以下に、本願に係る送信プログラム、判定装置、判定方法および判定プログラムの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る送信プログラム、判定装置、判定方法および判定プログラムが限定されるものではない。
〔1.広告配信装置の情報処理の一例〕
図1を用いて、実施形態に係る判定処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る判定処理の一例を示す図である。図1では、広告配信装置100により判定処理が実行される例を示す。
図1に示すように、広告配信システム1は、広告主端末10と、広告主サーバ11と、端末装置20と、コンテンツサーバ30と、広告配信装置100とを含む。広告主端末10、広告主サーバ11、端末装置20、コンテンツサーバ30及び広告配信装置100は、図示しない所定の通信網を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す広告配信システム1には、複数台の広告主端末10や、複数台の広告主サーバ11や、複数台の端末装置20や、複数台のコンテンツサーバ30や、複数台の広告配信装置100が含まれてもよい。
広告主端末10は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。また、広告主端末10は、広告主による操作に従って、広告コンテンツを広告配信装置100に入稿する。
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告配信装置100に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末10だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
広告主サーバ11は、広告主によって利用されるサーバ装置である。具体的には、広告主サーバ11は、端末装置20からの配信要求に応じて、商品等の詳細情報に関する広告主ページを端末装置20に配信する。広告主サーバ11は、内部に広告主ページを構築するウェブコンテンツを有しており、かかるウェブコンテンツに商品等の詳細情報が掲載されている。
例えば、端末装置20に表示されたバナー広告等である広告コンテンツに広告主サーバ11へのリンク情報が埋め込まれているとする。そのような広告コンテンツをユーザがクリック(選択)した場合に、商品等の詳細情報が記載された広告主ページの配信要求が端末装置20から広告主サーバ11へ送信される。この場合、広告主サーバ11は、端末装置20から送信された配信要求に応じて、商品等の詳細情報を掲載した広告主ページを端末装置20に送信する。
端末装置20は、ブラウザに表示されるウェブページやアプリに表示されるコンテンツ等のウェブコンテンツにアクセスするユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置20は、デスクトップ型PCや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。また、端末装置20は、ユーザによる操作に従ってコンテンツサーバ30からウェブコンテンツを取得し、広告配信装置100から各種広告コンテンツを取得し、取得した広告コンテンツをウェブコンテンツに設けられている所定の表示枠に表示する。
コンテンツサーバ30は、端末装置20にウェブコンテンツを配信するウェブサーバ等である。例えば、コンテンツサーバ30は、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログ等を端末装置20に配信する。
ここで、コンテンツサーバ30によって配信されるウェブコンテンツには、コンテンツ取得命令が含まれる。例えば、ウェブコンテンツを形成するHTML(HyperText Markup Language)により記述されたHTMLファイル等には、広告配信装置100のURL(Uniform Resource Locator)等がコンテンツ取得命令として記述される。この場合、端末装置20は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告配信装置100から広告コンテンツを取得する。
広告配信装置100は、ユーザから広告コンテンツの配信要求を受け付けた場合に、広告コンテンツを配信する。そして、広告配信装置100は、かかる広告コンテンツに関するリターゲティング配信も行う。広告配信装置100は、リターゲティング配信時に、端末装置20へ配信された広告主ページがユーザによって閲覧されたか否かをユーザ情報に基づいて判定する判定装置である。
具体的には、広告配信装置100は、リターゲティング配信時に、ユーザが広告主ページにアクセスして、広告主ページを表示する表示時間に関する情報を含むユーザ情報を端末装置20から取得する。そして、広告配信装置100は、取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が所定の閾値より小さい場合に、ユーザが広告主ページを閲覧しなかったと判定する。一方で、広告配信装置100は、取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が所定の閾値以上である場合に、ユーザが広告主ページを閲覧したと判定する。例えば、ユーザが広告主ページにアクセスし、広告主ページを表示した表示時間が2秒であり、広告配信装置100が判定に用いる閾値が1秒であるとする。この場合、広告配信装置100は、ユーザ情報に含まれる表示時間2秒が閾値1秒以上であるので、かかるユーザが広告主ページを閲覧したと判定する。そして、広告配信装置100は、広告主ページを閲覧したと判定されたユーザに対して、かかる広告主ページに関連する広告コンテンツを配信するリターゲティング配信を行う。
以下、図1を用いて、広告配信装置100によるリターゲティング配信における判定処理の一例を流れに沿って説明する。
まず、図1に示すように、広告主端末10は、広告配信装置100に対して、広告コンテンツを入稿する(ステップS1)。例えば、広告主CL1は、自動車業者であるとする。広告主CL1は、広告主CL1で取り扱っている自動車に関する広告コンテンツを配信するよう広告配信装置100に要求する。
続いて、広告主サーバ11は、端末装置20へ広告主ページWA1を配信する(ステップS2)。例えば、ユーザが検索エンジン等で広告主ページを検索し、広告主ページを閲覧する操作を行うことで端末装置20から配信要求を受け付けた広告主サーバ11は、端末装置20へ広告主ページWA1を配信する。
ここで、広告主サーバ11によって配信される広告主ページWA1には、端末装置20から広告配信装置100に対して表示時間を含むユーザ情報を送信する旨を含むユーザ情報を送信する旨の指示が含まれる。このような指示は、例えば、広告主ページWA1を形成するHTMLファイル等に記述されるJava Script(登録商標)等により実現される。
続いて、端末装置20は、ユーザ情報の送信に関する指示に従って、ユーザが広告主ページWA1を表示した表示時間に関する情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する(ステップS3)。
