JP2019142197A - 造形装置、容器、および造形物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 樹脂液中の気泡を原因とする造形不良を低減し、造形物の精度、強度、外観を向上させる。【解決手段】 光透過部は、前記エネルギー線照射装置に対向して設置される第一部分と、前記光硬化性樹脂と接する第二部分と、前記第一部分と前記第二部分との間に流体を供給あるいは排出させて前記造形領域の気泡を前記造形領域外に移動させるために前記第二部分を変形させる機構と、を有することを特徴とする。【選択図】 図2
Description
本発明は、光硬化性樹脂を硬化させて三次元物体を造形する造形装置、容器、および造形物の製造方法に関する。
樹脂の三次元造形では、三次元物体の形状を示す三次元形状データから高さ方向の位置ごとに二次元の断面形状データを生成し、該断面形状データのそれぞれに対応する形状を有する造形層を順次形成して積層していくことで三次元物体を得る。このような三次元造形方法の一つとして、特許文献1には、光硬化性樹脂が貯留された容器にベースプレートを沈め、光硬化性樹脂が作る自由液面の上方から所望のエネルギー線を照射し、硬化物を積層していく方式の造形装置が開示されている。この方式を本明細書では自由液面方式と称する場合がある。また、特許文献2には、ベースプレートと光透過部の間に光硬化性樹脂を供給し、光透過部を介して光硬化性樹脂に所望のエネルギー線を照射し、硬化物を積層していく方式の造形装置が開示されている。この方式を本明細書では規制液面方式と称する場合がある。
しかし、特許文献1の方法では、樹脂自体の粘性や表面張力により、供給された樹脂液面が均等かつ平滑になるまで時間を要し、素早く連続的に次の硬化層を形成できないという問題がある。この問題を解決するため、ベースプレートを沈めた後、スキージブレードを走査して樹脂液面を均す技術や、樹脂液供給装置を走査して樹脂液面を均す技術が提案されているが、この液面平滑化工程は1層あたり数十秒から数分の時間を要する。
一方、特許文献2の方法では、光透過部により液面が規制されているため、光透過部とベースプレートまたは硬化層の間に樹脂液が供給された時点で樹脂液面が均等かつ平滑にされており、素早く連続的に次の硬化層を形成することができる。しかし、ベースプレートと部の間、あるいは造形物と部の間に気泡が発生してしまうことにより、造形不良を起こしてしまうという問題があった。具体的には、造形物の中に気泡があるとベースプレートと造形物、あるいは造形物の層間の密着力が低下して造形物の落下、層間剥離、積層方向の寸法精度不良等の造形不良が起こってしまう可能性がある。また、本来比較的透明であるはずのものが白色化してしまうなど造形物の見た目の品質を損なう可能性もある。
本発明は、以上のような背景を鑑みてなされたものであり、造形不良を引き起こす気泡の発生を抑制する造形装置及び造形方法を提供することを課題とする。
本発明の造形装置は、エネルギー線を透過可能な光透過部を含み、光硬化性樹脂を収容可能な容器と、前記光透過部を介して造形領域にエネルギー線を照射可能なエネルギー線照射装置と、を含む造形装置において、前記容器内において前記光透過部の前記光硬化性樹脂と接する部分を変形させることにより、前記光硬化性樹脂の中の気泡を前記造形領域の外側に移動させる機構と、を有することを特徴とする。
あるいは、本発明の造形装置は、エネルギー線を透過可能な光透過部を含み、光硬化性樹脂を収容可能な容器と、前記光透過部を介して造形領域にエネルギー線を照射可能なエネルギー線照射装置と、を含む造形装置において、光透過部は、前記エネルギー線照射装置に対向して設置される第一部分と、前記光硬化性樹脂と接する第二部分と、前記第一部分と前記第二部分との間に流体を供給あるいは排出させて前記第二部分を変形させる機構と、を有することを特徴とする。
本発明の容器は、エネルギー線を透過可能な光透過部を含み、前記エネルギー線によって硬化させるための光硬化性樹脂を収容する容器であって、前記光透過部は、エネルギー線照射装置に対向して設置される第一部分と、前記光硬化性樹脂と接する第二部分と、前記第一部分と前記第二部分との間に流体を供給あるいは排出させて前記第二部分を変形させるための圧力制御装置と、を有することを特徴とする。
