JP6897959B2 - 縦型破砕装置 - Google Patents

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Description

本発明は、地中を掘進する掘進機などより排出される土砂に含まれる礫、玉石などを破砕する縦型破砕装置に関する。
掘進機などによって排出される土砂に礫、玉石などが含まれる場合には、これらを破砕して搬出されるためにコーンクラッシャといわれる破砕装置が採用されることが多い。このような破砕装置としては、特許文献1および特許文献2のようなものがある。
特許文献1の従来技術1は、掘進機の隔壁の開口に設けられた筒状ケーシングの後端に横に設けられた横型の破砕部材である。この破砕部材は、偏心回転するコーンローターと破砕壁とで構成される破砕室を備えている。掘削された土砂の破砕室への搬送は、螺旋部材と水流によって行われる。
このような横型の破砕装置においては、比較的径の小さい掘進機などに好適であるが、掘削された土砂は、重力の影響によって破砕室の上部側よりも下部側に偏って搬送される傾向となる。これによって、閉塞や下部側の破砕壁が摩耗するおそれがある。
これに対して、縦型の破砕装置は、掘削された土砂を破砕室に均等に搬送でき、閉塞や破砕壁の偏った摩耗の問題は生じにくい。特許文献2の従来技術2は、掘進機のベルトコンベヤの後端に縦に設けられた縦型の破砕装置である。この破砕部材は、突起が設けられた偏心回転するコーンローターとコーン面とで構成される削土室を備えている。掘削された土砂は、破砕装置内に落下し、スクリューによって削土室へ搬送される。また、スクリューによって、削土室の土砂は圧密され、浮いてしまうことが防止される。
特許第5443961号公報 特開平10−339093号公報
この従来技術2のような縦型破砕装置は、横型破砕装置の下側コーン面に比べて重力とコーン面との方向が異なるので、土砂のコーン面への押し付け力が少なくなり、礫や玉石が滑ったり、転がったりして、なかなか破砕されない場合がある。特に、水とともに土砂が排出されるような密閉式での搬出ラインでは、大量の流体が流されるので、流れによって浮き上がるような挙動も作用し、より破砕効率が低下するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、礫や玉石が滑ったり転がったりすることを防止して、効率的に土砂に含まれる礫や玉石を破砕する縦型破砕装置を提供することを目的とする。
本願請求項1に係る発明は、回転軸と、インナーコーンと、アウターコーンと、前記インナーコーン及び前記アウターコーンの上方に設けられ流入口を備えた流入室と、前記インナーコーン及び前記アウターコーンの下方に設けられ側壁に排出口を備えた排出チャンバーと、を備える掘削土砂に含まれる礫、玉石、固結土砂、土塊などの被破砕物を破砕する縦型破砕装置であって、前記インナーコーンは、上部に向かって径が小さくなるインナーコーンテーパー面を有するとともに、前記回転軸の偏心部に対して回転自在に設けられており、前記アウターコーンは、上部に向かって径が大きくなりアウターコーン突起が設けられるとともに前記インナーコーンテーパー面に対向して設けられるアウターコーンテーパー面を有しており、前記アウターコーンテーパー面には、周方向に間隔を空けて前記アウターコーン突起とは別であって前記アウターコーンテーパー面からの高さが前記アウターコーン突起より高いブレードが複数設けられており、前記ブレードは、前記アウターコーンテーパー面の上下方向に沿って上部に行くに従って対向する前記インナーコーンテーパー面から離れるように設けられており、前記被破砕物の前記アウターコーンテーパー面に対して滑りや転がりを防ぐことを特徴とする縦型破砕装置である。
