JP6905921B2 - グリース組成物 - Google Patents
グリース組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6905921B2 JP6905921B2 JP2017225120A JP2017225120A JP6905921B2 JP 6905921 B2 JP6905921 B2 JP 6905921B2 JP 2017225120 A JP2017225120 A JP 2017225120A JP 2017225120 A JP2017225120 A JP 2017225120A JP 6905921 B2 JP6905921 B2 JP 6905921B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- carbon atoms
- grease composition
- mass
- base oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Description
また、特許文献1に記載のグリース組成物では、分子内に3価以上のエステル基を有するエステル系合成油を含むためジエステル系合成油よりも粘度指数が小さく低トルク性に劣る可能性がある。
本発明は、低トルク性及び潤滑長寿命性に優れたグリース組成物を提供することを課題とする。
すなわち、上記課題を解決するための手段には、以下の実施態様が含まれる。
<3> 前記式(1)中、R1及びR2は、分岐状の炭素数14〜18の脂肪族炭化水素基を表す<1>又は<2>に記載のグリース組成物。
なお、本明細書中、数値範囲を現す「〜」は、その上限及び下限としてそれぞれ記載されている数値を含む範囲を表す。また、「〜」で表される数値範囲において上限値のみ単位が記載されている場合は、下限値も同じ単位であることを意味する。
本明細書に段階的に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。
本明細書において組成物中の各成分の含有率又は含有量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数種存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数種の物質の合計の含有率又は含有量を意味する。
本明細書において、好ましい態様の組み合わせは、より好ましい態様である。
本明細書において、「潤滑長寿命性」とは、グリース組成物に所望される潤滑性能を維持できるグリースの耐久性を意味する。具体的には、グリースを加熱したときに、グリースに含まれる油分の蒸発が少ないほど、潤滑長寿命であると判断することができる。
本発明のグリース組成物は、下記式(1)で表される基油(以下、「特定基油」とも称する場合がある。)と、増ちょう剤と、を少なくとも含有する。
この理由は明らかではないが、以下のように推測される。
特定基油において、モノアルコールに由来する炭化水素を長鎖(上記式(1)中、R1及びR2)にして、特定基油の分子量を大きくしている。そのため、グリース組成物は、蒸発し難く特性、すなわち耐蒸発性に優れた性能を示す。
一方で、基油の総炭素数が大きくなると、分子量も大きくなるので、トルク性能は悪化する傾向にある。そのため、二塩基酸に由来する炭化水素(上記式(1)中、(CH2)n)の総炭化水素数を抑えるためには、(CH2)nが短鎖系炭化水素であることが好ましい。しかし、(CH2)nの炭化水素が短すぎると基油は蒸発しやすくなり、潤滑寿命を悪化させてしまう可能性がある。そのため、基油は、R1及びR2の炭素数と(CH2)nの炭素数とバランスを調整することが重要となる。
このバランスを発明者らが検討したところ、特定基油において、上記式(1)中R1及びR2が互いに同一の基であり、R1及びR2の炭素数を、14〜20に調整し、かつ、(CH2)nの炭素数を1〜5に調整することで、トルク性能及び潤滑寿命の双方を向上させることを見出した。
本発明のグリース組成物は、特定基油と、増ちょう剤と、を少なくとも含有することで、低トルク性及び潤滑長寿命性に優れると推察される。
以下、本発明のグリース組成物に含まれる各成分の詳細について説明する。
本発明のグリース組成物は、下記式(1)で表される基油(特定基油)を含有する。
特定基油は1種単独であってもよく、2種以上を併用してもよい。
R1及びR2で表される脂肪族炭化水素基が分岐状であると、末端のR1及びR2部分が立体構造となるので、蒸発し難くなり、低温での流動性にもより優れる傾向がある。
上記観点から、nは、1〜4の整数であることが好ましく、2〜4の整数であることがより好ましい。
特定基油は、40℃動粘度が10mm2/s〜100mm2/sであることが好ましい。
40℃動粘度が10mm2/s以上であると、基油の蒸発が抑制されるので、グリースの潤滑長寿命性をより向上させ得る。また、40℃動粘度が100mm2/s以下であると、基油のせん断抵抗が低減されるので、低トルク性をより向上させ得る。
上記観点から、基油の40℃動粘度は、10mm2/s〜50mm2/sであることがより好ましく、15mm2/s〜40mm2/sであることがより好ましく、20mm2/s〜30mm2/sであることが更に好ましい。
