JP6897482B2 - コンテンツ配信管理プログラム、コンテンツ配信管理方法及びコンテンツ配信管理装置 - Google Patents

コンテンツ配信管理プログラム、コンテンツ配信管理方法及びコンテンツ配信管理装置 Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツ配信管理プログラム、コンテンツ配信管理方法及びコンテンツ配信管理装置に関する。
従来、複数の場所をユーザがランダムに回りながら、作業を行ったりサービスの提供を受ける場合に、その場所(実施場所と呼ぶ)に適したコンテンツをユーザの端末に配信する技術が知られている。
また、携帯端末が接続したアクセスポイントに応じて、当該アクセスポイントに関連付けて記憶保存されているエリア情報を参照し、該エリア情報に基づいて医療情報を提供する技術が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2010−79463号公報
上述した実施場所に適したコンテンツを配信する技術では、ユーザが実施場所に到達したタイミングでコンテンツの配信が開始されるようにするのが一般的である。この場合、通信環境によっては、ユーザが作業等を開始するまでにコンテンツの配信が終了しない可能性がある。
一方、すべての作業場所のコンテンツを予め端末に配信しておくこともできるが、コンテンツの内容が時々刻々と変化する場合には、ユーザが最新のコンテンツを利用できないおそれがある。
1つの側面では、本発明は、作業に関連するコンテンツの配信を制御することが可能なコンテンツ配信管理プログラム、コンテンツ配信管理方法及びコンテンツ配信管理装置を提供することを目的とする。
一つの態様では、コンテンツ配信管理プログラムは、ユーザが順不同で1つずつ実施する複数の作業それぞれに関連するコンテンツを前記ユーザが保有する端末に配信するタイミングを管理するコンテンツ配信管理プログラムであって、前記複数の作業の実施場所それぞれにおける作業の実施状況を取得し、前記複数の作業それぞれに関連するコンテンツの将来的な配信において必要とする時間を予測するための予測用情報を取得し、各ユーザが実施した作業の履歴情報に基づいて、第1のユーザが実施していない作業を特定し、前記第1のユーザが実施していない作業に関連するコンテンツを前記第1のユーザが保有する端末に即時配信する必要があるかを、取得した前記実施状況と、取得した前記予測用情報と、に基づいて判定する、処理をコンピュータに実行させるためのコンテンツ配信管理プログラムである。
作業に関連するコンテンツの配信を制御することができる。
一実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成を概略的に示す図である。 一実施形態における作業の概要について説明するための図である。 図3(a)は、サーバのハードウェア構成を示す図であり、図3(b)は、端末のハードウェア構成を示す図である。 サーバ及び端末の機能ブロック図である。 図5(a)は、作業定義テーブルのデータ構造を示す図であり、図5(b)は、ルール定義テーブルのデータ構造を示す図であり、図5(c)は、コンテンツ定義テーブルのデータ構造を示す図である。 図6(a)は、作業実施検出ログテーブルのデータ構造を示す図であり、図6(b)は、進捗管理定義テーブルのデータ構造を示す図である。 初期処理を示すフローチャートである。 先読みタイミング算出処理を示すフローチャートである。 実施場所に接近したときの処理を示すフローチャートである。 作業実施を検出したときの処理を示すフローチャートである。 図11(a)、図11(b)は、作業のコンテンツの一例を示す図である。 図7〜図10の処理を実行した場合の、端末における処理のタイミングチャートの一例を示す図である。 変形例に係る作業のコンテンツの一例を示す図である。
以下、コンテンツ配信システムの一実施形態について、図1〜図12に基づいて詳細に説明する。図1には、一実施形態に係るコンテンツ配信システム100の構成が概略的に示されている。
図1に示すように、コンテンツ配信システム100は、サーバ10と、複数のコンテンツ配信管理装置としての端末50と、複数のICタグ110と、複数のビーコン120と、を備える。サーバ10と、複数の端末50は、インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワーク80に接続されている。
本実施形態では、端末50を保有するユーザは、病院において健康診断を受診する受診者であるものとする。ユーザにとって、複数の受診項目それぞれが実施すべき作業である。例えば、図2に示すように、作業A〜Fを実施する必要がある場合には、ユーザは未実施の作業の中から1つを選択して実施することを順次繰り返して、すべての作業を実施する(図2の実線矢印参照)。この場合、ユーザは、一度に1つの作業しか実施することができないものとし、また、1つの作業を繰り返し実施することはないものとする。また、1つの作業を実施した後、次の作業を実施するためには、次の作業を行う場所(実施場所)に移動する必要があるものとする。更に、1つの作業を他のユーザが実施している間は、その作業を実施するまでに待ち時間が発生するものとする。このように待ち時間が発生するのは、作業用機材(例えば、視力測定器、血圧計など)の備え付け台数が限られていることや、作業のサポートをする人(医師や看護師、検査技師など)の数が限られていること、などの理由からである。
健康診断の各項目を実施する部屋には、ICタグ110及びビーコン120が設けられている。ICタグ110は、近接した端末50との間で近距離無線通信(NFC:Near field radio communication)を行い、各ICタグ110固有のタグIDを端末50に受け渡す機能を有する。本実施形態では、ユーザがいずれかの作業(いずれかの診断項目の受診)を開始する場合、ユーザが保有する端末50をICタグ110に近づける。これにより、端末50では、タグIDに基づいて、どの作業を開始したかを検出することができる。また、作業を終了する場合には、端末50を再度ICタグ110に近づける。これにより、端末50では、実施していた作業の終了を検出することができる。すなわち、ICタグ110のタグIDと作業IDとは一対一で対応している。
