JP6904418B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報の処理に関し、特に、時系列データを処理する情報処理装置などに関する。
工業用の製造プラント(例えば、コンクリート工場、又は、化学プラント)のようなシステムは、異常の検知、及び/又は、障害の診断のため、各種の検出器が設けられている。
検出器からのデータの解析方法としては、各種の方法が用いられている。解析方法の一つとして、対象における時間的な変化のデータである時系列データを用いる方法がある(例えば、特許文献1ないし3を参照)。
特許文献1の運用管理装置は、時系列データに基づいてシステムのモデルを生成又は選択する。利用者は、システムにおいて実際に計測されたデータ(実測データ)と、モデルを基に予測されたデータ(予測データ)とを比較して、システムの異常などを検知する。
特許文献2の超音波診断装置は、時系列データにフーリエ変換を適用してパワースペクトルを求め、パワースペクトルの最大値の画像を生成する。
特許文献3の車両用データ記録装置は、データの時定数を基にサンプル間隔を決定する。
さらに、一つの時系列データを用いた判定ではなく、複数の時系列データの間の時系列的な関係の強さを用いた判定が行われている。複数の時系列データの間における時系列的な関係の強さを判定するためには、複数の時系列データにおいて対象の挙動が同期していることが必要である。ここで、同期とは、周期又は周波数が、同じ又は整数比の関係にあることである。
対象となるシステムが、大きなシステムの場合、関連する時系列データは、複数の種類(例えば、温度、速度、及び振動)となる。そのため、複数の種類の検出器が用いられている。また、検出器の位置は、分散されている場合もある。そこで、対象における挙動に対して各検出器が検出した時系列データは、異なる周期又は周波数のデータとなる場合がある。
そこで、異なる周期となる複数の時系列データを扱う技術が提案されている(例えば、非特許文献1を参照)。非特許文献1に記載の技術は、最も短い周期のデータに合わせるように、長い周期のデータにおいてデータを補間して、全ての時系列データの周期に合わせる。時系列データの利用者は、非特許文献1を用いてデータを補間し、補間後の時系列データを用いてモデルを作成又は選択すればよい。
国際公開第2011/083687号 特開平08−173417号公報 特開2012−181686号公報
Qiusheng Zang, Masayoshi Tomizuka, "Multirate sampling adaptive control and its application to thermal mixing systems", International Journal of Control, Taylor & Francis, Volume 47, Issue 3, January 18, 2007, pp. 735-744
非特許文献1に記載の方法は、最も短い周期に合わせるために、長い周期のセンサの時系列データを補間する処理が必要である。非特許文献1に記載の方法は、補間のため、計算量が増加するという問題点があった。
反対に、最も長い周期の時系列データに合わせるように、短い周期の時系列データを間引く方法が、想定される。しかし、この方法は、短い周期の時系列データにおいて、一部のデータが失われる(情報の損失)という問題点があった。
最も短い周期と最も長い周期との間のいずれかの周期の時系列データに合わせる方法は、合わせこんだ周期より長い周期の時系列データにおいては、計算量が増加し、その周期より短い周期の時系列データにおいては、データが失われる。つまり、この方法は、上記問題を解決できない。
特許文献1及び2は、上記のような周期の違いに関する問題については、記載していない。
また、特許文献3は、時定数を用いてサンプル周期を決定する発明のため、決定された周期に関する上記のような問題を解決できない。
このように、特許文献1ないし3及び非特許文献1は、複数の周期で取得された時系列データを用いてモデルを作成又は選択する場合、補間のための計算量の増加、又は、データの間引きが必要である(情報の損失が発生する)という問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、補間を用いずに、複数の周期で取得された時系列データを全て用いてモデルを選択する情報処理装置などを提案することである。
本発明の一形態における情報処理装置は、対象を測定することにより取得された複数の時系列データにおける周期又は周波数の特徴量を抽出する特徴抽出手段と、時系列データを特徴量に対応したグループに分類するデータ分類手段と、グループごとに、グループに分類された時系列データの間の関係を示すモデルを生成するモデル生成手段と、関係の強さが所定の条件を満たすモデルを選択するモデル選択手段とを含む。
本発明の一形態における情報処理方法は、対象を測定することにより取得された取得された複数の時系列データにおける周期又は周波数の特徴量を抽出し、時系列データを特徴量に対応したグループに分類し、グループごとに、グループに分類された時系列データの間の関係を示すモデルを生成し、関係の強さが所定の条件を満たすモデルを選択する。
