JP6892533B2 - 除草シート - Google Patents
除草シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP6892533B2 JP6892533B2 JP2020054488A JP2020054488A JP6892533B2 JP 6892533 B2 JP6892533 B2 JP 6892533B2 JP 2020054488 A JP2020054488 A JP 2020054488A JP 2020054488 A JP2020054488 A JP 2020054488A JP 6892533 B2 JP6892533 B2 JP 6892533B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- herbicide
- sheet
- sensitive adhesive
- pressure
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
繁殖力の強い大型の植物の駆除方法としては、伐採、除草剤の散布、巻き枯らし及び除草剤の樹幹注入等が挙げられる。しかしながら、伐採はチェーンソーを用いた大掛かりな作業となる。また、除草剤散布では、枯らしたくない有用植物まで枯らしてしまう場合がある。さらに、除草剤の巻き枯らし又は樹幹注入では、予め、樹皮をチェーンソーで剥ぐ、又は幹に切り目や穴を開ける必要があり、作業が煩雑である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、対象植物に対してのみ除草剤を投与でき、作業が簡便であり、作用効率が良い除草シートを提供することを目的とする。
粘着剤層中の除草剤の量は、1mg/cm2未満であることが好ましい。
本発明の一実施形態について図1を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態の除草シート10は、図1に示すように、粘着性シート13と、除草剤を含有する薬剤保持層14とをこの順に備えてなるものであり、除草剤は、アミノ酸生合成阻害剤である。
以下、本発明の一実施形態の詳細について説明する。後述の実施例において、絆創膏型除草シートとして説明するものである。
粘着性シート13は、図1に示すように、基材11と粘着剤層12とをこの順に備えてなる。
後述の除草シートの使用方法で説明するが、本発明の除草シート10は、樹木の幹又は茎に巻き付けて使用するものであるため、基材11としては、可撓性又は柔軟性があり、幹又は茎への密着性、除草剤の蒸発及び漏洩を防ぐような物性を有するものであることが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレン共重合体、エチレンブテン‐1共重合体、エチレンオクテン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンビニルアルコール共重合体等のポリオレフィン系材料;ポリビニルアルコール系材料、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系材料;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート等のポリエステル系材料;ナイロン6、ナイロン6,6等のポリアミド系材料;構造内に亜鉛、ナトリウム等の金属イオンをもつ各種アイオノマー系材料;ポリスチレン、スチレンイソプレン共重合体、スチレンブタジエン共重合体等のスチレン系材料;ポリウレタン系材料;塩ビ系材料;テトラフルオロエチレン、テトラフルオロプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、4フッ化エチレン・エチレン共重合樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル等のフッ素系材料;アセテート、セロファン等のセルロース系材料;ポリ乳酸等の生分解性プラスチック;アルミニウム、銀、金等の金属箔;上記各種材料の1種又は2種以上の混合物又は積層構造を用いることができる。
基材11が金属箔の場合は、その厚みは、5μm以上200μm以下であることが好ましく、20μm以上100μm以下であることがより好ましい。
また、基材11が樹脂フィルムの場合は、その厚みは、5μm以上200μm以下であることが好ましく、10μm以上200μm以下であることがより好ましく、10μm以上100μm以下であることが更に好ましい。
これらの各種フィルム等から形成されるキャリアフィルムは、厚みを厚いものとするか、又は腰の強い材質からなるものとすることが望ましい。キャリアフィルムの厚みは、適宜設定できるが、通常、10μm以上、好ましくは20μm以上であり、その上限値は500μm程度である。
粘着剤層12は、単一の粘着剤層からなる構成としてもよく、複数の粘着剤層を積層した構成としてもよい。粘着剤層12が複数の粘着剤層を積層して形成された構成である場合、種類の異なる粘着剤層を積層したものとすることができる。また、粘着剤層12は、基材11の一方の面の全面にわたって形成されていてもよい。また、粘着剤層12は、薬剤保持層14が設けられる領域では、薬剤保持層が固定できる程度に一部に形成されていてもよい。
