JP6905304B2 - 食材供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、食材供給装置に関し、特に、食材貯留部に投入された2種類の食材を食材受容部に供給する食材供給装置に関するものである。
弁当や丼物等を作る場合、米飯(食材)を弁当箱や椀等の食材容器(食材受容部)に供給するための食材供給装置が知られている。この食材供給装置は、ホッパ(食材貯留部)内の米飯を計量することにより、一定量の米飯を食材容器に自動的に供給する装置である。
食材供給装置においては、米飯を搬送スクリュで搬送し、ドラム型の解しローラで解しながら落下させて計量し、予め設定された重量の米飯を食材容器に供給して(盛り付けて)いる。
なお、米飯を食材容器に落下供給する食材供給装置としては、例えば、特許文献1(特開2004−057065号公報)、特許文献2(特開2004−073046号公報)、特許文献3(特開2004−097084号公報)に記載されたものが知られている。
特開2004−057065号公報 特開2004−073046号公報 特開2004−097084号公報
ここで、弁当や丼物等においては、2種類の米飯を一つの食材容器に盛り付けて顧客に提供する場合がある。また、2種類の米飯を適宜異なる食材容器に盛り付けて顧客に提供する場合がある。
しかしながら、前述した食材供給装置で2種類の米飯を食材容器に盛り付けることは不可能である。そこで、2種類の米飯に対応するためには、それぞれに異なる種類の米飯を投入した2台の食材供給装置を用意するか、作業者の人手に依存するか、あるいは一種類の米飯は食材供給装置で盛り付けるとともにもう一種類の米飯は作業者が盛り付けるようにするかしかなかった。
そして、これらの手法では何れも作業性が良くないことから、2種類の食材を効率的に食材容器つまり食材受容部に供給する食材供給装置が望まれていた。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、単一の食材供給装置で2種類の食材を食材受容部に供給することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の食材供給装置は、区画壁で区画されて第1の食材が貯留される第1の貯留室および第2の食材が貯留される第2の貯留室が形成された食材貯留部と、相互に並列になるようにして前記第1の貯留室と前記第2の貯留室とに設置され、前記第1の食材および前記第2の食材をそれぞれ搬送する第1の搬送手段および第2の搬送手段と、前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段をそれぞれ駆動する第1の搬送駆動手段および第2の搬送駆動手段と、前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段に搬送された食材を解すように取り崩しながら落下させる解し手段と、前記解し手段から落下した食材の重量を計量する計量手段と、予め設定された重量である設定重量の食材が食材受容部に落下供給されるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記第1の食材と前記第2の食材とが前記食材受容部に積層状態で供給されるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する、ことを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項2に記載の本発明の食材供給装置は、区画壁で区画されて第1の食材が貯留される第1の貯留室および第2の食材が貯留される第2の貯留室が形成された食材貯留部と、相互に並列になるようにして前記第1の貯留室と前記第2の貯留室とに設置され、前記第1の食材および前記第2の食材をそれぞれ搬送する第1の搬送手段および第2の搬送手段と、前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段をそれぞれ駆動する第1の搬送駆動手段および第2の搬送駆動手段と、前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段に搬送された食材を解すように取り崩しながら落下させる解し手段と、前記解し手段から落下した食材の重量を計量する計量手段と、予め設定された重量である設定重量の食材が食材受容部に落下供給されるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