JP6902303B1 - 窓ガラスの雨滴拭い取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントガラスにかかる雨滴などを、ワイパー以外の手段で拭い取ることで、自動車からワイパーをなくすことを可能にした雨滴拭い取り装置を提供する。【解決手段】フロントガラスWを覆う環状シート2を、可動体4の走行に合わせて周回走行させて、雨滴拭い取り部材5,5で雨滴などを拭い取る。環状レール3t,3bをフロントガラスの横方向の曲面に合わせて湾曲させて、環状シートをフロントガラスの横方向の曲面に合わせる。【選択図】図2

Description

この発明は、窓ガラスにかかる雨滴などを拭(ぬぐ)い取る装置に関し、特に自動車や電車、船舶などの乗り物の窓ガラスにかかる雨滴などを、ワイパー以外の手段で拭い取ることで、乗り物からワイパーをなくすことを可能にした雨滴拭い取り装置に関する。
ワイパーをなくした雨滴拭い取り装置として、フロントガラスの全面を覆う透明膜を、フロントガラスの両側に取り付けた巻き軸で、巻き取ったり巻き戻したりしながら、拭い取りローラーによって雨滴を拭い取るようにした雨滴拭い取り装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この雨滴拭い取り装置では、両側の拭い取りローラーによって透明膜をガラス面に押しつけて、透明膜をフロントガラスの曲面に密接させるようにしている。
別のワイパーをなくした雨滴拭い取り装置として、フロントガラスの全面を覆うフィルムを、フロントガラスの両側に取り付けた回転軸で、フィルムを一回りするように動かしながら、拭い取り棒によって雨滴を拭い取るようにした雨滴拭い取り装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この雨滴拭い取り装置では、フロントガラスの湾曲部に支持棒を上下に渡して、フィルムがフロントガラスに触れないようにしている。
特開昭49−88235号公報(第5頁左上欄第1行−第8行、第5頁左上欄第19行−右上欄第3行) 実開昭55−179954号公報(第2頁第3行−第8行、第3頁第19行−第4頁第2行)
前記特許文献1に係る雨滴拭い取り装置では、拭い取りローラーによって透明膜をガラス面に押しつけて、透明膜をフロントガラスの曲面に密接させるようにしているところ、透明膜をフロントガラスに密接させた状態で動かすと、透明膜とフロントガラスの間に摩擦が生じる。そこで、前記特許文献1に係る雨滴拭い取り装置では、透明膜がフロントガラスとすれて、透明膜が滑らかに動かなかったり、耳障りな音が発生したりすることがある。
また、前記特許文献1に係る雨滴拭い取り装置では、透明膜をフロントガラスに密接させた状態で透明膜を動かしているところ、フロントガラスと透明膜との隙間に雨滴が入ってしまうと、雨滴が引き延ばされて、雨滴が視界を遮ってしまうことがある。加えて、前記特許文献1に係る雨滴拭い取り装置では、フロントガラスと透明膜との隙間に入った雨滴が乾きにくいために、湿り気が取れにくく、フロントガラスや透明膜が曇ってしまうことがある。
前記特許文献2に係る雨滴拭い取り装置では、フロントガラスの湾曲部に支持棒を上下に渡して、フィルムがフロントガラスに触れないようにしているところ、支持棒が視界を遮ってしまう。
また、前記特許文献2に係る雨滴拭い取り装置では、フロントガラスの湾曲部に支持棒を上下に渡して、フィルムがフロントガラスに触れないようにしているところ、フィルムを支持棒に渡した状態で動かすと、フィルムと支持棒の間に摩擦が生じる。そこで、前記特許文献2に係る雨滴拭い取り装置では、フィルムが支持棒とすれて、フィルムが滑らかに動かなかったり、耳障りな音が発生したりすることがある。
さらに、前記特許文献2に係る雨滴拭い取り装置では、フロントガラスの湾曲部に左右1本ずつ支持棒を渡して、フィルムをフロントガラスに沿わすようにしているところ、左右1本ずつの支持棒では、フィルムを近年主流となってきた横方向に大きく湾曲したフロントガラスに沿わせられなくなった。ここで、フロントガラスは、自動車のデザインに合わせるために、縦方向や横方向に湾曲した形状が強く求められてきた。特に、車幅が広くなる中で、フロントガラスは、車幅に合わせて横方向に広くなり、その形状も横方向に湾曲させて、フロントガラスの両脇にある支柱(ピラーともいう。)を正面のガラス面よりも後退させて死角を減らすようにしたものが主流となってきた。