薬剤保持層14は、除草剤を保持でき、かつ、基材11と同様、可撓性又は柔軟性を有するものであればよい。薬剤保持層14としては、例えば、綿、リネン、木材パルプ繊維などの天然繊維からなる織布又は不織布、レーヨン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン繊維などの合成繊維からなる織布又は不織布、ポリウレタン、シリコーンなどの樹脂発泡体、親水性若しくは吸水性の樹脂又は添加物を含む成形物、及び、紙を挙げることができる。
薬剤保持層14は、粘着性シート13の粘着剤層12の上に配置することにより、粘着剤層12の粘着性によって粘着性シート13に固定される。薬剤保持層14は、層中での薬剤の安定化、貼付時の薬剤の浸透性を促進させる為に、界面活性剤(陽イオン性、陰イオン性、非イオン性、両性、シリコーン系等)、脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール等の添加剤を添加することができる。
本発明の除草シートに用いる除草剤は、浸透移行性を有すること、人への安全性が高いことが必要である。これらの要件を満たし、効率よく被着体を枯死させることができる除草剤としては、アミノ酸生合成阻害剤が挙げられる。アミノ酸生合成阻害剤には、グルタミンの生合成を阻害するグルタミン合成酵素阻害剤、必須アミノ酸である分枝アミノ酸の生合成を阻害する分枝アミノ酸生合成阻害剤(アセト乳酸合成酵素(ALS)活性阻害剤)、及び芳香族アミノ酸の生合成を阻害する芳香族アミノ酸生合成阻害剤(5−エノールピルボイルシキミ酸−3−リン酸(EPSP)合成酵素活性阻害剤)がある。その中でも、アセト乳酸合成酵素(ALS)活性阻害剤及び5−エノールピルボイルシキミ酸−3−リン酸(EPSP)合成酵素活性阻害剤が好ましい。薬剤保持層14に含まれる除草剤は、いずれか1種でもよく、生合成を抑制するアミノ酸の種類を問わず、複数を混合してもよい。
スルホニルウレア系の有効成分は、アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロンメチル、クロリムロンエチル、クロルスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、エタメトスルフロンメチル、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルピルスルフロン、ホラムスルフロン、ハロスルフロンメチル、イマゾスルフロン、ヨードスルフロン、メソスルフロン、メトスルフロンメチル、ニコスルフロン、オキサスルフロン、プリミスルフロン、プロスルフロン、ピラゾスルフロンエチル、リムスルフロン、スルホメツロンメチル、スルホスルフロン、チフェンスルフロンメチル、トリアスルフロン、トリフロキシスルフロン、トリフルスルフロンメチル、トリトスルフロンが挙げられる。
イミダゾリノン系の有効成分は、イマザピック、イマザメタベンズメチル、イマザモックス、イマザピル、イマザキン、イマゼタピルが挙げられる。
トリアゾロピリミジン系の有効成分は、クロランスラムメチル、ジクロスラム、フロラスラム、フルメツラム、メトスラム、ペノキススラムが挙げられる。
ピリミジニル(チオ)ベンゾエート系の有効成分は、ビスピリバック−ナトリウム塩、ピリベンゾキシム、ピリフタリド、ピリチオバック−ナトリウム塩、ピリミノバックメチルが挙げられる。
スルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系の有効成分は、フルカルバゾン−ナトリウム塩、プロポキシカルバゾン−ナトリウム塩が挙げられる。
本発明の除草シート10は、薬剤保持層14及び粘着面の表面に剥離紙を貼付してもよい。貼付される剥離紙としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、無延伸ポリプロピレン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等のプラスチックフィルム;上記のプラスチックフィルムに離型処理を施した加工シート;紙;紙に、ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックフィルムやそれらに離型処理を施した加工シートを積層したラミネート加工紙;これらのフィルム又はシートを相互に積層させた積層フィルム又はシートなどの、無色又は着色したシートを用いることができる。
剥離紙の厚みは、特に限定されないが、10μm以上500μm以下が好ましく、20μm以上300μm以下がより好ましく、40μm以上200μm以下が更に好ましい。
図2に示すように、本発明の他の実施形態の除草シート20は、基材21と、除草剤を含有する粘着剤層22とをこの順に備えてなる除草シート20である。除草剤は、上記のアセト乳酸合成酵素活性阻害剤及び5−エノールピルボイルシキミ酸−3−リン酸合成酵素活性阻害剤の少なくとも一方を使用することができる。
基材21は、上記一実施形態における基材11と同様のものを用いることができる。
また、粘着剤層22の材料も、上記一実施形態における樹脂と同様のものを用いることができる。
また、粘着剤層22の塗布量は、幹又は茎への除草剤の移行性を考慮すると、10g/m2以上300g/m2以下であることが好ましく、15g/m2以上150g/m2以下であることが好ましい。
