JP6893454B2 - データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラム - Google Patents

データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6893454B2
JP6893454B2 JP2017144614A JP2017144614A JP6893454B2 JP 6893454 B2 JP6893454 B2 JP 6893454B2 JP 2017144614 A JP2017144614 A JP 2017144614A JP 2017144614 A JP2017144614 A JP 2017144614A JP 6893454 B2 JP6893454 B2 JP 6893454B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
data
productivity
data management
productivity data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017144614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019028553A (ja
Inventor
一郎 織田
一郎 織田
上迫田 和人
和人 上迫田
廣高 三浦
廣高 三浦
純広 上田
純広 上田
晴登 内田
晴登 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2017144614A priority Critical patent/JP6893454B2/ja
Publication of JP2019028553A publication Critical patent/JP2019028553A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6893454B2 publication Critical patent/JP6893454B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラムに関する。
土木工事では、客観的な指標に基づいて生産性をモニタリングするために、資源、原価、予算及び工程等の情報が管理されている。例えば、工程管理及び原価管理を複合的に行うシステムが知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特許第4417394号公報
土木工事における生産性を分析及び把握するために、従来から種々のシステムは存在していた。しかしながら、従来のシステムは、情報の性質ごとに別のシステムで管理されており網羅的ではない場合があった。また、生産性を表す情報を種々の観点からの分析するために、情報の利用に柔軟性が求められる。従って、土木工事における生産性を管理するシステムにおいては、網羅的且つ体系的に情報を管理できると共に、情報の柔軟な利用が望まれる。
そこで本発明は、土木工事の生産性の管理において、網羅的且つ体系的に情報を管理すると共に、管理されている情報を柔軟に利用できるシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一形態に係るデータ管理システムは、生産性データを管理するデータ管理システムであって、生産性データの種別を表すラベルであって複数のカテゴリごとに階層構造を成している複数のラベルを記憶しているラベルデータ記憶部と、複数のカテゴリのうちの少なくとも1以上のカテゴリごとに選択された少なくとも1つのラベルが関連付けられた生産性データを取得する取得部と、ラベルの各カテゴリにおける階層構造のうちのいずれかの階層に属するラベルであって、カテゴリごとに指定されたラベルを少なくとも1以上含む検索条件を受け付ける受付部と、検索条件に該当する生産性データを、取得部により取得された生産性データから抽出する抽出部と、抽出部により抽出された生産性データを出力する出力部と、を備える。
本発明の一形態に係るデータ管理方法は、生産性データを管理するデータ管理システムにおけるデータ管理方法であって、データ管理システムは、生産性データの種別を表すラベルであって複数のカテゴリごとに階層構造を成している複数のラベルを記憶しているラベルデータ記憶部を備え、データ管理方法は、複数のカテゴリのうちの少なくとも1以上のカテゴリごとに選択された少なくとも1つのラベルが関連付けられた生産性データを取得する取得ステップと、ラベルの各カテゴリにおける階層構造のうちのいずれかの階層に属するラベルであって、カテゴリごとに指定されたラベルを少なくとも1以上含む検索条件を受け付ける受付ステップと、検索条件に該当する生産性データを、取得ステップにおいて取得された生産性データから抽出する抽出ステップと、抽出ステップにおいて抽出された生産性データを出力する出力ステップと、を有する。
本発明の一形態に係るデータ管理プログラムは、生産性データを管理するデータ管理システムとしてコンピュータを機能させるデータ管理プログラムであって、データ管理システムは、生産性データの種別を表すラベルであって複数のカテゴリごとに階層構造を成している複数のラベルを記憶しているラベルデータ記憶部を備え、データ管理プログラムは、コンピュータを、複数のカテゴリのうちの少なくとも1以上のカテゴリごとに選択された少なくとも1つのラベルが関連付けられた生産性データを取得する取得手段、ラベルの各カテゴリにおける階層構造のうちのいずれかの階層に属するラベルであって、カテゴリごとに指定されたラベルを少なくとも1以上含む検索条件を受け付ける受付手段、検索条件に該当する生産性データを、取得手段により取得された生産性データから抽出する抽出手段、及び、抽出手段により抽出された生産性データを出力する出力手段、として機能させる。
上記の形態によれば、カテゴリごとに階層構造を成す複数のラベルが予め記憶されており、各カテゴリの階層構造のうちのいずれかの階層に属するラベルが関連付けられた生産性データが取得される。これにより、生産性データが、網羅的且つ体系的にシステムに蓄積される。そして、任意に指定されたラベルを検索条件として生産性データを抽出及び出力できるので、蓄積されている情報の柔軟な利用が可能となる。
別の形態に係るデータ管理システムでは、出力部は、第1ラベルを含む検索条件に基づいて抽出された生産性データを、所定の集計方法で集計して第1の出力情報として出力し、第1ラベルが属するカテゴリにおいて第1ラベルより下位の階層に属する第2ラベルを第1ラベルに代えて含む検索条件に基づいて抽出された生産性データを、所定の集計方法で集計した第2の出力情報を、第1の出力情報と対比可能な態様で出力することとしてもよい。
