JP6901120B2 - 診察台 - Google Patents

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Description

本発明は、診察台に関し、より詳細には、イヌ・ネコ等のペット動物の診察や手術に使用される診察台に関する。
診察台は、例えばイヌ・ネコ等のペット動物(以下「動物」と称する。)を載せるテーブルを有するが、動物の乗り降りを容易にするために、テーブルの高さを調整できる構造が望まれる。例えば、特許文献1には、伸縮可能な一対の脚体でテーブル(診察台本体)を支持する構造が開示されている。
一方、特許文献1のように脚体をテーブルの下に設置した場合、脚体が邪魔をしてテーブルを低く下げられない。そのため、例えば、特許文献2には、折り畳み可能な一対のX脚でテーブル(ペット台)を支持する構造が開示されている。
特開2007−117515号公報 特開2010−184003号公報
しかしながら、上記特許文献1の構造では、複数の脚体がテーブルの下に設置されている。また、上記特許文献2の構造では、X脚がテーブルの側方に設置され、さらに、ダンパ型伸縮機構がテーブルの下に設置されている。このため、術者がテーブル上の動物を診察や手術するために椅子に座ったり、しゃがむと、術者の膝が脚体、X脚、あるいはダンパ型伸縮機構に接触することがある。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、テーブル上で容易に診察や手術可能な診察台を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、基台と、該基台の上方に配置され、動物を載置可能なテーブルと、前記基台に設置され、前記テーブルの一端を支持して該テーブルの下方と前記基台の上方との間に空間を形成させる片持ち支持機構と、前記テーブルの側方に設けられ、該テーブルを上下方向に移動させる昇降機構と、該昇降機構によって前記テーブルが下降して前記基台に最も近づいた場合、前記片持ち支持機構によって支持された前記テーブルの一端とは反対側の他端が前記テーブルの前記一端よりも下方に位置するように、前記テーブルの前記他端を下方に傾斜させるチルト機構と、前記テーブルの前記他端から引き出し可能なスロープとを備えることを特徴とする診察台である。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記基台上の障害物を検知する検知装置と、該検知装置で前記基台上の障害物が検知された場合、前記テーブルの下降を禁止する監視機構とをさらに備えることを特徴としている。
請求項の発明は、請求項1または2の発明において、前記片持ち支持機構が、前記基台に固定される支柱と、該支柱に対して前記テーブルとともに上下方向に移動する支柱ガイドとを有し、該支柱ガイドに、無影灯が設けられていることを特徴としている。
請求項の発明は、請求項の発明において、前記テーブルが下降して前記基台に最も近づいた導入退出位置への移動か、該導入退出位置よりも上方に位置し、術者が予め設定したメモリポジションへの移動を切り換え可能なスイッチと、前記無影灯の点灯・消灯を制御する点灯処理部とを有し、該点灯処理部は、前記スイッチを押し下げて前記テーブルが前記メモリポジションに到達した場合に、前記無影灯を点灯させる、あるいは、前記テーブルが前記導入退出位置に到達させるために前記スイッチを押し下げた場合に、前記無影灯を消灯させることを特徴としている。
請求項の発明は、請求項の発明において、前記無影灯を、前記テーブルに所定値以上の荷重が生じた場合に点灯させ、該所定値以上の荷重が生じなくなった場合に消灯させる点灯処理部を有することを特徴としている。
請求項の発明は、請求項1からのいずれかの発明において、前記テーブルが前記動物の体重を計量するための量りを有し、前記片持ち支持機構が前記テーブルに生じた荷重を受ける支柱を有し、該支柱に、把手が設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、テーブルが片持ち支持されており、術者は、テーブルと基台との間に膝を容易に入れられる。よって、椅子に座ったり、しゃがんだ姿勢でテーブル上の動物を診察や手術することができる。