記第1の食材と前記第2の食材とが前記食材受容部に並列状態で供給されるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明の食材供給装置は、請求項1または2記載の発明において、前記食材受容部に供給される前記第1の食材と前記第2の食材との比率を設定する操作部をさらに有し、前記制御手段は、前記操作部による設定比率に応じた供給量となるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する、ことを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項4に記載の本発明の食材供給装置は、区画壁で区画されて第1の食材が貯留される第1の貯留室および第2の食材が貯留される第2の貯留室が形成された食材貯留部と、相互に並列になるようにして前記第1の貯留室と前記第2の貯留室とに設置され、前記第1の食材および前記第2の食材をそれぞれ搬送する第1の搬送手段および第2の搬送手段と、前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段をそれぞれ駆動する第1の搬送駆動手段および第2の搬送駆動手段と、前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段に搬送された食材を解すように取り崩しながら落下させる解し手段と、前記解し手段から落下した食材の重量を計量する計量手段と、予め設定された重量である設定重量の食材が食材受容部に落下供給されるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記第1の食材と前記第2の食材とが選択的に前記食材受容部に供給されるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する、ことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明の食材供給装置は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、前記解し手段は、相互に分離形成され、前記第1の貯留室に対応した第1の解し部および前記第2の貯留室に対応した第2の解し部とで構成される、ことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明の食材供給装置は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段は、前記解し手段の回転軸に対して直角に配置されたシャフトと、前記シャフトの周りに螺旋状に設けられたスクリュと、を備えた搬送スクリュである、ことを特徴とする。
本発明によれば、食材貯留部内を区画壁で区画して、第1の食材が貯留される第1の貯留室と第2の食材が貯留される第2の貯留室とを形成し、そこに第1の搬送手段と第2の搬送手段とをそれぞれ設置している。また、第1の搬送手段は第1の搬送駆動手段により、第2の搬送手段は第2の搬送駆動手段により、それぞれ個別に回転駆動するようにして、これらの搬送駆動手段を制御手段により制御している。
これにより、単一の食材供給装置で2種類の食材(すなわち、第1の食材と第2の食材)を食材受容部に供給することが可能になる。
本発明の一実施の形態である食材供給装置を示す斜視図である。 図1の食材供給装置の断面図である。 図1の食材供給装置の構成要素であるホッパおよびその周辺部分を示す斜視図である。 図1の食材供給装置の構成要素であるホッパおよびその周辺部分を図3とは異なった方向から示す斜視図である。 図1の食材供給装置の構成要素であるホッパおよびその周辺部分を図3および図4とは異なった方向から示す斜視図である。 図1の食材供給装置の構成要素であるホッパおよびその周辺部分を示す背面図である。 図1の食材供給装置の構成要素である搬送スクリュおよび解しローラを示す斜視図である。 図7の平面図である。 図8の一部を拡大して示す平面図である。 図1の食材供給装置の構成要素であるシャッタユニットを示す斜視図である。 本実施の形態の食材供給装置の制御系の機能ブロック図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の一実施の形態である食材供給装置を示す斜視図、図2は図1の食材供給装置の断面図である。
これらの図面に示すように、食材供給装置1は、食材供給部Aおよび食材計量部Bで構成されている。