本発明の造形物の製造方法は、光透過部を有する容器に収容された光硬化性樹脂の造形領域に前記光透過部を透過したエネルギー線を照射し前記光硬化性樹脂を硬化させて造形物を造形する造形物の製造方法であって、前記光透過部は、前記エネルギー線照射装置に対向して設置される第一部分と、前記光硬化性樹脂と接する第二部分とを有し、前記第一部分と前記第二部分との間に流体を供給あるいは排出させて前記第二部分を変形させ、前記造形領域の気泡を前記造形領域の外側に移動させることを特徴とする。
本発明の造形装置、容器、造形物の製造方法によれば、樹脂液中の気泡を原因とする造形不良を低減し、造形物の精度、強度、外観を向上させることができる。
以下、添付図面に示す実施例を参照して本発明を実施するための形態につき説明する。なお、以下に示す実施例はあくまでも一例であり、例えば細部の構成については本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当業者が適宜変更することができる。また、本実施形態で取り上げる数値は、参考数値であって、本発明を限定するものではない。
[造形装置]
まず、本発明の実施形態に係る造形装置の一例を図1を用いて説明する。
まず、本発明の実施形態に係る造形装置の一例を図1を用いて説明する。
図1は、造形装置の構成を断面構造として示したものである。図1において、3は光硬化樹脂を収容可能な容器であり、容器3の一部に少なくともエネルギー線発生源6のエネルギー線が透過可能なエネルギー線透過部1を有している。本明細書においては、エネルギー線発生源6を光源6と称する。また、造形装置に使用されるエネルギー線が透過可能なエネルギー線透過部を光透過部1と称する。2は光硬化性樹脂であり、容器3に収容される。5はベースプレートであり、光透過部1に対向して設置され、光透過部1に対向する面に硬化物4が造形され、三次元造形物が製造される。6はエネルギー線発生源(光源)であり、光透過部1に対して、ベースプレート5とは反対側に設置され、光透過部1に向けてエネルギー線を照射可能である。
容器3は必要に応じて光硬化性樹脂2の温度を制御するための加熱冷却機構及び温度測定機構を備えていてもよい。また、容器3には光硬化性樹脂を補充するための材料供給機構を備えていてもよい。また、光硬化性樹脂2を造形領域へ供給するのを促進するために、容器3は加圧機構や水平揺動機構、加振機構を備えていてもよい。
ベースプレート5は、光透過部1に対して接近退避動作可能な機構を備える。接近退避動作機構は、必要に応じて位置検出機構、荷重測定機構を備え、速度制御動作、荷重制御動作、位置制御動作の少なくともいずれかの動作を可能とする。
光源6から照射するエネルギー線は、赤外光、可視光、紫外光、X線などの電磁波や、電子線などから選択できるが、取扱いの簡便さから短波長の可視光や紫外光が好適に用いられる。照射の方法は、光源6の配置、反射光学系、屈折光学系などの光学系を利用し、所望の位置にエネルギー線を照射できるよう設計される。例えば、レーザー光源とミラーの駆動を利用したレーザー走査照射や、図1に示すように面光源6と画像形成素子7、屈折光学系の投影レンズ8を利用した画像投影照射が選択できる。画像形成素子7としては、例えば、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD素子)や、反射型液晶素子(LCOS)が挙げられる。
ベースプレート5は光透過部1に対して例えば水平状態を維持したまま容器3上方から光硬化性樹脂2に沈められ、造形位置にセッティングされる。このセッティングの際、気泡が発生してしまう場合がある。また、すでに光硬化性樹脂2の中に気泡が混入してしまっている場合がある。光透過部1とベースプレート5との間に気泡が混入した状態でエネルギー線を照射して硬化を行う際、光硬化性樹脂が光源から照射する光によって硬化する造形領域に気泡が入ってしまうと、造形物の中に空隙が形成されてしまう。さらに、この空隙内に封入されている気体が光硬化性樹脂の硬化阻害効果を持つ場合は、空隙周辺の光硬化性樹脂は硬化反応が起こらず、液状のまま残ってしまう。本実施形態においては、容器内において、光透過部1とベースプレート5との間の光硬化性樹脂の中に存在する気泡を、光透過部1を変形させて造形領域の外側に移動させこの課題を解決するものである。つまり、光透過部1とベースプレート5との間の間隔を狭める方向(光透過部1をベースプレート側に突出させるよう)に変形させることにより、光透過部1とベースプレート5との間の光硬化性樹脂2をベースプレート5の外縁部に向けて押し出す。