そこで、この発明では、前記した課題を解決し、横方向に湾曲した形状のフロントガラスにも装備できるようにすることで、乗り物からワイパーをなくすことを可能にした雨滴拭い取り装置を提供することを目的とする。
また、この発明では、窓ガラスにかかる雨滴などを、ワイパー以外の手段で拭い取る技術を確立することで、乗り物の窓ガラスに限らず、雨天時でも視界を確保したい庭園に面したホテルや美術館の窓ガラスなどでも、窓ガラスにかかる雨滴などを拭い取れる雨滴拭い取り装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明では、窓ガラスの雨滴拭い取り装置を、窓ガラスを覆う環状シートと、窓ガラスの上下の枠に沿って配される一対の環状レールと、環状レールに沿って走行する可動体と、窓ガラスの左右の枠の一方または双方に沿って配される雨滴拭い取り部材とで構成した。そして、環状シートの上環部と下環部を可動体に取り付けて、環状シートを可動体の走行に合わせて周回走行するようにした。
請求項2に係る発明では、環状レールを、窓ガラスの横方向の曲面に合わせて湾曲させるようにした。
請求項3に係る発明では、雨滴拭い取り部材を、窓ガラスの枠の内側に設けるようにした。
請求項4に係る発明では、窓ガラスを、乗り物のフロントガラスにした。
請求項1に係る発明によれば、窓ガラスを覆う環状シートを可動体の走行に合わせて周回走行するようにしたので、雨滴拭い取り部材を周回走行する環状シートとこすれ合うようにして、雨滴などを拭い取ることができる。そこで、請求項1に係る発明によれば、ワイパー以外の手段で雨滴などを拭い取ることができる。
また、請求項1に係る発明によれば、雨滴拭い取り部材を周回走行する環状シートとこすれ合うようにして雨滴などを拭い取るようにしたので、雨滴拭い取り部材を環状シートの幅いっぱいとこすれ合うようにして、雨滴の拭い残しがないようにもできる。
さらに、請求項1に係る発明によれば、環状シートを窓ガラスの上下の枠に沿って配される環状レールに沿って走行する可動体に取り付けるようにしたので、環状シートが周回走行しても、環状シートが窓ガラスにすれないようにできる。そのため、請求項1に係る発明によれば、環状シートと窓ガラスの間に摩擦が生じることがないので、環状シートを滑らかに動かすことができ、物がすれる耳障りな音が発生することもない。このように、請求項1に係る発明によれば、環状シートと窓ガラスの間に摩擦が生じないようにして、環状シートを滑らかに動かすことができるので、乗り物の窓ガラスよりも大きな、例えば建築物の窓ガラスにも、雨滴拭い取り装置を装備することができる。
請求項2に係る発明によれば、環状レールを窓ガラスの横方向の曲面に合わせて湾曲させるようにしたので、環状シートを窓ガラスの横方向の曲面に合わせることができる。そのため、請求項2に係る発明によれば、横方向に湾曲した、例えばホテルや美術館の窓ガラスにも、雨滴拭い取り装置を装備することができる。
請求項3に係る発明によれば、雨滴拭い取り部材を窓ガラスの枠の内側に設けるようにしたので、雨滴拭い取り部材を窓の枠の内側に隠すことができる。そのため、請求項3に係る発明によれば、雨滴拭い取り部材を窓の内側からも外側からも見えないようにすることができる。
また、請求項3に係る発明によれば、雨滴拭い取り部材を窓ガラスの枠の内側に設けるようにしたので、窓ガラスの枠の内側で雨滴を拭い取ることもできる。そのため、請求項3に係る発明によれば、雨滴拭い取り部材によって雨滴が引き延ばされることがあっても、引き延ばされた雨滴が窓ガラスの直上まで広がりにくいので、窓ガラス全面の視界を確保することができる。