本発明の一形態におけるプログラムは、対象を測定することにより取得された複数の時系列データにおける周期又は周波数の特徴量を抽出する処理と、時系列データを特徴量に対応したグループに分類する処理と、グループごとに、グループに分類された時系列データの間の関係を示すモデルを生成する処理と、関係の強さが所定の条件を満たすモデルを選択する処理とをコンピュータに実行させる

本発明の一形態における情報処理システムは、対象における複数の検出器から時系列データを受信する上記の情報処理装置と、情報処理装置から状態を受信して表示する表示装置とを含む。
本発明に基づけば、補間を用いずに、複数の周期で取得された時系列データを全て用いてモデルを選択するとの効果を奏することができる。
図1は、本発明における第1の実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、周期データの一例を示す図である。 図3は、別の周期データの一例を示す図である。 図4は、グループの分類を説明するための図である。 図5は、センサの組に対して作成可能なモデルを説明するための図である。 図6は、選択の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すフロー図である。 図8は、第1の実施形態の概要の構成の一例を示すブロック図である。 図9は、第1の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図10は、本発明における第1の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、各図面は、本発明の実施形態を説明するためのものである。ただし、本発明は、各図面の記載に限られるわけではない。また、各図面の同様の構成には、同じ番号を付し、その繰り返しの説明を、省略する場合がある。また、以下の説明に用いる図面において、本発明の説明に関係しない部分の構成については、記載を省略し、図示しない場合もある。
<第1の実施形態>
まず、本実施形態の説明に用いる技術について説明する。
本発明における実施形態が用いる時系列データに関連するモデルは、任意である。例えば、モデルは、最尤法を用いたモデルでもよく、自己回帰(Auto Regression)及び/又は移動平均(Moving Average)を用いた相関モデルでもよく、カルマンフィルターを用いたモデルでもよい。以下の説明では、一例として、自己回帰を用いた相関モデルを用いる。
さらに、相関モデルにおける時系列データの適合の程度を表す値は任意である。例えば、適合の程度は、相関モデルにおける時系列データ間の相関係数でもよい。あるいは、適合の程度は、時系列データを所定の空間に配置した場合における空間内での距離でもよい。以下の説明は、適合の程度の一例として、相関係数を用いる。
なお、以下の説明に用いる相関モデルは、2つの時系列データの組に対応した相関モデルである。
さらに、本発明における実施形態が用いる機械学習は、任意である。例えば、機械学習は、インバリアント分析技術を用いた機械学習でもよい。
「インバリアント分析」とは、複数のセンサからの時系列データを基に、センサ間の関連性を機械学習に基づいて自動的に抽出する技術である。インバリアント分析に用いられる関係式は、一般的に、高速演算が可能なように単純化されている。そのため、利用者は、インバリアント分析に用いられる関係式を基に、センサ間の関係を網羅的に見ることが容易にできる。以下の説明における機械学習は、一例として、インバリアント分析を用いた機械学習とする。
インバリアント分析における実測と予測との差異は、「フィットネス」、又は、「予測精度」とも呼ばれる。
本発明における第1の実施形態に係る情報処理装置100は、対象における複数の検出器(センサ)から連続的に受信する時系列データを基にモデルを生成及び選択する。さらに、情報処理装置100は、対象における状態を判定する。ただし、情報処理装置100は、実時間で時系列データを受信して処理してもよく、予め保存された時系列データを処理してもよい。以下の説明では、一例として、情報処理装置100は、センサから受信した時系列データを用いる。ただし、これは、第1の実施形態を限定するものではない。
また、情報処理装置100の対象は、任意である。例えば、対象は、セメント工場又は化学プラントのような物を製造する設備でもよく、通信ネットワークのようなデータを処理するシステムでもよい。
また、センサは、任意であり。例えば、センサは、温度計、加速度計、又は、流量計など物理量を計測する計測器でもよい。あるいは、センサは、ネットワークにおけるパケットモニタなど、論理的なデータの状態(例えば、単位時間当たりのデータ量)を取得する装置でもよい。
また、対象における状態の判定結果は、任意である。例えば、判定結果は、対象における目標値からの差分値のような「値」でもよく、所定の閾値を超えた場合の異常検出のような「判定」でもよい。
以下、図面を参照して、本発明における第1の実施形態について説明する。
[構成の説明]
まず、図面を参照して、第1の実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。
図1は、本発明における第1の実施形態に係る情報処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示されているように、情報処理装置100は、時系列データを受信する。そして、情報処理装置100は、以下で説明する動作を基に、モデルを生成及び選択する。そして、情報処理装置100は、そのモデルを用いて対象の状態を判定する。そして、情報処理装置100は、判定の結果を所定の装置に送信する。
