JP6897120B2 - 画像形成装置の定着部を保温する保温システム - Google Patents

画像形成装置の定着部を保温する保温システム Download PDF

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画像形成装置の定着部を保温する保温システムに関し、定着部のウォームアップ時間を短縮する改良に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、未定着トナー像が転写された記録シートに、定着部の加熱回転体による加熱と、加圧部材による加圧とを施して未定着トナー像を記録シートに定着させる。かかる定着にあたっては、定着部の加熱回転体の温度を、定着に適した温度にまで上昇させねばならない。この温度上昇に要する時間を「ウォームアップ時間」という。ウォームアップ時間は、生産性やTEC(Typical Electricity Consumption)値評価に影響するため、できるだけ短くしたいとの要請がある。そこで、従来の画像形成装置は、プリントジョブの実行に先立ち、加熱回転体を予め加熱しておいて、ウォームアップ時間の短縮を図る。
特許文献1は、定着部の予備加熱に、他のコンピュータ機器が発する排熱を利用する画像形成装置を開示する。特許文献1の画像形成装置はヒートポンプを内蔵していて、熱媒流路内の熱媒を循環させている。かかる循環により、発熱体であるコンピュータ機器の排熱により加熱された熱媒を、画像形成装置の内部に送り込み、定着部を加熱する。
特開2013−246299号公報
しかしながら、特許文献1では、画像形成装置と、コンピュータ機器とを熱媒流路で接続せねばならないから、事業所内のスペースが、ホース等の熱媒流路によって占有されてしまう。そのような、ホース等の熱媒流路による占有が、事業所での作業の邪魔になるという問題がある。
また、就業時間の朝一の時間帯でのウォームアップ時間を短縮するには、たとえ夜間、早朝であっても熱源としての他のコンピュータ機器の電源を切る訳にはいかず、無駄な電力消費が発生するという問題がある。
本発明の目的は、ホース等の熱媒流路によるスペース占有を避けるのと共に、ウォームアップ時間の短縮のため、本来必要がないにも関わらず、熱源機器の電源が入れたままにされることによる電力消費を防止することができる、保温システムを提供することである。
上記課題を解決することができる保温システムは、画像形成装置と、その装置内の定着部に対して熱風を供給する熱源とを備え、前記定着部のヒーターへの通電が行われていない非通電時においても定着部の保温を可能とするものであり、
熱源としてサーバー装置を用い、画像形成装置の筐体を拡張してラック部を設け、前記ラック部にサーバー装置を収納するのと共に、サーバー装置の排熱流路を画像形成装置内を通って、或は、装置筐体表面に沿って定着部にまで延出したことを特徴とする。
ここで、前記サーバー装置から定着部に到る排熱流路の途中を分岐して、先端がラック部の外部に開放された分岐路を設けるのと共に、分岐基端に流路切替弁を設けてもよい。
ここで前記サーバー装置は、前記流路切替弁を制御することで、サーバー装置からの排熱の流路を、前記定着部に到る流路、及び、前記分岐路に択一的に切り替えてもよい。
ここで、前記画像形成装置における定着部の内部には、温度センサーが取り付けられており、
前記定着部内部に取り付けられた温度センサーの検出温度が閾値を下回る場合、前記排熱流路を前記定着部に到る流路に切り替え、
前記定着部内部に取り付けられた温度センサーの検出温度が閾値以上の場合、前記排熱流路を前記分岐路に切り替えてもよい。
ここで前記閾値は第1閾値であり、
前記温度センサーは、前記画像形成装置の電源オン時に動作し、
前記定着部の温度センサーにより定着部内部の温度が検出された後、画像形成装置の電源がオフされたか、又は、スリープ状態に移行した場合、前記温度センサーによる最後の検出温度に、最後の検出時刻からの経過時間に応じた補正を施すことで、定着部内部の推定温度を算出し、
算出された推定温度が第2閾値を下回る場合、前記サーバー装置の排熱流路を前記定着部に到る流路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御され、
算出された推定温度が前記第2閾値を上回る場合、前記サーバー装置の排熱流路を前記分岐路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御されてもよい。
ここで前記画像形成装置における定着部の内部には、第1温度センサーが取り付けられており、
前記サーバー装置からの排熱流路の上流位置には第2温度センサーが設置されており、前記第2温度センサーの検出温度から、排熱流路の熱損出による温度低下量を差し引くことで、サーバー装置から供給された熱風が定着部に到る際の到達推定温度を算出して、
前記第2温度センサーの検出温度に基づき算出された到達推定温度が前記第1温度センサーによる検出温度を上回る場合、サーバー装置の排熱流路を前記定着部に到る流路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御され、
前記第2温度センサーの検出温度に基づき算出された到達推定温度が前記第1温度センサーによる検出温度を下回る場合、サーバー装置の排熱流路を分岐路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御されてもよい。
前記画像形成装置又はサーバー装置は、定着部のウォームアップが行われるとして特定された時間帯を示す情報を記憶しており、
前記サーバー装置は、前記特定時間帯に先立ち、実行時間の変更が可能な作業を集中的に実行してもよい。
ここで前記サーバー装置は、画像形成装置が属するネットワークを通じて、画像形成装置の状態を取得し、
前記画像形成装置の状態が、電源オフ状態、若しくは、スリープ状態である場合、サーバー装置の排熱流路を前記定着部に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御されてもよい。
前記保温システムでは、画像形成装置の筐体を拡張してラック部を設け、当該ラック部にサーバー装置を収納するのと共に、サーバー装置の排熱流路を画像形成装置の内部を通って、或は、装置筐体表面に沿って定着部にまで延出するので、事業所内のスペースが、熱媒流路によって占有されることはない。事業所内の限られたスペースを有効に利用しつつも、サーバー装置が発する排熱を再利用することにより、ウォームアップ時間の短縮を図ることができる。
またサーバー装置は、常時通電されるので、熱源となるコンピュータ機器を別途に起動せずとも、早朝、深夜の時間帯において、定着部の庫内を適正な温度に保つことができる。熱源機器となるコンピュータ機器の起動は不要になるから、電力消費を抑制することができる。