さらに、粘着性シート20の厚みは、幹又は茎への追随性を考慮すると、15μm以上500μm以下であることが好ましく、25μm以上250μm以下であることが、更に好ましい。
本発明の一実施形態の除草シート10は、植物又は樹木の茎又は幹に薬剤保持層14を密着させるように巻き付け、枯死するまで、所望の日数、放置して使用するものである。
また、本発明の他の実施形態の除草シート20は、除草剤を含む粘着剤層22を、植物又は樹木の茎又は幹に密着させるように巻き付け、枯死するまで、所望の日数、放置して使用するものである。
茎又は幹の除草シート10を巻き付ける場所は、特に制限はなく、適宜選択してよい。
以下、絆創膏型の除草シートについての実施例及び比較例について説明する。
なお、「絆創膏型」とは、図1に示すように、基材、粘着剤層、及び薬剤保持層を備える除草シートを意味する。
基材の上に粘着剤層を形成した後、薬剤保持層を配置し、除草剤水溶液を含浸させて、除草シートを作製した。この除草シートを、対象樹木に巻き付けて、所定の日数、放置した。
各構成材料は以下のとおりである。除草剤の濃度、液量、及び農薬量は、試験結果とともに表1、表2及び表3に示す。
(1)基材:アルミニウム箔(厚さ50μm)
(2)粘着剤層:40μm
(3)薬剤保持層:コットン(目付 120g/m2)
(4)対象植物:フィリフェラオーレア、オカメザサ、ツバキ
(5)除草剤:グリホサート((EPSP)合成酵素活性阻害剤)、イマザピル((ALS)活性阻害剤)、ザイトロアミン(インドール酢酸様活性阻害剤)
対象樹木としてフィリフェラオーレアを用意し、除草剤水溶液としてイマザピル(濃度5wt%、液量300mg、農薬量15mg)を用いた。土面から約2〜3cm離して、本発明の除草シートを巻きつけた。
対象樹木としてオカメザサを用意し、除草剤水溶液としてイマザピル(濃度5wt%、液量300mg、農薬量15mg)を用いた。土面から約2〜3cm離して、本発明の除草シートを巻きつけた。オカメザザは茎が細い為に、異なる茎に3枚に分割して貼付した。
対象樹木としてフィリフェラオーレアを用い、除草剤を使用しなかったこと以外は、実施例1と同様にした。
対象樹木としてオカメザサを用い、除草剤を使用しなかったこと以外は、実施例2と同様にした。
対象樹木としてツバキを用意し、除草剤水溶液としてイマザピル(濃度25wt%、液量500mg、農薬量125mg)を用いた。土面から約2〜3cm離して、本発明の除草シートを巻きつけた。
対象樹木としてツバキを用意し、除草剤水溶液としてイマザピル(濃度48wt%、液量500mg、農薬量240mg)を用いた以外は、実施例3と同様に行った。
対象樹木としてツバキを用意し、除草剤を使用しなかったこと以外は、実施例3と同様にした。
対象樹木としてツバキを用意し、除草剤水溶液としてイマザピル(濃度9wt%、液量300mg、農薬量27mg)を用いた以外は、実施例3と同様に行った。
対象樹木としてツバキを用意し、除草剤水溶液としてザイトロアミン(濃度9wt%、液量300mg、農薬量27mg)を用いた以外は、実施例5と同様に行った。
対象樹木としてツバキを用意し、除草剤水溶液としてイマザピル(濃度0.054wt%、液量50g、農薬量27mg)を用い、除草剤水溶液を、葉全体に散布した。
除草剤水溶液としてザイトロアミンを用いた以外は、比較例5と同様に行った。
対象樹木としてツバキを用い、除草剤は使用しなかったこと以外は実施例5と同様にした。なお、比較例7は、比較例3とは実施時期が異なる。
上記実施例及び比較例について、試験前後の樹木の状態を観察した。また、実施例2〜5及び比較例3〜7の対象樹木の試験前後の写真を図3〜図12に示す。
また、実施例5及び比較例4から、本発明の除草シートは、特に、インドール酢酸様活性阻害剤よりも、(ALS)活性阻害剤の除草剤に効果的であることがわかる。
さらに、実施例5及び比較例5から、同じ農薬量を使用した場合、散布に比べて本発明の除草シートの方が、早い時期に枯死することがわかる。
このように、本発明の除草シートは、茎又は幹に巻き付けるだけであるので、作業も簡便であり、他の除草方法に比べて早期に効果を得ることができ、作用効率が高いことがわかる。
次に、粘着シート型除草シートについての実施例及び比較例について説明する。
なお、「粘着剤型除草シート」とは、図2に示すように、基材上に農薬を含有する粘着剤層を備える除草シートを意味する。
基材上に、除草剤を含有する粘着剤層を形成して除草シートを作製した。この除草シートを、対象樹木に巻き付けて、所定の日数、放置した。なお、光による粘着剤及び農薬の劣化を防ぐために、農薬含有粘着テープの表面をアルミ箔で覆った。
各構成材料は以下のとおりである。除草剤の濃度、液量、及び農薬量は、試験結果とともに表4、表5及び表6に示す。また、実施例6、10及び比較例11の試験前後の写真を図13〜図18に示す。
(1)基材:PET(厚み25μm)
(2)粘着剤層:ゴム系粘着剤(SIS/ロジン系樹脂/ナフテン系オイル)、アクリルエマルジョン系粘着剤(アクリル酸エステル/BA系)
(3)対象植物:ツバキ、レッドロビン
(4)除草剤:グリホサート((EPSP)合成酵素活性阻害剤)、イマザピル((ALS)活性阻害剤)
対象樹木としてツバキを用意し、粘着剤層の材料を、ラボプラストミル(登録商標)「株式会社東洋精機製作所製」で溶融混合したのち、所定の濃度(6wt%)となる様に除草剤を添加し、除草剤含有粘着組成物を作製した。この組成物を基材上に塗布して農薬含有粘着テープを作製した。この除草シートを、土面から約2〜3cm離して、除草シートを巻きつけた。