続いて、広告配信装置100は、端末装置20からユーザ情報が送信されたことにより、広告主ページWA1に対する表示時間に関する情報を含むユーザ情報を取得する(ステップS4)。そして、広告配信装置100は、取得されたユーザ情報に基づいて、ユーザが広告主ページWA1を閲覧したか否かを判定する(ステップS5)。具体的には、広告配信装置100は、ユーザ情報に含まれる表示時間が所定の閾値よりも小さい場合には、ユーザが広告主ページWA1にアクセスした場合でも広告主ページWA1を閲覧しなかったと判定する。一方、広告配信装置100は、ユーザ情報に含まれる表示時間が所定の閾値以上である場合には、ユーザが広告主ページWA1を閲覧したと判定する。
続いて、広告配信装置100は、判定結果に基づいて、広告主ページWA1に関するリターゲティング配信を行う。例えば、広告配信装置100は、ユーザが広告主ページWA1を閲覧したと判定するとする。この場合、広告配信装置100は、広告主ページWA1に関するリターゲティング配信をユーザに対して行う。一方で、広告配信装置100は、ユーザが広告主ページWA1を閲覧しなかったと判定した場合、広告主ページWA1に関するリターゲティング配信をユーザに対して行わない。以下、広告配信装置100の広告主ページWA1に対応する広告コンテンツA1に関するリターゲティング配信の処理の一例について説明する。
コンテンツサーバ30は、広告コンテンツの表示枠を含むウェブコンテンツW1を端末装置20に配信する(ステップS6)。例えば、コンテンツサーバ30は、端末装置20からアクセスされることにより、広告コンテンツの表示枠を含むウェブコンテンツW1を端末装置20に配信する。そして、端末装置20は、ウェブコンテンツW1に表示される広告コンテンツの配信要求を広告配信装置100に送信する(ステップS7)。続いて、広告配信装置100は、端末装置20からの配信要求に応じて、広告主ページWA1に対応する広告コンテンツA1を配信するリターゲティング配信を行う(ステップS8)。
このように、実施形態に係る広告配信装置100は、ユーザ情報に基づいてユーザが広告主ページを閲覧したか否かを判定し、かかる判定結果に基づいて、広告コンテンツのリターゲティング配信を行う。これにより、実施形態に係る広告配信装置100は、広告コンテンツのリターゲティング配信を効率的に行うことができる。この点について説明する。リターゲティング配信では、所定のコンテンツ(例えば、広告主ページ)にアクセスしたことがあるユーザに対して、所定のコンテンツに関する広告が配信される。これは、ユーザが所定のコンテンツに興味を持っている可能性が高いためである。しかし、ユーザによっては、誤って所定のコンテンツにアクセスする場合もある。図1の例では、誤って広告コンテンツA1をクリックしたユーザが広告主ページWA1にアクセスする場合もある。このようにユーザが誤ってコンテンツにアクセスした場合には、かかるコンテンツにユーザが興味を持っていない可能性が高い。広告配信装置100は、広告主ページの表示時間の長短に基づいて、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かを判定した上でリターゲティング配信を行うため、ユーザが興味を持っていないような広告コンテンツのリターゲティング配信を防止することができる。したがって、広告配信装置100は、広告コンテンツのリターゲティング配信を効率的に行うことができるため、ユーザに適切な広告コンテンツを効率よく提供することができる。
なお、端末装置20は、広告主ページに直接アクセスした場合に限らず、広告コンテンツ経由で広告主ページにアクセスする場合にユーザ情報を広告配信装置100へ送信してもよい。例えば、端末装置20は、ユーザが広告コンテンツをクリックすることで配信された広告主ページが端末装置20に表示された場合に、ユーザ情報を広告配信装置100へ送信してもよい。この場合、端末装置20は、広告主ページに含まれるユーザ情報の送信に関する指示に従って、ユーザが広告主ページを表示した表示時間に関する情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する。
〔2.広告配信装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る広告配信装置100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る広告配信装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、広告配信装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線又は無線で接続され、広告主端末10と広告主サーバ11と端末装置20とコンテンツサーバ30との間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、広告記憶部121と、ユーザ情報記憶部122とを有する。
実施形態に係る広告記憶部121は、広告主から入稿された広告コンテンツに関する情報を記憶する。ここで、図3に、実施形態に係る広告記憶部121の一例を示す。図3に示した例では、広告記憶部121は、「広告主ID」、「広告コンテンツ」、「広告主ページ」といった項目を有する。
「広告主ID」は、広告主を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主が入稿した広告コンテンツを示す。「広告主ページ」は、広告主が入稿した広告コンテンツに対応するウェブコンテンツであり、商品等の詳細情報を含んだウェブコンテンツを示す。例えば、図3では、広告主ID「CL1」によって示される広告主が、広告コンテンツ「A1」を入稿し、広告コンテンツ「A1」に広告主ページ「WA1」が対応することを示す。
実施形態に係るユーザ情報記憶部122は、ユーザに関する各種情報を記憶する。ここで、図4に、実施形態に係るユーザ情報記憶部122の一例を示す。図4に示した例では、ユーザ情報記憶部122は、「ユーザID」、「広告主ページ」、「表示時間」、「閲覧したか否かの判定結果」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「広告主ページ」は、広告主が入稿した広告コンテンツに対応するウェブコンテンツであり、商品等の詳細情報を含んだウェブコンテンツを示す。「表示時間」は、ユーザによって操作される端末装置20によってアクセスされた広告主ページが端末装置20に表示される表示時間(例えば、単位は秒)を示す。例えば、図4に示すユーザID「U1」によって示されるユーザが広告主ページWA1を表示した時間は、0.5秒である。また、以下では、ユーザID「UN(Nは任意の数)」により識別されるユーザを「ユーザUN」と表記する場合がある。
「閲覧したか否かの判定結果」は、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かに関する判定結果を示す。図4では、判定結果が「○」の場合には、ユーザが広告主ページを閲覧したと判定されたことを示し、判定結果が「×」の場合には、ユーザが広告主ページを閲覧しなかったと判定されたことを示す。例えば、図4では、ユーザU1が広告主ページWA1を閲覧しなかったと判定された例を示す。
制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告配信装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部130は、入稿受付部131と、取得部132と、判定部133と、要求受付部134と、リターゲティング配信部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