特定基油の40℃動粘度は、JIS K 2283:2000動粘度試験方法に基づいて測定した値である。
なお、2種以上の基油を混合して用いる場合、混合した基油の40℃動粘度が上記範囲内であればよく、40℃動粘度が上記範囲外の基油を含んでいてもよい。中でも、混合した基油の40℃動粘度がいずれも上記範囲内であることがより好ましい。
その他の基油は1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
その他の基油としては、鉱油であってもよく、合成油であってもよい。
合成油としては、アルキルジフェニルエーテル等のエーテル系合成油、ポリオールエステル、コンプレックス型ポリオールエステル等のエステル系合成油、ポリαオレフィン等の合成炭化水素油、アルキルナフタレン系合成油などが挙げられる。
本発明のグリース組成物は、増ちょう剤を含有する。
増ちょう剤としては、特に制限はなく、グリースの混和ちょう度、滴点等グリースの使用環境、温度等を考慮して適宜選定することができる。
増ちょう剤としては、例えば、リチウム石けん、リチウムコンプレックス石けん、カルシウム石けん、カルシウムコンプレックス石けん、ジウレア化合物、ナトリウムテレフタラメート等が挙げられる。
これらの中でも、耐熱性に優れる観点から、増ちょう剤としては、ジウレア化合物であることが好ましく、下記式(2)で表されるジウレア化合物であることがより好ましい。
ここで、「総炭素数」とは、R3及びR5が炭素原子を含む置換基を有する基である場合、置換基の炭素数を含めた炭素数の総数を意味する。
上記炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等の直鎖状または分岐状のアルキル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘキセニル基等の環状のアルキル基などが挙げられる。
これらの中でも、耐熱性の観点から、総炭素数7〜12のアルキル置換シクロヘキシル基としては、直鎖状または分岐状の炭素数1〜6のアルキル基を有するシクロヘキシル基であることが好ましく、直鎖状または分岐状の炭素数1〜4のアルキル基を有するシクロヘキシル基であることがより好ましい。
これらの中でも、耐熱性の観点から、直鎖状の炭素数6〜20のアルキル基としては、直鎖状の炭素数6〜18のアルキル基であることが好ましく、直鎖状の炭素数12〜18のアルキル基であることがより好ましい。
これらの中でも、耐熱性の観点から、分岐状の炭素数6〜20のアルキル基としては、分岐状の炭素数6〜18のアルキル基であることが好ましく、分岐状の炭素数12〜18のアルキル基であることがより好ましい。
R4表される炭化水素基としては、脂環式構造を含んでいてもよいアルキレン基、アリーレン基、アルキレンアリーレン基、アリーレンアルキレンアリーレン基、アルキレンアリーレンアルキレン基等が挙げられる。
ジウレア化合物は、例えば、ジイソシアネート、シクロヘキシルアミン及びアルキルアミンを原料として用いて、これらの化合物を(好ましくは基油中で)反応させることによって製造することができる。
具体例としては、直鎖状の炭素数6〜20のアルキル基とアミノ基とが結合した構造を有するアルキルアミン(好ましくはオクタデシルアミン)、分岐状の炭素数6〜20のアルキル基とアミノ基とが結合した構造を有するアルキルアミン、無置換のシクロヘキシル基とアミノ基とが結合した構造を有するシクロヘキシルアミン、及び、総炭素数7〜12のアルキル置換シクロヘキシル基とアミノ基とが結合した構造を有するアルキルシクロへキシルアミンが挙げられる。
せん断安定性の観点から、ジウレア化合物の含有量としては、グリース組成物の全質量に対して、5質量%〜25質量%であることが好ましい。ジウレア化合物の含有量が、5質量%以上であると、グリースに対してより適度なちょう度を付与することが可能となる。ジウレア化合物の含有量が25質量%以下であると、グリースのちょう度の上昇を抑制する傾向があり、せん断安定性をより維持することが可能である。
上記観点から、ジウレア化合物の含有量としては、グリース組成物の全質量に対して、5質量%〜15質量%であることがより好ましく、5質量%〜13質量%であることが更に好ましい。
本発明のグリース組成物は、必要に応じて、特定基油及び増ちょう剤以外の添加剤を適宜配合してもよい。
添加剤としては、摩耗防止剤、酸化防止剤、極圧剤、腐食防止剤、防錆剤等が挙げられる。添加剤は、1種単独であってもよく、又は2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、ジウレア化合物との併用により耐熱性が更に向上する傾向がある。耐熱性が更に向上することで、潤滑寿命をより向上させる観点から、添加剤としては、酸化防止剤を含むことが好ましい。
これらの中でも、潤滑長寿命性の観点から、酸化防止剤としては、芳香族アミン化合物であることが好ましく、フェノール系化合物、ナフチルアミン類又はジアルキルジフェニルアミン類であることがより好ましい。
本発明のグリース組成物の混和ちょう度としては、好ましくは130〜310、より好ましくは220〜295である。