上記の形態によれば、第1ラベルの下位の階層に属する第2ラベルを第1ラベルに代えて含む検索条件に基づいて抽出された生産性データを、集計及び出力できるので、第1ラベルで検索された生産性データを、より詳細化して分析できる。また、その詳細化は、第1ラベルの下位の階層に属する任意のラベルの指定により行うことができるので、柔軟な分析を行うことができる。
別の形態に係るデータ管理システムは、取得部により取得された生産性データを記憶している生産性データ記憶部と、ラベルデータ記憶部に記憶されているラベルの変更に関する所定の入力を受け付けて、受け付けた所定の入力に応じて、ラベルの情報を変更するラベル変更部と、ラベル変更部によるラベルの情報の変更に応じて、生産性データ記憶部に記憶されている生産性データのうち、情報が変更されたラベルが関連付けられていた生産性データのラベルを変更する生産性データ管理部と、をさらに備えることとしてもよい。
土木工事においては、作業の多様性、及び工事中の作業等の変更の可能性等のため、生産性に関する情報の管理に柔軟性が求められる。上記の形態によれば、ラベルの変更に関する入力の受け付けに応じて、ラベルデータ記憶部に記憶されているラベルの情報が変更され、ラベルの情報の変更に応じて、一旦蓄積された生産性データに関連付けられているラベルを変更できる。これにより、生産性データを柔軟に管理することができる。
別の形態に係るデータ管理システムでは、生産性データ管理部は、ラベル変更部により、ラベルデータ記憶部に記憶されていたラベルのうちの第3ラベルが削除された場合に、第3ラベルが属するカテゴリの階層構造において第3ラベルの直上に関連付けられている第4ラベルを、第3ラベルが関連付けられていた生産性データに関連付けることとしてもよい。
上記の形態によれば、ラベルデータ記憶部に記憶されているラベルの一つである第3ラベルを削除する変更が行われたときに、第3ラベルが関連づけられていた生産性データに、ラベルの階層構造において第3ラベルの直上に階層に属する第4ラベルが当該生産性データに関連付けられるので、ラベルの削除に伴った適切な生産性データの管理が実施される。
別の形態に係るデータ管理システムでは、ラベルのカテゴリは、位置を表すラベルに関する位置カテゴリ、作業を表すラベルに関する作業カテゴリ、原価を表すラベルに関する原価カテゴリ、及び、資源を表すラベルに関する資源カテゴリの少なくとも一つを含むこととしてもよい。
上記の形態によれば、位置、作業、原価及び資源の少なくともいずれかのカテゴリに含まれるラベルに基づいて、適切且つ柔軟に生産性データを管理及び利用することができる。
別の形態に係るデータ管理システムでは、生産性データは、土木工事における予定に関する予定情報データ及び実績に関する実績情報データの少なくともいずれかを含むこととしてもよい。
上記の形態によれば、土木工事における予定に関する情報及び実績に関する情報を管理できる。
別の形態に係るデータ管理システムでは、予定情報データは、作業工程に関する情報を含む作業工程データ、土木工事に関する数量に関する情報を含む工事数量データ、及び、土木工事に関する予算に関する情報を含む予算データの少なくともいずれか一つを含むこととしてもよい。
上記の形態によれば、予定に関する情報として、作業工程、数量及び予算に関する情報を管理できる。
別の形態に係るデータ管理システムでは、実績情報データは、土木工事における進捗に関する情報を含む進捗データ、原価に関する情報を含む原価データ、及び、資源に関する情報を含む資源データの少なくともいずれか一つを含むこととしてもよい。
上記の形態によれば、実績に関する情報として、進捗、原価及び資源に関する情報を管理できる。
本発明の一側面によれば、土木工事の生産性の管理において、網羅的且つ体系的に情報を管理すると共に、管理されている情報を柔軟に利用できるシステムを提供することが可能となる。
本実施形態に係るデータ管理システム及びデータ管理システムと通信を行う端末を含むシステムの装置構成を示す図である。 データ管理システムの機能的構成を示すブロック図である。 データ管理装置のハードウェア構成を示す図である。 図4(a)は、位置カテゴリ(LBS)のラベルの階層構造の例を示す図である。図4(b)は、作業カテゴリ(WBS)のラベルの階層構造の例を示す図である。図4(c)は、原価カテゴリ(CBS)のラベルの階層構造の例を示す図である。 ラベルデータ記憶部に記憶されているラベルの例を示す図であって、図4(a)に示される階層構造に対応する位置カテゴリ(LBS)のラベルの例を示す。 ラベルデータ記憶部20に記憶されているラベルの例を示す図であって、図4(b)に示される階層構造に対応する作業カテゴリ(WBS)のラベルの例を示す。 ラベルデータ記憶部20に記憶されているラベルの例を示す図であって、図4(c)に示される階層構造に対応する原価カテゴリ(CBS)のラベルの例を示す。 作業工程データの例を示す図である。 工事予算データの例を示す図である。 工事数量データの例を示す図である。 進捗データの例を示す図である。 原価データの例を示す図である。 ある土木工事における作業工程の予定及び実績を示す図である。 抽出された生産性データを所定の集計方法により集計して算出したPV予定出来高のデータの例を示す図である。 抽出された生産性データを所定の集計方法により集計して算出したEV実績出来高のデータの例を示す図である。 抽出された生産性データを所定の集計方法により集計して算出したAC実績原価のデータの例を示す図である。 現在基準日に対するPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価の推移を示すグラフである。 図18(a)は、LBSラベル「上り線」を検索条件として抽出されたPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価の現在基準日に対する推移を示すグラフである。図18(b)は、LBSラベル「下り線」を検索条件として抽出されたPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価の現在基準日に対する推移を示すグラフである。 図19(a)〜(d)は、WBSラベル「支保工」、「型枠」、「鉄筋」及び「コンクリート」のそれぞれを検索条件として抽出されたPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価の現在基準日に対する推移を示すグラフである。 図20(a)〜(d)は、作業カテゴリの検索条件をWBSラベル「支保工」として、位置カテゴリの検索条件をLBSラベル「下り線−第1施工区間」、「下り線−第2施工区間」、「下り線−第3施工区間」及び「下り線−第4施工区間」のそれぞれに変えて抽出されたPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価の現在基準日に対する推移を示すグラフである。 データ管理システムにおいて実施されるデータ管理方法の処理内容を示すフローチャートである。 データ管理プログラムの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るデータ管理システム1及びデータ管理システム1と通信を行う端末Tを含むシステムの装置構成を示す図である。図1に示すシステムは、データ管理システム1、端末Tを含み、データ管理システム1及び端末Tは、ネットワークNを介して互いに通信可能である。