入稿受付部131は、広告主端末10から広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部131は、広告主端末10から広告コンテンツの入稿を受け付け、かかる広告コンテンツを広告記憶部121に格納する。
取得部132は、端末装置20によってアクセスされたコンテンツが端末装置20に表示される表示時間に関する情報を含むユーザ情報を取得する。例えば、取得部132は、広告主ページが端末装置20に表示される表示時間に関する情報を含むユーザ情報を取得し、かかる表示時間に関する情報をユーザ情報記憶部122に格納する。
判定部133は、取得部132によって取得されたユーザ情報に基づいて、端末装置20のユーザがコンテンツを閲覧したか否かを判定する。具体的には、判定部133は、取得部132によって取得されたユーザ情報に含まれる表示時間と所定の閾値との比較に基づいて、ユーザ情報に含まれる表示時間が所定の閾値より小さい場合にユーザが広告主ページを閲覧しなかったと判定する。一方で、判定部133は、ユーザ情報に含まれる表示時間が所定の閾値以上である場合にユーザが広告主ページを閲覧したと判定する。そして、判定部133は、判定結果をユーザ情報記憶部122に格納する。例えば、判定部133は、ユーザが広告主ページを閲覧したと判定した場合、判定結果として「○」をユーザ情報記憶部122に格納する。一方で、判定部133は、ユーザが広告主ページを閲覧しなかったと判定した場合、判定結果として「×」をユーザ情報記憶部122に格納する。
例えば、ユーザが広告主ページを表示した表示時間が2秒であり、判定部133が判定に用いる閾値が1秒であるとする。この場合、判定部133は、取得部132によって取得されたユーザ情報に含まれる表示時間2秒が閾値1秒よりも長いので、表示時間の方が大きいと判定する。これにより、判定部133は、かかるユーザが広告主ページを閲覧したと判定する。そして、判定部133は、判定結果「○」をユーザ情報記憶部122に格納する。
要求受付部134は、端末装置20から広告コンテンツの配信要求を受け付ける。例えば、図1の例では、要求受付部134は、コンテンツサーバ30から配信されたウェブコンテンツの所定の表示枠に表示される広告コンテンツの配信要求を端末装置20から受け付ける。
リターゲティング配信部135は、判定部133による判定結果に基づいて、広告記憶部121に記憶されている広告コンテンツに対応するリターゲティング配信をユーザに行う。例えば、判定部133が判定に用いる閾値が1秒であるとする。この場合、図4の例では、リターゲティング配信部135は、判定部133によって判定されたユーザU1が広告主ページWA1を閲覧しなかったという判定結果「×」に基づいて、広告主ページWA1に関するリターゲティング配信をユーザU1へ行わない。一方で、リターゲティング配信部135は、判定部133によって判定されたユーザU1が広告主ページWA3を閲覧したという判定結果「○」に基づいて、広告主ページWA3に関するリターゲティング配信をユーザU1へ行う。なお、リターゲティング配信部135は、メールやプッシュ通知等を用いてユーザへリターゲティング配信を行ってもよい。
〔3.端末装置の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る端末装置20の構成について説明する。図5は、実施形態に係る端末装置20の構成例を示す図である。図5に示すように、端末装置20は、通信部21と、入力部22と、記憶部23と、出力部24と、制御部25とを有する。
通信部21は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部21は、ネットワークと有線又は無線で接続され、広告主端末10と広告主サーバ11とコンテンツサーバ30と広告配信装置100との間で情報の送受信を行う。
入力部22は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部22は、タッチパネル機能により表示面(例えば表示部27)を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部22は、端末装置20に設けられたボタンや、端末装置20に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
記憶部23は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
出力部24は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。
制御部25は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部25は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部25は、受信部26と、表示部27と、取得部28と、送信部29とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部25の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部25が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受信部26は、コンテンツサーバ30や広告主サーバ11から配信されるウェブコンテンツを受信する。
表示部27は、受信部26によって受信されたウェブコンテンツを出力部24に表示する。
取得部28は、端末装置20によってアクセスされたコンテンツが端末装置20に表示される表示時間に関する情報を含むユーザ情報を取得する。例えば、取得部28は、ユーザが広告主ページにアクセスした時間から広告主ページから離脱するまでの時間を計測し、かかる広告主ページを表示した表示時間を取得する。
送信部29は、コンテンツに関するリターゲティング配信を行う広告配信装置100に対して、取得部28によって取得されたユーザ情報を送信する。例えば、送信部29は、取得部28によって取得された表示時間を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する。
なお、上記の取得部28及び送信部29は、広告主サーバ11から広告主ページとともに配信されるJava Script(登録商標)等の制御情報によって実現される。
〔4.広告配信装置による判定処理手順の一例を示すフローチャート〕
次に、図6を用いて、広告配信装置100による判定処理手順の一例の手順について説明する。図6は、実施形態に係る広告配信装置100による判定処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、取得部132は、端末装置20から、広告主サーバ11によって配信された広告主ページに対応するユーザ情報を取得したか否かを判定する(ステップS101)。そして、取得部132は、広告主サーバ11によって配信された広告主ページに対応するユーザ情報を端末装置20から取得していない場合(ステップS101;No)、受け付けるまで待機する。
一方、広告主サーバ11によって配信された広告主ページに対応するユーザ情報を端末装置20から取得した場合(ステップS101;Yes)、判定部133は、取得部132によって取得されたユーザ情報に基づいて、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かを判定する(ステップS102)。
判定部133は、取得部132によって取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が所定の閾値以上である場合に(ステップS102;Yes)、ユーザが広告主ページを閲覧したと判定する(ステップS103)。
