JP6897726B2 - 動力伝達装置 - Google Patents
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Description
の第1イン側方向に相対移動可能に接続されるとともに、第1従動部材に対し第1アウト側方向に相対移動可能に接続され、第1イン側方向と第1アウト側方向は所定の第1角度を成している。また、第2カップリング機構の第2中間部材は、第2駆動部材に対し所定の第2イン側方向に相対移動可能に接続されるとともに、第2従動部材に対し第2アウト側方向に相対移動可能に接続され、第2イン側方向と第2アウト側方向は所定の第2角度を成している。そして、第1角度と第2角度とは互いに異なる角度に設定されている。
以下、図1乃至図8に基づき、本発明の実施形態1による減速装置2および減速装置2を含んだバルブタイミング可変装置1について説明する。減速装置2は、動力伝達装置に該当する。尚、図1において、φを減速装置2の中心軸とし、以下、単に半径方向と言った場合、中心軸φを中心とした減速装置2の半径方向を意味する。また、減速装置2の外周側から中心軸φに近づく方向を半径方向内方と言い、その逆の方向を半径方向外方と言う。
図1に示したように、車両に搭載されたバルブタイミング可変装置1は、減速装置2と、減速装置2の入力側に接続された電動モータ3と、減速装置2の出力側に接続されたカムシャフト41とを備えている。減速装置2のサンギヤ21には電動モータ3が接続されており、サンギヤ21は電動モータ3によって駆動されるように形成されている。サンギヤ21は、入力部材に該当する。サンギヤ21の半径方向外方には複数のプラネタリギヤ22が配置され、各々のプラネタリギヤ22はサンギヤ21の外周面に対して噛合している。プラネタリギヤ22は、キャリア23によって互いに接続されており、キャリア23には、アウトプットメンバ24が接続されている。キャリア23とアウトプットメンバ24とは、後述する第1カップリング機構5によって接続されている。アウトプットメンバ24は、出力部材に該当する。サンギヤ21の回転により、各々のプラネタリギヤ22は自転するとともに極低速で公転する。アウトプットメンバ24には、前述したカムシャフト41が接続されている。カムシャフト41は、車両に搭載されたエンジン4に含まれている。
以下、サンギヤ21とアウトプットメンバ24との間を接続するパワートレインに配置された第1カップリング機構5および第2カップリング機構6について説明する。図2に示したように、第1カップリング機構5は、キャリア23の一部位に形成された第1入力ピース51を有している。駆動力が導入される第1入力ピース51は、図2に示した回転中心C1を中心に回転する。第1入力ピース51は、第1駆動部材に該当する。第1入力ピース51には、ピン挿入孔51aが貫通している。ピン挿入孔51aに挿入された係合ピン51bは第1入力ピース51に対し固着されており、その両端部は第1入力ピース51の外周面から突出している。
以下、図4乃至図8に基づき、第1カップリング機構5および第2カップリング機構6の作動に起因して発生する振動または騒音について説明する。尚、図8においては、縦軸は騒音の大きさを表しているが、振動の大きさを表していてもよい。また、図8においては、第1カップリング機構5の回転速度(以下、回転周波数とも言う)が、第2カップリング機構6の回転速度(以下、回転周波数とも言う)よりも高い場合の周波数特性を表している。
本実施形態によれば、第1カップリング機構5の第1連結ピース52は、第1入力ピース51に対し所定の第1イン側方向Mi1に相対移動可能に接続されている。また、第1連結ピース52は、第1出力ピース53に対し第1アウト側方向Mo1に相対移動可能に接続され、第1イン側方向Mi1と第1アウト側方向Mo1は所定の第1角度θ1を成している。一方、第2カップリング機構6の第2連結ピース62は、第2入力ピース61に対し所定の第2イン側方向Mi2に相対移動可能に接続されている。また、第2連結ピース62は、第2出力ピース63に対し第2アウト側方向Mo2に相対移動可能に接続され、第2イン側方向Mi2と第2アウト側方向Mo2は所定の第2角度θ2を成している。そして、第1角度θ1と第2角度θ2とは、互いに異なる角度に設定されている。
図9に基づき、実施形態2による減速装置2について説明する。図9においては、縦軸は騒音の大きさを表しているが、振動の大きさを表していてもよい。図9に示すように、本実施形態は、第1カップリング機構5の回転周波数と第2カップリング機構6の回転周波数とが異なり、かつ、第1カップリング機構5における第1角度θ1は90°ではなく、かつ、第2カップリング機構6における第2角度θ2も90°ではない場合を前提としている。
fd=N×Vj×360°/(90°+(90°−θ1)) ・・・(2)
(ii)第1高側周波数ピークPa1のピーク周波数fa1≠第2高側周波数ピークPa2のピーク周波数fa2
(iii)第1低側周波数ピークPd1のピーク周波数fd1≠第2低側周波数ピークPd2のピーク周波数fd2
(iv)第1低側周波数ピークPd1のピーク周波数fd1≠第2高側周波数ピークPa2のピーク周波数fa2
本実施形態によれば、第1カップリング機構5および第2カップリング機構6によって、それぞれ2つの騒音の周波数ピークPa1、Pd1、Pa2、Pd2を発生させている。そして、その各ピーク周波数fa1、fd1、fa2、fd2が、fa1≠fd2、fa1≠fa2、fd1≠fd2、fd1≠fa2のすべてを満足するように、第1角度θ1と第2角度θ2とが設定されている。これにより、第1カップリング機構5および第2カップリング機構6によって発生する振動または騒音の周波数ピークPa1、Pd1、Pa2、Pd2が、いずれも重畳することがなく、減速装置2の作動時の振動または騒音の増大をよりいっそう低減することができる。
図10に基づき、実施形態3による減速装置2について説明する。図10においては、縦軸は騒音の大きさを表しているが、振動の大きさを表していてもよい。本実施形態は、第1カップリング機構5および第2カップリング機構6のいずれにも適用可能である。本実施形態を第1カップリング機構5および第2カップリング機構6のいずれに適用した場合も同様であるため、以下、第1カップリング機構5に適用した場合について説明する。本実施形態も、第1カップリング機構5における第1角度θ1は90°ではない場合を前提としている。