請求項1を引用することで、請求項4に係る発明によれば、乗り物のフロントガラスを覆う環状シートを、可動体の走行に合わせて周回走行するようにしたので、雨滴拭い取り部材を周回走行する環状シートとこすれ合うようにして、雨滴などを拭い取ることができる。そこで、請求項4に係る発明によれば、ワイパー以外の手段で雨滴などを拭い取ることができるので、乗り物からワイパーをなくすことができる。
また、請求項4に係る発明によれば、雨滴拭い取り部材を周回走行する環状シートとこすれ合うようにして雨滴などを拭い取るようにしたので、雨滴拭い取り部材を環状シートの幅いっぱいとこすれ合うようにして、雨滴の拭い残しがないようにもできる。そこで、請求項4に係る発明によれば、雨滴の拭い残しがないので、雨天時に晴天時よりも視界が狭まることがなく、雨天時に運転手の視界が狭まって安全性を損なうことがない。加えて、請求項4に係る発明によれば、雨滴の拭い残しがないので、車載カメラの映像が雨滴の拭い残しによってぼけてしまうこともない。
さらに、請求項4に係る発明によれば、環状シートをフロントガラスの上下の枠に沿って配される環状レールに沿って走行する可動体に取り付けるようにしたので、環状シートが周回走行しても、環状シートがフロントガラスにすれないようにできる。そのため、請求項4に係る発明によれば、環状シートとフロントガラスの間に摩擦が生じることがないので、環状シートを滑らかに動かすことができ、物がすれる耳障りな音が発生することもない。
このように、請求項4に係る発明によれば、乗り物からワイパーをなくすことができるので、作動中のワイパーが左右に振れ動いて視界を遮ることがない。
また、請求項4に係る発明によれば、乗り物からワイパーをなくすことができるので、乗り物のデザインをすっきりした印象にすることもできる。加えて、請求項4に係る発明によれば、ワイパーを考慮してデザインをしなくてすむので、デザインの自由度を高めることもできる。ここで、特に高級自動車では、ワイパーを使っていないときにワイパーが目立たないように、ボンネットとフロントガラスの間に隙間を設けて、この隙間にワイパーを隠すようにしている。そこで、請求項4に係る発明によれば、ボンネットとフロントガラスの間に隙間を設けなくてすむので、ボンネットとフロントガラスの一体感を高めたデザインにすることもできる。
請求項2を引用することで、請求項4に係る発明によれば、環状レールをフロントガラスの横方向の曲面に合わせて湾曲させるようにしたので、環状シートをフロントガラスの横方向の曲面に合わせることができる。そのため、請求項4に係る発明によれば、横方向に湾曲したフロントガラスにも雨滴拭い取り装置を装備することができるので、ワイパーに代えて、雨滴拭い取り装置を選択することができる。
請求項3を引用することで、請求項4に係る発明によれば、雨滴拭い取り部材をフロントガラスの枠の内側に設けるようにしたので、雨滴拭い取り部材をフロントガラスの枠(ピラーに相当することもある。)の内側に隠すことができる。そのため、請求項4に係る発明によれば、雨滴拭い取り部材を車内からも車外からも見えないようにすることができる。
また、請求項4に係る発明によれば、雨滴拭い取り部材をフロントガラスの枠の内側に設けるようにしたので、フロントガラスの枠の内側で雨滴を拭い取ることもできる。そのため、請求項4に係る発明によれば、雨滴拭い取り部材によって雨滴が引き延ばされることがあっても、引き延ばされた雨滴がフロントガラスの直上まで広がりにくいので、フロントガラス全面の視界を確保することができる。
実施形態に係る雨滴拭い取り装置を装備した自動車の斜視図である。 実施形態に係る雨滴拭い取り装置の分解斜視図である。 実施形態に係る雨滴拭い取り装置の平面図である。
まず、この発明の創作の基礎となる事項について簡単に説明する。発明者は、自動車の技術が日々進歩する中で、フロントガラスにかかる雨滴などを、アームを動かしてゴムの付いたブレードで拭い取るというワイパーの基本的な構造に変化がないことに疑問を感じていた。
また、発明者は、はっ水タイプのガラスコーティング剤を初めて塗ったときの、雨の日の爽快なドライブが忘れられないでいた。ここで、はっ水タイプのガラスコーティング剤とは、フロントガラスにはっ水タイプのガラスコーティング剤を塗ることで、雨滴の表面張力を高めて風圧で雨滴を吹き飛ばすもので、ワイパーを作動さなくても視界を確保できるものである。しかし、はっ水タイプのガラスコーティング剤では、停車しているときや低速で走行しているときには雨滴を吹き飛ばすことができず、はっ水効果が薄れてきたときにどうにもならないために、ワイパーをなくすことにはつながっていない。