情報処理装置100は、特徴抽出部110と、データ分類部120と、モデル生成部130と、モデル選択部140と、状態判定部150とを含む。
特徴抽出部110は、受信した時系列データを基に、各時系列データの特徴量を抽出する。
時系列データは、時間領域のデータである。特徴抽出部110は、時間領域のデータである時系列データを、周波数領域のデータに変換する。例えば、特徴抽出部110は、フーリエ変換の一つの手法であるFFT(Fast Fourier Transform)を用いて、時系列データを周波数領域のデータに変換する。
周波数領域のデータの形式は、任意である。例えば、周波数領域のデータは、周波数における強度(power)のデータでもよい。あるいは、周波数領域のデータは、周期における強度のデータでもよい。以下の説明では、一例として、周波数領域のデータは、周期における強度(power)のデータとする。以下、周波数領域のデータを「周期データ」と呼ぶ。つまり、特徴抽出部110は、時系列データを、周期データに変換する。
そして、特徴抽出部110は、周期データにおいて最大強度となっている周期を抽出する。つまり、特徴抽出部110は、特徴量として、最大強度の周期を抽出する。
ただし、特徴抽出部110は、特徴量として、周波数を抽出してもよい。この場合、特徴抽出部110は、周期を周波数に変換してもよく、周波数領域のデータとして周波数における強度のデータを生成し、そのデータから特徴量を抽出してもよい。
図2は、周期データの一例を示す図である。図2の縦軸は、相対的な強度を示す。図2の横軸は、対数を用いた周期を示す。
図2において、周期「1分」の強度が、最大である。そこで、特徴抽出部110は、特徴量として、最大強度である周期「1分」を抽出する。以下、同じ周期を持つ時系列データをまとめて呼ぶ場合、その周期を用いて呼ぶ。例えば、特徴量が周期「1分」である時系列データを、「周期1分の時系列データ」と呼ぶ。
なお、対象の挙動を示す周期(又は周波数)は、1つとは限らない。周期データは、ある程度の強度となる複数の周期を含む場合がある。例えば、図2では、周期「1分」に加え、周期「5分」も、ある程度の強度となっている。
そこで、特徴抽出部110は、1つに限らず、複数の周期を抽出してもよい。例えば、特徴抽出部110は、最大の強度から所定に範囲(例えば、最大強度に対し所定の比率の範囲)の強度となっている周期を抽出してもよい。あるいは、特徴抽出部110は、強度の大きい方から所定数の周期を抽出してもよい。例えば、特徴抽出部110は、図2に示されている周期データにおいて、強度の大きい方から2つの周期(1分と5分)を抽出してもよい。
さらに、特徴抽出部110は、時系列データごとに、抽出する周期の数を変更してもよい。
図3は、別の周期データの一例を示す図である。図3の縦軸及び横軸は、図2と同じである。特徴抽出部110は、図3に示されている周期データにおいて、強度の大きい方から3つの周期(0.5秒と1分と5分)を抽出してもよい。
なお、周期データにおける強度は、「パワースペクトル」と呼ばれる場合もある。
図1を参照した説明に戻る。
データ分類部120は、特徴抽出部110が抽出した特徴量を基に、時系列データをグループに分ける。
特徴量が周期の場合、データ分類部120は、時系列データを、周期ごとのグループに分類する。例えば、データ分類部120は、周期1分の時系列データがある場合、それらの時系列データを一つのグループに分類する。以下、同じ周期の時系列データが分類されるグループを呼ぶ場合、その周期を用いて呼ぶ。例えば、周期1分の時系列データが分類されたグループを、「周期1分のグループ」と呼ぶ。
なお、複数の周期が抽出されている時系列データは、それぞれの周期に対応して、複数のグループに分類される。
時系列データは、計測における誤差を含む場合がある。また、時系列データから周期データへの変換処理において、計算誤差が発生する場合がある。そこで、各グループに対応する周期は、ある程度の幅を含んでいてもよい。例えば、周期1分のグループは、周期55秒の時系列データから周期1分5秒の時系列データまでを含んでもよい。あるいは、データ分類部120は、処理の対象となる周期範囲を所定の数のグループに分割してもよい。例えば、処理対象の周期の範囲が0.01分から10分の場合、データ分類部120は、時系列データを、0.1分未満のグループ、0.1分以上1分未満のグループ、1分以上のグループに分類してもよい。
振動現象は、その基本周期の倍数の成分を持つ場合も多い。そこで、データ分類部120は、ある周期の時系列データを、その周期の倍数の周期のグループに分類してもよい。例えば、データ分類部120は、周期1分の時系列データを、1分の倍数である周期(例えば、2分、4分、及び/又は8分)のグループに分類してもよい。さらに、倍数は、整数倍であれば、任意である。
ただし、いずれのセンサにおいても強度が大きくない周期は、対象の状態に関連する可能性が低い。そこで、データ分類部120は、倍数の中でも、他のセンサにおいて強度が大きい周期を用いればよい。例えば、周期5分の時系列データがある場合、データ分類部120は、周期1分の時系列データを、5倍の周期である周期5分のグループに分類してもよい。
図4は、グループの分類を説明するための図である。