ビーコン120は、所定範囲に所定のUUID(Universally Unique Identifier)の信号を発信する。ビーコン120からの信号を受信した端末50は、UUIDと、信号の受信強度に基づいて、端末50がどの部屋のどの範囲に存在しているかを特定することができる。したがって、例えば、端末50がある部屋のUUIDの信号を受信したときに、端末50を保有するユーザが部屋に近づいたと判断することができ、端末50がその部屋のUUIDの信号を受信したものの、一定時間後に当該信号を受信しなくなった場合には、ユーザが部屋の前を通過したと判断することができる。更に、端末50がその部屋のUUIDの信号を一定時間以上受信し続けている場合や、部屋に接近したと判断した後、更にビーコン120に近づいた場合(接近を2段階検出した場合)に、ユーザが作業の実施のために待機していると判断することができる。
(サーバ10について)
サーバ10は、ユーザが保有する端末50に対して、ユーザがある診断項目を受診する前(作業前)に、該診断項目に関連するコンテンツを配信する。ここで、コンテンツとは、端末50において動作するアプリケーションにおいて実行されるプログラムや情報のみならず、アプリケーションそのものを含む概念である。したがって、サーバ10は、端末50に対して、端末50に予めインストールされている診療アプリで利用可能なコンテンツを配信してもよい。また、サーバ10は、診療項目ごとに用意された診療アプリを各診療項目の受診前に端末50に配信するようにしてもよい。図3(a)には、サーバ10のハードウェア構成が示されている。図3(a)に示すように、サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)90、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)94、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))96、ネットワークインタフェース97、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えている。これらサーバ10の構成各部は、バス98に接続されている。サーバ10では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラム、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラムをCPU90が実行することにより、図4に示す、各部の機能が実現される。
図4には、サーバ10及び端末50の機能ブロック図が示されている。図4に示すように、サーバ10では、CPU90がプログラムを実行することで、ルール・コンテンツ情報送信部20、進捗情報管理部22、コンテンツ配信部24、としての機能が実現されている。
ルール・コンテンツ情報送信部20は、端末50からの求めに応じて、ユーザが実施する作業(本実施形態では健康診断)の種類に応じたルールを送信する。ルール・コンテンツ情報送信部20は、ルールを送信する際に、作業定義テーブル30及びルール定義テーブル32を参照する。また、ルール・コンテンツ情報送信部20は、端末50からの求めに応じて、コンテンツ定義テーブル33に格納されている情報を端末50に対して送信する。
ここで、作業定義テーブル30は、ユーザが実施する可能性のある各作業に関する情報を格納するテーブルであり、図5(a)に示すようなデータ構造を有する。具体的には、作業定義テーブル30は、作業ID、作業名、接近ルール、実施ルール、作業用コンテンツの各フィールドを有する。作業IDのフィールドには、作業の識別情報(Work0、Work1、…)が格納される。作業名のフィールドには、各作業の名称が格納される。接近ルールのフィールドには、端末50においてどのような検出がなされた場合に、作業を実施する場所に接近したと判定するかを定義するルールの識別情報(ID)が格納される。実施ルールのフィールドには、端末50においてどのような検出がなされた場合に、該端末50を保持するユーザが作業を開始した又は終了したと判定するかを定義するルールの識別情報(ID)が格納される。作業用コンテンツのフィールドには、各作業に関連するコンテンツの名称が格納される。
ルール定義テーブル32は、各ルールの内容を格納するテーブルであり、図5(b)に示すようなデータ構造を有する。具体的には、ルール定義テーブル32は、ルールID、ルール名、検出デバイス、種別、検出値の各フィールドを有する。ルールIDのフィールドには、ルールの識別情報が格納される。ルール名のフィールドには、ルールの名称が格納される。検出デバイスのフィールドには、各ルールにおいて、どのデバイス(ICタグ110やビーコン120)の検出結果を用いるかが格納される。種別のフィールドには、デバイスの検出結果をどのように利用するかが格納される。検出値のフィールドには、デバイスから得られる具体的なUUIDやタグIDを格納する。
例えば、ユーザが実施する作業に「採血」が含まれていたとする。この場合、端末50からその旨を受信したルール・コンテンツ情報送信部20は、作業定義テーブル30から、接近ルール「Area_Rule1」、実施ルール「Op_Rule1」を特定する。そして、ルール・コンテンツ情報送信部20は、特定したルールの具体的内容をルール定義テーブル32から取得して、端末50に送信する。
コンテンツ定義テーブル33は、図5(c)に示すようなデータ構造を有する。コンテンツ定義テーブル33は、図5(c)に示すように、コンテンツID、コンテンツ名、データURL、想定転送時間、有効期限の各フィールドを有する。コンテンツID及びコンテンツ名のフィールドには、サーバ10で管理しているコンテンツの識別情報及び名称が格納され、データURLのフィールドには、コンテンツが格納されているアドレス(図4のコンテンツDB38のアドレス)が格納される。想定転送時間のフィールドには、各コンテンツの転送に要する時間の予測値が格納され、有効期限のフィールドには、配信されたコンテンツをどのタイミングで削除するかの情報が格納される。
図4に戻り、進捗情報管理部22は、端末50からユーザの現在状態(作業実施、作業終了、作業接近、作業待ち確定、のいずれか)を取得し、作業実施検出ログテーブル34及び履歴情報としての進捗管理定義テーブル36を更新する。
ここで、作業実施検出ログテーブル34は、実際に各端末50において作業が開始されたタイミングを格納するテーブルであり、図6(a)に示すようなデータ構造を有する。具体的には、作業実施検出ログテーブル34は、ログID、実施検出された作業ID、記録日時の各フィールドを有する。ログIDのフィールドには、ログの通し番号が格納される。実施検出された作業IDのフィールドには、各端末50から受信する実施が開始された作業の識別情報が格納される。記録日時のフィールドには、実施検出された作業IDを記録した日時の情報が格納される。なお、作業実施検出ログテーブル34からは、例えば10分間の各作業の実施数を取得できるため、該実施数で10分を割ることで、各作業の実施間隔を求めることができる。
