JP6897120B2 - 画像形成装置の定着部を保温する保温システム - Google Patents
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Description
また、就業時間の朝一の時間帯でのウォームアップ時間を短縮するには、たとえ夜間、早朝であっても熱源としての他のコンピュータ機器の電源を切る訳にはいかず、無駄な電力消費が発生するという問題がある。
熱源としてサーバー装置を用い、画像形成装置の筐体を拡張してラック部を設け、前記ラック部にサーバー装置を収納するのと共に、サーバー装置の排熱流路を画像形成装置内を通って、或は、装置筐体表面に沿って定着部にまで延出したことを特徴とする。
ここで前記サーバー装置は、前記流路切替弁を制御することで、サーバー装置からの排熱の流路を、前記定着部に到る流路、及び、前記分岐路に択一的に切り替えてもよい。
ここで、前記画像形成装置における定着部の内部には、温度センサーが取り付けられており、
前記定着部内部に取り付けられた温度センサーの検出温度が閾値を下回る場合、前記排熱流路を前記定着部に到る流路に切り替え、
前記定着部内部に取り付けられた温度センサーの検出温度が閾値以上の場合、前記排熱流路を前記分岐路に切り替えてもよい。
前記温度センサーは、前記画像形成装置の電源オン時に動作し、
前記定着部の温度センサーにより定着部内部の温度が検出された後、画像形成装置の電源がオフされたか、又は、スリープ状態に移行した場合、前記温度センサーによる最後の検出温度に、最後の検出時刻からの経過時間に応じた補正を施すことで、定着部内部の推定温度を算出し、
算出された推定温度が第2閾値を下回る場合、前記サーバー装置の排熱流路を前記定着部に到る流路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御され、
算出された推定温度が前記第2閾値を上回る場合、前記サーバー装置の排熱流路を前記分岐路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御されてもよい。
前記サーバー装置からの排熱流路の上流位置には第2温度センサーが設置されており、前記第2温度センサーの検出温度から、排熱流路の熱損出による温度低下量を差し引くことで、サーバー装置から供給された熱風が定着部に到る際の到達推定温度を算出して、
前記第2温度センサーの検出温度に基づき算出された到達推定温度が前記第1温度センサーによる検出温度を上回る場合、サーバー装置の排熱流路を前記定着部に到る流路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御され、
前記第2温度センサーの検出温度に基づき算出された到達推定温度が前記第1温度センサーによる検出温度を下回る場合、サーバー装置の排熱流路を分岐路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御されてもよい。
前記サーバー装置は、前記特定時間帯に先立ち、実行時間の変更が可能な作業を集中的に実行してもよい。
ここで前記サーバー装置は、画像形成装置が属するネットワークを通じて、画像形成装置の状態を取得し、
前記画像形成装置の状態が、電源オフ状態、若しくは、スリープ状態である場合、サーバー装置の排熱流路を前記定着部に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御されてもよい。
以下、本発明に係る保温システムの実施の形態を説明する。
[1]システム構成
図1は、実施の形態1に係る保温システムが設置される構内ネットワークを示す。本図に示すように、保温システム1007は、画像形成装置1001と、サーバー装置1002とで構成される。画像形成装置1001、サーバー装置1002は、PC1003〜1005、ルーター1006と同じ構内ネットワークに帰属する。当該構内ネットワークは、ルーター1006を介して、広域ネットワーク1000と接続している。
サーバー装置1002は、PC1003〜1005からのサービス要求に従い、ファイルサーバー、メールサーバーとしての処理や、データの送受信処理、各種データ処理、計算処理等を実行する。