データ管理システム1は、土木工事における生産性を表す種々の生産性データを管理するシステムである。生産性データは、土木工事における生産性を表す情報であって、様々な種類のデータを含む。具体的には、データ管理システム1は、土木工事に関する作業工程、予算、数量、資源等を管理する他のシステムからの生産性データ、及び、土木工事の管理者及び作業者等により入力される生産性データ等を取得して、網羅的且つ体系的に管理するシステムである。
端末Tは、例えば、据置型又は携帯型のパーソナルコンピュータ、高機能携帯電話機(スマートフォン)等により構成されるが、端末Tを構成する装置は限定されず、例えば携帯電話機、携帯情報端末(PDA)などの携帯端末でもよい。なお、図1では、例として3台の端末Tが示されているが、その数はこれに限定されない。
図2は、データ管理システム1の機能的構成を示すブロック図である。本実施形態の例では、データ管理システム1は、データ管理装置10により構成される。データ管理装置10は、例えば、サーバにより構成される。
本実施形態のデータ管理装置10は、図2に示すように、機能的には、取得部11、受付部12、抽出部13及び出力部14を備える。データ管理装置10は、ラベル変更部15及び生産性データ管理部16を更に備えてもよい。
また、データ管理装置10は、ラベルデータ記憶部20及び生産性データ記憶部30といった記憶手段にアクセス可能である。これらの記憶部20,30は、データ管理装置10に備えられることとしてもよいし、データ管理装置10からのアクセスが可能に設けられた外部の記憶手段として構成されてもよい。
図3は、データ管理装置10のハードウェア構成図である。データ管理装置10は、物理的には、図3に示すように、CPU101、RAM及びROMといったメモリにより構成される主記憶装置102、ハードディスク等で構成される補助記憶装置103、通信制御装置104などを含むコンピュータシステムとして構成されている。データ管理装置10は、入力デバイスであるキーボード、タッチパネル、マウス等の入力装置105及びディスプレイ等の出力装置106をさらに含むこととしてもよい。
図2に示した各機能は、図3に示すCPU101、主記憶装置102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信制御装置104等を動作させるとともに、主記憶装置102や補助記憶装置103におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。処理に必要なデータやデータベースは主記憶装置102や補助記憶装置103内に格納される。なお、端末Tも、図3に示すようなハードウェア構成を有するコンピュータシステムとして構成される。なお、本実施形態では、機能部11〜16が、データ管理装置10に構成されることとしているが、各機能部11〜16が複数のコンピュータに分散して構成されることとしてもよい。
各機能部11〜16の説明に先立って、ラベルデータ記憶部20を説明する。ラベルデータ記憶部20は、生産性データの種別を表すラベルを記憶している記憶手段である。ラベルは、複数のカテゴリごとに階層構造を成している。図4は、ラベル情報記憶部に記憶されているラベルの階層構造を模式的に表す図である。
図4(a)は、位置カテゴリ(LBS)のラベルの階層構造の例を示す図である。図4(a)に示すように、位置カテゴリのラベルは、最上位の階層であるレベル1にラベル「上り線」,「下り線」を含む。ラベル「上り線」,「下り線」のそれぞれの下位の階層(レベル2)に、ラベル「第1施工区間」,「第2施工区間」,「第3施工区間」,「第4施工区間」がそれぞれ含まれる。
図4(b)は、作業カテゴリ(WBS)のラベルの階層構造の例を示す図である。図4(b)に示すように、作業カテゴリのラベルは、最上位の階層(レベル1)にラベル「仮設」,「本体」を含む。ラベル「仮設」の下位の階層(レベル2)に、ラベル「支保工」,「型枠」が含まれる。ラベル「本体」の下位の階層(レベル2)に、ラベル「鉄筋」,「コンクリート」が含まれる。
図4(c)は、原価カテゴリ(CBS)のラベルの階層構造の例を示す図である。図4(c)に示すように、原価カテゴリのラベルは、最上位の階層(レベル1)にラベル「上り線」,「下り線」を含む。ラベル「上り線」,「下り線」のそれぞれの下位の階層(レベル2)に、ラベル「第1施工区間」,「第2施工区間」,「第3施工区間」,「第4施工区間」がそれぞれ含まれる。レベル2の各ラベルの下位の階層(レベル3)に、ラベル「仮設」,「本体」がそれぞれ含まれる。レベル3のラベル「仮設」のそれぞれの下位の階層(レベル4)には、ラベル「支保工」,「型枠」が含まれる。また、レベル3のラベル「本体」のそれぞれの下位の階層(レベル4)には、ラベル「鉄筋」,「コンクリート」が含まれる。
図5は、ラベルデータ記憶部20に記憶されているラベルの例を示す図であって、図4(a)に示される階層構造に対応する位置カテゴリ(LBS)のラベルの例を示す。ラベルIDは、ラベルを識別する識別子である。例えば、ラベルID「LB11」は、ラベル「上り線−第1施工区間」を示す。
図6は、ラベルデータ記憶部20に記憶されているラベルの例を示す図であって、図4(b)に示される階層構造に対応する作業カテゴリ(WBS)のラベルの例を示す。例えば、ラベルID「WB11」は、ラベル「仮設−支保工」を示す。
図7は、ラベルデータ記憶部20に記憶されているラベルの例を示す図であって、図4(c)に示される階層構造に対応する原価カテゴリ(CBS)のラベルの例を示す。例えば、ラベルID「CB11101」は、ラベル「上り線−第1施工区間−仮設−型枠」を示す。
なお、ラベルデータ記憶部20は、資源に関する生産性データに関連付けるためのラベルとして、資源カテゴリのラベルを更に有していてもよい。また、本実施形態では、ラベルの例として4つのカテゴリを例示しているが、ラベルのカテゴリはこれに限定されない。即ち、ラベルデータ記憶部20に、ラベルのカテゴリ及びラベルのデータを予め設定しておくことにより、任意のラベルを各種の生産性データに関連付けさせることが可能である。
再び図2を参照して、データ管理装置10の機能部を説明する。取得部11は、生産性データを取得する部分である。取得部11は、取得した生産性データを生産性データ記憶部30に記憶させる。取得部11は、ラベルデータ記憶部20に記憶されているラベルのカテゴリのうちの少なくとも1以上のカテゴリから選択された少なくとも1つのラベルが関連付けられた生産性データを取得する。
生産性データは、例えば、本実施形態のデータ管理システム1とは別の、作業工程、予算及び投入資源等の生産性に関するデータを管理しているシステムから入力される。この場合には、例えば、他のシステムからのデータとそのデータに関連付けるべきラベルとの対応関係を規定したテーブルを予め設定しておき、取得部11は、そのテーブルに基づいて所定のラベルが関連付けられた他のシステムからのデータを取得する。