一方、進捗管理定義テーブル36は、各ユーザの作業の進捗を管理するためのテーブルであり、図6(b)に示すようなデータ構造を有する。具体的には、進捗管理定義テーブル36は、ユーザID、全作業、残り作業、現在状態、記録日時の各フィールドを有する。ユーザIDのフィールドには、ユーザの識別情報が格納され、全作業のフィールドには、ユーザが指定した、実施すべき全作業の作業IDが格納される。残り作業のフィールドには、実施すべき作業のうち未だ実施されていない作業の作業IDが格納される。なお、残り作業のフィールドについては、各端末50から作業実施完了の通知がある度に更新される。現在状態のフィールドには、各端末50から通知される現在状態(作業実施、作業終了、作業接近、作業待ち確定、のいずれか)の情報が格納される。記録日時のフィールドには、各フィールドのいずれかのデータが更新された日時の情報が格納される。
図4に戻り、コンテンツ配信部24は、端末50からの求めに応じて、コンテンツDB38に格納されているコンテンツを端末50に対して配信する。なお、コンテンツDB38には、端末50に配信するコンテンツのデータ(プログラム)そのものが格納されている。
(端末50について)
端末50は、例えばスマートフォンやタブレット型端末などであり、図3(b)に示すようなハードウェア構成を有する。図3(b)に示すように、端末50は、CPU190、ROM192、RAM194、記憶部(HDD)196、ネットワークインタフェース197、表示部193、入力部195、ICタグ読み取り装置189、信号受信装置187、及び可搬型記憶媒体用ドライブ199等を備えている。表示部193は、液晶ディスプレイ等を含み、入力部195は、タッチパネルや物理ボタン、キーボード等を含む。ICタグ読み取り装置189は、ICタグ110に接近したときにICタグ110と近距離無線通信を行い、ICタグ110に書き込まれているタグIDを読み取る。信号受信装置187は、ビーコン120が発信する信号を受信する。これら端末50の構成各部は、バス198に接続されている。端末50では、ROM192あるいはHDD196に格納されているプログラム(コンテンツ配信管理プログラムを含む)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ199が可搬型記憶媒体191から読み取ったプログラム(コンテンツ配信管理プログラムを含む)をCPU190が実行することにより、図4に示す、各部の機能が実現される。
図4に示すように、端末50では、CPU190がプログラムを実行することにより、ルール取得部60、情報取得部62、ユーザ状態判定部64、通知部66、情報受信部68、タイミング算出部70、コンテンツ取得部72、及びコンテンツ実行部74、としての機能が実現されている。
ルール取得部60は、サーバ10のルール・コンテンツ情報送信部20に対して、ユーザが実施する作業の情報を送信し、当該作業に関するルールの情報をルール・コンテンツ情報送信部20から受信する。ルール取得部60が取得したルールの情報は、ルール記憶部84に記憶される。なお、ルール記憶部84には、図5(b)のルール定義テーブル32の各列のうち、ユーザが実施する予定の作業に対応する列の情報が記憶されることになる。
情報取得部62は、ICタグ読み取り装置189が読み取ったICタグ110のタグIDや、信号受信装置187がビーコン120から受信した信号のUUIDを取得する。情報取得部62は、取得した情報をユーザ状態判定部64に送信する。
ユーザ状態判定部64は、ルール記憶部84に記憶されているルールを参照し、情報取得部62から受信した情報に基づいて、端末50を保有するユーザが、どの作業について、作業実施、作業終了、作業接近、作業待ち確定のいずれの状態であるかを判定する。例えば、ユーザ状態判定部64は、情報取得部62から、あるビーコン120のUUIDを受信した場合、そのビーコン120に対応する作業の実施場所に接近した(作業接近)と判定する。また、ユーザ状態判定部64は、一定時間継続してあるビーコン120のUUIDを受信し続けた場合、そのビーコン120に対応する作業の実施待ちを行っている(実施待ち確定)と判定する。また、ユーザ状態判定部64は、情報取得部62から、あるICタグ110のタグIDを受信した場合に、そのICタグ110に対応する作業を実施し始めた(作業実施)と判定する。更に、ユーザ状態判定部64は、再度同一のタグIDを受信した場合に、そのICタグ110に対応する作業を終了した(作業終了)と判定する。ユーザ状態判定部64は、判定結果を通知部66、タイミング算出部70、コンテンツ取得部72、コンテンツ実行部74に送信する。
通知部66は、ユーザ状態判定部64の判定結果をサーバ10の進捗情報管理部22に送信する。なお、進捗情報管理部22は、通知部66から判定結果を受信するたびに、作業実施検出ログテーブル34や、進捗管理定義テーブル36を更新する。
情報受信部68は、タイミング算出部70やユーザ状態判定部64の指示の下、タイミング算出部70が必要とする情報をサーバ10の進捗情報管理部22及びルール・コンテンツ情報送信部20から取得する。情報受信部68は、取得した情報をタイミング算出部70やユーザ状態判定部64に送信する。
タイミング算出部70は、端末50を保有するユーザが1つの作業を終了した段階で、情報受信部68が取得した情報に基づいて、未実施の作業のコンテンツをダウンロードするタイミング(配信を開始するタイミング)を求める。以下においては、未実施の作業のコンテンツの配信を開始するタイミングを「先読みタイミング」と呼ぶものとする。なお、タイミング算出部70の具体的な処理については後述する。
コンテンツ取得部72は、タイミング算出部70が求めた各コンテンツの先読みタイミングに基づいて、サーバ10のコンテンツ配信部24からコンテンツの配信を受け、コンテンツ記憶部82に記憶する。また、コンテンツ取得部72は、コンテンツ記憶部82に記憶されているコンテンツを所定のタイミングで削除する。
コンテンツ実行部74は、ユーザ状態判定部64が、ユーザがある作業を実施し始めたと判断した場合に、実施する作業に関連するコンテンツをコンテンツ記憶部82から読み出し、実行する。
(処理について)