食材供給部Aは、正面板10および当該正面板10の背面に位置する背面板11、ならびにこれら正面板10、背面板11の両側に位置する側面板12により、上部が開口した箱体が形成されている。また、背面板11の上端に蝶番(図示せず)を介して連結された蓋14が備えられており、当該蓋14により開閉されるようになっている。
図示するように、正面板10には、表示部15と操作ボタン(操作部)16とが備えられている。表示部15は、操作コマンドやメッセージ等を表示する画面であり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成されている。また、操作ボタン16は、食材供給装置1の動作設定を行うためのボタンであり、例えば食材容器(食材受容部)Sに供給される米飯(食材)の重量や、後述する第1の米飯(第1の食材)と第2の米飯(第2の食材)との供給比率などが設定される。なお、この操作ボタン16で目標計量値や供給比率などが設定されて動作が開始すると、第1の搬送スクリュ(第1の搬送手段)23aおよび第2の搬送スクリュ(第2の搬送手段)23bによる米飯の搬送動作、これらの搬送スクリュ23a、23bに搬送された米飯の解しローラ(解し手段)24による解し落下動作、解しローラ24から落下した米飯のロードセル(計量手段)41による計量動作、および計量された米飯を食材容器Sに供給するためのシャッタ25の開閉動作が行われる。
正面板10の下方には、所定の奥行きおよび高さを有した凹部17が形成されている。この凹部17は米飯を盛り付けるときの食材容器Sを収容するに十分な空間を有し、その上方から米飯が落下して食材容器Sに供給される。
次に、本実施の形態の食材供給装置の内部構造について、図2〜図10を用いて説明する。ここで、図3は図1の食材供給装置の構成要素であるホッパおよびその周辺部分を示す斜視図、図4は図1の食材供給装置の構成要素であるホッパおよびその周辺部分を図3とは異なった方向から示す斜視図、図5は図1の食材供給装置の構成要素であるホッパおよびその周辺部分を図3および図4とは異なった方向から示す斜視図、図6は図1の食材供給装置の構成要素であるホッパおよびその周辺部分を示す背面図、図7は図1の食材供給装置の構成要素である搬送スクリュおよび解しローラを示す斜視図、図8は図7の平面図、図9は図8の一部を拡大して示す平面図、図10は図1の食材供給装置の構成要素であるシャッタユニットを示す斜視図である。
これらの図面に示すように、食材供給部Aの内部には、食材である米飯を貯留するホッパ(食材貯留部)22が設けられている。ホッパ22は、上端および下端が開口した上部ホッパ22aと、上部ホッパ22aの下端の開口に嵌め込まれてホッパ22の底面を形成する下部ホッパ22bとで構成されている。
上部ホッパ22aには、上方より下方へ向かって徐々に狭く形成されており、これによって上端が広口の開口とされるとともに、下端が狭口の開口とされている。なお、ホッパ22には、ホッパ22内の米飯を所定の温度に維持するための保温ヒータ(図示せず)が設けられている。
下部ホッパ22bに形成された略半円形の2つの収容溝22b−1内には、第1の搬送スクリュ(第1の搬送手段)23aおよび第2の搬送スクリュ(第2の搬送手段)23bが相互に並列に配置されている。搬送スクリュ23a、23bは、シャフト23−1の周りに螺旋状に設けられたスクリュ23−2を備えており、ホッパ22内の米飯を解しローラ24へと斜め上方に搬送する。
図示するように、上部ホッパ22aには、ホッパ22内を左右に区画して第1の貯留室22−1と第2の貯留室22−2とを形成する区画壁13が立設されている。区画壁13は2つの収容溝22b−1の間に直線状に形成された畝部23−2aの上方に位置しており、その下端は、上部ホッパ22aが下部ホッパ22bに嵌め込まれた状態で畝部23−2aの上端に嵌まり合っている。これにより、第1の貯留室22−1に投入された第1の米飯と第2の貯留室22−2に投入された第2の米飯とがホッパ22内で混ざり合うことがない。
第1の搬送スクリュ23aおよび第2の搬送スクリュ23bをそれぞれ回転駆動するために、第1の搬送スクリュ駆動モータ(第1の搬送駆動手段)42aおよび第2の搬送スクリュ駆動モータ(第2の搬送駆動手段)42bが設けられている。これら第1の搬送スクリュ駆動モータ42aおよび第2の搬送スクリュ駆動モータ42bは、第1の減速ギアユニット43aおよび第2の第2の減速ギアユニット43bを介して第1の搬送スクリュ23aおよび第2の搬送スクリュ23bに接続されている。したがって、第1の搬送スクリュ23aは第1の搬送スクリュ駆動モータ42aにより、第2の搬送スクリュ23bは第2の搬送スクリュ駆動モータ42bにより、それぞれ個別に回転駆動される。