実施の形態1に係る保温システムが設置される構内ネットワークシステムを示す。 保温システム1007の斜視図である。 保温システム1007を、分解した状態を示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る画像形成装置1001及びサーバー装置1002の断面構成を示す。 実施の形態1に係る保温システム1007の構成を機能的に示すブロック図である。 サーバー装置1002から定着部300に到る排熱流路の構成を示す。 図7(a)は、流路切替弁25を制御して、サーバー装置1002からの熱風を定着部300に進行させる状態を示す。図7(b)は、流路切替弁25を制御して、サーバー装置1002からの熱風をラック体601の外部に進行させる状態を示す。 ウォームアップ時間の変化傾向の一例を示す。 サーバー装置1002による処理のメインルーチンを示すフローチャートである。 流路切替弁25の切替制御の手順を示すフローチャートである。 ウォームアップ動作を継続している状態における温度遷移図の一例である。 電源オフ状態における温度遷移図の一例である。 図13(a)は、特定時間帯を示すテーブルの一例を示す。図13(b)は、図特定時間帯の直前に一斉起動すべき複数のアプリケーションを示す。図13(c)は、平日の各時間帯において、アプリケーションがどのように起動されるかを示す。 実施の形態2に係るサーバー装置1002の周辺構成を示す図である。 実施の形態2に係るサーバー装置1002の処理のメインルーチンを示すフローチャートである。 実施の形態2に係る流路切替弁25の切替制御の手順を示すフローチャートである。 PM10:00からAM11:59までの非就業時間帯及び就業時間帯における画像形成装置1001のCPU負荷率の変動を示す。 深夜から早朝の時間帯における温度遷移を示す図である。 実施の形態3に係る印刷制御プログラムの処理手順を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
以下、本発明に係る保温システムの実施の形態を説明する。
[1]システム構成
図1は、実施の形態1に係る保温システムが設置される構内ネットワークを示す。本図に示すように、保温システム1007は、画像形成装置1001と、サーバー装置1002とで構成される。画像形成装置1001、サーバー装置1002は、PC1003〜1005、ルーター1006と同じ構内ネットワークに帰属する。当該構内ネットワークは、ルーター1006を介して、広域ネットワーク1000と接続している。
画像形成装置1001は、例えば、複写機、プリンターまたはファクシミリ、もしくは、これらの機能を備えた複合機であって、PC1003〜1005が発した印刷要求に応じた印刷ジョブを実行して、画像をシート状の印刷媒体(以下、記録シートと呼ぶ)に印刷する。
サーバー装置1002は、PC1003〜1005からのサービス要求に従い、ファイルサーバー、メールサーバーとしての処理や、データの送受信処理、各種データ処理、計算処理等を実行する。
ルーター1006は、IPアドレスと、物理アドレスとの対応付けを管理しており、IPアドレスに従い、PC1003〜1005が発した印刷要求やサービス要求を画像形成装置1001、サーバー装置1002の何れに向かわせる。
[2]画像形成装置1001の概略構成
次に、本実施の形態に係る保温システム1007の構成について説明する。図2は、保温システム1006を構成する画像形成装置1001を示す斜視図である。図2の斜視図に示すように、画像形成装置1001は、ラック体601の上部に、本体筐体600を積み重ねた積載構造を有する。ラック体601は、図3の分解斜視図に示すように、本体筐体600のうち、給紙部200と同一の外形形状をなし、上面が開口していて、サーバー装置1002を収納している。サーバー装置1002を収納したラック体601の上部に、画像形成装置1001の本体筐体600を積載することで、サーバー装置1002を、画像形成装置1001の下方に配置することにしている。このような配置により、保温システム1007は、事業所敷地の占有面積の省スペース化を実現している。
また、図2の斜視図に示すように、本体筐体600の右側壁のうち、後方側周縁600dには、右側壁の高さ方向に沿ってダクト21が設置されている。ダクト21は、断熱材からなる断面角型の筒体であり、その上方端部は、上方を閉塞しつつも、側方を開口させており(破線の開口21j参照)、下方端部は、下方を開口させている(破線の開口21i参照)。
[3]画像形成装置1001の構成
以下、図4、図5を参照しながら、画像形成装置1001について説明する。図4は、図2の一点鎖線A−A'の位置で画像形成装置1001の本体筐体600及びサーバー装置1002を切断した場合の断面構成を示す図である。図5は、実施の形態1に係る画像形成装置1001及びサーバー装置1002の構成を機能的に示すブロック図である。画像形成装置1001は、画像プロセス部100と、給紙部200と、定着部300と、操作パネル400と、制御部500とで構成される。図5のブロック図に示される構成要素のうち、画像プロセス部100、給紙部200、定着部300、制御部500は、図4の断面図に示すように本体筐体600の内部に収容される。一方、操作パネル400は、図2に示すように本体筐体600の筐体外表面に取り付けられる。
[4]画像プロセス部100
画像プロセス部100は、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、ブラック色(K)の各再現色の作像部(感光体ドラム121Y、M、C、K、帯電器122Y、M、C、K、現像器123Y、M、C、K、一次転写ローラー124Y、M、C、K)が、図4の断面図に示すように、中間転写ベルト125に沿って配置されている。中間転写ベルト125のC方向の周回に伴って、感光体ドラム121Y、M、C、Kの帯電や、露光部120による感光体ドラム121Y、M、C、Kの露光、現像器123Y、M、C、Kによるトナー供給、感光体ドラム121Y、M、C、Kから中間転写ベルト125への転写、感光体ドラム121Y、M、C、Kの除電といった一連の静電複写方式のトナー像形成手順を実行することで、中間転写ベルト125にトナー像を一次転写する。
[5]給紙部200の構成
給紙部200は、給紙カセット201に多数の記録シートSを積載していて、印刷要求がPC1003〜1005から発せられた場合、記録シートSを一枚ずつ搬送路203に繰り出す。そして中間転写ベルト125が周回し、二次転写位置126にトナー像が到達するタイミングに合わせて、タイミングローラー204を駆動することで、二次転写位置126に記録シートを供し、中間転写ベルト125に一次転写されたトナー像を記録シートに二次転写する。トナー像が二次転写された記録シートは、定着部300に送られる。尚、記録シートの搬送路203は、図2の斜視図において、右側壁の開閉カバー600cにあたる箇所の装置内側に存在する。
[6]定着部300の構成
定着部300は、定着ローラー301に巻きかけられた定着ベルト303と、加圧ローラー302とを圧着させることで定着ニップを形成しており、二次転写を経た記録シートを定着ニップに供することで、記録シート上で像を形作るトナーを溶融させ、記録シートに定着させる。トナー溶融のため、ヒーターとしてのハロゲンヒーター309又はIH(induction heating)から発せられる熱が、加熱ローラー304から定着ベルト303に伝わり、定着ローラー301を加熱する。温度センサー305は、定着ローラー301の表面温度を検出する。また、かかる検出温度を維持するため、上記定着ローラー301、加圧ローラー302、加熱ローラー304を保温性が高いハウジング306に収容している。ハウジング306の右側壁の後方側周縁、及び、本体筐体600の右側壁の後方側周縁のうち、右側壁のダクト21の側方開口21jに対面する部位には、開口(ハウジング306における開口306i、及び、本体筐体600における開口600i)が形成されている。ハウジング306における開口306i、及び、本体筐体600における開口600iは、ダクト21の側方開口21jと連通するよう結合しており、ダクト21を通じて送り込まれる熱風を、ハウジング306の内部に取り込むようにしている。