次に、端末50の処理について、図7〜図10のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ、詳細に説明する。
(初期処理)
図7は、端末50において実行される初期処理を示すフローチャートである。図7の処理は、ユーザ(以下、「対象ユーザ」と呼ぶ)が端末50の入力部195を介してどの作業を実施するかを入力した段階で開始される処理である。例えば、対象ユーザは、実施する作業として複数の診断項目を選択するものとする。
まず、ステップS10では、ルール取得部60が、対象ユーザが実施する各作業(Work0〜Workn)の接近ルールの情報をサーバ10から取得する。この場合、ルール取得部60は、サーバ10のルール・コンテンツ情報送信部20に対して対象ユーザが実施する作業の情報を送信する。そして、ルール取得部60は、作業定義テーブル30及びルール定義テーブル32に基づいてルール・コンテンツ情報送信部20が送信してきた接近ルールの情報を取得する。
次いで、ステップS12では、ルール取得部60が、対象ユーザが実施する各作業(Work0〜Workn)の実施ルールの情報をサーバ10(ルール・コンテンツ情報送信部20)から取得する。この場合、ルール取得部60は、作業定義テーブル30及びルール定義テーブル32に基づいてルール・コンテンツ情報送信部20が送信してきた実施ルールの情報を取得する。
次いで、ステップS14では、情報取得部62が、ICタグ110との通信が可能な状態に移行する。すなわち、情報取得部62は、ICタグ読み取り装置189を介して、ICタグ110のタグIDを受信できるような状態で待機する。
次いで、ステップS16では、情報取得部62が、ビーコン120が発信する信号を受信可能な状態に移行する。すなわち、情報取得部62は、信号受信装置187を介して、ビーコン120から発信された信号を受信し、受信した信号からUUIDを取得できるような状態で待機する。
以上の処理により、図7の初期処理が終了する。
(先読みタイミング算出処理)
次に、タイミング算出部70による先読みタイミング算出処理について、図8のフローチャートに沿って説明する。本処理は、対象ユーザによりある作業の実施が完了したタイミングで実施されるものとする。なお、ある作業の実施完了を検出する方法については、後述する。
図8の処理では、まず、ステップS20において、タイミング算出部70が、サーバ10(進捗情報管理部22)から対象ユーザの残り作業(RW0〜RWnとする)を取得する。この場合、例えば対象ユーザがユーザID=User1であるとすると、進捗管理定義テーブル36(図6(b))から、残り作業としてWork7、Workを取得することになる。
次いで、ステップS22では、タイミング算出部70が、iを0に設定する(i=0)。
次いで、ステップS24では、タイミング算出部70が、現在状態が「作業RWi接近」又は「作業RWi実施待ち確定」である端末数をサーバ10から取得し、Xiとする。なお、Xiは、対象ユーザが実施する予定ではあるが未実施の作業の実施場所に接近しているユーザ又は対象ユーザが実施していない作業の実施場所で作業実施を待つユーザの数(第1の数)であるといえる。
次いで、ステップS26では、タイミング算出部70が、現在状態が「作業終了」で、かつ作業RWiが残り作業である端末数をサーバ10から取得しYiとする。すなわち、Yiは、作業RWiの実施場所に向かっている可能性のあるユーザの数であり、将来におけるコンテンツのダウンロードにかかる時間を予測するための予測用情報であるといえる。
次いで、ステップS28では、タイミング算出部70が、過去10分間の作業RWiの実施数をサーバから取得しZiとする。なお、過去10分間は、直近10分間でもよいが、例えば10分間を複数設定し、複数の10分間において最も実施数の多い10分間の実施数をZiとしてもよい。なお、「10分」は一例であって、その他の時間であってもよい。
次いで、ステップS30では、タイミング算出部70が、作業RWi用のコンテンツの想定転送時間を、情報受信部68を介してサーバ10(ルール・コンテンツ情報送信部20)から取得し、Dtとする。なお、例えば、作業RWiのコンテンツが図5(c)のContent1である場合には、想定転送時間として30秒を取得し、Dtとする。
次いで、ステップS32では、タイミング算出部70が、次式(1)を満たすか否かを判断する。
i×10/Zi≧Dt …(1)
ここで、10/Ziは、1人が作業RWiを実施するのに要する時間(実施間隔)を意味するため、上式(1)の左辺は、端末50を保有するユーザが作業RWiを待機した場合に、待機する可能性のある最長時間を意味する。したがって、上式(1)を満たす場合とは、対象ユーザが作業RWiの待機を開始してからコンテンツの配信を開始しても作業RWiの実施開始までに十分間に合う場合を意味する。
ステップS32の判断が肯定された場合には、ステップS34に移行し、タイミング算出部70は、作業RWiの先読みタイミングを「後回し」とする。その後は、ステップS44に移行する。
一方、ステップS32の判断が否定された場合には、ステップS36に移行し、タイミング算出部70は、次式(2)を満たすか否かを判断する。
i+Yi<M …(2)
上式(2)の左辺は、同時に作業RWiのコンテンツの配信を受ける可能性がある端末の数を意味する。また、上式(2)の右辺の閾値Mは、想定配信速度を維持可能な最大サーバアクセス数(同時に同一のコンテンツの配信を受ける端末数)を意味する。なお、最大サーバアクセス数Mは、予め定められているものとする。したがって、上式(2)を満たす場合とは、端末50が作業RWiのコンテンツの配信を受ける際に、アクセス集中がなく、想定配信速度が低下する可能性が低い状況にあることを意味する。
ステップS36の判断が肯定されると、ステップS38に移行し、タイミング算出部70は、作業RWiの先読みタイミングを「接近時」とする。その後は、ステップS44に移行する。
一方、ステップS36の判断が否定された場合、すなわち、アクセス集中が予想され、作業RWiの実施場所に接近してから配信を開始するのでは、作業の実施開始までに配信が間に合わない可能性が高い場合には、ステップS40に移行し、タイミング算出部70は、作業RWiの先読みタイミングを「今すぐ」とする。