混和ちょう度が310以下であると離油防止性がより向上し、結果として潤滑長寿命性をより高めることができる。
また、混和ちょう度が130以上であると、低トルク性を更に向上させることができる。
混和ちょう度は、JIS K 2220(2013)ちょう度試験方法に基づいて測定した値である。
基油中に増ちょう剤及び酸化防止剤が均一分散するように3本ロールミル等を用いて混練し、実施例1〜4及び比較例1〜6のグリース組成物を調製した。グリース組成物の各成分及び配合量は表1に示す。
基油1;ジエステル基油(式(1)中、R1及びR2が、分岐状の炭素数16の飽和脂肪族炭化水素基であり、nが3である特定基油、40℃動粘度;24.43mm2/s)
基油2;テトラエステル基油((ペンタエリスリトールと直鎖状の炭素数7の脂肪酸及び分岐状の炭素数9の脂肪酸とから得られる化合物、40℃動粘度;31.37mm2/s)
基油3;精製鉱油とPAO(ポリαオレフィン)との混合油(40℃動粘度;32.91mm2/s)
基油4;ジエステル基油(セバシン酸ジオクチル(DOS)、40℃動粘度;12.82mm2/s)
基油5;ジエステル基油(アジピン酸ジオクチル(DOA)、40℃動粘度;8.589mm2/s)
基油6;テトラエステル基油(ペンタエリスリトールと炭素数6〜12からなる二塩基酸脂肪酸とから得られる化合物、40℃動粘度;109.7mm2/s)
なお、基油1〜基油6の40℃動粘度は、既述の測定方法により求めた値である。
酸化防止剤2;アルキル化ジフェニルアミン系酸化防止剤
酸化防止剤3;フェノール系酸化防止剤(製品名;Irganox(登録商標) L115、BASF社製)
得られたグリース組成物を用いて、低トルク性及び潤滑長寿命性の評価を行った。
<低トルク性>
アンデロンメータ駆動部にプッシャ型トルクセンサ(製品名;ATP−100MN−50N、(株)菅原研究所製)のユニットを装着し、トルク表示器(製品名;ETM−GM04、(株)菅原研究所製)を用いて、下記の測定条件で回転する軸受のロストトルク値を測定した。
測定条件は、軸受:JIS呼び番号6204CM、グリース量:空間容積35%分、アキシャル荷重:20N、回転数:1800rpm、温度:室温とし、回転開始10分経過後の10秒間のトルク平均値をトルク値とした。
トルク値が小さいほど低トルク性に優れ、13.5mN・m以下を低トルク性に優れると判断した。
グリースの潤滑長寿命性は、グリース組成物からの油分蒸発量を測定し評価を行った。
試料容器に上記で得られたグリース組成物を、幅4cm×5cm×高さ2mm量り取り、150℃で24時間加熱した。加熱前後での質量変化量を測定して、油分の蒸発量(質量%)を算出した。
油分の蒸発量(質量%)=(加熱前のグリース組成物の質量−加熱後のグリース組成物の質量)/加熱前のグリース組成物の質量×100
油分の蒸発量が少ないほど潤滑長寿命性に優れ、油分の蒸発量が2.00質量%以下を潤滑長寿命性に優れると判断した。
一方、特定基油を含まない比較例1〜比較例6のグリース組成物では、実施例に比べてトルク値が大きい、又は、油分の蒸発量が多く、低トルク性及び潤滑長寿命性の双方を満たしていなかった。
Claims (3)
- 下記式(1)で表される基油と、増ちょう剤と、を含有し、
前記増ちょう剤が下記式(2)で表されるジウレア化合物を含有し、
前記基油の含有量が、グリース組成物の全質量に対して、85質量%〜90質量%であり、
前記ジウレア化合物の含有量が、グリース組成物の全質量に対して、5質量%〜13質量%である、
グリース組成物。
(式(1)中、R1及びR2は、互いに同一の基であり、炭素数14〜20の脂肪族炭化水素基を表し、nは1〜5の整数を表す。)
(式(2)中、R 3 及びR 5 は、それぞれ独立に、無置換のシクロヘキシル基、総炭素数7〜12のアルキル置換シクロヘキシル基、又は直鎖状若しくは分岐状の炭素数6〜20のアルキル基を表し、R 4 は、炭素数1〜30の炭化水素基を表す。)
- 前記式(1)中、R 1 及びR 2 は、互いに同一の基であり、分岐状の炭素数16の飽和脂肪族炭化水素基である、請求項1に記載のグリース組成物。
- 前記ジウレア化合物において、前記無置換のシクロヘキシル基、総炭素数7〜12のアルキル置換シクロヘキシル基、又は直鎖状若しくは分岐状の炭素数6〜20のアルキル基の総モル数に対する、前記無置換のシクロヘキシル基及び総炭素数7〜12のアルキル置換シクロヘキシル基の総モル数の割合(〔シクロへキシル基/(シクロへキシル基+アルキル基)(モル%)が、50モル%である、請求項1又は請求項2に記載のグリース組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017225120A JP6905921B2 (ja) | 2017-11-22 | 2017-11-22 | グリース組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017225120A JP6905921B2 (ja) | 2017-11-22 | 2017-11-22 | グリース組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019094429A JP2019094429A (ja) | 2019-06-20 |
