JP6903769B2 - 検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、検出装置に関する。
従来、第1〜第3の導電パターンと、第1及び第2の導電パターンの間に形成された第1の抵抗体と、第2及び第3の導電パターンの間に形成された第2の抵抗体と、第1の抵抗体上に配置された弾性変形可能な接点と、を備えた検出装置が知られている。この検出装置は、接点を第1の抵抗体に向かって押圧することにより、接点と第1の抵抗体との接触面積を変化させ、第1及び第2の導電パターンの間の抵抗値を変化させることができる。したがって、第1及び第3の導電パターンにそれぞれ所定の電圧を印加し、第2の導電パターンの電圧を出力とすることにより、この検出装置は、接点の操作(接点に加えられた荷重)に応じた電圧を出力する検出装置として利用できる。
特開2002−42597号公報
しかしながら、従来の検出装置は、第1及び第2の導電パターンの間の抵抗値が荷重に対して線形であったため、検出装置として利用した場合、出力電圧が荷重に対して非線形になるという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、検出装置における荷重に対する出力電圧の線形性を向上させることを目的とする。
一実施形態に係る検出装置は、第1電極及び第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に形成された、第1の比抵抗を有する可変抵抗部と、前記第1の比抵抗より小さい第2の比抵抗を有し、前記可変抵抗部上の所定の接触部分に配置され、前記可変抵抗部の方向に加えられる荷重に応じて、前記可変抵抗部との接触面積が大きくなる、弾性変形可能な接点部材と、を備え、前記可変抵抗部は、前記接点部材との接触面積が大きいほど、前記接点部材の外周部との接触距離が長くなるように形成され、前記出力変化領域は、前記第1電極から離れるほど幅が狭くなるように形成された第1部分を含む
本発明の各実施形態によれば、検出装置における荷重に対する出力電圧の線形性を向上させることができる。
検出装置の一例を示す外観斜視図。 図1の検出装置のA−A線断面図。 検出装置の一例を示す平面図。 押圧部材が押圧された状態の検出装置を示す断面図。 検出装置を模式的に示す回路図。 従来の検出装置における荷重L、抵抗値Rv、及び出力電圧Voutの関係を示すグラフ。 荷重Lと抵抗値Rvとの関係を説明する図。 荷重Lと抵抗値Rvとの関係を説明する図。 本実施形態に係る検出装置における荷重L、抵抗値Rv、及び出力電圧Voutの関係を示すグラフ。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重畳した説明を省略する。
一実施形態に係る入力装置100について、図1〜図8を参照して説明する。本実施形態に係る入力装置100は、ユーザによる押圧部材の操作を検出する検出装置1を備えたものである。検出装置1は、ユーザの操作に応じた電圧を出力する。入力装置100(検出装置1)が出力した電圧が、ユーザによる操作に応じた信号として、外部装置に入力される。入力装置100は、例えば、ゲームコントローラの入力部として利用できる。
まず、入力装置100の構成について説明する。図1は、入力装置100の一例を示す外観斜視図である。図2は、図1の入力装置100のA−A線断面図である。以下、便宜的に、図1及び図2における上下を、入力装置100の上下として説明する。図1の入力装置100は、検出装置1と、筐体2と、カバー3と、押圧部材4と、第1端子T1と、第2端子T2と、出力端子Tout1,Tout2と、を備える。なお、検出装置1については後述する。
筐体2は、絶縁性の樹脂等により構成され、直方体形状を有し、内部に検出装置1を収納する。筐体2は、上筐体21と、下筐体22と、を備える。上筐体21は、筐体2の上部を構成し、押圧部材4が挿通される開口部23を有する。下筐体22は、筐体2の下部を構成し、検出装置1を載置される。筐体2は、上筐体21及び下筐体22を一体化することにより構成される。なお、筐体2の形状は、図1の例に限られない。
カバー3は、上筐体21及び下筐体22を連結する板状部材であり、平板部31と、爪部32A,32Bと、を備える。平板部31は、略矩形形状を有する部分であり、筐体2の上面に配置される。平板部31は、押圧部材4が挿通される開口部33を有する。爪部32A,32Bは、平板部31から下方に延びる、断面略L字型の部分であり、対向するように配置される。カバー3は、平板部31と、爪部32A,32Bと、により筐体2を上下から挟むことにより、上筐体21及び下筐体22を一体化する。筐体2は、検出装置1や出力端子Tout1,Tout2を含めてインサート成形により形成されてもよい。