発明者は、ワイパーの進化を考える中で、超音波振動で雨滴をはじくことで、ワイパーをなくせる技術などが開発されているところ、ワイパーのようにフロントガラスにかかる雨滴を物理的に、例えばブレードで拭い取ることが、より確実で最適な手段であると考えるようになった。
そこで、発明者は、ワイパーの基本的な構造を前提とした上で、ワイパーのようにブレードを動かして雨滴を拭い取るのではなく、雨滴がかかった面を動かして雨滴を拭い取れれば、ワイパーと同じような作用になることに注目した。そして、発明者は、フロントガラスを覆うフィルムやシートを滑らかに動かすことができれば、ブレードを動かさなくても雨滴を拭い取れることを見いだし、この発明を創作するに至ったものである。
次に、この発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、実施形態に係る雨滴拭い取り装置を装備した自動車の斜視図である。図1に示すように、実施形態に係る雨滴拭い取り装置1は、自動車Aの窓ガラス、ここではフロントガラスWにかかる雨滴などを、ワイパー以外の手段で拭い取ることで、自動車Aからワイパーをなくすことを可能にした発明である。
図2は、実施形態に係る雨滴拭い取り装置1の分解斜視図である。図2に示すように、実施形態に係る雨滴拭い取り装置1は、フロントガラスWを覆う環状シート2と、フロントガラスWの上枠Stと下枠Sbに沿って配される一対の環状レール3t,3bと、環状レール3t,3bに沿って走行する可動体4と、フロントガラスWの左枠Slと右枠Srの一方または双方に沿って配される雨滴拭い取り部材5とで構成されている。
環状シート2は、防水性のある薄板を環状にしたもので、可視光線透過率が高く、横方向の柔軟性に優れている。
環状レール3t,3bは、可動体4を滑らせる棒状のものを環状にしたもので、フロントガラスWの横方向の曲面に合わせて湾曲している。
可動体4は、レール用の滑車で、その一部に環状シート2の上環部と下環部を取り付けるための構造として、ここでは留め金が備わっている。ここでは、可動体4は、環状レール3t,3b内のチェーンCに取り付けられており、チェーンCの動きに合わせて環状レール3t,3bに沿って周回走行するようになっている。
雨滴拭い取り部材5は、環状シート2にかかる雨滴や雪粒のほか、泥やほこりなどを拭い取る棒状の部材である。ここでは、雨滴拭い取り部材5は、内側にゴムの付いたクリップ状の細長い棒で、環状シート2の左右の端部に、環状シート2を挟むように取り付けられている。そして、雨滴拭い取り部材5は、内側に付いたゴムによって、環状シート2の曇りも拭い取れるようになっている。
図2に示すように、実施形態に係る雨滴拭い取り装置1では、フロントガラスWを覆う環状シート2の上環部と下環部が可動体4に留め金によって取り付けられており、環状シート2が可動体4の走行に合わせて周回走行するようになっている。そして、実施形態に係る雨滴拭い取り装置1では、周回走行する環状シート2が、環状シート2を挟むように取り付けられている雨滴拭い取り部材5,5とこすれて、雨滴などを拭い取れるようになっている。
以上のように構成された雨滴拭い取り装置1では、雨滴拭い取り部材5,5が周回走行する環状シート2とこすれて雨滴などを拭い取れるようになっているために、ワイパーの代わりになり、自動車Aからワイパーをなくせる。そこで、雨滴拭い取り装置1では、作動中のワイパーが左右に振れ動いて視界を遮ることがない。
また、雨滴拭い取り装置1では、雨滴拭い取り部材5,5を環状シート2の幅に合わせた長さにすると、雨滴拭い取り部材5,5が環状シート2の幅いっぱいとこすれて、雨滴の拭い残しができない。そこで、雨滴拭い取り装置1では、車載カメラCaの映像が雨滴の拭い残しによってぼけてしまうこともない。ここで、フロントガラスWに目的地への経路案内などを投影し、目の前の風景に経路案内を重ねて誘導する技術(ヘッドアップディスプレイともいう。)が実用化され始めているところ、雨滴拭い取り装置1では、雨滴の拭い残しがないために、雨天時でも視界が狭まることがなく、ヘッドアップディスプレイに欠かせないものになる。