これにより、光透過部1とベースプレート5との間の光硬化性樹脂2の中に存在する気泡を造形領域から除去することができる。本明細書において、造形領域とは、硬化により造形物が形成される領域のことである。また、一度移動した気泡が造形領域に移動して来ることがないように事前に定めておいた距離(例えば造形領域から1cm以上10cm以下)以上離れた位置までの領域を造形領域と称する場合もある。エネルギー線を照射し光硬化性樹脂を硬化させた後、ベースプレートを光透過部1から離れる方向に移動させることにより、光透過部1の第二部分12と硬化した造形物との間に光硬化性樹脂2がベースプレートの外側から供給される。この時、事前に定めておいた距離(例えば造形領域から1cm以上10cm以下)以上離れた位置まで移動させておいた気泡がまた造形領域内に入り込んでしまうことがある。そのため、ベースプレートと光透過部との間に存在する光硬化性樹脂2の中から気泡が検出されないことが最も好ましい。光透過部1から離れる方向へのベースプレートの移動は、1μmから200μmが好ましい。つまり、エネルギー線を照射し光硬化性樹脂を硬化させた後、光硬化性樹脂2は、1μmから200μmの厚さで硬化物と光透過部との間に供給される。光透過部1は、変形させた時、光透過部1が硬化物に接触するまで変形可能であることが好ましい。つまり、光透過部1の変形量1μmから200μmであることが好ましい。 次に、光透過部1について詳細に説明する。図2は、容器3を説明する図である。容器3の一部に設けられた光透過部1は、容器3の最外部の一部を構成する第一部分11と、容器3に光硬化性樹脂2が収容されたとき光硬化性樹脂2に接触し、かつ第一部分11と所定の距離(所定の間隔)をあけて配置された第二部分12から構成される。第一部分11の端部と第二部分12の端部は、容器3の光透過部と隣接する部分に接続され、第一部分11と第二部分12との間に空隙(圧力室)13を形成する。第一部分11と第二部分12は平行であることが好ましい。第一部分11及び第二部分12は光硬化性樹脂2の硬化に作用する波長を一定量透過する材料と厚さで構成される必要がある。このような第一部分11及び第二部分12のための材質としては、ガラス、透明セラミックス、アクリル、PFA、PTFE、PPまたはPEを含む材質で、一般的に着色されていない透明材料が好的に用いられる。また、上記のような材質であれば、第一部分11と第二部分12は異なる材質を用いてもよいし、同一の材質を用いてもよい。また、第一部分11と第二部分は、別部材からなっていてもよいし、一つの部材をくりぬいて製造され、その端部が容器3の光透過部と隣接する部分と接続されていてもよい。
また、第二部分12の厚みは、後述する圧力室13の圧力制御装置14によって容易に変形させることができるように選ばれる。例えば、第二部分12の厚みは、0.1mm〜10mmが好適である。
第二部分の大きさ、材質、厚み、圧力室を加圧する圧力により変位量は異なる。第二部分の大きさは、1辺が、150mm以上2000mm以下であることが好ましい。また、例えば材質がガラスの場合は、厚みを1mm以上3mm以下、圧力を0.5以上2KPa以下とすることが好ましい。アクリルの場合は、厚みを3mm以上9mm以下、圧力を0.5以上2KPa以下とすることが好ましい。PFAの場合は、厚みを0.5mm以上11mm以下、圧力を0.001KPa以上1KPa以下とすることが好ましい。
また、後述する光透過部1の変形プロセスを考慮すると、第一部分11よりも第二部分12の変形が大きいことが望ましい。そのため、第一部分11は第二部分12よりも高剛性である方が好ましい。第一部分11の材質を第二部分12よりも剛性の高い材質とする、あるいは第一部分11と第二部分12が同一の材質である場合は、第一部分11の厚みは第二部分12よりも厚くすることが好ましい。
さらに、本実施形態では、所定の距離(所定の間隔)(例えばmmオーダ)をあけて配置された第一部分11と第二部分12とによって、これら両者の間に圧力室13を設ける。圧力室13の内部には、圧力制御装置14によって、流体を供給あるいは排出できるよう構成される。また、圧力制御装置14は、後述のように造形処理の進行に応じて圧力室13に充填した流体の圧力を(加圧/減圧)制御することができるよう構成される。つまり、流体の圧力を加圧することで、光透過部1の第二部分12をベースプレート側に突出させるように変形させる。第一部分11の端部と第二部分12の端部は、容器3の光透過部と隣接する部分に接続されているので、流体の圧力を加圧することで、光透過部1の第二部分12は中心部が一番大きく変形し、第二部分12の端部に向かって変形量が小さくなる。つまり、第二部分12は中心部から端部に向かって第二部分12とベースプレート5との間隔が広がっていく。よって、光透過部1とベースプレート5との間の光硬化性樹脂2はベースプレート5の外縁部(端部)に向かってスムーズに移動させることができる。よって、光透過部1とベースプレート5との間の光硬化性樹脂2の中に存在する気泡を造形領域から除去することができる。
圧力室13に充填する流体は、光源6の発光波長の光に対する光透過性を有している必要がある。そこで圧力室13に充填する流体は、酸素、オゾン、空気、窒素、アルゴンなどを含む気体や水などを含む液体が考えられる。圧力室13に充填する流体としては、例えば空気(大気)などの他、窒素、純酸素、水などを用いることができる。
圧力制御装置14は、加減圧のためのコンプレッサおよびポンプ、制御バルブなどから構成することができる。窒素、純酸素などの気体あるいは水などの液体を用いる場合には、圧力制御装置14には、さらにその流体を貯蔵、供給するタンクなどが追加される。
圧力室13の内部には、圧力室13の内圧を測定するための圧力センサを配置することができる。圧力制御装置14による加圧ないし減圧制御において、圧力測定値を用いて圧力室13の内圧を目標圧力値に制御することができる。制御は、ベースプレート5等を制御するステージ制御部607(図4参照)、圧力制御装置14を制御する圧力制御部606(図4参照)、光源6や光学系を制御する光照射制御部605(図4参照)が制御装置9と接続されていることが好ましい。そして、制御装置9によってそれぞれ単独または他と連動して制御されることが好ましい。
容器3に加熱冷却機構、温度測定機構、材料供給機構、加圧機構、水平揺動機構、または加振機構を備えている場合は、容器3も制御装置9と接続されていてもよく、制御装置9によって単独または他と連動して制御されるように構成されていてもよい。
図4は、図1の造形装置の制御系の構成を示している。
図4の構成は、制御装置9の主体的機能を受け持つCPU601を中心にROM602、RAM603、インターフェース604、608、ネットワークインターフェース609などを配置したものである。
CPU601には、ROM602、RAM603、および各種のインターフェース604、608、609が接続される。ROM602には、BIOS等の基本プログラムが格納される。ROM602の記憶領域には、書き換え可能な例えばE(E)PROMのようなデバイスが含まれていてよい。RAM603は、CPU601の演算処理結果を一時的に記憶するワークエリアとして用いられる。CPU601は、ROM602に記録(格納)されたプログラムを実行することにより、後述の造形制御手順を実行する。
後述の造形制御手順を実行させるプログラムをROM602に記録(格納)する場合、この記録媒体は本発明を実施するための制御手順を格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を構成する。なお、後述の制御手順を実行させるプログラムは、ROM602のような固定的な記録媒体に格納する他、各種フラッシュメモリや光(磁気)ディスクのような着脱可能なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよい。このような格納形態は、本発明を実施する制御手順を実行させるプログラムをインストールしたり更新したりする場合に利用できる。また、このような制御プログラムをインストールしたり更新したりする場合、上記のような着脱可能な記録媒体を用いる他、ネットワークインターフェース609を介してネットワーク611からプログラムをダウンロードする方式を利用できる。
CPU601は、ネットワークインターフェース609を介して、例えばTCP/IPのようなプロトコルを用いて通信を行うネットワーク611上の他の資源と通信することができる。ネットワークインターフェース609は、例えば有線接続(IEEE802.3など)、無線接続(IEEE802.xxなど)などの各種のネットワーク通信方式によって構成することができる。また、ネットワーク611に配置されたサーバから後述の造形制御プログラムをダウンロードしてROM602などのプログラムメモリにインストールしたり、あるいは既にインストールされているプログラムを新版に更新したりすることもできる。