[7]操作パネル400
操作パネル400は、図2の斜視図に示すように液晶ディスプレイと一体になったタッチパネル400a、各種指示を入力するための操作ボタン400bから構成され、電源スイッチのオン/オフ操作をユーザ−から受け付けたり、また画像プロセス部100が供給するトナー残量の表示や給紙部200による記録シートの給紙時にジャムが発生した際のジャム位置表示等を行う。
[8]制御部500
制御部500は、図5のブロック図に示すように、CPU(Central Processing Unit)501、通信インターフェイス(I/F)部502、ROM(Read Only Memory)503、RAM(Random Access Memory)504、画像データ記憶部505を備え、画像形成装置の全体制御を行う。
CPU501は、操作パネル400に対して電源スィッチのオン操作(電源オン操作)がなされた場合、ROM503に格納された制御プログラムを読み出し、実行することで、定着装置300の加熱ローラー304による加熱を開始させるのと共に加熱ローラー304の回転を開始させる。これにより定着ベルト303が回転して、その駆動力が定着ローラー301に伝わり、定着ローラー301と、加圧ローラー302とが回転する。それと共に、温度センサー305が検出した検出温度を周期的に取得してRAM504に書き込み、かかる検出温度が、定着可能な温度(定着温度)になったかどうかによって、ウォームアップが完了したかどうかの判断を行う。
[9]サーバー装置1002の構成
以下、図4の断面図、図5のブロック図を参照しながら、サーバー装置1002について説明する。
図5のブロック図に示すように、サーバー装置1002は、CPU11、RAM12、ROM13、通信インターフェイス部14を備え、専用線19を介して、画像形成装置1001の通信インターフェイス部502と接続する。専用線19による接続時において、サーバー装置はホスト機器となり、画像形成装置1001のRAM504の一部領域を周辺機器のメモリ領域として認識する。そのためサーバー装置のCPU11は、画像形成装置1001のRAM504の一部領域に書き込まれた温度センサ305による検出温度を、周辺機器のデータとして、メモリ領域から周期的に読み出す。
またサーバー装置1002は、図4の断面図に示すように、CPU11、RAM12、ROM13を含むメモリボード、及び、通信インターフェイス14を実装した基板15と、電源装置17とを筐体に収容し、筐体背面の放熱板1002bに、ファン18と、ルーバー18aとを取り付けた構成になっている。ファン18は、サーバー装置内部からサーバー装置外部に向かう空気流を生じさせる。サーバー装置内部からサーバー装置外部に向かう空気流は、CPU11、RAM12、ROM13、電源装置17により熱せられた熱風となる。
[10]熱風の供給経路
図3の分解斜視図、図6の断面図を参照しながら、ダクト20、21について説明する。サーバー装置1002は、図3の分解斜視図に示すように、筐体背面の放熱板1002bを、ラック体601の右側壁601dに、対向させる姿勢で、ラック体601に収納されている。ダクト20は、断熱材からなる断面角型の筒体であり、筐体背面の放熱板1002bに取り付けられたルーバー18aを覆い、筐体背面から、ラック体601の右側壁601dに向けて突出する。またダクト20は、漏斗形状をなしていて突出方向に沿って漸次幅狭となり、ラック体601の右側壁601dを貫通する。
ダクト20の貫通位置は、図3の分解斜視図に示すようにラック体601の右側壁の周縁601dのうち、ダクト21の直下にあたる。ラック体601の右側壁を貫通することで、図2の斜視図に示すように、ラック体601の右側壁からはダクト20の一部が突出している(突出部分20p参照)。ダクト20はサーバー装置1002からの熱風の排気口であり、突出部分20pにおける突出方向前方を開口している(図中の20j参照)。
ダクト20の突出部分20pの上面のうち、ダクト21の下端開口21iと対面する部分には、図3の分解斜視図に示すように矩形形状の分岐孔20hが形成される。ダクト21及びダクト20は、図6の断面図に示すように、ダクト21の下端開口21iと、突出部分20pの上面に形成された分岐孔20hとが気密性を保ちつつ連通するよう連結する。ダクト20の分岐孔20hと、ダクト21の下端開口21iとの連結により、ダクト20及び21は、排熱流路のT字路(サーバー装置1002から定着部300に到る流路を主たる流路とし、突出部分20pを分岐路としたT字路)を構成する。T字路の分岐路部分には、流路切替弁25が取り付けられている。流路切替弁25は、図示しないステッピングモーター又はソレノイドによって駆動されることで、サーバー装置1002が発する熱風の流路を択一的に切り替える。ここで、サーバ装置1002から排出される熱風の温度は、画像形成装置1001が配置された事業所の室温よりも高く、定着温度よりも低い温度である。そして、切り替えられる排熱流路には、サーバー装置1002からの熱風を定着部300に進行させる流路(図7(a)の模式図に示す矢印42を参照)と、サーバー装置1002からの熱風を突出部分20pを通じて画像形成装置1001の外部に排出する流路とがある(図7(b)の模式図に示す矢印43を参照)。
流路切替弁25を駆動するソレノイド又はステッピングモーターは、ユニバーサルシリアルバス(図示せず)を介してサーバー装置1002と接続されていて、ユニバーサルシリアルバスを通じて電力供給を受けている。そのため、画像形成装置1001の電源がオフにされている状態であっても、上記流路切替弁25の流路切替えが可能になる。サーバー装置1002は、専用線19を通じて、画像形成装置1001から取得した温度センサー305の検出温度に基づき、定着部300の庫内温度が、予め定められた目標温度(この目標温度を以下、閾値Tαという)に近づくよう、流路切替弁25の制御による排熱流路の切り替えを実行する。ここで閾値Tαは、図8に示すウォームアップ時間の変化傾向に基づき、ウォームアップ時間が適正な長さになるよう、事前に設定される。図8の例では、定着部300の温度が3℃上がれば、ウォームアップ時間は1秒程度短くなるという関係を示している(TS1=20℃のときWUT1=19 秒、TS2=23℃のとき、WUT=18秒)。この変化傾向を示すグラフにおいて、ウォームアップ時間の目標値となる時間を定め、横軸である温度軸において、当該ウォームアップ時間の目標値に対応する温度が、閾値Tα(本図では45℃としている)として選ばれる。閾値Tαの情報は、予めサーバ装置1002のROM13に格納される。
[11]画像形成装置1001及びサーバー装置1002の動作
