動手摺部41の係止部84に係止された後に、ワイヤー8が牽引装置6でさらに牽引された場合に、移動手摺部41が固定手摺部22に沿って使用者Aが立ち上がる方向にスライド移動するように構成されたので、従来のような回転移動体を備えた構成と比べて、安定性に優れた歩行支援装置となる。
また、実施形態1の歩行支援装置1によれば、起立補助動作時において装着具Bに取付けられた可撓性を有した連結部材としてのワイヤー8の他端82側が移動手摺部41側に引っ張られるため、起立補助動作時においてワイヤー8の他端82側は使用者Aの体勢の変化に追従して動きやすくなるので、起立補助動作時に使用者Aの体の自由度が制限されにくくなる。一方、従来のように、装着具に取付けられた回転移動体が回転する構成の場合、起立補助動作時に使用者が回転移動体で強制的に引っ張られることになるので、使用者の体の自由度が制限されてしまうという問題があった。
実施形態1の歩行支援装置1によれば、移動体4に使用者Aが掴まる掴み部43,43を設けたので、使用者Aが安定に立ち上がることができるようになる。
実施形態1の歩行支援装置1によれば、ワイヤー8の他端82側を移動手摺部41内から引き出して引掛部83を座っている使用者Aの装着具Bに取付けるので、歩行支援装置1のフレーム2を動かす必要が無く、引掛部83を座っている使用者Aの装着具Bに取付ける作業を容易に行えるようになる。
実施形態の歩行支援装置1によれば、左右の固定手摺部22,22の上面と当該左右の固定手摺部22,22の上面を摺動する左右の移動手摺部41,41の下面とを、上方に膨らむような湾曲(カーブ)形状に形成しているので、初期状態の引掛部83を、座っている使用者Aの装着具Bに極力近付けることが可能となり、引掛部83を座っている使用者Aの装着具Bに取付ける作業を容易に行えるようになる。即ち、係止部84に係止される引掛部83の位置と座っている使用者Aの装着具Bの吊部Cの位置との上下差を小さくできるので、引掛部83を座っている使用者Aの装着具Bに取付ける作業を容易に行えるようになる。
また、移動手摺部41が固定手摺部22の上方に膨らむような湾曲形状に沿って上側前方にスライド移動するため、使用者Aを上方に立ち上がらせながら前方に移動させることができるので、使用者Aに自然な起立動作を行わせることが可能となる。
実施形態の歩行支援装置1によれば、体重免荷装置5として、ぜんまいばね51の力を利用した装置を用いたため、使用者Aの歩行時におけるぜんまいばね51の力の変動を小さく抑えることが可能となり、定荷重ばねに近い性能を実現できるようになるため、使用者Aが歩行時における体重免荷量の変動を感じ難くなる。
実施形態2
実施形態1では、ぜんまいばね51の復元力を利用した体重免荷装置5を例示したが、以下のようなコイルばねの復元力を利用した体重免荷装置を用いてもよい。
即ち、実施形態2での体重免荷装置5は、コイルばね31と、てこ部32とを備え、てこ部32は、てこ棒33が装置収容ボックス30に固定された支点34を介して揺動可能に構成されている。そして、てこ部32の力点35とコイルばね31の一端31aとが連結され、コイルばね31の他端31bが固定手段39により装置収容ボックス30に固定され、てこ部32の作用点36とワイヤー8の一端81とが連結されている。
即ち、コイルばね31及びてこ部32は、フレーム2に取付けられた装置収容ボックス30内に設けられることでフレーム2に取付けられている。
尚、コイルばね31の他端31bが固定された固定手段39を、装置収容ボックス30に設けられた図外の複数の固定部に選択的に固定することにより、コイルばね31による体重免荷量を調整できるようになっている。
また、装置収容ボックス30には、第1のストップ部37及び第2のストップ部38が設けられ、てこ部32の作用点36側が第1のストップ部37と衝突することで、ワイヤー8が所定量以上にコイルばね31の力で引張られることが防止され、かつ、てこ部32の作用点側がフレームに設けられた第2のストップ部38と衝突することにより、ワイヤー8が所定量以上に使用者Aに引張られることが防止されるように構成されている。
実施形態2の体重免荷装置5を備えた歩行支援装置1によれば、実施形態1の歩行支援装置1と同様な動作及効果を奏するものとなる。即ち、使用者Aは、体重免荷装置5により体重の一部を免荷された状態での歩行が可能となり、さらに、てこ部32の作用点36側が第1のストップ部37と衝突することにより、歩行支援装置1を初期状態に設定できるとともに、てこ部32の作用点36側が第2のストップ部38と衝突することにより、使用者Aの転倒時の危険回避対策を実現できるようになる。