解しローラ24は搬送スクリュ23a、23bによる米飯搬送端に配置されている。この解しローラ24はドラム型の形状を呈しており、その回転軸は搬送スクリュ23a、23bのシャフト23−1に対して直角に配置されている。この解しローラ24は、解しローラ駆動モータ(解し駆動手段)44(図11)に駆動されて、搬送スクリュ23a、23bから搬送された米飯に対して上方から下方に向かう方向に回転する。
解しローラ24の外周には多数の爪24aが設けられており、解しローラ24の回転に伴う爪24aの働きにより、搬送スクリュ23a、23bから搬送された米飯を解すように取り崩しながら落下させる。
図7〜図9に示すように、解しローラ24は、第1の搬送スクリュ23aが備えられた第1の貯留室22−1に対応した第1の解し部24−1と、第2の搬送スクリュ23bが備えられた第2の貯留室22−2に対応した第2の解し部24−2とに分離形成されている。また、図9に詳しく示すように、区画壁13および畝部23−2aの先端は、分離形成された第1の解し部24−1と第2の解し部24−2との間まで延びている。したがって、第1の貯留室22−1に投入された第1の米飯は第1の解し部24−1で解されて落下し、第2の貯留室22−2に投入された第2の米飯は第2の解し部24−2で解されて落下することになる。
解しローラ24による米飯の落下経路上には、当該落下経路を開閉することで食材容器Sに対する食材の供給を行う一対のシャッタ25を備えたシャッタユニット26が備えられている。図10に示すように、シャッタユニット26にはシャッタガイド27が設けられており、当該シャッタガイド27に、下方に向けて開閉可能になった一対のシャッタ25が取り付けられている。シャッタガイド27の後方には、シャッタ25の開閉動作を行うシャッタ開閉モータ28aを備えた開閉駆動部28が配置されている。
このようなシャッタユニット26によれば、シャッタ25が閉鎖位置になって米飯が等がシャッタ25内に落下蓄積され、蓄積された米飯が設定重量(予め設定された重量)に達したならば開放位置になることにより、米飯が食材容器Sへ落下供給される。なお、後述するように載置台40にロードセル41が設置された本実施の形態の食材供給装置においては、設定重量までの米飯が食材容器Sに供給されるまでシャッタ25が開放位置になっており、供給が完了したならば閉鎖位置になるようにしてもよい。
食材計量部Bは、図1および図2に示すように、食材供給部Aにおけるシャッタ25の真下に位置して、椀や弁当箱等の食材容器Sが載置される載置台40と、載置台40に載置された食材容器Sに供給される米飯の計量を行うロードセル41とから構成されている。
ロードセル41は、検出素子として例えばひずみゲージが用いられ、荷重によるひずみを電気信号に変換する荷重変換器であり、米飯が食材容器Sに投入されたとき、その米飯の重量が計量されるようになっている。
次に、以上の構成を有する食材供給装置1の動作について図11を用いて説明する。ここで、図11は本実施の形態の食材供給装置の制御系の機能ブロック図である。
図11に示すように、本実施の形態における食材供給装置1は、装置の動作全体を制御するマイクロコンピュータなどで構成される制御部(制御手段)45を備えている。制御部45には、前述した操作ボタン16による設定内容およびロードセル41からの米飯の計量値が逐次入力される。また、制御部45は、操作コマンド等を表示部15に表示させるとともに、第1の搬送スクリュ23aを駆動する第1の搬送スクリュ駆動モータ42a、第2の搬送スクリュ23bを駆動する第2の搬送スクリュ駆動モータ42b、解しローラ24を駆動する解しローラ駆動モータ44、およびシャッタ25の開閉動作を行うシャッタ開閉モータ28aを制御して、設定重量の米飯が食材容器Sに落下供給されるようにする。
ここで、制御部45による搬送スクリュ駆動モータ42a、42b、解しローラ駆動モータ44、およびシャッタ開閉モータ28aの制御について、具体的に説明する。
ホッパ22内が第1の貯留室22−1と第2の貯留室22−2に区画された本実施の形態の食材供給装置1では、第1の貯留室22−1内の第1の米飯と第2の貯留室22−2内の第2の米飯とが、制御部45によって以下の3つの供給パターンで食材容器Sに供給される。