以上のように構成された画像形成装置1001及びサーバー装置1002の動作を説明する。操作パネル400に対して電源オン操作がなされた場合、画像形成装置1001のCPU501は、ROM503に格納された制御プログラムを読み出し、実行する。具体的にいうと、CPU501は、ウォームアップ動作を開始し、定着装置300への電源供給を開始し、加熱ローラー304による加熱を開始させる。かかる加熱を開始した後、温度センサー305が検出した検出温度を周期的に取得してRAM504に書き込む。かかる検出温度が定着温度を下回る場合、定着部300のウォームアップを継続して定着ローラ301を昇温させる。温度センサー305による検出温度が定着温度に達すると、ウォームアップの完了として、以降、定着ローラー301の検出温度が上述した定着温度付近の温度帯で安定するように、加熱ローラー304による加熱量を制御する。この制御は、加熱ローラー304内のハロゲンヒーター309をオン/オフすることによりなされる。
PC1003〜1006から印刷要求が発せられた場合、通信インターフェイス部14を通じて、当該印刷要求及び画像データを受信し、画像データについては、画像データ記憶部505に書き込む。以降CPU501は、画像プロセス部100によるトナー像の形成や、給紙部200による記録シートの搬送、定着部300による定着を実行することで、印刷ジョブを完遂する。ウォームアップが完了したが、PC1003〜1006から印刷要求が発せられなかった場合、一定時間経過後に画像形成装置1001の状態をスリープ状態に移行する。スリープ状態では、加熱ローラー304による加熱を停止する。画像形成装置1001の電源が断たれている状態、及び、スリープ状態のそれぞれが、「定着部300のヒーター309への通電が行われていない状態」に相当する。
RAM504の一部は、他装置によるアクセスが可能な共有領域になっており、ここに、定着部300内の温度センサー305から定期的に取得した検出温度を書き込む。これは、温度センサー305による検出温度を、サーバー装置1002によるアクセスに供するためである。尚、画像形成装置1001が電源オフになった場合、電源オンだが、スリープ状態である場合、検出温度の周期的な書込みは途切れる。
以上の画像形成装置1001の動作と並行して、サーバー装置1002は、図9の処理を実行している。図9は、サーバー装置1002のメインルーチンを示すフローチャートである。このメインルーチンは、サーバ装置のオペレーティングシステムのうち、アプリケーション起動を管理する管理プログラム(一般にカーネルと呼ばれる)の処理手順を示す。本図に示すように、サーバー装置1002のメインルーチンは、定着部300における温度センサー305の監視周期が到来する度に(ステップS1でYes)、流路切替弁25の切替制御を実行する(ステップS2)という処理を繰り返す。
図10は、流路切替弁25の切替制御の手順を示すフローチャートである。本図において、ステップS14、S25の「定着部加熱ルート」とは、図7(a)の模式図において、矢印42に示したようにサーバー装置1002が排出する熱風を定着部300に向かわせる排熱ルートのことである。またステップS15、S27の「外気排熱ルート」とは、図7(b)の模式図において、矢印43に示したようにサーバー装置1002が排出する熱風を機外に向かわせる排熱流路をいう。ステップS13の「閾値T0」は、サーバー装置1002から排出される熱風の温度に相当する値であり、予め統計実験を行うことにより決定される。ここでの統計実験とは、サーバー装置1002からの熱風の温度が、サーバー装置1002の処理負荷に応じてどのように変動するかの時間的統計をとるものである(処理負荷に応じた熱風温度の変動については実施の形態2で後述する)。こうして得られた時間的統計から、熱風温度の最大値、平均値、中間値を求めて、当該最大値、平均値、中間値に従い閾値T0を定めることが望ましい。
ステップS23の「DownCurv」は、画像形成装置1001の電源がオフされていて、排熱流路が外気排熱ルートに切り替えられている場合の定着部内部の温度変化傾向を示す曲線関数であり、最後に温度センサー305によって検出された検出温度と、最後の検出時刻からの経過時間とから、妥当な推定温度を算出する(ここでの推定温度をT5とする)。また、ステップS24のT6は、推定温度T5と比較されるべき閾値であり、上記Tαに相当する値である。尚、閾値T6を閾値Tαよりは若干高めの温度(例えば、47〜48℃)に設定することができる。閾値T6を、高めの温度に指定する理由は以下の通りである。ステップS22〜S24において、排熱流路の切り替えに利用する定着ローラー301の推定温度T5は、上述したような曲線関数を用いて算出される関係上、多かれ少なかれ推定誤差を有している(ここでの推定誤差は、推定温度と、実際の温度との差を温度差を意味する)。推定誤差の存在を度外視し、T6をTαと同じ値に設定して排熱流路の切り替えを行うと、定着ローラー301の温度が、Tαよりも低い値に維持されるという事態を招きかねない。そこで、図10のフローチャートでは、画像形成装置1001の電源がオフされている期間において、上記推定誤差による温度変動を加味した閾値として、Tαよりも高めの閾値T6を、排熱流路の切り替えに利用する。T6をTαよりも高めにすることで、定着ローラー301の温度が低めに維持されるという事態は回避され、また推定誤差をより小さくすることができる。以上のようにT6は、推定温度に内在する推定誤差に応じて、適切に決めることができる。また、T0とは関係なく、装置構成や、上記の時間的統計によって、閾値T6を適切な値に決定してもよい。ステップS26の「ΔT」は、排熱流路が定着部加熱ルートに切り替えられた場合における温度変化曲線の単位時間当りの変化量を示す。図11、図12の温度遷移図を参照しながら、流路切替弁25の切替制御の手順について説明する(尚、図11、図12では、画像形成装置1001の電源がオンにされていて、定着部300に対する通電がなされている状態(ウォームアップ動作を継続している状態、プリントジョブを実行している状態、レディ状態を含む)を、「スタンバイ状態」と記載している。)。
先ず、画像形成装置のRAM504にアクセス可能かどうかを判定して(ステップS11)、判定結果に応じて、検出温度T1に基づく排熱流路の切り替え(ステップS12〜S15)、推定温度T5に基づく排熱流路の切り替え(ステップS21〜S27)を選択的に実行する。画像形成装置1001が、ウォームアップ動作を継続している場合、又は、画像形成装置1001がジョブ中である場合、RAM504に対する検出温度は可能になる。通信インターフェイス部502を含む制御部500が有効に機能しているからである。よって、画像形成装置1001がウォームアップ動作を継続している場合、又は、ジョブ中であれば、ステップS11はYesとなる。一方、画像形成装置1001が電源オフ状態である場合、又は、画像形成装置1001がスリープ状態である場合、制御部500が有効に機能しておらず、ステップS11はNoとなる。
以下、画像形成装置1001がウォームアップ動作を継続している場合の検出温度T1に基づく排熱流路切替えについて説明する。画像形成装置1001がウォームアップを継続しており、尚且つ、サーバー装置1001が画像形成装置のRAM504にアクセスし得た場合(ステップS11でYes)、定着部300内の温度センサー305による検出温度T1を取得して(ステップS12)、定着部300内の温度センサー305による検出温度T1が閾値T0を下回るかどうかを判定する(ステップS13)。下回る場合(ステップS13でYes)、流路切替弁25の制御により排熱流路を定着部加熱ルートに切り替える(ステップS14)。
