JP6899589B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6899589B2 JP6899589B2 JP2018218526A JP2018218526A JP6899589B2 JP 6899589 B2 JP6899589 B2 JP 6899589B2 JP 2018218526 A JP2018218526 A JP 2018218526A JP 2018218526 A JP2018218526 A JP 2018218526A JP 6899589 B2 JP6899589 B2 JP 6899589B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- state
- game
- combination
- advantageous
- player
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 56
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 5
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 45
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 32
- 238000000034 method Methods 0.000 description 28
- 230000008569 process Effects 0.000 description 24
- 239000002243 precursor Substances 0.000 description 23
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 16
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 14
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 9
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 9
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 7
- 244000208734 Pisonia aculeata Species 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 238000007562 laser obscuration time method Methods 0.000 description 2
- 101100135609 Arabidopsis thaliana PAP10 gene Proteins 0.000 description 1
- 241000167854 Bourreria succulenta Species 0.000 description 1
- 244000241235 Citrullus lanatus Species 0.000 description 1
- 235000012828 Citrullus lanatus var citroides Nutrition 0.000 description 1
- 102100022103 Histone-lysine N-methyltransferase 2A Human genes 0.000 description 1
- 101001045846 Homo sapiens Histone-lysine N-methyltransferase 2A Proteins 0.000 description 1
- 101000845196 Homo sapiens Tetratricopeptide repeat protein 8 Proteins 0.000 description 1
- 101000610640 Homo sapiens U4/U6 small nuclear ribonucleoprotein Prp3 Proteins 0.000 description 1
- 101000643078 Saccharomyces cerevisiae (strain ATCC 204508 / S288c) 40S ribosomal protein S9-A Proteins 0.000 description 1
- 101000729607 Saccharomyces cerevisiae (strain ATCC 204508 / S288c) 40S ribosomal protein S9-B Proteins 0.000 description 1
- 101001110823 Saccharomyces cerevisiae (strain ATCC 204508 / S288c) 60S ribosomal protein L6-A Proteins 0.000 description 1
- 101000712176 Saccharomyces cerevisiae (strain ATCC 204508 / S288c) 60S ribosomal protein L6-B Proteins 0.000 description 1
- 102100031271 Tetratricopeptide repeat protein 8 Human genes 0.000 description 1
- 102100040374 U4/U6 small nuclear ribonucleoprotein Prp3 Human genes 0.000 description 1
- 230000007175 bidirectional communication Effects 0.000 description 1
- 235000019693 cherries Nutrition 0.000 description 1
- 230000006854 communication Effects 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)
Description
そして、このような遊技機では、上限に到達することにより有利な遊技状態から不利な遊技状態に移行することとされている。
また、遊技数ではなく、投入されたメダルの数と払い出されたメダルの数との差が所定数に到達することによりエンディング状態へ移行させようとする場合には、遊技者のストップスイッチの操作態様によって移行するタイミングがズレて、報知通りにストップスイッチを操作していれば有利な遊技状態が終わるまでにエンディング状態へ移行ができたにもかかわらず、ストップスイッチの操作を間違ったためにエンディング状態への移行条件を満たす前に有利な遊技状態が終わってしまうという問題点があった。
