JP6900736B2 - 学習支援装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、遠隔授業を支援する技術に関する。
学校と、学校から離れた場所にいる教師とをネットワークを通じて接続し、映像や音声を送信して授業を行う遠隔授業システムが知られている。そのような遠隔授業システムの一例が特許文献1に記載されている。
特開2005−338510号公報
特許文献1に記載されるような遠隔授業システムでは、学校側と教師側との間で映像や音声が送受信されて授業が行われる。また、最近の遠隔授業システムでは、生徒がデジタルペン、タブレットPCなどのデバイスを使用し、そのようなデバイスに対する生徒の入力情報を教師側に送信して教師側で表示し、その内容や進捗状況に基づいて生徒の理解度を評価するようなことも行われている。
例えば、授業中に演習や効果確認テストなどを行う場合、複数の生徒の入力情報(テストなどに対する解答情報)が遠隔授業システムによって教師側へ送信される。この場合、教師は、生徒の解答による得点のみならず、問題の難易度や質を考慮した評価ができることが好ましい。
本発明は、問題の難易度や質を考慮してユーザの解答の評価を行うことが可能な学習支援装置を提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、ユーザが使用する入力デバイスとネットワークを通じて通信する学習支装置は、複数の領域毎に用意された複数の問題と、各問題の得点と、各問題の評価ポイントと、を含むテスト情報を記憶した記憶部と、前記問題に対して前記ユーザが前記入力デバイスにより入力した解答を示す入力データを取得する取得手段と、前記テスト情報を参照し、前記入力データに基づいて、前記ユーザの解答に対応する評価ポイントを前記領域毎に集計する集計手段と、前記評価ポイントに基づく評価を前記領域毎に示すチャートを作成するチャート作成手段と、を備え、前記評価ポイントは、各問題の難易度を示す難易度ポイントを含む
本発明の他の観点では、ユーザが使用する入力デバイスとネットワークを通じて通信する学習支援装置は、複数の領域毎に用意された複数の問題と、各問題の得点と、各問題の評価ポイントと、を含むテスト情報を記憶した記憶部と、前記問題に対して前記ユーザが前記入力デバイスにより入力した解答を示す入力データを取得する取得手段と、前記テスト情報を参照し、前記入力データに基づいて、前記ユーザの解答に対応する評価ポイントを前記領域毎に集計する集計手段と、前記評価ポイントに基づく評価を前記領域毎に示すチャートを作成するチャート作成手段と、を備え、前記評価ポイントは、各問題の品質を示す品質ポイントを含む。
上記の学習支援装置は、ユーザが使用する入力デバイスとネットワークを通じて通信可能に構成される。学習支援装置は、複数の領域毎に用意された複数の問題と、各問題の得点と、各問題の評価ポイントと、を含むテスト情報を記憶した記憶部を備える。学習支援装置は、問題に対してユーザが入力デバイスにより入力した解答を示す入力データを取得し、テスト情報を参照して、前記入力データに基づいて、前記ユーザの解答に対応する評価ポイントを前記領域毎に集計する。そして、評価ポイントに基づく評価を領域毎に示すチャートを作成する。好適には、評価ポイントは、各問題の難易度を示す難易度ポイント、又は、各問題の品質を示す品質ポイントを含む。これにより、問題の難易度や質の観点からユーザの解答を評価することができる。
上記の学習支援装置の一態様では、前記チャートは、前記領域毎に前記評価ポイントの獲得率を示すレーダーチャートである。この態様では、領域毎に、難易度や質に基づく評価を表示することができる。
上記の学習支援装置の他の一態様は、前記評価ポイントの獲得率が所定値以下である領域について、領域毎のコメントを生成するコメント生成手段を備える。この態様では、評価ポイントの獲得率が低い領域については、コメントが提示される。
上記の学習支援装置の他の一態様は、外部の端末装置からの要求に応じて、前記チャート作成手段が作成したチャートを送信する送信手段を備える。この態様では、作成されたチャートを他の端末装置に送信して表示することができる。