図4において、センサ名の右側の周期は、最大強度の周期である。図4において、二重丸は、各センサの最大強度の周期に対応したグループである。
また、図4において、グループは、周期5分のグループと、周期1分のグループと、周期0.5秒のグループとの3つのグループである。ただし、グループの数は、一例である。情報処理装置100は、3未満の数のグループでも、3を超えた数のグループを用いてもよい。
例えば、1行目に示されているセンサAの時系列データは、最大強度の周期が5分である。そのため、データ分類部120は、センサAの時系列データを、周期5分のグループに分類可能である。
3行目に示されているセンサCの時系列データは、最大強度の周期が1分である。そのため、データ分類部120は、センサCの時系列データを、周期1分のグループに分類可能である。さらに、データ分類部120は、センサCの時系列データを、周期1分の倍数である周期5分のグループに分類してもよい。図4において丸は、分類可能なグループを示す。以下の説明において、データ分類部120は、時系列データを分類可能な全てのグループに分類する。ただし、これは、一例である。データ分類部120は、所定の規則に沿って、分類可能なグループの一部に時系列データを分類してもよい。
図1を参照した説明に戻る。
モデル生成部130は、各グループに含まれる時系列データから2つの時系列データを選択して組を作る。そして、モデル生成部130は、その組の時系列データに対応した相関モデルを生成する。
例えば、モデル生成部130は、周期5分のグループに分類された時系列データの組に対応した相関モデルを生成する。例えば、図4に示されている全てのセンサは、周期5分のグループに分類される。そこで、モデル生成部130は、全てのセンサからの時系列データの組に対して、相関モデルを生成する。
あるいは、図4において、周期0.5秒のグループに分類されているセンサは、センサE及びFである。そこで、モデル生成部130は、周期0.5秒のグループにおける時系列データの組としてセンサE及びFの時系列データの組を選択し、その組に対応した相関モデルを生成する。
以下、各グループに分類された時系列データの組に対応した相関モデルを、グループの周期を用いて呼ぶ。例えば、周期5分のグループの時系列データの組に対応した相関モデルを「周期5分のモデル」又は「5分モデル」と呼ぶ。
図5は、図4に示されるセンサの組に対して作成可能なモデルを説明するための図である。
図5の1行目は、センサA及びBの組に対して、相関モデルとして、5分モデルを生成可能であることを示す。図5の3行目は、センサE及びFの組に対して、相関モデルとして、5分モデル、1分モデル、及び0.5秒モデルを生成可能であることを示す。モデル生成部130は、作成可能なモデルを生成する。
図1を参照した説明に戻る。
モデル選択部140は、生成された相関モデルにおける時系列データの適合の程度を基に、モデルを選択する。より具体的には、モデル選択部140は、各相関モデルにおける時系列データの相関係数を基に、相関モデルを選択する。
例えば、モデル選択部140は、全てのグループにおける相関係数の絶対値が閾値より大きい相関モデルを選択してもよい。あるいは、モデル選択部140は、所定の数より多いグループにおいて、相関係数の絶対値が閾値より大きい相関モデルを選択してもよい。なお、モデル選択部140は、相関係数の絶対値ではなく、正の相関係数を用いてもよい。例えば、モデル選択部140は、正の値である相関係数が閾値より大きい相関モデルを選択してもよい。
図6は、選択の一例を示す図である。図6に示されている値は、図5における各モデルの相関係数の一例である。
なお、図6は、一例として、正の値を示している。さらに、図6は、相関係数の絶対値が所定の値より小さい場合、その値を「×」を用いて示している。例えば、センサA及びCの組の相関係数の絶対値は、小さいため、「×」となっている。
例えば、閾値を「0.8」とする。この場合、図6を参照すると、センサE及びFの組合せの相関係数は、全てのモデル(5分、1分、及び0.5秒)において、閾値より大きい。そこで、モデル選択部140は、センサE及びFの組に対応して相関モデルを選択する(図6の選択例1)。この場合、モデル選択部140は、3個の相関モデル(5分モデル、1分モデル、及び、0.5秒モデル)を選択する。
ただし、モデル選択部140における選択は、上記に限定されない。
例えば、モデル選択部140は、2つのグループにおいて相関係数が閾値(0.8)を超えているセンサC及びDの相関モデルを選択してもよい(図6の選択例2)。
あるいは、モデル選択部140は、各モデル(図6では、5分モデル、1分モデル、及び0.5秒モデル)において相関係数が最大となっている相関モデルを選択してもよい。図6の場合、モデル選択部140は、5分モデルにおいてセンサA及びBの組、1分モデルにおいてセンサC及びDの組、0.5秒モデルにおいてセンサE及びFの組に対応した相関モデルを選択する(図6の選択例3)。
図1を参照した説明に戻る。
モデル生成部130とモデル選択部140とは、相関モデルの作成及び選択において、機械学習を用いてもよい。機械学習を用いる場合、モデル生成部130とモデル選択部140とは、繰り返しの処理を実行する。そこで、図1は、繰り返し処理を示すため、モデル生成部130とモデル選択部140とを破線を用いて囲んでいる。