すなわち、遊技者がストップスイッチの操作をミスした場合であっても、ミスをしなければ有利状態の遊技区間が終了するまでに第1有利状態へ移行する条件を満たすことができたにもかかわらず、ミスをしたため、第1有利状態へ移行する条件を満たすまでに、有利状態の遊技区間が終了してしまう、という問題を防止することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機(10)は、通常状態と、ストップスイッチの操作態様を報知可能であり、前記通常状態より遊技者にとって有利な有利状態とを有し、前記有利状態は、遊技可能な区間に上限が設定された遊技状態であり、少なくとも、当該有利状態中に所定条件が成立した場合に、前記上限まで継続する第1有利状態を備え、役抽選では、入賞した際に遊技者に払い出される遊技用価値の数が異なる複数の役が重複して当選する重複当選役が当選可能であり、前記重複当選役は、前記ストップスイッチの操作態様によって当該重複当選役のうち入賞する役が異なるように設定され、前記有利状態中において、前記ストップスイッチの操作態様の報知が行われた遊技にて前記報知されたストップスイッチの操作態様で操作された場合に入賞する役に対応して付与される遊技用価値の数と当該遊技の使用遊技用価値の数との差を計数し、前記ストップスイッチの操作態様の報知が行われない遊技にて当該遊技の入賞に対応して付与される遊技用価値の数と当該遊技の使用遊技用価値の数との差を計数する計数手段を備え、前記計数手段に基づいて算出される累積数が所定数に到達すると前記所定条件が成立することを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機(10)は、前記第1有利状態に対応する第1演出と、前記第1有利状態となる以前の第2有利状態に対応する第2演出とを実行可能な演出実行手段を備え、前記演出実行手段は、前記第2演出を実行中に前記所定条件が成立した場合には、当該第2演出を途中で中止させないことを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機(10)の具体例としては、前記有利状態には、さらに、第2有利状態を備え、前記計数手段は、前記第2有利状態において、前記ストップスイッチの操作態様の報知が行われた遊技にて前記報知されたストップスイッチの操作態様で操作された場合に入賞する役に対応して付与される遊技用価値の数と当該遊技の使用遊技用価値の数との差を計数し、前記有利状態のうち前記第2有利状態以外の状態において、前記ストップスイッチの操作態様の報知が行われた遊技にて当該遊技の入賞に対応して付与される遊技用価値の数と当該遊技の使用遊技用価値の数との差を計数することを特徴とする。
「有利状態」は、アシストタイム状態やアシストリプレイタイム状態などを含む状態であるが、これに限定されない。
「第1有利状態」は、アシストタイム状態やアシストリプレイタイム状態の1態様を含むが、これに限定されない。
「特定条件」は、第2有利状態を継続させる継続抽選や、ストック抽選などが含まれるが、これに限定されない。
この場合には、第2有利状態を、遊技価値の払い出しに関し、有利状態のうち遊技者にとって最も有利な状態とすることが望ましい。このようにすることで、第2有利状態が、遊技価値が最も増える状態となり、投入された遊技媒体の数との差数が所定数に到達する状態となる。
「有利状態」は、アシストタイム状態やアシストリプレイタイム状態などを含む状態であるが、これに限定されない。
「第1有利状態」は、アシストタイム状態やアシストリプレイタイム状態の1態様を含むが、これに限定されない。
これにより、第2有利状態でのみ、実際に遊技者に付与された遊技用価値の数にかかわらず、当該所定役に対応する図柄が有効ライン上に停止表示された場合に遊技者に付与される遊技用価値の数を有利状態で遊技者に付与される遊技用価値の数として計数することが可能な遊技機(10)を提供することができる。
この場合には、第2有利状態を、遊技価値の払い出しに関し、有利状態のうち遊技者にとって最も有利な状態とすることが望ましい。このようにすることで、最も有利な状態でのみ、入賞した場合に遊技者に付与される遊技用価値の数を有利状態で遊技者に付与される遊技用価値の数として計数することが可能となる。
また、第1有利状態へ移行する条件が成立する前から、第1有利状態へ移行することを示唆する演出を実行することも可能である。
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、4個の回転リール62(正面から向かって左側の左回転リール64、中央の中回転リール66、右側の右回転リール68、右端の第4回転リール69)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、4個全ての回転リール62の回転が停止した際には、縦3列横4行に配置した合計12個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、回転リール62の正面側に設けられて、回転リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。回転リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
前記図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、4個のリール駆動モータ65と、この各リール駆動モータ65によってそれぞれ回転させられる合計4個の前記回転リール62と、前記リール駆動モータ65及び前記回転リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニット60が配置されている。また、リールユニット60には、回転リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためリール位置センサ63が設けられている。このリール駆動モータ65は、メイン制御基板200から出力されるリール駆動モータ65を駆動するための駆動信号に基づき駆動する。さらに、リールユニット60には、回転リール62上の図柄61を照らすためのバックランプ67が設けられている。
前記図柄表示窓部16の下方には、クレジットメダルの貯留枚数を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、例えば2個の7セグメントLEDで構成されており、クレジット表示器87は2桁の貯留枚数、払出枚数表示器88は2桁の払出枚数が表示可能になっている。
また、払出枚数表示器88は、後述する「有利区間」において、ストップスイッチ50の操作態様(押し順)を報知するようにしている。
また、図柄表示窓部16の下方には、後述する「有利区間」に移行したことを契機にメイン制御基板200により点灯される区間報知ランプ90が設けられている。
この区間報知ランプ90は、押し順報知の状態が「有利区間」である間は常時点灯されており、「非有利区間」に移行したことを契機にメイン制御基板200により消灯される。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
前記操作部30の上面右側には、遊技用価値としてのメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
筐体12内部であって、前記メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみをホッパーユニット24に導くメダルセレクタ17が設けられている。このメダルセレクタ17には、メダル投入口38に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサ92が設けられている。
メダル投入口38の下方には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。