画像形成装置1001のRAM504にアクセスし得て(ステップS11でYes)、定着部の定着部300内の温度センサー305による検出温度T1を取得したが(ステップS12)、定着部300内の温度センサー305による検出温度T1が閾値T0を下回らない場合(ステップS13でNo)、流路切替弁25を制御することで、排熱流路を外気排熱ルートに切り替える(ステップS15)。
以上の処理のうち、ステップS12〜S14の処理は、図11の温度遷移図における時点x1、x2、x3の時点において流路切替弁25の切替制御が開始された際、実行される。ここで時点x1,x2で取得された検出温度T1が閾値T0を上回っているが、時点x3で取得された検出温度T1が閾値T0を下回ったものとする(図10のステップS12、S13でYes)。この場合、定着部300の庫内を加熱する必要があるとして、排熱流路を図7(a)の模式図における定着部加熱ルートに切り替える(ステップS14)。かかる切替えにより、サーバー装置1002が排出する熱風が送り込まれて定着部300の庫内が徐々に加熱されてゆき、図11の温度遷移図における温度上昇cv2が発生する。尚、図12では、作図の都合上、温度上昇及び温度下降を直線で描いているが、実際の温度上昇及び温度下降は、曲線的に変化する。
また、ステップS15の処理は、図11の温度遷移図における時点x4、x5において流路切替弁25の切替制御が開始された際、実行される。ここで時点x4で取得された検出温度T1が閾値T0を下回ったが、時点x5の起動時において、定着部300から取得した検出温度T1が、閾値T0に到達したものとする(図10のステップS12、ステップS13でNo)。この場合、流路切替弁25を制御することで、排熱流路を外気排熱ルートに切り替える(ステップS15)。上記のように、サーバー装置1002から排出される熱風の温度は定着温度よりも低いので、そのまま定着部加熱ルート42を維持していると、その熱風により定着温度に達した定着ローラー301の熱が奪われるおそれがあり、サーバー装置1002の排熱利用が逆効果を招いてしまうからである。
以上が、画像形成装置1001がウォームアップ動作中である場合の排熱流路切り替えについての説明である。
続いて、画像形成装置1001が電源オフになっている場合の排熱流路切り替え(ステップS21〜S27)について説明する。
監視周期毎の検出温度T1の取得で画像形成装置1001のRAM504にアクセスし得なかった場合(ステップS11でNo)、排熱流路は外気排熱ルートに切替え済みであるか否かを判定する(ステップS21)。排熱流路が外気排熱ルートに既に切り替えられていれば、電源オン状態において最後に取得した定着部300内の温度センサー305による検出温度T1である検出温度Tlastと、最後の温度検出からの経過時間txとを取得して(ステップS22)、最後の検出温度Tlastと、Tlastの検出時刻T11からの経過時間txとを曲線関数DownCurvに適用することで、推定温度T5を算出する(図10のステップS23)。推定温度T5が、閾値T6を下回る場合(ステップS24でYes)、流路切替弁25を制御することで、排熱流路を定着部加熱ルートに切り替える(ステップS25)。推定温度T5が、閾値T6と等しいか、閾値T6を上回る場合(ステップS24でNo)、流路切替弁25を制御することで、排熱流路を外気排熱ルートに切り替える(ステップS27)。
画像形成装置1001のRAM504にアクセスし得ず(ステップS11でNo)、排熱流路が定着部加熱ルートに切り替えられている場合(ステップS21でNo)、この推定温度T5に、増加量ΔTを加算することで推定温度T5を増加させる(ステップS26)。ΔTを加算するのは、定着部加熱ルート42において、サーバー装置1002から排された熱風により定着ローラー301が徐々に昇温するので、その昇温分を加味するためである。尚、最初に外気排熱ルートから定着部加熱ルートに切り替わった後、2回目以降の外気排熱ルートへの切替え時(ステップS21でYes)では、次のステップS22の検出温度Tlastが、切替え後の推定温度T6算出の基礎となる。
以上のステップS22〜S25の処理は、図12の温度遷移図における時点x11、時点x12、x13において起動された際に実行される。時点x11、x12において流路切替弁25の切替制御が開始された際、算出される推定温度T5は閾値T6を上回ったが、時点x13において算出される推定温度T5は閾値T6を下回ったものとする(図10のステップS24でYes)。この場合、温度下降c11に示すように定着部300の庫内温度が低下したため、定着部300の内部を加熱する必要があるとして、排熱流路を定着部加熱ルートに切り替える(ステップS25)。かかる切替えにより、図12の温度遷移図における温度上昇cv12が発生する。
また、ステップS26、ステップS27の処理は、図12の温度遷移図における時点x14、x15において起動された際に実行される。時点x14において、流路切替弁25の切替制御が開始された際、算出されたT5が閾値T6を下回ったが、時点x15において、流路切替弁25の切替制御が開始された際、算出されたT5が、閾値T6を上回ったものとする(図10のステップS24でNo)。この場合、定着部300の加熱は必要ないとして、排熱流路は外気排熱ルートに切り替えられる(ステップS27)。かかる切替えにより、図12の温度遷移図における温度下降cv13が発生する。以上、画像形成装置1001の状態が電源オフであるとして説明を行ったが、画像形成装置1001の状態がスリープ状態であったとしても同様である。この場合、画像形成装置1001の状態がスリープ状態になってからの経過時間txに応じて、推定温度T5を算出する。
[12]まとめ
以上のように本実施形態によれば、サーバー装置1002は、ラック体601に収納され、画像形成装置1001の下方に存在するため、サーバー装置1002を熱源とした熱風の排熱流路となるダクト21を、画像形成装置1001の側面に沿って形成することができる。排熱流路が、事業所の敷地を不要に占有することはないので、事業所の省スペース化に貢献することができる。
またサーバー装置1002は、画像形成装置1001とは別の電源である電源装置17からの電力供給により常時稼働を行い、流路切替弁25の切替制御を実行することで、画像形成装置1001の電源がオフになっている状態や、スリープ状態になっている場合でも、日中・夜間を問わず、排熱流路を定着部加熱ルート、外気排熱ルートのうち、最適なものに切り替えるという動作を行う。また、ウォームアップ完了後のレディ状態(プリント指示を待っている状態)のときなどにおいて、排熱送り込みが、かえって逆効果になる場合、流路切替弁25を切り換えて、出口流路の端部22を通じてサーバー装置1002が排出する熱風を外部に排出するから、その熱風により定着ローラー301の熱が奪われることなく、定着ローラー301の温度を安定させ定着温度に維持することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、画像形成装置の処理が多く発生する時間帯の前にサーバー装置1002の作業を集中させる改良に関する。
[1]画像形成装置1001の改良