インバリアント分析を用いる場合、モデル選択部140は、作成したモデルから求められるデータ(以下、「予測データ」と呼ぶ)と時系列データとの差異が小さいモデルを選択する。差異が小さい相関モデルは、予測精度が高い相関モデルである。なお、インバリアント分析の場合、差異は、フィットネス、又は、予測精度と呼ばれる。
インバリアント分析の一例を説明する。インバリアント分析は、各時系列データそれぞれに予測式を作成する。予測式の一例は、次に示す[数式1]となる。
[数式1]
Figure 0006904418
[数式1]は、時系列データの組に対応するため、2つの変数(インバリアント分析の場合、変数を「メトリック」と呼ぶ)の式となっている。[数式1]において、関数y(t)は、時刻tにおける予測の対象となる時系列データに対応する目的メトリックを示す関数である。関数u(t)は、時刻tにおけるもう一つの時系列データに対応するメトリック(非目的メトリック)を示す関数である。関数y^(t)は、目的メトリックの予測値の関数である。[数式1]は、時刻tにおける予測値を求める予測式である。f(y,u)は、数式1が、2つのメトリック(y,u)の関数であることを示す。
N、K、及びMは、予め設定されている定数である。aからaは、目的メトリックの係数である。bからbは、非目的メトリックの係数である。cは定数である。
[数式1]において、目的メトリックの予測値は、目的メトリックの過去の値を用いて生成されている。そのため、[数式1]は、目的メトリックにおける自己回帰モデルとなっている。
モデル生成部130は、所定の順番に沿って係数(a,b)と定数(c)とを変更したモデルを生成する。そして、モデル選択部140は、そのモデルが、制約を満たし、かつ、モデルにおけるフィットネスが所定の条件を満たす場合に、そのモデルを選択する。制約を満たさない場合、又は、モデルのフィットネスが所定の条件を満たさない場合、モデル生成部130は、さらにモデルを生成する。モデル選択部140が、モデルを選択するまで、情報処理装置100は、上記動作を繰り返す。
インバリアント分析に限らず、情報処理装置100は、他の機械学習を用いてもよい。あるいは、情報処理装置100は、時系列データの組に対して、所定の予測式と制約とを含む最適化問題を生成し、その最適化問題に対応した解法手法を用いてモデルを求めてもよい。
状態判定部150は、選択した相関モデルに時系列データを適用して判定用のデータ(以下、「判定用データ」と呼ぶ)を生成する。そして、状態判定部150は、判定用データと、受信した時系列データとを比較して、対象の状態を判定する。
なお、モデル生成部130及びモデル選択部140が、機械学習において、判定用データに相当するデータを生成している場合、状態判定部150は、そのデータを用いてもよい。例えば、インバリアント分析における予測範囲と判定範囲とが同じ場合、選択されたモデルにおける予測データは、判定用データとなる。
判定用データは、相関係数(又は相関係数の絶対値)が大きい時系列データの組に対応した相関モデルを基に算出されたデータである。あるいは、判定用データは、フィットネスが所定の条件を満たす相関モデルを基に算出されたデータである。時系列データが、判定用データと大きく異なる場合、その時系列データに関連するセンサの組において相関が崩れていることが想定される。つまり、対象において異常又は故障が発生している可能性がある。
あるいは、時系列データと判定用データとの差異が、時間とともに増加している場合、対象において、そのセンサに関連する部分における劣化が進んでいる可能性がある。
状態判定部150は、上記のような知見に基づく判定基準と、判定用データと、時系列データとを用いて、対象における状態を判定する。
モデル選択部140が複数の相関モデルを選択する場合、状態判定部150は、予め、上記のような、各相関モデルに対応する時系列データの判定基準を保持しておけばよい。ただし、状態判定部150は、予め所定の優先度を保持し、優先度を基に、相関モデルを選択して判定してもよい。あるいは、状態判定部150は、予め保持する重みを用いて、複数の相関モデルを用いた判定用データと時系列データとの差異を統合して判定してもよい。
そして、状態判定部150は、判定した結果を、所定の装置などに出力する。
[動作の説明]
次に、図面を参照して、情報処理装置100の動作について説明する。
図7は、第1の実施形態に係る情報処理装置100の動作の一例を示すフロー図である。
特徴抽出部110が、対象から取得された複数の時系列データにおける周期(又は周波数)における特徴量を抽出する(ステップS401)。
データ分類部120が、特徴量を基に時系列データをグループに分類する(ステップS403)。
モデル生成部130が、グループごとに、時系列データの組に対応するモデルを生成する(ステップS405)。
モデル選択部140が、モデルにおける時系列データの組の適合の程度を基に、モデルを選択する(ステップS407)。
状態判定部150が、選択されたモデルに時系列データを適用して算出された判定用データと、時系列データとを基に、対象おける状態を判定する(ステップS409)。
[効果の説明]
このように、第1の実施形態に係る情報処理装置100は、補間を用いずに、複数の周期で取得された時系列データを全て用いてモデルを選択するとの効果を奏することができる。
その理由は、次のとおりである。
