JP6895746B2 - 蓋の開閉構造 - Google Patents

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Description

本発明は、蓋の開閉構造に関する。
特許文献1には、収納庫本体の開口部を開閉する蓋の基端部が収納庫本体の枠に回動自在に連結された床下収納庫であって、蓋開閉保持用のリンク機構と、蓋持ち上げ用のリンク機構と、を有する床下収納庫が開示されている。特許文献1に記載の発明では、蓋が閉じた状態では、蓋の基端部と収納庫本体との枠との隙間がほとんど無く、蓋を開くときには、蓋持ち上げ用のリンク機構が、蓋の基端部を収納庫本体の枠に当てないようにしながら、蓋の基端部を収納庫本体の枠よりも上方に位置させ、かつ少なくとも蓋の外面部を収納庫本体の枠の内面部よりも外側方に位置させる。
特開2001−32518号公報
特許文献1に記載の発明では、リンク機構が収納庫内部に突出するため、物品を出し入れするときにリンク機構が邪魔になり、使い勝手が悪いという問題がある。また、リンク機構は軸が多数存在するため、ガタつきが大きくなるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、物品を出し入れするスペースを広く、かつガタつきを小さくすることができる蓋の開閉構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る蓋の開閉構造は、例えば、収納庫の開口部に設けられる略板状の蓋を、周縁が前記開口部の内周面に沿った閉位置と、前記収納庫の内部を露出させる開位置と、の間で開閉自在に支持する蓋の開閉構造であって、前記収納庫の内側の壁面に設けられるガイド部材と、前記ガイド部材に沿って上下方向に移動可能に設けられた第1スライド部材と、前記第1スライド部材の上端近傍に設けられた回動軸と、前記第1スライド部材に沿って上下方向に移動可能に設けられた第2スライド部材と、前記回動軸に軸支されたカム部材であって、前記回動軸の位置と異なる位置で前記第2スライド部材と当接するカム部材と、前記蓋の裏面に固定された蓋スライド部と、前記カム部材と共に前記回動軸まわりに回動可能な板状部であって、前記蓋スライド部が移動可能に設けられた板状部と、を備え、前記閉位置においては、前記第1スライド部材及び前記第2スライド部材が下端に位置し、前記閉位置から前記開位置へ前記蓋が移動するときに、前記第1スライド部材及び前記第2スライド部材が上方向に移動することで、前記カム部材及び前記板状部が上方向に移動しながら回動し、前記カム部材及び前記板状部の回動に伴って前記蓋スライド部が平行移動することを特徴とする。
本発明に係る蓋の開閉構造によれば、閉位置から開位置へ蓋が移動すると、下端に位置する第1スライド部材及び第2スライド部材が上方向に移動し、かつカム部材及び板状部が上方向に移動する。それと共に、カム部材及び板状部が、第1スライド部材の上端近傍に設けられた回動軸まわりに回動し、カム部材及び板状部の回動に伴って蓋の裏面に固定された蓋スライド部が平行移動する。したがって、リンク機構を用いない省スペースな開閉装置とすることができる。また、蓋の開閉時に収納庫の内部に部品が突出しないため、物品を出し入れするスペースを広くすることができる。さらに、1つの回動軸ですむため、蓋の回動時のガタつきを小さくすることができる。
ここで、前記第1スライド部材と前記第2スライド部材との間に設けられ、前記第2スライド部材に上向きの力を付勢する弾性部材を備え、前記カム部材の回動角度が略15度のときに、前記弾性部材が前記蓋を開く方向に前記カム部材を回動させる力と、前記蓋の自重により前記蓋を閉じる方向に前記カム部材を回動させる力と、が一致するようにしてもよい。これにより、蓋の開閉動作中に蓋を任意の位置で停止させることができる。したがって、安全で、使い勝手がよい収納庫とすることができる。
ここで、前記ガイド部材と前記第1スライド部材との間に設けられ、前記第1スライド部材に対し、前記ガイド部材から離れる方向の力を付勢して前記第1スライド部材を押し上げる第2弾性部材を備えてもよい。これにより、弾性部材が蓋の開動作を補助することができ、これによりユーザが蓋を軽い力で開くことができる。
