JP6898119B2 - 管継手 - Google Patents

管継手 Download PDF

Info

Publication number
JP6898119B2
JP6898119B2 JP2017048390A JP2017048390A JP6898119B2 JP 6898119 B2 JP6898119 B2 JP 6898119B2 JP 2017048390 A JP2017048390 A JP 2017048390A JP 2017048390 A JP2017048390 A JP 2017048390A JP 6898119 B2 JP6898119 B2 JP 6898119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
pipe
insertion guide
resin pipe
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017048390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018151022A (ja
Inventor
幸男 井野口
幸男 井野口
Original Assignee
三菱ケミカルインフラテック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱ケミカルインフラテック株式会社 filed Critical 三菱ケミカルインフラテック株式会社
Priority to JP2017048390A priority Critical patent/JP6898119B2/ja
Publication of JP2018151022A publication Critical patent/JP2018151022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6898119B2 publication Critical patent/JP6898119B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Joints With Sleeves (AREA)

Description

本発明は、例えば、住宅設備の給水や給湯用の配管を構成する樹脂管同士を接続する管継手に関し、樹脂管の端部を管継手の接続口に挿入し押し込む操作をするだけで樹脂管を管継手に接続することができるように設けられた構造のものに関する。
図10は、樹脂管の端部を接続口に挿入し押し込むことで接続がなされる構造を備えた一例の管継手を示している。
図示されるように、この管継手100は、その接続口101が、樹脂管Pが外篏合する大きさに形成された内筒102を端部に有する継手本体103の外周に、樹脂管Pよりも大径の外筒104が取り付けられ、さらに外筒104の先端に同じく筒状のキャップ105が取り付けられているとともに、シール部材106,106が装着された内筒102の外周面と外筒104及びキャップ105の内周面の間に、樹脂管Pを挿入位置に固定する引き抜き防止部材107と樹脂管P端部の挿入位置をガイドする挿入ガイド108を設置して構成してある。
そして、図11に示されるように、挿入ガイド108に樹脂管Pの端部を押し当てて、樹脂管Pを接続口101の内部に挿入すると、樹脂管Pの先端に当接する挿入ガイド108が接続口101の奥側へ移動せしめられ、その過程で内筒102の外側に配置された引き抜き防止部材107の内周縁が樹脂管Pの外周面に当接して縮径方向へ押し込まれ、それにより生じる拡径方向への弾発力を樹脂管Pの外周面に作用させて樹脂管Pを挿入位置に保持し、内筒102の外周面に装着したシール部材106,106が樹脂管Pの内周面に密封接続するとともに、樹脂管Pに押されて接続口101の奥まで移動せしめられた挿入ガイド108が外筒104の内周面に圧接嵌着することで、樹脂管Pが挿入位置に固定されて管継手100に連結するように構成してある(例えば特許文献1参照)。
特開2012−72895号公報
前記図示した管継手100に樹脂管Pを接続する操作は、接続口101と樹脂管Pの管軸を揃えた状態で内筒102の外側に装着された挿入ガイド108に樹脂管Pの先端を宛がい、そのまま樹脂管Pを接続口101の奥まで一気に押し込むことで行われる。
このとき、樹脂管Pを斜めに挿入したり、樹脂管Pを回しながら挿入したり、或いは挿入操作の途中で一旦引き抜き、その後再び挿入したりするなどの異常な挿入操作を行うと、接続口101への樹脂管Pの接続が不完全となって接続部位の気密性が損なわれ、漏水を生じさせる原因となることがあった。
例えば、樹脂管Pを斜めに挿入しようとした場合、樹脂管Pが斜めのままだとその先端部に当接する挿入ガイド108が詰まって差し込めなくなる。そのため、挿入ガイド108が詰まった位置から樹脂管Pを少し引き抜くと、樹脂管Pと挿入ガイド108の間に隙間ができ、この隙間の部分に内筒102に装着されたシール部材106がはみ出してしまい、これに気付かずに真っすぐに直した樹脂管Pを再び差し込むと、前記シール部材106をはみ出させたまま挿入されて、樹脂管Pの内面と内筒102の外面の間に隙間が出来てしまい、これが漏水を生じさせる原因となることが本発明者の検討で明らかになった。