先ず、画像形成装置1001の改良点について説明する。画像形成装置1001の制御部501は、操作パネル400を介して、ウォームアップ時間を短縮すべき時間帯の設定を受け付けて、当該設定を示すテーブル(特定時間帯テーブル)を生成し、RAM503に書き込む。図13(a)は、特定時間帯を示すテーブルの記述例を示す。この記述例では、月曜日から金曜日までの平日のAM8:00からAM9:59までの時間帯で、ウォームアップを短縮すべきと指定している。上記の時間帯の設定は、サービスマンがサービスマンツールを用いて設定してもよいし、ユーザがウィクリータイマのプリセット機能を用いて設定してもよい。過去のジョブの実行履歴に基づき、設定されてもよい。
[2]サーバー装置1002の改良
続いて、サーバー装置1002の改良について説明する。サーバー装置1002の改良点には、1)アプリケーション起動の改良点、2)サーバー装置1002の排気口に関する改良点、3)サーバー装置1002のメインルーチンの改良点、4)切替弁25の制御手順の改良点が存在する。
1)アプリケーション起動の改良点
サーバー装置1002は、専用線19を通じて、上述した特定時間帯テーブルを取得し、この特定時間帯テーブルに記述された時間帯の前に、作業時間の変更が可能なアプリケーションを一斉に起動するようにする。このように、作業時間の変更が可能なアプリケーションには、日付変更と共に起動されるアプリケーション(図13(b)に示すウィルスチェックプログラム62、システムアップデートプログラム63、データーバックアッププログラム64)、動作時間の制約がないアプリケーション(図13(b)に示すシミュレーションプログラム65)がある。これらのアプリケーション(ウィルスチェックプログラム62、システムアップデートプログラム63、データーバックアッププログラム64、シミュレーションプログラム65)は、図13(c)に示すように、毎週月曜日から金曜日までの就業開始時刻直前の時間帯(AM6:00からAM7:59までの時間帯)に、一斉に起動される。
以上が、実施形態2におけるサーバ装置1002によるアプリケーション起動制御の改良点である。
2)サーバー装置1002の排気口に関する改良点
続いて、サーバー装置1002の排気口に関する改良について説明する。実施の形態1の保温システムでは定着部300の内部に、温度センサー305が存在していたのに対し、実施の形態2では、図14の断面図に示すように温度センサー305に加え、ダクト20の上流側開口20iに温度センサー23が取り付けられている点が異なる。この温度センサー23は、サーバー装置1002から吹き出す熱風の温度を検出する(この検出温度を検出温度T3という)。かかる温度センサー23が検出した検出温度T3から、熱風がダクト21を通過する際の熱損失による温度低下量(これを温度低下量T2と呼び、具体的には5℃程度の値になる)を差し引くことで、定着部300の庫内温度の推定値を算出する。かかる推定値は、作業時間の変更が可能なアプリケーションを一斉に起動して、サーバー装置1002が発する熱量を最大限に高めた場合の定着部300の庫内温度の推定温度となる。
3)サーバー装置1002のメインルーチンの改良点
図15は、実施の形態2に係るサーバー装置1002のメインルーチンを示すフローチャートである。図15のフローチャートでは、実施の形態1の図9のフローチャートにはない処理として、ステップS3、S4、S5、S6が追加されている。具体的にいうと、弁制御プログラムの起動周期が到来したかどうかを判定するのと共に、作業時間の変更が可能なアプリケーションを一斉に起動すべき時間帯が到来したか(ステップS3)、作業時間の変更が可能なアプリケーションを一斉に起動すべき時間帯の終期が到来したか(ステップS4)の判定を行っている。アプリケーションを一斉に起動すべき時期が到来すれば(ステップS3でYes)、作業時間の変更が可能なアプリケーションを一斉に起動し(ステップS5)、一斉に起動したアプリケーションの終期が到来すれば(ステップS4でYes)、作業時間の変更が可能なアプリケーションを全て終了する(ステップS6)
4)流路切替弁25の制御手順の改良点
続いて、流路切替弁25の制御手順の改良点について説明する。実施の形態2に係る流路切替弁25の切替制御は、図16のフローチャートに従い、定着部加熱ルート、外気排熱ルートの何れかへの切り替えを実行する。
図16のフローチャートと、図10のフローチャートとの第1の違いは、定着部300内の温度センサー305による検出温度T1についての判定である。つまり、図10のステップS13は、定着部300内の温度センサー305による検出温度T1が閾値を下回るかどうかを判定することで、排熱流路を定着部加熱ルートに切り替えるか、外気排熱ルートに切り替えるかを決定していたのに対し、図16では、温度センサー23による検出温度T3を取得して(ステップS16)、検出温度T3からダクト通過による温度低下分T2を差し引いた値(T3−T2)と、温度センサー305による検出温度T1とを比較することで(ステップS17)、排熱流路を定着部加熱ルートに切り替えるか(ステップS14)、外気排熱ルートに切り替えるか(ステップS15)を決定する点が異なる。
図16のフローチャートと、図10のフローチャートとの第2の違いは、推定温度T5についての判定である。図10のステップS24は、電源オフ期間の推定温度T5が閾値T6を下回るかどうかを判定することで、排熱流路を定着部加熱ルートに切り替えるか、外気排熱ルートに切り替えるかを決定していたのに対し、図16では、温度センサー23による検出温度T3を取得して(ステップS28)、検出温度T3から温度低下分T2を差し引いた値(T3−T2)と、温度センサー305による最後の検出温度からの推定温度T5とを比較することで(ステップS29)、排熱流路を定着部加熱ルートに切り替えるか(ステップS25)、外気排熱ルートに切り替えるか(ステップS27)を決定する点が異なる。
以上が、実施形態2に係る流路切替弁25の切替制御の改良点である。
[3]サーバー装置1002の動作
以上のように構成された、実施の形態2に係るサーバー装置1002の動作について、図15、図16のフローチャート、図17のCPU負荷率の変動図、図18及び図19の温度遷移図を参照しながら説明する。図17の負荷変動図は、PM10:00からAM11:59までの非就業時間帯における画像形成装置の、CPU負荷率の変動を示す。
先ず、図17の負荷変動図におけるPM10:00からAM5:59までの時間帯について説明する。これらの時間帯において、定着部300はスリープ状態、又は、電源オフ状態になっている。以下では、定着部300が電源オフ状態であるものとして説明を進める。一方、図13(c)によると、作業時間の変更が可能なアプリケーション62〜65は、これらの時間帯に対応つけられていない。PM10:00からAM5:00までの時間帯において動作するアプリケーションは存在しないから、サーバー装置1002におけるCPU負荷は5%程度になる。
CPU負荷率は低いことから、サーバー装置1002から吹き出す熱風がもつ熱量は僅かとなり、排気口における検出温度T3は低い値に留まる。図18(a)の温度遷移図に示すように、T3からT2を差し引いた値(T3−T2)は、検出温度の最後の取得時からの経過時間により定まる推定温度T5より低くなり、電源オフ状態の推定温度T5は、(T3−T2)を上回ることになる(図16のステップS29でNo)。よって、かかる時間帯では、外気排熱ルートによる排熱を継続する(図16のステップS27)。排熱流路を定着部加熱ルートに切り替えると、定着部300の庫内の熱が奪われる恐れがあるからである。これにより、推定温度T5は、図15(a)に示すように徐々に低下してゆく。