尚、引掛部83を係止部84に係止させた初期状態とするために、初期状態設定装置7を設けることが好ましいが、当該初期状態設定装置7は設けなくともよい。
可撓性を有した連結部材としてロープ、紐等を用いてもよい。
体重免荷装置5及び牽引装置6をフレーム2に直接取り付けるようにしてもよい。
初期状態設定装置7を移動手摺部41の外側に取付けるようにしてもよい。
固定手摺部22の上面と当該固定手摺部22の上面を摺動する移動手摺部41の下面とが、歩行支援装置1の後方側から前方側に向けて直線状に立ち上がるように傾斜する形状に形成されていてもよい。
1 歩行支援装置、2 フレーム、4 移動体、5 体重免荷装置、6 牽引装置、
8 ワイヤー(連結部材)、20 走行部、31 コイルばね、32 てこ部、
35 力点、36 作用点、37 第1のストップ部、38 第2のストップ部、
51 ぜんまいばね、52 収容ボックス、53 ドラム、54 連結軸、
55 ぜんまいばねの一端、56 ぜんまいばねの他端、
63 動滑車群制御機構(ボールねじ機構)、81 ワイヤーの一端、
82 ワイヤーの他端、83 引掛部、84 係止部、90 第1のストップピン、
91 第2のストップピン、92 係止板、A 使用者。

Claims (3)

  1. フレームと、
    フレームの下部に設けられた走行部と、
    使用者が立ち上がる方向にスライド移動可能となるようにフレームの上部に設けられた移動体と、
    フレームに設けられた体重免荷装置と、
    一端が体重免荷装置に連結され他端側が移動体を経由して当該他端に設けられた連結部が使用者に連結される可撓性を有した連結部材と、
    体重免荷装置と移動体との間に設けられて、起立補助時において、連結部材の連結部と連結された使用者を移動体に近付く方向に牽引し、かつ、移動体を牽引して移動体を移動させる牽引装置とを備え
    牽引装置は、
    一端が体重免荷装置に連結された連結部材の他端側が掛け渡される固定滑車群及び動滑車群と、
    動滑車群を移動させるボールねじ機構とを含み、
    動滑車群は、ボールねじ機構のボールねじのナットに連結された第1の動滑車と第2の動滑車とを含み、
    固定滑車群は、連結部材の他端側を第1の動滑車に導く第1の固定滑車と、第1の動滑車を経由した連結部材の他端側を第2の動滑車に導く第2の固定滑車とを含み、
    ボールねじ機構のボールねじを回転させてナットを移動させることによって、動滑車群を移動させて連結部材を牽引するように構成されたことを特徴とする歩行支援装置。
  2. 体重免荷装置は、ぜんまいばねと、ぜんまいばねを収容した収容ボックスと、連結部材の一端が連結されて連結部材の巻き取り及び繰り出しを行うドラムと、連結軸とを備え、
    ぜんまいばねの一端と連結軸の一端側とが連結されるとともに、ぜんまいばねの他端と収容ボックスとが連結され、かつ、連結軸の他端側がドラムの回転中心に連結されており、
    ドラムの円板面の外周側において互いに所定角度離れた2つの位置のうちの一方には、第1のストップピンが設けられるとともに、ドラムの円板面の外周側において互いに所定角度離れた2つの位置のうちの他方には、第2のストップピンが設けられ、
    収容ボックスには、第1のストップピン及び第2のストップピンが係止する係止板が設けられており、
    第1のストップピンが係止板に係止することにより、連結部材が所定量以上にぜんまいばねの力で引張られることが防止され、かつ、第2のストップピンが係止板に係止することにより、連結部材が所定量以上に使用者に引張られることが防止されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の歩行支援装置。
  3. 体重免荷装置は、コイルばねと、てこ部とを備え、
    てこ部の力点とコイルばねの一端とが連結され、コイルばねの他端がフレームに固定され、かつ、てこ部の作用点と連結部材の一端とが連結されており、
    てこ部の作用点側がフレームに設けられた第1のストップ部と衝突することにより、連結部材が所定量以上にコイルばねの力で引張られることが防止され、かつ、てこ部の作用点側がフレームに設けられた第2のストップ部と衝突することにより、連結部材が所定量以上に使用者に引張られることが防止されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の歩行支援装置。
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