或いは、樹脂管Pを斜めにしたままで強引に挿入した場合に、内筒102に装着された一対のシール部材106,106の一方が樹脂管Pの先端に引っ掛かって内筒102の外側に露出し、これが樹脂管Pの押し込みに伴って他方のシール部材106に覆い重なるようにはみ出して、樹脂管Pの内面と内筒102の外面の間の気密性を阻害し、この部分から漏水することも本発明者の検討で明らかになった。
勿論、正常な操作で樹脂管Pを接続口101に挿入すれば気密性を損なわずに樹脂管Pは管継手100に強固に連結する。しかし、例えば、配管の敷設工事の遅れが生じていたため、勢い樹脂管Pの挿入操作を雑に行ってしまったり、配管の施工に不慣れな作業者が管継手100に樹脂管Pを接続する作業を担当したりして、異常な挿入操作をしたことに気づかないまま管継手100に樹脂管Pを接続し、これをそのまま敷設してしまう可能性があることは避けられない。
このような場合、樹脂管Pの接続不良に伴う漏水は、配管の施工完了後、実際に水を流すことで発見されることが多く、樹脂管Pの接続不良を修繕するために、本来であれば不要な作業コストが発生することとなる。仮に樹脂管Pが異常な挿入操作により接続されていたとしても、漏水を生じさせない手段や手立てを講じておくことが何よりも肝要である。
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み、樹脂管の端部を接続口に挿入し押し込む操作をすることで樹脂管を管継手に接続することができるように構成された管継手において、異常な挿入操作により樹脂管が管継手に接続されていたとしても、樹脂管を管継手に確実に連結したまま接続部位の水密性を保持することができるようにすることを課題とする。
本発明者は、前記課題を解決するべく鋭意検討した結果、樹脂管の内面と内筒の外面との間に隙間ができ難いように、挿入した樹脂管を引き抜く方向に力が加わっても樹脂管と挿入ガイドとが離間しないように離間方向への移動を妨げる離間防止手段を装備することによって、特に、樹脂管と挿入ガイドがシール部材を通過するときにも隙間ができ難くなり、これにより前記課題を解決可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、接続口に樹脂管の端部を挿入して樹脂管同士を接続する管継手であって前記接続口を形成する外周面にシール部材が装着された内筒と当該内筒の外側に配置された外筒及びキャップの間に、樹脂管をガイドする挿入ガイドと挿入された樹脂管の端部を挿入位置に保持する引き抜き防止部材を備えた管継手において、
前記挿入ガイドの樹脂管の端部が当接する側に、挿入ガイドと樹脂管との離間を防止する離間防止手段を備えた構成を有することを特徴とする。
これによれば、管継手に樹脂管を接続する操作は、樹脂管の先端部を挿入ガイドに押し当てた状態で、樹脂管を管継手の接続口の内部に押し込むことで行うことができる。
挿入ガイドの樹脂管の端部が当接する側に離間防止手段が設けてあるので、樹脂管を接続口奥側の固定位置まで押し込む過程で、樹脂管と挿入ガイドが一体となってシール部材を通過するため、シール部材が捲れ、はみ出して隙間ができるようなことはなく、また、樹脂管を接続口奥側まで押し込んだ状態で、離間防止手段によって樹脂管を固定位置に保持することができる。樹脂管が挿入ガイドに一体に固定されるので、樹脂管の内外周面は前記シール部材と挿入ガイドによって確実にシールされ、樹脂管の内外周辺に隙間ができるなどして漏水が発生するようなことはない。
前記構成の継手管において、離間防止手段は、樹脂管に管継手の接続口から引き抜く方向へ向けた力が作用したときに、樹脂管に前記引き抜く方向とは逆方向の力を作用せしめて、挿入ガイドに先端部が当接した樹脂管を当該当接位置に保持する機構であることを特徴とする。
離間防止手段を構成する位置保持機構としては、例えば、樹脂管を固定位置まで挿入した状態で、樹脂管とその内外周面に接する内筒及び外筒の表面間に、互いに部材同士が圧密に当接することにより樹脂管と内筒及び外筒の表面間に直接に、又は表面間に弾性材を装填して間接に弾発力を作用させたり、或いは、樹脂管の内面に接する内筒外面との間や外面に接する外筒内面との間で摩擦力を作用させたりすることにより、樹脂管を固定位置に保持する構成が挙げられる。
また、例えば、挿入ガイドの樹脂管の端部が当接する側の端部に、樹脂管が密着する機能を備えた接着剤などの成分を付着させて離間防止機能が奏するように設ける方法が考えられる。或いは、離間防止手段の別の形態として、ねじ摩擦によるものや摩擦融着によるもの、超音波溶着によるものなどの、挿入ガイドと樹脂管が一体となり、樹脂管を挿入する際だけではなく、樹脂管を引き抜く方向に力が働いても、挿入ガイドと樹脂管の離間を防止する機能を奏する適宜な手段や部材、方法が考えられる。
また、前記構成の管継手において、離間防止手段を、挿入ガイドの樹脂管の端部が当接する側の端部内周縁に挿入ガイドと一体に又は別体に設けられた、樹脂管の内周面と内筒外周面間に圧着する封止片により構成することができる。
これによれば、樹脂管を接続口の内部に押し込むと、樹脂管の先端に当接する挿入ガイドが接続口の奥側へ移動せしめられ、その過程で内筒の外側に配置された引き抜き防止部材の内周端が樹脂管の外周面に当接して縮径方向へ押し込まれ、それにより生じる拡径方向への弾発力を樹脂管の外周面に作用させて樹脂管を挿入位置に保持する。また、内筒の外周面に装着されたシール部材が樹脂管の内周面に圧接するとともに、樹脂管に押されて接続口の奥まで移動せしめられた挿入ガイドが外筒の内周面に圧接し、さらに、挿入ガイドに設けられた封止片が樹脂管の内周面と内筒の外周面に挟まれて両周面に弾性圧着して、内筒と外筒の表面及びその間に挿入された樹脂管の内外周面との間が確実にシールされる。
仮に樹脂管を異常な挿入操作で管継手に接続し、内筒に装着されたシール部材がはみ出て樹脂管の内周面と内筒の外周面の間に隙間が出来ていたとしても、挿入ガイドに設けられた封止片が樹脂管の内周面と内筒の外周面に弾性圧着するため、樹脂管及び内筒の表面間の水密性が保持され、異常な挿入操作に起因する漏水の発生を確実に防止することができる。
また、前記挿入ガイドの樹脂管の端部が当接する側の端部内周縁に設ける封止片に代えて、或いはこれとともに、挿入ガイドの樹脂管の端部が当接する側の端部外周縁に樹脂管の外周面と外筒内周面間に弾性圧着する封止片を設けてもよい。
これによっても、樹脂管の挿入操作によって挿入ガイドに設けられた封止片が樹脂管の外周面と外筒の内周面に挟まれて両周面に弾性圧着し、内筒と外筒の表面及びその間に挿入された樹脂管の内外周面との間を確実にシールすることができる。
仮に異常な挿入操作で樹脂管が管継手に接続されていたとしても、挿入ガイドに設けられた封止片が樹脂管の外周面と外筒の内周面に弾性圧着して樹脂管及び外筒の表面間の水密性を保持し、異常な挿入操作に起因する漏水の発生を確実に防止することができる。
前記構成の管継手において、接続口に押し込まれた樹脂管が固定された位置で、挿入ガイドの封止片が樹脂管と内筒又は外筒に確実に弾性圧着するように、挿入ガイドの樹脂管の端部が当接する側の端部内周縁に封止片を設けたときは内筒外周面に、挿入ガイドの端部外周縁に封止片を設けたときには外筒内周面にそれぞれ封止片が嵌まり込む凹溝を設けてもよい。封止片が上記機能を奏するのであれば、挿入ガイドと別体に設けられていてもよい。
なお、本発明は、樹脂管の端部が挿入される内筒と外筒及びキャップの間に挿入ガイドと引き抜き防止部材を配置して接続口が形成された管継手であれば、T字形やY字形、L字形などの任意の形態ものに適用することが可能である。
本発明の一実施形態の管継手における接続口の概略断面図である。 図1の管継手に装着された挿入ガイドの外観図(A)と横断面図(B)である。 図1の管継手に樹脂管を挿入し接続した状態の断面の半面を示した図である。 図3の部分拡大図である。 挿入ガイドの他の形態の断面図である。 図5の挿入ガイドを備えた管継手に樹脂管を挿入し接続した状態の断面の半面を示した図である。 図2の挿入ガイドを備えた他の形態の管継手に樹脂管を挿入し接続した状態の断面の半面を示した図である。 図5の挿入ガイドを備えた他の形態の管継手に樹脂管を挿入し接続した状態の断面の半面を示した図である。 (A),(B)は挿入ガイドのさらに他の形態の断面図である。 従来の一例の管継手における接続口を、要部を破断して示した図である。 図10の管継手に樹脂管を接続した状態の接続口を、要部を破断して示した図である。
本発明の好適な実施の一形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態の管継手の接続口の構成を示している。図示した管継手1は、前述の従来の管継手100と同様に、先端に内筒3を備えた継手本体4の外周に筒状の外筒5を取り付け、この外筒5の外周に筒状のキャップ6を取り付けるとともに、シール部材7,7が装着された内筒3の外周面と外筒5及びキャップ6の内周面の間に、樹脂管Pを挿入位置に固定する引き抜き防止部材8と樹脂管P端部の挿入位置をガイドする挿入ガイド9を設置して構成してある。
より詳しくは、挿入ガイド9は、弾性を有する硬質樹脂材料を用いてリング状に形成されており、図2に示されるように、その外周に複数の弾性突片9aを突設するともに、樹脂管Pを接続口2に挿入した際に樹脂管Pの端部が当接する側の端部内周縁に、接続口2に挿入した樹脂管Pが固定される位置で樹脂管Pの内周面と内筒3の外周面間に圧着、好ましくは弾性圧着する、離間防止手段である封止片9bを突設して形成してある。
封止片9bの長さは、樹脂管Pを挿入した際の樹脂管Pとの摩擦により挿入ガイド9と樹脂管Pとが離間しないような十分な長さを有することが好ましい。また、封止片9bの厚みは、樹脂管Pの挿入を阻害しない程度の形状や厚み、長さのものであることが好ましく、樹脂管Pが挿入されやすいように表面や端部にテーパが付いているものであってもよい。
さらに、封止片9bの外周面には、位置ずれ防止機能を奏する凹部や凸部などからなる位置ずれ防止部を設けてもよい。このような位置ずれ防止部が設けてあれば、樹脂管Pの一部が弾性復元力によって封止片9bの表面に密着係合しやすくなり、樹脂管Pと挿入ガイド9の離間をより効果的に抑制することが可能である。この位置ずれ防止部は、封止片9bの外周面のいずれの箇所にも形成することができるが、封止片9bの周方向に沿って連続して形成されていることが好ましい。
このように構成された本形態の管継手1は、図3に示されるように、樹脂管Pの端部を接続口2の内部に挿入して押し込めば、樹脂管Pの先端に当接する挿入ガイド9が接続口2の奥側へ移動せしめられ、その過程で内筒3の外側に配置された引き抜き防止部材8の内周端が樹脂管Pの外周面に当接して縮径方向へ押し込まれ、それにより生じる拡径方向への弾発力が樹脂管Pの外周面に作用して、樹脂管Pが挿入位置に固定される。引き抜き防止部材8は、その内周端が接続口2の奥側に向けて折れ、且つ樹脂管Pの外周面に係合して、挿入した樹脂管Pを引き抜く方向に力が加わったときに同方向へ樹脂管Pが変位することを阻止し、樹脂管Pは挿入位置に保持される。
また、内筒3の外周面に装着されたシール部材7,7が樹脂管Pの内周面に圧接し、樹脂管Pの内周面と内筒3の外周面間をシールするとともに、樹脂管Pに押されて接続口2の奥まで移動せしめられた挿入ガイド9の弾性突片9aが外筒5の内面に圧接し、さらに、図4に示されるように、挿入ガイド9に設けられた封止片9bが樹脂管Pの内周面と内筒3の外周面間に挟まれて両周面に圧着し、好ましくは弾性圧着して、内筒3と外筒5の表面及びその間に挿入された樹脂管Pの内外周面との間が確実にシールされ、接続部位から漏水することを防止することができる。
この場合に、樹脂管Pを異常な挿入操作で管継手1に接続し、内筒3に装着されたシール部材7がはみ出て樹脂管Pの内周面と内筒3の外周面の間に隙間が出来ていたとしても、前記封止片9bが樹脂管Pの内周面と内筒3の外周面に圧着、好ましくは弾性圧着するため、樹脂管Pと内筒3の表面間の水密性は保持される。
図5は本発明の他の実施形態の管継手1に用いる挿入ガイド9を示しており、これは、樹脂管Pを接続口2に挿入した際に樹脂管Pの端部が当接する側の端部外周縁に、接続口2に挿入した樹脂管Pが固定される位置で樹脂管Pの外周面と外筒5の内周面間に圧着、好ましくは弾性圧着する封止片9bを突設したものである。
本形態の管継手1は、前記挿入ガイド9を用いて構成され、図6に示されるように、樹脂管Pの接続口2に挿入し押し込めば、前記形態と同様に引き抜き防止部材8の内周端が樹脂管Pの外周面に圧接して係合することで樹脂管Pが挿入位置に保持され、また、シール部材7,7が樹脂管Pの内周面に、挿入ガイド9の弾性突片9aが外筒5の内面にそれぞれ圧接するとともに、挿入ガイド9に設けられた封止片9bが樹脂管Pの外周面と外筒5の外周面間に挟まれて両周面に圧着、好ましくは弾性圧着して、内筒3と外筒5の表面及びその間に挿入された樹脂管Pの内外周面との間を確実にシールすることができる。
異常な挿入操作で樹脂管Pが管継手1に接続されていたとしても、封止片6bが樹脂管Pの外周面と外筒5の内周面に圧着、好ましくは弾性圧着して水密性を保持し、漏水の発生を防止することができる。
図5に示される挿入ガイド9に、前記形態と同様に位置ずれ防止部を設ける場合、封止片9bの内周面に設けることが好ましい。位置ずれ防止部を封止片9bの内周面に設けることにより、樹脂管Pの一部が弾性復元力によって封止片9bの表面に密着係合しやすくなり、樹脂管Pと挿入ガイド9の離間をより効果的に抑制することが可能である。
この位置ずれ防止部は、封止片9bの内周面のいずれの箇所にも形成することができるが、封止片9bの周方向に沿って連続して形成されていることが好ましい。
図7は、管継手1の他の形態を示しており、これは、前記図2に示される挿入ガイド9を用いた場合に、これに対応して、内筒3の外周面には封止片9bが圧入する凹溝3aを設けたものである。
また、図8は、管継手1のさらに別の形態形を示しており、これは、前記図5に示される挿入ガイド9を用いた場合に、これに対応して、外筒5の内周面には封止片9bが圧入する凹溝5aを設けたものである。
これらの形態の管継手1によっても、接続口2に押し込まれた樹脂管Pが固定された位置で、挿入ガイド9の封止片9bが樹脂管Pと内筒3又は外筒5の内面に確実に弾性圧着し、内筒3と外筒5の表面及びその間に挿入された樹脂管Pの内外周面との間が確実にシールされる。
また、図9は、挿入ガイド9の他の形態を示しており、同図(A)は前記図2に示された挿入ガイド9の変形例、(B)は前記図5に示された挿入ガイド9の変形例であり、ともに封止片9bを長く且つ先端部側から元端部側に薄くテーパを付けて形成し、樹脂管Pを接続口2に押し込むんだときに、(A)は樹脂管Pの内周面と内筒3の外周面間に封止片9bが入り込んで両面間が確実にシールされるようにしたもの、(B)は樹脂管Pの外周面と外筒5の内周面間に封止片9bが入り込んで両面間が確実にシールされるようにしたものである。
なお、図示した管継手及びこれを構成する挿入ガイドなどの各部材は本発明の一例の形態を示したものであり、本発明はこれに限定されず、他の適宜な形態で構成することが可能である。
1 管継手、2 接続口、3 内筒、4 継手本体、5 外筒、6 キャップ、7 シール部材、8 引き抜き防止部材、9 挿入ガイド、9b 封止片、P 樹脂管