上記課題を解決するために、本発明に係る蓋の開閉構造は、例えば、収納庫の開口部に設けられる略板状の蓋を、周縁が前記開口部の内周面に沿った閉位置と、前記収納庫の内部を露出させる開位置と、の間で開閉自在に支持する蓋の開閉構造であって、前記収納庫の内側の壁面に設けられるガイド部材と、前記ガイド部材に沿って上下方向に移動可能に設けられた第1スライド部材と、前記第1スライド部材の上端近傍に設けられた回動軸と、前記第1スライド部材に沿って上下方向に移動可能に設けられた第2スライド部材と、前記回動軸に軸支されたカム部材であって、前記回動軸の位置と異なる位置で前記第2スライド部材と当接するカム部材と、前記カム部材と共に前記回動軸まわりに回動可能な板状部であって、前記蓋の裏面に固定された板状部と、前記ガイド部材と前記第1スライド部材との間に設けられ、前記第1スライド部材に対し、前記ガイド部材から離れる方向の力を付勢して前記第1スライド部材を押し上げる弾性部材と、を備え、前記ガイド部材には、前記第1スライド部材の移動方向と略直交する方向に移動可能に設けられた下部突起及び上部突起が設けられ、前記第1スライド部材の側面には、下部凹部及び上部凹部が形成され、前記閉位置においては、前記下部突起が前記下部凹部に嵌合するとともに、前記上部突起が前記上部凹部に嵌合し、前記開位置においては、前記上部突起が前記下部凹部に嵌合し、前記閉位置においては、前記蓋が前記開口部の内部に配置され、前記開位置においては、前記蓋が前記開口部の外部に配置されて前記カム部材が回動可能であることを特徴とする。
本発明に係る蓋の開閉構造によれば、閉位置から開位置へ蓋が移動するとき、弾性部材が第1スライド部材を押し上げ、下部突起が下部凹部に嵌合するとともに、上部突起が上部凹部に嵌合する状態から、上部突起が下部凹部に嵌合する状態へと第1スライド部材を平行移動させる。そして、第1スライド部材に沿って第2スライド部材が上に移動すると回動軸に軸支されたカム部材及び板状部、すなわち蓋が回動する。したがって、リンク機構を用いない省スペースな開閉装置とすることができる。また、蓋の開閉時に収納庫の内部に部品が突出しないため、物品を出し入れするスペースを広くすることができる。さらに、1つの回動軸ですむため、蓋の回動時のガタつきを小さくすることができる。
ここで、前記第1スライド部材と前記第2スライド部材との間に設けられ、前記第2スライド部材に上向きの力を付勢する第2弾性部材を備え、前記カム部材の回動角度が略15度のときに、前記第2弾性部材が前記蓋を開く方向に前記カム部材を回動させる力と、前記蓋の自重により前記蓋を閉じる方向に前記カム部材を回動させる力と、が一致するようにしてもよい。これにより、蓋の開閉動作中に蓋を任意の位置で停止させることができる。したがって、安全で、使い勝手がよい収納庫とすることができる。
本発明によれば、物品を出し入れするスペースを広く、かつガタつきを小さくすることができる。
本発明の一実施形態である蓋の開閉構造を有する開閉装置1が内部に設けられた床下収納庫100の概略を示す図であり、要部を透視した図であって、(A)は平面図であり、(B)は正面図であり、(C)は側面図である。 開閉装置1の概略を示す断面図である。 開閉装置1の概略を示す分解斜視図である。 蓋102を開いている途中の状態を示す図である。 蓋102が開き終わった状態を示す図である。 モーメントM、トルクT及びモーメントMとトルクTとの差分Dをグラフ化したものである。 本発明の一実施形態である蓋の開閉構造を有する開閉装置2の概略を示す断面図である。 弾性部材60が第1スライド部材20Aを押し上げた後の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の蓋の開閉構造は、収納庫の開口部に設けられる略板状の蓋を、周縁が開口部の内周面に沿った閉位置と、収納庫の内部を露出させる開位置と、の間で開閉自在に支持する。以下の説明では、本発明の蓋の開閉構造を有する開閉装置が床下収納庫に設けられた例を用いるが、本発明は、床下収納庫以外の様々な装置の蓋を開閉するときに用いることができる。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の一実施形態である蓋の開閉構造を有する開閉装置1が内部に設けられた床下収納庫100の概略を示す図であり、要部を透視した図である。図1において、(A)は平面図であり、(B)は正面図であり、(C)は側面図である。