次に、AM6:00からAM7:59までの時間帯について説明する。この時間帯では、作業時間の変更が可能な全てのアプリケーション(ウィルスチェックプログラム62、システムアップデートプログラム63、データーバックアッププログラム64、シミュレーションプログラム65)が一斉に起動される。これにより、CPU負荷率は、AM6:00からAM7:59までの時間帯において100%になる。CPU負荷率が100%に達しているので、サーバー装置1002がもつ熱風による発熱量は最高値になっている。
CPU負荷率が100%に達し、サーバー装置1002が吹き出す熱風による発熱量は最高値になっているので、温度センサー23による検出温度T3は最高値になる。そうすると、図18(b)の温度遷移図に示すようにT3からT2を差し引いた値(T3−T2)は、検出温度T1の最後の取得時点からの経過時間により定まる推定温度T5を大きく越え、推定温度T5は(T3−T2)を下回ると判定される(図16のステップS29でYes)。よって、かかる時間帯では、排熱流路を定着部加熱ルートに切り替える(ステップS25)。定着部加熱ルートにより、充分な発熱がなされた熱風を定着部300の内部に送り込むことで、定着部300のハウジング306内部における定着ローラー301の表面温度は急速に上昇する。
AM8:00からAM11:59までの時間帯について説明する。AM8:00は特定時間帯の始期であるから、画像形成装置1001への電源供給が開始される。これにより、定着部のウォームアップが開始される。一方、その直前のAM6:00からAM7:59までの時間帯で、CPU負荷が局所的に高められたことにより、最大の熱量を持った熱風が定着部300に既に送りこまれており、充分な予備加熱がなされているので、AM8:00以降の時間帯では、僅かなウォームアップ時間により、定着部300における定着ローラー301の表面温度は閾値に達する。
[4]まとめ
以上のように本実施形態によれば、常時稼動するサーバ装置1002による排熱の発生量が、CPU11の負荷率に応じて変動することに鑑み、特定の時間の前にサーバー装置1002の作業を集中し、排熱量を増やすことで、日々の業務において、特定の時間帯が到来する前にサーバー装置1002からの高温の熱風を定着部300に誘導することができる。これにより、定着部300におけるウォームアップ時間の短縮効果を高めることができる。尚、上記の実施の形態2では、画像形成装置1001が、特定時間帯を示すテーブルを記憶していたが、これに代えて、サーバー装置1002が特定時間帯を示すテーブルを記憶するとしてもよい。また、特定時間帯を示すテーブルに代えて、特定時間帯を示す情報(特定時間帯の始期時刻、終期時刻の組)をサーバー装置1002に記憶させておいてもよい。
(実施の形態3)
実施の形態1に係るサーバー装置は専用線19を介して画像形成装置1001内部のRAM504をアクセスすることで検出温度T1を取得していた。これに対して実施の形態3は、専用線19を利用することなく、ネットワークによる接続を通じて、定着部300を保温する必要があるかどうかの判定を行い、排熱流路を定着部加熱ルート、外気排熱ルートの何れに切り替えるかを決定する。かかる決定は、ネットワークを通じて印刷制御を実行するプログラム(印刷制御プログラム)が、図19のフローチャートに示す処理手順を実行することで実現される。
印刷制御プログラムは、事業所の構内ネットワーク1000を通じて画像形成装置1001のアクセスを試みる(ステップS30の接続トライ)。画像形成装置1001がオフライン状態であり、電源オフ状態であれば(ステップS31でYes)、流路切替弁25の制御により排熱流路を定着部加熱ルートに切り替える(ステップS35)。オフラインではなく画像形成装置1001の準備が完了していれば(ステップS31でNo)、画像形成装置1001からレスポンスデータが送り返されてくる。このレスポンスデータにおいて、所定のビット位置に存在するフラグは、接続相手の画像形成装置1001がスリープ状態であるか、ジョブ中であるか、ウォームアップが完了したか、未完であるかを示す。
このレスポンスデータのフラグを参照して、接続相手である画像形成装置1001の状態を判定する。画像形成装置1001がスリープ状態であれば(ステップS32でYes)、印刷制御プログラムは、電源オフ状態と同じく、流路切替弁25により排熱流路を定着部加熱ルートに切り替える(ステップS35)。
スリープ状態ではないが(ステップS32でNo)、画像形成装置1001の状態が、ウォームアップ完了後のレディ状態であるか、又は、印刷ジョブ中であれば(ステップS33でYes)、流路切替弁25の制御により排熱流路を外気排熱ルートに切り替える(ステップS34)。画像形成装置1001のウォームアップが未完であれば(ステップS33でNo)、排熱流路を定着部加熱ルートに切り替える(ステップS35)。
以上のように本実施形態によれば、サーバー装置1002は、ネットワーク1000を介して画像形成装置1001の状態を取得することで、排熱流路を定着部加熱ルートに切り替えるか、外気排熱ルートに切り替えるかの決定を行うから、専用線19による接続は不要となり、画像形成装置1001及びサーバー装置1002の構成を簡易にすることができる。
(その他の変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)ダクト21は、本体筐体600の後方側周縁600dに沿って、本体筐体600の外側に露出する状態で、後方側周縁600dに取り付けられる構成としたがこれに限らない。本体筐体600の側壁のスペースに余裕があれば、本体筐体600の内側に収容した状態で、画像形成装置1001の内部を通って定着部300まで延出するよう、ダクト21を配置することができる。
また、本体筐体600を拡張して設けられたラック体601は横置きタイプであり、この横置きタイプのラック体601の上に、画像形成装置1001の本体筐体600を積層することとしたが、これに限らない。ラック体を縦置きタイプとし、縦置きタイプのラック体にサーバー装置1002を収納して、本体筐体600の側方に配置してもよい。そして、画像形成装置1001の背面にダクトを設けることで、サーバー装置1002が発した熱風を、画像形成装置1001の定着部300の庫内に送り込むようにしてもよい。
(2)図10のフローチャートにおいて、画像形成装置1001が電源オフになり、サーバー装置1002が定着部300内の温度センサー305による検出温度T1の取得が不可能になった場合、推定温度T5が、閾値T6を下回ることを要件にして排熱流路を定着部加熱ルートに切り替え、推定温度T5が、閾値T6を上回ることを要件にして排熱流路を外気排熱ルートに切り替えていた。しかし、これに限らず、画像形成装置1001が電源オフになり、定着部300内の温度センサー305による検出温度T1の取得が不可能になった場合、排熱流路を強制的に定着部加熱ルートに切り替えてもよい。
通常、画像形成装置が設置されている事業所(オフィス)の室温よりも、サーバー装置1002から排出される熱風の温度の方が高いことが殆どである。しかし、夜間の時間帯については、画像形成装置1001の電源が長期間、オフになっているため、定着部300の庫内温度が室温温度にまで低下してしまう。そこで、夜間の時間帯等、画像形成装置1001の電源が長期間、オフになっている時間帯については、温度センサー305による検出温度の取得の可否に係らず、流路切替弁25を制御して、排熱流路を定着部加熱ルートに切り替える。このような排熱流路の切り替えにより、定着部300の庫内をその夜間に暖めておくことができ、事業所始業時のウォームアップ時間の短縮化が可能になる。