本発明の実施例1による診察台の斜視図である。 診察台の機能ブロック図である。 診察台の昇降機構の斜視図である。 診察台の片持ち支持機構の分解斜視図である。 診察台のチルト機構の分解斜視図である。 診察台のテーブルの分解斜視図である。 (A)はテーブルが下方に移動した状態を説明するための図、(B)は(A)のテーブルが前傾した状態を説明するための図である。 本発明の実施例2による診察台の斜視図である。 本発明の実施例3による診察台の斜視図である。
(実施例1)
以下、図面を参照しながら本発明の診察台について説明する。図1は、本発明の実施例1による診察台の斜視図であり、図2は、診察台の機能ブロック図である。
図1に示すように、診察台1は平面視矩形状の基台2を有する。基台2は、診察室の床に載置される本体ベース3と、本体ベース3の上方を覆う樹脂製のベースカバー5とで形成される。なお、本体ベース3には、図2に示したロードセル6が設置されており、ベースカバー5を介して基台2に生じた荷重(例えば動物や術者の体重)を検知可能である。なお、ロードセル6が本発明の障害物を検知する検知装置に相当する。
障害物を安価に検知する方法として、マイクロスイッチを使用してもよい。詳しくは、ベースカバー5の裏面に可動接点を設け、その下方に電極(いずれも図示省略)を設けておき、ベースカバー5の自重を支えるスプリング(図示省略)を設置しておけば、ベースカバー5の自重を超える負荷が生じて、ベースカバー5がスプリングの付勢力に抗して下方に移動すると、可動接点が電極に接触して電気回路が導通して障害物を検知できるからである。マイクロスイッチを使用すれば、小型犬がベースカバー5に載った時にも検知できるし、また、術者がテーブル10の移動を緊急停止させたい時にもベースカバー5を踏めば検知できる。
基台2の上方には、基台2よりも大きな平面視矩形状のテーブル10が配置され、テーブル10は基台2に対して上下に昇降可能である。基台2には、例えば3種類の足踏みスイッチ4a,4b,4cが設置されている。足踏みスイッチ4aはテーブル10を下降させる場合に押し下げられ、足踏みスイッチ4cはテーブル10を上昇させる場合に押し下げられる。足踏みスイッチ4b(メモリ/オートスイッチともいう)は、押し下げられると、テーブル10の最下位置(導入退出位置ともいう)への移動か、術者が予め設定したメモリポジション(導入退出位置よりも上方位置)への移動を交互に切り換えることができる。
図2に示すように、診察台1は、制御部80、計量処理部45、昇降処理部46、監視処理部51、チルト処理部72を有し、これらはバスを介して接続される。
制御部80は、CPUやメモリ等からなり、メモリの例えばROMに格納されている各種プログラムやデータをRAMにロードし、各種プログラムを実行することにより、診察台1の動作を制御することができる。メモリには、導入退出位置やメモリポジションも記憶される。
計量処理部45では、量り13の検知結果を表示画面40に表示する。監視処理部51では、本体ベース3上のロードセル6の検知結果に応じてLED16やブザー41を駆動する。詳しくは、基台2に荷重が生じていない場合、LED16を青色に点灯させ、ブザー41の吹き鳴らしを行わせない。一方、例えば動物の体重や術者がベースカバー5を踏んだ場合などの外力が基台2に生じた場合、LED16を赤色に点灯させ、ブザー41の吹き鳴らしを行う。
なお、監視機構が監視処理部51や昇降処理部46を有してもよい。具体的には、動物の体重や術者がベースカバー5を踏んだ場合などの外力が基台2に生じた場合、監視処理部51は、テーブル10の下降を禁止するように、昇降処理部46に指令してもよい。基台2に荷重が生じた場合にテーブル10の下降を禁止すれば、例えば術者の膝や動物がテーブル10と基台2とで挟まれる等の危険をなくすことができる。
図3は、診察台の昇降機構の斜視図である。なお、図3では、昇降機構30を説明するために、図1から支柱カバー24、ケース39や表示画面40、テーブル10等の記載を省略している。