本願請求項2に係る発明は、転軸と、インナーコーンと、アウターコーンと、前記インナーコーン及び前記アウターコーンの上方に設けられ流入口を備えた流入室と、前記インナーコーン及び前記アウターコーンの下方に設けられ側壁に排出口を備えた排出チャンバーと、を備える掘進機の後方に設けられ掘削土砂に含まれる礫、玉石、固結土砂、土塊などの被破砕物を破砕する密閉式の縦型破砕装置であって、前記流入口は、前記流入室の側壁に設けられており、前記インナーコーンは、上部に向かって径が小さくなるインナーコーンテーパー面を有するとともに、前記回転軸の偏心部に対して回転自在に設けられており、前記アウターコーンは、上部に向かって径が大きくなりアウターコーン突起が設けられるとともに前記インナーコーンテーパー面に対向して設けられるアウターコーンテーパー面を有しており、前記アウターコーンテーパー面には、周方向に間隔を空けて前記アウターコーン突起とは別であって前記アウターコーンテーパー面からの高さが前記アウターコーン突起より高いブレードが複数設けられており、前記ブレードは、前記アウターコーンテーパー面の下部から上部に沿う方向であって上部に行くに従って対向する前記インナーコーンテーパー面から離れるように設けられており、前記被破砕物の前記アウターコーンテーパー面に対して滑りや転がりを防ぐことを特徴とする縦型破砕装置である。
本願請求項3に係る発明は、前記アウターコーンと前記インナーコーンとの隙間の下方には、所定の大きさの前記被破砕物が前記排出チャンバーに通過するのを防止する格子が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の縦型破砕装置である。
本願請求項に係る発明は、前記ブレードは、平面視において下部が上部に対して前記回転軸の回転方向側に位置していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の縦型破砕装置である。
本願請求項に係る発明は、前記ブレードは、前記アウターコーンテーパー面の少なくとも下部には設けられていないことを特徴とする請求項1乃至請求項のうちいずれか1項に記載の縦型破砕装置である。
本願請求項に係る発明は、前記ブレードは、前記アウターコーンテーパー面から上部では高く、下部では低く設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項のうちいずれか1項に記載の縦型破砕装置である。
本願請求項に係る発明は、前記排出チャンバー内には、前記回転軸によって回転する排出羽根が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項のうちいずれか1項に記載の縦型破砕装置である。
本願請求項に係る発明は、前記排出口から排出チャンバーの接線方向に排出管が設けられており、前記排出羽根は、前記排出管の排出方向に対して、排出チャンバー内の排出口付近において排出口から離れる方向に回転するように設けられていることを特徴とする請求項に記載の縦型破砕装置である。
本願請求項に係る発明は、前記排出口から排出チャンバーの接線方向に排出管が設けられており、前記排出羽根は、前記排出管の排出方向に対して、排出チャンバー内の排出口付近において排出口向う方向に回転するように設けられていることを特徴とする請求項に記載の縦型破砕装置である。
請求項1乃至請求項に係る構成により、礫や玉石が滑ったり転がったりすることを防止して、効率的に土砂に含まれる礫や玉石を破砕することができる。
本発明の実施形態に係る縦型破砕装置をトンネル坑内に配置した側面図である。 本発明の実施形態に係る縦型破砕装置をトンネル坑内に配置した平面図である。 本発明の実施形態に係る縦型破砕装置をトンネル坑内に配置した背面図である。 本発明の実施形態に係る縦型破砕装置の断面図である。 本発明の実施形態の係る縦型破砕装置の押込み板および破砕攪拌羽根の説明図である。 本発明の実施形態の係る縦型破砕装置の平面図である。 本発明の実施形態の係る縦型破砕装置のアウターコーンおよび下部ケーシングの平面図である。 図7におけるA−A断面図である。 本発明の実施形態の係る縦型破砕装置の破砕する状況を示す説明図である。 本発明の実施形態の係る縦型破砕装置の破砕する状況を示す説明図である。 本発明の実施形態の係る縦型破砕装置の破砕する状況を示す説明図である。 図8におけるブレードの変形例を示す説明図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面の図1乃至図12と共に説明する。
本実施形態は、本発明に係る縦型破砕装置を図示しないトンネル掘進機の後方の坑内に配置したものである。