なお、第1の米飯と第2の米飯の組み合わせについては特に限定されるものではないが、一例を挙げると、白飯、白飯(冷却されたもの)、麦飯、もち麦飯、酢飯、五穀飯、混ぜご飯(別に調味した具をご飯に混ぜ込んだもの)、炊き込みご飯(米と具を同時に炊いたもの)、こんにゃく飯、チャーハン、玄米、雑穀米、ピラフ、パエリア、ジャンバラヤ、ナシゴレン、カオパット、バターライスの中から任意に抽出された2種類などがある。
第1の供給パターンは、制御部45が第1の搬送スクリュ駆動モータ42aおよび第2の搬送スクリュ駆動モータ42bを制御して、第1の搬送スクリュ23aで搬送される第1の米飯と第2の搬送スクリュ23bで搬送される第2の米飯とが食材容器Sに積層状態で供給されるパターンである。なお、以下に説明する第2の供給パターンおよび第3の供給パターンを含め、何れかあるいは両方の搬送スクリュ駆動モータ42a、42bを回転させている期間は解しローラ駆動モータ44を回転させて解しローラ24による米飯の解し落下が行われる。
第1の供給パターンでは、最初は第1の搬送スクリュ駆動モータ42aを回転させるとともに第2の搬送スクリュ駆動モータ42bは回転させず、第1の貯留室22−1に貯留された第1の米飯のみを第1の搬送スクリュ23aで搬送する。これにより、第1の米飯が解しローラ24の第1の解し部24−1で解し落下されてシャッタ25内に蓄積される。
設定重量に対して所定割合の第1の米飯がシャッタ25内に蓄積されたならば、今度は第1の搬送スクリュ駆動モータ42aの回転を停止させるとともに第2の搬送スクリュ駆動モータ42bを回転させ、第2の貯留室22−2に貯留された第2の米飯のみを第2の搬送スクリュ23bで搬送する。これにより、第2の米飯が解しローラ24の第2の解し部24−2で解し落下され、シャッタ25内に既に蓄積された第1の米飯の上に蓄積される。つまり、シャッタ25内で第1の米飯と第2の米飯とが積層状態で蓄積される。
そして、シャッタ25内の米飯の総重量が設定重量になったならば、第2の搬送スクリュ駆動モータ42bの回転を停止させ、それとともに解しローラ駆動モータ44の回転を停止させて、シャッタ開閉モータ28aを駆動させてシャッタ25を開放位置にする。これにより、第1の米飯と第2の米飯とが食材容器Sに積層状態で落下供給されることになる。
なお、ここでは第1の米飯と第2の米飯とを2層に積層しているが、第1の搬送スクリュ駆動モータ42aと第2の搬送スクリュ駆動モータ42bの回転、停止を繰り返して3層以上に積層するようにしてもよい。また、以下に説明する第2の供給パターンを含め、第1の搬送スクリュ駆動モータ42aと第2の搬送スクリュ駆動モータ42bとを回転させる順序は逆でもよい。
次に、第2の供給パターンは、制御部45が第1の搬送スクリュ駆動モータ42aおよび第2の搬送スクリュ駆動モータ42bを制御して、第1の搬送スクリュ23aで搬送される第1の米飯と第2の搬送スクリュ23bで搬送される第2の米飯とが食材容器Sに並列状態で供給されるパターンである。
この第2の供給パターンでは、第1の搬送スクリュ駆動モータ42aと第2の搬送スクリュ駆動モータ42bとを同時に回転させて、第1の貯留室22−1に貯留された第1の米飯を第1の搬送スクリュ23aで搬送し、併せて第2の貯留室22−2に貯留された第2の米飯を第2の搬送スクリュ23bで搬送する。これにより、第1の米飯が解しローラ24の第1の解し部24−1で解し落下されるとともに、第2の米飯が第2の解し部24−2で解し落下されてシャッタ25内に蓄積される。つまり、シャッタ25内で第1の米飯と第2の米飯とが並列状態で蓄積される。
そして、シャッタ25内の米飯の総重量が設定重量になったならば、搬送スクリュ駆動モータ42a、42bの回転、および解しローラ駆動モータ44の回転を停止させて、シャッタ開閉モータ28aを駆動させてシャッタ25を開放位置にする。これにより、第1の米飯と第2の米飯とが食材容器Sに並列状態で落下供給されることになる。
ここで、第1の供給パターンおよび第2の供給パターンにおいて、食材容器Sに供給される第1の米飯と第2の米飯との比率は固定でもよいが、前述した操作ボタン16で比率を任意に設定できるようにしてもよい。つまり、制御部45は、第1の米飯と第2の米飯とが、操作ボタン16で設定された米飯の供給比率に応じた供給量となるように第1の搬送スクリュ駆動モータ42aおよび第2の搬送スクリュ駆動モータ42bを制御するようにしてもよい。なお、供給量の制御は、具体的には、第1の搬送スクリュ駆動モータ42aおよび第2の搬送スクリュ駆動モータ42bの駆動時間や駆動速度を変えることにより実現される。