農薬濃度を4wt%にした以外は、実施例6と同様にした。
農薬濃度を0.68wt%にした以外は、実施例6と同様にした。
農薬濃度を0.01wt%にした以外は、実施例6と同様にした。
アクリルエマルジョン粘着剤に所定の濃度(6wt%)となる様に除草剤を混合し、除草剤含有粘着組成物を調製した。この組成物を基材上に塗布、乾燥し農薬含有粘着テープを作製した。
農薬濃度を4wt%にした以外は、実施例10と同様にした。
農薬濃度を0.68wt%にした以外は、実施例10と同様にした。
農薬濃度を0.01wt%にした以外は、実施例10と同様にした。
対象樹木をレッドロビンにし、農薬をグリホサートにした以外は、実施例6と同様にした。
農薬濃度を4wt%にした以外は、実施例14と同様にした。
農薬濃度を0.68wt%にした以外は、実施例14と同様にした。
農薬濃度を0.01wt%にした以外は、実施例14と同様にした。
本発明の除草シートを用いず、農薬(イマザピル)を散布した以外は、実施例6と同様にした。
ゴム系の粘着剤層に農薬を含有させていない除草シートを、ツバキに巻いた(未添加)。
アクリルエマルジョン系の粘着剤層に農薬を含有させていない除草シートを、ツバキに巻いた(未添加)以外は、実施例10と同様にした。
ツバキに、除草シートを巻かず、農薬も散布しなかった(未処理)。
レッドロビンに、農薬(グリホサート)を散布した以外は、実施例14と同様にした。
ゴム系の粘着剤層に農薬を含有させていない除草シートを、レッドロビンに巻いた(未添加)。
レッドロビンに、除草シートを巻かず、農薬も散布しなかった(未処理)
上記実施例6〜17及び比較例8〜14について、以下の評価を行った。
対象樹木の葉数を試験前後に測定し、以下の式から落葉率(%)を求めた。
(試験後の葉数―試験前の葉数)/試験前の葉数×100
対象樹木の高さを、試験前後に測定して、以下の式から成長率(高さ)%を求めた。
(試験後の樹木の高さ−試験前の樹木の高さ)/試験前の樹木の高さ×100
地面から2〜3cmの箇所の対象樹木の最大径を、試験前後に測定して、以下の式から成長率(樹木径)%を求めた。
(試験後の樹木の最大径−試験前の樹木の最大径)/試験前の樹木の最大径×100
対象樹木全体で、新芽の有無を確認し、以下の基準で評価した。
A:新芽が無い
B:新芽が芽吹く気配がある
C:新芽(葉)が出ている
対象樹木の葉の状況を観察し、以下の基準で評価した。なお、実施例14から実施例17、及び比較例12から14では、レッドロビンの葉の変色を判断することが難しいため、評価は行っていない。
A:樹木全体の葉の80%以上が変色している
B:樹木全体の50%以上80%未満が変色している
C:樹木全体の50%未満が変色している
また、実施例9に示すように、農薬濃度0.01wt%と低くても、十分除草効果が高いことがわかった。
なお、比較例10は、試験期間が夏であったことから樹木は成長しており、除草効果はなかったと判断できる。
11、21 基材
12、22 粘着剤層
13 粘着性シート
14 薬剤保持層
Claims (2)
- 粘着性シートと、除草剤を含有する薬剤保持層とをこの順に備えてなる除草シートであって、
前記除草剤が、アミノ酸生合成阻害剤であり、
前記粘着性シートで対象植物に貼付する除草シート。 - 基材と、除草剤を含有する粘着剤層とをこの順に備えてなる除草シートであって、
前記除草剤が、グリホサート又はイマザピルであり、
前記除草剤の濃度が、1cm 2 あたり農薬量0.0015mg以上0.9mg以下であり、
前記粘着剤層が、アクリル系粘着剤又はゴム系粘着剤から構成され、
前記粘着剤層で対象植物に貼付する除草シート。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019067313 | 2019-03-29 | ||
JP2019067313 | 2019-03-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020164515A JP2020164515A (ja) | 2020-10-08 |
JP6892533B2 true JP6892533B2 (ja) | 2021-06-23 |
Family
ID=72714720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020054488A Active JP6892533B2 (ja) | 2019-03-29 | 2020-03-25 | 除草シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6892533B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2022071026A1 (ja) * | 2020-09-30 | 2022-04-07 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4999725U (ja) * | 1972-12-25 | 1974-08-28 | ||
JPH11276052A (ja) * | 1998-03-27 | 1999-10-12 | Hokkai Sankyo Kk | 雑草抑制シート |