本発明の他の観点では、コンピュータを備え、ユーザが使用する入力デバイスとネットワークを通じて通信する学習支装置により実行されるプログラムは、複数の領域毎に用意された複数の問題と、各問題の得点と、各問題の評価ポイントと、を含むテスト情報を記憶した記憶部、前記問題に対して前記ユーザが前記入力デバイスにより入力した解答を示す入力データを取得する取得手段、前記テスト情報を参照し、前記入力データに基づいて、前記ユーザの解答に対応する評価ポイントを前記領域毎に集計する集計手段、前記評価ポイントに基づく評価を前記領域毎に示すチャートを作成するチャート作成手段、として前記コンピュータを機能させ、前記評価ポイントは、各問題の難易度を示す難易度ポイントを含む。このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記の学習支援装置を実現することができる。
本発明の他の観点では、コンピュータを備え、ユーザが使用する入力デバイスとネットワークを通じて通信する学習支援装置により実行されるプログラムは、複数の領域毎に用意された複数の問題と、各問題の得点と、各問題の評価ポイントと、を含むテスト情報を記憶した記憶部、前記問題に対して前記ユーザが前記入力デバイスにより入力した解答を示す入力データを取得する取得手段、前記テスト情報を参照し、前記入力データに基づいて、前記ユーザの解答に対応する評価ポイントを前記領域毎に集計する集計手段、前記評価ポイントに基づく評価を前記領域毎に示すチャートを作成するチャート作成手段、として前記コンピュータを機能させ、前記評価ポイントは、各問題の品質を示す品質ポイントを含む。このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記の学習支援装置を実現することができる。
実施形態に係る遠隔授業システムの構成を示す。 管理サーバの内部構成を示すブロック図である。 採点情報の例を示す。 解答状況の分析項目の例を示す。 コメントテーブルの例を示す。 生徒の解答の分析結果の表示例を示す。 分析結果データ生成処理のフローチャートである。 コメント生成処理のフローチャートである。 チャート生成処理のフローチャートである。 問題の品質ポイントを説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
[全体構成]
図1は、本発明の学習支援装置を適用した遠隔授業システムの構成を示す。遠隔授業システム100は、生徒側(学校)に設けられる入力デバイス10及び接続デバイス12と、管理サーバ20と、教師側に設けられる教師用端末30とをネットワーク5を介して通信可能に構成したものである。
生徒側には、各生徒が使用する入力デバイス10と、接続デバイス12とが設けられる。入力デバイス10は、デジタルペン10a、又は、タブレット10bとタッチペン10cの組み合わせである。即ち、生徒は、テストや演習を行う際、デジタルペン10aを利用して専用用紙である答案用紙に解答を入力するか、タブレット10bに対してタッチペン10cで解答を入力する。以下の説明では、単に「入力デバイス10」と言った場合は、デジタルペン10a、及び、タブレット10bとタッチペン10cの組み合わせの両方を含むものとする。なお、図1では、便宜上、デジタルペン10aと、タブレット10b及びタッチペン10cを1つずつしか図示していないが、実際には、生徒数に応じた数のデジタルペン10a又はタブレット10bとタッチペン10cが使用される。
接続デバイス12は、入力デバイス10から受信したデータを外部へ送信するための通信用端末である。接続デバイス12は、例えば、PC、スマートフォンなどであり、入力デバイス10から入力データD1を受信する。入力デバイス10と接続デバイス12との間の通信は、無線であっても有線であってもよい。本実施形態では、入力データD1は、デジタルペン10a、又は、タブレット10bとタッチペン10cの組み合わせを用いて生徒が入力した解答情報である。接続デバイス12は、受信した入力データD1を、ネットワーク5を通じて管理サーバ20へ送信する。なお、ネットワーク5を通じた接続デバイス12と管理サーバ20との通信は有線であっても無線であってもよい。
管理サーバ20は、テスト情報データベース(以下、「データベース」を「DB」と記す。)24、及び、テスト結果DB28に接続されている。管理サーバ20は、生徒側の接続デバイス12から各生徒の入力データD1を受信し、各生徒の解答内容及び解答状況を分析する。そして、管理サーバ20は、個々の生徒の得点率、チャート、コメントなどの情報、及び、クラス全体の平均得点率や得点率分布などの情報を生成し、表示データD2として、ネットワーク5を通じて教師用端末30へ送信する。ネットワーク5を通じた管理サーバ20と教師用端末30との通信は有線であっても無線であってもよい。
教師側に設けられた教師用端末30は、例えばデスクトップPC、ラップトップPC、タブレットPCなどである。なお、教師用端末30がタブレットPCである場合には、生徒側に設けられる接続デバイス12の如き通信用端末を教師側に設けてもよい。教師用端末30は例えば液晶ディスプレイなどの表示部を備える。教師用端末30は、管理サーバ20から表示データD2を受信し、教師用端末30の表示部に表示する。
[管理サーバの構成]
図2は、管理サーバ20の内部構成を示すブロック図である。管理サーバ20は、通信部21と、ストローク抽出部22と、解答状況分析部23と、得点率算出部25と、チャート生成部26と、コメント生成部27と、を備える。なお、これらの構成要素と、テスト情報DB24と、テスト結果DB28とは、バス29を介して相互に接続されている。
通信部21は、ネットワーク5を通じて生徒側の接続デバイス12及び教師側の教師用端末30と通信を行うための通信ユニットである。ストローク抽出部22は、通信部21が生徒側の接続デバイス12から受信した入力データD1から、生徒が入力したストロークを抽出する。具体的には、ストローク抽出部22は、入力データD1に基づいて、生徒が解答を入力した「時間」、「位置座標」、「ストローク数」などを抽出する。
テスト情報DB24は、生徒に実施させるテストに関する情報であるテスト情報を記憶している。本実施形態では、テストは算数のテストであり、「整数」、「小数」、「分数」などの複数の領域(学習領域)毎に問題が用意されているものとする。テスト情報は、テストの問題情報、解答情報、採点情報などを含む。採点情報は、個々の問題に対する得点(配点)などを示し、採点のために利用される情報である。
図3に、採点情報の一例を示す。図示のように、採点情報は、「領域」毎に、「問題番号」、「得点」、「難易度ポイント」の情報を含む。「問題番号」は各問題の識別番号であり、領域毎に分類された番号が付与されている。「得点」は、各問題の得点である。「難易度ポイント」は、各問題の難易度に基づくポイントである。テストに含まれる複数の問題には、やさしい問題から難しい問題まで、難易度の異なる問題が含まれている。ここで、問題毎の得点には、多少は難易度を反映させることはできるものの、問題毎にあまり大きく得点が異なるのは好ましくない。そこで、問題毎にある程度均等に得点を割り当てるのに加えて、難易度の高い問題を正解した生徒にはその分高い評価与えることができるように、難易度ポイントを設けている。即ち、生徒が正答した問題については、得点とは別に難易度ポイントが付与される。図3の例では、問題1−1を正解した場合、得点「1」が得られるのに加えて、難易度ポイント「3」が得られることになる。このように、評価の指標として難易度ポイントを導入することにより、問題の難易度を考慮した評価が可能となる。なお、難易度ポイントは、本発明における評価ポイントの一例である。
テスト結果DB28は、各生徒が過去に実施したテストの結果及びその分析結果データを含むテスト結果情報を記憶している。テスト結果DB28は、テストの実施日時ごとにテスト結果情報を記憶している。具体的に、テスト結果情報は、1回のテストについて、各生徒の記述した解答、採点結果、そのテストにおける生徒の順位(クラス順位、学年順位、全体順位など)、生徒による解答の状況に関する情報(例えば、テスト全体の解答時間、問題別解答時間、正誤情報、記述量など)、分析結果データなどを含む。また、テスト結果DB28は、過去に実施されたテストについてのテスト結果情報も記憶している。
解答状況分析部23は、生徒による解答の状況に関する情報(以下、「解答状況」とも呼ぶ。)を分析する。ここで、「解答状況」とは、問題に対する解答自体ではなく、生徒が解答を入力しているときの状況を示す情報である。図4は、解答状況分析部23が分析する項目である分析項目の例を示す。図4において、「分析項目」は分析が行われる項目であり、「内容」は分析により取得したい情報を意味する。また、「使用するデータ」は、分析のために使用されるデータを示す。
例えば、分析項目「解答時間(全体)」は、生徒が全問題の解答に要した時間であり、ストローク抽出部22が抽出した「時間」に基づいて分析される。分析項目「解答時間(問題別)」は、生徒が該当する問題の解答に要した時間であり、同様にストローク抽出部22が抽出した「時間」に基づいて分析される。分析項目「正誤」は、生徒による解答の正誤(正答か誤答か)を示し、ストローク抽出部22が抽出した位置座標に基づいて入力内容を取得し、これをOCR処理して正答データと比較することにより分析される。分析項目「記述量」は、生徒が入力した文字量であり、ストローク抽出部22が抽出した位置座標とストローク数の積により得られる。また、これら以外に、例えばストローク抽出部22が抽出したストロークに基づき、生徒による入力が一時的に停止している場合、これを「つまづき」、即ち、思考がスムーズに進んでいない状況と分析してもよい。このように、解答状況分析部23は、ストローク抽出部22が抽出した「時間」、「位置座標」、「ストローク数」などのデータに基づいて各分析項目についての分析を行い、その結果として解答状況情報を生成する。
得点率算出部25は、生徒の解答の得点率を算出する。ここで、得点率とは、
(得点率)=(正答により得た得点の合計)/(全問題の得点の合計)
で与えられる。
チャート生成部26は、生徒の解答に基づいて、領域毎に前述の難易度ポイントを集計し、その結果に基づいて、1つの評価指標としてレーダーチャートを生成する。具体的には、チャート生成部26は、図3に例示する採点情報を参照して、生徒の解答により獲得した難易度ポイントを集計し、領域毎に以下のように難易度ポイントの獲得率を算出する。
(難易度ポイントの獲得率)
=(取得した難易度ポイントの合計)/(全問題の難易度ポイントの合計)
そして、チャート生成部26は、領域毎に算出した難易度ポイントの獲得率に基づいて、レーダーチャートを生成する。このレーダーチャートは、生徒の解答による得点に基づくのではなく、難易度ポイントに基づいて作成されるので、単純な得点能力よりも、難易度の高い問題への適応能力を示す指標となる。また、チャート生成部26は、算出した難易度ポイントの獲得率に基づいて、必要に応じて領域別コメントを生成する。例えば、チャート生成部26は、難易度ポイントの獲得率が50%未満である領域について、領域別コメントを生成する。
コメント生成部27は、解答状況分析部23による分析結果、即ち、解答状況情報に基づいて、教師に対して提示するコメントを生成する。コメント生成部27は、解答状況情報の判断基準と、対応するコメントとを紐付けて記憶したコメントテーブルを備える。図5は、コメントテーブルの例を示す。
コメントテーブルは、「評価項目」、「使用する解答状況情報」、「判定基準」及び「コメント」を含む。「評価項目」は評価すべき項目であり、本例では「解答時間」、「思考状態」、「試行錯誤」の3つが用意されている。「使用する解答状況情報」は、評価項目の評価に使用する解答状況情報を示す。なお、本例では、図4に示す解答状況情報を使用するものとする。「判定基準」は、各評価項目について判定する基準を示す。「コメント」は、判定基準に合致する場合に生成されるコメントを示す。
例えば、評価項目「解答時間」については、解答状況情報として、「解答時間(問題別)」と「正誤」が使用される。例えば、ある生徒の解答状況情報が、問題別の解答時間が短く、かつ、正誤の分析結果として得られた正解率が低いという判定基準に合致する場合には、その生徒は解答は早いが正確性に欠けるので、コメント生成部27は、「早く解けたら、見直しをするようにさせましょう。」というコメントを生成する。一方、ある生徒の解答状況情報が、問題別の解答時間が長く、かつ、正誤の分析結果として得られた正解率が高いという判定基準に合致する場合には、その生徒は正確性は高いがスピードが遅いので、コメント生成部27は、「暗算でできるところはさせて時間の短縮に努めさせましょう。」というコメントを生成する。図5に示すように、他の評価項目である「思考状態」、「試行錯誤」についても、判定基準と、その判定基準に合致した場合に生成されるコメントとが対応付けて用意されている。このように、コメント生成部27は、解答状況分析部23による解答状況情報の組合せを所定の判定基準に照らし合わせ、その判定基準に合致する場合には、あらかじめ用意されたコメントを生成する。なお、解答状況情報が判定基準に適合しない場合には、コメントは生成されない。
得点率算出部25が算出した得点率、チャート生成部26が生成したレーダーチャート及び領域別コメント、コメント生成部27が生成した全体コメントなどは、生徒の解答を分析した結果のデータ(以下、「分析結果データ」と呼ぶ。)として、通信部21を通じて教師用端末30へ送信される。
上記の構成において、通信部21は本発明における取得手段及び送信手段の一例であり、チャート生成部26は本発明における集計手段、チャート生成手段、及び、コメント生成手段の一例である。
[情報の表示方法]
次に、本実施形態による情報の表示方法について説明する。本実施形態では、教師は、教師用端末30を操作することにより、各生徒の解答の分析結果を管理サーバ20から受信して教師用端末30上で見ることができる。図6は、生徒の解答の分析結果の表示例を示す。この表示例は、大別して、検索エリア40と、全体情報エリア50と、個人情報エリア60とを含む。検索エリア40は、表示させる分析結果を検索する際の入力部であり、「年」、「組(クラス)」、「科目」、「テスト」、「実施日」などの入力項目がある。教師は、これらの入力項目に必要事項を入力して検索を行う。検索により得られた分析結果が、全体情報エリア50及び個人情報エリア60に表示される。
全体情報エリア50は、クラス全体に関する情報を表示するエリアであり、クラスの平均得点率51と、クラスの得点率分布52と、クラスの点数一覧53とを含む。クラスの平均得点率51は、クラスに属する生徒の得点率の平均値である。クラスの得点率分布52は、クラスに属する生徒の得点率を10点毎の10個のグループに分類した結果を示す棒グラフである。クラスの点数一覧53は、クラスに属する生徒(児童)の得点率をリスト表示したものである。
教師がクラスの点数一覧53に表示された生徒のリストから特定の生徒を示すバーを選択すると、その生徒に関する分析結果が個人情報エリア60に表示される。図6の例では、クラスの点数一覧53において「児童08」が選択されており、その児童に関する分析結果データが個人情報エリア60に表示されている。
個人情報エリア60は、テスト実施情報61と、得点率62と、全体コメント63と、レーダーチャート64と、領域別コメント65とを含む。テスト実施情報61は、実施されたテストに関する情報を示し、具体的には「年組番号」、「氏名」、「科目」、「テスト」、「実施日」などを含む。得点率62は、表示対象の生徒(本例では「児童08」)の得点率を示す。
「全体のポイント」欄には、表示対象の生徒のテスト結果に関するコメントである全体コメント63が表示される。全体コメント63は、前述のコメント生成部27が、図5に例示するコメントテーブルを参照して生成したものである。具体的には、各評価項目に対応する解答状況情報が、予め用意された判定基準に合致した場合に、その判断基準に対応して用意されたコメントが表示される。即ち、全体コメント63は、テストにおける生徒の得点ではなく、「問題別解答時間」、「正誤」、「記述量」など、テストにおける生徒の解答状況を分析した結果として生成されたコメントである。
「領域別のバランス」欄には、レーダーチャート64と領域別コメント65が表示される。レーダーチャート64は、前述のように、チャート生成部26が、テストを構成する複数の領域毎に難易度ポイントを集計した結果に基づいて生成されたものである。図6の例では、算数のテストにおいて「関数」、「小数」、「分数」、「図形」、「表・グラフ」の5つの領域毎に、生徒の解答に基づいて難易度ポイントの獲得率を算出し、これをレーダーチャートで示している。レーダーチャートには、参考のために合格ライン(例えば難易度ポイントの獲得率が50%)を太線の五角形で示している。
領域別コメント65は、レーダーチャート64の基になった領域別の難易度ポイントの獲得率に基づいて生成される。チャート生成部26は、算出した難易度ポイントの獲得率に基づいて、必要に応じて領域別コメントを生成する。図6の例では、難易度ポイントの獲得率が50%未満である領域「整数」について、領域別コメント65が表示されている。
[分析結果データ生成処理]
次に、本実施形態による分析結果データ生成処理について説明する。分析結果データ生成処理は、管理サーバ20が、生徒の入力した解答に基づいて、図6に示すような分析結果データを生成する処理である。図7は、分析結果データ生成処理のフローチャートである。この処理は、生徒側の入力デバイス10から取得した入力データD1に基づいて、管理サーバ20により行われる。なお、実際には、この処理は、管理サーバ20に設けられるコンピュータが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
まず、管理サーバ20は、接続デバイス12及びネットワーク5を介して、生徒の使用する入力デバイス10から入力データD1を受信する(ステップS1)。次に、管理サーバ20は、ストローク抽出部22により、入力データD1から生徒が入力したストロークを抽出する。具体的には、ストローク抽出部22は、入力データD1に基づいて、生徒が解答を入力した「時間」、「位置座標」、「ストローク数」などを抽出する。次に、管理サーバ20は、得点率算出部25により、生徒の解答の得点率を算出する(ステップS3)。
次に、管理サーバ20は、コメント生成処理を行う(ステップS4)。コメント生成処理を図8に示す。コメント生成処理においては、まず、解答状況分析部23が、ストローク抽出部22の出力に基づいて生徒の解答状況を分析し、「解答時間(全体)」、解答時間(問題別)」、「正誤」、「記述量」などの分析項目毎に解答状況情報を生成する(ステップS11)。次に、コメント生成部27は、図5に例示したようなコメントテーブルを参照し、解答状況分析部23が生成した解答状況情報の組合せが判定基準に該当する場合に、用意されたコメントを取得する。そして、該当する判定基準に対応する一又は複数のコメントを含む全体コメントを生成する(ステップS12)。そして、処理は、図7のメインルーチンに戻る。
次に、管理サーバ20は、チャート生成処理を行う(ステップS5)。図9は、チャート生成処理のフローチャートである。チャート生成処理では、チャート生成部26は、生徒の解答に基づいて、テストの領域ごとに難易度ポイントを集計し、難易度ポイントの獲得率を算出する(ステップS21)。次に、チャート生成部26は、難易度ポイントの獲得率に基づいて、図6に例示するようなレーダーチャートを作成する(ステップS22)。また、チャート生成部26は、領域毎の難易度ポイントの獲得率が所定の基準未満(例えば、50%未満)である場合には、それに対応する領域別コメントを生成する(ステップS23)。図6の例では、領域「整数」についての領域別コメントが生成されている。そして、処理は、図7のメインルーチンに戻る。
次に、管理サーバ20は、ステップS3で生成された得点率、ステップS4で生成された全体コメント、並びに、ステップS5で生成されたレーダーチャート及び領域別コメントを、分析結果データとして当該生徒の識別情報と紐付けてテスト結果DB28に保存する(ステップS6)。これで分析結果データ生成処理は終了する。こうして生成され、テスト結果DB28に記憶された分析結果データは、図6に示すように、教師用端末30から検索し、表示して閲覧することができる。
[変形例] (変形例1)
上記の実施形態では、管理サーバ20と教師用端末30とを独立して設けているが、その代わりに管理サーバ20の機能を教師用端末30に含めても良い。この場合、教師端末30は、本発明の取得手段、送信手段、集計手段、チャート生成手段、及び、コメント生成手段の一例である。
(変形例2)
上記の実施例では、採点情報に、問題の難易度を示す難易度ポイントを設け、難易度ポイントの獲得率に基づいてレーダーチャートを作成しているが、難易度ポイントの代わりに、問題の品質を示す品質ポイントを設け、品質ポイントの獲得率に基づいてレーダーチャートを作成することとしてもよい。ここで、「品質ポイント」とは、各問題の品質、具体的には、理想的な問題に近いか否かを示す指標であり、理想的な問題に近いほど品質ポイントは高く設定される。理想的な問題であるか否かは、例えば項目反応理論(Item Response Theory)などを利用して決定することができる。なお、品質ポイントは、本発明における「評価ポイント」の一例である。
いま、図10(A)において、ある問題Aについての項目特性曲線、即ち、その問題の正答率と解答する生徒の理解度との関係を曲線61で示す。図10(A)に示すように、問題Aは、理解度が低い生徒の正答率が高く、理解度の高い生徒の正答率が高くなっており、生徒の理解度が正答率に適切に反映される問題、即ち、理想的な問題となっている。これに対し、図10(B)に問題Bの項目特性曲線62を示す。この問題Bは、生徒の難易度に拘わらず、正答率が一定となっており、生徒の理解度が正答率に反映されない問題、即ち、理想的ではない問題となっている。このように、項目特性曲線に基づいて各問題を評価し、理想に近い問題ほど高い品質ポイントを付与し、理想に遠い問題ほど低い品質ポイントを付与する。そして、品質ポイントの獲得率に基づいて、レーダーチャートを作成する。これにより、高い品質ポイントを獲得している生徒は、理想に近い問題を正答しており、理解度が高い生徒であると判定することができる。即ち、品質ポイントを利用して、生徒の理解度を判定することが可能となる。
なお、どのような問題が理想的な問題であるかは、問題毎に異なる。例えば、標準的な学力レベルのクラスにおいては、図10(A)の曲線61に示すような特性を有する問題Aは理想的な問題と言えるが、学力が高い生徒が集まったクラスなどでは、図10(A)の曲線63に示す問題Cのように、理解度が十分に高くないと正答できないような特性を有する問題が理想的であるということもある。よって、どのような問題が理想的であるかは、個々の問題の目的・意図や、解答する生徒のレベルなどに応じて異なるものとなる。また、問題毎の品質ポイントは、難易度ポイントのように予め設定しておいてもよいが、実際にテストを実施して得た正答率に基づいて、事後的に設定してもよい。
5 ネットワーク
10 入力デバイス
11a デジタルペン
11b タブレット
11c タッチペン
12 接続デバイス
20 管理サーバ
30 教師用端末
100 遠隔授業システム

Claims (7)

  1. ユーザが使用する入力デバイスとネットワークを通じて通信する学習支装置であって、
    複数の領域毎に用意された複数の問題と、各問題の得点と、各問題の評価ポイントと、を含むテスト情報を記憶した記憶部と、
    前記問題に対して前記ユーザが前記入力デバイスにより入力した解答を示す入力データを取得する取得手段と、
    前記テスト情報を参照し、前記入力データに基づいて、前記ユーザの解答に対応する評価ポイントを前記領域毎に集計する集計手段と、
    前記評価ポイントに基づく評価を前記領域毎に示すチャートを作成するチャート作成手段と、
    を備え
    前記評価ポイントは、各問題の難易度を示す難易度ポイントを含むことを特徴とする学習支援装置。
  2. ユーザが使用する入力デバイスとネットワークを通じて通信する学習支援装置であって、
    複数の領域毎に用意された複数の問題と、各問題の得点と、各問題の評価ポイントと、を含むテスト情報を記憶した記憶部と、
    前記問題に対して前記ユーザが前記入力デバイスにより入力した解答を示す入力データを取得する取得手段と、
    前記テスト情報を参照し、前記入力データに基づいて、前記ユーザの解答に対応する評価ポイントを前記領域毎に集計する集計手段と、
    前記評価ポイントに基づく評価を前記領域毎に示すチャートを作成するチャート作成手段と、
    を備え、
    前記評価ポイントは、各問題の品質を示す品質ポイントを含むことを特徴とする学習支援装置。
  3. 前記チャートは、前記領域毎に前記評価ポイントの獲得率を示すレーダーチャートであることを特徴とする請求項1又は2に記載の学習支援装置。
  4. 前記評価ポイントの獲得率が所定値以下である領域について、領域毎のコメントを生成するコメント生成手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の学習支援装置。
  5. 外部の端末装置からの要求に応じて、前記チャート作成手段が作成したチャートを送信する送信手段を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の学習支援装置。
  6. コンピュータを備え、ユーザが使用する入力デバイスとネットワークを通じて通信する学習支装置により実行されるプログラムであって、
    複数の領域毎に用意された複数の問題と、各問題の得点と、各問題の評価ポイントと、を含むテスト情報を記憶した記憶部、
    前記問題に対して前記ユーザが前記入力デバイスにより入力した解答を示す入力データを取得する取得手段、
    前記テスト情報を参照し、前記入力データに基づいて、前記ユーザの解答に対応する評価ポイントを前記領域毎に集計する集計手段、
    前記評価ポイントに基づく評価を前記領域毎に示すチャートを作成するチャート作成手段、
    として前記コンピュータを機能させ
    前記評価ポイントは、各問題の難易度を示す難易度ポイントを含むことを特徴とするプログラム。
  7. コンピュータを備え、ユーザが使用する入力デバイスとネットワークを通じて通信する学習支援装置により実行されるプログラムであって、
    複数の領域毎に用意された複数の問題と、各問題の得点と、各問題の評価ポイントと、を含むテスト情報を記憶した記憶部、
    前記問題に対して前記ユーザが前記入力デバイスにより入力した解答を示す入力データを取得する取得手段、
    前記テスト情報を参照し、前記入力データに基づいて、前記ユーザの解答に対応する評価ポイントを前記領域毎に集計する集計手段、
    前記評価ポイントに基づく評価を前記領域毎に示すチャートを作成するチャート作成手段、
    として前記コンピュータを機能させ、
    前記評価ポイントは、各問題の品質を示す品質ポイントを含むことを特徴とするプログラム。
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