情報処理装置100は、特徴抽出部110と、データ分類部120と、モデル生成部130と、モデル選択部140とを含む。特徴抽出部110が、対象を測定することにより取得された複数の時系列データにおける周期又は周波数の特徴量を抽出する。そして、データ分類部120が時系列データを特徴量に対応したグループに分類する。そして、モデル生成部130が、グループごとに、グループに分類された時系列データの間の関係を示すモデルを生成する。そして、モデル選択部140が、関係の強さが所定の条件を満たすモデルを選択する。
このように、情報処理装置100は、各時系列データにおいて強度が大きい周期のグループに、時系列データを分ける。各グループに含まれる時系列データは、同じ周期又は整数比の周期を備える(同期している)。つまり、情報処理装置100は、各グループの時系列データを処理できる。
情報処理装置100は、上記の動作において、いずれの時系列データにおいても、間引き及び補間を必要としない。このように、情報処理装置100は、補間を用いずに、複数の周期の時系列データを全て用いてモデルを生成及び選択している。情報処理装置100は、補間の処理を必要としない。さらに、情報処理装置100は、時系列データにおける情報を損失しない。
さらに、情報処理装置100は、利用者等に対して対象の状態を示すとの効果を奏する。
その理由は次のとおりである。
情報処理装置100は、上記構成に加え、状態判定部150を含む。状態判定部150は、選択されたモデルを用いて時系列データに対応した判定用データを算出し、判定用データと時系列データとを基に対象おける状態を判定し、判定した結果を出力する。
情報処理装置100に利用者は、出力された結果を用いて対象の状態を判定できる。このように、情報処理装置100は、利用者等に対して、対象の状態を示すとの効果を実現できる。
さらに、情報処理装置100は、時系列データに関連する複数の周期に対応したモデルの選択を実現するとの効果を奏する。
その理由は次のとおりである。
情報処理装置100は、時系列データを、時系列データに対応した周期データにおいて所定の強度となっている周期のグループに分類する。所定の強度となっている周期が複数の場合、情報処理装置100は、複数のグループに時系列データを分類する。そして、情報処理装置100は、モデルの生成及び選択において、各グループに分類された時系列データを用いる。このように、情報処理装置100は、複数の周期において所定の強度となっている時系列データを複数のグループに分類して、モデルの生成及び選択に用いるためである。
さらに、情報処理装置100は、評価の処理における効率化を図ることができる。
その理由は次のとおりである。
強度が大きい周期は、対象に対して影響が大きい周期である。一方、強度が小さい周期は、影響が小さい周期である。情報処理装置100は、強度が大きな周期を用いて時系列データをグループに分ける。各グループに含まれる時系列データは、対象における影響の可能性が高い周期を持つ時系列データである。生成及び選択されるモデルは、影響の可能性が高い周期の時系列データの組に対応する。このように情報処理装置100は、影響の可能性が高い時系列データの組を選択して、モデルの生成及び選択に用いるため、全ての時系列データの組を処理する場合に比べ、対象の状態の判定における処理量を削減できる。
[実施形態の概要]
図面を参照して、第1の実施形態の概要である情報処理装置101について説明する。
図8は、第1の実施形態の概要の一例である情報処理装置101の構成の一例を示すブロック図である。
情報処理装置101は、特徴抽出部110と、データ分類部120と、モデル生成部130と、モデル選択部140とを含む。特徴抽出部110が、対象を測定することのより取得された複数の時系列データにおける周期又は周波数の特徴量を抽出する。そして、データ分類部120が時系列データを特徴量に対応したグループに分類する。そして、モデル生成部130が、グループごとに、グループに分類された時系列データの間の関係を示すモデルを生成する。そして、モデル選択部140が、関係の強さが所定の条件を満たすモデルを選択する。
このように構成された情報処理装置101は、情報処理装置100と同様に、補間を用いずに、複数の周期で取得された時系列データを全て用いてモデルを選択するとの効果を奏する。
その理由は、情報処理装置101における構成が、上記のとおり動作し、情報処理装置100と同様にモデルを選択できるためである。
なお、情報処理装置101は、第1の実施形態の最小構成である。
[ハードウェア構成]
次に、情報処理装置100及び情報処理装置101のハードウェア構成を、情報処理装置100を用いて説明する。
以上で説明した情報処理装置100は、次のように構成される。
例えば、情報処理装置100の各構成部は、ハードウェア回路で構成されてもよい。あるいは、情報処理装置100において、各構成部は、ネットワークを介して接続した複数の装置を用いて、構成されてもよい。あるいは、情報処理装置100において、複数の構成部は、1つのハードウェアで構成されてもよい。
あるいは、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを含むコンピュータ装置として実現されてもよい。情報処理装置100は、上記構成に加え、さらに、入出力接続回路(IOC:Input and Output Circuit)を含むコンピュータ装置として実現されてもよい。情報処理装置100は、上記構成に加え、さらに、ネットワークインターフェース回路(NIC:Network Interface Circuit)を含むコンピュータ装置として実現されてもよい。