前記操作部30の中央には、操作により対応する回転リール62の回転を停止させるため、4個の回転リール62のそれぞれに対応する4個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左回転リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中回転リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右回転リール68を停止させるための右ストップスイッチRと、第4回転リール69を停止させるための第4ストップスイッチQとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数の回転リール62それぞれに対応して設けられ、複数の回転リール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件に回転リール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作により回転リール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
このスタートスイッチ40の上方には、貯留されたクレジットメダルから投入されたメダル数(クレジットされたメダル数)から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ34と、クレジットしたメダル数から1枚のメダル数を減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチ35とが設けられている。
マックスベットスイッチ34の右側には、所定の演出において遊技者が操作可能な演出用ボタンスイッチ42が設けられている。
前記前扉14の裏側には、扉開閉用スイッチ19、設定変更スイッチ46、設定表示器89などが配置されている。
扉開閉用スイッチ19は前扉14が閉じているか否かを検知するためのものである。この扉開閉用スイッチ19は、前扉14が閉塞している場合に、前扉14の背面と扉開閉用スイッチ19の前面とが押圧されることでオンとなり、前扉14が開放するに従って、前扉14の背面が扉開閉用スイッチ19の前面から離間して押圧が解除されることでオフとなる。
設定変更スイッチ46は、後述する電源ユニット43の設定キースイッチ45と共に設定変更を行うためのものである。
設定表示器89は、例えば7セグメントの小型のLEDにより、大当り確率の設定値を表示するものである。設定表示器89には、当該遊技機10の設定値が表示されるが、外部から視認できないようにすべく、設定後一定時間が経過するとその表示は解除される。
このホッパーユニット24には、メダルセレクタ17から流下した正規のメダルを貯留するメダルタンク(図示せず)と、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払い出すホッパーモータ95と、ホッパーユニット24の出口に設けられ、メダル払出口28に払い出されたメダルを1枚ずつ検出する払出センサ94と、ホッパーユニット24のメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出してメイン制御基板200へ信号を出力するオーバーフローセンサ96とが設けられている。
この電源ユニット43には、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ44と、設定変更処理のための設定キースイッチ45とが設けられている。
前記前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ34やシングルベットスイッチ35等の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、回転リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各回転リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄61の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄61の組み合わせが所定の有効なライン(所定の役の図柄61の組み合わせが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
なお、規定の賭け数は、3枚に限定されず、2枚と3枚とを遊技者が選択可能としても良いし、又、遊技状態(図16参照)に応じて規定の賭け数が変動するようにしても良い。
なお、有効ライン86として、1ラインを示したが、これに限定されず、2〜5ライン、或いはV字形や山形を含めて6ライン以上としても良い。
また、遊技状態(図16参照)を問わず1ラインとしたが、これに限定されず、遊技状態で有効ラインの数を変えるようにしても良い。
これらの図柄61は、それぞれの絵柄がプリントされたテープを回転リール62の外周表面に貼付することで形成されている。
前記前扉14と前記筐体12には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させるための演出装置70が形成されている。この演出装置70は、スピーカー72と、演出用ランプ78、表示装置84とを備えている。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記演出用ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部の左右に配置された下部ランプ82とを備えている。
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示し、演出内容を表示可能な液晶表示装置である。
なお、表示装置84を用いて行われる種々の演出を液晶表示装置以外の表示装置、例えば、ドット表示器や、演出用の回転リールや、ランプなどを用いて行うようにしても良い。
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、主制御装置の一例であり遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御基板200(メイン制御手段ともいう)と、このメイン制御基板200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御基板300(サブ制御手段ともいう)とを備えている。
また、筐体12内部の正面から向かって右側には、外部集中端子板18が設けられている。
外部集中端子板18は、遊技データを遊技機10外部に出力させるものであり、メイン制御基板200と配線される接続端子(コネクタ)や、外部機器(図示省略)と配線される接続端子(コネクタ)が設けられた端子板である。また、外部集中端子板18は、図示しないが、データ表示器などの遊技島設備やホールコンピュータに接続されている。
メイン制御基板200は、図4に示すように、役抽選手段210、リール制御手段220、停止図柄判定手段230、払出制御手段240、遊技制御手段250、有利区間制御手段260及び送信手段270の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。なお、有利区間制御手段260は、メイン制御基板200ではなく、サブ制御基板300が有しても良いし、又、メイン制御基板200とサブ制御基板300との両方に分けて有するようにしても良い。
