JP6896388B2 - 3次元造形装置および3次元造形物の製造方法 - Google Patents
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また、本発明においては、光硬化性樹脂を収容する容器と、前記容器に収容された前記光硬化性樹脂に光照射を行う光照射装置と、前記容器の内部の前記光硬化性樹脂に面し、前記光照射装置の照射光を透過させるガス透過部材と、前記ガス透過部材よりも前記容器の外側に配置された前記光照射装置の照射光を透過させる部材と、前記光照射装置の光照射により硬化させた造形済み部位を前記ガス透過部材から離間する方向に移動させる移動装置と、前記ガス透過部材と、前記部材と、によって画成された圧力室と、前記圧力室の内部の気体の圧力を制御する圧力制御装置と、前記光照射装置、前記移動装置、および前記圧力制御装置を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記光照射装置の光照射により前記光硬化性樹脂を硬化させた後、前記圧力制御装置により前記圧力室の内部の気体を減圧して、前記ガス透過部材を前記部材に近づく方向に変形させ、かつ前記移動装置により前記造形済み部位を前記ガス透過部材から離間する方向に移動させることを特徴とする構成を採用した。
そして、本発明においては、容器に収容された光硬化性樹脂に光を照射することにより前記光硬化性樹脂を硬化させて3次元造形物を製造する3次元造形物の製造方法であって、3次元造形装置は、前記容器に収容された前記光硬化性樹脂に光照射を行う光照射装置と、前記容器の内部の前記光硬化性樹脂に面し、光照射装置の照射光を透過させるガス透過部材と、前記ガス透過部材よりも前記容器の外側に配置された前記光照射装置の照射光を透過させる部材と、前記光照射装置の光照射により硬化させた造形済み部位を前記ガス透過部材から離間する方向に移動させる移動装置と、前記ガス透過部材と、前記部材と、によって画成された圧力室と、前記圧力室の内部の気体の圧力を制御する圧力制御装置と、前記光照射装置、前記移動装置、および前記圧力制御装置を制御する制御部と、を有し、前記光の照射によって前記光硬化性樹脂を硬化させた後、前記圧力室の内部の気体を減圧して前記ガス透過部材を前記部材に近づく方向に変形させ、前記移動装置により前記造形済み部位を前記ガス透過部材から離間する方向に移動させることを特徴とする構成を採用した。
図1は本実施形態1において、3次元造形物を製造するための3次元造形装置の構成を断面構造として示したものである。図1において、容器5中には、溶融(未硬化)状態の光硬化性樹脂1が収容されている。
実施形態1では、図1、図2などに示したように容器5の下方から光硬化性樹脂1を硬化させるための光照射を行い、層形成ごとに昇降装置4によって造形ステージ3を上方に移動させる構成を例示した。しかしながら、光硬化性樹脂1を硬化させるための光照射の方向、造形ステージ3の移動方向は必ずしも上記のような方向に限定されるものではない。
Claims (19)
- 光硬化性樹脂を収容する容器と、
前記容器に収容された前記光硬化性樹脂に光照射を行う光照射装置と、
前記容器の内部の前記光硬化性樹脂に面し、前記光照射装置の照射光を透過させるガス透過部材と、
前記ガス透過部材よりも前記容器の外側に配置された前記光照射装置の照射光を透過させる部材と、
前記光照射装置の光照射により硬化させた造形済み部位を前記部材から離間する方向に移動させる移動装置と、
前記ガス透過部材と、前記部材と、によって画成された圧力室と、
前記圧力室の内部の気体の圧力を制御する圧力制御装置と、
前記光照射装置、前記移動装置、および前記圧力制御装置を制御する制御部と、を備え、
前記光照射装置の光照射により光硬化性樹脂を硬化させた後、前記圧力制御装置により前記圧力室の内部を減圧することにより前記ガス透過部材を造形済み部位から離間する方向に変形させ、かつ前記移動装置により前記造形済み部位を前記ガス透過部材から離間する方向に移動させることを特徴とする3次元造形装置。 - 請求項1に記載の3次元造形装置において、前記造形済み部位を移動させた後、前記圧力室の内部を加圧することを特徴とする3次元造形装置。
- 光硬化性樹脂を収容する容器と、
前記容器に収容された前記光硬化性樹脂に光照射を行う光照射装置と、
前記容器の内部の前記光硬化性樹脂に面し、前記光照射装置の照射光を透過させるガス透過部材と、
前記ガス透過部材よりも前記容器の外側に配置された前記光照射装置の照射光を透過させる部材と、
前記光照射装置の光照射により硬化させた造形済み部位を前記ガス透過部材から離間する方向に移動させる移動装置と、
前記ガス透過部材と、前記部材と、によって画成された圧力室と、
前記圧力室の内部の気体の圧力を制御する圧力制御装置と、
前記光照射装置、前記移動装置、および前記圧力制御装置を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記光照射装置の光照射により前記光硬化性樹脂を硬化させた後、前記圧力制御装置により前記圧力室の内部の気体を減圧して、前記ガス透過部材を前記部材に近づく方向に変形させ、かつ前記移動装置により前記造形済み部位を前記ガス透過部材から離間する方向に移動させることを特徴とする3次元造形装置。 - 請求項3に記載の3次元造形装置において、前記制御部は、前記移動装置による前記造形済み部位の移動が終了した後、前記圧力制御装置によって、前記圧力室の内部の気体を加圧して前記ガス透過部材を介して前記圧力室の内部の気体を前記光硬化性樹脂へと透過させることを特徴とする3次元造形装置。
- 請求項3または4に記載の3次元造形装置において、前記気体が酸素またはオゾンを含むことを特徴とする3次元造形装置。
- 請求項3から5のいずれか1項に記載の3次元造形装置において、前記光硬化性樹脂がアクリレート系のラジカル重合系樹脂材料であることを特徴とする3次元造形装置。
- 請求項6に記載の3次元造形装置において、前記アクリレート系の前記光硬化性樹脂がオリゴマーとしてはウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系、ポリエステルアクリレート系、またはアクリルアクリレート系、もしくはそれらの複合系であることを特徴とする3次元造形装置。
- 請求項3から7のいずれか1項に記載の3次元造形装置において、前記ガス透過部材の材質がPFA、PTFE、PPまたはPEであることを特徴とする3次元造形装置。
- 容器に収容された光硬化性樹脂の造形領域に光を照射することにより前記光硬化性樹脂を硬化させて3次元造形物を製造する3次元造形物の製造方法であって、
3次元造形装置は、
前記容器に収容された前記光硬化性樹脂に光照射を行う光照射装置と、
前記容器の内部の前記光硬化性樹脂に面し、前記光硬化性樹脂に接し前記光を透過するガス透過部材と、
前記ガス透過部材よりも前記容器の外側に配置された前記光照射装置の照射光を透過させる部材と、
前記光照射装置の光照射により硬化させた造形済み部位を前記部材から離間する方向に移動させる移動装置と、
前記ガス透過部材と、前記部材と、によって画成された圧力室と、
前記圧力室の内部の気体の圧力を制御する圧力制御装置と、
前記光照射装置、前記移動装置、および前記圧力制御装置を制御する制御部と、を有し、
前記光の照射によって前記光硬化性樹脂を硬化させた後、前記圧力室の内部を減圧することにより、前記ガス透過部材を造形済み部位から離れる方向に変形させ、かつ前記移動装置により前記造形済み部位を前記ガス透過部材から離間する方向に移動させることを特徴とする3次元造形物の製造方法。 - 請求項9に記載の3次元造形物の製造方法において、造形済み部位を移動させた後、前記圧力室の内部を加圧することを特徴とする3次元造形物の製造方法。
- 容器に収容された光硬化性樹脂に光を照射することにより前記光硬化性樹脂を硬化させて3次元造形物を製造する3次元造形物の製造方法であって、
3次元造形装置は、
前記容器に収容された前記光硬化性樹脂に光照射を行う光照射装置と、
前記容器の内部の前記光硬化性樹脂に面し、光照射装置の照射光を透過させるガス透過部材と、
前記ガス透過部材よりも前記容器の外側に配置された前記光照射装置の照射光を透過させる部材と、
前記光照射装置の光照射により硬化させた造形済み部位を前記ガス透過部材から離間する方向に移動させる移動装置と、
前記ガス透過部材と、前記部材と、によって画成された圧力室と、
前記圧力室の内部の気体の圧力を制御する圧力制御装置と、
前記光照射装置、前記移動装置、および前記圧力制御装置を制御する制御部と、を有し、
前記光の照射によって前記光硬化性樹脂を硬化させた後、前記圧力室の内部の気体を減圧して前記ガス透過部材を前記部材に近づく方向に変形させ、前記移動装置により前記造形済み部位を前記ガス透過部材から離間する方向に移動させることを特徴とする3次元造形物の製造方法。 - 請求項11に記載の3次元造形物の製造方法において、造形済み部位の移動が終了した後、前記圧力室の内部の気体を加圧して前記ガス透過部材を介して前記圧力室の内部の気体を前記光硬化性樹脂へと透過させることを特徴とする3次元造形物の製造方法。
- 請求項12に記載の3次元造形物の製造方法において、前記圧力室の減圧及び加圧を繰り返し実行することにより、3次元造形物を積層的に造形することを特徴とする3次元造形物の製造方法。
- 請求項11から13のいずれか1項に記載の3次元造形物の製造方法において、前記気体が酸素またはオゾンを含むことを特徴とする3次元造形物の製造方法。
- 請求項11から14のいずれか1項に記載の3次元造形物の製造方法において、前記光硬化性樹脂がアクリレート系のラジカル重合系樹脂材料であることを特徴とする3次元造形物の製造方法。
- 請求項15に記載の3次元造形物の製造方法において、前記アクリレート系の前記光硬化性樹脂がオリゴマーとしてはウレタンアクリレート系、エポキシアクリレート系、ポリエステルアクリレート系、またはアクリルアクリレート系、もしくはそれらの複合系であることを特徴とする3次元造形物の製造方法。
- 請求項11から16のいずれか1項に記載の3次元造形物の製造方法において、前記ガス透過部材の材質がPFA、PTFE、PPまたはPEであることを特徴とする3次元造形物の製造方法。
- 請求項1から8のいずれか1項に記載の3次元造形装置の各制御を前記制御部に実行させるための制御プログラム。
- 請求項18に記載の制御プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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