Claims (3)

  1. 接続口に樹脂管の端部を挿入して樹脂管同士を接続する管継手であって、
    前記接続口を形成する外周面にシール部材が装着された内筒と当該内筒の外側に配置された外筒及びキャップの間に、樹脂管をガイドする挿入ガイドと挿入された樹脂管の端部を挿入位置に保持する引き抜き防止部材を備えるとともに、前記挿入ガイドの樹脂管の端部が当接する側に、挿入ガイドと樹脂管との離間を防止する離間防止手段を備えた管継手において、
    前記離間防止手段は、前記挿入ガイドの前記樹脂管の端部が当接する側の端部内周縁に当該挿入ガイドと一体に又は別体に設けられた、樹脂管の内周面と内筒の外周面間に圧着する封止片であり、
    前記内筒の外周面に、接続口に押し込まれた樹脂管が固定された位置で前記封止片が圧入する凹溝が設けられた構成を有することを特徴とする管継手。
  2. 接続口に樹脂管の端部を挿入して樹脂管同士を接続する管継手であって、
    前記接続口を形成する外周面にシール部材が装着された内筒と当該内筒の外側に配置された外筒及びキャップの間に、樹脂管をガイドする挿入ガイドと挿入された樹脂管の端部を挿入位置に保持する引き抜き防止部材を備えるとともに、前記挿入ガイドの樹脂管の端部が当接する側に、挿入ガイドと樹脂管との離間を防止する離間防止手段を備えた管継手において、
    前記離間防止手段は、前記挿入ガイドの前記樹脂管の端部が当接する側の端部内周縁に当該挿入ガイドと一体に又は別体に設けられた、樹脂管の外周面と外筒の内周面間に圧着する封止片であり、
    前記外筒の内周面に、接続口に押し込まれた樹脂管が固定された位置で前記封止片が圧入する凹溝が設けられた構成を有することを特徴とする管継手。
  3. 離間防止手段は、樹脂管に管継手の接続口から引き抜く方向へ向けた力が作用したときに、樹脂管に前記引き抜く方向とは逆方向の力を作用せしめて、挿入ガイドに先端部が当接した樹脂管を当該当接位置に保持する機構である請求項1又は2に記載の管継手。
JP2017048390A 2017-03-14 2017-03-14 管継手 Active JP6898119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017048390A JP6898119B2 (ja) 2017-03-14 2017-03-14 管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017048390A JP6898119B2 (ja) 2017-03-14 2017-03-14 管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018151022A JP2018151022A (ja) 2018-09-27
JP6898119B2 true JP6898119B2 (ja) 2021-07-07