なお、上筐体21及び下筐体22を一体化する方法は、上記の例に限られない。上筐体21及び下筐体22は、嵌合、スナップ結合、接着などの方法により、一体化されてもよい。この場合、入力装置100は、カバー3を備えなくてもよい。
押圧部材4は、入力装置100のユーザが押圧(操作)する部材であり、筐体2の内部に配置され、一部が筐体2の外部に露出する。入力装置100は、ユーザにより押圧部材4を下方に押圧されると、押圧部材4に加えられた下方向の荷重Lに応じた出力電圧Voutを出力する。これにより、ユーザによる押圧部材4の操作が検出される。押圧部材4は、押圧部41と、フランジ部42と、保持部43と、を備える。
押圧部41は、ユーザにより押圧される部分であり、円柱形状を有する。押圧部41は、開口部23,33を挿通して、入力装置100の表面に露出する。フランジ部42は、押圧部41の下端に設けられた、平面視形状が押圧部41より広い部分であり、後述する接点部材16上に配置される。フランジ部42は、無負荷状態のときに、その上面がカバー3の下面と接触するように形成される。フランジ部42の上面とカバー3の下面とが接触することにより、押圧部材4の抜けが抑制される。なお、無負荷状態とは、押圧部41に対する外部からの負荷が加わっていない状態のことをいう。保持部43は、フランジ部42の外周から下方に延びる部分であり、接点部材16を保持する。保持部43は、その内周面が接点部材16の上端部の外周面と接触するように形成される。保持部43が接点部材16を保持することにより、接点部材16の平面方向(上下方向に対する垂直な方向)の移動が規制される。
なお、押圧部材4の形状は、上記の例に限られない。例えば、押圧部41は、直方体形状であってもよい。
第1端子T1は、一端を後述する第1電極12に接続された端子であり、他端を高圧側電源に接続される。以下、高圧側電源の電圧を電源電圧Vinと称する。第2端子T2は、一端を後述する第3電極14に接続された端子であり、他端を低圧側電源に接続される。以下、低圧側電源はグラウンドであるものとする。出力端子Tout1,Tout2は、一端を後述する第2電極13に接続された端子であり、他端を外部の信号処理装置に接続される。第1端子T1、第2端子T2、及び出力端子Tout1,Tout2は、いずれも他端が筐体2の外部に露出する。なお、入力装置100は、出力端子Tout1,Tout2のいずれか一方を備えればよい。
次に、検出装置1の構成について説明する。図3は、検出装置1の一例を示す平面図である。図3の検出装置1は、基板11と、第1電極12と、第2電極13と、第3電極14と、抵抗体パターン15と、接点部材16と、を備える。図3の例では、接点部材16は破線で示されている。
基板11は、絶縁性樹脂により形成された、平面視略矩形のプリント基板である。基板11は、筐体2の底面(下筐体22)上に配置される。図3の例では、基板11がリジッド基板である場合を想定しているが、基板11はフレキシブル基板であってもよい。なお、基板11の形状は、図3の例に限られない。
第1電極12は、基板11の上面に形成された電極パターンであり、銀や銅などの金属を含む導電性材料(例えば、銀ペースト)により形成される。第1電極12は、一端12Aが第2電極13の一端13Aと対向するように幅広に形成され、他端が基板11に形成されたスルーホール11Aを介して第1端子T1に接続される。すなわち、第1電極12は、第1端子T1を介して、電源電圧Vinを印加される。第1電極12及び第1端子T1の接続は、基板11に穴をあけ端子かしめにより行ってもよい。
第2電極13は、基板11の上面に形成された電極パターンであり、銀や銅などの金属を含む導電性材料(例えば、銀ペースト)により形成される。第2電極13は、一端13Aが第1電極12の一端12Aと対向するように幅広に形成され、他端13Bが第3電極14の一端14Aと対向するように形成される。また、第2電極13は、基板11に形成されたスルーホール11B,11Cを介して出力端子Tout1,Tout2とそれぞれ接続される。すなわち、第2電極13の電圧が、出力端子Tout1,Tout2から出力電圧Voutとして出力される。第2電極13及び出力端子Tout1,Tout2の接続は、基板11に穴をあけ端子かしめにより行ってもよい。以下、出力端子Tout1,Tout2を区別しない場合、出力端子Toutと称する。
第3電極14は、基板11の上面に形成された電極パターンであり、銀や銅などの金属を含む導電性材料(例えば、銀ペースト)により形成される。第3電極14は、一端14Aが第2電極13の他端13Bと対向するように形成され、他端が基板11に形成されたスルーホール11Dを介して第2端子T2に接続される。すなわち、第3電極14は、第2端子T2を介してグラウンドに接続される(接地される)。第3電極14及び第2端子T2の接続は、基板11に穴をあけ端子かしめにより行ってもよい。
なお、第1電極12、第2電極13、及び第3電極14の形状及び配置は、図3の例に限られない。また、スルーホール11A〜11Dは、第1電極12、第2電極13、及び第3電極14の形状及び配置に応じて任意に設計可能である。
抵抗体パターン15は、基板11の上面に形成されたパターンであり、第1の比抵抗を有する抵抗体により形成される。抵抗体は、例えば、カーボンを含む樹脂であるが、これに限られない。第1の比抵抗は、第1電極12、第2電極13、及び第3電極14の比抵抗より十分に大きい比抵抗である。抵抗体パターン15は、可変抵抗部17と、固定抵抗部18と、を含む。
可変抵抗部17は、第1電極12の一端12Aと第2電極13の一端13Aとの間に形成された部分であり、第1電極12と第2電極13とを電気的に接続する。第1電極12と第2電極13との間の抵抗値Rvは、接点部材16と可変抵抗部17との接触面積に応じて変化する。なお、可変抵抗部17の形状について、詳しくは後述する。
固定抵抗部18は、第2電極13の他端13Bと第3電極14の一端14Aとの間に形成された部分であり、第2電極13と第3電極14とを電気的に接続する。可変抵抗部17及び固定抵抗部18は、抵抗体パターン15の一部として形成されるため、同一の比抵抗(第1の比抵抗)を有する。第2電極13と第3電極14との間の抵抗値Rfは、固定抵抗部18の抵抗値に相当し、一定である。
なお、図3の例では、抵抗体パターン15は、第1電極12、第2電極13、及び第3電極14を覆う一連のパターンとして形成されている。すなわち、可変抵抗部17及び固定抵抗部18は、抵抗体パターン15により一体に形成されている。抵抗体パターン15をこのように形成することにより、可変抵抗部17及び固定抵抗部18を容易に形成することができる。しかしながら、抵抗体パターン15の形状は、図3の例に限られず、可変抵抗部17を構成する抵抗体パターン15と、固定抵抗部18を構成する抵抗体パターン15と、がそれぞれ独立して形成されてもよい。
接点部材16は、第2の比抵抗を有し、導電性材料(カーボンなど)を含む弾性材料(ゴムなど)により形成された可動接点であり、図2に示すように、上下を反転させた円錐台形状を有する。第2の比抵抗は、例えば、第1の比抵抗より十分に小さい比抵抗である。接点部材16は、下面(円錐台形状における小さい方の平面)が、可変抵抗部17の所定の接触部分171に接触するように配置される。また、接点部材16の上面(円錐台形状における大きい方の平面)には、押圧部材4が配置される。接点部材16は、押圧部材4を介して、ユーザから下方向の荷重Lを加えられる。
なお、図3の例では、可変抵抗部17の接触部分171に、銀や銅などの金属を含む導電性材料(例えば、銀ペースト)により形成された、第1の比抵抗より低い比抵抗を有する低抵抗部分19が設けられている。接触部分171に低抵抗部分19を設け、接触部分171(低抵抗部分19)上に接点部材16を配置することにより、無荷重状態における第1電極12と第2電極13との間の抵抗値Rvを安定させることができる。しかしながら、接触部分171に低抵抗部分19を設けない構成も可能である。
また、図3の例では、接点部材16は円錐台形状であるが、接点部材16の形状はこれに限られない。接点部材16は、可変抵抗部17との接触面の形状が、荷重Lに応じて相似形に変化する任意の形状で有り得る。接触面の形状も、円形に限られず、三角系、四角形、楕円形など、任意である。
また、図3の例では、接点部材16が無荷重状態で接触部分171に接触するように配置される場合を想定しているが、接点部材16は、無荷重状態では接触部分171から離間するように配置されていてもよい。接点部材16をこのように配置する方法として、接触部材16と基板11との間に圧縮コイルバネなどの弾性部材を設ける方法が考えられる。
次に、入力装置100の動作について説明する。図4は、押圧部材4が押圧された状態の入力装置100を示す断面図である。ユーザが押圧部材4を下方に押圧すると、図4に示すように、接点部材16が押圧部材4により下方(可変抵抗部17の方向)に押圧され、弾性変形する。具体的には、接点部材16は、下面が同心円状(相似形)に拡大するように弾性変形する。これにより、接点部材16と可変抵抗部17との接触面積が大きくなる。ユーザが押圧部材4の押圧をやめると、接点部材16は、元の形状に弾性変形し、可変抵抗部17との接触面積が小さくなる。
このように、接点部材16と可変抵抗部17との接触面積は、接点部材16に加えられる下方向の荷重Lに応じて変化し、荷重Lが大きいほど大きくなる。また、上述の通り、接点部材16は、可変抵抗部17の第1の比抵抗より十分に小さい第2の比抵抗を有するため、第1電極12と第2電極13との間の抵抗値Rvは、接点部材16と可変抵抗部17との接触面積が大きいほど小さくなる。この結果、第1電極12と第2電極13との間の抵抗値Rvは、荷重Lが大きいほど小さくなる。