第3の供給パターンは、制御部45が第1の搬送スクリュ駆動モータ42aおよび第2の搬送スクリュ駆動モータ42bを制御して、第1の搬送スクリュ23aで搬送される第1の米飯と第2の搬送スクリュ23bで搬送される第2の米飯とが選択的に食材容器Sに供給されるパターンである。
この第3の供給パターンでは、例えば操作ボタン16を操作して、第1の米飯または第2の米飯の何れを食材容器Sに供給するようにするかを選択する。これにより、制御部45は、設定された米飯に対応した搬送スクリュ駆動モータ(例えば、第1の搬送スクリュ駆動モータ42a)を回転させ、設定されなかった米飯に対応した搬送スクリュ駆動モータ(例えば、第2の搬送スクリュ駆動モータ42b)は回転を停止させる。
なお、第3の供給パターンにおいて、操作ボタン16の操作により第1の米飯と第2の米飯との供給回数や順序が設定できるようにしてもよい。具体的には、例えば第1の米飯と第2の米飯とを交互に供給するように設定したり、例えば第1の米飯を2回供給したならば第2の米飯を1回供給するように設定したりすることができる。この場合、制御部45は、設定に応じた米飯(第1の米飯または第2の米飯)を搬送する搬送スクリュ駆動モータを回転させる。
ここで、本実施の形態の食材供給装置1では第1〜第3の供給パターンの全てが実行可能になっているが、何れか1つまたは2の供給パターンが実行可能であってもよい。
このように、本実施の形態の食材供給装置1では、ホッパ22内を区画壁13により第1の貯留室22−1と第2の貯留室22−2とに区画して第1の搬送スクリュ23aと第2の搬送スクリュ23bとをそれぞれ設置している。また、第1の搬送スクリュ23aは第1の搬送スクリュ駆動モータ42aにより、第2の搬送スクリュ23bは第2の搬送スクリュ駆動モータ42bにより、それぞれ個別に回転駆動するようにして、これらの搬送スクリュ駆動モータ42a、42bを制御部45により制御している。
これにより、制御部45の制御によって、前述した第1の供給パターン、第2の供給パターン、第3の供給パターンによる米飯の供給が行われることになり、単一の食材供給装置1で2種類の米飯(つまり、第1の米飯と第2の米飯)を食材容器Sに供給することが可能になる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば前述した実施の形態の食材供給装置1においては、米飯の計量を行うロードセル41が食材容器Sの載置台40に設けられた、いわゆる下計量の構造が採用されているが、ロードセル41がシャッタユニット26に設けられた、いわゆる上計量の構造であってもよい。
また、前述した実施の形態の食材供給装置1においては、食材受容部の一例として食材容器Sが示されているが、食材容器Sに限定されるものではなく、例えば落下した米飯を所定の形状に成形するための成形型などであってもよい。
以上の説明では、食材の一例として米飯が適用されているが、これに限定されるものではなく、例えばみじん切りした野菜など、食材である限り様々なものを適用することができる。
1 食材供給装置
13 区画壁
16 操作ボタン(操作部)
22 ホッパ(食材貯留部)
22−1 第1の貯留室
22−2 第2の貯留室
22a 上部ホッパ
22b 下部ホッパ
22b−1 収容溝
23a 第1の搬送スクリュ(第1の搬送手段)
23b 第2の搬送スクリュ(第2の搬送手段)
23−1 シャフト
23−2 スクリュ
23−2a 畝部
24 解しローラ(解し手段)
24−1 第1の解し部
24−2 第2の解し部
24a 爪
25 シャッタ
26 シャッタユニット
27 シャッタガイド
28 開閉駆動部
28a シャッタ開閉モータ
40 載置台
41 ロードセル
42a 第1の搬送スクリュ駆動モータ(第1の搬送駆動手段)
42b 第2の搬送スクリュ駆動モータ(第2の搬送駆動手段)
43a 第1の減速ギアユニット
43b 第2の減速ギアユニット
44 解しローラ駆動モータ(解し駆動手段)
45 制御部(制御手段)
A 食材供給部
B 食材計量部
S 食材容器(食材受容部)

Claims (6)

  1. 区画壁で区画されて第1の食材が貯留される第1の貯留室および第2の食材が貯留される第2の貯留室が形成された食材貯留部と、
    相互に並列になるようにして前記第1の貯留室と前記第2の貯留室とに設置され、前記第1の食材および前記第2の食材をそれぞれ搬送する第1の搬送手段および第2の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段をそれぞれ駆動する第1の搬送駆動手段および第2の搬送駆動手段と、