IL139388A (en) * | 2000-11-01 | 2005-09-25 | Makhteshim Chem Works Ltd | Pest control sheet |
US20080115411A1 (en) * | 2006-11-16 | 2008-05-22 | Ramsey Philip W | Weed control system |
-
2020
- 2020-03-25 JP JP2020054488A patent/JP6892533B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020164515A (ja) | 2020-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3805361B2 (ja) | 植物用の噴霧吹き付け可能な膜形成型活性物質徐放投与システム | |
CA2020665C (en) | Device for the release of systemic active substances to plants and the use thereof | |
JP6892533B2 (ja) | 除草シート | |
US5645844A (en) | Negatively charged chitosan derivative semiochemical delivery system | |
AU2016301102B2 (en) | Insect trap and method of use | |
AU614931B2 (en) | Device for the transcuticular application of active substances to plants | |
WO2021206021A1 (ja) | 農薬含有粘着テープ | |
JP5571974B2 (ja) | 害獣用忌避剤、害獣用忌避タブレット及び害獣用忌避シート | |
JP2021165240A (ja) | 植物用貼付剤 | |
JP3733405B2 (ja) | 揮発性薬剤徐放化シート並びにその製造方法 | |
WO2022071026A1 (ja) | 農薬テープ | |
US5308613A (en) | Indirect aphid control with low concentration of EBF | |
JPH0529361B2 (ja) | ||
GB2356141A (en) | An attractant for fruit flies | |
US5424072A (en) | Water soluble wetting agent for pesticide formulations | |
US20070157506A1 (en) | Pest barrier | |
JPH0525880Y2 (ja) | ||
KR20100012183A (ko) | 조류 퇴치용 고형물, 이를 이용한 조류 퇴치 방법 및 이를보관하는 방법 | |
DE3723380A1 (de) | Vorrichtung zur transcuticularen applikation von wirkstoffen an pflanzen | |
JPH0563442B2 (ja) | ||
WO2021252334A1 (en) | Insect attractant and killing system | |
JP6189207B2 (ja) | シロアリ駆除剤 | |
KR20170089159A (ko) | 파스형 작물보호제 및 그 제조방법 | |
JP2000336003A (ja) | 土壌中の有害生物防除用エアゾールと土壌燻蒸方法 | |
NZ739209B2 (en) | Insect trap and method of use |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201110 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20201110 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20201127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201222 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20210210 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210420 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210511 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210525 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210527 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6892533 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |