JP6866152B2 - 三次元造形装置および三次元造形方法 - Google Patents
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一般に、光硬化性の液状樹脂材料に光を照射して形成される硬化層の厚みは、一層あたり0.02mmから0.2mm程度であり、造形物を完成するには多数の層を積層させる必要がある。そこで、三次元造形速度を高めるには、一層の硬化層を形成した後、次の硬化層を形成するための準備工程をいかに短時間で完了するかが重要である。言い換えれば、次の一層分の液状樹脂材料を、いかに高速に造形領域に補給するかが重要である。というのも、光硬化性の液状樹脂材料は、一般に粘度が高いため、流動に時間がかかるからである。
また、容器に充填した液状樹脂材料全体の温度を高めておき、流動性を高める試みもされたが、熱により樹脂材料が劣化したり硬化が進んでしまったり、固化後の冷却で造形物が変形してしまう問題があった。
また、本発明の第2の態様である三次元造形装置は、液状の光硬化性樹脂を保持する容器と、前記液状の光硬化性樹脂を光硬化させた三次元造形物を支持する基台と、前記基台を移動させるための移動部と、前記液状の光硬化性樹脂を硬化させる硬化光を発光する光源ユニットと、前記容器の一部として前記光源ユニットと前記基台の間に設けられ、前記液状の光硬化性樹脂と接する光透過窓とを備え、前記光透過窓は、硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなる基部と、硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなり前記液状の光硬化性樹脂と接する複数の凸部とを有し、前記複数の凸部の各凸部を隔てる空間は、前記光透過窓の主面と平行な面内で、光透過窓の外部と連通しており、前記光透過窓の主面に平行な断面における前記複数の凸部の断面積が、前記光透過窓の主面において前記硬化光に照射される領域の面積に対して、45%以上で80%以下である、ことを特徴とする。
また、本発明の第4の態様である三次元造形装置は、液状の光硬化性樹脂を保持する容器と、前記液状の光硬化性樹脂を光硬化させた三次元造形物を支持する基台と、前記基台を移動させるための移動部と、前記液状の光硬化性樹脂を硬化させる硬化光を発光する光源ユニットと、前記容器の一部として前記光源ユニットと前記基台の間に設けられ、前記液状の光硬化性樹脂と接する光透過窓とを備え、前記光透過窓は、硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなる基部と、硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなり前記液状の光硬化性樹脂と接する複数の凸部とを有し、前記複数の凸部の各凸部を隔てる空間は、前記光透過窓の主面と平行な面内で、光透過窓の外部と連通しており、前記凸部は、前記基部よりも屈折率が前記液状の光硬化性樹脂に近い材料で形成されている、ことを特徴とする。
尚、以下の説明では、固化していない液状の光硬化性樹脂を、液状光硬化性樹脂と記す。また、液状光硬化性樹脂を光硬化させた固体造形物を、三次元造形物と記す。三次元造形物は、完成品に限らず、途中の層まで積層した段階における半完成品も含む。
図1は、本発明の第一の実施形態にかかる三次元造形装置の構造を説明するため、装置の断面を模式的に示した図である。
図1において、1は容器、2は液状光硬化性樹脂、3は樹脂供給部、4は光透過窓、5は遮光部、6は凸部形成領域、7は光源、8はミラー部、9はレンズ部、10は光源ユニット、11は基台、12は昇降アーム、13は昇降部、14は三次元造形物である。
容器1は、液状光硬化性樹脂2を保持するための容器であり、液状光硬化性樹脂を固化させる波長域の光を遮る材料で形成されている。
樹脂供給部3は、液状光硬化性樹脂を貯蔵するタンクとポンプを備え、容器1に適量の液状光硬化性樹脂2が保持されるように、液状光硬化性樹脂を供給する。
外部装置22からは、三次元造形物の形状データが、I/Oポートを介して三次元造形装置の制御部21に入力される。
制御部21は、樹脂供給部3、光源ユニット10、昇降部13を制御して、三次元造形プロセスを実行させることができる。
光透過窓4の上面すなわち液状光硬化性樹脂と接する側の面は、凸部形成領域6を備えている。図3(a)は、図1の光透過窓4の近傍を模式的に示した断面図である。
凸部形成領域6は、硬化光及び硬化阻害剤を透過する複数の凸部31と、平面視で光透過窓の外部と連通し液状光硬化性樹脂2が満たされた空間32を含んでいる。
凸部形成領域6は、以下の態様を有している。
(1)凸部同士を隔てる空間32は、水平方向すなわち光透過窓の主面と平行な面内で、光透過窓の外部に連通している。
(2)望ましくは、隣り合う凸部の距離L1は、60μm以上で200μm以下の範囲内にある。
(3)望ましくは、光透過窓の主面に平行な断面における凸部の断面積(水平方向断面積)が、光透過窓の主面において硬化光に照射される領域の面積に対して、45%以上で80%以下である。
本実施形態に用いる光硬化性樹脂は、少なくとも重合性化合物を含み、その他、樹脂材料や、重合開始剤、重合禁止剤、酸化防止剤、耐熱安定剤、耐光安定剤、離型剤等の各種添加剤を含んでいてもよい。
本発明に用いる重合性化合物としては、例えば、アクリル化合物、メタクリル化合物、ビニル化合物等が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の光硬化性樹脂に含有される樹脂の含有量は、0.0重量%以上で99重量%以下が好ましく、0.0重量%以上で50重量%以下がさらに好ましい。
次に、上記の三次元造形装置を用いた三次元造形プロセスについて説明する。
まず、制御部21は、不図示のセンサーを用いて、容器1内に所定量の液状光硬化性樹脂が収容されているか確認する。不足している場合には、樹脂供給部3を動作させ、容器1内の所定水準まで液状光硬化性樹脂2を補充する。
図4は、本発明の第二の実施形態にかかる三次元造形装置の構造を説明するため、装置の断面を模式的に示した図である。
第一の実施形態では、光透過窓は容器の底として機能したが、第二の実施形態では、光透過窓は容器の上部に設けられており、蓋として機能している。第二の実施形態では、光源ユニット10は光透過窓44の上方に配され、基台11は上面で三次元造形物14を支持する。
第一の実施形態の装置と同様の機能を有する部分には、同一の番号を付した。これらについては、詳しい説明は省略する。
また、第二の実施形態の三次元造形装置の制御ブロックは、第一の実施形態で説明した図2と同様であるため、説明を省略する。
光透過窓44の下面すなわち液状光硬化性樹脂と接する側の面は、凸部形成領域46を備えている。図5(a)は、図4の光透過窓44の近傍を拡大して模式的に示した断面図である。
凸部形成領域46は、硬化光及び硬化阻害剤を透過する複数の凸部51と、平面視で光透過窓の外部と連通し液状光硬化性樹脂2が満たされた空間52を含んでいる。
また、第一の実施形態では、六角柱状の凸部が六方最密配列されていたが、第二の実施形態では、円柱状の凸部が格子状に配列されている。
(1)凸部同士を隔てる空間52は、水平方向すなわち光透過窓の主面と平行な面内で、光透過窓の外部に連通している。
(2)望ましくは、隣り合う凸部の距離L1は、60μm以上で200μm以下の範囲内にある。
(3)望ましくは、光透過窓の主面に平行な断面における凸部の断面積(水平方向断面積)が、光透過窓の主面において硬化光に照射される領域の面積に対して、45%以上で80%以下である。
第二の実施形態においては、三次元造形の過程で基台をZ方向と反対方向に移動させる点が第一実施形態と異なるが、他は共通するので、詳細な説明は省略する。
第三の実施形態は、第一の実施形態と同様に図1、図2の三次元造形装置を用いる。図1および図2の説明は共通するので省略する。
第三の実施形態においては、第一の実施形態とは光透過窓の形態が異なるので、図6を用いて説明する。
光透過窓4の上面すなわち液状光硬化性樹脂と接する側の面は、凸部形成領域6を備えている。図6(a)は、図1の光透過窓4の近傍を拡大して模式的に示した断面図である。
凸部形成領域6は、硬化光及び硬化阻害剤を透過する複数の凸部61と、平面視で光透過窓の外部と連通し液状光硬化性樹脂2が満たされた空間62を含んでいる。
また、第一の実施形態では、六角柱状の凸部が六方最密配列されていたが、第三の実施形態では、直方体状の凸部が平行に配列されている。
(1)凸部同士を隔てる空間62は、水平方向すなわち光透過窓の主面と平行な面内で、光透過窓の外部に連通している。
(2)望ましくは、隣り合う凸部の距離L1は、60μm以上で200μm以下の範囲内にある。
(3)望ましくは、光透過窓の主面に平行な断面における凸部の断面積(水平方向断面積)が、光透過窓の主面において硬化光に照射される領域の面積に対して、45%以上で80%以下である。
本実施形態においても、液状光硬化性樹脂は、第一の実施形態と同様の材料を用いることが可能である。第三の実施形態の三次元造形プロセスは、第一実施形態と共通するので、詳細な説明は省略する。
窓の凸部の形状は、第一の実施形態のような六角柱でなくてもよく、例えば四角柱などの他の多角柱でもよい。また、第二の実施形態のような断面形状が真円の円柱でなくてもよく、断面形状が楕円形でもよい。要は、複数の凸部を隔てる空間が光透過窓と連通するように、凸部の形状や配置を構成すればよい。
三次元造形装置の光透過窓の配置位置と、光透過窓の組合せは、上記実施形態の例に限らず変更することが可能である。
本発明の実施例として、図1のレイアウトの三次元造形装置を用いて各種の光透過窓を用いて三次元造形を実施し、三次元造形速度と得られた三次元造形物の形状精度を評価した。
エネルギー線照射装置の光源として、波長が405nmのLEDを用いた。画像形成素子として、テキサスインスツルメンツ社製のFull−HDデジタルミラーデバイス(製品名)を用いた。投影レンズとして、一画素のサイズを60μm×60μmに拡大投影する光学系を設計したレンズを用いた。エネルギー線が照射される最大のサイズはおよそ115mm×65mmである。
三次元造形装置の光透過窓として、材質がデュポン製TeflonAF2400[製品名]、寸法が80mm×80mm×1mm厚みの平板で、光透過窓上面に以下の構造を設けたものを用いた。凸部である六角柱が六方細密配列された構造であり、六角柱の間隔が120μm、凸部の高さが400μm、凸部の上面近傍の水平方向断面積の割合が45%、底部の水平方向断面積の割合が52%である。上記装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は平均0.82mm/秒であった。
光透過窓として、光透過窓上面に以下の構造を設けたものを用いた。凸部である円柱が格子状配列された構造であり、凸部の間隔が120μm、凸部の高さが400μm、凸部の上面近傍の水平方向断面積の割合が48%、底部の水平方向断面積の割合が60%である。光透過窓以外は実施例1と同様の装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は0.53mm/秒であった。
光透過窓として、光透過窓上面に以下の構造を設けたものを用いた。溝と凸部である壁の繰り返し構造であり、凸部の間隔が120μm、凸部の高さが400μm、凸部の上面近傍の水平方向断面積の割合が45%、底部の水平方向断面積の割合が52%である。光透過窓以外は実施例1と同様の装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は0.44mm/秒であった。
光透過窓として、光透過窓上面に以下の構造を設けたものを用いた。凸部である六角柱が六方細密配列された構造であり、凸部の間隔が60μm、凸部の高さが400μm、凸部の上面近傍の水平方向断面積の割合が45%、底部の水平方向断面積の割合が52%である。光透過窓以外は実施例1と同様の装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は0.33mm/秒であった。
光透過窓として、光透過窓上面に以下の構造を設けたものを用いた。凸部である六角柱が六方細密配列された構造であり、凸部の間隔が200μm、凸部の高さが400μm、凸部の上面近傍の水平方向断面積の割合が45%、底部の水平方向断面積の割合が52%である。光透過窓以外は実施例1と同様の装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は0.86mm/秒であった。
光透過窓として、光透過窓上面に以下の構造を設けたものを用いた。凸部である六角柱が六方細密配列された構造であり、凸部の間隔が120μm、凸部の高さが400μm、凸部の上面近傍の水平方向断面積の割合が62%、底部の水平方向断面積の割合が70%である。光透過窓以外は実施例1と同様の装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は0.38mm/秒であった。
光透過窓として、光透過窓上面に以下の構造を設けたものを用いた。凸部である六角柱が六方細密配列された構造であり、凸部の間隔が120μm、凸部の高さが50μm、凸部の上面近傍の水平方向断面積の割合が45%、底部の水平方向断面積の割合が52%である。光透過窓以外は実施例1と同様の装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は0.31mm/秒であった。
光透過窓として、光透過窓上面に以下の構造を設けたものを用いた。凸部である六角柱が六方細密配列された構造であり、凸部の間隔が120μm、凸部の高さが800μm、凸部の上面近傍の水平方向断面積の割合が45%、底部の水平方向断面積の割合が52%である。光透過窓以外は実施例1と同様の装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は1.40mm/秒であった。
光透過窓として、光透過窓上面に以下の構造を設けたものを用いた。凸部である六角柱が六方細密配列された構造であり、凸部の間隔が120μm、凸部の高さが400μm、凸部の上面近傍の水平方向断面積の割合が60%、底部の水平方向断面積の割合が80%である。光透過窓以外は実施例1と同様の装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は0.22mm/秒であった。
光透過窓として、光透過窓上面に以下の構造を設けたものを用いた。凸部である六角柱が六方細密配列された構造であり、凸部の間隔が300μm、凸部の高さが400μm、凸部の上面近傍の水平方向断面積の割合が45%、底部の水平方向断面積の割合が52%である。光透過窓以外は実施例1と同様の装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は0.86mm/秒であった。
光透過窓として、光透過窓上面に以下の構造を設けたものを用いた。凸部である六角柱が六方細密配列された構造であり、凸部の間隔が120μm、凸部の高さが400μm、凸部の上面近傍の水平方向断面積の割合が35%、底部の水平方向断面積の割合が52%である。光透過窓以外は実施例1と同様の装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は0.83mm/秒であった。
光透過窓として、光透過窓上面に凸部形成領域をもたない、平坦なものを用いた。光透過窓以外は実施例1と同様の装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は0.16mm/秒であった。
光透過窓として、光透過窓上面に以下の構造を設けたものを用いた。円柱形状の凹部が六方細密配列された構造であり、構造の繰り返しピッチが120μm、凹部の深さが400μmである。凹部には、液状光硬化性樹脂が満たされているが、各凹部は孤立して配置されており、水平方向視で凹部は光透過性窓の周囲とは連通していない。光透過窓以外は実施例1と同様の装置で三次元造形を実施し、三次元造形物を得た。このとき、150Nの荷重制御で基台の光透過窓からの離間速度は0.16mm/秒であった。
各実施例と比較例について、得られた結果を表1に示す。
表1において、造形速度として示すのは、基台の光透過窓からの離間速度、すなわち液状光硬化樹脂を造形領域に供給する速度について、比較例の速度を基準とした倍率である。
Claims (14)
- 液状の光硬化性樹脂を保持する容器と、
前記液状の光硬化性樹脂を光硬化させた三次元造形物を支持する基台と、
前記基台を移動させるための移動部と、
前記液状の光硬化性樹脂を硬化させる硬化光を発光する光源ユニットと、
前記容器の一部として前記光源ユニットと前記基台の間に設けられ、前記液状の光硬化性樹脂と接する光透過窓とを備え、
前記光透過窓は、硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなる基部と、硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなり前記液状の光硬化性樹脂と接する複数の凸部とを有し、
前記複数の凸部の各凸部を隔てる空間は、前記光透過窓の主面と平行な面内で、光透過窓の外部と連通しており、
前記複数の凸部は、隣り合う凸部の距離が60μm以上で200μm以下になるよう配置されている、
ことを特徴とする三次元造形装置。 - 前記光透過窓の主面に平行な断面における前記複数の凸部の断面積が、前記光透過窓の主面において前記硬化光に照射される領域の面積に対して、45%以上で80%以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の三次元造形装置。 - 前記凸部の高さが、50μm以上で800μm以下である、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の三次元造形装置。 - 液状の光硬化性樹脂を保持する容器と、
前記液状の光硬化性樹脂を光硬化させた三次元造形物を支持する基台と、
前記基台を移動させるための移動部と、
前記液状の光硬化性樹脂を硬化させる硬化光を発光する光源ユニットと、
前記容器の一部として前記光源ユニットと前記基台の間に設けられ、前記液状の光硬化性樹脂と接する光透過窓とを備え、
前記光透過窓は、硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなる基部と、硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなり前記液状の光硬化性樹脂と接する複数の凸部とを有し、
前記複数の凸部の各凸部を隔てる空間は、前記光透過窓の主面と平行な面内で、光透過窓の外部と連通しており、
前記光透過窓の主面に平行な断面における前記複数の凸部の断面積が、前記光透過窓の主面において前記硬化光に照射される領域の面積に対して、45%以上で80%以下である、
ことを特徴とする三次元造形装置。 - 前記凸部の高さが、50μm以上で800μm以下である、
ことを特徴とする請求項4に記載の三次元造形装置。 - 液状の光硬化性樹脂を保持する容器と、
前記液状の光硬化性樹脂を光硬化させた三次元造形物を支持する基台と、
前記基台を移動させるための移動部と、
前記液状の光硬化性樹脂を硬化させる硬化光を発光する光源ユニットと、
前記容器の一部として前記光源ユニットと前記基台の間に設けられ、前記液状の光硬化性樹脂と接する光透過窓とを備え、
前記光透過窓は、硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなる基部と、硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなり前記液状の光硬化性樹脂と接する複数の凸部とを有し、
前記複数の凸部の各凸部を隔てる空間は、前記光透過窓の主面と平行な面内で、光透過窓の外部と連通しており、
前記凸部の高さが、50μm以上で800μm以下である、
ことを特徴とする三次元造形装置。 - 前記基部が、フルオロポリマー、シリコーンポリマー、多孔質ガラスのいずれかを含む、
ことを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか1項に記載の三次元造形装置。 - 前記基部と前記凸部が、同一の材料で形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至7のうちの何れか1項に記載の三次元造形装置。 - 前記凸部は、前記基部よりも屈折率が前記液状の光硬化性樹脂に近い材料で形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至7のうちの何れか1項に記載の三次元造形装置。 - 前記凸部は、多角柱を含む
ことを特徴とする請求項1乃至9のうちの何れか1項に記載の三次元造形装置。 - 前記凸部は、六角柱を含む、
ことを特徴とする請求項1乃至10のうちの何れか1項に記載の三次元造形装置。 - 前記凸部は、円柱を含む、
ことを特徴とする請求項1乃至11のうちの何れか1項に記載の三次元造形装置。 - 液状の光硬化性樹脂を保持する容器と、
前記液状の光硬化性樹脂を光硬化させた三次元造形物を支持する基台と、
前記基台を移動させるための移動部と、
前記液状の光硬化性樹脂を硬化させる硬化光を発光する光源ユニットと、
前記容器の一部として前記光源ユニットと前記基台の間に設けられ、前記液状の光硬化性樹脂と接する光透過窓とを備え、
前記光透過窓は、硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなる基部と、硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなり前記液状の光硬化性樹脂と接する複数の凸部とを有し、
前記複数の凸部の各凸部を隔てる空間は、前記光透過窓の主面と平行な面内で、光透過窓の外部と連通しており、
前記凸部は、前記基部よりも屈折率が前記液状の光硬化性樹脂に近い材料で形成されている、
ことを特徴とする三次元造形装置。 - 請求項1乃至13のうちの何れか1項に記載の三次元造形装置を用いる三次元造形方法であって、
前記光源ユニットを発光させて前記容器の内に保持された前記液状の光硬化性樹脂の一部を光硬化させた後に、
前記基台を前記光透過窓から離間する方向に移動させ、
前記液状の光硬化性樹脂を、前記光透過窓に設けられた硬化光と硬化阻害剤を透過する材料からなる複数の凸部の間の空間を通じて、前記液状の光硬化性樹脂を前記光透過窓と前記三次元造形物との間に補充する、
ことを特徴とする三次元造形方法。
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