    前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段に搬送された食材を解すように取り崩しながら落下させる解し手段と、
    前記解し手段から落下した食材の重量を計量する計量手段と、
    予め設定された重量である設定重量の食材が食材受容部に落下供給されるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第1の食材と前記第2の食材とが前記食材受容部に積層状態で供給されるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する、
    ことを特徴とする食材供給装置。
  2. 区画壁で区画されて第1の食材が貯留される第1の貯留室および第2の食材が貯留される第2の貯留室が形成された食材貯留部と、
    相互に並列になるようにして前記第1の貯留室と前記第2の貯留室とに設置され、前記第1の食材および前記第2の食材をそれぞれ搬送する第1の搬送手段および第2の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段をそれぞれ駆動する第1の搬送駆動手段および第2の搬送駆動手段と、
    前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段に搬送された食材を解すように取り崩しながら落下させる解し手段と、
    前記解し手段から落下した食材の重量を計量する計量手段と、
    予め設定された重量である設定重量の食材が食材受容部に落下供給されるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第1の食材と前記第2の食材とが前記食材受容部に並列状態で供給されるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する、
    ことを特徴とする食材供給装置。
  3. 前記食材受容部に供給される前記第1の食材と前記第2の食材との比率を設定する操作部をさらに有し、
    前記制御手段は、前記操作部による設定比率に応じた供給量となるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の食材供給装置。
  4. 区画壁で区画されて第1の食材が貯留される第1の貯留室および第2の食材が貯留される第2の貯留室が形成された食材貯留部と、
    相互に並列になるようにして前記第1の貯留室と前記第2の貯留室とに設置され、前記第1の食材および前記第2の食材をそれぞれ搬送する第1の搬送手段および第2の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段をそれぞれ駆動する第1の搬送駆動手段および第2の搬送駆動手段と、
    前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段に搬送された食材を解すように取り崩しながら落下させる解し手段と、
    前記解し手段から落下した食材の重量を計量する計量手段と、
    予め設定された重量である設定重量の食材が食材受容部に落下供給されるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第1の食材と前記第2の食材とが選択的に前記食材受容部に供給されるように前記第1の搬送駆動手段および前記第2の搬送駆動手段を制御する、
    ことを特徴とする食材供給装置。
  5. 前記解し手段は、相互に分離形成され、前記第1の貯留室に対応した第1の解し部および前記第2の貯留室に対応した第2の解し部とで構成される、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の食材供給装置。
  6. 前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段は、
    前記解し手段の回転軸に対して直角に配置されたシャフトと、
    前記シャフトの周りに螺旋状に設けられたスクリュと、
    を備えた搬送スクリュである、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の食材供給装置。
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