また、生産性データは、例えば土木工事の管理者等に例示されるようなデータ管理システム1のユーザにより入力されることとしてもよい。この場合には、入力される生産性データに対してユーザにより適切なラベルが関連付けられる。
生産性データに関連付けられるラベルは、ラベルデータ記憶部20に記憶されているラベルのうち、各カテゴリの階層構造におけるいかなる階層のラベルであってもよい。また、一の生産性データに対して、複数のカテゴリのうちの複数のカテゴリのそれぞれから選択された複数のラベルが関連付けられてもよい。
図8〜図12は、取得部11により取得され、生産性データ記憶部30に記憶されている生産性データの例を示す図である。これらの例のうち、図8〜図10は、土木工事における生産性データのうちの予定に関する予定情報データの例を示す。また、図11〜図12は、土木工事における生産性データのうちの実績に関する実績情報データの例を示す。
図8は、作業工程データの例を示す図である。図8に示すように、生産性データ記憶部30は、位置カテゴリ(LBS)のラベル、及び、作業カテゴリ(WBS)のラベルが関連付けられた、開始日時、終了日時及び作業日数等を含む作業工程データを記憶している。図8に示す例では、生産性データ記憶部30は、例えば、開始日時「2017/7/1」、終了日時「2017/7/6」及び作業日数「5」等を含む作業工程データを、LBSラベル「上り線−第1施工区間」及びWBSラベル「仮設−支保工」に関連付けて記憶している。
図9は、工事予算データの例を示す図である。図9に示すように、生産性データ記憶部30は、原価カテゴリ(CBS)のラベルが関連付けられた、単位、数量、単価及び金額を含む工事予算データを記憶している。図9に示す例では、生産性データ記憶部30は、例えば、単位「m2」、数量「400」、単価「7500」及び金額「3000000」を含む工事予算データを、CBSラベル「上り線−第1施工区間−仮設−支保工」に関連付けて記憶している。
図10は、工事数量データの例を示す図である。図10に示すように、生産性データ記憶部30は、位置カテゴリ(LBS)のラベル、作業カテゴリ(WBS)のラベル及び原価カテゴリ(CBS)のラベルが関連付けられた、単位、数量を含む工事数量データを記憶している。図10に示す例では、生産性データ記憶部30は、例えば、単位「空m3」及び数量「400」含む工事数量データを、LBSラベル「上り線−第1施工区間」、WBSラベル「仮設−支保工」及びCBSラベル「上り線−第1施工区間−仮設−支保工」に関連付けて記憶している。
図11は、進捗データの例を示す図である。図11に示すように、生産性データ記憶部30は、位置カテゴリ(LBS)のラベル、及び、作業カテゴリ(WBS)のラベルが関連付けられた、現在基準日、開始日時、終了日時及び作業日数等を含む進捗データを記憶している。図11に示す例では、生産性データ記憶部30は、例えば、現在基準日「2017/8/30」、開始日時「2017/8/1」、終了日時「2017/8/6」及び作業日数「10」等を含む進捗データを、LBSラベル「上り線−第1施工区間」及びWBSラベル「仮設−支保工」に関連付けて記憶している。
図12は、原価データの例を示す図である。図12に示すように、生産性データ記憶部30は、原価カテゴリ(CBS)のラベルが関連付けられた、計上年月日、金額を含む原価データを記憶している。図12に示す例では、生産性データ記憶部30は、例えば、計上年月日「2017/8/31」、金額「1000000」を含む原価データを、CBSラベル「上り線−第1施工区間−仮設−支保工」に関連付けて記憶している。なお、本実施形態では、土木工事における生産性データのうちの実績に関する実績情報データとして、進捗データ及び原価データを例示しているが、資源に関する情報を含む資源データが実績情報データとして取得部11により更に取得されてもよい。
再び図2を参照して、データ管理装置10の機能部を説明する。受付部12は、カテゴリごとに指定されたラベルを少なくとも1以上含む検索条件を受け付ける部分である。具体的には、受付部12は、端末Tから送信された検索条件を受け付ける。検索条件は、例えば、端末Tのユーザにより入力される。検索条件に含まれるラベルは、各カテゴリの階層構造のうちのいずれかの階層に属するものである。受付部12は、例えば、LBSラベル「上り線−第1施工区間」及びWBSラベル「仮設−支保工」を検索条件として受け付けてもよい。また、検索条件に含まれるラベルは、階層構造のうちのいずれの階層に属するものであってもよいので、受付部12は、例えば、LBSラベル「上り線」及びWBSラベル「仮設−支保工」を検索条件として受け付けてもよい。また、検索条件は、ラベルの指定の他に、検索の対象とするデータの種別の指定を含んでもよい。
抽出部13は、受付部12により受け付けられた検索条件に該当する生産性データを、取得部11により取得された生産性データから抽出する部分である。本実施形態では、取得部11により取得された生産性データは生産性データ記憶部30に記憶されているので、抽出部13は、検索条件に該当する生産性データを生産性データ記憶部30から抽出する。例えば、LBSラベル「上り線−第1施工区間」及びWBSラベル「仮設−支保工」を検索条件として受け付けた場合には、抽出部13は、図8〜図12に例示した生産性データから、当該検索条件のラベルが関連付けられている生産性データを抽出する。検索条件においてデータの種別が指定されている場合は、抽出部13は、指定されたデータの種別において、検索条件のラベルが関連付けられている生産性データを抽出する。
出力部14は、抽出部13により抽出された生産性データを出力する部分である。具体的には、出力部14は、例えば、抽出された生産性データを端末Tに送信する。出力部14は、抽出された生産性データを所定の集計方法で集計し、集計された生産性データを端末Tに表示させてもよい。
次に、本実施形態のデータ管理システム1による、ある土木工事における生産性の指標の予定/実績の比較及び分析の例を説明する。図13は、ある土木工事における作業工程の予定及び実績を示す図である。図13に示すように、7月から9月の下旬に上り線の施工が行われ、9月下旬から12月の中旬に下り線の施工が行われる予定となっている。これに対して、実績においては、上り線の施工の開始が1ヶ月遅れたにも関わらず、下り線の施工は予定どおりに開始され、工事全体は予定通りに終了している。このため、実績において、9月下旬から10月中旬に、上下線の同時施工期間が発生した。このような、予定に対する実績の差異が生産性に与えた影響を、データ管理システム1により分析する例を以下に詳述する。