造形物2を積層的に3次元(3D)造形するための3次元(3D)データは、例えば3DCADのようなデータ形式で、上位のホスト装置610からインターフェース608を介して送信される。インターフェース608は各種の例えば各種のシリアルないしパラレルインターフェース規格に基づき構成することができる。また、ホスト装置610は、ネットワーク端末としてネットワーク611に接続されていても同様に本造形装置に対して造形データを供給することができる。造形物2を積層的に3次元(3D)造形するための3次元(3D)データとともに、気泡を移動させて除去する領域(造形領域)のデータもCPUに格納しておく。造形領域は、実際エネルギー線を照射する領域であってもよいし、エネルギー線を照射する領域から所定の距離が離れた部分(所定の間隔をあけた部分)までの領域であってもよい。所定の距離(所定の間隔)は例えば1cm以上10cm以下の範囲から選択可能である。造形領域として光透過部全体の領域を設定しておいてもよい。
CPU601は、インターフェース604を介して、光源8を制御する光照射制御部605、第二部分12の変形を制御する圧力制御部606、ベースプレート5の昇降を制御するステージ制御部607と通信する。CPU601は、これらの各部を所期の造形シーケンスに応じて制御することにより、全体の造形工程を進行させる。
インターフェース604は、例えば各種のシリアルないしパラレルインターフェース規格に基づき構成できる。なお、図4では簡略化のためインターフェース604は1ブロックで示しているが、インターフェース604の右側に図示した各部の通信仕様などに応じてそれぞれ異なる通信方式を持つインターフェース回路によって構成されていてよい。
[光硬化性樹脂]
本発明に用いる光硬化性樹脂2は、少なくとも重合性化合物を含み、その他、樹脂材料や、重合開始剤、重合禁止剤、酸化防止剤、耐熱安定剤、耐光安定剤、離型剤等の各種添加剤を含んでいてもよい。
本発明に用いる光硬化性樹脂2は、少なくとも重合性化合物を含み、その他、樹脂材料や、重合開始剤、重合禁止剤、酸化防止剤、耐熱安定剤、耐光安定剤、離型剤等の各種添加剤を含んでいてもよい。
本発明に用いる重合性化合物としては、特に制限は無く、例えば、アクリル化合物、メタクリル化合物、ビニル化合物等が挙げられるがこれらに限定されない。
また、前記樹脂材料は、例えば、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂等が挙げられる。これらは1種又は2種以上を混合して用いることができる。
本発明の光硬化性樹脂に含有される樹脂の含有量は、0.0重量%以上99重量%以下が好ましく、0.0重量%以上50重量%以下がさらに好ましい。
重合開始剤としては、光照射によりラジカル種を発生するものやカチオン種を発生するもの、熱によりラジカル種を発生するもの等が挙げられるがこれらに限定されない。例えば、2―ベンジル―2―ジメチルアミノ―1―(4―モルフォリノフェニル)―1―ブタノン、1―ヒドロキシ―シクロヘキシル―フェニルケトン等が挙げられるが、これらに限定されない。
なお、重合可能な樹脂成分に対する光重合開始剤の添加比率は、光照射量、更には、付加的な加熱温度に応じて適宜選択することができる。また、得られる重合体の目標とする平均分子量に応じて、調整することもできる。
本発明の光学材料の硬化・成形に用いる光重合開始剤の添加量は、重合可能な成分に対して0.01重量%以上10.00重量%以下の範囲が好ましい。光重合開始剤は樹脂の反応性、光照射の波長によって1種類のみで使用することもできるし、2種類以上を併用して使用することもできる。
[三次元造形物の製造方法]
次に本実施形態の造形装置を用いて、三次元造形物を製造するための製造方法の一例を図3のフローチャート図を用いて説明する。図3は、図1の装置における造形制御手順の流れを示している。なお、図3の左列のフロー(S10〜S15)は造形制御の主な制御手順を、また図3の右列のフロー(S20〜S23)は、圧力制御装置14を用いた圧力室13内の圧力(加圧/減圧)制御をそれぞれ示している。
次に本実施形態の造形装置を用いて、三次元造形物を製造するための製造方法の一例を図3のフローチャート図を用いて説明する。図3は、図1の装置における造形制御手順の流れを示している。なお、図3の左列のフロー(S10〜S15)は造形制御の主な制御手順を、また図3の右列のフロー(S20〜S23)は、圧力制御装置14を用いた圧力室13内の圧力(加圧/減圧)制御をそれぞれ示している。
図3の最初のステップS10に入る前に、容器3の中に液状(未硬化)状態の光硬化性樹脂2を供給する。この手続きは作業者の手動操作によって行うか、あるいは不図示の樹脂供給装置を介して容器3に注入されるような構成でもよい。また樹脂供給装置により光硬化性樹脂2を供給する構成においては、光硬化性樹脂2の液面レベルを検出する適当な液位検出手段の出力に応じて、容器3に収容される光硬化性樹脂2の量が自動的に適量に制御されるような自動制御を行ってもよい。また、樹脂供給装置を配置する場合は、容器3から光硬化性樹脂2を吸入、排出させるような樹脂回収装置を追加し、樹脂回収装置から樹脂供給装置、さらに再度、容器3へと光硬化性樹脂2を循環させるような構成を取ってもよい。
その後、ベースプレート5を光透過部1に接近させてベースプレート5と光透過部1の間に光硬化性樹脂2を充填する。このとき、ベースプレート5と光透過部1の第二部分12の光硬化性樹脂2と接する面との間の間隔は1μmから200μmが好ましく、造形速度の観点からは20μm以上がより好ましく、造形精度の観点からは100μm以下がより好ましい。光透過部1の第二部分12の光硬化性樹脂2と接する面との間の間隔は、離間距離を測定する膜厚センサなど公知のセンサを利用することで測定することができる。本実施形態においては、レーザ変位計(キーエンスSI−F80)を用いて測定した値をベースプレート5と光透過部1の第二部分12の光硬化性樹脂2と接する面との間の間隔とする。
その後、図2のステップS10の気泡有無の判定を行う。この時、造形開始前であれば光透過部1とベースプレート5が1層分の距離離間した状態、また造形開始後であれば光透過部1と硬化物4の最下面が1層分の距離離間した状態で行なう。ここで、観察装置により光透過部1とベースプレート5の間、あるいは光透過部1と硬化物4の最下面の間の、予め設定しておいた気泡を移動させて除去する領域(造形領域に気泡が挟み込まれていないかを判定する。このとき観察装置は造形面全体を確認する必要があるので、第一部分11の下面からベースプレート5全体を計測する。観察装置は、ベースプレート全体をカメラ等により撮影し、撮影した画像を解析することにより気泡有無を計測することができる。しかしこの方法に限るものではなく、公知の測定方法、あるいは、観察者がベースプレートを目視することで気泡の有無を測定してもよい。また、エネルギー線の照射時には、光路をふさがないように退避させるか、光路から外れた位置で気泡を確認する。
気泡の有無の測定により、気泡を移動させて除去する領域(造形領域)に気泡があると判定された場合、ステップS20において圧力制御装置14によって圧力室13を加圧して第二部分12を凸方向に変形させる。ベースプレート5と光透過部1の第二部分12の光硬化性樹脂2と接する面との間の間隔は1μmから200μmであるので、光透過部1の第二部分12は、変形させた時、光透過部1が硬化物に接触するまで変形可能であることが好ましい。つまり、光透過部1の第二部分12の変形量は、1μmから200μmであることが好ましい。光透過部1とベースプレート5との間の間隔を狭める方向(光透過部1をベースプレート側に突出させるよう)に変形させることにより、光透過部1とベースプレート5との間の光硬化性樹脂2をベースプレート5の外縁部(端部)に向けて押し出す。そして、気泡を移動させて除去する領域(造形領域)外に移動させる。その後、ステップS21において圧力制御装置14の減圧機構を作動させ、圧力室13の内を減圧する。なお、ステップS10において気泡が無いと判断された場合は、ステップS20およびステップS21は省略してよい。
その後、ステップS11の第二部分12の平面度判定を行う。判定には第二部分12の光硬化性樹脂2と接する面が凹あるいは凸に変形していることが判別できるセンサを用いる。このセンサの具体例としては、変位センサを複数用いる、あるいはラインや面で変形を測定できるセンサ、第二部分12の光硬化性樹脂2と接する面とベースプレート5の離間距離を測定する。あるいは第二部分12の光硬化性樹脂2と接する面と硬化物4の離間距離を測定するような膜厚センサなどを利用することが考えられる。本明細書において平面度とは、レーザ変位計(キーエンスSI−F80)を用いて、エネルギー線照射装置側(図2の紙面下側)から光透過部1およびベースプレートに向けてレーザを照射する。そして、複数の部分(例えば10か所)を測定し、その距離の差が所定範囲内であれば平面であると判定する。
