JP6900762B2 - 三次元造形用データ生成装置、三次元造形装置、及び三次元造形用経路データ生成プログラム - Google Patents

三次元造形用データ生成装置、三次元造形装置、及び三次元造形用経路データ生成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、三次元造形用経路データ生成装置、三次元造形装置、及び三次元造形用経路データ生成プログラムに関する。
特許文献1には、3次元物体のコンピュータ支援設計モデルを修正する方法であって、 前記方法は、限界壁幅を設定することと、前記コンピュータ支援設計モデルの少なくとも1つのスライス層ポリラインを提供することであって、前記少なくとも1つのスライス層ポリラインが第1部分および第2部分を含む、少なくとも1つのスライス層ポリラインを提供することと、前記第1部分と前記第2部分との間の第1距離を判定することと、前記第1距離が前記限界壁幅より小さい場合に、前記第1部分と前記第2部分との間に第2距離を提供するように、前記第1部分および前記第2部分の位置を調整することであって、前記第2距離が前記限界壁幅とほぼ等しいか、または前記限界壁幅よりも大きい、前記第1部分および前記第2部分の位置を調整することと、を備える方法が開示されている。
特許文献2には、押出しベースの層状堆積システムを使用して3次元物体を形成する方法であって、3次元物体の層を構築するために空隙領域を定めるビルド径路を生成する段階と、前記空隙領域に少なくとも1つの中間径路を生成する段階と、前記少なくとも1つの中間径路に少なくとも部分的に基づいて残存径路を生成する段階と、を含むことを特徴とする方法が開示されている。
特表2010−533086号公報 特表2009−525207号公報
本発明は、三次元形状データをスライスしたスライス面の二次元データに基づいて設定された輪郭線に従って造形材料を連続して吐出すると共に、輪郭線の内部に造形材料を連続して吐出することにより三次元形状を造形する三次元造形法を用いて三次元形状を造形する際に、造形材料の積層方向に隙間が重なるのを抑制することができる三次元造形用データ生成装置、三次元造形装置、及び三次元造形用経路データ生成プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の三次元造形用データ生成装置の発明は、三次元形状の三次元形状データをスライスしたスライス面の二次元データに基づいて設定された輪郭線に従って造形材料が連続して吐出されると共に、前記輪郭線の内部に前記造形材料が連続して吐出されるように前記造形材料の吐出経路を表す経路データを生成する生成部と、前記造形材料の積層方向に前記造形材料が存在しない隙間が重なる場合は、前記隙間が重なる層のうち少なくとも1層の前記吐出経路の本数及び太さの少なくとも一方を変更することで前記吐出経路を変更する変更部と、を備える。
請求項2記載の発明は、前記変更部は、前記隙間が重なる層のうち前記積層方向における両端の層の前記吐出経路の本数及び太さの少なくとも一方を変更する。
請求項3記載の発明の三次元造形装置は、造形材料を吐出する吐出部と、請求項1又は請求項2記載の三次元造形用データ生成装置により生成された前記三次元造形用経路データを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記三次元造形用経路データに従って前記造形材料が吐出されるように前記吐出部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記輪郭線の内部に前記造形材料が連続して吐出される際に、前記隙間が重なる層のうち前記積層方向における両端の層の、前記吐出経路の折り返し部分で吐出される前記造形材料の量が、前記折り返し部分以外の部分で吐出される前記造形材料よりも多くなるように、前記吐出部による前記造形材料の吐出量を制御する
請求項記載の発明は、造形材料を吐出する吐出部と、請求項1又は請求項2記載の三次元造形用データ生成装置により生成された三次元造形用経路データを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記三次元造形用経路データに従って前記造形材料が吐出されるように前記吐出部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記輪郭線の内部に前記造形材料が連続して吐出される際に、前記吐出経路が重なる層のうち前記積層方向における両端の層の、前記吐出経路の折り返し部分で吐出される前記造形材料の量が、前記折り返し部分以外の部分で吐出される前記造形材料よりも多くなるように、前記吐出部の移動速度を遅くするよう制御する。