図14〜図16は、種々のラベルの指定に基づいて抽出した生産性データを、所定の集計方法により集計して算出したPV(Planed Value)予定出来高、EV(Earned Value)実績出来高及びAC(Actual Cost)実績原価のデータのそれぞれの例を示す図である。検索条件としてのラベルの指定は、LBSラベルのレベル1(上り線/下り線)及びレベル2(第1〜第4施工区間)並びにWBSラベルのレベル1(仮設/本体)、及びレベル2(支保工/型枠/コンクリート/鉄筋)の取り得る組み合わせを全て含む。
PV予定出来高は、工事予算の金額に換算された出来高の時間的な推移の予定を示すデータであって、LBSラベルとWBSラベルにより特定される作業毎の開始日時、終了日時、工事数量等の予定に係る生産性データを参照することにより算出できる。
EV実績出来高は、LBSラベルとWBSラベルにより特定される作業毎の開始日時、終了日時の実績に基づいて、PV予定出来高を時間軸方向にシフトさせたものであり、PV予定出来高と対比することでスケジュール管理に使われる。
AC実績原価は、PV予定出来高及びEV実績出来高に対応する原価の発生実績であり、EV実績出来高と対比することでコスト管理に使われる。
PV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価の算出は、土木工事の分野において周知の手法によるものであるので、詳細な説明は省略する。なお、PV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価のデータもそれぞれ、生産性データの1種として捉えることができるので、これらのデータは予め出力部14により算出されて、生産性データ記憶部30に記憶されていることとしてもよい。例えば、図14に示す例では、LBSラベル「上り線−第1施工区間」及びWBSラベル「仮設−支保工」を検索条件として抽出された種々の生産性データに基づいて算出されたPV予定出来高が現在基準日に対応付けられて示されている。
生産性データの詳細な分析のために、出力部14は、第1ラベルを含む検索条件に基づいて抽出された生産性データを、所定の集計方法で集計して第1の出力情報として出力する。そして、出力部14は、第1ラベルが属するカテゴリにおいて第1ラベルより下位の階層に属する第2ラベルを第1ラベルに代えて含む検索条件に基づいて抽出された生産性データを、所定の集計方法で集計した第2の出力情報を、第1の出力情報と対比可能な態様で出力することとしてもよい。このような出力情報の出力について、図15〜図18を参照して説明する。
図17は、現在基準日に対するPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価の推移を示すグラフ(出力情報)であって、位置カテゴリ(LBS)のラベル及び作業カテゴリ(WBS)のラベルの取り得る組み合わせの全てを検索条件として抽出されたデータをそれぞれ集計したものである。即ち、出力部14は、位置カテゴリ(LBS)のラベル及び作業カテゴリ(WBS)のラベルの取り得る組み合わせの全てを検索条件として用いてPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価を抽出して、それぞれのデータについての現在基準日に対する推移を示す出力情報を出力する。言い換えるならば、出力部14は、位置カテゴリ及び作業カテゴリのラベルで限定することなくPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価を抽出する。さらに言い換えるならば、出力部14は、位置カテゴリ及び作業カテゴリのそれぞれのカテゴリの最上位の階層のラベル(いわゆるワイルドカード)を検索条件として、PV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価のデータを抽出する。
図17に示すように、現在基準日「2017/12/31」において、AC実績原価が、PV予定出来高及びEV実績出来高を上回っているので、何らかのコスト増加要因が発生したことがわかる。このコスト増加要因をより詳細に分析するために、端末Tからの指示入力に基づいて、出力部14は、図17に示される出力情報の集計に用いられた生産性データの抽出よりも、下位の階層に属するラベルを用いて抽出された生産性データを集計して出力情報(第2の出力情報)として出力する。
図17の出力情報は、LBSラベル及びWBSラベルとして、共にワイルドカードを検索条件として抽出したデータに基づいていた。これに対して、出力部14は、LBSラベル「上り線」を検索条件として抽出されたPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価を集計した出力情報を出力する。具体的には、出力部14は、図18(a)に示すように、LBSラベル「上り線」を検索条件として抽出されたPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価の現在基準日に対する推移を示すグラフを、図17に示すグラフと対比可能な態様で出力する。出力部14は、例えば、端末Tに、図17に示すグラフと図18(a)に示すグラフとを並べて表示させる。
さらに、出力部14は、図18(b)に示すように、LBSラベル「下り線」を検索条件として抽出されたPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価の現在基準日に対する推移を示すグラフを、図17及び図18(a)に示すグラフと対比可能な態様で出力する。
図18(b)に示すように、LBSラベル「下り線」を検索条件として抽出したデータに基づくグラフの現在基準日「2017/12/31」において、AC実績原価が、PV予定出来高及びEV実績出来高を上回っているので、位置カテゴリのラベル「下り線」が関連付けられる位置の工事にコスト増加要因があることがわかる。
このコスト増加要因をより詳細に分析するために、端末Tからの指示入力に基づいて、図18に示す例ではWBSラベルとしてワイルドカードを検索条件としていたのに対して、出力部14は、WBSラベル「支保工」、「型枠」、「鉄筋」及び「コンクリート」のそれぞれを検索条件として抽出されたPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価を集計した出力情報を出力する。具体的には、出力部14は、図19(a)〜(d)に示すように、WBSラベル「支保工」、「型枠」、「鉄筋」及び「コンクリート」のそれぞれを検索条件として抽出されたPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価の現在基準日に対する推移を示すグラフを、図18(b)に示すグラフと対比可能な態様で出力する。
図19(a)のグラフ及び他のグラフとの対比により示されるように、WBSラベル「支保工」を検索条件として抽出したデータに基づくグラフの現在基準日「2017/12/31」において、AC実績原価が、PV予定出来高及びEV実績出来高を上回っているので、作業カテゴリのラベル「支保工」が関連付けられる作業の工事にコスト増加要因があることがわかる。