図9は、第1の実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。具体的には、図9は、情報処理装置100をハードウェア構成の一例である情報処理装置600を示すブロック図である。
情報処理装置600は、CPU610と、ROM620と、RAM630と、内部記憶装置640と、IOC650と、NIC680とを含み、コンピュータ装置を構成している。
CPU610は、ROM620からプログラムを読み込む。そして、CPU610は、読み込んだプログラムに基づいて、RAM630と、内部記憶装置640と、IOC650と、NIC680とを制御する。そして、CPU610を含むコンピュータは、これらの構成を制御し、図1に示されている、特徴抽出部110と、データ分類部120と、モデル生成部130と、モデル選択部140と、状態判定部150としての各機能を実現する。
CPU610は、各機能を実現する際に、RAM630又は内部記憶装置640を、プログラムの一時記憶媒体として使用してもよい。
また、CPU610は、コンピュータで読み取り可能にプログラムを記録した記録媒体700が含むプログラムを、図示しない記録媒体読み取り装置を用いて読み込んでもよい。あるいは、CPU610は、NIC680を介して、図示しない外部の装置からプログラムを受け取り、RAM630又は内部記憶装置640に保存して、保存したプログラムを基に動作してもよい。
ROM620は、CPU610が実行するプログラム及び固定的なデータを記憶する。ROM620は、例えば、P−ROM(Programmable−ROM)又はフラッシュROMである。
RAM630は、CPU610が実行するプログラム及びデータを一時的に記憶する。RAM630は、例えば、D−RAM(Dynamic−RAM)である。
内部記憶装置640は、情報処理装置600が長期的に保存するデータ及びプログラムを記憶する。また、内部記憶装置640は、CPU610の一時記憶装置として動作してもよい。内部記憶装置640は、例えば、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)又はディスクアレイ装置である。
ここで、ROM620と内部記憶装置640は、不揮発性(non−transitory)の記録媒体である。一方、RAM630は、揮発性(transitory)の記録媒体である。そして、CPU610は、ROM620、内部記憶装置640、又は、RAM630に記憶されているプログラムを基に動作可能である。つまり、CPU610は、不揮発性記録媒体又は揮発性記録媒体を用いて動作可能である。
IOC650は、CPU610と、入力機器660及び表示機器670とのデータを仲介する。IOC650は、例えば、IOインターフェースカード又はUSB(Universal Serial Bus)カードである。さらに、IOC650は、USBのような有線に限らず、無線を用いてもよい。
入力機器660は、情報処理装置600の操作者からの入力指示を受け取る機器である。入力機器660は、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネルである。
表示機器670は、情報処理装置600の操作者に情報を表示する機器である。表示機器670は、例えば、液晶ディスプレイである。
NIC680は、ネットワークを介した図示しない外部の装置とのデータのやり取りを中継する。NIC680は、例えば、LAN(Local Area Network)カードである。さらに、NIC680は、有線に限らず、無線を用いてもよい。
このように構成された情報処理装置600は、情報処理装置100と同様の効果を得ることができる。
その理由は、情報処理装置600のCPU610が、プログラムに基づいて情報処理装置100と同様の機能を実現できるためである。
[システムの説明]
次に、図面を参照して、本実施形態の情報処理装置100を含む情報処理システム10について説明する。
図10は、本発明における第1の実施形態に係る情報処理システム10の構成の一例を示す図である。情報処理システム10は、第1の実施形態に係る情報処理装置100と、表示装置300とを含む。情報処理装置100は、検出器200に接続されている。
検出器200は、対象における状態に関する時系列データを取得し、時系列データを情報処理装置100に送信する。検出器200は、直接的に、対象における状態を検出する装置でもよい。あるいは、検出器200は、対象におけるセンサからの時系列データを収集、変換、及び/又は、集計する装置でもよい。
情報処理装置100は、対象における検出器200から時系列データを受信する。そして、情報処理装置100は、上記の動作を基に、対象の状態を表示装置300に送信する。
表示装置300は、受信した対象の状態を表示する。例えば、対象の状態が異常である場合、表示装置300は、利用者に対して、対象の異常を表示する。
表示装置300は、情報処理装置100から他のデータを受信してもよい。例えば、表示装置300は、対象の状態に加え判定の基となった時系列データを受信し、対象の状態に合わせて時系列データを表示してもよい。
なお、表示装置300は、情報処理装置100の外部の装置に限られず、情報処理装置100に含まれていてもよい。