ステップS11で平面でないと判断された場合は、ステップ22にて圧力室13の加圧/減圧を行う。判定時の第二部分12の形状により、加圧あるいは減圧を選定する。第二部分12が凸形状に変形している場合は、圧力室13を減圧し、第二部分12が凹形状に変形している場合は、圧力室13を加圧する。加圧減圧いずれの場合でも、ステップS11で使用したセンサの値を見ながら第二部分12が該平面に戻ったところでステップS22である圧力制御装置14の減圧(吸引)機構を停止させる。
あるいは、ステップS21の圧力調整は、第二部分12の材質、剛性、厚みなどに応じて、予め決定した圧力値を使用してもよい。圧力室13内に圧力センサを配置し、この圧力センサを介して検出した圧力値がこの所定の圧力値となった時、ステップS22の圧力制御装置14の減圧機構を停止させる。この圧力値は、容器3に適量の光硬化性樹脂2を収容した状態で第二部分12が初期の凹面変形を生じる陰圧値を求めるような実験を行うことにより求めることができる。
その後、ステップS12で光源6を点灯させ、所望の形状のエネルギー線画像を、光透過部1を通して光硬化性樹脂2に照射する。エネルギー線の波長は例えば365nm、385nm、405nmの紫外線や、高圧水銀ランプやハロゲンランプなどの多波長の電磁波が混在した波長が好適に用いられる。エネルギー線の強度は格別限定されないが、0.1mW/cm2から1000mW/cm2が好ましく、1mW/cm2から100mW/cm2がさらに好ましい。エネルギー線の照射時間はエネルギー線の強度及び光硬化性樹脂2の硬化反応特性から適宜選択できるが、照射量が1mJ/cm2から100mJ/cm2となるような照射時間とするのが好ましい。照射時間が経過した後、ステップS13でエネルギー線の照射を停止する。
エネルギー線の照射終了後、光硬化性樹脂2の硬化速度に応じた所定の時間だけステップS14の待機をする。十分な硬化反応率を得られるのであれば、待機時間は短いほど好ましい。
その後、ステップS15でベースプレート5を光透過部1から所定量退避する。退避量は1μmから200μmが好ましく、造形速度の観点からは20μm以上がより好ましく、造形精度の観点からは100μm以下がより好ましい。ベースプレート5の退避動作は速度制御や荷重制御を単独または併用して行うことができる。所定量までステージが移動したらステップS16でステージ移動を停止させる。
以上、ステップS11〜S16として示した工程は、三次元造形物の1層分の硬化物4を造形するときの手順である。ステップS16終了後に再びステップS10にループして次層の造形に移行することができる。ステップS10〜S16を繰り返し実行し、積層的に所望の硬化物4の高さまでベースプレート5の退避とエネルギー線の照射を繰り返し実施すると、ベースプレート5上に硬化物4が密着した状態となる。その後、ベースプレート5から硬化物4を剥離することにより三次元造形物が製造される。
得られた三次元造形物は、未反応の光硬化性樹脂2の付着を取り除くための洗浄を行ってもよい。また、硬化不足の光硬化性樹脂の硬化や、成形時の残留応力を緩和させるため、加熱アニール、エネルギー線の追加照射、無酸素雰囲気での加熱やエネルギー線照射などを行ってもよい。
1 光透過部
11 第一部分
12 第二部分
13 圧力室
14 圧力制御装置
2 光硬化性樹脂
3 容器
4 三次元物体
5 ベースプレート
6 光源
7 画像形成素子
8 投影レンズ
9 制御装置
11 第一部分
12 第二部分
13 圧力室
14 圧力制御装置
2 光硬化性樹脂
3 容器
4 三次元物体
5 ベースプレート
6 光源
7 画像形成素子
8 投影レンズ
9 制御装置
Claims (15)
- エネルギー線を透過可能な光透過部を含み、光硬化性樹脂を収容可能な容器と、前記光透過部を介して造形領域にエネルギー線を照射可能なエネルギー線照射装置と、を含む造形装置において、
前記容器内において前記光透過部の前記光硬化性樹脂と接する部分を変形させることにより、前記光硬化性樹脂の中の気泡を前記造形領域の外側に移動させる機構と、を有することを特徴とする造形装置。 - 光透過部は、前記エネルギー線照射装置に対向して設置される第一部分と、前記光硬化性樹脂と接する第二部分と、前記第一部分と前記第二部分との間に流体を供給あるいは排出させて前記第二部分を変形させる機構と、を有することを特徴とする請求項1記載の造形装置。
- 前記流体の供給あるいは排出は、圧力制御装置によって制御されることを特徴とする請求項1または2記載の造形装置。
- 前記流体は、空気、窒素、純酸素のいずれかである請求項1乃至3いずれか一項記載の造形装置。
- 前記光透過部の前記第一部分または前記第二部分の材質が、ガラス、透明セラミックス、アクリル、PFA、PTFE、PPまたはPEのいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載の造形装置。
- エネルギー線を透過可能な光透過部を含み、光硬化性樹脂を収容可能な容器と、前記光透過部を介して造形領域にエネルギー線を照射可能なエネルギー線照射装置と、を含む造形装置において、
光透過部は、前記エネルギー線照射装置に対向して設置される第一部分と、前記光硬化性樹脂と接する第二部分と、前記第一部分と前記第二部分との間に流体を供給あるいは排出させて前記第二部分を変形させる機構と、を有することを特徴とする造形装置。 - 前記流体の供給あるいは排出は、圧力制御装置によって制御されることを特徴とする請求項6記載の造形装置。
- 前記流体は、空気、窒素、純酸素のいずれかである請求項6または7記載の造形装置。
- 前記光透過部の前記第一部分または前記第二部分の材質が、ガラス、透明セラミックス、アクリル、PFA、PTFE、PPまたはPEのいずれかを含むことを特徴とする請求項6乃至8いずれか一項記載の造形装置。
- エネルギー線を透過可能な光透過部を含み、前記エネルギー線によって硬化させるための光硬化性樹脂を収容する容器であって、
前記光透過部は、エネルギー線照射装置に対向して設置される第一部分と、前記光硬化性樹脂と接する第二部分と、前記第一部分と前記第二部分との間に流体を供給あるいは排出させて前記第二部分を変形させるための圧力制御装置と、を有することを特徴とする容器。 - 前記流体は、空気、窒素、純酸素のいずれかであることを特徴とする請求項10記載の容器。
- 前記光透過部の前記第一部分または前記第二部分の材質が、ガラス、透明セラミックス、アクリル、PFA、PTFE、PPまたはPEのいずれかを含むことを特徴とする請求項10または11記載の容器。
- 光透過部を有する容器に収容された光硬化性樹脂の造形領域に前記光透過部を透過したエネルギー線を照射し前記光硬化性樹脂を硬化させて造形物を造形する造形物の製造方法であって、
前記光透過部は、前記エネルギー線照射装置に対向して設置される第一部分と、前記光硬化性樹脂と接する第二部分とを有し、前記第一部分と前記第二部分との間に流体を供給あるいは排出させて前記第二部分を変形させ、前記造形領域の気泡を前記造形領域の外側に移動させることを特徴とする造形物の製造方法。 - 前記造形領域は、前記エネルギー線を照射する領域または前記エネルギー線を照射する領域から所定の距離が離れた部分までの領域であることを特徴とする請求項13記載の造形物の製造方法。
- 前記所定の距離は、1cm以上10cm以下の範囲であることを特徴とする請求項14記載の造形物の製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018031046A JP2019142197A (ja) | 2018-02-23 | 2018-02-23 | 造形装置、容器、および造形物の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020037247A (ja) * | 2018-09-04 | 2020-03-12 | 三緯國際立體列印科技股▲ふん▼有限公司XYZprinting, Inc. | 3d印刷表面の平坦度を向上させる方法 |
JP2021094754A (ja) * | 2019-12-16 | 2021-06-24 | キヤノン株式会社 | 光造形装置、及び該装置を用いた光造形方法 |
-
2018
- 2018-02-23 JP JP2018031046A patent/JP2019142197A/ja active Pending
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