以下、図1(B)、(C)における上方向、下方向を+z方向、−z方向とする。また、図1(A)において、上から下に向かう方向を+x方向とし、左から右に向かう方向を+y方向とする。また、−xを奥、+xを手前、−yを左、+yを右、−zを下、+zを上とする。
床下収納庫100は、主として、収納庫本体101と、蓋102と、を有する。収納庫本体101は、箱状の部材であり、上部に開口部が形成される。収納庫本体101は、床板103の下側に、上端面が床板103の裏面に当接するように設けられる。床板103には開口部103aが形成され、開口部103aを覆うように蓋102が設けられる。なお、図1においては、説明のため、床板の一部を床板103として図示している。
図1に示す閉位置では、蓋102は開口部103aの内部に設けられ、蓋102の周縁は開口部103aの内周面に沿っている。蓋102には、ユーザが蓋102を開く時に用いる把持部102aが設けられる。
開閉装置1は、収納庫本体101の内側の壁面に設けられる。本実施の形態では、開閉装置1は、手前側の壁面101a及び奥側の壁面101bにそれぞれ設けられる。
次に、開閉装置1について説明する。図2は、開閉装置1の概略を示す断面図である。図2では、壁面101bに設けられた開閉装置1を図示している。図3は、開閉装置1の概略を示す分解斜視図である。
開閉装置1は、主として、ガイド部材10と、第1スライド部材20と、回動軸25と、第2スライド部材30と、カム組立体40と、蓋スライド部50と、を有する。
ガイド部材10は、上面が開口した箱状の部材であるケース11を有する。ケース11は、壁面101a、101b(図1参照)に固定される。
ケース11の+y側の側面11bは摺動面であり、側面11bに沿って第1スライド部材20が摺動する。
ケースの−y側の側面11c側には、突起部材12と、弾性部材13と、突起部材12を保持する保持部材14と、が設けられる。突起部材12は、保持部材14に形成された孔14aに挿入される。
弾性部材13は、突起部材12の底面に形成された穴12a(図3参照)に挿入され、突起部材12と側面11cとの間に設けられる。弾性部材13は、側面11cから離れる方向の力(+y方向の力)を突起部材12に付勢する。
突起部材12は、高さ方向(z方向)に沿って2つ設けられる。下側の突起部材12は下部突起に相当し、上側の突起部材12は上部突起に相当する。
ケース11の底面11dには、筒状部15aを有する底面部材15が設けられる。筒状部15aは、弾性部材60の中空部に挿入される。
第1スライド部材20は、側面11bと保持部材14との間に挿入され、側面11b及び保持部材14、すなわちガイド部材10に沿って上下方向に移動可能に設けられる。図2に示すように蓋102(図2では図示省略)が閉位置にある場合には、第1スライド部材20は下端に位置し、大部分がガイド部材10と重なる。また、蓋102が開位置にある場合には、第1スライド部材20は上端に位置し、大部分がガイド部材10の上側に突出する(後に詳述)。
第1スライド部材20の底面20aには、下向き(−z向き)に突出するように筒状部21が設けられる。筒状部21は、弾性部材60の中空部に挿入される。つまり、弾性部材60は、ケース11と第1スライド部材20との間に設けられ、第1スライド部材20に上向きの力を付勢する。
第1スライド部材20の−y側の側面20b(保持部材14と対向する面)には、2つの凹部20c、20dが形成される。蓋102が閉位置にある場合には、凹部20c、20dにそれぞれ突起部材12が嵌合する。蓋102が開位置にある場合には、下側の凹部20dに上側の突起部材12が嵌合する(後に詳述)。
第1スライド部材20の上端(+z側の端)近傍に、孔20e(図3参照)が形成される。孔20eには、回動軸25が設けられる。
第1スライド部材20には、ピン22(図3、4参照)が挿入される孔20fが形成される。ピン22は、第1スライド部材20がケース11から抜けないように、ケース11に形成された長穴11e(図4参照)を通して孔20fに挿入される。ピン22が長穴11eに沿って移動することで、第1スライド部材20がガイド部材10に沿って上下方向に移動する。
第2スライド部材30は、第1スライド部材20の内部に挿入され、第1スライド部材20に沿って上下方向に移動可能に設けられる。第2スライド部材30には、底面に露出する穴30a、30bが形成される。穴30a、30bには、弾性部材61が挿入される。つまり、弾性部材61は、第1スライド部材20と第2スライド部材30との間に設けられ、第2スライド部材30に上向きの力を付勢する。第2スライド部材30は、閉位置においては下端に位置し、開位置においては上端に位置する。
第2スライド部材30の上面は、カム組立体40と当接する面であり、水平部30cと、傾斜部30dと、を有する。
カム組立体40は、主として、カム部材41と、板状部45と、を有する。カム部材41及び板状部45は、回動軸25に軸支されており、回動軸25まわりに回動可能である。
カム部材41は、回動軸25と略平行な方向(x方向)から見たときの形状が略L字形状であり、短い腕である腕41aと、長い腕である腕41bと、を有する。腕41aの先端近傍には孔41c(図3参照)が形成され、孔41cには回動軸25が設けられる。腕41bの先端近傍には孔41f(図3参照)が形成され、孔41fには連結棒42が挿入される。
腕41bの先端は、第2スライド部材30の水平部30c、傾斜部30dと当接する部位であり、曲面部41dと平面部41eとを有する。蓋102が閉位置にあるときには、平面部41eが水平部30cと当接する(図2参照)。
弾性部材61が第2スライド部材30に上向きの力を付勢し、第2スライド部材30がカム部材41に上向きの力を付勢する。第2スライド部材30とカム部材41とが当接する位置(水平部30cと平面部41eとの当接位置や傾斜部30dと曲面部41dとの当接位置)は回動軸25の位置と異なるため、第2スライド部材30がカム部材41を押し上げることでカム部材41が回動する。
板状部45は、両側が折り曲げられた板状の部材であり、カム部材41を覆うように設けられる。板状部45は、平面部45aと、平面部45aの両側に位置する2つの折曲部45bと、を有する。平面部45aは、蓋スライド部50と当接する。
2つの折曲部45bには、それぞれ2つの孔45c、45d(図3参照)が形成される。孔45cには回動軸25が挿入され、孔45dには連結棒42が挿入される。したがって、板状部45は、回動軸25に軸支され、カム部材41と共に回動軸25まわりに回動する。
平面部45a、折曲部45bには、それぞれ、蓋102のスライド時に用いられる長孔45e、45fが形成される。
蓋スライド部50は、両側が折り曲げられた板状の部材であり、平面部50aと、折曲部50b、50cと、を有する(図3参照)。蓋スライド部50は、板状部45を覆うように設けられる。平面部50aの上面は蓋102の裏面に固定され、平面部50aの下面は平面部45aの上面と当接する。折曲部50b、50cは、折曲部45bの外側に設けられる。
折曲部50b、50cには、それぞれ孔50d(図3参照)が形成され、孔50dには棒材51、52が挿入される。棒材51、52が孔50d及び長孔45fに挿入されることで、蓋スライド部50が板状部45に沿って移動可能である。
棒材51及び回動軸25には、弾性部材62の両端がそれぞれ設けられる。弾性部材62は、蓋スライド部50(すなわち、蓋102)を回動軸25に近づける方向の力を蓋スライド部50に付勢する。
次に、このように構成された開閉装置1を用いて蓋102を開閉する動作について説明する。ユーザが把持部102aを把持して蓋102を上方へ引き上げると、蓋102の自重が開閉装置1にかからなくなり、開閉装置1が蓋102を開き始める。