JP6905921B2 true JP6905921B2 (ja) | 2021-07-21 |
Family
ID=66971007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017225120A Active JP6905921B2 (ja) | 2017-11-22 | 2017-11-22 | グリース組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6905921B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4317372A1 (en) * | 2021-03-31 | 2024-02-07 | Idemitsu Kosan Co.,Ltd. | Polymer composition, lubricating oil additive composition, and lubricating oil composition |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3337593B2 (ja) * | 1995-06-22 | 2002-10-21 | 日本精工株式会社 | 転がり軸受用グリース組成物 |
JP2003034795A (ja) * | 2001-07-23 | 2003-02-07 | Sanyo Chem Ind Ltd | 潤滑油用基油 |
JP2008239706A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Kyodo Yushi Co Ltd | グリース組成物及び軸受 |
-
2017
- 2017-11-22 JP JP2017225120A patent/JP6905921B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019094429A (ja) | 2019-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101245687B1 (ko) | 그리스 조성물 및 베어링 | |
EP2135927A1 (en) | Grease composition and bearing | |
WO2006090779A1 (ja) | グリース組成物および軸受 | |
WO2012115141A1 (ja) | グリース組成物 | |
EP1963470B1 (en) | Additive package for high temperature synthetic lubricants | |
JP2014105252A (ja) | グリース組成物 | |
CN102994196B (zh) | 润滑脂组合物 | |
JP6905921B2 (ja) | グリース組成物 | |
JP5719836B2 (ja) | 潤滑油組成物 | |
CN104755600B (zh) | 润滑脂组合物 | |
JP4895926B2 (ja) | シリコーングリース組成物 | |
CN109233980A (zh) | 润滑脂及其制备方法 | |
WO2013015386A1 (ja) | 転動装置 | |
JP5732046B2 (ja) | 潤滑油組成物 | |
JP6757278B2 (ja) | 導電性潤滑油組成物 | |
JP2013253257A (ja) | グリース組成物及び軸受 | |
JP2017031242A (ja) | グリース組成物 | |
JP2014074101A (ja) | 転動装置 | |
US8722598B2 (en) | Grease composition for bearings with improved heat-resistant acoustic life | |
JP5457877B2 (ja) | ローラー式一方向クラッチ用グリース組成物 | |
JP5367512B2 (ja) | グリース組成物 | |
JP2016020481A (ja) | グリース組成物 | |
JP2013028686A (ja) | 潤滑剤組成物及び転がり軸受 | |
JP2017043745A (ja) | グリース組成物 | |
TW201241169A (en) | Composition of lubricating oil |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200525 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210308 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210622 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210628 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6905921 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |