JP6900053B2 - 攪拌子及び攪拌機 - Google Patents

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Description

本発明は攪拌子及び攪拌機に関する。詳しくは例えば、異なる2種類以上の液体を混合するための、攪拌子及び攪拌機に係るものである。
容器などに収容された被攪拌物の攪拌には、水のように粘性の低い液体や水飴のように粘性の高い液体の攪拌、異なる液体同士の攪拌、固体と液体の攪拌、気体と液体の攪拌、これら全てが混合した攪拌など様々な種類がある。
固体と液体の攪拌の場合、液内部の固体を流動させ、均一に分散させる。液体に固体を溶解させる場合、固体をいかに流動させるかが重要となる。
また、液体同士の攪拌の場合、液体同士は接触している部分から自然に混ざり合おうとするが、攪拌することで強制的に液体を引き伸ばしたり分割させたりし、接触面積を大きくすることで液体同士の混合を促進する。
また、攪拌するためには容器の中の被攪拌物に流れを発生させる必要があり、この流れを発生させて被攪拌物を攪拌するのが攪拌機である。
攪拌機は、回転して被攪拌物に流れを発生させる攪拌子と、攪拌子を回転させる駆動体すなわちモータとを備える。そして、従来、様々な攪拌機が提案されている。
例えば特許文献1には、図7に示す攪拌子を備えた、攪拌機が記載されている。
すなわち、特許文献1に記載の攪拌子201は、円柱体208と、円柱体208の外径と同じ外径を有する円板体230とを備える。
ここで、円柱体208の上面と側面にはそれぞれ、開口部220Aと開口部220Bが形成されており、各開口部(220A、220B)は内部流路281により連通されている。
また、円柱体208と円板体230とは互いに固着しており、円板体230が回転軸線Sを中心に回転することで円柱体208も回転軸線Sを中心に回転する。
また、円柱体208の上面の開口部220Aは中心部に1つ形成され、開口部220Aが流体の吸入口となる。
また、円柱体208の側面の開口部220Bは等間隔に4つ形成され、開口部220Bが流体の吐出口となる。
従って、円柱体208では、吸入口が攪拌子201の回転軸線S上の位置に配置され、吐出口は吸入口よりも回転軸線Sの外側の位置すなわち回転軸線Sに対して略直交する側方外側の位置に配置されている。
特開2018−83190号公報
しかしながら、特許文献1に記載の攪拌子は、単に吸入口から流体を吸入して吐出口から流体を吐き出すことで攪拌させるものであり、積極的に攪拌子の内部の壁に流体を押し当てるものではなく、特に2つ以上の物質を充分に混練させるためには、さらに大きな攪拌力を発揮できる攪拌子や、このような攪拌子を備えてさらに大きな攪拌力を有する攪拌機が求められていた。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、大きな攪拌力を発揮できる攪拌子及び大きな攪拌力を有する攪拌機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の攪拌子は、内部と外部を連通した第1の開口部が形成されており、かつ、同第1の開口部を通る第1の中心軸線を中心に回転可能であり、かつ、同第1の開口部と連通していると共に内部と外部を連通した複数の第2の開口部が形成されており、かつ、同第1の中心軸線に対して所定の角度を成した第2の中心軸線が同第2の開口部を通っており、かつ、同第2の開口部同士を結ぶ壁に、外側に向けられた少なくとも一つの外向き角部が設けられた本体を備える。
ここで、内部と外部を連通した第1の開口部が形成されており、かつ、第1の開口部を通る第1の中心軸線を中心に回転可能な本体によって、駆動体例えば回転モータを用いて攪拌子を回転させて攪拌子の周囲に存在する被攪拌物を第1の開口部へ吸込むことができる。
また、第1の開口部と連通していると共に内部と外部を連通した複数の第2の開口部が形成されており、かつ、第1の中心軸線に対して所定の角度を成した第2の中心軸線が第2の開口部を通った本体によって、第1の開口部へ吸込まれた被攪拌物を、第2の開口部から攪拌子の外側へ吐き出すことができる。
また、第2の開口部同士を結ぶ壁に、外側に向けられた少なくとも一つの外向き角部が設けられた本体によって、被攪拌物が押し当てられる壁の面積が増大し、壁が攪拌羽根の役割を発揮することができる。
また、本発明の攪拌子において、第2の開口部同士を結ぶ壁に、内側に向けられた内向き角部が設けられており、かつ、第2の開口部と内向き角部とを直接結ぶ攪拌子の壁の部分である連絡壁部分は、第2の中心軸線が延びる方向と同じ方向に延びている構成とすることができる。
この場合、第2の開口部と内向き角部とを直接結ぶ攪拌子の壁の部分がない構成よりも、攪拌子の回転時の遠心力が強くなり、第2の開口部から被攪拌物を強く吐き出すことができる。
ここで、「第2の開口部と内向き角部とを直接結ぶ」とは、第2の開口部と内向き角部とを、外向き角部など他の構成要素を介さずに結ぶことを意味する。
さらに、本発明の攪拌子において、第2の開口部と同軸状に第3の開口部が形成されており、かつ、外向き角部よりも第1の中心軸線から離れて位置しており、かつ、第1の中心軸線を中心として湾曲した外壁体を備える構成とすることができる。
この場合、攪拌子の回転時の抵抗を小さくすることができる。
また、攪拌子の周囲に存在する被攪拌物が例えば液体であり、その液体を汲み上げ用具で汲み上げるときに、回転する攪拌子に汲み上げ用具が当たっても汲み上げ用具が弾き飛ばされ難いので、比較的安全に汲み上げることができる。
また、外壁体を備える本発明の攪拌子において、本体の壁と外壁体との間に空間が形成された構成とすることができる。
この場合、本体の壁と外壁体との間に空間が形成されていない構成よりも攪拌子を軽量化することができる。
また、本発明の攪拌子において、本体に4つの第2の開口部が形成されており、かつ、本体の回転方向に隣り合う第2の開口部同士の間の距離が全て互いに略同じであり、第2の開口部同士を結ぶ本体の壁に3つの角部が設けられており、かつ、3つの角部は、内側に向けられた2つの内向き角部と2つの内向き角部の間に位置する1つの外向き角部とで構成された、とすることができる。
この場合、第2の開口部の配置バランスが良く、安定して被攪拌物を吐き出すことができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の攪拌機は、内部と外部を連通した第1の開口部が形成されており、かつ、同第1の開口部を通る第1の中心軸線を中心に回転可能であり、かつ、同第1の開口部と連通していると共に内部と外部を連通した複数の第2の開口部が形成されており、かつ、同第1の中心軸線に対して所定の角度を成した第2の中心軸線が同第2の開口部を通っており、かつ、同第2の開口部同士を結ぶ壁に、外側に向けられた少なくとも一つの外向き角部が設けられた本体を有する、攪拌子と、前記第1の開口部を通る第1の中心軸線を中心に前記攪拌子を回転させることが可能な回転部とを備える。
ここで、内部と外部を連通した第1の開口部が形成されており、かつ、第1の開口部を通る第1の中心軸線を中心に回転可能な本体を有する攪拌子と、第1の開口部を通る第1の中心軸線を中心に攪拌子を回転させることが可能な回転部とによって、攪拌子を回転させて攪拌子の周囲に存在する被攪拌物を第1の開口部へ吸込むことができる。
また、第1の開口部と連通していると共に内部と外部を連通した複数の第2の開口部が形成されており、かつ、第1の中心軸線に対して所定の角度を成した第2の中心軸線が第2の開口部を通った本体を有する攪拌子と、第1の開口部を通る第1の中心軸線を中心に攪拌子を回転させることが可能な回転部とによって、第1の開口部へ吸込まれた被攪拌物を、第2の開口部から攪拌子の外側へ吐き出すことができる。
また、第2の開口部同士を結ぶ壁に、外側に向けられた少なくとも一つの外向き角部が設けられた本体を有する攪拌子によって、被攪拌物が押し当てられる壁の面積が増大し、壁が攪拌羽根の役割を発揮することができる。
本発明に係る攪拌子は、大きな攪拌力を発揮できる。
本発明に係る攪拌機は、大きな攪拌力を有する。
本発明を適用した第1の実施形態の攪拌機の一例を示す概略平面図(a)と、本発明を適用した第1の実施形態の攪拌機の一例を示す概略正面図(b)である。 図1(a)のA−A線に沿って切断された、本発明を適用した第1の実施形態の攪拌機の概略断面図である。 図1(b)のB−B線に沿って切断された、本発明を適用した第1の実施形態の攪拌機の概略断面図である。 本発明を適用した第1の実施形態の攪拌機を使用して塗料を攪拌したときの様子を示す概略断面図である。 本発明を適用した第1の実施形態の攪拌機の他の例を示す概略断面図である。 本発明を適用した第2の実施形態の攪拌機を使用して塗料を攪拌したときの様子を示す概略断面図である。 従来の攪拌子を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1(a)は、本発明を適用した第1の実施形態の攪拌機の一例を示す概略平面図であり、図1(b)は、本発明を適用した第1の実施形態の攪拌機の一例を示す概略正面図である。
また、図2は、図1(a)のA−A線に沿って切断された、本発明を適用した第1の実施形態の攪拌機の概略断面図である。
また、図3は、図1(b)のB−B線に沿って切断された、本発明を適用した第1の実施形態の攪拌機の概略断面図である。
図1に示す本発明の第1の実施形態の攪拌機10は、本発明の攪拌子20を備える。
ここで、本発明の攪拌子20は、本体20Aを有する。
また、本体20Aには、本体20Aの内部と外部を連通した吸込口21が形成されている。吸込口21は第1の開口部の一例である。
また、本体20Aは、吸込口21を通る第1の中心軸線21Aを中心に回転可能である。
また、図3に示すように、本体20Aには4つの吐出口22が形成されている。吐出口22は第2の開口部の一例である。
ここで、吐出口22は、吸込口21と連通していると共に、本体20Aの内部と外部を連通している。
また、第1の中心軸線21Aに対して所定の角度例えば45°以上90°以下を成した第2の中心軸線22Aが吐出口22を通っている。
ここで、第1の中心軸線21Aに対する第2の中心軸線22Aの角度が90°未満のとき、第1の中心軸線21Aと第2の中心軸線22Aとの交点よりも吸込口21に近い第1の中心軸線21Aの部分と第2の中心軸線22Aとの間の角度である場合と、この交点よりも吸込口21から遠い第1の中心軸線21Aの部分と第2の中心軸線22Aとの間の角度である場合とがある。
すなわち、第1の中心軸線21Aと第2の中心軸線22Aとの交点よりも吸込口21に近い第1の中心軸線21Aの部分と第2の中心軸線22Aとの間の角度が90°未満の場合は、吐出口22が図2において斜め上へ向いた状態である。
また、第1の中心軸線21Aと第2の中心軸線22Aとの交点よりも吸込口21から遠い第1の中心軸線21Aの部分と第2の中心軸線22Aとの間の角度が90°未満の場合は、吐出口22が図2において斜め下へ向いた状態である。
また、第1の中心軸線21A及び第2の中心軸線22Aは、本発明の攪拌機10を構成するものではなく、実体を伴わない架空の線である。
また、図1に示す本発明の攪拌機10において、第2の中心軸線22Aに対して略直交する方向における吐出口22の断面形状は略円形である。
また、第1の中心軸線21Aは、吸込口21の対向する縁同士を結ぶ方向すなわち吸込口21を横断する方向に対して略直交する方向に延びている。
また、第2の中心軸線22Aは、吐出口22の対向する縁同士を結ぶ方向すなわち吐出口22を横断する方向に対して略直交する方向に延びている。
また、吐出口22同士を結ぶ本体20Aの壁には、3つの角部が設けられている。すなわち、この3つの角部は、図3に示すように本体20Aの内側に向けられた2つの内向き角部24Aと、2つの内向き角部24Aの間に位置する、本体20Aの外側に向けられた1つの外向き角部24Bとで構成されている。
また、吐出口22同士を結ぶ本体20Aの壁には、図3に示すように吐出口22と1つの内向き角部24Aとを直接結ぶ、本発明の攪拌子20の本体20Aの壁の部分である連絡壁部分23と、連絡壁部分23に挟まれた四角形壁部分24がある。
また、連結壁部分23は、第2の中心軸線22Aが延びる方向と同じ方向に延びている。
また、四角形壁部分24は、第1の中心軸線21Aが延びる方向と同じ方向に対して略直交する方向における本体20Aの断面形状が略四角形の部分である。
また、図3に示す例では、本体20Aに4つの吐出口22が形成されており、また、吐出口22同士を結ぶ本体20Aの壁に四角形壁部分24がある。
従って、図3に示すように、吐出口22同士を結ぶ本体20Aの壁は4箇所あり、それぞれの壁に2つの内向き角部24Aと、2つの内向き角部24Aの間に位置する1つの外向き角部24Bとが設けられている。
また、本発明の攪拌子20は、外壁体25を有する。
また、本体20Aの壁と外壁体25との間には空間26が形成されている。
ここで、外壁体25は、本体20Aの外向き角部24Bよりも第1の中心軸線21Aから離れて位置している。
また、外壁体25の、本体20Aへ向けられた面と、この面の反対側の面との間を貫通した貫通穴25Aが形成されている。
貫通穴25Aは第3の開口部の一例である。
また、外壁体25は、第1の中心軸線21Aを中心として湾曲している。すなわち、第1の中心軸線21Aに対して略直交する方向における外壁体25の断面形状は略円形である。
また、外壁体25の貫通穴25Aは吐出口22と同軸状に位置しており、かつ、本体20Aの連絡壁部分23が貫通穴25Aに挿通されており、かつ、連結壁部分23の先端部分が、外壁体25から突出している。
また、本発明の攪拌子20は、天板部27を有する。
ここで、天板部27は、略円形状の外形を有しており、かつ、平面状である。
また、天板部27の略中央部には、図1(a)に示すように、天板部27の一方の面と、この面の反対側の他方の面とを貫通した略円形の天板開口部27Aが形成されている。
また、天板部27は、図2に示すように、本体20Aの吸込口21の縁すなわち四角形壁部分24の縁に取付けられている。
また、図1(a)に示すように、天板部27に形成された天板開口部27Aは、吸込口21と同軸状に位置している。すなわち、第1の中心軸線21Aは、吸込口21の中心と天板開口部27Aの中心の両方を通って延びている。
また、天板部27は、図2に示すように、外壁体25の縁にも取付けられている。
また、本発明の攪拌子20は、底板部28を有する。
ここで、底板部28は、天板部27と同じく略円形状の外形を有しており、かつ、平面状である。
また、底板部28は、図2に示すように、天板部27が取付けられた、本体20Aの四角形壁部分24の一方の縁とは反対側の他方の縁に取付けられている。
従って、本体20Aの壁と外壁体25との間に形成された空間26は閉じられた空間となっている。
また、底板部28の略中央部には、底板部28の一方の面と、この面の反対側の他方の面とを貫通した底板貫通穴28Aが形成されている。
また、本発明の攪拌機10は、回転部30を備える。
ここで、回転部30は、第1の中心軸線21Aと同じ方向へ延びた回転棒体32を有する。
すなわち、回転棒体32は、図2に示すように吸込口21の中心と天板開口部26Aの中心の両方を通って延びており、かつ、回転棒体32は第1の中心軸線21Aと重なって延びている。
また、回転部30は、回転棒体32の一端に接続されていると共に回転棒体32に回転力を与える回転モータ31を有する。
すなわち、回転モータ31によって、回転棒体32は回転棒体32自体が延びた方向を中心に、すなわち第1の中心軸線21Aを中心に回転する。
また、図示していないが、回転モータ31の外形は、攪拌作業者が回転モータ31を持ち易いように手の形状に対応した形状となっている。
また、攪拌作業者が回転モータ31を持ち易くするために他の部材が回転モータ31に取付けられていてもよい。
また、図2に示すように、回転モータ31に接続された回転棒体32の一端とは反対側の他端は、底板部28に形成された底板貫通穴28Aに挿通されており、かつ、ナット33によって底板部28に着脱可能に固定されている。
従って、回転モータ31によって回転棒体32が第1の中心軸線21Aを中心に回転することで、第1の中心軸線21Aを中心に本発明の攪拌子20を回転させることができる。
また、図3に示すように、本発明の攪拌子20の回転方向すなわち本発明の攪拌子20の円周方向に隣り合う吐出口22同士の間の距離は、全て互いに略同じである。
本発明の攪拌子において外向き角部は、必ずしも吐出口すなわち第2の開口部同士を結ぶ壁に1つだけ設けられていなくてもよく、例えば2つ以上設けられていてもよい。
すなわち、第2の開口部同士を結ぶ壁に、少なくとも一つの外向き角部が設けられていればよい。
また、本発明の攪拌子において、必ずしも第2の開口部同士を結ぶ壁に内向き角部が設けられていなくてもよい。また、本発明の攪拌子の本体は、必ずしも連結壁部分を有していなくてもよく、必ずしも連結壁部分は第2の中心軸線が延びる方向と同じ方向に延びていなくてもよい。
しかし、第2の開口部同士を結ぶ壁に、内側に向けられた内向き角部が設けられており、かつ、連結壁部分が第2の中心軸線が延びる方向と同じ方向に延びていれば、第2の開口部と内向き角部とを直接結ぶ攪拌子の壁の部分がない構成よりも、攪拌子の回転時の遠心力が強くなり、第2の開口部から被攪拌物を強く吐き出すことができるので好ましい。
また、本発明の攪拌子は、必ずしも外壁体を有していなくてもよい。
しかし、本発明の攪拌子が外壁体を有していれば、攪拌子の回転時の抵抗を小さくすることができ、また、攪拌子の周囲に存在する被攪拌物が例えば塗料なのでの液体であり、その液体を汲み上げ用具で汲み上げるときに、回転する攪拌子に汲み上げ用具が当たっても汲み上げ用具が弾き飛ばされ難いので、比較的安全に汲み上げることができ、好ましい。
また、外壁体を有する本発明の攪拌子において、必ずしも本体の壁と外壁体との間に空間が形成されていなくてもよい。
しかし、本体の壁と外壁体との間に空間が形成されていれば、本体の壁と外壁体との間に空間が形成されていない構成よりも攪拌子を軽量化することができるので好ましい。
また、本発明の攪拌子において、必ずしも本体に4つの吐出口すなわち第2の開口部が形成されていなくてもよく、また、必ずしも本体の回転方向に隣り合う第2の開口部同士の間の距離が全て互いに略同じでなくてもよい。
すなわち、第2の開口部の数に制限はない。
しかし、本発明の攪拌子において、本体に3つあるいは4つの第2の開口部が形成されており、かつ、本体の回転方向に隣り合う第2の開口部同士の間の距離が全て互いに略同じであれば、第2の開口部の配置バランスが良く、安定して被攪拌物を吐き出すことができるので好ましい。
次に、本発明の第1の実施形態の攪拌機10を用いて塗料を攪拌する例を説明する。
図4は、本発明を適用した第1の実施形態の攪拌機を使用して塗料を攪拌したときの様子を示す概略断面図である。
例えば比重が互いに異なる2つの成分を含む塗料34を攪拌しようとする攪拌作業者は、本発明の攪拌機10が備える回転部30の回転モータ31を持ち、本発明の攪拌機10が備える攪拌子20を塗料34内に入れる。
そして攪拌作業者は、本発明の攪拌機10が備える回転部30の回転モータ31を持ったまま、回転モータ31の電源をオンにして回転モータ31を稼働させる。
回転モータ31が稼働すると、回転モータ31に接続された回転棒体32に回転力が付与され、回転棒体32は第1の中心軸線21Aを中心に回転方向35へ回転する。
また、回転モータ31に接続された回転棒体32の一端とは反対側の他端が、本発明の攪拌子20の本体20Aの底板部28に固定されているので、第1の中心軸線21Aを中心とした回転棒体32の回転方向35への回転によって、第1の中心軸線21Aを中心に回転方向35へ本発明の攪拌子20が回転する。
第1の中心軸線21Aを中心に回転方向35へ本発明の攪拌子20が回転することによって、吐出口22が形成された、本発明の攪拌子20の本体20Aの外周部が遠心力の作用で高圧になる。
このとき、本発明の攪拌子20の本体20Aの中心部すなわち吸込口21は遠心力がほとんど作用しないので低圧になる。
従って、塗料34は流体方向36に流れて、吸込口21及び天板開口部27Aへ吸込まれ、本体20A内を通り、4つの吐出口22それぞれから本発明の攪拌子20の外側へ吐き出される。
このとき、本体20Aの四角形壁部分24の、内向き角部24Aと外向き角部24Bの間の8つの部分に塗料34が押し当てられ、内向き角部24Aと外向き角部24Bの間の8つの壁部分が撹拌羽根の役割を発揮するので、塗料34は充分に混練される。
図5は、本発明を適用した第1の実施形態の攪拌機の他の例を示す概略断面図である。
ここで図5は、図3に示す概略断面図と同じように本発明の攪拌機が切断された概略断面図である。
図5に示す本発明の第1の実施形態の攪拌機50は、本発明の攪拌子60を備える。
ここで、本発明の攪拌子60は、本体60Aを有する。
また、本体60Aには、本体60Aの内部と外部を連通した吸込口61が形成されている。吸込口61は第1の開口部の一例である。
また、本体60Aは、吸込口61を通る図示していない第1の中心軸線を中心に回転可能である。
また、本発明の攪拌機50は、回転部70を備える。
ここで、回転部70は、図示していない第1の中心軸線と同じ方向へ延びた回転棒体72を有する。
すなわち、回転棒体72は、吸込口61の中心を通って延びており、かつ、第1の中心軸線と重なって延びている。
また、回転部70は、回転棒体72の一端に接続されていると共に回転棒体72に回転力を与える回転モータ71を有する。
すなわち、回転モータ71によって、回転棒体72は回転棒体72自体が延びた方向を中心に、すなわち第1の中心軸線を中心に回転する。
また、図5に示すように、本体60Aには3つの吐出口62が形成されている。吐出口62は第2の開口部の一例である。
ここで、吐出口62は、吸込口61と連通していると共に、本体60Aの内部と外部を連通している。
また、第1の中心軸線に対して所定の角度例えば45°以上90°以下を成した第2の中心軸線62Aが吐出口62を通っている。
また、第1の中心軸線及び第2の中心軸線62Aは、本発明の攪拌機50を構成するものではなく、実体を伴わない架空の線である。
また、吐出口62同士を結ぶ本体60Aの壁には、3つの角部が設けられている。すなわち、この3つの角部は、図5に示すように本体60Aの内側に向けられた2つの内向き角部64Aと、2つの内向き角部64Aの間に位置する、本体60Aの外側に向けられた1つの外向き角部64Bとで構成されている。
また、吐出口62同士を結ぶ本体60Aの壁には、図5に示すように吐出口62と1つの内向き角部64Aとを直接結ぶ、攪拌子60の本体60Aの壁の部分である連結壁部分63と、連結壁部分63に挟まれた三角形壁部分64がある。
また、連結壁部分63は、第2の中心軸線62Aが延びる方向と同じ方向に延びている。
また、三角形壁部分64は、第1の中心軸線が延びる方向と同じ方向に対して略直交する方向における本体60Aの断面形状が略三角形の部分である。
また、図5に示す例では、本体60Aに3つの吐出口62が形成されており、また、吐出口62同士を結ぶ本体60Aの壁に三角形壁部分64がある。
従って、図5に示すように、吐出口62同士を結ぶ本体60Aの壁は3箇所あり、それぞれの壁に2つの内向き角部64Aと、2つの内向き角部64Aの間に位置する1つの外向き角部64Bとが設けられている。
また、本発明の攪拌子60は、外壁体65を有する。
また、本体60Aの壁と外壁体65との間には空間66が形成されている。
ここで、外壁体65は、本体60Aの外向き角部64Bよりも第1の中心軸線から離れて位置している。
また、外壁体65の、本体60Aへ向けられた面と、この面の反対側の面との間を貫通して形成された貫通穴65Aが形成されている。
貫通穴65Aは第3の開口部の一例である。
また、外壁体65は、第1の中心軸線を中心として湾曲している。すなわち、第1の中心軸線に対して略直交する方向における外壁体65の断面形状は略円形である。
また、外壁体65の貫通穴65Aは吐出口62と同軸状に位置しており、かつ、本体60Aの連絡壁部分63が貫通穴65Aに挿通されており、かつ、連絡壁部分63の先端部分が、外壁体65から突出している。
また、本発明の攪拌子60は、天板部67を有する。
ここで、天板部67は、略円形状の外形を有しており、かつ、平面状である。
また、天板部67の略中央部には、天板部67の一方の面と、この面の反対側の他方の面とを貫通した略円形の天板開口部67Aが形成されている。
また、天板部67は、本体60Aの吸込口61の縁すなわち三角形壁部分64の縁に取付けられている。
また、天板部67に形成された天板開口部67Aは、吸込口61と同軸状に位置している。すなわち、第1の中心軸線及び回転棒体32は、吸込口61の中心と天板開口部67Aの中心の両方を通って延びている。
また、天板部67は、外壁体65の縁にも取付けられている。
また、本発明の攪拌子60は、図示していない底板部を有する。
ここで、底板部は、天板部67と同じく略円形状の外形を有しており、平面状である。
また、底板部は、天板部67が取付けられた、本体60Aの三角形壁部分64の一方の縁とは反対側の他方の縁に取付けられている。
従って、本体60Aの壁と外壁体65との間に形成された空間66は閉じられた空間となっている。
図5に示す本発明の攪拌機50も、図1−3に示す本発明の攪拌機10と同様に、回転モータ71に接続された回転棒体72の一端とは反対側の他端は、底板部に着脱可能に固定されている。
従って、回転モータ71によって回転棒体72が第1の中心軸線を中心に回転することで、第1の中心軸線を中心に本発明の攪拌子60を回転させることができる。
また、図5に示すように、本発明の攪拌子60の回転方向すなわち本発明の攪拌子60の円周方向に隣り合う吐出口62同士の間の距離は、全て互いに略同じである。
図6は、本発明を適用した第2の実施形態の攪拌機を使用して塗料を攪拌したときの様子を示す概略断面図である。
図6に示す本発明の第2の実施形態の攪拌機80は、本発明の攪拌子90を備える。
ここで、本発明の攪拌子90は、本体90Aを有する。
また、本体90Aには、本体90Aの内部と外部を連通した吸込口91が形成されている。吸込口91は第1の開口部の一例である。
また、本体90Aは、吸込口91を通る第1の中心軸線91Aを中心に回転可能である。
また、図1−3に示す本発明の攪拌子20の本体20Aと同様に、本体90Aには4つの吐出口92が形成されている。吐出口92は第2の開口部の一例である。
ここで、吐出口92は、吸込口91と連通していると共に、本体90Aの内部と外部を連通している。
また、第1の中心軸線91Aに対して所定の角度例えば45°以上90°以下を成した第2の中心軸線92Aが吐出口92を通っている。
また、第1の中心軸線91A及び第2の中心軸線92Aは、本発明の攪拌機80を構成するものではなく、実体を伴わない架空の線である。
また、図6に示す本発明の攪拌機80において、第2の中心軸線92Aに対して略直交する方向における吐出口92の断面形状は略四角形である。
また、第1の中心軸線91Aは、吸込口91の対向する縁同士を結ぶ方向すなわち吸込口91を横断する方向に対して略直交する方向に延びている。
また、第2の中心軸線92Aは、吐出口92の対向する縁同士を結ぶ方向すなわち吐出口92を横断する方向に対して略直交する方向に延びている。
また、吐出口92同士を結ぶ本体90Aの壁には、図示していないが、図1−3に示す本発明の攪拌子20の本体20Aと同様に、3つの角部が設けられている。すなわち、この3つの角部は、本体90Aの内側に向けられた2つの内向き角部と、2つの内向き角部の間に位置する、本体90Aの外側に向けられた外向き角部とで構成されている。
また、吐出口92同士を結ぶ本体90Aの壁には、図1−3に示す本発明の攪拌子20の本体20Aと同様に、吐出口92と1つの内向き角部とを直接結ぶ、本発明の攪拌子90の本体90Aの壁の部分である連結壁部分93と、連結壁部分93に挟まれた四角形壁部分94がある。
また、連結壁部分93は、第2の中心軸線92Aが延びる方向と同じ方向に延びている。
また、四角形壁部分94は、第1の中心軸線91Aが延びる方向と同じ方向に対して略直交する方向における本体90Aの断面形状が略四角形の部分である。
また、本発明の攪拌子90は、外壁体95を有する。
また、本体90Aの壁と外壁体95との間には空間96が形成されている。
ここで、外壁体95は、本体90Aの外向き角部よりも第1の中心軸線91Aから離れて位置している。
また、外壁体95の、本体90Aに向けられた面と、この面の反対側の面との間を貫通した貫通穴95Aが形成されている。
貫通穴95Aは第3の開口部の一例である。
また、外壁体95は第1の中心軸線91Aを中心として湾曲している。すなわち、第1の中心軸線91Aに対して略直交する方向における外壁体95の断面形状は略円形である。
また、外壁体95の貫通穴95Aは吐出口92と同軸状に位置しており、かつ、本体90Aの連結壁部分93の先端部分は貫通穴95Aと同一平面内に位置している。
また、本発明の攪拌子90は、天板部97を有する。
ここで、天板部97は、略円形状の外形を有しており、かつ、平面状である。
また、天板部97の略中央部には、天板部97の一方の面と、この面の反対側の他方の面とを貫通した略円形の天板開口部97Aが形成されている。
また、天板開口部97Aは、図6に示すように、本体90Aの吸込口91の縁すなわち四角形壁部分94の縁に取付けられている。
また、天板部97に形成された天板開口部97Aは、吸込口91と同軸状に位置している。すなわち、第1の中心軸線91Aは、吸込口91の中心と天板開口部97Aの中心の両方を通って延びている。
また、天板部97は、図6に示すように、外壁体95の縁にも取付けられている。
また、本発明の攪拌子90は、底板部98を有する。
ここで、底板部98は、天板部97と同じく略円形状の外形を有しており、かつ、平面状である。
また、底板部98は、天板部97が取付けられた、本体90Aの四角形壁部分94の一方の縁とは反対側の他方の縁に取付けられている。
従って、本体90Aの壁と外壁体95との間に形成された空間96は閉じられた空間となっている。
また、底板部98の略中央部には、底板部98の一方の面と、この面の反対側の他方の面とを貫通した底板貫通穴98Aが形成されている。
また、本体90Aに向けられた面とは反対側の底板部98の面に、鉄板110が取付けられている。
ここで、鉄板110は、底板部98と同じく略円形状の外形を有しており、かつ、平面状である。
また、鉄板110の略中央部には、鉄板110の一方の面と、この面の反対側の他方の面とを貫通した鉄板貫通穴110Aが形成されている。
また、鉄板貫通穴110Aは、底板貫通穴98Aと同軸状に位置している。
さらに、底板部98に向けられた面とは反対側の鉄板110の面に、磁気を帯びた攪拌子用磁石体113が取付けられている。
ここで、攪拌子用磁石体113は、底板部98や鉄板110と同じく略円形状の外形を有しており、かつ、平面状である。
また、鉄板110に向けられた攪拌子用磁石体113の面の磁極と、鉄板110に向けられた面とは反対側の攪拌子用磁石体113の面の磁極は互いに異なる。
また、攪拌子用磁石体113の略中央部には、攪拌子用磁石体113の一方の面と、この面の反対側の他方の面とを貫通した攪拌子用磁石体貫通穴113Aが形成されている。
また、攪拌子用磁石体貫通穴113Aは、底板貫通穴98A及び鉄板貫通穴110Aと同軸状に位置している。
また、半球体形状の頭部と、頭部から延びる脚部とを有するビス111の脚部が、底板貫通穴98A、鉄板貫通穴110A及び攪拌子用磁石体貫通穴113Aに挿通されている。
そして、図6に示すようにビス111の脚部の端部にナット112が取付けられ、本発明の攪拌子90の底板部98に、鉄板110と攪拌子用磁石体113がビス111によって固定されている。
また、本発明の攪拌子90は、図6に示すように塗料106と共にペール缶105に入れられている。
また、塗料106は、例えば比重が互いに異なる2つの成分を含む。
また、本発明の攪拌機80は、回転部100を備える。
ここで、回転部100は、図6に示すように、ペール缶105を支持する支持台104の内部に収容されている。
すなわち、図6に示すように、ペール缶105は支持台104の支持板104Aに載置されており、回転部100は支持板104Aよりも鉛直方向下側に位置している。
また、ペール缶105及び支持板104Aは、磁気を通す素材で形成されている。
また、回転部100は、磁気を帯びた回転部用磁石体103を有する。
ここで、回転部用磁石体103は、底板部98と同じく略円形状の外形を有しており、かつ、平面状である。
また、支持板104Aに向けられた回転部用磁石体103の面の磁極と、支持板104Aに向けられた面とは反対側の回転部用磁石体103の面の磁極は互いに異なる。
また、鉄板110に向けられた面とは反対側の攪拌子用磁石体113の面の磁極と、支持板104Aに向けられた回転部用磁石体103の面の磁極は互いに異なる。
しかもペール缶105及び支持板104Aが磁気を通す素材で形成されていることから、ペール缶105の底部及び支持板104Aを通して、本発明の攪拌子90の底板部98に鉄板110を介して取付けられた攪拌子用磁石体113と回転部用磁石体103との間で磁気吸引力が発生している。
従って、本発明の攪拌子90が入れられたペール缶105を支持台104の支持板104A上に載置するか、あるいは支持台104の支持板104A上に載置されたペール缶105に本発明の攪拌子90を入れると、本発明の攪拌子90は、鉄板110に向けられた面とは反対側の攪拌子用磁石体113の面の磁極と、支持板104Aに向けられた回転部用磁石体103の面の磁極との間の磁気吸引力によって、図6に示すように回転部100の回転部用磁石体103の位置に対応した位置において、攪拌子用磁石体113をペール缶105の底部へ向けた状態で維持される。
このとき、図6に示すように、ビス111の半球体形状の頭部がペール缶105の底部に接触するので、本発明の攪拌子90の底板部98に鉄板110を介して取付けられた攪拌子用磁石体113は、ペール缶105の底部とは接触しておらず、ペール缶105の底部から少し離れている。
また、回転部100は、第1の中心軸線91Aと同じ方向へ延びた回転棒体102を有する。
また、回転棒体102は、図6に示すように第1の中心軸線91Aと同一線上に延びている。
また、回転棒体102の一端は、支持板104Aに向けられた面とは反対側の回転部用磁石体103の面に接続されている。
また、回転部100は、回転棒体102の一端とは反対側の他端に接続されていると共に回転棒体102に回転力を与える回転モータ101を有する。
すなわち、回転モータ101によって、回転棒体102は回転棒体102自体が延びた方向を中心に回転方向107へ回転する。
回転モータ101によって回転棒体102が回転方向107へ回転することで、回転棒体102に接続した回転部用磁石体103も回転方向107へ回転する。
その結果、回転部用磁石体103との間で磁気吸引力が発生している攪拌子用磁石体113が取付けられた、本発明の攪拌子90を、同じように回転方向107へ、すなわち第1の中心軸線91Aを中心に回転方向107へ回転させることができる。
このように、図6に示す本発明の第2の実施形態の攪拌機80は、図1−3に示す本発明の第1の実施形態の攪拌機10とは異なり、回転部100の回転棒体102が本発明の攪拌子90に接続されずに、本発明の攪拌子90を回転させることができる。
また、図6に示す本発明の攪拌子90において、吐出口の数を3つとすることや、第1の中心軸性91Aが延びる方向と同じ方向に対して略直交する方向における本体90Aの断面形状を略三角形とすることができることは勿論である。
ペール缶105に入れられた塗料106を攪拌しようとする攪拌作業者は、本発明の攪拌子90をペール缶105に投入し、本発明の攪拌子90が入れられたペール缶105を、本発明の攪拌機80の回転部100が収容された支持台104の支持板104A上に載置するか、あるいは支持台104の支持板104A上に載置されたペール缶105に本発明の攪拌子90を入れる。
そして攪拌作業者は、回転部100の回転モータ101の電源をオンにして、回転モータ101を稼働させる。
回転モータ101が稼働すると、回転モータ101に接続された回転棒体102に回転力が付与され、回転棒体102と回転部用磁石体103は回転方向107へ回転し、その結果、本発明の攪拌子90を、第1の中心軸線91Aを中心に回転方向107へ回転させる。
第1の中心軸線91Aを中心に回転方向107へ本発明の攪拌子90が回転することによって、本発明の第1の実施形態の攪拌機についての理論と同じ理論に基づき、塗料106は流体方向108に流れて、吸込口91及び天板開口部97Aへ吸込まれ、本体90A内を通り、4つの吐出口92それぞれから本発明の攪拌子90の外側へ吐き出される。
また、本発明の攪拌機が備える回転部は、第1の開口部を通る第1の中心軸線を中心に本発明の攪拌子を回転させることができるのであれば、第1の実施形態や第2の実施形態で示された回転部に限定されないことは勿論であり、例えば、本発明の攪拌子の天板部との間の磁力作用によって、本発明の攪拌子を回転させることもできる。
以上のように、本発明の攪拌子が有する本体は、吸込口すなわち第1の開口部が形成されており、かつ、第1の開口部を通る第1の中心軸線を中心に回転可能であり、また、吐出口すなわち第2の開口部が形成されているので、本発明の攪拌子が第1の中心軸線を中心に回転して、本発明の攪拌子の周囲に存在する塗料すなわち被攪拌物を第1の開口部へ吸込み、そして第2の開口部から本発明の攪拌子の外側へ吐き出すことができる。
また、本発明の攪拌子が有する本体は、第2の開口部同士を結ぶ壁に、外側に向けられた少なくとも一つの外向き角部が設けられているので、被攪拌物が押し当てられる壁の面積が増大し、壁が攪拌羽根の役割を発揮することができる。
従って、本発明の攪拌子は、回転部によって回転したときに、大きな攪拌力を発揮でき、また、このような本発明の攪拌子を備える本発明の攪拌機も、大きな攪拌力を有する。
10 攪拌機
20 攪拌子
20A 本体
21 吸込口
21A 第1の中心軸線
22 吐出口
22A 第2の中心軸線
23 連絡壁部分
24 四角形壁部分
24A 内向き角部
24B 外向き角部
25 外壁体
25A 貫通穴
26 空間
27 天板部
27A 天板開口部
28 底板部
28A 底板貫通穴
30 回転部
31 回転モータ
32 回転棒体
33 ナット
34 塗料
35 回転方向
36 流体方向
50 攪拌機
60 攪拌子
60A 本体
61 吸込口
62 吐出口
62A 第2の中心軸線
63 連絡壁部分
64 三角形壁部分
64A 内向き角部
64B 外向き角部
65 外壁体
65A 貫通穴
66 空間
67 天板部
67A 天板開口部
70 回転部
71 回転モータ
72 回転棒体
80 攪拌機
90 攪拌子
90A 本体
91 吸込口
91A 第1の中心軸線
92 吐出口
92A 第2の中心軸線
93 連結壁部分
94 四角形壁部分
95 外壁体
95A 貫通穴
96 空間
97 天板部
97A 天板開口部
98 底板部
98A 底板貫通穴
100 回転部
101 回転モータ
102 回転棒体
103 回転部用磁石体
104 支持台
104A 支持板
105 ペール缶
106 塗料
107 回転方向
108 流体方向
110 鉄板
110A 鉄板貫通穴
111 ビス
112 ナット
113 攪拌子用磁石体
113A 攪拌子用磁石体貫通穴

Claims (5)

  1. 内部と外部を連通した第1の開口部が形成されており、かつ、同第1の開口部を通る第1の中心軸線を中心に回転可能であり、かつ、同第1の開口部と連通していると共に内部と外部を連通した複数の第2の開口部が形成されており、かつ、同第1の中心軸線に対して略直角を成した第2の中心軸線が同第2の開口部を通っており、かつ、回転方向に隣り合う同第2の開口部同士を結ぶ壁に、外側に向けられた少なくとも一つの外向き角部と内側に向けられた内向き角部が設けられた本体を備え、
    前記第2の開口部と前記内向き角部とを直接結ぶ、前記本体の壁の部分である連絡壁部分は、前記第2の中心軸線が延びる方向と同じ方向に延びている
    攪拌子。
  2. 前記第2の開口部と同軸状に第3の開口部が形成されており、かつ、前記外向き角部よりも前記第1の中心軸線から離れて位置しており、かつ、同第1の中心軸線を中心として湾曲した外壁体を備える
    請求項1に記載の攪拌子。
  3. 前記本体の壁と前記外壁体との間に空間が形成された
    請求項2に記載の攪拌子。
  4. 前記本体に4つの第2の開口部が形成されており、かつ、同本体の回転方向に隣り合う同第2の開口部同士の間の距離が全て互いに略同じであり、
    前記第2の開口部同士を結ぶ前記本体の壁に3つの角部が設けられており、かつ、3つの同角部は、内側に向けられた2つの内向き角部と2つの同内向き角部の間に位置する1つの外向き角部とで構成された
    請求項1、請求項2または請求項3に記載の攪拌子。
  5. 内部と外部を連通した第1の開口部が形成されており、かつ、同第1の開口部を通る第1の中心軸線を中心に回転可能であり、かつ、同第1の開口部と連通していると共に内部と外部を連通した複数の第2の開口部が形成されており、かつ、同第1の中心軸線に対して略直角を成した第2の中心軸線が同第2の開口部を通っており、かつ、回転方向に隣り合う同第2の開口部同士を結ぶ壁に、外側に向けられた少なくとも一つの外向き角部と内側に向けられた内向き角部が設けられた本体を有する、攪拌子と、
    前記第1の開口部を通る第1の中心軸線を中心に前記攪拌子を回転させることが可能な回転部とを備え、
    前記第2の開口部と前記内向き角部とを直接結ぶ、前記本体の壁の部分である連絡壁部分は、前記第2の中心軸線が延びる方向と同じ方向に延びている
    攪拌機。
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