まず、弾性部材61により第2スライド部材30が上方向に押し上げられる。その結果、水平部30cと平面部41eとが当接している状態(閉位置)から、傾斜部30dと曲面部41dとが当接している状態へと移行する。
図4は、蓋102を開いている途中の状態を示す図である(図4では一部図示を省略している)。弾性部材61による付勢力は、傾斜部30dから曲面部41d、すなわちカム部材41に伝えられる(図4矢印A参照)。傾斜部30dと曲面部41dとの当接位置は回動軸25の位置と異なる位置にあるため、弾性部材61の付勢力により回動軸25を中心にカム組立体40が回動する(図4矢印B参照)。
蓋102と開口部103aとの間には隙間が無いため、ユーザが把持部102aを把持して蓋102を上方へ引き上げることで、蓋102、すなわち蓋スライド部50は、弾性部材62の付勢力に抗して回動軸25から離れる方向へ移動する(図4矢印C参照)。これにより、蓋102と開口部103aとの干渉を防止し、蓋102を開くことができる。なお、図4に示す状態は、図2に示す状態よりも蓋102が回動軸25から離れている。特に、図4に示す状態は蓋102の回動角度が略45度であるため、蓋102が回動軸25から最も離れた位置にある。
また、ユーザが把持部102aを把持して蓋102を上方へ引き上げることで、弾性部材60の付勢力により第1スライド部材20が上方へ移動する。図2に示す状態では、凹部20c、20dに突起部材12が嵌合しているが、図4に示す状態では、図2に示す状態よりも第1スライド部材20が上方に位置しているため、凹部20c、20dに突起部材12が嵌合していない。
このように、閉位置から開位置へ蓋102が移動するときに、カム組立体40(カム部材41及び板状部45)は上方向に移動しながら回動し、かつ蓋スライド部50(蓋102)はカム組立体40の回動に伴い平行移動するため、蓋102の平行移動量及びカム組立体40の平行移動量がそれぞれ最小限ですむ。したがって、ユーザは、容易に軽い力で蓋102を開くことができる。
図5は、蓋102が開き終わった状態を示す図である。図5に示す状態では、図4に示す状態よりも第1スライド部材20が上方へ移動している。
蓋102を閉めるときは、ユーザが把持部102aを把持して、図5に示す開位置にある蓋102を斜め前方(図5における左上方向)へ引き上げることで、弾性部材60の付勢力により第1スライド部材20が上方へ移動し、かつ蓋102(蓋スライド部50)が回動軸25から離れる方向へ移動する。そのまま把持部102aを下方へ移動させることで、蓋102(カム組立体40)が回動しながら下方へ移動し、図2に示す閉位置へと蓋102が移動する。
なお、蓋102の重心は回動軸25から遠い位置にあるため、蓋102が閉位置以外にあるときには蓋102は常に閉じようとする。ただし、本実施の形態では、開閉装置1は、蓋102を任意の角度だけ開けた状態で固定する。以下、蓋102を保持する機能について説明する。
蓋102が閉じようとするモーメントMは、M=MG×W(kgfmm)で求められる。ここで、MG(図1(B)参照)は回動軸25の中心と蓋102の重心との距離(mm)であり、Wは蓋102の重さ(kgf)である。つまり、モーメントMは、蓋102の自重により、蓋102を閉じる方向にカム部材41を回動させる力である。
一方、開閉装置1のトルクTは、T=W2×H(kgfmm)で求められる。ここで、W2は、弾性部材61が第2スライド部材30を押し上げる力(kgf)であり、H(図4参照)は、回動軸25の中心と傾斜部30dと曲面部41dとの当接位置との距離(mm)である。つまり、トルクTは、弾性部材61が、蓋102を開く方向にカム部材41を回動させる力である。
図6は、モーメントM、トルクT及びモーメントMとトルクTとの差分D(D=T−M)をグラフ化したものである。モーメントMとトルクTとが一致する場合(差分Dが0)には蓋102が静止し、モーメントMがトルクTより大きい場合(差分Dが負の値)には蓋102が閉じようとし、トルクTがモーメントMより大きい場合(差分Dが正の値)には開閉装置1が蓋102を開こうとする。