さらに、このコスト増加要因をより詳細に分析するために、端末Tからの指示入力に基づいて、出力部14は、作業カテゴリの検索条件をWBSラベル「支保工」として、位置カテゴリの検索条件をLBSラベル「下り線−第1施工区間」、「下り線−第2施工区間」、「下り線−第3施工区間」及び「下り線−第4施工区間」のそれぞれとして抽出されたPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価を集計した4種の出力情報を出力する。具体的には、出力部14は、図20(a)〜(d)に示すように、作業カテゴリの検索条件をWBSラベル「支保工」として、位置カテゴリの検索条件をLBSラベル「下り線−第1施工区間」、「下り線−第2施工区間」、「下り線−第3施工区間」及び「下り線−第4施工区間」のそれぞれに変えて抽出されたPV予定出来高、EV実績出来高及びAC実績原価の現在基準日に対する推移を示すグラフを、図19(a)に示すグラフと対比可能な態様で出力する。
図20(a),(b)のグラフ及び他のグラフとの対比により示されるように、LBSラベル「下り線−第1施工区間」及び「下り線−第2施工区間」を検索条件として抽出したデータに基づくグラフの現在基準日「2017/12/31」において、AC実績原価が、PV予定出来高及びEV実績出来高を上回っている。これにより、作業カテゴリのラベル「支保工」が関連付けられる作業であって、且つ、位置カテゴリのラベル「下り線−第1施工区間」または「下り線−第2施工区間」が関連付けられる位置の工事にコスト増加要因があることがわかる。
次に、ラベルデータ記憶部20に記憶されているラベルの管理について説明する。図2に示されるように、データ管理装置10は、機能部11〜14に加えて、ラベル変更部15及び生産性データ管理部16を更に備えてもよい。
ラベル変更部15は、ラベルデータ記憶部20に記憶されているラベルの変更に関する所定の入力を受け付けて、受け付けた所定の入力に応じて、ラベルの情報を変更する部分である。具体的には、端末Tのユーザにより入力されたラベルの情報の変更の指示入力、及び、データ管理装置10の管理者による指示入力等に基づいて、ラベル変更部15は、図4〜図7に例示したラベルの削除、追加、階層構造の変更といった処理を実施する。
生産性データ管理部16は、ラベル変更部15によるラベルの情報の変更に応じて、生産性データ記憶部30に記憶されている生産性データのうち、情報が変更されたラベルが関連付けられていた生産性データのラベルを変更する部分である。
例えば、ラベル変更部15により、ラベルデータ記憶部20に記憶されていたラベルのうちの一のラベル(第3ラベル)が削除された場合に、生産性データ管理部16は、当該一のラベルが属するカテゴリの階層構造において当該一のラベルの直上に関連付けられているラベル(第4ラベル)を、当該一のラベルが関連付けられていた生産性データに関連付ける。例えば、位置カテゴリのラベルのうち、ラベル「上り線」の下位階層に属するラベル「第1施工区間」がラベル変更部15により削除された場合には、生産性データ管理部16は、LBSラベル「上り線−第1施工区間」が関連付けられていた生産性データに、LBSラベル「上り線」を関連付ける。
また、ラベル変更部15により、ラベルの追加、階層構造の変更が行われた場合には、生産性データ管理部16は、端末Tのユーザまたはデータ管理システム1の管理者等による指示入力、及び、所定の変更ルール等に基づいて、ラベルの情報の変更に係る生産性データのラベルを変更する。
次に、図21を参照して、本実施形態のデータ管理システム1の動作について説明する。図21は、データ管理システム1において実施されるデータ管理方法の処理内容を示すフローチャートである。
ステップS1において、取得部11は、ラベルデータ記憶部20に記憶されているラベルが関連付けられた生産性データを取得する。そして、取得部11は、取得した生産性データを生産性データ記憶部30に記憶させる。
ステップS2において、カテゴリごとに指定されたラベルを少なくとも1以上含む検索条件を受け付ける。
ステップS3において、抽出部13は、ステップS2において受付部12により受け付けられた検索条件に該当する生産性データを、ステップS1において取得部11により取得された生産性データから抽出する。
ステップS4において、出力部14は、ステップS3において抽出部13により抽出された生産性データを、所定の集計方法で集計して出力する。
次に、図22を参照して、コンピュータをデータ管理装置10として機能させるためのデータ管理プログラムを説明する。データ管理プログラムp10は、メインモジュールm10、取得モジュールm11、受付モジュールm12、抽出モジュールm13及び出力モジュールm14を含む。また、データ管理プログラムp10は、ラベル変更モジュールm15及び生産性データ管理モジュールm16をさらに含んでもよい。
メインモジュールm10は、データ管理処理を統括的に制御する部分である。取得モジュールm11、受付モジュールm12、抽出モジュールm13、出力モジュールm14、ラベル変更モジュールm15及び生産性データ管理モジュールm16を実行することにより実現される機能はそれぞれ、図2に示されるデータ管理装置10の取得部11、受付部12、抽出部13、出力部14、ラベル変更部15及び生産性データ管理部16の機能と同様である。
データ管理プログラムp10は、例えば、磁気ディスクや光ディスクまたは半導体メモリ等の記憶媒体rm10によって提供される。また、データ管理プログラムp10は、搬送波に重畳されたコンピュータデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。
以上説明した本実施形態のデータ管理システム1、データ管理方法及びデータ管理プログラムp10によれば、カテゴリごとに階層構造を成す複数のラベルが予め記憶されており、各カテゴリの階層構造のうちのいずれかの階層に属するラベルが関連付けられた生産性データが取得される。これにより、生産性データが、網羅的且つ体系的にシステムに蓄積される。そして、任意に指定されたラベルを検索条件として生産性データを抽出及び出力できるので、蓄積されている情報の柔軟な利用が可能となる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
例えば、本実施形態では、データ管理装置10が取得部11、受付部12、抽出部13、出力部14、ラベル変更部15及び生産性データ管理部16を備えることとしているが、これらの機能部11〜16が、互いに通信可能な複数のコンピュータに分散して構成されることとしてもよい。
1…データ管理システム、10…データ管理装置、11…取得部、12…受付部、13…抽出部、14…出力部、15…ラベル変更部、16…生産性データ管理部、20…ラベルデータ記憶部、30…生産性データ記憶部、T…端末、m10…メインモジュール、m11…取得モジュール、m12…受付モジュール、m13…抽出モジュール、m14…出力モジュール、m15…ラベル変更モジュール、m16…生産性データ管理モジュール、p10…データ管理プログラム、rm10…記憶媒体。

Claims (8)

  1. 生産性データを管理するデータ管理システムであって、
    前記生産性データの種別を表すラベルであって複数のカテゴリごとに階層構造を成している複数のラベルを記憶しているラベルデータ記憶部と、
    前記複数のカテゴリのうちの少なくとも1以上のカテゴリごとに選択された少なくとも1つのラベルが関連付けられた前記生産性データを取得する取得部と、
    ラベルの各カテゴリにおける階層構造のうちのいずれかの階層に属するラベルであって、カテゴリごとに指定されたラベルを少なくとも1以上含む検索条件を受け付ける受付部と、
    前記検索条件に該当する前記生産性データを、前記取得部により取得された前記生産性データから抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された前記生産性データを出力する出力部と、
    前記取得部により取得された前記生産性データを記憶している生産性データ記憶部と、
    前記ラベルデータ記憶部に記憶されているラベルの変更に関する所定の入力を受け付けて、受け付けた所定の入力に応じて、前記ラベルの情報を変更するラベル変更部と、
    前記ラベル変更部による前記ラベルの情報の変更に応じて、前記生産性データ記憶部に記憶されている前記生産性データのうち、情報が変更されたラベルが関連付けられていた前記生産性データのラベルを変更する生産性データ管理部と、を備え
    前記生産性データ管理部は、前記ラベル変更部により、前記ラベルデータ記憶部に記憶されていたラベルのうちの第3ラベルが削除された場合に、前記第3ラベルが属するカテゴリの階層構造において前記第3ラベルの直上に関連付けられている第4ラベルを、前記第3ラベルが関連付けられていた前記生産性データに関連付ける、
    データ管理システム。
  2. 前記出力部は、第1ラベルを含む検索条件に基づいて抽出された生産性データを、所定の集計方法で集計して第1の出力情報として出力し、
    前記第1ラベルが属するカテゴリにおいて前記第1ラベルより下位の階層に属する第2ラベルを前記第1ラベルに代えて含む前記検索条件に基づいて抽出された生産性データを、前記所定の集計方法で集計した第2の出力情報を、前記第1の出力情報と対比可能な態様で出力する、
    請求項1に記載のデータ管理システム。
  3. 前記ラベルのカテゴリは、位置を表すラベルに関する位置カテゴリ、作業を表すラベルに関する作業カテゴリ、原価を表すラベルに関する原価カテゴリ、及び、資源を表すラベルに関する資源カテゴリの少なくとも一つを含む、
    請求項1または2に記載のデータ管理システム。
  4. 前記生産性データは、土木工事における予定に関する予定情報データ及び実績に関する実績情報データの少なくともいずれかを含む、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のデータ管理システム。
  5. 前記予定情報データは、作業工程に関する情報を含む作業工程データ、土木工事に関する数量に関する情報を含む工事数量データ、及び、土木工事に関する予算に関する情報を含む予算データの少なくともいずれか一つを含む、
    請求項に記載のデータ管理システム。
  6. 前記実績情報データは、土木工事における進捗に関する情報を含む進捗データ、原価に関する情報を含む原価データ、及び、資源に関する情報を含む資源データの少なくともいずれか一つを含む、
    請求項4または5に記載のデータ管理システム。
  7. 生産性データを管理するデータ管理システムにおけるデータ管理方法であって、
    前記データ管理システムは、前記生産性データの種別を表すラベルであって複数のカテゴリごとに階層構造を成している複数のラベルを記憶しているラベルデータ記憶部を備え、
    前記データ管理方法は、
    前記複数のカテゴリのうちの少なくとも1以上のカテゴリごとに選択された少なくとも1つのラベルが関連付けられた前記生産性データを取得する取得ステップと、
    ラベルの各カテゴリにおける階層構造のうちのいずれかの階層に属するラベルであって、カテゴリごとに指定されたラベルを少なくとも1以上含む検索条件を受け付ける受付ステップと、
    前記検索条件に該当する前記生産性データを、前記取得ステップにおいて取得された前記生産性データから抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにおいて抽出された前記生産性データを出力する出力ステップと、を有し、
    前記データ管理システムは、前記取得ステップにおいて取得された前記生産性データを記憶している生産性データ記憶部、を更に備え、
    前記データ管理方法は、
    前記ラベルデータ記憶部に記憶されているラベルの変更に関する所定の入力を受け付けて、受け付けた所定の入力に応じて、前記ラベルの情報を変更するラベル変更ステップと、
    前記ラベル変更ステップにおける前記ラベルの情報の変更に応じて、前記生産性データ記憶部に記憶されている前記生産性データのうち、情報が変更されたラベルが関連付けられていた前記生産性データのラベルを変更する生産性データ管理ステップと、更に有し、
    前記生産性データ管理ステップにおいて、前記ラベル変更ステップにおいて前記ラベルデータ記憶部に記憶されていたラベルのうちの第3ラベルが削除された場合に、前記第3ラベルが属するカテゴリの階層構造において前記第3ラベルの直上に関連付けられている第4ラベルを、前記第3ラベルが関連付けられていた前記生産性データに関連付ける、
    データ管理方法。
  8. 生産性データを管理するデータ管理システムとしてコンピュータを機能させるデータ管理プログラムであって、
    前記データ管理システムは、前記生産性データの種別を表すラベルであって複数のカテゴリごとに階層構造を成している複数のラベルを記憶しているラベルデータ記憶部を備え、
    前記データ管理プログラムは、前記コンピュータを、
    前記複数のカテゴリのうちの少なくとも1以上のカテゴリごとに選択された少なくとも1つのラベルが関連付けられた前記生産性データを取得する取得手段、
    ラベルの各カテゴリにおける階層構造のうちのいずれかの階層に属するラベルであって、カテゴリごとに指定されたラベルを少なくとも1以上含む検索条件を受け付ける受付手段、
    前記検索条件に該当する前記生産性データを、前記取得手段により取得された前記生産性データから抽出する抽出手段、及び、
    前記抽出手段により抽出された前記生産性データを出力する出力手段、として機能させ、
    前記データ管理システムは、前記取得手段により取得された前記生産性データを記憶している生産性データ記憶部、を更に備え、
    前記データ管理プログラムは、前記コンピュータを、
    前記ラベルデータ記憶部に記憶されているラベルの変更に関する所定の入力を受け付けて、受け付けた所定の入力に応じて、前記ラベルの情報を変更するラベル変更手段、及び、