一方、判定部133は、取得部132によって取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が所定の閾値より小さい場合に(ステップS102;No)、ユーザが広告主ページを閲覧しなかったと判定する(ステップS104)。
〔5.変形例〕
上述した広告配信装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、広告配信装置100の他の実施形態について説明する。
〔5−1.配信されるコンテンツ〕
上記実施形態において、広告配信装置100の配信部133は、広告コンテンツを配信すると説明してきたが、広告に限らず、各種のコンテンツを配信してもよい。例えば、広告配信装置100の配信部133は、広告目的でないコンテンツ(例えば、記事へリンクが張られているコンテンツなど)を配信してもよい。
〔5−2.判定処理(1)〕
上記実施形態において、広告配信装置100の判定部133は、取得されたユーザの属性に関する情報(以下、ユーザ属性と表記する)に基づいて、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かを判定してもよい。具体的には、端末装置20の取得部28は、端末装置20のユーザ属性を含むユーザ情報を取得する。例えば、取得部28は、ユーザ属性として、特定のウェブコンテンツへの会員登録や、ウェブコンテンツへのアクセス履歴や、ショッピングサイトでの購入履歴等から導かれるユーザの属性情報(例えば、ユーザの年齢、性別、居住地、嗜好、年収など)を取得する。そして、端末装置20の送信部29は、取得部28によって取得されたユーザ属性を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する。
この場合、広告配信装置100の判定部133は、端末装置20へ配信された広告主ページがユーザによって閲覧されたか否かをユーザ属性に基づいて判定する。具体的には、取得部132は、ユーザ属性を含むユーザ情報を端末装置20から取得する。そして、判定部133は、ユーザ属性に基づいて判定に用いる表示時間の閾値を変動させる。そして、判定部133は、取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が変動させた閾値より小さい場合に、ユーザが広告主ページを閲覧しなかったと判定する。一方で、判定部133は、取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が変動させた閾値以上である場合に、ユーザが広告主ページを閲覧したと判定する。
例えば、判定部133は、ユーザの年齢が高齢であるほど大きくなる閾値を用いて表示時間と比較するものとする。一例を挙げて説明すると、判定部133は、60歳以上の場合には、閾値「3秒」を用いて、40歳〜59歳の場合には、閾値「2秒」を用いて、39歳以下の場合には、閾値「1秒」を用いるものとする。そして、取得部132によって取得されたユーザ属性が60歳を示し、かかるユーザが広告主ページを表示した表示時間が2秒であるとする。この場合、判定部133は、表示時間「2秒」が、60歳以上の閾値「3秒」よりも小さいので、ユーザが広告主ページを閲覧しなかったものと判定する。
このように、判定部133は、ユーザの属性を加味した上で広告主ページの閲覧判定を行う。これにより、判定部133は、広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定できる。この点について説明する。ユーザが広告主ページを閲覧するとき、ユーザの年齢が高い場合には携帯端末20の操作に時間がかかり、その結果として広告主ページの表示時間が長くなると考えられる。この場合、判定部133は、ユーザの年齢が高いほど操作に時間がかかるため表示時間が長くなり、ユーザが広告主ページを閲覧していなかった場合においても閲覧したと判定する恐れがある。判定部133は、ユーザの属性を加味した上で閾値を設定するため、上述のような誤判定を防ぐことができる。したがって、判定部133は、ユーザの属性に応じた閾値を設定することができるので、広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定できる。
〔5−3.判定処理(2)〕
上記実施形態において、広告配信装置100の判定部133は、取得されたユーザ情報に含まれる各種情報に基づいて、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かを判定してもよい。具体的には、端末装置20の取得部28は、端末装置20の各種情報を含むユーザ情報を取得する。例えば、取得部28は、各種情報として、アクセスした日時や、ウェブコンテンツにおいてバナー広告をクリックしたことを示す情報や、ウェブコンテンツの閲覧情報や、ショッピングページにおいて商品を購買した履歴など、ネットワーク上のユーザの種々の行動履歴を取得する。そして、端末装置20の送信部29は、取得部28によって取得された各種情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する。
この場合、広告配信装置100の判定部133は、端末装置20へ配信された広告主ページがユーザによって閲覧されたか否かをユーザ情報に基づいて判定する。具体的には、取得部132は、各種情報を含むユーザ情報を端末装置20から取得する。そして、判定部133は、ユーザ情報に含まれるユーザの行動履歴に基づいて判定に用いる表示時間の閾値を変動させる。そして、判定部133は、取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が変動させた閾値より小さい場合に、ユーザが広告主ページを閲覧しなかったと判定する。一方で、判定部133は、取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が変動させた閾値以上である場合に、ユーザが広告主ページを閲覧したと判定する。
例えば、判定部133は、ユーザの行動履歴からウェブコンテンツを閲覧する時間が1秒よりも短いユーザをせっかちなユーザと判定し、ウェブコンテンツを閲覧する時間が1秒以上であるユーザを気長なユーザと判定するものとする。そして、判定部133は、ユーザの行動履歴からユーザの特徴に応じて変動する閾値を用いて表示時間と比較するものとする。一例を挙げて説明すると、判定部133は、せっかちなユーザの場合には、閾値「0.5秒」を用いて、気長なユーザの場合には、閾値「1.5秒」を用いるものとする。そして、取得部132によって取得されたユーザの行動履歴からユーザの特徴がせっかちであることを示し、かかるユーザが広告主ページを表示した表示時間が0.6秒であるとする。この場合、判定部133は、表示時間「0.6秒」が、せっかちなユーザの場合における閾値「0.5秒」よりも大きいので、ユーザが広告主ページを閲覧したものと判定する。
このように、判定部133は、ユーザの行動履歴から推定される行動特徴を加味した上で広告主ページの閲覧判定を行う。これにより、判定部133は、広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定できる。この点について説明する。ユーザが広告主ページを閲覧するとき、ユーザの特徴がせっかちである場合には、広告主ページの表示時間が相対的に短くなると考えられる。この場合、判定部133は、ユーザがせっかちであるため表示時間が短くなり、ユーザが広告主ページを閲覧していた場合においても閲覧しなかったと判定する恐れがある。判定部133は、ユーザの行動履歴から推定される行動特徴を加味した上で閾値を設定するため、上述のような誤判定を防ぐことができる。したがって、判定部133は、ユーザの行動特徴に応じた閾値を設定することができるので、広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定できる。