また、温度センサー305への電力供給を予備電源に行わせることで、定着部への電力供給が断たれている状態でも、定着部300内の温度センサー305による検出温度T1を取得できるようにしてもよい。
(3)定着部300内の温度センサー305については、サーバからの電力供給で動作する構成にしてもよいし、別個に設けた二次電池からの電力供給で動作する構成にしてもよい。サーバー装置1002をDNSサーバとして構成し、サーバー装置1002にルーター1006の処理を実行させてもよい。
(4)実施の形態1、2では、ダクト20、21がT字路からなる排熱流路を構成していて、T字路の分岐部分に流路切替弁25を設け、サーバー装置1002が発する熱風のルートを切り替える構成としたがこれに限らない。具体的にいうと、図6に示した排熱流路の分岐路や流路切替弁25を設けず、ダクト20、21により排熱流路のL字路を構成してもよい。このL字路は、サーバー装置1002により暖められたサーバー装置背面の放熱板周辺の空気を、ダクト20、21によってサーバー装置1002よりも上方に配された定着部300に誘導するものである。
画像形成装置1001の電源オフ時又はスリープ状態のとき、加熱ローラー304による加熱はなされないから、定着部300の温度がサーバー装置1002背面の排出口の温度よりも低くなる。このような温度の高低差があると、上記L字路を構成するダクト20、21の内部には、サーバー装置1002から、定着部300に向かう熱対流が発生する。L字路を構成するダクト20、21の内部に発生した熱対流によって、サーバー装置1002が発する熱風は、定着部300に送り込まれるから、定着部300の予備加熱を充分に行うことができる。
本発明は、熱源としてハロゲンヒーターやIHを有する定着部を具備したプリンターや、複合機等の画像形成装置として利用される可能性がある。
11 CPU
12 RAM
13 ROM
14 通信インターフェイス部
15 基板
17 電源装置
18 ファン
19 専用線
20 ダクト
21 ダクト
23 温度センサー
25 流路切替弁
42 定着部加熱ルート
43 外気排熱ルート
300 定着部
1001 画像形成装置
1002 サーバー装置

Claims (7)

  1. 画像形成装置と、その装置内の定着部に対して熱風を供給する熱源とを備え、前記定着部のヒーターへの通電が行われていない非通電時においても定着部の保温を可能とした保温システムであって、
    熱源としてサーバー装置を用い、画像形成装置の筐体を拡張してラック部を設け、前記ラック部にサーバー装置を収納するのと共に、サーバー装置の排熱流路を画像形成装置内を通って、或は、装置筐体表面に沿って定着部にまで延出し
    前記サーバー装置から定着部に到る排熱流路の途中を分岐して、先端がラック部の外部に開放された分岐路を設けるのと共に、分岐基端に流路切替弁を設けた
    ことを特徴とする保温システム。
  2. 画像形成装置と、その装置内の定着部に対して熱風を供給する熱源とを備え、前記定着部のヒーターへの通電が行われていない非通電時においても定着部の保温を可能とした保温システムであって、
    熱源としてサーバー装置を用い、画像形成装置の筐体を拡張してラック部を設け、前記ラック部にサーバー装置を収納するのと共に、サーバー装置の排熱流路を画像形成装置内を通って、或は、装置筐体表面に沿って定着部にまで延出し、
    前記画像形成装置又はサーバー装置は、定着部のウォームアップが行われるとして特定された時間帯を示す情報を記憶しており、
    前記サーバー装置は、前記特定時間帯に先立ち、実行時間の変更が可能な作業を集中的に実行する
    ことを特徴とする保温システム。
  3. 前記サーバー装置は、前記流路切替弁を制御することで、サーバー装置からの排熱の流路を、前記定着部に到る流路、及び、前記分岐路に択一的に切り替える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の保温システム。
  4. 前記画像形成装置における定着部の内部には、温度センサーが取り付けられており、
    前記定着部内部に取り付けられた温度センサーの検出温度が閾値を下回る場合、前記排熱流路を前記定着部に到る流路に切り替え、
    前記定着部内部に取り付けられた温度センサーの検出温度が閾値以上の場合、前記排熱流路を前記分岐路に切り替える
    ことを特徴とする請求項3に記載の保温システム。
  5. 前記閾値は第1閾値であり、
    前記温度センサーは、前記画像形成装置の電源オン時に動作し、
    前記定着部の温度センサーにより定着部内部の温度が検出された後、画像形成装置の電源がオフされたか、又は、スリープ状態に移行した場合、前記温度センサーによる最後の検出温度に、最後の検出時刻からの経過時間に応じた補正を施すことで、定着部内部の推定温度を算出し、
    算出された推定温度が第2閾値を下回る場合、前記サーバー装置の排熱流路を前記定着部に到る流路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御され、
    算出された推定温度が前記第2閾値を上回る場合、前記サーバー装置の排熱流路を前記分岐路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御される
    ことを特徴とする請求項4に記載の保温システム。
  6. 前記画像形成装置における定着部の内部には、第1温度センサーが取り付けられており、
    前記サーバー装置からの排熱流路の上流位置には第2温度センサーが設置されており、前記第2温度センサーの検出温度から、排熱流路の熱損出による温度低下量を差し引くことで、サーバー装置から供給された熱風が定着部に到る際の到達推定温度を算出して、
    前記第2温度センサーの検出温度に基づき算出された到達推定温度が前記第1温度センサーによる検出温度を上回る場合、サーバー装置の排熱流路を前記定着部に到る流路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御され、
    前記第2温度センサーの検出温度に基づき算出された到達推定温度が前記第1温度センサーによる検出温度を下回る場合、サーバー装置の排熱流路を分岐路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御される
    ことを特徴とする請求項3に記載の保温システム。
  7. 前記サーバー装置は、画像形成装置が属するネットワークを通じて、画像形成装置の状態を取得し、
    前記画像形成装置の状態が、電源オフ状態、若しくは、スリープ状態である場合、サーバー装置の排熱流路を前記定着部に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御される
    ことを特徴とする請求項3に記載の保温システム。
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