さらに、少なくとも一部の検出器200が、情報処理装置100に含まれていてもよい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明は、相関モデルを用いて状態を検知するシステムに適用できる。例えば、本発明は、システムにおける装置などの破壊に基づくシステム異常又は障害の要因の判定において普遍となる関数(普遍関数)を用いるシステム分析に適用できる。
10 情報処理システム
100 情報処理装置
101 情報処理装置
110 特徴抽出部
120 データ分類部
130 モデル生成部
140 モデル選択部
150 状態判定部
200 検出器
300 表示装置
600 情報処理装置
610 CPU
620 ROM
630 RAM
640 内部記憶装置
650 IOC
660 入力機器
670 表示機器
680 NIC
700 記録媒体

Claims (7)

  1. 対象を測定することにより取得された複数の時系列データにおける周期又は周波数の特徴量を抽出する特徴抽出手段と、
    前記時系列データを前記特徴量に対応したグループに分類するデータ分類手段と、
    前記グループごとに、前記グループに分類された前記時系列データの間の関係を示すモデルを生成するモデル生成手段と、
    前記関係の強さが所定の条件を満たす前記モデルを選択するモデル選択手段と
    含み、
    前記特徴抽出手段が、前記時系列データを周波数領域のデータに変換し、前記特徴量として、前記時系列データそれぞれにおいて、前記周波数領域のデータにおける強度が最大となる前記周期もしくは前記周波数、前記周波数領域のデータにおける強度の大きい方から所定数の前記周期もしくは前記周波数、又は、前記周波数領域のデータにおける強度が最大の強度に対し所定の比率の範囲に含まれる前記周期もしくは前記周波数を抽出し、
    前記データ分類手段が、前記時系列データを、抽出した前記周期又は周波数ごとの前記グループに分類する
    情報処理装置。
  2. さらに、選択された前記モデルを用いて前記時系列データに対応した判定用データを算出し、前記判定用データと前記時系列データとを基に前記対象おける状態を判定し、判定した結果を出力する状態判定手段
    を含む請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記モデル選択手段が、
    前記関係の前記強さとして前記モデルにおける相関係数を用い、前記相関係数の絶対値が全ての前記グループ又は所定数の前記グループにおいて閾値より大きい前記モデルを選択する
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記モデル生成手段が、
    前記モデルとして、前記時系列データに対応した前記相関係数を含む自己回帰モデルを生成する。
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置が、
    対象を測定することにより取得された複数の時系列データにおける周期又は周波数の特徴量を抽出し、
    前記時系列データを前記特徴量に対応したグループに分類し、
    前記グループごとに、前記グループに分類された前記時系列データの間の関係を示すモデルを生成し、
    前記関係の強さが所定の条件を満たす前記モデルを選択し、
    前記特徴量の抽出は、前記時系列データを周波数領域のデータに変換し、前記特徴量として、前記時系列データそれぞれにおいて、前記周波数領域のデータにおける強度が最大となる前記周期もしくは前記周波数、前記周波数領域のデータにおける強度の大きい方から所定数の前記周期もしくは前記周波数、又は、前記周波数領域のデータにおける強度が最大の強度に対し所定の比率の範囲に含まれる前記周期もしくは前記周波数の抽出し、
    前記グループの分類は、前記時系列データを、抽出した前記周期又は周波数ごとの前記グループに分類する
    情報処理方法。
  6. 対象を測定することにより取得された複数の時系列データにおける周期又は周波数の特徴量を抽出する処理と、
    前記時系列データを前記特徴量に対応したグループに分類する処理と、
    前記グループごとに、前記グループに分類された前記時系列データの間の関係を示すモデルを生成する処理と、
    前記関係の強さが所定の条件を満たす前記モデルを選択する処理と
    をコンピュータに実行させ
    前記特徴量を抽出する処理は、前記時系列データを周波数領域のデータに変換し、前記特徴量として、前記時系列データそれぞれにおいて、前記周波数領域のデータにおける最大となる前記周期もしくは前記周波数、前記周波数領域のデータにおける強度の大きい方から所定数の前記周期もしくは前記周波数、又は、前記周波数領域のデータにおける強度が最大の強度に対し所定の比率の範囲に含まれる前記周期もしくは前記周波数の抽出し、
    前記グループを分類する処理は、前記時系列データを、抽出した前記周期又は周波数ごとの前記グループに分類する
    るプログラム。
  7. 前記対象における複数の検出器から前記時系列データを受信する請求項2に記載の前記情報処理装置と、
    前記情報処理装置から前記状態を受信して表示する表示装置と
    を含む情報処理システム。
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