本実施の形態では、蓋102、すなわちカム部材41の回動角度が略15度のときにモーメントMとトルクTとが一致する。ただし、摩擦力がモーメントMとトルクTとの差分を上回る範囲(図6斜線部参照)では、蓋102が静止する。したがって、開閉装置1は、蓋102を開いた状態で蓋102を保持することができる。特に、カム部材41の回動角度が略15度のときにモーメントMとトルクTとを一致させることで、カム部材41の回動角度が略10度以上、すなわち実使用上ユーザが蓋102を開きうる角度で、開閉装置1が蓋102を保持することができる。
本実施の形態によれば、開閉装置1は略箱状であり、蓋102の開閉に伴い大きさ(zy平面上の大きさ)が変化しないため、省スペースな開閉装置とすることができる。また、また、リンク機構を用いないため、蓋102の開閉時に収納庫本体101の内部に部品が突出することが無く、物品を出し入れするスペースを広くすることができる。そのため、物品を出し入れする時の利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、リンク機構を用いないため、1つの回動軸25ですむ。したがって、多数の軸を必要とするリンク機構を用いた開閉装置と異なり、蓋102を開閉するときのガタつきを小さくすることができる。
また、本実施の形態によれば、第1スライド部材20を上下方向に移動可能とするとともに蓋102を平行移動可能とすることで、蓋102と開口部103aとの隙間をほぼ無くすことができる。
また、本実施の形態によれば、蓋102の回動角度が略15度のときにモーメントMとトルクTとが一致することで、蓋102の開閉動作中に蓋102を任意の位置で停止させることができる。したがって、安全で、使い勝手がよい床下収納庫とすることができる。また、弾性部材60、61が開動作を補助するため、ユーザが蓋102を軽い力で開くことができる。
なお、本実施の形態では、弾性部材60の付勢力を、蓋102の重量及びガイド部材10以外の開閉装置1の重量よりも小さくすることが望ましい。これにより、弱い力で蓋102を閉じることができる。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態は、蓋102の開閉時に、蓋102を平行移動させつつ第1スライド部材20及び第2スライド部材30を平行移動させたが、必ずしも蓋102を平行移動させる必要はない。
第2の実施の形態は、蓋102の開閉時に、蓋102を平行移動させず、第1スライド部材20及び第2スライド部材30を平行移動させる形態である。以下、第2の実施の形態に係る開閉装置2について説明する。なお、第1の実施の形態に係る開閉装置1と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図7は、本発明の一実施形態である蓋の開閉構造を有する開閉装置2の概略を示す断面図である。開閉装置2は、主として、ガイド部材10Aと、第1スライド部材20Aと、回動軸25と、第2スライド部材30と、カム組立体40Aと、を有する。
ガイド部材10Aにおいては、ケース11の底面11dに、凹部15bが形成された底面部材15Aが設けられる。凹部15bには、弾性部材60が挿入される。
第1スライド部材20Aは、側面11bと保持部材14との間に挿入される。第1スライド部材20Aの底面20aには、弾性部材60が当接する。つまり、弾性部材60は、ケース11Aと第1スライド部材20Aとの間に設けられ、第1スライド部材20Aに上向きの力を付勢する。
図7に示すように閉位置に蓋102がある場合には、第1スライド部材20Aは下端に位置し、大部分がガイド部材10と重なる。第1スライド部材20Aが下端に位置する場合には、凹部20c、20dにそれぞれ突起部材12が嵌合する。また、第1スライド部材20Aが上方向に移動し、第1スライド部材20Aが上端に位置する場合には、大部分がガイド部材10の上側に突出する(後に詳述)。
カム組立体40Aは、主として、カム部材41と、板状部46と、を有する。カム部材41及び板状部46は、回動軸25に軸支されており、回動軸25まわりに回動可能である。
板状部46は、両側が折り曲げられた板状の部材であり、カム部材41を覆うように設けられる。板状部46は、平面部46aと、平面部46aの両側に位置する2つの折曲部46bと、を有する。平面部46aは、蓋102の裏面に固定される。