ステップS40の後は、ステップS42に移行し、コンテンツ取得部72は、タイミング算出部70の指示の下、サーバ10から作業RWiのコンテンツの取得を開始する。ここで、作業RWiのコンテンツとは、例えば、作業RWiが「採血」であるとすると、図11(a)に示すような採血に関連する画面を表示するコンテンツである。このコンテンツによれば、検査の混雑状況や本日の検査予定など、状況に応じて時々刻々と変化する情報を確認することができる。なお、コンテンツが提供する画面には、外部の検診センター等で過去に実施した健康診断の情報が表示されてもよいし、健康診断の基準値等が表示されてもよい。また、例えば、作業RWiが「会計」であるとすると、コンテンツは、図11(b)に示すような画面を表示するコンテンツである。このコンテンツによれば、検査の会計情報や、食堂で販売されているユーザの検査結果に合った適切なメニューの情報を確認することができる。ステップS42の後は、ステップS44に移行する。
ステップS34,S38,S40のいずれかを経て、ステップS44に移行すると、タイミング算出部70は、全ての残り作業に対して上述したステップS24〜S42の処理を完了したか否かを判断する。すなわち、i=nであるか否かを判断する。このステップS44の判断が否定された場合、ステップS46において、iを1インクリメント(i=i+1)し、ステップS24に戻る。すなわち、次の作業RWiについて、ステップS24以降の処理を繰り返す。そして、ステップS44の判断が肯定された段階で、図8の全処理が終了する。
以上のように、図8の処理を行うことで、対象ユーザがある作業を終了したタイミングで、次に実施する可能性のある作業のコンテンツそれぞれの先読みタイミングを、「今すぐ」、「接近時」、「後回し」のいずれとすればよいかを判断することができる。
(実施場所に接近したときの処理)
図9には、対象ユーザがある作業(Worki)を実施する実施場所に接近したタイミングで実施される処理である。
まず、ステップS50では、ユーザ状態判定部64が、対象ユーザが接近した作業(Worki)が残り作業に含まれるか否かを判断する。なお、ユーザ状態判定部64がこの判断を実行する際には、情報受信部68を介して取得した、対象ユーザの残り作業の情報(図6(b))を参照するものとする。このステップS50の判断が否定された場合、すなわち、対象ユーザが接近した作業を実施する可能性がない場合には、図9の全処理を終了する。
一方、ステップS50の判断が肯定された場合には、ステップS52に移行し、ユーザ状態判定部64は、通知部66を介して、自端末の識別子を付けて作業(Worki)の作業場所への接近を検出したことをサーバ10(進捗情報管理部22)に通知する。なお、通知を受けた進捗情報管理部22は、進捗管理定義テーブル36を更新する。
ステップS54では、コンテンツ取得部72が、作業(Worki)の先読みタイミングが「接近時」であるか否かを判断する。このステップS54の判断が肯定されると、ステップS56に移行し、コンテンツ取得部72は、作業(Worki)のコンテンツの配信をサーバ10(コンテンツ配信部24)に要求する。これにより、サーバ10からコンテンツ取得部72対してコンテンツの配信(ダウンロード)が開始される。その後は、ステップS58に移行する。なお、ステップS54の判断が否定された場合には、ステップS56を経ずに、ステップS58に移行する。
ステップS58では、ユーザ状態判定部64が、接近検出後1分経過したか否かを判断する。このステップS58の判断が否定された場合には、ステップS60に移行する。
ステップS60では、ユーザ状態判定部64が、接近検出を喪失したか否かを判断する。このステップS60の判断が否定された場合には、ステップS58に戻る。一方、ステップS60の判断が肯定された場合、すなわち、接近検出後1分以内に作業(Worki)の実施場所から離れたことを検出した場合には、ステップS62に移行する。ステップS62では、ユーザ状態判定部64が、配信中であるか否かを判断する。このステップS62の判断が肯定された場合には、作業(Worki)のコンテンツは不要であるため、コンテンツ取得部72は、ステップS64において、コンテンツの配信を中断する。その後は、図9の全処理を終了する。
一方、ステップS62の判断が否定された場合には、ステップS64を経ずに、図9の全処理を終了する。
ところで、ステップS58、S60の判断を繰り返した後、接近検出後1分が経過したことにより、ステップS58の判断が肯定されると、ステップS66に移行する。そして、ステップS66では、ユーザ状態判定部64が、自端末の識別子を付けて作業(Worki)の実施待ち確定をサーバ10(進捗情報管理部22)へ通知する。なお、通知を受けた進捗情報管理部22は、進捗管理定義テーブル36を更新する。
次いで、ステップS68では、コンテンツ取得部72が、作業(Worki)の先読みタイミングが「後回し」であるか否かを判断する。このステップS68の判断が否定された場合、すなわち先読みタイミングが「今すぐ」であった場合には、そのまま図9の全処理を終了する。
一方、ステップS68の判断が肯定された場合には、ステップS70に移行し、コンテンツ取得部72は、作業(Worki)のコンテンツの配信をサーバ10に要求する。これにより、サーバ10からコンテンツ取得部72対してコンテンツの配信(ダウンロード)が開始されることになる。その後は、図9の全処理を終了する。
以上のように、図9の処理を実行することにより、先読みタイミングが「接近時」及び「後回し」である場合に、適切なタイミングでコンテンツの配信を行うことが可能となっている。
(作業実施を検出したときの処理)
次に、図10に基づいて、作業実施を検出したときの処理について説明する。図10の処理は、ユーザ状態判定部64が、情報取得部62からある作業(Worki)に対応するICタグ110のタグIDを取得したときに実行される処理である。なお、対象ユーザは、未実施の作業の実施を開始するときと終了するときにのみ端末50をICタグ110に接近させるものとし、その他の状況では、端末50をICタグ110に接近させることはないものとする。
まず、ステップS100では、ユーザ状態判定部64が、取得したタグIDに対応する作業(Worki)が残り作業に含まれるか否かを判断する。
このステップS100の判断が肯定された場合には、ステップS102に移行し、ユーザ状態判定部64は、通知部66を介して、自端末の識別子を付けて作業(Worki)の作業開始をサーバ10(進捗情報管理部22)へ通知する。通知を受けた進捗情報管理部22は、通知された情報に基づいて、進捗管理定義テーブル36や作業実施検出ログテーブル34を更新する。次いで、ステップS104では、コンテンツ実行部74が、作業(Worki)のコンテンツの実行を開始する。その後は、図10の全処理を終了する。