    前記ラベル変更手段による前記ラベルの情報の変更に応じて、前記生産性データ記憶部に記憶されている前記生産性データのうち、情報が変更されたラベルが関連付けられていた前記生産性データのラベルを変更する生産性データ管理手段、として機能させ、
    前記生産性データ管理手段は、前記ラベル変更手段により前記ラベルデータ記憶部に記憶されていたラベルのうちの第3ラベルが削除された場合に、前記第3ラベルが属するカテゴリの階層構造において前記第3ラベルの直上に関連付けられている第4ラベルを、前記第3ラベルが関連付けられていた前記生産性データに関連付ける、
    データ管理プログラム。

JP2017144614A 2017-07-26 2017-07-26 データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラム Active JP6893454B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017144614A JP6893454B2 (ja) 2017-07-26 2017-07-26 データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017144614A JP6893454B2 (ja) 2017-07-26 2017-07-26 データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019028553A JP2019028553A (ja) 2019-02-21
JP6893454B2 true JP6893454B2 (ja) 2021-06-23

Family

ID=65478434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017144614A Active JP6893454B2 (ja) 2017-07-26 2017-07-26 データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6893454B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3734132B2 (ja) * 1999-04-01 2006-01-11 日本電信電話株式会社 鍵リカバリ権限管理方法、その装置及びプログラム記録媒体
JP2002108975A (ja) * 2000-10-02 2002-04-12 Komatsu Ltd 施工量管理システム
JP5369832B2 (ja) * 2009-03-31 2013-12-18 富士電機株式会社 生産情報管理システム
JP5974830B2 (ja) * 2012-11-01 2016-08-23 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 演算処理装置および演算処理プログラム
WO2015157792A1 (en) * 2014-04-17 2015-10-22 Viewpro Pty Ltd Project management system and method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019028553A (ja) 2019-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5303144A (en) Computer aided planning support system
US20160019488A1 (en) Workflow management device and workflow management method
US20160342927A1 (en) Systems and methods for providing an information technology interface
US20140039955A1 (en) Task assignment management system and method
JP7134286B2 (ja) 土木・建設現場における工事作業に対する危険予知活動の分析支援システム及び連絡配布支援システム
CN111091202B (zh) 车辆管理系统、车辆管理装置及车辆管理方法
JP2008250558A (ja) ワークフロー管理システム、ワークフロー管理方法、検索システム、検索方法、及びプログラム
JP2008250556A (ja) ワークフロー管理システム、ワークフロー管理方法、及びプログラム
JP2020067758A (ja) プログラム、情報処理装置、および情報処理方法
JP6893454B2 (ja) データ管理システム、データ管理方法及びデータ管理プログラム
JP2016177624A (ja) ワークフロー管理システム、ワークフロー管理装置、制御方法及びプログラム
JP2009217529A (ja) ナレッジマネジメントシステム
CN111222166A (zh) 多人在线协同的设计素材共享与管理的方法和装置
JP6098685B2 (ja) ワークフローシステム、ワークフローシステムの制御方法およびプログラム、ワークフローサーバ、ワークフローサーバの制御方法およびプログラム
JP2009043188A (ja) 運用管理サポートシステム、プログラム
KR102250004B1 (ko) 휴가 정보 제공 및 휴가 일정 제안 시스템
JP5319653B2 (ja) データ管理システム、データ管理方法、およびデータ管理プログラム
JP5854745B2 (ja) 工程管理ツールのデータインタフェース装置、データインタフェース方法、データインタフェースプログラム及び工程管理システム
JP4939275B2 (ja) ワークフロー管理システム、ワークフロー管理方法、及びプログラム
JPH11161712A (ja) 土木工事原価管理装置
JP6558171B2 (ja) 作業管理装置及びプログラム
JP7425166B1 (ja) 物流作業評価支援システム
WO2023063172A1 (ja) 業務情報管理システム及びデータ検索方法
CN112070464B (zh) 项目管理方法、装置、设备及其存储介质
US20200257444A1 (en) Proportion display apparatus, proportion display method, and recording medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210525

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6893454

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250