さらに、雨滴拭い取り装置1では、ワイパーをなくして、自動車のデザインをすっきりさせたり、ワイパーを隠す隙間をなくして、ボンネットとフロントガラスの一体感を高めたり、デザインの自由度を高められる。
図3は、実施形態に係る雨滴拭い取り装置1の平面図である。図3に示すように、実施形態に係る雨滴拭い取り装置1は、環状レール3bが、フロントガラスWの横方向の曲面に合わせて湾曲している。また、実施形態に係る雨滴拭い取り装置1は、雨滴拭い取り部材5,5が、フロントガラスWの左右の枠Sl,Srの内側に設けられている。
図3に示すように、実施形態に係る雨滴拭い取り装置1では、環状シート2がフロントガラスWの上枠Stと下枠Sb(図2参照)に沿って配される環状レール3t,3bに取り付けられており、環状シート2はフロントガラスWと一定の間隔を空けて離れている。そこで、実施形態に係る雨滴拭い取り装置1では、環状シート2がフロントガラスWとすれないように周回走行する。
以上のように構成された雨滴拭い取り装置1では、環状レール3bがフロントガラスWの横方向の曲面に合わせて湾曲しているために、環状シート2がフロントガラスの横方向の曲面に合う。
また、雨滴拭い取り装置1では、雨滴拭い取り部材5,5がフロントガラスWの左右の枠Sl,Srの内側に設けられているために、雨滴拭い取り部材5,5が左右の枠Sl,Srの内側に隠れ、雨滴拭い取り部材5,5が車内からも車外からも見えない。
さらに、雨滴拭い取り装置1では、雨滴拭い取り部材5,5がフロントガラスWの左右の枠Sl,Srの内側に設けられているために、雨滴拭い取り部材5,5によって雨滴が引き延ばされることがあっても、引き延ばされた雨滴がフロントガラスWの直上まで広がりにくく、フロントガラスW全面の視界が確保される。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は前記実施形態には限定されない。例えば、実施形態に係る雨滴拭い取り装置1では、フロントガラスWを覆う環状シート2の上環部と下環部が可動体4に留め金によって取り付けられていると説明したところ、環状シート2が可動体4に取り付けられれば、留め金のほかにねじ留めでも熱圧着でも、どのような接合や接着手段でも構わない。
また、実施形態に係る雨滴拭い取り装置1では、可動体4はチェーンCの動きに合わせて環状レール3t,3bに沿って周回走行するようになっていると説明したところ、可動体4が環状レール3t,3bに沿って周回走行できれば、チェーンCのほかにベルトでも、可動体4が自走しても、どのような機構でも構わない。
1 雨滴拭い取り装置
2 環状シート
3 環状レール
4 可動体
5 雨滴拭い取り部材
A 自動車
W 窓ガラス(フロントガラス)
S 枠

Claims (4)

  1. 窓ガラスの雨滴拭い取り装置であって、
    前記雨滴拭い取り装置が、窓ガラスを覆う環状シートと、窓ガラスの上下の枠に沿って配される一対の環状レールと、環状レールに沿って走行する可動体と、窓ガラスの左右の枠の一方または双方に沿って配される雨滴拭い取り部材とからなり、
    前記環状シートの上環部と下環部が可動体に取り付けられ、環状シートが可動体の走行に合わせて周回走行することを特徴とする雨滴拭い取り装置。
  2. 前記環状レールが、窓ガラスの横方向の曲面に合わせて湾曲していることを特徴とする請求項1に記載の雨滴拭い取り装置。
  3. 前記雨滴拭い取り部材が、窓ガラス枠の内側に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の雨滴拭い取り装置。
  4. 前記窓ガラスが、乗り物のフロントガラスであることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の雨滴拭い取り装置。
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