テーブルの側方であって基台2の周縁近傍には、支柱21が立設されている。支柱21は、断面視四角形で形成され、上下方向に沿って延びている。支柱21の下端は基台2に固定され、支柱21の上端は支持上板35に固定される。
支柱21の外側には、断面視四角形の筒状に形成された支柱ガイド22が設けられている。支柱ガイド22は金属製のガイド用ローラ31を有し、ガイド用ローラ31は、支柱ガイド22の各面に1個ずつ回転自在に設けられ、支柱21の外周面に当接している。支柱ガイド22は、昇降機構30の動力によって、支柱21に対してテーブル10とともに上下方向に移動することができる。
支柱21の近傍にはボールネジ33が立設される。ボールネジ33は、所定のネジ溝を有して上下方向に沿って延びている。ボールネジ33の下端は軸受32を介して基台2に回転自在に支持され、ボールネジ33の上端はネジ側プーリ36を介して支持上板35に回転自在に支持されている。
ボールネジ33の外側にはナット34が設けられる。ナット34は支柱ガイド22に連結され、ナット34の内部には、複数の鋼球(図示省略)が配されている。ボールネジ33が回転すると、ナット34内の鋼球がボールネジ33のネジ溝に沿って移動し、ナット34が上下方向に沿って移動する。なお、ナット34の最下位置は、図2に示した下近接センサ71で検知され、ナット34の最上位置は上近接センサ47で検知される。なお、近接センサに替えてリミットスイッチでもよい。
ボールネジ33の近傍には、昇降モータ43やクラッチ44bが設けられる。詳しくは、支持上板35の下面には、断面視コ字状の昇降モータ取付板42が設けられており、そのコ字状の底部分をボールネジ33に向けている。コ字状の上面部分が支持上板35に連結され、コ字状の下面部分にクラッチ44bが搭載される。クラッチ44bの上には昇降モータ43が搭載されている。
昇降モータ43は、クラッチ44bに対面するクラッチ44aを有しており、クラッチ44a,44bはブレーキとして機能する。昇降モータ43の軸の上端はモータ側プーリ37を介して支持上板35に回転自在に支持されている。モータ側プーリ37の回転はシンクロベルト38を介してネジ側プーリ36に伝えられる。
図4は、診察台の片持ち支持機構の分解斜視図である。なお、図4では、片持ち支持機構20を説明するために、図1から支柱カバー24、テーブル10等の記載を省略している。
支柱ガイド22には、断面視コ字状のシャーシ受けアーム23が例えば4本のネジで取り付けられる。シャーシ受けアーム23は、コ字状の開口部分を下方に向けて、基台2上で水平方向に沿って延びている。
シャーシ受けアーム23には、その上方から固定シャーシ61が例えば4本のネジで取り付けられる。固定シャーシ61は平板状に形成される。支柱21近傍の端部には上方に向けて延びた一対の回動支持部61aが設けられ、反対側の端部には下方に向けて延びた一対の取付板受け部61bが設けられている。固定シャーシ61には、その上方から可動シャーシ62が設置される。可動シャーシ62は、平板状に形成され、固定シャーシ61の回動支持部61aに対応する位置に一対の回動部62aを有する。可動シャーシ62の回動部62aが、固定シャーシ61の回動支持部61aに回動自在に支持される。
可動シャーシ62には、その上方から図6で説明する量り13が例えば4本のネジで取り付けられる。その上方から図1に示したテーブル10が例えば4本のネジで量り13の上面に取り付けられる。これにより、テーブル10の一端が片持ち支持機構20で支持され、支柱21がテーブル10に生じた荷重を受ける。また、テーブル10の下方と基台2の上方との間に空間を形成することができる。
この結果、術者は、テーブル10の支柱21近傍(テーブル10の後方側)を除いた、テーブル10の正面側(前方側)や左右両側面側から、テーブル10と基台2との間に膝を容易に入れられるので、椅子に座ったり、しゃがんだ姿勢でテーブル10上の動物を診察や手術することができる。
また、テーブル10の一端を片持ち支持することから、テーブル10が昇降するためのストローク量を大きくとることができ、テーブル10を基台2の近傍にまで下げることも可能になる。