ここで、図5は、検出装置1を模式的に示す回路図である。図6は、従来の検出装置における荷重L、抵抗値Rv、及び出力電圧Voutの関係を示すグラフである。図6の実線は、抵抗値Rvを示し、破線は出力電圧Voutを示す。
図5からわかるように、出力端子Toutから出力される出力電圧Voutは、電源電圧Vinを可変抵抗部17及び固定抵抗部18で分圧した電圧となる。したがって、Vout=Vin×Rf/(Rv+Rf)(以下「式(1)」という。)となる。抵抗値Rvは、荷重Lが大きいほど小さくなることから、式(1)より、出力電圧Voutは、荷重Lが大きいほど大きくなる。
図6に示すように、従来の検出装置では、抵抗値Rvが荷重Lに対して線形であったため、式(1)より、出力電圧Voutが荷重Lに対して非線形になった。すなわち、荷重Lに対して線形な出力電圧Voutが得られなかった。
そこで、本実施形態では、出力電圧Voutが荷重Lに対して線形になるように、可変抵抗部17が形成される。具体的には、可変抵抗部17に、出力変化領域が設けられる。出力変化領域は、可変抵抗部17の少なくとも一部であり、接点部材16との接触面積に応じて、出力電圧Voutが変化する部分である。出力変化領域は、接点部材16との接触面積が大きいほど、すなわち、荷重Lが大きいほど、接点部材16の外周部との接触距離Dが長くなるように形成される。
例えば、図3の例では、可変抵抗部17は、接触部分171と、第1部分172及び第2部分173を含む出力変化領域と、を有する。第1部分172は、第1電極12と接触部分171との間に形成された部分であり、第1電極12から離れるほど幅が狭くなるように、すなわち、第1電極12に近づくほど幅が広くなるように形成される。第2部分173は、第2電極13と接触部分171との間に形成された部分であり、第2電極13から離れるほど幅が狭くなるように、すなわち、第2電極13に近づくほど幅が広くなるように形成される。出力変化領域をこのように形成すると、荷重Lが大きいほど、接点部材16の外周部と出力変化領域(第1部分172及び第2部分173)との接触距離Dが長くなる。
なお、図3の例では、第1電極12の一端12Aと第2電極13の一端13Aとの間の中央に円形の接触部分171が配置され、かつ、一端12A,13Aの接触部分171側の外周部が、接触部分171と同心円の円弧形状を有する。このため、出力変化領域は、接触部分171を挟んで対向配置された扇形状の第1部分172及び第2部分173により形成されている。しかしながら、出力変化領域の形状はこれに限られない。例えば、第1部分172及び第2部分173は、台形形状やベル形状であってもよいし、互いに異なる形状や大きさであってもよい。また、接触部分171が一端12Aと一端13Aとの間の外側に配置されている場合には、第1部分172及び第2部分173が、接触部分171を挟まずに、互いに対向するように配置されてもよい。また、接触部分171が設けられていない場合には、第1部分172の第1電極12から最も離れた部分と、第2部分173の第2電極13から最も離れた部分と、がつながっていてもよい。このように、出力変化領域は、荷重Lが大きいほど、接点部材16の外周部との接触距離Dが長くなる任意の形状とすることができる。
ここで、本実施形態における荷重Lと抵抗値Rvとの関係について説明する。図7A及び図7Bは、荷重Lと抵抗値Rvとの関係を説明する図である。図7Aは、荷重LがL1である場合の接点部材16及び可変抵抗部17を示し、図7Bは、荷重LがL2(>L1)である場合の接点部材16及び可変抵抗部17を示す。L2>L1であるため、図7Aの接触距離D1は、図7Bの接触距離D2より小さい(D1<D2)。また、図8は、本実施形態に係る検出装置1における荷重L、抵抗値Rv、及び出力電圧Voutの関係を示すグラフである。
接点部材16に荷重L1が加わった状態で、荷重ΔLが更に加わると、接点部材16と出力変化領域(第1部分172及び第2部分173)との接触面積が図7Aの斜線部分(≒D1×Δw×2)だけ広がり、可変抵抗部17の抵抗値Rvが当該斜線部分の抵抗値R1だけ小さくなる。
これに対して、接点部材16に荷重L2が加わった状態で、荷重ΔLが更に加わると、接点部材16と出力変化領域との接触面積が図7Bの斜線部分(≒D2×Δw×2)だけ広がり、可変抵抗部17の抵抗値Rvが当該斜線部分の抵抗値R2だけ小さくなる。なお、接点部材16は円錐台形状であるため、斜線部分の幅Δwは、荷重ΔLに対して線形とみなすことができる。
このとき、D1<D2であるから、抵抗値R1は、抵抗値R2より大きくなる。このように、本実施形態に係る検出装置1では、接点部材16に加わっている荷重Lが小さいほど、抵抗値Rvの変化が大きくなるため、図8に示すように、出力電圧Voutの荷重Lに対する線形性が向上する。
以上説明した通り、本実施形態によれば、可変抵抗部17が、荷重Lが大きいほど、接点部材16の外周部との接触距離Dが長くなるように形成された出力変化領域を有する。これにより、出力電圧Voutの荷重Lに対する線形性を向上させることができる。
また、従来の検出装置では、抵抗値Rfを大きくすることにより、出力電圧Voutの線形性を向上させることができたものの、抵抗値Rfを大きくすると、出力電圧Voutのダイナミックレンジが狭くなり、荷重Lに対する出力電圧Voutの分解能が低下するという問題があった。これに対して、本実施形態によれば、抵抗値Rfを大きくすることなく出力電圧Voutの線形性を向上させることができるため、従来の検出装置に比べて、出力電圧Voutのダイナミックレンジを大きくし、荷重Lに対する出力電圧Voutの分解能の向上させることができる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
また、本国際出願は、2017年12月18日に出願した日本国特許出願第2017−242000号に基づく優先権を主張するものであり、当該出願の全内容を本国際出願に援用する。
1:検出装置
2:筐体
3:カバー
4:押圧部材
11:基板
12:第1電極
13:第2電極
14:第3電極
15:抵抗体パターン
16:接点部材
17:可変抵抗部
18:固定抵抗部
19:低抵抗部分
21:上筐体
22:下筐体
23:開口部
31:平板部
32:爪部
33:開口部
41:押圧部
42:フランジ部
43:保持部
100:入力装置
171:接触部分
172:第1部分
173:第2部分
Tout1,Tout2:出力端子
T1:第1端子
T2:第2端子

Claims (13)

  1. 第1電極及び第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に形成された可変抵抗部と、
    前記可変抵抗部の方向に加えられる荷重に応じて、前記可変抵抗部との接触面積が大きくなる、弾性変形可能な接点部材と、
    を備え、
    前記可変抵抗部は、前記接点部材との接触面積に応じて前記第2電極からの出力電圧が変化する出力変化領域を有し、
    前記出力変化領域は、前記接点部材との接触面積が大きいほど、前記接点部材の外周部との接触距離が長くなるように形成され
    前記出力変化領域は、前記第1電極から離れるほど幅が狭くなるように形成された第1部分を含む、検出装置。
  2. 前記出力変化領域は、前記第2電極から離れるほど幅が狭くなるように形成された第2部分を含む
    請求項に記載の検出装置。
  3. 第3電極と、
    前記第2電極と前記第3電極との間に形成された固定抵抗部と、
    を更に備える
    請求項1又は2に記載の検出装置。
  4. 前記可変抵抗部及び前記固定抵抗部は、同じ比抵抗を有する抵抗体パターンにより形成される
    請求項に記載の検出装置。
  5. 前記可変抵抗部は、前記第1部分及び前記第2部分を接続する接触部分を有し、
    前記接点部材は、前記接触部分に接触するように配置される
    請求項に記載の検出装置。
  6. 前記接触部分は、前記第1部分及び前記第2部分より低い比抵抗を有する低抵抗部分を含む
    請求項に記載の検出装置。
  7. 前記低抵抗部分は、銀パターンにより形成される
    請求項に記載の検出装置。
  8. 前記接点部材は、前記第1部分及び前記第2部分より低い比抵抗を有する
    請求項に記載の検出装置。
  9. 前記接点部材は、前記可変抵抗部との接触面の形状が、前記荷重に応じて相似形に変化する
    請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の検出装置。
  10. 前記接点部材は、円錐台形状を有する
    請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の検出装置。
  11. 前記第1部分及び前記第2部分は、前記接触部分を挟んで対向配置される
    請求項に記載の検出装置。
  12. 前記第1部分及び前記第2部分は、同一形状を有する
    請求項に記載の検出装置。
  13. 前記第1部分及び前記第2部分の少なくとも一方は、扇形状、台形形状、又はベル形状を有する
    請求項に記載の検出装置。
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