請求項記載の発明の三次元造形用経路データ生成プログラムは、コンピュータ三次元形状の三次元形状データをスライスしたスライス面の二次元データに基づいて設定された輪郭線に従って造形材料が連続して吐出されると共に、前記輪郭線の内部に前記造形材料が連続して吐出されるように前記造形材料の吐出経路を表す経路データを生成し、前記造形材料の積層方向に前記造形材料が存在しない隙間が重なる場合は、前記隙間が重なる層のうち少なくとも1層の前記吐出経路の本数及び太さの少なくとも一方を変更する処理を実行させるための三次元造形用経路データ生成プログラムである。
請求項1、に記載の発明によれば、三次元形状データをスライスしたスライス面の二次元データに基づいて設定された輪郭線に従って造形材料を連続して吐出すると共に、輪郭線の内部に造形材料を連続して吐出することにより三次元形状を造形する三次元造形法を用いて三次元形状を造形する際に、造形材料の積層方向に隙間が重なるのを抑制することができる、という効果を有する。
請求項2に記載の発明によれば、隙間が重なる層のうち積層方向における両端の層以外の吐出経路の本数及び太さの少なくとも一方を変更する場合と比較して、微少な穴が形成されるのが抑制される、という効果を有する。
請求項に記載の発明によれば、隙間が重なる層のうち積層方向における両端の層以外の層について、吐出経路の折り返し部分で吐出される造形材料の量が多くなるように吐出量を制御する場合と比較して、三次元形状の表面の隙間を小さくすることができる、という効果を有する。
請求項に記載の発明によれば、隙間が重なる層のうち積層方向における両端の層以外の層について、吐出経路の折り返し部分で吐出される造形材料の量が多くなるように吐出部の移動速度を遅くする場合と比較して、三次元形状の表面の隙間を小さくすることができる、という効果を有する。
三次元造形用経路データの生成装置の構成例を示す図である。 三次元形状の一例を示す図である。 三次元造形用経路データの生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 三次元形状の一例を示す斜視図である。 三次元形状の一例を示す側面図である。 三次元造形用経路データについて説明するための図である。 輪郭線の数を2本に増加させた場合の三次元造形用経路データについて説明するための図である。 三次元造形装置の構成例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る三次元造形用経路データの生成装置10の構成について説明する。
生成装置10は、例えばパーソナルコンピュータ等で構成され、コントローラ12を備える。コントローラ12は、CPU(Central Processing Unit)12A、ROM(Read Only Memory)12B、RAM(Random Access Memory)12C、不揮発性メモリ12D、及び入出力インターフェース(I/O)12Eを備える。そして、CPU12A、ROM12B、RAM12C、不揮発性メモリ12D、及びI/O12Eがバス12Fを介して各々接続されている。
また、I/O12Eには、操作部14、表示部16、通信部18、及び記憶部20が接続されている。なお、CPU12Aは、生成部及び変更部の一例である。
操作部14は、生成装置10のユーザーから指示を受け付ける、例えばマウス、キーボード、及びタッチパネル等の入力デバイスを含んで構成される。
表示部16は、例えば液晶ディスプレイ及び有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイスを含んで構成される。
通信部18は、例えばインターネット及びLAN(Local Area Network)といった通信回線に接続され、通信回線に接続されたパーソナルコンピュータ等の外部装置とデータ通信を行うためのインターフェースを有する。
記憶部20は、ハードディスク等の不揮発性の記憶装置で構成され、後述する三次元造形用経路データの生成プログラム、三次元形状データ等を記憶する。CPU12Aは、記憶部20に記憶された三次元造形用経路データの生成プログラムを読み込んで実行する。
図2は、三次元形状データによって表される三次元形状32の一例を示す図である。図2に示すように、生成装置10は、直交するX軸、Y軸、及びZ軸によって表される三次元座標空間を用いて三次元形状32を表す。
本実施形態では、三次元形状データのデータフォーマットとして、三次元形状32をボクセル34の集合によって表現するデータフォーマットを用いた場合について説明するが、他のデータフォーマットを用いてもよい。
ここで、ボクセル34とは、三次元形状32の基本要素であり、例えば直方体が用いられるが、直方体に限らず、球又は円柱等を用いてもよい。ボクセル34を積み上げることで所望の三次元形状32が表現される。また、各ボクセル34には、例えば色、強度、材質、質感等のボクセル34の性質を表す属性が指定されており、ボクセル34の有無及びボクセル34の属性によって、三次元形状32の色や材質等が表現される。以下、ボクセル34の属性として指定された色を色情報と称する。
ここで、「材質」とは、樹脂、金属、ゴム等の材料のジャンルを表す情報、ABS、PLA等の材料名を表す情報、市販されている材料の商品名、商品番号等を表す情報、ISO、JIS等の規格で定められている材料名、略称、番号等の材料を表す情報、熱伝導率、導電率、磁性等の材料特性を表す情報の少なくとも1つの情報を含む。
また、「質感」とは、三次元形状データの反射率、透過率、光沢、表面性状等の他、色だけではなく見た目又は触り心地を表す属性も含む。
なお、属性には、周期、数式、及び他の三次元形状データの少なくとも1つの情報を用いて設定される属性パターンを含む。属性パターンとは、一定周期の繰り返し、グラデーション、数式で表される傾斜や極点による表現、他の三次元形状データ等に従って三次元形状データの色、材質、質感等を連続的に変更すること、三次元形状データの指示された範囲を指示された形状で充填すること又は連続的に変更すること、の少なくとも1つを含む。
上述したように、三次元形状32はボクセル34の集合によって表されるが、具体的には、例えば三次元座標空間におけるX、Y、Zの座標の要素値nによって表される。ここで、nは0以上の整数である。三次元座標空間における座標を(X、Y、Z)で表せば、座標(X、Y、Z)にボクセル34が存在する場合は、nを1以上の整数とする。一方、座標(X、Y、Z)にボクセル34が存在しない場合は、nを0とする。これにより、三次元形状32が表される。
なお、nが1以上の場合、nはボクセルの属性を表す。例えばn=2の場合は、そのボクセルの材料がA、色が赤であることを表し、n=3であれば材料がB、色が緑であることを表す等である。すなわちnの値とボクセルの属性とは1対1に対応する。
また、三次元形状32の形状に制約はなく、三次元形状データを用いて表現される形状であれば、どのような形状であってもよい。
なお、本実施形態では、三次元形状データをスライスしたスライス面の二次元データに基づいて設定された、三次元形状の外面を画定する輪郭線に従って造形材料を連続して吐出すると共に、輪郭線の内部に造形材料を連続して吐出することにより三次元形状を造形する三次元造形法を用いて三次元形状を造形する際に、造形材料を吐出する経路を定めた三次元造形用経路データを生成する場合について説明する。三次元造形用経路データは、例えば造形材料の吐出経路及び造形材料の太さを含むデータである。
上記のような三次元造形法、すなわち一筆書きのように造形材料を連続して吐出することにより三次元形状を造形する三次元造形法としては、例えば熱可塑性樹脂を溶かし積層させることで三次元形状を造形する熱溶解積層法(FDM:Fused Deposition Modeling)等があるが、これに限られるものではない。
次に、図3を参照して、本実施の形態に係る生成装置10の作用を説明する。CPU12Aが三次元造形用経路データの生成プログラムを読み込んで実行することにより、図3に示す生成処理が実行される。なお、図3に示す生成処理は、例えば、ユーザーの操作により生成プログラムの実行が指示された場合に実行される。
なお、本実施形態では、説明を簡単にするために、図4に示すような直方体の三次元形状40の三次元造形用経路データを生成する場合について説明する。
ステップS100では、記憶部20から三次元形状データを読み込む。
ステップS102では、三次元形状データに基づいてスライスデータ(二次元データ)を生成する。具体的には、図5に示すように、三次元形状40が接地される接地面(XY平面)と平行な面をスライス面Sとして設定し、三次元形状40をZ軸方向に予め定めた間隔dでスライスすることによりスライスデータを生成する。生成されたスライスデータは、スライス面Sにおける三次元形状40の輪郭線を表すデータである。
ステップS104では、ステップS102で生成したスライスデータをボクセルデータに変換することでボクセルデータを生成する。ボクセルデータは、三次元形状40を例えば直方体等の予め定めた形状のボクセルで表したデータである。従って、ステップS104では、ステップS102で生成したスライスデータで表される輪郭線で囲まれた領域を複数のボクセルに分割する。
ステップS106では、ステップS104で生成されたスライスデータに基づいて、造形材料の吐出経路を表す経路データを生成する。
本実施形態では、一筆書きのように造形材料を連続して吐出することにより三次元形状を造形する三次元造形法を用いるので、スライスデータに基づいて造形材料が吐出される吐出領域の輪郭線を求め、求めた輪郭線及び輪郭線の内部に造形材料を連続して吐出する経路を求める。
図5に示す三次元形状40の場合、スライス面Sでスライスした場合のXY平面における形状は矩形状となる。この場合、図6に示すように、三次元形状40の輪郭線に従って造形材料50が連続して吐出される経路52A、及び、輪郭線の内部に造形材料50が折り返されながら連続して吐出される経路52Bを含む経路52を表す経路データが生成される。
ところで、図6に示すように、経路52Aに沿って吐出された造形材料50と、経路52Bに沿って吐出された造形材料50との間には、造形材料が存在しない隙間54が発生する。
三次元形状40のような直方体の場合、各スライス面における二次元形状は全て同じ矩形状となる。この場合、各層の隙間54が同じ位置に発生するため、複数の層の隙間54が造形材料の積層方向、すなわちZ軸方向に重なることにより、三次元形状40に複数の微少な穴が形成されてしまうこととなる。
そこで、ステップS108では、造形材料の積層方向に輪郭線が重なる層が存在するか否かを判定し、存在する場合はステップS110へ移行し、存在しない場合はステップS112へ移行する。
ステップS110では、輪郭線が重なる層のうち少なくとも1層の輪郭線の本数及び太さの少なくとも一方を変更する。
例えば、Z方向において最上層の輪郭線を2本に増加させ、その他の層の輪郭線は1本のままとする。この場合、図7に示すように、2本に増加された輪郭線に従って造形材料50が連続して吐出される経路56A、及び、輪郭線の内部に造形材料50が折り返されながら連続して吐出される経路56Bを含む経路56を表す経路データが生成される。また、最上層以外の層については、図6に示す経路52を表す経路データが生成される。
これにより、図7に示すように、経路56Aに沿って吐出された造形材料50と、経路56Bに沿って吐出された造形材料50との間に発生する隙間58のXY平面における位置は、図6に示す隙間54のXY平面における位置と重ならない。このため、三次元形状40に複数の微少な穴が形成されるのが抑制される。
なお、最上層だけでなく、最下層の輪郭線の本数を最上層と同様に増加させてもよい。また、例えば最上層の輪郭線の太さを他の層と比べて太くしてもよい。これにより、最上層に発生する隙間のXY平面の位置と最上層以外の層に発生する隙間のXY平面における位置が異なることとなり、三次元形状40に複数の微少な穴が形成されるのが抑制される。なお、この場合も、最上層だけでなく、最下層の輪郭線の太さを最上層と同様に太くしてもよい。
ステップS112では、上記の処理を行うことにより生成された三次元造形用経路データを記憶部20に記憶する。
このように、本実施形態では、造形材料の積層方向に輪郭線が重なる層が存在する場合には、輪郭線が重なる層のうち少なくとも1層の輪郭線の本数及び太さの少なくとも一方を変更する。これにより、造形材料の積層方向に隙間が重なり、微少な穴が形成されるのが抑制される。
次に、三次元造形用経路データの生成装置10により生成された三次元造形用経路データを用いて三次元形状を造形する三次元造形装置について説明する。
図8には、本実施の形態に係る三次元造形装置100の構成を示した。図12に示すように、三次元造形装置100は、吐出ヘッド102、吐出ヘッド駆動部104、造形台106、造形台駆動部108、取得部110、及び制御部112を備える。
吐出部の一例としての吐出ヘッド102は、三次元形状40を造形するための造形材料を吐出する。吐出ヘッド102は、吐出ヘッド駆動部104によって駆動され、XY平面上を二次元に走査される。
造形台106は、造形台駆動部108によって駆動され、Z軸方向に昇降される。
取得部110は、三次元造形用経路データの生成装置10が生成した三次元造形用経路データを取得する。
制御部112は、取得部110が取得した三次元造形用経路データに従って造形材料が吐出されるように、吐出ヘッド駆動部104を駆動して吐出ヘッド102を二次元に走査させると共に、吐出ヘッド102による造形材料の吐出を制御する。
また、制御部112は、各層の造形が終了する毎に、造形台駆動部108を駆動して造形台106を予め定めた間隔d分降下させる。
ここで、三次元造形用経路データの生成装置10が生成した三次元造形用経路データは、輪郭線が重なる層のうち少なくとも1層の輪郭線の本数及び太さの少なくとも一方が変更された三次元造形用経路データである。このため、輪郭線に沿って吐出された造形材料と、輪郭線の内部に折り返されながら吐出された造形材料と、の間に発生する隙間が積層方向に重なるのが抑制され、微少な穴が形成されるのが抑制される。
なお、取得部110が、輪郭線が重なる層のうち少なくとも1層の輪郭線の本数及び太さの少なくとも一方が変更されていない三次元造形用経路データを取得してもよい。すなわち、図3のステップS106で生成された三次元造形用経路データを取得してもよい。
この場合、制御部112は、輪郭線の内部に造形材料が連続して吐出される際に、吐出経路の折り返し部分で吐出される造形材料の量が、折り返し部分以外の部分で吐出される造形材料よりも多くなるように、吐出ヘッド102による造形材料の吐出量を制御するようにしてもよい(第1の制御)。なお、吐出量の制御は、例えば吐出圧を変えることにより行ってもよいし、造形材料の温度を上げて粘度を下げることにより行ってもよい。これにより、吐出経路の折り返し部分で吐出される造形材料の量と折り返し部分以外の部分で吐出される造形材料の量とを同じにした場合と比較して、輪郭線に沿って吐出された造形材料と輪郭線の内部に折り返されながら吐出された造形材料との間に発生する隙間が小さくなり、微少な穴が形成されるのが抑制される。また、上記の第1の制御を、輪郭線が重なる層のうち積層方向における両端の層に適用すると、表面に発生する隙間が小さくなる。
また、制御部112は、輪郭線の内部に造形材料が連続して吐出される際に、吐出経路の折り返し部分で吐出される造形材料の量が、折り返し部分以外の部分で吐出される造形材料よりも多くなるように、吐出ヘッド102の移動速度を遅くするよう制御してもよい(第2の制御)。これにより、吐出経路の折り返し部分と折り返し部分以外の部分とで吐出ヘッドの移動速度を同じにした場合と比較して、輪郭線に沿って吐出された造形材料と輪郭線の内部に折り返されながら吐出された造形材料との間に発生する隙間が小さくなり、微少な穴が形成されるのが抑制される。また、上記の吐出ヘッド102の移動速度を遅くする制御を、輪郭線が重なる層のうち積層方向における両端の層に適用すると、表面に発生する隙間を小さくなる。
また、輪郭線が重なる層のうち少なくとも1層の輪郭線の本数及び太さの少なくとも一方が変更された三次元造形用経路データを取得して、上記の第1の制御又は第2の制御を実行するようにしてもよい。これにより、輪郭線に沿って吐出された造形材料と輪郭線の内部に折り返されながら吐出された造形材料との間に発生する隙間が更に小さくなり、微少な穴が形成されるのが更に抑制される。
以上、各実施形態を用いて本発明について説明したが、本発明は各実施形態に記載の範囲には限定されない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で各実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、図3に示した三次元造形用経路データの生成処理をASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウエアで実現するようにしてもよい。この場合、ソフトウエアで実現する場合に比べて、処理の高速化が図られる。
また、各実施形態では、三次元造形用経路データの生成プログラムがROM12Bにインストールされている形態を説明したが、これに限定されるものではない。本実施形態に係る三次元造形用経路データの生成プログラムを、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記録した形態で提供してもよい。例えば、本発明に係る三次元造形用経路データの生成プログラムを、CD(Compact Disc)−ROM及びDVD(Digital Versatile Disc)−ROM等の光ディスクに記録した形態、若しくはUSB(Universal Serial Bus)メモリ及びメモリカード等の半導体メモリに記録した形態で提供してもよい。また、本実施形態に係る三次元造形用経路データの生成プログラムを、通信部18に接続された通信回線を介して外部装置から取得するようにしてもよい。
10 三次元造形用経路データの生成装置
12 コントローラ
14 操作部
16 表示部
18 通信部
20 記憶部
32 三次元形状
34 ボクセル
40 三次元形状
50 造形材料
52、56 経路
54、58 隙間
100 三次元造形装置
102 吐出ヘッド
104 吐出ヘッド駆動部
106 造形台
108 造形台駆動部
110 取得部
112 制御部

Claims (5)

  1. 三次元形状の三次元形状データをスライスしたスライス面の二次元データに基づいて設定された輪郭線に従って造形材料が連続して吐出されると共に、前記輪郭線の内部に前記造形材料が連続して吐出されるように前記造形材料の吐出経路を表す経路データを生成する生成部と、
    前記造形材料の積層方向に前記造形材料が存在しない隙間が重なる場合は、前記隙間が重なる層のうち少なくとも1層の前記吐出経路の本数及び太さの少なくとも一方を変更する変更部と、
    を備えた三次元造形用データ生成装置。
  2. 前記変更部は、前記隙間が重なる層のうち前記積層方向における両端の層の前記吐出経路の本数及び太さの少なくとも一方を変更する
    請求項1記載の三次元造形用データ生成装置。
  3. 造形材料を吐出する吐出部と、
    請求項1又は請求項2記載の三次元造形用データ生成装置により生成された三次元造形用経路データを取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記三次元造形用経路データに従って前記造形材料が吐出されるように前記吐出部を制御する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記輪郭線の内部に前記造形材料が連続して吐出される際に、前記隙間が重なる層のうち前記積層方向における両端の層の、前記吐出経路の折り返し部分で吐出される前記造形材料の量が、前記折り返し部分以外の部分で吐出される前記造形材料よりも多くなるように、前記吐出部による前記造形材料の吐出量を制御する
    三次元造形装置。
  4. 造形材料を吐出する吐出部と、
    請求項1又は請求項2記載の三次元造形用データ生成装置により生成された三次元造形用経路データを取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記三次元造形用経路データに従って前記造形材料が吐出されるように前記吐出部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記輪郭線の内部に前記造形材料が連続して吐出される際に、前記吐出経路が重なる層のうち前記積層方向における両端の層の、前記吐出経路の折り返し部分で吐出される前記造形材料の量が、前記折り返し部分以外の部分で吐出される前記造形材料よりも多くなるように、前記吐出部の移動速度を遅くするよう制御する
    次元造形装置。
  5. コンピュータ
    三次元形状の三次元形状データをスライスしたスライス面の二次元データに基づいて設定された輪郭線に従って造形材料が連続して吐出されると共に、前記輪郭線の内部に前記造形材料が連続して吐出されるように前記造形材料の吐出経路を表す経路データを生成し、
    前記造形材料の積層方向に前記造形材料が存在しない隙間が重なる場合は、前記隙間が重なる層のうち少なくとも1層の前記吐出経路の本数及び太さの少なくとも一方を変更する
    処理を実行させるための三次元造形用経路データ生成プログラム。
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