2つの折曲部46bには、回動軸25が挿入される孔と、連結棒42が挿入される孔が形成される。回動軸25及び連結棒42は、カム部材41及び板状部46に挿入される。したがって、板状部46は回動軸25に軸支され、カム部材41と共に回動軸25まわりに回動する。
次に、このように構成された開閉装置2を用いて蓋102を開閉する動作について説明する。ユーザが把持部102aを把持して蓋102を上方へ引き上げると、蓋102の自重が開閉装置1にかからなくなり、弾性部材60が第1スライド部材20Aを押し上げる。
図8は、弾性部材60が第1スライド部材20Aを押し上げた後の状態を示す図である。弾性部材60は、第1スライド部材20Aが下端に位置する状態(図7参照)から、第1スライド部材20Aが上端に位置する状態まで、第1スライド部材20Aを押し上げる。これにより、蓋102が、開口部103aの内周面に沿って開口部103aの内部に設けられた状態から上方向に移動し、回動可能となる。なお、第1スライド部材20Aが上端に位置する状態では、凹部20dに上側の突起部材12が嵌合する。
その後、ユーザが把持部102aを把持して蓋102を持ち上げると、回動軸25を中心にカム組立体40A及び蓋102が回動する。凹部20dに上側の突起部材12が嵌合しているため、蓋102の回動中は第1スライド部材20の高さ方向の位置が固定される。開閉装置2においても、開閉装置1と同様、蓋102は、開閉動作中に任意の位置で停止可能である。
蓋102を閉めるときは、ユーザが把持部102aを把持して蓋102を回動させると、蓋102、すなわちカム組立体40Aが略90度回動する。その後、ユーザが蓋102を押し下げることで、蓋102、すなわち第1スライド部材20A及び第2スライド部材30が下端まで下がる。
本実施の形態によれば、蓋スライド機構を用いないため、簡単な構成で、省スペースかつ物品を出し入れするスペースが広い開閉装置とし、かつ蓋102と開口部103aとの隙間をほぼ無くすことができる。また、回動軸25が1つであるため、蓋102を開閉するときのガタつきを小さくすることができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、本発明において、「略」とは、厳密に同一である場合のみでなく、同一性を失わない程度の誤差や変形を含む概念である。例えば、略平行、略直交とは、厳密に平行、直交の場合には限られない。また、例えば、単に平行、直交等と表現する場合においても、厳密に平行、直交等の場合のみでなく、略平行、略直交等の場合を含むものとする。また、本発明において「近傍」とは、例えばAの近傍であるときに、Aの近くであって、Aを含んでも含まなくてもよいことを示す概念である。
1、2 :開閉装置
10、10A :ガイド部材
11、11A :ケース
11b、11c :側面
11d :底面
11e :長穴
12 :突起部材
12a :穴
13 :弾性部材
14 :保持部材
14a :孔
15、15A :底面部材
15a :筒状部
15b :凹部
20、20A :第1スライド部材
20a :底面
20b :側面
20c、20d :凹部
20e :孔
20f :凸部
21 :筒状部
25 :回動軸
30 :第2スライド部材
30a、30b :穴
30c :水平部
30d :傾斜部
40、40A :カム組立体
41 :カム部材
41a、41b :腕
41c :孔
41d :曲面部
41e :平面部
41f :孔
42 :連結棒
45、46 :板状部
45a、46a :平面部
45b、46b :折曲部
45c、45d :孔
45e、45f :長孔
50 :蓋スライド部
50a :平面部
50b、50c :折曲部
50d :孔
51、52 :棒材
60、61、62 :弾性部材
100 :床下収納庫
101 :収納庫本体
101a、101b :壁面
102 :蓋
102a :把持部
103 :床板
103a :開口部

Claims (5)

  1. 収納庫の開口部に設けられる略板状の蓋を、周縁が前記開口部の内周面に沿った閉位置と、前記収納庫の内部を露出させる開位置と、の間で開閉自在に支持する蓋の開閉構造であって、
    前記収納庫の内側の壁面に設けられるガイド部材と、
    前記ガイド部材に沿って上下方向に移動可能に設けられた第1スライド部材と、
    前記第1スライド部材の上端近傍に設けられた回動軸と、
    前記第1スライド部材に沿って上下方向に移動可能に設けられた第2スライド部材と、
    前記回動軸に軸支されたカム部材であって、前記回動軸の位置と異なる位置で前記第2スライド部材と当接するカム部材と、
    前記蓋の裏面に固定された蓋スライド部と、
    前記カム部材と共に前記回動軸まわりに回動可能な板状部であって、前記蓋スライド部が移動可能に設けられた板状部と、
    を備え、
    前記閉位置においては、前記第1スライド部材及び前記第2スライド部材が下端に位置し、
    前記閉位置から前記開位置へ前記蓋が移動するときに、前記第1スライド部材及び前記第2スライド部材が上方向に移動することで、前記カム部材及び前記板状部が上方向に移動しながら回動し、前記カム部材及び前記板状部の回動に伴って前記蓋スライド部が平行移動することを特徴とする蓋の開閉構造。
  2. 前記第1スライド部材と前記第2スライド部材との間に設けられ、前記第2スライド部材に上向きの力を付勢する弾性部材を備え、
    前記閉位置から前記蓋を開く方向への前記カム部材の回動角度が略15度のときに、前記弾性部材が前記蓋を開く方向に前記カム部材を回動させる力と、前記蓋の自重により前記蓋を閉じる方向に前記カム部材を回動させる力と、が一致することを特徴とする請求項1に記載の蓋の開閉構造。
  3. 前記ガイド部材と前記第1スライド部材との間に設けられ、前記第1スライド部材に対し、前記ガイド部材から離れる方向の力を付勢して前記第1スライド部材を押し上げる第2弾性部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の蓋の開閉構造。
  4. 収納庫の開口部に設けられる略板状の蓋を、周縁が前記開口部の内周面に沿った閉位置と、前記収納庫の内部を露出させる開位置と、の間で開閉自在に支持する蓋の開閉構造であって、
    前記収納庫の内側の壁面に設けられるガイド部材と、
    前記ガイド部材に沿って上下方向に移動可能に設けられた第1スライド部材と、
    前記第1スライド部材の上端近傍に設けられた回動軸と、
    前記第1スライド部材に沿って上下方向に移動可能に設けられた第2スライド部材と、
    前記回動軸に軸支されたカム部材であって、前記回動軸の位置と異なる位置で前記第2スライド部材と当接するカム部材と、
    前記カム部材と共に前記回動軸まわりに回動可能な板状部であって、前記蓋の裏面に固定された板状部と、
    前記ガイド部材と前記第1スライド部材との間に設けられ、前記第1スライド部材に対し、前記ガイド部材から離れる方向の力を付勢して前記第1スライド部材を押し上げる弾性部材と、
    を備え、
    前記ガイド部材には、前記第1スライド部材の移動方向と略直交する方向に移動可能に設けられた下部突起及び上部突起が設けられ、
    前記第1スライド部材の側面には、下部凹部及び上部凹部が形成され、
    前記閉位置においては、前記下部突起が前記下部凹部に嵌合するとともに、前記上部突起が前記上部凹部に嵌合し、
    前記開位置においては、前記上部突起が前記下部凹部に嵌合し、前記蓋が前記開口部の外部に配置されて前記カム部材が回動可能であることを特徴とする蓋の開閉構造。
  5. 前記第1スライド部材と前記第2スライド部材との間に設けられ、前記第2スライド部材に上向きの力を付勢する第2弾性部材を備え、
    前記閉位置から前記蓋を開く方向への前記カム部材の回動角度が略15度のときに、前記第2弾性部材が前記蓋を開く方向に前記カム部材を回動させる力と、前記蓋の自重により前記蓋を閉じる方向に前記カム部材を回動させる力と、が一致することを特徴とする請求項4に記載の蓋の開閉構造。
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