図1は、トンネル内周面1で構成される坑内に配置された縦型破砕装置10の一部を断面図とした側面図である。縦型破砕装置10は、トンネル掘進機が掘削した掘削土砂をトンネル外に排出する排泥管の途中に設けられている。排泥管は、縦型破砕装置10に掘削土砂が流入させる流入管2と、縦型破砕装置10から掘削土砂を排出する排出管3を備えている。掘削土砂が流入管2によって縦型破砕装置10に供給されて、掘削土砂に含まれる礫、玉石が破砕されて排出管3によって排出される。
礫や玉石が縦型破砕装置10によって破砕されるため、排出管3の管径は、流入管2の管径より小さくなっている。
排泥管によって搬送される掘削土砂は、泥水とともに搬送されるものであっても、加泥材とともに搬送されるものであってもよい。すなわち、泥水式掘進機によるものであっても泥土圧式掘進機によるものであってもよい。
トンネル内周面1は、トンネル掘進機の後胴で形成される内面であってもセグメントで形成される内面であってもよい。
図1乃至図3に示すように、縦型破砕装置10に掘削土砂を送らないようにするために流入管2と排出管3とを直接連結するバイパス管4が設けられている。これは、掘削土砂に礫や玉石が含まれない場合には、縦型破砕装置10を使用する必要がないので、バイパス管4を介して掘削土砂が排出される。このため流入管2のバイパス管4との分岐する部分と縦型破砕装置10との間には、流入バルブ2aが設けられ、バイパス管4には、バイパスバルブ4aが設けられている。
掘削土砂に礫や玉石が含まれる場合には、流入バルブ2aが開かれるとともにバイパスバルブ4aが閉じられる。また、掘削土砂に礫や玉石が含まれない場合には、流入バルブ2aが閉じられるとともにバイパスバルブ4aが開かれる。
図1に示すように、縦型破砕装置10は、回転軸11、インナーコーン12、アウターコーン13を有している。また、上部回転軸11aに押込み板14および攪拌羽根15を、下部回転軸11cに排出羽根16を有している。
インナーコーン12およびアウターコーン13との間であって、押込み板14の下方に破砕室17が形成される。掘削土砂が供給される流入室18は、押込み板14の上方であって、上部ケーシング20、点検蓋21および上部軸受け部材22に囲まれて形成される。破砕室17で破砕された礫や玉石を含む掘削土砂は、排出チャンバー19に落下する。排出チャンバー19は、下部ケーシング23および下部回転軸11cの間に形成される。
掘削土砂は、流入管2の流入口2b(図4)から流入室18に流入し、破砕室17および排出チャンバー19を経由して排出管3の図示しない排出口から排出される。
図1に示すように、縦型破砕装置10は、回転軸11を回転させる駆動モータ24、架台25および架台25に取り付けられた車輪26を有しており、図示しない連結部材でトンネル掘進機と連結されており、掘進とともに移動することができるようになっている。
図1乃至図4および図6に示すように、上部ケーシング20の上壁部20aの中心部とその周囲四箇所には開口が形成されており、中心部の開口には回転軸点検蓋21aが、周囲四箇所の開口には破砕室点検蓋21bが着脱可能に設けられている。回転軸点検蓋21aおよび破砕室点検蓋21bを取り外すことで、回転軸11、上壁部20aに取り付けられた上部軸受け部材22および破砕室17を点検およびメンテナンスすることができる。
縦型破砕装置10の内部の構造を図4乃至図8に基づいて説明する。
回転軸11は、上部回転軸11a、クランク軸11bおよび下部回転軸11cで構成されている。上部回転軸11aおよび下部回転軸11cは、回転軸が同一であり、クランク軸11bは、上部回転軸11aおよび下部回転軸11cに対して偏心して設けられている偏心部である。よって、上部回転軸11aおよび下部回転軸11cが回転することで、クランク軸11bは偏心して回転することになる。
上部回転軸11aに設けられる押込み板14と攪拌羽根15は、上部回転軸11aとともに、下部回転軸11cに設けられる排出羽根16は、下部回転軸11cとともに回転する。
上部回転軸11aは、その上部に凸部11a1が形成されており、上部軸受け部材22によって回転可能に支持されている。上部軸受け部材22は、ベアリング22aを備えており、上部ケーシング20の上壁部20aに着脱可能に固定されており、回転軸点検蓋21aを取り外して点検や交換が可能となっている。このように回転軸11が上部でも軸受けされるため、回転軸11がブレずに安定した回転を確保することができる。なお、上部軸受け部材22は、上壁部20aに着脱可能でなく固定するようにしてもよい。