メイン制御基板200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、ベットスイッチ32を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技での回転リール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、4個すべての回転リール62の回転が開始する。
このとき、有効ライン86上に所定の図柄61の組み合わせが揃うと、当該図柄61の組み合わせに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄61の組み合わせが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄61の組み合わせが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される。
なお、設定値の段階は、6段階に限定されず、6段階未満の段階や7段階以上であっても良い。
役抽選手段210は、役に当選するか否かの役抽選を実行するものである。そして、役抽選において決定された役を当選役ともいう。すなわち、役抽選手段210は、メイン制御基板200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数段階の設定値毎に予め定められた抽選確率で役に当選するか否かの役抽選を行うためのものである。
なお、役抽選手段210により抽選される役の種類と図柄61の組み合わせについては、図6〜図11に示すものに限定されない。
本実施の形態では、役抽選手段210は、役抽選により図12〜図14に示すいずれかの当選役グループが当選するか否かを決定している。
なお、当選役グループについては、図12〜図14に示すものに限定されない。
図12〜図14は、予め定められた複数種類の当選役グループを示し、各当選役グループは、1つの役又は複数の役の組み合わせから構成される。
また、第2停止までは正解したが、第3停止で不正解の場合は、「P_LC用1枚役」又は「第一停止不正解用1枚役」が成立(入賞)してメダルが1枚払い出される。
なお、遊技状態が「RT0」の場合は、押し順が正解した場合であっても、全ての押し順で「P_LC用1枚役」又は「第一停止不正解用1枚役」が成立(入賞)してメダルが1枚払い出される。
また、第2停止までは正解したが、第3停止で不正解の場合は、「P_CQ用1枚役」又は「第一停止不正解用1枚役」が成立(入賞)してメダルが1枚払い出される。
なお、遊技状態が「RT0」の場合は、押し順が正解した場合であっても、全ての押し順で「P_CQ用1枚役」又は「第一停止不正解用1枚役」が成立(入賞)してメダルが1枚払い出される。
また、第2停止までは正解したが、第3停止で不正解の場合は、「P_QR用1枚役」又は「第一停止不正解用1枚役」が成立(入賞)してメダルが1枚払い出される。
なお、遊技状態が「RT0」の場合は、押し順が正解した場合であっても、全ての押し順で「P_QR用1枚役」又は「第一停止不正解用1枚役」が成立(入賞)してメダルが1枚払い出される。
リール制御手段220は、メイン制御基板200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(押し順)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段220による処理は、後述するステップS12(図18参照)において行われる。
停止図柄判定手段230は、メイン制御基板200が備える手段であり、すべての回転リール62が停止した際における有効ライン86上の図柄61の組み合わせを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、停止図柄判定手段230による処理は、後述するステップS13(図18参照)において行われる。
払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、停止図柄判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。なお、払出制御手段240による処理は、後述するステップS14(図18参照)において行われる。
遊技制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図4に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態制御手段251、シングルボーナス状態制御手段252、ボーナス内部中状態制御手段252及びボーナス遊技状態制御手段253の各手段を有する。
ノーマル遊技状態制御手段251は、「ノーマル遊技状態」(図16参照)を制御するものである。ここで、ノーマル遊技状態は、ボーナス内部中状態制御手段252によるボーナス内部中状態、ボーナス遊技状態制御手段253によるボーナス遊技状態、以外の状態をいう。
ボーナス内部中状態制御手段252は、「ボーナス内部中状態」(図16参照)を制御するものである。ここで、ボーナス内部中状態は、ボーナス移行役に当選したが、当該ボーナス移行役に対応した図柄62の組み合わせを有効ライン86上に停止表示できなかった場合に移行する。
ボーナス遊技状態制御手段253は、「ボーナス遊技状態」(図16参照)を制御するものである。ここで、ボーナス遊技状態は、ボーナス移行役「RBB1」、「RBB2」に当選し、当該ボーナス移行役に対応した図柄61の組み合わせを有効ライン86上に停止表示させることで移行する。
ここで、「RBB1」、「RBB2」は、所定の枚数、例えば147枚を超えるメダルの払い出しで終了する。
そして、ボーナス遊技状態終了後、ノーマル遊技状態に移行する。
有利区間制御手段260は、図17を用いて後述するストップスイッチ50の操作態様を報知不可能な非有利区間と、報知可能な有利区間とを制御するものである。
そして、後述する演出制御手段320を用いてストップスイッチ50の押し順を報知させる演出等を実行させる。
ここで、所定のゲーム数、例えば777ゲーム、に到達する前に、後述するAT状態へ移行するか否かの抽選(AT移行抽選)に当選した場合は、天井ゲーム数カウンタにより計数されているゲーム数は初期化される。
なお、所定のゲーム数は、777ゲームに限定されず、他のゲーム数であっても良いし、又、抽選により決定するようにしても良い。
また、本実施の形態では、非有利区間から有利区間へ移行した後、所定の上限ゲーム数(1500ゲーム)を消化する前(有利区間の上限ゲーム数に到達する前)であっても、有利区間で投入されたメダルの数と払い出したメダルの数との差である差枚数が所定枚数に到達したとき(上限差枚数)には、有利区間から非有利区間へ移行するようにしている。
送信手段270は、サブ制御基板300へ信号を送信するためのものである。
サブ制御基板300は、図5に示すように、受信手段310、演出制御手段320の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
具体的には、サブ制御基板300は、演出用ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、表示装置84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
受信手段310は、送信手段270からの信号を受信するものである。
演出制御手段320は、図16に示す遊技状態及び図17に示す有利区間の状態に応じた遊技機10の演出を制御するものである。
つぎに、図16を用いて遊技状態について説明する。