図5は、診察台のチルト機構の分解斜視図である。
チルト機構60は、固定シャーシ61と可動シャーシ62の間に取り付けられる。詳しくは、チルト機構60は断面視コ字状のチルトモータ取付板65を有し、コ字状の開口部分を上方に向けて配置され、コ字状の左右側面部分が、図4で説明した固定シャーシ61の取付板受け部61bに回動自在に支持される。また、チルトモータ取付板65のコ字状の底部分には、チルトモータ70や軸受66が設置されている。
チルトモータ70の軸の下端は、チルトモータ取付板65の底部分の裏側でモータ側プーリ68に連結され、モータ側プーリ68の回転は、同じくチルトモータ取付板65の底部分の裏側でシンクロベルト69を介して回転ナット67に伝えられる。軸受66は、チルト用ロッドネジ63のネジ部63bを回転自在に支持しており、回転ナット67の回転によって、ネジ部63bが上下方向に移動する。
図5に示すように、チルト用ロッドネジ63のネジ部63bの上端にはネジ頭部63aが形成されている。ネジ頭部63aの両端は傾斜ブロック支え64に回動自在に支持される。傾斜ブロック支え64は、図4で説明した可動シャーシ62の支え受け部62bに下方から当接し、例えば2本のネジで固定される。これにより、チルト用ロッドネジ63のネジ部63bは、固定シャーシ61の取付板受け部61bよりも手前側に位置して、可動シャーシ62の支え受け部62bと固定シャーシ61の取付板受け部61bとを接続する。
図6は、診察台のテーブルの分解斜視図である。
テーブル10は、量り台として機能する天板11を有し、天板11の天面12には、滑り防止のマットが敷かれている。天板11の裏面には、天板11よりも手前側に向けて引き出し可能なスロープ17が設けられている。また、テーブル10には量り13が設置される。量り13にはロードセルが取り付けられており、量り13は、量り受け台13cを介して例えば4本のネジで可動シャーシ62に固定される。量り13から延びたコード13aの先端には端子13bが設けられている。端子13bは、図1で説明した支柱カバー24の内部で別の端子(図示省略)に接続される。
量り受け台13cと天板受け台14とは井桁状に組まれて一体形成され、天板受け台14は、例えば4本のネジで天板11の裏面に固定される。
テーブル10の下方には、シャーシカバー15a,15bが設けられており、可動シャーシ62や固定シャーシ61の側方を覆う。また、シャーシカバー15a,15bの内側には、図2に示したLED16が設けられる。LED16は、ロードセル6の検知結果に基づいて青色や赤色に点灯する。
次に、テーブル10が図1に示した所定高さに位置し、足踏みスイッチ4aが押し下げられた場合には、図2に示す昇降処理部46で、昇降モータ43を所定方向に回転させる。これにより、テーブル10が下降して基台2に近づく。なお、テーブル10の下降を止めたい場合には、足踏みスイッチ4aから足を離す。足踏みスイッチ4aの押し下げ中はテーブル10が下降し、テーブル10が導入退出位置に到達すると、下近接センサ71の検知結果から昇降モータ43の回転が停止する。クラッチ44bをクラッチ44aに接触させるので、動物を驚かせることなくスローストップさせることができる。導入退出位置に到達した場合には、足踏みスイッチ4aを踏み続けても踏みなおしても昇降モータ43は回転停止したままである。
一方、足踏みスイッチ4cの押し下げ中はテーブル10が上昇し、上近接センサ47によってテーブル10が基台2から最も離れたことが検知された場合、昇降モータ43の回転が停止する。このときには、足踏みスイッチ4cを踏み続けても踏みなおしても昇降モータ43は回転停止したままである。
なお、テーブル10が同様に図1に示した所定高さに位置しており、メモリ/オートスイッチ4bが押し下げられた場合、下近接センサ71によってテーブル10が導入退出位置に到達したと検知されたら、昇降モータ43の回転が停止する。その後、チルトモータ70が回転してテーブル10は前傾を始める。図2に示す寝リミットスイッチ73bによってテーブル10の前傾姿勢が検知されたら、チルトモータ70の回転が停止する。