一方、ステップS100の判断が否定された場合、すなわち、対象ユーザが直前まで作業(Worki)を実施していたが、その作業の実施を終了した場合には、ステップS106に移行する。ステップS106では、ユーザ状態判定部64が、通知部66を介して、自端末の識別子を付けて作業(Worki)の作業終了をサーバ10(進捗情報管理部22)へ通知する。ステップS106の処理が実行された後は、図10の全処理が終了される。
以上のように、図10の処理が実行されることにより、作業の開始とともに作業のコンテンツが端末50において実行されるとともに、作業の開始及び終了の情報がサーバ10に送信され、進捗情報管理部22により進捗管理定義テーブル36や作業実施検出ログテーブル34に更新されるようになっている。
ここで、図12には、図7〜図10の処理を実行した場合の、端末50における処理のタイミングチャートの一例が示されている。図12の例では、作業Aの実施が完了した段階で、先読みタイミングを求めた結果、作業Bが「今すぐ」、作業Cが「接近時」、作業D,Eが「後回し」に決定されたとする。
この場合、対象ユーザが作業Aの実施完了から次の作業場所へと移動を開始すると、作業Bのコンテンツの配信を開始する。また、対象ユーザが作業Eの実施場所付近を通過して、作業Cの実施場所に接近すると、作業Cのコンテンツの配信を開始する。なお、作業Cのコンテンツの配信が行われている途中に、対象ユーザが作業Cの実施場所から離れた場合には、作業Cのコンテンツの配信を中断する。その後、対象ユーザが作業Dの実施場所に接近し、実施待ちが確定した場合には、作業Dの配信を開始し、作業Dの実施開始の段階で、コンテンツを実行する。
なお、対象ユーザが作業Dを実施した場合、すでに配信された作業B,Cのコンテンツはすぐには利用しないことが確定する。したがって、例えば図5(c)のコンテンツ定義テーブル33において有効期限が「別の作業の待ち確定時」と定められているならば、図12に示すように、作業Dの実施待ちが確定したタイミングで削除する。なお、実施された作業Dのコンテンツについては、作業Dの実施完了後に削除することとしてもよい。
これまでの説明から明らかなように、情報受信部68とタイミング算出部70とにより、複数の作業の実施場所それぞれにおける作業の実施状況を取得する第1取得部、複数の作業それぞれに関連するコンテンツの将来的な配信において必要とする時間を予測するための予測用情報を取得する第2取得部、各ユーザが実施した作業の履歴情報に基づいて、あるユーザが実施していない作業を特定する特定部、としての機能が実現されている。また、タイミング算出部70により、あるユーザが実施していない作業に関連するコンテンツをあるユーザが保有する端末に即時配信する必要があるか否かを判定する判定部としての機能が実現されている。
以上詳細に説明したように、本実施形態によると、ユーザが複数の作業を順不同で1つずつ実施する場合に、タイミング算出部70は、複数の作業の実施場所それぞれにおける作業の実施状況として、各実施場所に接近しているユーザ又は該実施場所それぞれで作業実施を待つユーザの数(Xi)を取得し(S24)、将来におけるコンテンツのダウンロードにかかる時間を予測するための予測用情報として、コンテンツを同時に配信する可能性のある端末数(Yi)を取得する(S26)。そして、タイミング算出部70は、ユーザが実施していない作業のコンテンツを端末50に即時(今すぐ)配信する必要があるかを、取得したユーザの数(Xi)及び端末数(Yi)に基づいて判断する(S32、S36)。これにより、ユーザが作業を実施する前に配信が完了するように、ネットワーク等に係る将来の負荷を予測して、配信タイミングを適切に制御することが可能となる。
また、本実施形態では、ユーザの数(Xi)及び端末数(Yi)に基づいて、コンテンツをユーザが実施場所に接近したときに配信するか、実施場所での作業町が確定したときに配信するかを判定するため、コンテンツを適切なタイミングで配信することができる。
また、本実施形態では、ユーザの数(Xi)と、作業の実施間隔(10/Zi)から求まる作業実施待ち時間が、コンテンツの想定転送時間よりも短いか否かに基づいて、先読みタイミングを決定するため、作業実施までに配信が完了するタイミングを先読みタイミングとして決定することができる。
また、本実施形態では、同時に同一のコンテンツを配信する可能性のある端末数が、想定配信速度を維持可能な最大サーバアクセス数よりも少ないか否かに基づいて、先読みタイミングを決定するため、作業実施までに配信が完了するタイミングを先読みタイミングとして決定することができる。
なお、上記実施形態では、ユーザが作業を終了したときに、端末50をICタグ110に接近させる場合について説明したが、これに限られるものではない。すなわち、ユーザが作業を終了したときに、端末50をICタグ110に接近させないこととしてもよい。この場合、ユーザが作業場所から離れたことを検出した場合や、ユーザが作業のコンテンツを終了した場合に、ユーザが作業を終了したと判断してもよい。
また、上記実施形態では、図5(c)のコンテンツ定義テーブル33の有効期限に基づいて、削除する場合について説明したが、これに限らず、一度配信されたコンテンツは削除しないこととしてもよい。
なお、上記実施形態では、タイミング算出部70がコンテンツ配信の先読みタイミングを決定する処理を、ユーザが1つの作業を完了したときに実行する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、一定時間(30秒など)ごとに先読みタイミングを決定することとしてもよい。また、例えば、ユーザが1つの作業を完了したとき、及びユーザがある作業に接近したことを検出したときに、先読みタイミングを決定してもよい。
なお、上記実施形態では、図7〜図10の処理のすべてを端末50において実行する場合について説明したが、これに限られるものではない。すなわち、図7〜図10の少なくとも一部の処理をサーバ10が実行することとしてもよい。
なお、上記実施形態では、ユーザが実施する作業が健康診断である場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば商品ピックアップ作業や、設備点検作業であってもよい。商品ピックアップ作業の場合、図13に示すような、次にピックアップすべき資材や、作業者の滞留状況、ピッキングリストなどを表示するコンテンツを端末50に対して提供することができる。このような商品ピックアップ作業においても、ピックアップ部品の梱包機の台数が限られていることなどから、作業待ち時間が発生する場合がある。また、作業が設備点検作業の場合、設備点検のマニュアルを表示するコンテンツを端末50に対して提供することができる。このような設備点検作業の場合にも、1か所で複数の点検作業を同時に行えないため、作業待ち時間が発生する場合がある。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の実施形態の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) ユーザが順不同で1つずつ実施する複数の作業それぞれに関連するコンテンツを前記ユーザが保有する端末に配信するタイミングを管理するコンテンツ配信管理プログラムであって、
前記複数の作業の実施場所それぞれにおける作業の実施状況を取得し、
前記複数の作業それぞれに関連するコンテンツの将来的な配信において必要とする時間を予測するための予測用情報を取得し、
各ユーザが実施した作業の履歴情報に基づいて、第1のユーザが実施していない作業を特定し、
前記第1のユーザが実施していない作業に関連するコンテンツを前記第1のユーザが保有する端末に即時配信する必要があるかを、取得した前記実施状況と、取得した前記予測用情報と、に基づいて判定する、
処理をコンピュータに実行させるためのコンテンツ配信管理プログラム。
(付記2) 前記作業の実施状況として、前記複数の作業の実施場所それぞれに接近しているユーザ又は該実施場所それぞれで作業実施を待つユーザの第1の数を取得する、ことを特徴とする付記1に記載のコンテンツ配信管理プログラム。
(付記3) 前記第1の数を取得する処理では、前記各ユーザが保有する端末の位置情報と、前記各ユーザが作業実施中であるかを示す作業情報とに基づいて、前記第1のユーザが実施していない作業の実施場所の前記第1の数を取得することを特徴とする付記2に記載のコンテンツ配信管理プログラム。
(付記4) 前記判定する処理では、前記第1の数から求まる前記ユーザが実施していない作業の実施場所における作業実施待ち時間が、前記ユーザが実施していない作業に関連するコンテンツの配信時間よりも短いか否かに基づいて、前記判定を行うことを特徴とする付記2又は3に記載のコンテンツ配信管理プログラム。
(付記5) 前記予測用情報を取得する処理では、前記第1のユーザが実施していない作業に関連するコンテンツを同時に配信する可能性のある端末の第2の数を取得する、ことを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載のコンテンツ配信管理プログラム。
(付記6) 前記第2の数を取得する処理では、前記各ユーザが保有する端末の位置情報と、前記各ユーザが作業実施中であるかを示す作業情報と、前記履歴情報とを参照して、前記第1のユーザが実施していない作業の実施場所に向かう可能性のあるユーザの数を求め、該ユーザの数と、前記第1のユーザが実施していない作業の実施場所に接近しているユーザ又は該実施場所で作業実施を待つユーザの第1の数と、の合計を前記第2の数とすることを特徴とする付記5に記載のコンテンツ配信管理プログラム。
(付記7) 前記判定する処理では、前記第2の数が予め定められている人数以上であるか否かに基づいて、前記判定を行う、ことを特徴とする付記5又は6に記載のコンテンツ配信管理プログラム。
(付記8) 前記判定する処理では、前記コンテンツを前記第1のユーザが前記実施場所に近づいたときに配信するか、又は前記実施場所で待ち始めたときに配信するか、を更に判定する、ことを特徴とする付記1〜7のいずれかに記載のコンテンツ配信管理プログラム。
(付記9) ユーザが順不同で1つずつ実施する複数の作業それぞれに関連するコンテンツを前記ユーザが保有する端末に配信するタイミングを管理するコンテンツ配信管理方法であって、
前記複数の作業の実施場所それぞれにおける作業の実施状況を取得し、
前記複数の作業それぞれに関連するコンテンツの将来的な配信において必要とする時間を予測するための予測用情報を取得し、
各ユーザが実施した作業の履歴情報に基づいて、第1のユーザが実施していない作業を特定し、
前記第1のユーザが実施していない作業に関連するコンテンツを前記第1のユーザが保有する端末に即時配信する必要があるかを、取得した前記実施状況と、取得した前記予測用情報と、に基づいて判定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
(付記10) ユーザが順不同で1つずつ実施する複数の作業それぞれに関連するコンテンツを前記ユーザが保有する端末に配信するタイミングを管理するコンテンツ配信管理装置であって、
前記複数の作業の実施場所それぞれにおける作業の実施状況を取得する第1取得部と、
前記複数の作業それぞれに関連するコンテンツの将来的な配信において必要とする時間を予測するための予測用情報を取得する第2取得部と、
各ユーザが実施した作業の履歴情報に基づいて、第1のユーザが実施していない作業を特定する特定部と、
前記第1のユーザが実施していない作業に関連するコンテンツを前記第1のユーザが保有する端末に即時配信する必要があるかを、前記第1取得部が取得した前記実施状況と、前記第2取得部が取得した前記予測用情報と、に基づいて判定する判定部と、
を備えるコンテンツ配信管理装置。
(付記11) 前記第1取得部は、前記作業の実施状況として、前記複数の作業の実施場所それぞれに接近しているユーザ又は該実施場所それぞれで作業実施を待つユーザの第1の数を取得する、ことを特徴とする付記10に記載のコンテンツ配信管理装置。
(付記12) 前記第1取得部は、前記各ユーザが保有する端末の位置情報と、前記各ユーザが作業実施中であるかを示す作業情報とに基づいて、前記第1のユーザが実施していない作業の実施場所の前記第1の数を取得することを特徴とする付記11に記載のコンテンツ配信管理装置。
(付記13) 前記判定部は、前記第1の数から求まる前記ユーザが実施していない作業の実施場所における作業実施待ち時間が、前記ユーザが実施していない作業に関連するコンテンツの配信時間よりも短いか否かに基づいて、前記判定を行うことを特徴とする付記11又は12に記載のコンテンツ配信管理装置。
(付記14) 前記第2取得部は、前記第1のユーザが実施していない作業に関連するコンテンツを同時に配信する可能性のある端末の第2の数を取得する、ことを特徴とする付記10〜13のいずれかに記載のコンテンツ配信管理装置。