[2]画像形成装置1001の概略構成
次に、本実施の形態に係る保温システム1007の構成について説明する。図2は、保温システム1006を構成する画像形成装置1001を示す斜視図である。図2の斜視図に示すように、画像形成装置1001は、ラック体601の上部に、本体筐体600を積み重ねた積載構造を有する。ラック体601は、図3の分解斜視図に示すように、本体筐体600のうち、給紙部200と同一の外形形状をなし、上面が開口していて、サーバー装置1002を収納している。サーバー装置1002を収納したラック体601の上部に、画像形成装置1001の本体筐体600を積載することで、サーバー装置1002を、画像形成装置1001の下方に配置することにしている。このような配置により、保温システム1007は、事業所敷地の占有面積の省スペース化を実現している。
以下、図4、図5を参照しながら、画像形成装置1001について説明する。図4は、図2の一点鎖線A−A'の位置で画像形成装置1001の本体筐体600及びサーバー装置1002を切断した場合の断面構成を示す図である。図5は、実施の形態1に係る画像形成装置1001及びサーバー装置1002の構成を機能的に示すブロック図である。画像形成装置1001は、画像プロセス部100と、給紙部200と、定着部300と、操作パネル400と、制御部500とで構成される。図5のブロック図に示される構成要素のうち、画像プロセス部100、給紙部200、定着部300、制御部500は、図4の断面図に示すように本体筐体600の内部に収容される。一方、操作パネル400は、図2に示すように本体筐体600の筐体外表面に取り付けられる。
画像プロセス部100は、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)、ブラック色(K)の各再現色の作像部(感光体ドラム121Y、M、C、K、帯電器122Y、M、C、K、現像器123Y、M、C、K、一次転写ローラー124Y、M、C、K)が、図4の断面図に示すように、中間転写ベルト125に沿って配置されている。中間転写ベルト125のC方向の周回に伴って、感光体ドラム121Y、M、C、Kの帯電や、露光部120による感光体ドラム121Y、M、C、Kの露光、現像器123Y、M、C、Kによるトナー供給、感光体ドラム121Y、M、C、Kから中間転写ベルト125への転写、感光体ドラム121Y、M、C、Kの除電といった一連の静電複写方式のトナー像形成手順を実行することで、中間転写ベルト125にトナー像を一次転写する。
給紙部200は、給紙カセット201に多数の記録シートSを積載していて、印刷要求がPC1003〜1005から発せられた場合、記録シートSを一枚ずつ搬送路203に繰り出す。そして中間転写ベルト125が周回し、二次転写位置126にトナー像が到達するタイミングに合わせて、タイミングローラー204を駆動することで、二次転写位置126に記録シートを供し、中間転写ベルト125に一次転写されたトナー像を記録シートに二次転写する。トナー像が二次転写された記録シートは、定着部300に送られる。尚、記録シートの搬送路203は、図2の斜視図において、右側壁の開閉カバー600cにあたる箇所の装置内側に存在する。
定着部300は、定着ローラー301に巻きかけられた定着ベルト303と、加圧ローラー302とを圧着させることで定着ニップを形成しており、二次転写を経た記録シートを定着ニップに供することで、記録シート上で像を形作るトナーを溶融させ、記録シートに定着させる。トナー溶融のため、ヒーターとしてのハロゲンヒーター309又はIH(induction heating)から発せられる熱が、加熱ローラー304から定着ベルト303に伝わり、定着ローラー301を加熱する。温度センサー305は、定着ローラー301の表面温度を検出する。また、かかる検出温度を維持するため、上記定着ローラー301、加圧ローラー302、加熱ローラー304を保温性が高いハウジング306に収容している。ハウジング306の右側壁の後方側周縁、及び、本体筐体600の右側壁の後方側周縁のうち、右側壁のダクト21の側方開口21jに対面する部位には、開口(ハウジング306における開口306i、及び、本体筐体600における開口600i)が形成されている。ハウジング306における開口306i、及び、本体筐体600における開口600iは、ダクト21の側方開口21jと連通するよう結合しており、ダクト21を通じて送り込まれる熱風を、ハウジング306の内部に取り込むようにしている。