これに対し、テーブル10が導入退出位置に到達して既に前傾しているときに、メモリ/オートスイッチ4bが押し下げられた場合、最初にチルトモータ70が回転し、テーブル10が後傾を始める。チルト用ロッドネジ63のネジ部63bが上方に移動して、可動シャーシ62の支え受け部62bを上方に押し上げるので、テーブル10は水平位置に戻る。図2に示す起きリミットスイッチ73aによってテーブル10の水平姿勢が検知されたら、チルトモータ70の回転が停止する。その後、昇降モータ43が回転してテーブル10は上昇を始める。テーブル10がメモリポジションで自動的に停止したら、昇降モータ43の回転が停止する。なお、テーブル10が導入退出位置にあるが、前傾していなかった場合、メモリ/オートスイッチ4bが押し下げられると、テーブル10がメモリポジションまで上昇する。
図7(A)に示すようにテーブル10が基台2に向けて下降し、下近接センサ71によってテーブル10が導入退出位置に到達したことが検知された場合、図2に示すチルト処理部72で、チルトモータ70を所定方向に回転させる。これにより、チルト用ロッドネジ63のネジ部63bが下方に移動して、可動シャーシ62の支え受け部62bを下方に引っ張り、可動シャーシ62が固定シャーシ61に対して回動するので、テーブル10が前傾姿勢になる。寝リミットスイッチ73bによって、可動シャーシ62が固定シャーシ61に最も近づいたことが検知された場合、チルトモータ70の回転が停止する。具体的には、図7(B)に示すように、テーブル10は、支柱カバー24から遠い、テーブル10の正面側の端部が支柱カバー24に近い側(テーブル10の後方側)の端部よりも下方に位置する。
さらに、テーブル10が前傾した場合には、図7(B)に示すように、スロープ17を下方に向けて引き出すことができる。スロープ17の先端は診察室の床まで到達可能である。
このように、テーブル10が基台2に最も近づいた場合にはテーブル10が前傾するので、例えば大型の動物や老犬であっても動物自身でテーブル10に乗り降りしやすくなる。
(実施例2)
図8は、本発明の実施例2による診察台の斜視図である。なお、図8では、支柱21や支柱ガイド22を見やすくするために、図1で説明した支柱カバー24、支持上板35、テーブル10等の記載を省略している。
支柱ガイド22はテーブルとともに上下方向に移動する。このため、図8に示すように、無影灯90を支柱ガイド22に設置すれば、テーブルがどの高さに位置していても、テーブルから無影灯までの距離が一定に維持される。このため、術者が視野を確保するために、診察台に無影灯を設置して欲しいという要望に応ずることができるとともに、無影灯の高さ調整作業を減らすことができる。
また、診察台が点灯処理部(図示省略)を有していてもよい。テーブル10が導入退出位置にある場合、図1に示したメモリ/オートスイッチ4bが押し下げられると、テーブル10はメモリポジションまで上昇し、メモリポジションに到達したら停止する。テーブル10が停止したら、無影灯90を点灯させる。また、テーブル10が導入退出位置にはない場合、メモリ/オートスイッチ4bが押し下げられたときには、無影灯90を消灯させる。テーブル10は、導入退出位置に到達して前傾した後に停止する。このように、無影灯90は診察や手術する場合に点灯し、診察や手術が済んだら消灯するので、この点も術者の視野確保に貢献する。
あるいは、テーブルに生じた荷重に応じて点灯・消灯させてもよい。詳しくは、点灯処理部が、量り13の検知結果からテーブル10に所定値以上の荷重が生じた場合、無影灯90を点灯させ、所定値以上の荷重が生じなくなった場合、無影灯90を消灯させれば、消灯忘れを防止することができる。
(実施例3)
図9は、本発明の実施例3による診察台の斜視図である。なお、図9でも、支柱21や支柱ガイド22を見やすくするために、図1で説明した支柱カバー24、支持上板35、テーブル10等の記載を省略している。
支柱21は基台2に固定されている。このため、図9に示すように、把手91を支柱21に設置すれば、診察室の床を清掃するために診察台を移動させる場合に、図6で説明したテーブル10を持たなくて済み、テーブル10に設置された量り13への影響(測定結果の偏り等)を減らすことができる。なお、把手91には、動物用のリードを固定してもよい。
1…診察台、2…基台、3…本体ベース、4a,4b,4c…足踏みスイッチ、5…ベースカバー、6…ロードセル、10…テーブル、11…天板、12…天面、13…量り、13a…コード、13b…端子、13c…量り受け台、14…天板受け台、15a,15b…シャーシカバー、16…LED、17…スロープ、20…片持ち支持機構、21…支柱、22…支柱ガイド、23…シャーシ受けアーム、24…支柱カバー、30…昇降機構、31…ガイド用ローラ、32…軸受、33…ボールネジ、34…ナット、35…支持上板、36…ネジ側プーリ、37…モータ側プーリ、38…シンクロベルト、39…ケース、40…表示画面、41…ブザー、42…昇降モータ取付板、43…昇降モータ、44a,44b…クラッチ、45…計量処理部、46…昇降処理部、47…上近接センサ、51…監視処理部、60…チルト機構、61…固定シャーシ、61a…回動支持部、61b…取付板受け部、62…可動シャーシ、62a…回動部、62b…支え受け部、63…チルト用ロッドネジ、63a…ネジ頭部、63b…ネジ部、64…傾斜ブロック支え、65…チルトモータ取付板、66…軸受、67…回転ナット、68…モータ側プーリ、69…シンクロベルト、70…チルトモータ、71…下近接センサ、72…チルト処理部、73a…起きリミットスイッチ、73b…寝リミットスイッチ、80…制御部、90…無影灯、91…把手。

Claims (6)

  1. 基台と、
    該基台の上方に配置され、動物を載置可能なテーブルと、
    前記基台に設置され、前記テーブルの一端を支持して該テーブルの下方と前記基台の上方との間に空間を形成させる片持ち支持機構と、
    前記テーブルの側方に設けられ、該テーブルを上下方向に移動させる昇降機構と
    該昇降機構によって前記テーブルが下降して前記基台に最も近づいた場合、前記片持ち支持機構によって支持された前記テーブルの一端とは反対側の他端が前記テーブルの前記一端よりも下方に位置するように、前記テーブルの前記他端を下方に傾斜させるチルト機構と、前記テーブルの前記他端から引き出し可能なスロープと
    を備えることを特徴とする診察台。
  2. 前記基台上の障害物を検知する検知装置と、
    該検知装置で前記基台上の障害物が検知された場合、前記テーブルの下降を禁止する監視機構とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の診察台。
  3. 前記片持ち支持機構が、前記基台に固定される支柱と、該支柱に対して前記テーブルとともに上下方向に移動する支柱ガイドとを有し、該支柱ガイドに、無影灯が設けられていることを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の診察台。
  4. 前記テーブルが下降して前記基台に最も近づいた導入退出位置への移動か、該導入退出位置よりも上方に位置し、術者が予め設定したメモリポジションへの移動を切り換え可能なスイッチと、前記無影灯の点灯・消灯を制御する点灯処理部とを有し、
    該点灯処理部は、前記スイッチを押し下げて前記テーブルが前記メモリポジションに到達した場合に、前記無影灯を点灯させる、あるいは、前記テーブルが前記導入退出位置に到達させるために前記スイッチを押し下げた場合に、前記無影灯を消灯させることを特徴とする請求項に記載の診察台。
  5. 前記無影灯を、前記テーブルに所定値以上の荷重が生じた場合に点灯させ、該所定値以上の荷重が生じなくなった場合に消灯させる点灯処理部を有することを特徴とする請求項に記載の診察台。
  6. 前記テーブルが前記動物の体重を計量するための量りを有し、前記片持ち支持機構が前記テーブルに生じた荷重を受ける支柱を有し、該支柱に、把手が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の診察台。
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