(付記15) 前記第2取得部は、前記各ユーザが保有する端末の位置情報と、前記各ユーザが作業実施中であるかを示す作業情報と、前記履歴情報とを参照して、前記第1のユーザが実施していない作業の実施場所に向かう可能性のあるユーザの数を求め、該ユーザの数と、前記第1のユーザが実施していない作業の実施場所に接近しているユーザ又は該実施場所で作業実施を待つユーザの第1の数と、の合計を前記第2の数とすることを特徴とする付記14に記載のコンテンツ配信管理装置。
(付記16) 前記判定部は、前記第2の数が予め定められている人数以上であるか否かに基づいて、前記判定を行う、ことを特徴とする付記14又は15に記載のコンテンツ配信管理装置。
(付記17) 前記判定部は、前記コンテンツを前記第1のユーザが前記実施場所に近づいたときに配信するか、又は前記実施場所で待ち始めたときに配信するか、を更に判定する、ことを特徴とする付記10〜16のいずれかに記載のコンテンツ配信管理装置。
36 進捗管理定義テーブル(履歴情報)
50 端末(コンテンツ配信管理装置)
68 情報受信部(第1取得部の一部、第2取得部の一部、特定部の一部)
70 タイミング算出部(第1取得部の一部、第2取得部の一部、特定部の一部、判定部)

Claims (10)

  1. ユーザが順不同で1つずつ実施する複数の作業それぞれに関連するコンテンツを前記ユーザが保有する端末に配信するタイミングを管理するコンテンツ配信管理プログラムであって、
    前記複数の作業の実施場所それぞれにおける作業の実施状況を取得し、
    前記複数の作業それぞれに関連するコンテンツの将来的な配信において必要とする時間を予測するための予測用情報を取得し、
    各ユーザが実施した作業の履歴情報に基づいて、第1のユーザが実施していない作業を特定し、
    前記第1のユーザが実施していない作業に関連するコンテンツを前記第1のユーザが保有する端末に即時配信する必要があるかを、取得した前記実施状況と、取得した前記予測用情報と、に基づいて判定する、
    処理をコンピュータに実行させるためのコンテンツ配信管理プログラム。
  2. 前記作業の実施状況として、前記複数の作業の実施場所それぞれに接近しているユーザ又は該実施場所それぞれで作業実施を待つユーザの第1の数を取得する、ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信管理プログラム。
  3. 前記第1の数を取得する処理では、前記各ユーザが保有する端末の位置情報と、前記各ユーザが作業実施中であるかを示す作業情報とに基づいて、前記第1のユーザが実施していない作業の実施場所の前記第1の数を取得することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ配信管理プログラム。
  4. 前記判定する処理では、前記第1の数から求まる前記ユーザが実施していない作業の実施場所における作業実施待ち時間が、前記ユーザが実施していない作業に関連するコンテンツの配信時間よりも短いか否かに基づいて、前記判定を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載のコンテンツ配信管理プログラム。
  5. 前記予測用情報を取得する処理では、前記第1のユーザが実施していない作業に関連するコンテンツを同時に配信する可能性のある端末の第2の数を取得する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンテンツ配信管理プログラム。
  6. 前記第2の数を取得する処理では、前記各ユーザが保有する端末の位置情報と、前記各ユーザが作業実施中であるかを示す作業情報と、前記履歴情報とを参照して、前記第1のユーザが実施していない作業の実施場所に向かう可能性のあるユーザの数を求め、該ユーザの数と、前記第1のユーザが実施していない作業の実施場所に接近しているユーザ又は該実施場所で作業実施を待つユーザの第1の数と、の合計を前記第2の数とすることを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ配信管理プログラム。
  7. 前記判定する処理では、前記第2の数が予め定められている人数以上であるか否かに基づいて、前記判定を行う、ことを特徴とする請求項5又は6に記載のコンテンツ配信管理プログラム。
  8. 前記判定する処理では、前記コンテンツを前記第1のユーザが前記実施場所に近づいたときに配信するか、又は前記実施場所で待ち始めたときに配信するか、を更に判定する、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のコンテンツ配信管理プログラム。
  9. ユーザが順不同で1つずつ実施する複数の作業それぞれに関連するコンテンツを前記ユーザが保有する端末に配信するタイミングを管理するコンテンツ配信管理方法であって、
    前記複数の作業の実施場所それぞれにおける作業の実施状況を取得し、
    前記複数の作業それぞれに関連するコンテンツの将来的な配信において必要とする時間を予測するための予測用情報を取得し、
    各ユーザが実施した作業の履歴情報に基づいて、第1のユーザが実施していない作業を特定し、
    前記第1のユーザが実施していない作業に関連するコンテンツを前記第1のユーザが保有する端末に即時配信する必要があるかを、取得した前記実施状況と、取得した前記予測用情報と、に基づいて判定する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  10. ユーザが順不同で1つずつ実施する複数の作業それぞれに関連するコンテンツを前記ユーザが保有する端末に配信するタイミングを管理するコンテンツ配信管理装置であって、
    前記複数の作業の実施場所それぞれにおける作業の実施状況を取得する第1取得部と、
    前記複数の作業それぞれに関連するコンテンツの将来的な配信において必要とする時間を予測するための予測用情報を取得する第2取得部と、
    各ユーザが実施した作業の履歴情報に基づいて、第1のユーザが実施していない作業を特定する特定部と、
    前記第1のユーザが実施していない作業に関連するコンテンツを前記第1のユーザが保有する端末に即時配信する必要があるかを、前記第1取得部が取得した前記実施状況と、前記第2取得部が取得した前記予測用情報と、に基づいて判定する判定部と、
    を備えるコンテンツ配信管理装置。
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