操作パネル400は、図2の斜視図に示すように液晶ディスプレイと一体になったタッチパネル400a、各種指示を入力するための操作ボタン400bから構成され、電源スイッチのオン/オフ操作をユーザ−から受け付けたり、また画像プロセス部100が供給するトナー残量の表示や給紙部200による記録シートの給紙時にジャムが発生した際のジャム位置表示等を行う。
制御部500は、図5のブロック図に示すように、CPU(Central Processing Unit)501、通信インターフェイス(I/F)部502、ROM(Read Only Memory)503、RAM(Random Access Memory)504、画像データ記憶部505を備え、画像形成装置の全体制御を行う。
以下、図4の断面図、図5のブロック図を参照しながら、サーバー装置1002について説明する。
図5のブロック図に示すように、サーバー装置1002は、CPU11、RAM12、ROM13、通信インターフェイス部14を備え、専用線19を介して、画像形成装置1001の通信インターフェイス部502と接続する。専用線19による接続時において、サーバー装置はホスト機器となり、画像形成装置1001のRAM504の一部領域を周辺機器のメモリ領域として認識する。そのためサーバー装置のCPU11は、画像形成装置1001のRAM504の一部領域に書き込まれた温度センサ305による検出温度を、周辺機器のデータとして、メモリ領域から周期的に読み出す。
図3の分解斜視図、図6の断面図を参照しながら、ダクト20、21について説明する。サーバー装置1002は、図3の分解斜視図に示すように、筐体背面の放熱板1002bを、ラック体601の右側壁601dに、対向させる姿勢で、ラック体601に収納されている。ダクト20は、断熱材からなる断面角型の筒体であり、筐体背面の放熱板1002bに取り付けられたルーバー18aを覆い、筐体背面から、ラック体601の右側壁601dに向けて突出する。またダクト20は、漏斗形状をなしていて突出方向に沿って漸次幅狭となり、ラック体601の右側壁601dを貫通する。
以上のように構成された画像形成装置1001及びサーバー装置1002の動作を説明する。操作パネル400に対して電源オン操作がなされた場合、画像形成装置1001のCPU501は、ROM503に格納された制御プログラムを読み出し、実行する。具体的にいうと、CPU501は、ウォームアップ動作を開始し、定着装置300への電源供給を開始し、加熱ローラー304による加熱を開始させる。かかる加熱を開始した後、温度センサー305が検出した検出温度を周期的に取得してRAM504に書き込む。かかる検出温度が定着温度を下回る場合、定着部300のウォームアップを継続して定着ローラ301を昇温させる。温度センサー305による検出温度が定着温度に達すると、ウォームアップの完了として、以降、定着ローラー301の検出温度が上述した定着温度付近の温度帯で安定するように、加熱ローラー304による加熱量を制御する。この制御は、加熱ローラー304内のハロゲンヒーター309をオン/オフすることによりなされる。
続いて、画像形成装置1001が電源オフになっている場合の排熱流路切り替え(ステップS21〜S27)について説明する。
監視周期毎の検出温度T1の取得で画像形成装置1001のRAM504にアクセスし得なかった場合(ステップS11でNo)、排熱流路は外気排熱ルートに切替え済みであるか否かを判定する(ステップS21)。排熱流路が外気排熱ルートに既に切り替えられていれば、電源オン状態において最後に取得した定着部300内の温度センサー305による検出温度T1である検出温度Tlastと、最後の温度検出からの経過時間txとを取得して(ステップS22)、最後の検出温度Tlastと、Tlastの検出時刻T11からの経過時間txとを曲線関数DownCurvに適用することで、推定温度T5を算出する(図10のステップS23)。推定温度T5が、閾値T6を下回る場合(ステップS24でYes)、流路切替弁25を制御することで、排熱流路を定着部加熱ルートに切り替える(ステップS25)。推定温度T5が、閾値T6と等しいか、閾値T6を上回る場合(ステップS24でNo)、流路切替弁25を制御することで、排熱流路を外気排熱ルートに切り替える(ステップS27)。
以上のように本実施形態によれば、サーバー装置1002は、ラック体601に収納され、画像形成装置1001の下方に存在するため、サーバー装置1002を熱源とした熱風の排熱流路となるダクト21を、画像形成装置1001の側面に沿って形成することができる。排熱流路が、事業所の敷地を不要に占有することはないので、事業所の省スペース化に貢献することができる。
実施の形態2は、画像形成装置の処理が多く発生する時間帯の前にサーバー装置1002の作業を集中させる改良に関する。
[1]画像形成装置1001の改良
先ず、画像形成装置1001の改良点について説明する。画像形成装置1001の制御部501は、操作パネル400を介して、ウォームアップ時間を短縮すべき時間帯の設定を受け付けて、当該設定を示すテーブル(特定時間帯テーブル)を生成し、RAM503に書き込む。図13(a)は、特定時間帯を示すテーブルの記述例を示す。この記述例では、月曜日から金曜日までの平日のAM8:00からAM9:59までの時間帯で、ウォームアップを短縮すべきと指定している。上記の時間帯の設定は、サービスマンがサービスマンツールを用いて設定してもよいし、ユーザがウィクリータイマのプリセット機能を用いて設定してもよい。過去のジョブの実行履歴に基づき、設定されてもよい。
続いて、サーバー装置1002の改良について説明する。サーバー装置1002の改良点には、1)アプリケーション起動の改良点、2)サーバー装置1002の排気口に関する改良点、3)サーバー装置1002のメインルーチンの改良点、4)切替弁25の制御手順の改良点が存在する。
サーバー装置1002は、専用線19を通じて、上述した特定時間帯テーブルを取得し、この特定時間帯テーブルに記述された時間帯の前に、作業時間の変更が可能なアプリケーションを一斉に起動するようにする。このように、作業時間の変更が可能なアプリケーションには、日付変更と共に起動されるアプリケーション(図13(b)に示すウィルスチェックプログラム62、システムアップデートプログラム63、データーバックアッププログラム64)、動作時間の制約がないアプリケーション(図13(b)に示すシミュレーションプログラム65)がある。これらのアプリケーション(ウィルスチェックプログラム62、システムアップデートプログラム63、データーバックアッププログラム64、シミュレーションプログラム65)は、図13(c)に示すように、毎週月曜日から金曜日までの就業開始時刻直前の時間帯(AM6:00からAM7:59までの時間帯)に、一斉に起動される。
2)サーバー装置1002の排気口に関する改良点
続いて、サーバー装置1002の排気口に関する改良について説明する。実施の形態1の保温システムでは定着部300の内部に、温度センサー305が存在していたのに対し、実施の形態2では、図14の断面図に示すように温度センサー305に加え、ダクト20の上流側開口20iに温度センサー23が取り付けられている点が異なる。この温度センサー23は、サーバー装置1002から吹き出す熱風の温度を検出する(この検出温度を検出温度T3という)。かかる温度センサー23が検出した検出温度T3から、熱風がダクト21を通過する際の熱損失による温度低下量(これを温度低下量T2と呼び、具体的には5℃程度の値になる)を差し引くことで、定着部300の庫内温度の推定値を算出する。かかる推定値は、作業時間の変更が可能なアプリケーションを一斉に起動して、サーバー装置1002が発する熱量を最大限に高めた場合の定着部300の庫内温度の推定温度となる。
図15は、実施の形態2に係るサーバー装置1002のメインルーチンを示すフローチャートである。図15のフローチャートでは、実施の形態1の図9のフローチャートにはない処理として、ステップS3、S4、S5、S6が追加されている。具体的にいうと、弁制御プログラムの起動周期が到来したかどうかを判定するのと共に、作業時間の変更が可能なアプリケーションを一斉に起動すべき時間帯が到来したか(ステップS3)、作業時間の変更が可能なアプリケーションを一斉に起動すべき時間帯の終期が到来したか(ステップS4)の判定を行っている。アプリケーションを一斉に起動すべき時期が到来すれば(ステップS3でYes)、作業時間の変更が可能なアプリケーションを一斉に起動し(ステップS5)、一斉に起動したアプリケーションの終期が到来すれば(ステップS4でYes)、作業時間の変更が可能なアプリケーションを全て終了する(ステップS6)
4)流路切替弁25の制御手順の改良点
続いて、流路切替弁25の制御手順の改良点について説明する。実施の形態2に係る流路切替弁25の切替制御は、図16のフローチャートに従い、定着部加熱ルート、外気排熱ルートの何れかへの切り替えを実行する。
[3]サーバー装置1002の動作
以上のように構成された、実施の形態2に係るサーバー装置1002の動作について、図15、図16のフローチャート、図17のCPU負荷率の変動図、図18及び図19の温度遷移図を参照しながら説明する。図17の負荷変動図は、PM10:00からAM11:59までの非就業時間帯における画像形成装置の、CPU負荷率の変動を示す。
以上のように本実施形態によれば、常時稼動するサーバ装置1002による排熱の発生量が、CPU11の負荷率に応じて変動することに鑑み、特定の時間の前にサーバー装置1002の作業を集中し、排熱量を増やすことで、日々の業務において、特定の時間帯が到来する前にサーバー装置1002からの高温の熱風を定着部300に誘導することができる。これにより、定着部300におけるウォームアップ時間の短縮効果を高めることができる。尚、上記の実施の形態2では、画像形成装置1001が、特定時間帯を示すテーブルを記憶していたが、これに代えて、サーバー装置1002が特定時間帯を示すテーブルを記憶するとしてもよい。また、特定時間帯を示すテーブルに代えて、特定時間帯を示す情報(特定時間帯の始期時刻、終期時刻の組)をサーバー装置1002に記憶させておいてもよい。
実施の形態1に係るサーバー装置は専用線19を介して画像形成装置1001内部のRAM504をアクセスすることで検出温度T1を取得していた。これに対して実施の形態3は、専用線19を利用することなく、ネットワークによる接続を通じて、定着部300を保温する必要があるかどうかの判定を行い、排熱流路を定着部加熱ルート、外気排熱ルートの何れに切り替えるかを決定する。かかる決定は、ネットワークを通じて印刷制御を実行するプログラム(印刷制御プログラム)が、図19のフローチャートに示す処理手順を実行することで実現される。
スリープ状態ではないが(ステップS32でNo)、画像形成装置1001の状態が、ウォームアップ完了後のレディ状態であるか、又は、印刷ジョブ中であれば(ステップS33でYes)、流路切替弁25の制御により排熱流路を外気排熱ルートに切り替える(ステップS34)。画像形成装置1001のウォームアップが未完であれば(ステップS33でNo)、排熱流路を定着部加熱ルートに切り替える(ステップS35)。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1)ダクト21は、本体筐体600の後方側周縁600dに沿って、本体筐体600の外側に露出する状態で、後方側周縁600dに取り付けられる構成としたがこれに限らない。本体筐体600の側壁のスペースに余裕があれば、本体筐体600の内側に収容した状態で、画像形成装置1001の内部を通って定着部300まで延出するよう、ダクト21を配置することができる。
(3)定着部300内の温度センサー305については、サーバからの電力供給で動作する構成にしてもよいし、別個に設けた二次電池からの電力供給で動作する構成にしてもよい。サーバー装置1002をDNSサーバとして構成し、サーバー装置1002にルーター1006の処理を実行させてもよい。
12 RAM
13 ROM
14 通信インターフェイス部
15 基板
17 電源装置
18 ファン
19 専用線
20 ダクト
21 ダクト
23 温度センサー
25 流路切替弁
42 定着部加熱ルート
43 外気排熱ルート
300 定着部
1001 画像形成装置
1002 サーバー装置
Claims (7)
- 画像形成装置と、その装置内の定着部に対して熱風を供給する熱源とを備え、前記定着部のヒーターへの通電が行われていない非通電時においても定着部の保温を可能とした保温システムであって、