Family

ID=63681440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017048390A Active JP6898119B2 (ja) 2017-03-14 2017-03-14 管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6898119B2 (ja)

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3430223B2 (ja) * 1997-11-21 2003-07-28 日本鋼管継手株式会社 管継手
JP3704435B2 (ja) * 1998-11-17 2005-10-12 京和工業株式会社 管継手
JP2006118704A (ja) * 2004-09-21 2006-05-11 Hitachi Metals Ltd 差込み型継手
JP4653562B2 (ja) * 2005-05-31 2011-03-16 株式会社イデアリンク 差込み型管継手
JP5154900B2 (ja) * 2007-11-30 2013-02-27 前澤給装工業株式会社 管継手
JP5597462B2 (ja) * 2010-07-02 2014-10-01 株式会社オンダ製作所 継手および挿入ガイド
JP5559109B2 (ja) * 2011-08-08 2014-07-23 ダイキン工業株式会社 管継手用ガイドリング及び管継手
JP6097120B2 (ja) * 2013-03-29 2017-03-15 積水化学工業株式会社 管継手
JP5498617B1 (ja) * 2013-11-14 2014-05-21 井上スダレ株式会社 管継手
JP5873898B2 (ja) * 2014-06-19 2016-03-01 株式会社キッツ 管継手

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018151022A (ja) 2018-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100635244B1 (ko) 튜브 커플링
TWI638112B (zh) 轉接頭之連接器
US6334634B1 (en) Push-to-connect tubing fitting
JP7045684B2 (ja) 管継手
JP2007198585A (ja) 樹脂管用ワンタッチ継手
JP4939826B2 (ja) 管継手の組立て方法
JP2008144966A (ja) 締め付けバンドクランプ
KR101876110B1 (ko) 조인트 유닛
JP2010002022A (ja) 樹脂管用ワンタッチ継手
JP2008095765A (ja) ホース継手
JP6898119B2 (ja) 管継手
JP2003042359A (ja) スペーサレス型管継手とこれに用いるパッキン輪
JP4751797B2 (ja) 配管材の接続構造およびこの配管材の接続構造を得るのに用いるスリーブのかしめ用ダイス
JP6325855B2 (ja) 逆止弁
JP4842019B2 (ja) 配管接続構造
JP2006300127A (ja) 止め具
JP2678125B2 (ja) 樹脂管用継手のシールリング及び該シールリングを用いた樹脂管と継手本体との接続構造
JP2005090531A (ja) 管継手
JP2008256012A (ja) 合成樹脂製流体管用の継手
JP2007170658A (ja) 管継手
JP4189741B2 (ja) 薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構
JP2008101759A (ja) フレキシブルホース
JP4496004B2 (ja) 管継手
JP3278563B2 (ja) 離脱防止管継手
JP2005133928A (ja) 管継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210610

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6898119

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150