遊技状態は、メイン制御基板200により管理され、図16に示すように、大別すると、ノーマル遊技状態、ボーナス内部中状態、ボーナス遊技状態がある。
ノーマル遊技状態は、ノーマル遊技状態制御手段251により制御される。
ノーマル遊技状態におけるリプレイ役への当選確率は、通常(1/7.3)に設定されている。
ノーマル遊技状態における役抽選によりボーナス移行役「RBB1」、「RBB2」(図12参照)に当選し、当該ボーナス移行役に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されなかった場合に、ノーマル遊技状態からボーナス内部中状態へ移行し、停止表示された場合はボーナス遊技状態へ移行する。
ボーナス内部中状態は、ボーナス内部中状態制御手段252により制御され、ノーマル遊技状態において、ボーナス移行役「RBB1」、「RBB2」(図12参照)に当選し、当該ボーナス移行役「RBB1」、「RBB2」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示されなかった場合に移行する。
ボーナス内部中状態におけるリプレイ役への当選確率は、ノーマル遊技状態よりも高く設定されている。
ボーナス遊技状態は、ボーナス遊技状態制御手段253により制御され、本実施の形態では、ボーナス移行役「RBB1」、「RBB2」(図12参照)に当選し、当該ボーナス移行役「RBB1」、「RBB2」に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示された場合に移行する。
ボーナス遊技状態におけるリプレイ役への当選確率は、「0」に設定されている。
そして、ボーナス遊技状態の終了後、ノーマル遊技状態に移行する。
図17に示すように、押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知不可能な「非有利区間」と、「非有利区間」から移行可能であり、役抽選により予め定められた押し順でストップスイッチ50の操作がされた場合に入賞となる押し順役に当選した場合に、当該押し順を遊技者に報知可能な「有利区間」とがある。
「非有利区間」から「有利区間」には、本実施の形態では、役抽選により予め定められた役、図15に示すように、遊技状態が「RT0」の場合では、当選役グループ「NRP」、「SRP」、「AT1」〜「ATA24」、「SP1」〜「SP3」、「RBB1」、「RBB2」、に当選した場合に「非有利区間」から「有利区間」への有利区間移行抽選がされ、当該有利区間移行抽選に当選することにより移行させる。
これにより、遊技状態「RT0」で役抽選の対象となっていない当選役グループ「PALL1」、「PALL2」は、遊技状態「RBB1」、「RBB2」で当選した場合であっても有利区間移行抽選はされないようにしているとともに、「RT0」でも「RBB1」、「RBB2」でも同じ役が当選することから(図7〜図14参照)、停止表示された図柄61では、遊技状態が「RT0」であるか「RBB1」、「RBB2」であるかが判別できないようにしている。
なお、遊技状態「RT0」と、「RBB1」、「RBB2」とでは、同じ演出がされるように設定されており、演出の面からも遊技者がどちらの遊技状態に滞在しているかを分かり難くしている。
また、「非有利区間」から「有利区間」へは、役抽選により予め定められた役に当選した場合に行われる有利区間移行抽選に当選することにより移行する場合に限定されず、役抽選により予め定められた役に当選した場合は有利区間移行抽選をすることなく有利区間へ移行するようにしても良い。
なお、区間報知ランプ90の点灯は、上述した場合に限定されず、他の場合、例えば、後述する第1AT状態への移行時に点灯するようにしても良い。
「有利区間」は、有利状態の一例であり、「非有利区間」よりも遊技者にとって有利な区間であって、「有利区間通常状態」、「AT状態」を備える。
したがって、「有利区間」全体を通して遊技者にとって有利である必要はなく、「有利区間」の一部で遊技者にとって有利ではないことがあっても良い。
そのため、メイン制御基板200では、上限ゲーム数カウンタを備え、所定の上限ゲーム数(1500ゲーム)に到達するか否か判定するため、有利区間へ移行した後の消化ゲーム数を計数している。
また、上述した上限ゲーム数カウンタとは別に、天井ゲーム数カウンタを備え、当該天井ゲーム数カウンタにより計数されるゲーム数は、後述するが、AT状態へ移行する際に参照される(いわゆる天井)。
ここで、有利区間で投入されたメダルの数と払い出したメダルの数との差である差枚数は、例えば、有利区間で最もメダルが減った状態と有利区間で最もメダルが増えた状態との差によって求められる数、いわゆるMYである。
そのため、メイン制御基板200では、所定枚数の差枚数(いわゆるMY2400枚)に到達するか否か判定するため、有利区間へ移行した後の投入枚数と払出枚数とを計数している。
有利区間通常状態は、「有利区間」における「AT状態」等の特殊な状態を除いた状態である。
有利区間通常状態は、非有利区間の非有利区間通常状態を継続した状態となっており、演出制御手段320により非有利区間通常状態と同様の演出が行われる。つまり、非有利区間通常状態と有利区間通常状態との違いは、滞在している区間が「非有利区間」か「有利区間」かの違いとなっている。
この、有利区間通常状態の滞在中における遊技状態は、主にノーマル遊技状態の「RBB1F」、「RBB2F」に滞在していることとされている(図16参照)。
なお、「有利区間通常状態」が備える状態には、上述したものに限定されず、他の状態を備えても良い。
有利通常状態は、「有利区間通常状態」における「前兆状態」、「CZ状態」等の特殊な状態を除いた状態である。
有利通常状態では、上述したAT移行抽選、ガセ前兆移行抽選、CZ状態への移行抽選(CZ移行抽選)が行われる。
「前兆状態」(ガセ前兆を含む)では、抽選により決定されたゲーム数の間、CZ状態へ移行する可能性があることを報知する煽り演出が行われる。煽り演出としては、例えば、敵キャラクターと対決するいわゆるバトル演出が行われる。
そして、「前兆状態」の抽選により決定されたゲーム数を消化することで、CZ状態への移行抽選に当選することにより移行する「本前兆」の場合は、バトルに勝つ演出が実行された後、「CZ状態」へ移行し、CZ状態への移行抽選に当選せず、ガセ前兆移行抽選に当選知ることにより移行する「ガセ前兆」の場合は、バトルに負ける演出が実行された後、「有利通常状態」へ移行する。
また、煽り演出は、バトル演出に限定されず、他の演出であっても良い。
また、「前兆状態」のゲーム数は、抽選により決定されるゲーム数に限定されず、予め定められたゲーム数であっても良い。
なお、前兆状態で行われる抽選は、上述のものに限定されない。
この場合には、「本前兆」の場合は「AT状態」へ移行し、「ガセ前兆」の場合は、「有利通常状態」へ移行する。
CZ状態(チャンスゾーン状態)は、有利通常状態又は前兆状態から移行可能であって、予め定められた遊技数、例えば、20回の間実行され、有利通常状態よりも、AT状態へ移行する期待度の高い状態である。
「AT状態」は、有利状態の一例であり、有利区間通常状態より遊技者にとって有利な状態である。
当該「AT状態」に移行すると、所定の役の入賞をアシストするための報知演出として、当選した役の押し順が報知(押し順ナビ)される遊技(AT)が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役や再遊技役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出される。