熱源としてサーバー装置を用い、画像形成装置の筐体を拡張してラック部を設け、前記ラック部にサーバー装置を収納するのと共に、サーバー装置の排熱流路を画像形成装置内を通って、或は、装置筐体表面に沿って定着部にまで延出し、
前記サーバー装置から定着部に到る排熱流路の途中を分岐して、先端がラック部の外部に開放された分岐路を設けるのと共に、分岐基端に流路切替弁を設けた
ことを特徴とする保温システム。 - 画像形成装置と、その装置内の定着部に対して熱風を供給する熱源とを備え、前記定着部のヒーターへの通電が行われていない非通電時においても定着部の保温を可能とした保温システムであって、
熱源としてサーバー装置を用い、画像形成装置の筐体を拡張してラック部を設け、前記ラック部にサーバー装置を収納するのと共に、サーバー装置の排熱流路を画像形成装置内を通って、或は、装置筐体表面に沿って定着部にまで延出し、
前記画像形成装置又はサーバー装置は、定着部のウォームアップが行われるとして特定された時間帯を示す情報を記憶しており、
前記サーバー装置は、前記特定時間帯に先立ち、実行時間の変更が可能な作業を集中的に実行する
ことを特徴とする保温システム。 - 前記サーバー装置は、前記流路切替弁を制御することで、サーバー装置からの排熱の流路を、前記定着部に到る流路、及び、前記分岐路に択一的に切り替える
ことを特徴とする請求項1または2に記載の保温システム。 - 前記画像形成装置における定着部の内部には、温度センサーが取り付けられており、
前記定着部内部に取り付けられた温度センサーの検出温度が閾値を下回る場合、前記排熱流路を前記定着部に到る流路に切り替え、
前記定着部内部に取り付けられた温度センサーの検出温度が閾値以上の場合、前記排熱流路を前記分岐路に切り替える
ことを特徴とする請求項3に記載の保温システム。 - 前記閾値は第1閾値であり、
前記温度センサーは、前記画像形成装置の電源オン時に動作し、
前記定着部の温度センサーにより定着部内部の温度が検出された後、画像形成装置の電源がオフされたか、又は、スリープ状態に移行した場合、前記温度センサーによる最後の検出温度に、最後の検出時刻からの経過時間に応じた補正を施すことで、定着部内部の推定温度を算出し、
算出された推定温度が第2閾値を下回る場合、前記サーバー装置の排熱流路を前記定着部に到る流路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御され、
算出された推定温度が前記第2閾値を上回る場合、前記サーバー装置の排熱流路を前記分岐路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御される
ことを特徴とする請求項4に記載の保温システム。 - 前記画像形成装置における定着部の内部には、第1温度センサーが取り付けられており、
前記サーバー装置からの排熱流路の上流位置には第2温度センサーが設置されており、前記第2温度センサーの検出温度から、排熱流路の熱損出による温度低下量を差し引くことで、サーバー装置から供給された熱風が定着部に到る際の到達推定温度を算出して、
前記第2温度センサーの検出温度に基づき算出された到達推定温度が前記第1温度センサーによる検出温度を上回る場合、サーバー装置の排熱流路を前記定着部に到る流路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御され、
前記第2温度センサーの検出温度に基づき算出された到達推定温度が前記第1温度センサーによる検出温度を下回る場合、サーバー装置の排熱流路を分岐路に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御される
ことを特徴とする請求項3に記載の保温システム。 - 前記サーバー装置は、画像形成装置が属するネットワークを通じて、画像形成装置の状態を取得し、
前記画像形成装置の状態が、電源オフ状態、若しくは、スリープ状態である場合、サーバー装置の排熱流路を前記定着部に切り替えるよう、前記流路切替弁が制御される
ことを特徴とする請求項3に記載の保温システム。
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