〔5−4.判定処理(3)〕
上記実施形態において、広告配信装置100の判定部133は、取得されたユーザを識別するユーザ識別情報に対応するユーザ属性情報に基づいて、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かを判定してもよい。具体的には、端末装置20の取得部28は、端末装置20のユーザを識別するユーザ識別情報を含むユーザ情報を取得する。そして、端末装置20の送信部29は、取得部28によって取得されたユーザを識別するユーザ識別情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する。
例えば、広告配信装置100は、ユーザ識別情報に対応づけて、年齢等を含むユーザ属性情報を保持しているものとする。広告配信装置100の判定部133は、ユーザを識別するユーザ識別情報に対応するユーザ属性情報に基づいて、端末装置20へ配信された広告主ページがユーザによって閲覧されたか否かを判定する。具体的には、取得部132は、ユーザ識別情報を含むユーザ情報を端末装置20から取得する。そして、判定部133は、ユーザ識別情報に対応するユーザ属性情報に基づいて判定に用いる表示時間の閾値を変動させる。そして、判定部133は、取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が変動させた閾値より小さい場合に、ユーザが広告主ページを閲覧しなかったと判定する。一方で、判定部133は、取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が変動させた閾値以上である場合に、ユーザが広告主ページを閲覧したと判定する。
このように、判定部133は、ユーザ識別情報に対応するユーザ属性情報に応じた閾値を設定することができるので、広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定できる。
〔5−5.判定処理(4)〕
上記実施形態において、広告配信装置100の判定部133は、取得された広告主ページを識別する広告主ページ識別情報に基づいて、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かを判定してもよい。具体的には、端末装置20の取得部28は、端末装置20の広告主ページを識別する広告主ページ識別情報を含むユーザ情報を取得する。そして、端末装置20の送信部29は、取得部28によって取得された広告主ページを識別する広告主ページ識別情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する。
この場合、広告配信装置100の判定部133は、広告主ページ識別情報に基づいて、端末装置20へ配信された広告主ページがユーザによって閲覧されたか否かを判定する。具体的には、取得部132は、広告主ページを識別する広告主ページ識別情報を含むユーザ情報を端末装置20から取得する。そして、判定部133は、ユーザ情報に含まれる広告主ページ識別情報に基づいて判定に用いる表示時間の閾値を変動させる。そして、広告配信装置100の判定部133は、取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が変動させた閾値より小さい場合に、ユーザが広告主ページを閲覧しなかったと判定する。一方で、判定部133は、取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が変動させた閾値以上である場合に、ユーザが広告主ページを閲覧したと判定する。
例えば、判定部133は、広告主ページ識別情報からかかる広告主ページの情報量(又は文字の記載量)が多いほど大きくなる閾値を用いて表示時間と比較するものとする。一例を挙げて説明すると、判定部133は、一般の広告主ページの場合には、閾値「1秒」を用いて、広告主ページの情報量が少ない場合には、閾値「0.5秒」を用いて、広告主ページの情報量が多い場合には、閾値「2秒」を用いるものとする。そして、取得部132によって取得された広告主ページ識別情報から広告主ページの情報量が多いことを示し、かかるユーザが広告主ページを表示した表示時間が4秒であるとする。この場合、判定部133は、表示時間「4秒」が、広告主ページの情報量が多い場合における閾値「2秒」よりも大きいので、ユーザが広告主ページを閲覧したものと判定する。
このように、判定部133は、広告主ページ識別情報から広告主ページの情報量を加味した上で広告主ページの閲覧判定を行う。これにより、判定部133は、広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定できる。この点について説明する。ユーザが広告主ページを閲覧するとき、広告主ページの情報量が多い場合には、広告主ページの表示時間が長くなると考えられる。すなわち、ユーザが広告主ページを閲覧しているのであれば、情報量が多い広告主ページほど端末装置20に表示される表示時間が長くなると考えられる。判定部133は、広告主ページの情報量を加味した上で閾値を設定するため、上述のような誤判定を防ぐことができる。したがって、判定部133は、広告主ページの情報量に応じた閾値を設定することができるので、広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定できる。
〔5−6.判定処理(5)〕
上記実施形態において、広告配信装置100の判定部133は、取得された広告主ページの遷移元のウェブコンテンツに関する情報であるリファラ情報に基づいて、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かを判定してもよい。具体的には、端末装置20の取得部28は、端末装置20の広告主ページの遷移元のウェブコンテンツに関する情報であるリファラ情報を含むユーザ情報を取得する。そして、端末装置20の送信部29は、取得部28によって取得されたリファラ情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する。
この場合、広告配信装置100の判定部133は、リファラ情報に基づいて、端末装置20へ配信された広告主ページがユーザによって閲覧されたか否かを判定する。具体的には、取得部132は、広告主ページの遷移元のウェブコンテンツに関する情報であるリファラ情報を含むユーザ情報を端末装置20から取得する。そして、判定部133は、ユーザ情報に含まれるリファラ情報に基づいて判定に用いる表示時間の閾値を変動させる。そして、判定部133は、取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が変動させた閾値より小さい場合に、ユーザが広告主ページを閲覧しなかったと判定してもよい。一方で、判定部133は、取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が変動させた閾値以上である場合に、ユーザが広告主ページを閲覧したと判定してもよい。
例えば、判定部133は、リファラ情報からユーザが広告主ページの遷移元のウェブコンテンツが類似の内容である場合に小さくなる閾値を用いて表示時間と比較するものとする。一例を挙げて説明すると、判定部133は、広告主ページとかかる広告主ページの遷移元のウェブコンテンツとが異なる内容の場合には、閾値「1秒」を用いて、広告主ページとかかる広告主ページの遷移元のウェブコンテンツとが類似の内容の場合には、閾値「0.5秒」を用いるものとする。そして、取得部132によって取得されたリファラ情報からユーザが広告主ページの遷移元のウェブコンテンツでも類似の内容を閲覧していたことを示し、かかるユーザが広告主ページを表示した表示時間が1秒であるとする。この場合、判定部133は、表示時間「1秒」が、広告主ページとかかる広告主ページの遷移元のウェブコンテンツとが類似の内容の場合における閾値「0.5秒」よりも大きいので、ユーザが広告主ページを閲覧したものと判定する。
このように、判定部133は、リファラ情報から広告主ページの遷移元のウェブコンテンツの内容を加味した上で広告主ページの閲覧判定を行う。これにより、判定部133は、広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定できる。この点について説明する。ユーザが広告主ページを閲覧するとき、遷移元のウェブコンテンツが類似の内容である場合には、広告主ページの表示時間が短くても広告主ページの内容に興味はあると考えられる。この場合、判定部133は、広告主ページの表示時間が短くとも広告主ページを閲覧したと判定してもよい。したがって、判定部133は、広告主ページの遷移元のウェブコンテンツの内容を加味した上で閾値を設定するため、広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定できる。
〔5−7.複数の広告主ページに対応した判定処理〕
上記実施形態において、広告配信装置100の判定部133は、ユーザ情報に基づいて、ユーザが一の広告主ページを閲覧したか否かを判定するが、ユーザが異なる複数の広告主ページのいずれかを閲覧したか否かを判定してもよい。
具体的には、実施形態に係る広告配信装置100の判定部133は、端末装置20へ配信された異なる複数の広告主ページのいずれかに対応するユーザ情報に基づいて、複数の広告主ページのいずれかがユーザによって閲覧されたか否かを判定する。例えば、広告配信装置100の取得部132は、異なる複数の広告主ページのいずれかに対応するユーザ情報を端末装置20から取得する。そして、広告配信装置100の判定部133は、各ユーザ情報に含まれる表示時間の総和が閾値より小さい場合に、ユーザが複数の広告主ページのいずれかを閲覧しなかったと判定する。一方で、広告配信装置100の判定部133は、各ユーザ情報に含まれる表示時間の総和が閾値以上である場合に、ユーザが複数の広告主ページのいずれかを閲覧したと判定する。
以下、図7を用いて、広告配信装置100による複数の広告主ページに対応した判定処理の一例を流れに沿って説明する。なお、以下では、実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
続いて、広告主サーバ11は、端末装置20へ広告主ページWA1を配信する(ステップS21)。そして、端末装置20は、ユーザが広告主ページWA1を表示した表示時間に関する情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する(ステップS22)。そして、端末装置20からユーザ情報が送信されたことにより、広告主ページWA1に対する表示時間に関する情報を含むユーザ情報を取得する(ステップS23)。
続いて、広告主サーバ11は、端末装置20へ広告主ページWA2を配信する(ステップS24)。そして、端末装置20は、ユーザが広告主ページWA2を表示した表示時間に関する情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する(ステップS25)。そして、端末装置20からユーザ情報が送信されたことにより、広告主ページWA2に対する表示時間に関する情報を含むユーザ情報を取得する(ステップS26)。
続いて、広告配信装置100は、取得された各ユーザ情報に基づいて、ユーザが複数の広告主ページのいずれかを閲覧したか否かを判定する(ステップS27)。具体的には、広告配信装置100は、各ユーザ情報に含まれる表示時間の総和が閾値より小さい場合に、ユーザが複数の広告主ページのいずれかを閲覧しなかったと判定する。一方で、広告配信装置100は、各ユーザ情報に含まれる表示時間の総和が閾値以上である場合に、ユーザが複数の広告主ページのいずれかを閲覧したと判定する。
例えば、広告配信装置100は、ユーザ情報に含まれる広告主ページWA1に対応する表示時間と広告主ページWA2に対応する表示時間との総和が閾値より小さい場合に、ユーザが広告主ページWA1及びWA2を閲覧しなかったと判定する。なお、広告配信装置100は、ユーザ情報に含まれる広告主ページWA1に対応する表示時間と広告主ページWA2に対応する表示時間との総和が閾値より小さい場合に、ユーザが広告主ページWA1のみを閲覧しなかったと判定してもよい。また、広告配信装置100は、ユーザ情報に含まれる広告主ページWA1に対応する表示時間と広告主ページWA2に対応する表示時間との総和が閾値より小さい場合に、ユーザが広告主ページWA2のみを閲覧しなかったと判定してもよい。
一方で、広告配信装置100は、ユーザ情報に含まれる広告主ページWA1に対応する表示時間と広告主ページWA2に対応する表示時間との総和が閾値以上である場合に、ユーザが広告主ページWA1及びWA2を閲覧したと判定する。なお、広告配信装置100は、ユーザ情報に含まれる広告主ページWA1に対応する表示時間と広告主ページWA2に対応する表示時間との総和が閾値以上である場合に、ユーザが広告主ページWA1のみを閲覧したと判定してもよい。また、広告配信装置100は、ユーザ情報に含まれる広告主ページWA1に対応する表示時間と広告主ページWA2に対応する表示時間との総和が閾値以上である場合に、ユーザが広告主ページWA2のみを閲覧したと判定してもよい。
続いて、広告配信装置100は、判定した結果に基づいて、複数の広告コンテンツのいずれかに関するリターゲティング配信を行う(ステップS28)。例えば、広告配信装置100は、ユーザが広告主ページWA1及びWA2を閲覧したと判定するとする。この場合、広告配信装置100は、広告主ページWA1及びWA2に対応する広告コンテンツA1及びA2に関するリターゲティング配信をユーザに対して行う。一方で、広告配信装置100は、ユーザが広告主ページWA1及びWA2を閲覧しなかったと判定した場合、広告主ページWA1及びWA2に対応する広告コンテンツA1及びA2に関するリターゲティング配信をユーザに対して行わない。なお、広告配信装置100は、ユーザが広告主ページWA1を閲覧したと判定された場合に、広告主ページWA1に対応する広告コンテンツA1に関するリターゲティング配信をユーザに対して行ってもよい。また、広告配信装置100は、ユーザが広告主ページWA2を閲覧したと判定された場合に、広告主ページWA2に対応する広告コンテンツA2に関するリターゲティング配信をユーザに対して行ってもよい。
〔5−8.リターゲティング配信処理〕
上記実施形態において、広告配信装置100のリターゲティング配信部135は、広告主ページを閲覧したか否かに基づいてリターゲティング配信を行うが、広告主ページに対する興味度合いに基づいて、リターゲティング配信を行ってもよい。
具体的には、実施形態に係る広告配信装置100のリターゲティング配信部135は、判定部133によって判定された広告主ページの閲覧状況から算出される興味度合いに基づいて、リターゲティング配信を行う。例えば、ユーザが広告主ページWA1、WA2、WA3に対応した広告主ページを表示した表示時間が1秒、2秒、3秒であるとする。また、広告配信装置100の判定部133が判定に用いる表示時間の閾値が1秒であるとする。この場合、広告配信装置100の判定部133は、広告主ページWA1〜WA3を表示した表示時間が閾値1秒以上であるため、ユーザが広告主ページWA1〜WA3を閲覧したと判定する。そして、広告配信装置100の判定部133は、広告主ページWA1〜WA3が表示される表示時間が長い順にユーザの広告主ページに対する興味度合いを算出する。すなわち、広告配信装置100の判定部133は、ユーザが広告主ページWA1、WA2、WA3の順で興味を持つと判定する。続いて、広告配信装置100のリターゲティング配信部135は、広告主ページの閲覧状況から算出された興味度合いに基づいて、広告主ページに関するリターゲティング配信の配信割合を調節しつつ、ユーザに対してリターゲティング配信を行う。すなわち、広告配信装置100のリターゲティング配信部135は、広告主ページWA1に関するリターゲティング配信と、広告主ページWA2に関するリターゲティング配信と、広告主ページWA3に関するリターゲティング配信との配信割合が1:2:3となるようにリターゲティング配信を行う。
〔5−9.端末装置の情報処理〕
上記実施形態において、端末装置20の送信部29は、取得部28によって取得されたユーザ情報を広告配信装置100へ送信するが、広告主ページを閲覧したか否かに基づいてリターゲティング配信対象であることを示す情報を広告配信装置100へ送信してもよい。
具体的には、実施形態に係る端末装置20は、判定部を備える。端末装置20の判定部は、端末装置20によってアクセスされた広告主ページが端末装置20に表示される表示時間が所定の閾値より小さい場合にユーザが広告主ページを閲覧しなかったと判定する。一方で、判定部は、広告主ページが端末装置20に表示される表示時間が所定の閾値以上である場合にユーザが広告主ページを閲覧したと判定する。そして、端末装置20の送信部29は、判定部によってユーザが広告主ページを閲覧したと判定された場合に、端末装置20のユーザがリターゲティング配信対象であることを示す情報を広告配信装置100へ送信する。この場合、広告配信装置100は、端末装置20のユーザがリターゲティング配信対象であることを示す情報に基づいて、広告主ページに関するリターゲティング配信を端末装置20のユーザへ行う。
例えば、ユーザが広告主ページWA1に対応した広告主ページを表示した表示時間が2秒であるとする。また、端末装置20の判定部が判定に用いる表示時間の閾値が1秒であるとする。この場合、端末装置20の判定部は、広告主ページWA1を表示した表示時間が閾値1秒以上であるため、ユーザが広告主ページWA1を閲覧したと判定する。そして、端末装置20の送信部29は、判定部によってユーザが広告主ページを閲覧したと判定された結果に基づいて、端末装置20のユーザが広告主ページWA1に関するリターゲティング配信対象であることを示す情報を広告配信装置100へ送信する。そして、広告配信装置100は、端末装置20のユーザがリターゲティング配信対象であることを示す情報に基づいて、広告主ページWA1に関するリターゲティング配信を端末装置20のユーザへ行う。
〔5−10.その他〕
図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図2に示した広告配信装置100は、入稿受付部131と、要求受付部134と、配信部133と、リターゲティング配信部135とを有する配信装置と、取得部132と、判定部133とを有する判定装置とに分散されてもよい。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る広告主端末10、広告主サーバ11、端末装置20、コンテンツサーバ30、広告配信装置100は、例えば図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告配信装置100を例に挙げて説明する。図8は、広告配信装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100がネットワークNを介して生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告配信装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る端末装置20は、取得手順(取得部28に相当)と、送信手順(送信部29に相当)とを有する。取得手順は、端末装置20によってアクセスされたコンテンツが端末装置20に表示される表示時間に関する情報を含むユーザ情報を取得する。送信手順は、コンテンツに関するリターゲティング配信を行う広告配信装置100に対して、取得手順によって取得されたユーザ情報を送信する。
これにより、実施形態に係る端末装置20は、広告主ページを表示する表示時間に関する情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信することができるため、広告主ページに関するリターゲティング配信を行う広告配信装置100に対して、ユーザにとって効果的な広告主ページを提供するために必要な情報を効率よく提供できる。
また、実施形態に係る端末装置20において、取得手順は、端末装置20のユーザの属性に関するユーザ属性を含むユーザ情報を取得し、送信手順は、取得手順によって取得されたユーザ属性を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する。
これにより、実施形態に係る端末装置20は、ユーザ属性を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信することができるため、広告主ページに関するリターゲティング配信を行う広告配信装置100に対して、ユーザにとって効果的な広告主ページを提供するために必要な情報を効率よく提供できる。
また、実施形態に係る端末装置20において、取得手順は、端末装置20のユーザを識別するユーザ識別情報を含むユーザ情報を取得し、送信手順は、取得手順によって取得されたユーザ識別情報を含むユーザ情報を判定装置に送信する。
これにより、実施形態に係る端末装置20は、ユーザを識別するユーザ識別情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信することができるため、広告主ページに関するリターゲティング配信を行う広告配信装置100に対して、ユーザにとって効果的な広告主ページを提供するために必要な情報を効率よく提供できる。
また、実施形態に係る端末装置20において、取得手順は、コンテンツを識別するコンテンツ識別情報を含むユーザ情報を取得し、送信手順は、取得手順によって取得されたコンテンツ識別情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する。
これにより、実施形態に係る端末装置20は、広告主ページを識別する広告主ページ識別情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信することができるため、広告主ページに関するリターゲティング配信を行う広告配信装置100に対して、ユーザにとって効果的な広告主ページを提供するために必要な情報を効率よく提供できる。
また、実施形態に係る端末装置20において、取得手順は、コンテンツの遷移元のコンテンツに関する情報であるリファラ情報を含むユーザ情報を取得し、送信手順は、取得手順によって取得されたリファラ情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信する。
これにより、実施形態に係る端末装置20は、広告主ページの遷移元のウェブコンテンツに関する情報であるリファラ情報を含むユーザ情報を広告配信装置100に送信することができるため、広告主ページに関するリターゲティング配信を行う広告配信装置100に対して、ユーザにとって効果的な広告主ページを提供するために必要な情報を効率よく提供できる。
上述してきたように、実施形態に係る端末装置20は、判定手順と、送信手順(送信部29に相当)とを有する。判定手順は、端末装置20によってアクセスされたコンテンツが端末装置20に表示される表示時間に基づいて、端末装置20のユーザがコンテンツを閲覧したか否かを判定する。送信手順は、判定手順によってユーザがコンテンツを閲覧したと判定された場合に、コンテンツに関するリターゲティング配信を行う広告配信装置100に対して、ユーザがリターゲティング配信対象であることを示す情報を送信する。
これにより、実施形態に係る端末装置20は、広告主ページを閲覧したか否かに基づいてユーザがリターゲティング配信対象であることを示す情報を広告配信装置100に送信することができるため、広告配信装置100が広告主ページに関するリターゲティング配信を効率的に行うことが可能となる。
また、上述してきたように、実施形態に係る広告配信装置100(判定装置に相当)は、取得部132と、判定部133と、リターゲティング配信部135(配信部に相当)とを有する。取得部132は、端末装置20によってアクセスされたコンテンツが端末装置20に表示される表示時間に関する情報を含むユーザ情報を取得する。判定部133は、取得部132によって取得されたユーザ情報に基づいて、端末装置20のユーザがコンテンツを閲覧したか否かを判定する。リターゲティング配信部135は、判定部133による判定結果に基づいて、端末装置20に対して、コンテンツに関するリターゲティング配信を行う。
これにより、実施形態に係る広告配信装置100は、広告主ページが表示される表示時間の長さと閾値との比較に基づいてリターゲティング配信を行うため、ユーザに対する不要な広告コンテンツの提供がなくなる。したがって、広告配信装置100は、広告主ページに関するリターゲティング配信を効率的に行うことが可能となる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、判定部133は、取得部132によって取得されたユーザ情報に含まれる表示時間が所定の閾値より小さい場合にユーザがコンテンツを閲覧しなかったと判定し、ユーザ情報に含まれる表示時間が所定の閾値以上である場合にユーザがコンテンツを閲覧したと判定する。
これにより、実施形態に係る広告配信装置100は、ユーザが広告主ページを表示する表示時間に関する情報を含むユーザ情報に基づくため、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定することができる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、取得部132は、端末装置20のユーザの属性に関するユーザ属性を含むユーザ情報を取得し、判定部133は、取得部132によって取得されたユーザ属性に応じて変動する所定の閾値とユーザ情報に含まれる表示時間とに基づいて、ユーザがコンテンツを閲覧したか否かを判定する。
これにより、実施形態に係る広告配信装置100は、ユーザ属性に基づいて、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定することができるので、ユーザにとって効果的な広告主ページの提供が効率よく実現できる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、取得部132は、端末装置20のユーザを識別するユーザ識別情報を含むユーザ情報を取得し、判定部133は、取得部132によって取得されたユーザ識別情報に応じて変動する所定の閾値とユーザ情報に含まれる表示時間とに基づいて、ユーザがコンテンツを閲覧したか否かを判定する。
これにより、実施形態に係る広告配信装置100は、ユーザを識別するユーザ識別情報に基づいて、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定することができるので、ユーザにとって効果的な広告主ページの提供が効率よく実現できる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、取得部132は、コンテンツを識別するコンテンツ識別情報を含むユーザ情報を取得し、判定部133は、取得部132によって取得されたコンテンツ識別情報に応じて変動する所定の閾値とユーザ情報に含まれる表示時間とに基づいて、ユーザがコンテンツを閲覧したか否かを判定する。
これにより、実施形態に係る広告配信装置100は、広告主ページを識別する広告主ページ識別情報に基づいて、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定することができるので、ユーザにとって効果的な広告主ページの提供が効率よく実現できる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、取得部132は、コンテンツの遷移元のコンテンツに関する情報であるリファラ情報を含むユーザ情報を取得し、判定部133は、取得部132によって取得されたリファラ情報に応じて変動する所定の閾値とユーザ情報に含まれる表示時間とに基づいて、ユーザがコンテンツを閲覧したか否かを判定する。
これにより、実施形態に係る広告配信装置100は、広告主ページの遷移元のウェブコンテンツに関する情報であるリファラ情報に基づいて、ユーザが広告主ページを閲覧したか否かを高精度に判定することができるので、ユーザにとって効果的な広告主ページの提供が効率よく実現できる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、取得部132は、端末装置20によってアクセスされた複数のコンテンツのいずれか毎に、コンテンツが端末装置20に表示される表示時間に関する情報を含むユーザ情報を取得し、判定部133は、取得部132によって取得された各ユーザ情報に基づいて、ユーザが複数のコンテンツのいずれかを閲覧したか否かを判定する。
これにより、実施形態に係る広告配信装置100は、異なる複数の広告主ページに対応した各ユーザ情報に基づいて、ユーザが複数の広告主ページのいずれかを閲覧したか否かを判定することができるので、ユーザにとって広告主ページの提供が過不足なく効率的に実現できる。
また、実施形態に係る広告配信装置100において、判定部133は、取得部132によって取得された各ユーザ情報に含まれる表示時間の総和が所定の閾値より小さい場合にユーザが複数のコンテンツのいずれかを閲覧しなかったと判定し、各ユーザ情報に含まれる表示時間の総和が所定の閾値以上である場合にユーザが複数のコンテンツのいずれかを閲覧したと判定する。
これにより、実施形態に係る広告配信装置100は、異なる複数の広告主ページに対応した各ユーザ情報に含まれる表示時間の総和に基づいて、ユーザが複数の広告主ページのいずれかを閲覧したか否かを判定することができるので、ユーザにとって広告主ページの提供が過不足なく効率的に実現できる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。