本実施形態によれば、第1カップリング機構5および第2カップリング機構6において、増大する側のn次の周波数ピークPanのピーク周波数fanと、減少する側の(2n)次の周波数ピークPd(2n)のピーク周波数fd(2n)とが一致することはない。したがって、増大する側のn次の周波数ピークPanと、減少する側の(2n)次の周波数ピークPd(2n)とが重畳することがなく、減速装置2の作動時の振動または騒音の増大をさらに低減することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
Claims (4)
- 入力部材(21)と、
該入力部材から伝達された回転を出力する出力部材(24)と、
を備えた動力伝達装置(2)であって、
前記入力部材と前記出力部材との間に配置され、それぞれ駆動力を伝達する第1カップリング機構(5)と第2カップリング機構(6)と、をさらに備え、
前記第1カップリング機構は、
駆動力が入力されている第1駆動部材(51)と、
該第1駆動部材に対し、同期回転可能であるとともに、半径方向である所定の第1イン側方向(Mi1)に相対移動可能に接続されている第1中間部材(52)と、
該第1中間部材に対し、同期回転可能であるとともに、半径方向であって、前記第1イン側方向に対して所定の第1角度(θ1)を成す第1アウト側方向(Mo1)に相対移動可能に接続されている第1従動部材(53)と、
を有し、
前記第2カップリング機構は、
駆動力が入力されている第2駆動部材(61)と、
該第2駆動部材に対し、同期回転可能であるとともに、半径方向である所定の第2イン側方向(Mi2)に相対移動可能に接続されている第2中間部材(62)と、
該第2中間部材に対し、同期回転可能であるとともに、半径方向であって、前記第2イン側方向に対して所定の第2角度(θ2)を成す第2アウト側方向(Mo2)に相対移動可能に接続されている第2従動部材(63)と、
を有し、
前記第1角度と前記第2角度とは互いに異なる角度に設定されている動力伝達装置。 - 前記第1角度は90°ではなく、かつ、前記第2角度は90°ではない請求項1記載の動力伝達装置。
- 前記第1角度および前記第2角度のうちの少なくとも一方は60°ではない請求項1又は2記載の動力伝達装置。
- 前記第1カップリング機構の回転により発生する振動または騒音の第1高側周波数ピーク(Pa1)および該第1高側周波数ピークよりも周波数が低い振動または騒音の第1低側周波数ピーク(Pd1)と、前記第2カップリング機構の回転により発生する振動または騒音の第2高側周波数ピーク(Pa2)および該第2高側周波数ピークよりも周波数が低い振動または騒音の第2低側周波数ピーク(Pd2)とにおいて、
前記第1高側周波数ピークのピーク周波数(fa1)≠前記第2低側周波数ピークのピーク周波数(fd2)、かつ、
前記第1高側周波数ピークのピーク周波数≠前記第2高側周波数ピークのピーク周波数(fa2)、かつ、
前記第1低側周波数ピークのピーク周波数(fd1)≠前記第2低側周波数ピークのピーク周波数、かつ、
前記第1低側周波数ピークのピーク周波数≠前記第2高側周波数ピークのピーク周波数、
を満足するように前記第1角度および前記第2角度が設定されている請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019147574A JP6897726B2 (ja) | 2015-12-23 | 2019-08-09 | 動力伝達装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015250767A JP6610242B2 (ja) | 2015-12-23 | 2015-12-23 | 動力伝達装置およびそれを含んだバルブタイミング可変装置 |
JP2019147574A JP6897726B2 (ja) | 2015-12-23 | 2019-08-09 | 動力伝達装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015250767A Division JP6610242B2 (ja) | 2015-12-23 | 2015-12-23 | 動力伝達装置およびそれを含んだバルブタイミング可変装置 |
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JP6897726B2 true JP6897726B2 (ja) | 2021-07-07 |
Family
ID=68726547
Family Applications (1)
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JP2019147574A Active JP6897726B2 (ja) | 2015-12-23 | 2019-08-09 | 動力伝達装置 |
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JP (1) | JP6897726B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5940954B2 (ja) * | 2012-10-18 | 2016-06-29 | アスモ株式会社 | ジョイント、ジョイントの製造方法及びバルブタイミング可変装置 |
JP6451360B2 (ja) * | 2014-03-10 | 2019-01-16 | 株式会社デンソー | モータ |
-
2019
- 2019-08-09 JP JP2019147574A patent/JP6897726B2/ja active Active
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JP2019203603A (ja) | 2019-11-28 |
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