上部回転軸11aには、その下部に凹部11a2が偏心して形成されており、クランク軸11bの上部に形成された凸部11b1とキー溝接合されている。クランク軸11bは、下部回転軸11cに偏心して設けられている。下部回転軸11cは、拡大部11c1が形成され排出羽根16が設けられている。
回転軸11の回転力は、駆動モータ24によって与えられる。駆動モータ24の出力は、減速機24a、ピニオンギア28、アイドルギア29、下部回転軸11cに取り付けられたメインギア30の順で伝達され、回転軸11が回転する。ピニオンギア28、アイドルギア29およびメインギア30は、架台25のフレーム枠内部に設けられているので、回転部が露出しておらず安全である。
図4および図8に示すように、下部ケーシング23には張出部23aが形成されており下部軸受け部材27が設けられている。下部軸受け部材27の開口27aに下部回転軸11cが貫通して、回転軸11が軸受けされている。
インナーコーン12は、クランク軸11bに回転自在に設けられている。インナーコーン12は、上部に向って径が小さくなるインナーコーンテーパー面12aと、インナーコーンテーパー面12aに設けられ礫や玉石を破砕しやすくする複数のインナーコーン突起12bを有している。また、インナーコーンテーパー面12aの下方にはインナーコーン垂直面12cを有している。
インナーコーン12は、クランク軸11bに対して回転可能に設けられているため、回転軸11が回転すると、クランク軸11bによって公転するとともに、礫や玉石によってインナーコーン12に抵抗が生じるとクランク軸11bに対して自転することになる。よって、クランク軸11bと一体に回転するものと異なり、破砕による摩耗や負荷も少ないものとなっている。
アウターコーン13は、上部ケーシング20と下部ケーシング23との間に設けられている。アウターコーン13は、上部に向って径が大きくなるアウターコーンテーパー面13aとアウターコーンテーパー面13aに設けられた礫や玉石を破砕しやすくする複数のアウターコーン突起13bを有している。また、アウターコーンテーパー面13aの下方にはアウターコーン垂直面13cを有している。アウターコーンテーパー面13aはインナーコーンテーパー面12aに対向し、アウターコーン垂直面13cはインナーコーン垂直面12cに対向している。
回転軸11が回転すると、インナーコーン12の公転と自転によりアウターコーン13との間に圧縮力が働き礫や玉石が破砕される。
アウターコーンテーパー面13aには、後述するブレード31が設けられている。
図5(A)は、押込み板14および攪拌羽根15が設けられた上部回転軸11aの平面図、図5(B)は、その側面図である。
押込み板14は、上部回転軸11aの外周方向に間隔を空けて二枚同じ高さに設けられている。そして、平面視においてインナーコーン12にもアウターコーン13にも重なるように設けられている。本実施形態では、図1および図4から明らかなように、アウターコーン13には一部(アウターコーンテーパー面13aの下部付近)重なるようになっているが、すべて(アウターコーンテーパー面13aの上部)まで重なるようにしてもよい。
押込み板14は、その下面14aおよび上面14bが、図5に矢印で示された上部回転軸11aの回転方向の前側より後側がインナーコーンテーパー面12aに近くなるように傾斜した形状となっている。換言すると、上部回転軸11aの回転に伴い押込み板14の下面14aおよび上面14bはインナーコーンテーパー面12aに近づくようになっている。
攪拌羽根15は、上部回転軸11aの外周方向の二枚設けられた押込み板14の間に間隔を空けて取り付けられている。攪拌羽根15は、側面視において、押込み板14と重なる位置に設けられている。このように押込み板14の間に配置することができるので、押込み板14と攪拌羽根15を設けても高さ方向のスペースを抑えることができる。また、押込み板14と攪拌羽根15とが独立して配置できるので、破砕室17との両者の位置関係の設定の自由度が高まる。
攪拌羽根15は、上部回転軸11aに取り付けられる攪拌羽根アーム部15aと攪拌羽根アーム部15aから下方に延びる攪拌羽根攪拌部15bとを有する。図5(B)に示すように、攪拌羽根攪拌部15bの下端は細くなっている。
攪拌羽根15によって、破砕室17を攪拌して礫や玉石などを滞留させず破砕して閉塞させないようにしている。
図5(B)の上部回転軸11aの凸部11a1の外周には、上部軸受け部材22との軸受け部をシールするためのシール溝11a3とグリースが供給されるグリース溝11a4が設けられている。
図6は、流入管2と押込み板14および攪拌羽根15の回転方向の関係を示したものである。流入管2の流入口2bは、上部ケーシング20の側面であって掘削土砂が接線方向から流入室18に流入するように設けられている。また、押込み板14は図6において矢印に示すように反時計回りに回転する。よって、流入口2bから流入する掘削土砂の流入方向に対して、流入口近傍において押込み板が反対方向へと移動するように回転することになる。
このような構成によって、流入した掘削土砂は押込み板によって良く攪拌されるようになり流入室18内で礫や玉石が偏らず、閉塞や局所的な負荷が起こりにくい。
また、上部回転軸11aの回転に伴い押込み板14の上面14bは、インナーコーンテーパー面12aに近づくようになっているため、掘削土砂に含まれる礫や玉石が押込み板14の上面14bに乗ったとしても転がり落下しやすくなるので、スムーズな破砕が行われる。
アウターコーン13に設けられるブレード31について、図7および図8により説明する。ブレード31は、断面が矩形の棒状でアウターコーンテーパー面13aに下部から上部に沿う方向にわたって設けられている。図7に示すように、ブレード31は、アウターコーンテーパー面13aの周方向に間隔を空けて六箇所に設けられている。ブレード31のアウターコーンテーパー面13aからの高さは、図8に示すように、アウターコーン突起13bより高くなっている。図7に示すように、ブレード31は、平面視において下部が上部に対して図中の点線矢印で示された回転軸11の回転方向に位置している。すなわち、ブレード31の上部側が回転軸11の回転方向の反対側に傾いている。これによって、より礫や玉石に抵抗が加わりアウターコーンテーパー面13aに対して滑りや転がったりすることが発生しづらくなり破砕効果が高くなる。
なお、本実施形態ではブレード31は、平面視において下部が上部に対して図中の点線矢印で示された回転軸11の回転方向に位置するようにしたが、平面視において下部と上部が回転軸11の回転方向にずれていない、すなわち、ブレード31の上部側が回転軸11の回転方向の反対側に傾かないようにしてもよい。この場合でも、礫や玉石に抵抗が加わりアウターコーンテーパー面13aに対して滑りや転がったりすることが発生しづらくなり破砕効果が高くなる。
図8に示すようにブレード31は、アウターコーンテーパー面13aの下部には設けられていない。これは、アウターコーンテーパー面13aの下部は、インナーコーン12による圧密が有効に作用するからである。換言すると、アウターコーンテーパー面13aの上部はインナーコーンテーパー面12aとの間隔が広くなり、インナーコーン12の圧密があまり作用せず、礫や玉石が上部に逃げる傾向となり滑りや転がりが生じやすくなるので、上部にブレード31を設ける必要がある。
また、ブレード31をアウターコーンテーパー面13aの下部には設けないようにすると、攪拌羽根15の攪拌羽根攪拌部15bを下方にさらに延長したとしても、接触を避けることができる。
図7および図8に示すように、アウターコーン垂直面13cの下方には、格子32が設けられている。格子32は、破砕室17から排出チャンバー19に大きな礫や玉石が通過するのを防止するもので、開口32aを備えている。格子32を通過しなかった大きな礫や玉石は、格子32上に留まり、破砕室17内でももっとも圧密が作用するインナーコーン垂直面12cとアウターコーン垂直面13cとの間で破砕される。
掘削土砂は破砕室17から排出チャンバー19に落下するが、排出チャンバー19を構成する下部ケーシング23の側面に排出管3の図示しない排出口が設けられている。側面に排出口を設けることで縦型破砕装置10の高さを制限している。
また、排出チャンバー19から側面に掘削土砂を排出するため、排出羽根16を設けている。
排出羽根16は、下部回転軸11cの拡大部11c1の外周に間隔をあけて複数設けられている。排出羽根16は、排出羽根16は回転軸11が回転するとともに排出チャンバー19内を回転し、排出チャンバー19内の掘削土砂に含まれる破砕後の礫や玉石を排出管3から排出するのを補助する。特に、排出チャンバー19内では、流速も低下し、礫や玉石が滞留することもあるので、効果的である。
排出羽根16を回転させる回転軸を、クランク軸11b、押込み板14および攪拌羽根15を回転させる回転軸11で共通としているため、回転させる駆動系の構造をシンプルにすることができる。
本実施形態では、図6および図8の排出管3の下部ケーシング23への取付け位置(図3における下部ケーシング23の右側)から明らかなように、排出管3は、下部ケーシング23の側壁から接線方向に設けられ、排出羽根16は、排出管3の排出方向に対して、排出チャンバー内の排出口付近において排出口から離れる方向に回転するように設けられている。このように構成することで、排出口手前付近で閉塞が生じた場合には、閉塞物を除去する効果がある。
なお、排出管の下部ケーシング23への取付け位置を反対側(図3における下部ケーシング23の左側)に取り付けるようにして、排出管を、排出管の排出方向に対して、排出羽根16が、排出チャンバー19内の排出口付近において排出口に向う方向に回転するように設けるようにしてもよい。このように構成すると、排出チャンバー19内の掘削土砂を積極的に排出管3に送り込むようにすることができる。
また、両者のどちらの効果も得られるようにするために、排出管を下部ケーシング23の左右のどちら側にも取り付けられるよう下部ケーシング23に排出管の取付部を複数設けるようにしてもよい。
縦型破砕装置10による破砕作用を図9乃至図11とともに説明する。
図9は、縦型破砕装置10の上部ケーシング20の上壁部20aおよび上部軸受け部材22を取り除いたものである。破砕される礫や玉石である被破砕物Sは、便宜上球体で示している。
掘削土砂は、流入管2によって図9における右方向から左方向に運ばれ、流入口2bから流入室18に流入する。流入室18に流入した掘削土砂は、上部ケーシング20の側壁に沿って流れる。この流れは図9において時計方向の流れである。また、上部回転軸11aは、図9における矢印の方向の反時計方向に回転し、押込み板14も回転し、掘削土砂の流れに対向することになる。よって、流入した掘削土砂の攪拌が積極的に行われることになる。
従来技術のようなスクリューでは、回転全周方向すべてにわたって羽根が存在するため、流入した掘削土砂の流れを阻害し、また被破砕物Sの自由な落下を阻害し、下方への移動はスクリューの回転に依存することになってしまう。特に、水とともに土砂が排出されるような密閉式での搬出ラインでは、大量の流体が流されるので、より流れが阻害されるおそれがある。
これに対して、押込み板14と押込み板14とが間隔を空けて設けられているので、流入した被破砕物Sの落下が押込み板14によって阻害されない。
また、押込み板が間隔を空けて設けられているので、スクリューを回転させるよりも必要な回転トルクを小さくすることができる。
図10は、縦型破砕装置10からさらにアウターコーン13を除いたものである。
破砕室17に落下した被破砕物Sは、インナーコーン12とアウターコーン13によって破砕される。
押込み板14の回転により、被破砕物Sは破砕室17の下方に押込まれるので破砕が効率的に行われる。
また、破砕室17に過剰に被破砕物Sが存在した状態で押込まれると、必要以上に圧密され破砕室17が閉塞してしまうおそれもあるが、押込み板14と押込み板14とが間隔を空けて設けられているので、被破砕物Sの圧密も緩和されることになり、閉塞し難くなっている。
縦型破砕装置では、横型破砕装置の下側コーン面に比べて重力とコーン面との方向が異なるので、掘削土砂のコーン面への押し付け力が少なくなり、すなわち重力で被破砕物Sを一定の位置にとどめておく力が働かず、被破砕物Sが滑ったり、転がったりして、なかなか破砕されない場合がある。特に、水とともに土砂が排出されるような密閉式での搬出ラインでは、大量の流体が流されるので、流れによって浮き上がるような挙動も作用し、より破砕効率が低下するおそれがある。
被破砕物Sのコーン面に対する滑りや転がりを防止するために、アウターコーンテーパー面13aにブレード31が設けられており、破砕効率の低下を防止している。
インナーコーン12、押込み板14および攪拌羽根15などの回転によって、被破砕物Sが、インナーコーンテーパー面12aおよびアウターコーンテーパー面13aに対して滑ったり転がったりした場合に、ブレード31に接触することでこれを防止する。
また、図9乃至図11に示すように、ブレード31の上部側が上部回転軸11aの矢印で示された回転方向の反対側に傾いているので、ブレード31に接触した被破砕物Sは、下方に移動するようになる。そして、インナーコーン12の圧縮力がより作用することになり、破砕効率が向上する。
図11は、図10の状態から縦型破砕装置10の上部回転軸11aが回転して、攪拌羽根15が正面に移動したときの状態を示したものである。
攪拌羽根15の攪拌羽根攪拌部15bによって、破砕室17内の被破砕物Sが攪拌される。これによって、閉塞も防止される。本実施形態では、攪拌羽根攪拌部15bの下部は、掘削土砂に接触してもスムーズに回転するように傾斜させている。また、この傾斜により被破砕物Sを下方に移動させる。
なお、本実施形態において攪拌羽根攪拌部15bの下端部は、インナーコーンテーパー面12aの中程まで届く程度の位置である。攪拌を破砕室17の下部までさせるような場合には、ブレード31がアウターコーンテーパー面13aの下部まで設けられていないので、ブレード31に干渉させないで、攪拌羽根攪拌部15bの下端部をインナーコーンテーパー面12aの下部程まで届く程度の長さにすることができる。
〔その他の変形例〕
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば以下のようなものも含まれる。
図12は、ブレードの変形例を示す。ブレード311は、ブレード311のアウターコーンテーパー面13aからの高さについて、上部では大きく下部では小さく設定したものである。これは、上部になればなるほど被破砕物Sに転がりや滑りが生じやすくなるからである。
本願の実施形態では、掘進機の後方のトンネル坑内に設ける縦型破砕装置で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、トンネル坑内に設けないものであってもよい。
本願の実施形態では、被破砕物として掘削土砂に含まれる礫や玉石の破砕で説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、土砂が固結したものや土塊を被破砕物として適用してもよい。
いずれの実施形態における各技術的事項を他の実施形態に適用して実施例としても良い。
1 トンネル内周面
2 流入管
2a 流入バルブ
2b 流入口
3 排出管
4 バイパス管
4a バイパスバルブ
10 縦型破砕装置
11 回転軸
11a 上部回転軸
11b クランク軸(偏心部)
11c 下部回転軸
12 インナーコーン
12a インナーコーンテーパー面
12b インナーコーン突起
12c インナーコーン垂直面
13 アウターコーン
13a アウターコーンテーパー面
13b アウターコーン突起
13c アウターコーン垂直面
14 押込み板
15 攪拌羽根
15a 攪拌羽根アーム部
15b 攪拌羽根攪拌部
16 排出羽根
17 破砕室
18 流入室
19 排出チャンバー
20 上部ケーシング
21a 回転軸点検蓋
21b 破砕室点検蓋
22 上部軸受け部材
23 下部ケーシング
24 駆動モータ
25 架台
26 車輪
27 下部軸受け部材
28 ピニオンギア
29 アイドルギア
30 メインギア
31、311 ブレード
32 格子

Claims (9)

  1. 回転軸と、インナーコーンと、アウターコーンと、前記インナーコーン及び前記アウターコーンの上方に設けられ流入口を備えた流入室と、前記インナーコーン及び前記アウターコーンの下方に設けられ側壁に排出口を備えた排出チャンバーと、を備える掘削土砂に含まれる礫、玉石、固結土砂、土塊などの被破砕物を破砕する縦型破砕装置であって、
    前記インナーコーンは、上部に向かって径が小さくなるインナーコーンテーパー面を有するとともに、前記回転軸の偏心部に対して回転自在に設けられており、
    前記アウターコーンは、上部に向かって径が大きくなりアウターコーン突起が設けられるとともに前記インナーコーンテーパー面に対向して設けられるアウターコーンテーパー面を有しており、
    前記アウターコーンテーパー面には、周方向に間隔を空けて前記アウターコーン突起とは別であって前記アウターコーンテーパー面からの高さが前記アウターコーン突起より高いブレードが複数設けられており、
    前記ブレードは、前記アウターコーンテーパー面の上下方向に沿って上部に行くに従って対向する前記インナーコーンテーパー面から離れるように設けられており、前記被破砕物の前記アウターコーンテーパー面に対して滑りや転がりを防ぐ
    ことを特徴とする縦型破砕装置。
  2. 転軸と、インナーコーンと、アウターコーンと、前記インナーコーン及び前記アウターコーンの上方に設けられ流入口を備えた流入室と、前記インナーコーン及び前記アウターコーンの下方に設けられ側壁に排出口を備えた排出チャンバーと、を備える掘進機の後方に設けられ掘削土砂に含まれる礫、玉石、固結土砂、土塊などの被破砕物を破砕する密閉式の縦型破砕装置であって、
    前記流入口は、前記流入室の側壁に設けられており、
    前記インナーコーンは、上部に向かって径が小さくなるインナーコーンテーパー面を有するとともに、前記回転軸の偏心部に対して回転自在に設けられており、
    前記アウターコーンは、上部に向かって径が大きくなりアウターコーン突起が設けられるとともに前記インナーコーンテーパー面に対向して設けられるアウターコーンテーパー面を有しており、
    前記アウターコーンテーパー面には、周方向に間隔を空けて前記アウターコーン突起とは別であって前記アウターコーンテーパー面からの高さが前記アウターコーン突起より高いブレードが複数設けられており、
    前記ブレードは、前記アウターコーンテーパー面の下部から上部に沿う方向であって上部に行くに従って対向する前記インナーコーンテーパー面から離れるように設けられており、前記被破砕物の前記アウターコーンテーパー面に対して滑りや転がりを防ぐ
    ことを特徴とする縦型破砕装置。
  3. 前記アウターコーンと前記インナーコーンとの隙間の下方には、所定の大きさの前記被破砕物が前記排出チャンバーに通過するのを防止する格子が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の縦型破砕装置。
  4. 前記ブレードは、平面視において下部が上部に対して前記回転軸の回転方向側に位置していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の縦型破砕装置。
  5. 前記ブレードは、前記アウターコーンテーパー面の少なくとも下部には設けられていないことを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の縦型破砕装置。
  6. 前記ブレードは、前記アウターコーンテーパー面から上部では高く、下部では低く設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の縦型破砕装置。
  7. 前記排出チャンバー内には、前記回転軸によって回転する排出羽根が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちいずれか1項に記載の縦型破砕装置。
  8. 前記排出口から排出チャンバーの接線方向に排出管が設けられており、
    前記排出羽根は、前記排出管の排出方向に対して、排出チャンバー内の排出口付近において排出口から離れる方向に回転するように設けられていることを特徴とする請求項7に記載の縦型破砕装置。
  9. 前記排出口から排出チャンバーの接線方向に排出管が設けられており、
    前記排出羽根は、前記排出管の排出方向に対して、排出チャンバー内の排出口付近において排出口に向う方向に回転するように設けられていることを特徴とする請求項7に記載の縦型破砕装置。
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