そして、「AT状態」の終了後、非有利区間通常状態へ移行する。
なお、「AT状態」が備える状態には、上述したものに限定されず、他の状態を備えても良い。
「AT状態」は、第2有利状態の一例であり、「非有利区間」より遊技者に有利な状態である。当該「AT状態」に移行すると、所定の役の入賞をアシストするための報知演出として、当選した役の押し順が報知される遊技(AT)が開始され、報知された押し順に従ってストップスイッチ50を操作することで、当選した小役や再遊技役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる。このため、成立した小役に対応する所定枚数のメダルが払い出されることから、メダルの払い出しに関し、遊技者にとって最も有利な状態である。
ここで、遊技区間は、ストップスイッチ50の操作態様としてストップスイッチ50の押し順の報知が行われた場合は、投入されたメダルの数と遊技者に払い出されたメダルの数にかかわらず報知されたストップスイッチ50の操作態様で操作された場合に入賞する役に対応する遊技者に払い出されるメダルの数の差と、ストップスイッチ50の操作態様の報知が行われない場合は、投入されたメダルの数と遊技者に払い出されたメダルの数の差を集計し、当該集計した差が特定数に到達することにより終了するものである。
そして、第1AT状態へ移行した後は、第1AT状態のストップスイッチ50の操作態様の報知(いわゆるナビ発生)が実行された場合は、所定のポイント(投入されたメダルの数が3枚で、遊技者に払い出されるメダルの数が15枚(図8〜図14参照)であるため、15枚−3枚、に相当するポイント)が現在のポイントから減算される。
かかる初期ポイントから減算されたポイントが特定ポイントである「0」に到達した場合に、第1AT状態が終了する。
すなわち、第1AT状態の遊技区間を管理するポイントは、ストップスイッチ50の操作態様の報知(いわゆるナビ発生)が実行された場合のみ、減算されるようにしても良い。
また、ストップスイッチ50の操作態様の報知(いわゆるナビ発生)が実行されない場合は、投入されたメダルの数と実際に遊技者に払い出されるメダルの数との差を現在のポイントから減算するようにしても良い。
この場合には、後述するエンディング状態へ移行する所定条件を満たすかを、当該遊技数を消化する間や、当該獲得枚数を獲得するまでに、期待される純増枚数を計数し、当該純増枚数が所定数に到達することにより判断するようにする。
具体的には、第1AT状態では、役抽選により予め定められた当選役グループ「SRP」、「SP1」〜「SP3」に当選した場合に、ストック抽選が行われ、当該ストック抽選に当選した場合は、第1AT状態を実行可能な権利がストックされ、第1AT状態の終了後、ストックが有る場合は、再度、第1AT状態が開始される。
また、第1AT状態では、所定の契機で第1AT状態を継続するか否かの継続抽選が行われ、当該継続抽選に当選した場合は、第1AT状態の終了後、再度、第1AT状態が開始される。
なお、ストック抽選と継続抽選とは、両方備える場合に限定されず、一方のみ備えるようにしても良い。
ここで、継続された第1AT状態の遊技区間を管理するポイントとして、予め定められた初期ポイント(例えば初期ポイント100)が設定される。
本実施の形態に係る上乗せ特化ゾーンは、有利区間通常状態又は第1AT状態中に、役抽選手段210の役抽選結果、予め定めた所定の役に当選した場合に行われる抽選に当選した場合に移行可能な状態であって、第1AT状態の遊技区間の上乗せが可能な遊技状態である。
ここで、第1AT状態の遊技区間は、上述したようにポイントにより管理されているため、上乗せ特化ゾーンで上乗せされる遊技区間もポイントが上乗せされるが、これに限定されず、第1AT状態の遊技区間を遊技数で管理する場合(第1AT状態を所定回数遊技するまで実行可能な状態とする場合など)は、上乗せされる遊技区間も遊技数が上乗せされることとなる。
そして、抽選により決定された上乗せポイントが第1AT状態のポイントに加算される。
なお、上乗せ特化ゾーンは、予め定められた遊技数、例えば5回に設定されているが、上乗せ特化ゾーンの最後の遊技で上乗せ特化ゾーンを継続するか否かの継続抽選が行われ、当該継続抽選に当選した場合は、上乗せ特化ゾーンが継続され、継続抽選に外れるまで上乗せ特化ゾーンが継続されるように設定されている。
「引き戻し状態」は、「第1AT状態」の終了後、「第1AT状態」のストックがない場合に移行し、所定遊技数の間、「第1AT状態」へ引き戻すか否かの抽選(引き戻し抽選)が行われる状態である。
引き戻し抽選に当選した場合は、「第1AT状態」へ戻り、引き戻し抽選に当選しない場合は、「非有利区間通常状態」へ移行する。
なお、「引き戻し状態」では、ストップスイッチ50の押し順の報知(押し順ナビ)が実行されないように設定されているが、これに限定されず、「引き戻し状態」であってもストップスイッチ50の押し順の報知(押し順ナビ)が実行されるようにしても良い。
なお、「第1AT状態」の終了後、「第1AT状態」のストックがない場合にも移行し、所定遊技数の間、ストック抽選を行うなどした後、「第1AT状態」へ戻るようにしても良い。
「エンディング状態」は、第1有利状態の一例であり、AT状態中に、所定条件が成立した場合に、AT状態の、第1AT状態、上乗せ特化ゾーンからそれぞれ移行し、有利区間の上限まで継続して遊技可能な状態である。
また、入賞した際に遊技者に払い出されるメダルの数が異なる複数の役が重複して当選する重複当選役(AT1〜AT24:図13、図14参照)に当選し、ストップスイッチ50の操作態様の報知が行われた場合には、当該有利区間で払い出したメダルの数にかかわらず、報知されたストップスイッチ50の操作態様で操作された場合に入賞する役に対応する遊技者に払い出されるメダルの数を、有利区間で遊技者に払い出されるメダルの数として計数するようにしている。
そのため、遊技者のストップスイッチ50の操作ミスがなければエンディング状態へ移行する差枚数2000枚に到達していたにもかかわらず、ストップスイッチ50の操作ミスをしたために、差枚数2000枚に到達できず、エンディング状態へ移行できないという不利益を防止することが可能となる。
具体的には、第1AT状態のポイントが上乗せされた結果500ポイント残っている場合に、現在の差枚数(期待値MY)に500を加算した数が差枚数2000枚に到達する場合は、差枚数2000枚に到達することが決定されているため、差枚数2000枚の到達を待たず、エンディング状態へ移行するようにしても良い。
この場合には、上乗せ特化ゾーンにおける上乗せポイント抽選により差枚数2000枚に到達することが確定した場合に、エンディング状態へ移行することとなる。
このようにした場合は、差枚数2000枚に到達する前に、現在の差枚数からエンディング状態へ移行することを推測し、差枚数2000枚の到達を待たず、エンディング状態へ移行するようにすることも可能である。
また、エンディング状態へ移行する条件が成立する前から、エンディング状態へ移行することを示唆する演出を実行することも可能である。
なお、上限である差枚数2400枚(MY2400)は、ストップスイッチ50の操作態様が報知された場合に「15枚(PZ83〜PZ106が入賞した場合に払い出されるメダルの数)−投入枚数(3枚)」で求められる数値(期待値MY)で計数された差枚数ではなく、有利区間で、実際に投入されたメダルの数と、遊技者に払い出したメダルの数との差である。
これにより、有利区間の上限である差枚数2400枚(MY2400)に到達可能となっている。
これにより、第1AT状態の演出が途中で中止されず、第1AT状態の演出を最後まで楽しませることが可能となる。
なお、この場合には、実際には第1AT状態に滞在しているため、上述したような無抽選状態ではないが、無抽選状態とすることも可能である。
図18に示すフローチャートに基づいて、メイン制御基板200が1回の遊技毎に実行する一般的な遊技制御処理について説明する。
ステップS13において、停止図柄判定手段230により、有効ライン86上の図柄61の組み合わせに対して所定の役の図柄61の組み合わせが揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、メイン制御基板200からサブ制御基板300へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップS14に進む。
例えば、上述したように、回転リール62が4個ある場合を用いて説明したが、これに限定されず、4個以外の、例えば3個であっても良い。
このような取りこぼしのある役である所定役に当選した場合は、所定役に入賞しなかった場合でも、入賞したものとして差枚数を計数するようにしている。
さらに、ストップスイッチ50の操作態様(押し順)が正解の場合に成立(入賞)する押し順役に、更に所定役(レア役)を設け、どちらか一方のみを、実際に遊技者に払い出されたメダルの数にかかわらず、所定役に対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示された場合に遊技者に払い出されるメダルの数を有利区間で遊技者に払い出されたメダルの数として計数するようにしても良い。
この場合には、AT状態でのみ実際に遊技者に払い出されたメダルの数ではなく、入賞した場合に遊技者に払い出されるメダルの数を計数して、エンディング状態へ移行させることが可能となる。
所定役の当選を示唆する演出が実行されないと、遊技者が当該所定役に対応する図柄組み合わせを狙うこともできず、この場合にも一律に実際に遊技者に払い出されたメダルの数メダルの数にかかわらず、所定役に対応する図柄が有効ライン86上に停止表示された場合に遊技者に払い出されるメダルの数を有利区間で遊技者に払い出されたメダルの数として計数すると、興趣の低下をもたらすおそれがあるためである。
すなわち、第1AT状態の開始時に設定される初期ポイントに対し、ストップスイッチ50の操作態様の報知がされると、対応する図柄組み合わせが有効ライン86上に停止表示された場合に遊技者に払い出されるメダルの数を現在の差枚数に加算し、当該加算した差枚数と、第1AT状態の残りのポイントとからエンディング状態へ移行する差枚数に到達すると予想できる場合は、エンディング状態へ移行するようにしても良い。
具体的には、遊技者に払い出されたメダルの数を現在の差枚数に加算し、当該加算した差枚数と、第1AT状態の残りのポイントと、をエンディング状態へ移行する差枚数、例えば2000枚から減算した数値が0になる場合に、エンディング状態へ移行するようにしても良い。
また、第1AT状態のエンディング状態へ移行する差枚数へ到達する前から、エンディング状態へ移行することを示唆する演出を実行することも可能となる。
本発明は、実際に遊技者に払い出されたメダルの数を元に、投入されたメダルの数との差を計数するようにした場合に生じうる、エンディング状態へ移行することが決定される有利区間の途中に、遊技者がミスをして、ストップスイッチ50の操作態様を報知された操作態様ではない操作態様で操作した場合に、ミスをしなければ有利区間の遊技区間が終了するまでにエンディング状態へ移行する条件を満たすことができたにもかかわらず、ミスをしたため、エンディング状態へ移行する条件を満たすまでに、有利区間の遊技区間が終了してしまう、という問題を防止することが可能な遊技機10を提供することができる。
この場合には、第1AT状態を、メダルの払い出しに関し、有利区間のうち遊技者にとって最も有利な状態とすることが望ましい。このようにすることで、最も有利な状態でのみ、入賞した場合に遊技者に払い出されるメダルの数を有利区間で遊技者に払い出されるメダルの数として計数することが可能となる。
また、エンディング状態へ移行する条件が成立する前から、エンディング状態へ移行することを示唆する演出を実行することも可能である。
14 前扉 16 図柄表示窓部
17 メダルセレクタ 18 外部集中端子板
19 扉開閉用スイッチ 20 上パネル
22 下パネル 24 ホッパーユニット
26 メダル受け皿 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 42 演出用ボタンスイッチ
43 電源ユニット 44 電源スイッチ
45 設定キースイッチ 46 設定変更スイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
60 リールユニット 61 図柄
62 回転リール 63 リール位置センサ
64 左回転リール 65 リール駆動モータ
66 中回転リール 67 バックランプ
68 右回転リール 70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
87 クレジット表示器 88 払出枚数表示器
89 設定表示器 90 区間報知ランプ
92 投入センサ 94 払出センサ
95 ホッパーモータ 96 オーバーフローセンサ
100 制御装置
200 メイン制御基板 210 役抽選手段
220 リール制御手段 230 停止図柄判定手段
240 払出制御手段 250 遊技制御手段
251 ノーマル遊技状態制御手段 252 ボーナス内部中状態制御手段
253 ボーナス遊技状態制御手段 260 有利区間制御手段
270 送信手段
300 サブ制御基板 310 受信手段
320 演出制御手段
Claims (2)
- 通常状態と、ストップスイッチの操作態様を報知可能であり、前記通常状態より遊技者にとって有利な有利状態とを有し、
前記有利状態は、遊技可能な区間に上限が設定された遊技状態であり、少なくとも、当該有利状態中に所定条件が成立した場合に、前記上限まで継続する第1有利状態を備え、
役抽選では、入賞した際に遊技者に払い出される遊技用価値の数が異なる複数の役が重複して当選する重複当選役が当選可能であり、
前記重複当選役は、前記ストップスイッチの操作態様によって当該重複当選役のうち入賞する役が異なるように設定され、
前記有利状態中において、前記ストップスイッチの操作態様の報知が行われた遊技にて前記報知されたストップスイッチの操作態様で操作された場合に入賞する役に対応して付与される遊技用価値の数と当該遊技の使用遊技用価値の数との差を計数し、前記ストップスイッチの操作態様の報知が行われない遊技にて当該遊技の入賞に対応して付与される遊技用価値の数と当該遊技の使用遊技用価値の数との差を計数する計数手段を備え、
前記計数手段に基づいて算出される累積数が所定数に到達すると前記所定条件が成立することを特徴とする遊技機。 - 前記第1有利状態に対応する第1演出と、前記第1有利状態となる以前の第2有利状態に対応する第2演出とを実行可能な演出実行手段を備え、
前記演出実行手段は、前記第2演出を実行中に前記所定条件が成立した場合には、当該第2演出を途中で中止させないことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018218526A JP6899589B2 (ja) | 2018-11-21 | 2018-11-21 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018218526A JP6899589B2 (ja) | 2018-11-21 | 2018-11-21 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020081235A JP2020081235A (ja) | 2020-06-04 |
JP6899589B2 true JP6899589B2 (ja) | 2021-07-07 |
Family
ID=70905067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018218526A Active JP6899589B2 (ja) | 2018-11-21 | 2018-11-21 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6899589B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7215893B2 (ja) * | 2018-12-21 | 2023-01-31 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7215894B2 (ja) * | 2018-12-21 | 2023-01-31 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7215892B2 (ja) * | 2018-12-21 | 2023-01-31 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7215891B2 (ja) * | 2018-12-21 | 2023-01-31 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7051956B2 (ja) * | 2020-09-01 | 2022-04-11 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7051957B2 (ja) * | 2020-09-01 | 2022-04-11 | 株式会社三共 | スロットマシン |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015177934A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | サミー株式会社 | スロットマシン |
JP6722034B2 (ja) * | 2016-05-10 | 2020-07-15 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP6889898B2 (ja) * | 2016-06-15 | 2021-06-18 | 株式会社オリンピア | 遊技機 |
JP2020014525A (ja) * | 2018-07-23 | 2020-01-30 | 株式会社コナミアミューズメント | スロットマシン |
-
2018
- 2018-11-21 JP JP2018218526A patent/JP6899589B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020081235A (ja) | 2020-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6899589B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6765718B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6849239B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7125110B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6282718B1 (ja) | 遊技機 | |
JP6899587B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2021049321A (ja) | 遊技機 | |
JP2021049192A (ja) | 遊技機 | |
JP7088545B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7016531B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6860226B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6737517B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6844858B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6839448B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2021074230A (ja) | 遊技機 | |
JP6887180B1 (ja) | 遊技機 | |
JP6765733B1 (ja) | 遊技機 | |
JP6803616B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6889955B1 (ja) | 遊技機 | |
JP6860213B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6842138B1 (ja) | 遊技機 | |
JP6860253B1 (ja) | 遊技機 | |
JP6830676B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7408080B2 (ja) | 遊技機 | |
JP7060875B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200730 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20200820 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20200902 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20201111 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210105 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210209 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210324 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210601 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210608 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6899589 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |