JP6892533B2 - 除草シート - Google Patents

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Description

本発明は、除草シートに関する。
現在日本で生育している外来植物は、街路樹や防砂林などの土地開発によって移植されたもの、又は材木の輸入によってその種子が持ち込まれたものである。近年、外来植物には、成長が早く、やせ地でも生育するものがあり、野生化して在来種の植生を乱すことが問題となっている。また、外来植物に限らず、クズ、竹等の繁殖力の強い植物が生育し続けると、周辺の植物の生育を阻害する。
繁殖力の強い大型の植物の駆除方法としては、伐採、除草剤の散布、巻き枯らし及び除草剤の樹幹注入等が挙げられる。しかしながら、伐採はチェーンソーを用いた大掛かりな作業となる。また、除草剤散布では、枯らしたくない有用植物まで枯らしてしまう場合がある。さらに、除草剤の巻き枯らし又は樹幹注入では、予め、樹皮をチェーンソーで剥ぐ、又は幹に切り目や穴を開ける必要があり、作業が煩雑である。
一方、公知の除草剤には、種々のタイプがあり、少量で効果が発現するものと一定量が必要なものとが存在する。少量で効果が発現するものは、効率は良いが、除草剤の飛散(ドリフト)によって有用植物まで枯死させるので散布には向かない。また、一定量の除草剤が必要なものは、繁殖力の強い大型の植物を駆除するには、大量の農薬が必要となるため、有用植物に影響する場合がある。さらに、土壌への残留性が高い農薬を使用した場合には、ドリフトにより有用植物を枯死させるだけでなく、その後、一定期間、植物が繁殖できない状況となる危険性もある。またさらに、除草剤の散布は、作業者の除草剤への被爆は避けられず、近隣住民に考慮すると、夜間など人の往来が減少した時間帯に作業しなければならず、作業者の負荷も大きい。
そこで、上記の方法とは異なる除草方法として、特許文献1に、ガムシートの粘着剤層面にインドール酢酸様活性の除草剤であるピクロラムをラノリンに混合させて基材に塗布した除草シートが提案されている。
実開昭49−99725号公報
しかしながら、特許文献1に記載の薬剤は、シート1cm当りの薬量が多く、枯死させる為には大量の薬剤が必要となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、対象植物に対してのみ除草剤を投与でき、作業が簡便であり、作用効率が良い除草シートを提供することを目的とする。
本発明の除草シートは、粘着性シートと、除草剤を含有する薬剤保持層とをこの順に備えてなる除草シートであって、除草剤がアミノ酸生合成阻害剤である。
また、本発明の他の除草シートは、基材と、除草剤を含有する粘着剤層とをこの順に備えてなる除草シートであって、除草剤がアミノ酸生合成阻害剤である。
粘着剤層中の除草剤の量は、1mg/cm未満であることが好ましい。
本発明によれば、対象植物に対してのみ除草剤を投与でき、作業が簡便であり、作用効率が良い除草シートを得ることができる。
本発明の除草シートの一実施形態を示す断面図である。 本発明の除草シートの他の実施形態を示す断面図である。 実施例2(紙面左)及び比較例2(紙面右)の試験前の写真である。 実施例2(紙面左)及び比較例2(紙面右)の試験後の写真である。 実施例3の試験後の写真である。 実施例4の試験後の写真である。 比較例3の写真である。 実施例5の(a)試験前と(b)試験後の写真である。 比較例4の(a)試験前と(b)試験後の写真である。 比較例5の(a)試験前と(b)試験後の写真である。 比較例6の(a)試験前と(b)試験後の写真である。 比較例7の(a)試験前と(b)試験後の写真である。 実施例6の試験前の写真である。 実施例10の試験前の写真である。 比較例11の試験前の写真である。 実施例6の試験後の写真である。 実施例10の試験後の写真である。 比較例11の試験後の写真である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態は例示の目的で提示するものであり、本発明は、以下に示す実施形態に何ら限定されるものではない。
[除草シート]
本発明の一実施形態について図1を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態の除草シート10は、図1に示すように、粘着性シート13と、除草剤を含有する薬剤保持層14とをこの順に備えてなるものであり、除草剤は、アミノ酸生合成阻害剤である。
以下、本発明の一実施形態の詳細について説明する。後述の実施例において、絆創膏型除草シートとして説明するものである。
(粘着性シート)
粘着性シート13は、図1に示すように、基材11と粘着剤層12とをこの順に備えてなる。
−基材−
後述の除草シートの使用方法で説明するが、本発明の除草シート10は、樹木の幹又は茎に巻き付けて使用するものであるため、基材11としては、可撓性又は柔軟性があり、幹又は茎への密着性、除草剤の蒸発及び漏洩を防ぐような物性を有するものであることが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレン共重合体、エチレンブテン‐1共重合体、エチレンオクテン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンビニルアルコール共重合体等のポリオレフィン系材料;ポリビニルアルコール系材料、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系材料;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート等のポリエステル系材料;ナイロン6、ナイロン6,6等のポリアミド系材料;構造内に亜鉛、ナトリウム等の金属イオンをもつ各種アイオノマー系材料;ポリスチレン、スチレンイソプレン共重合体、スチレンブタジエン共重合体等のスチレン系材料;ポリウレタン系材料;塩ビ系材料;テトラフルオロエチレン、テトラフルオロプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、4フッ化エチレン・エチレン共重合樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル等のフッ素系材料;アセテート、セロファン等のセルロース系材料;ポリ乳酸等の生分解性プラスチック;アルミニウム、銀、金等の金属箔;上記各種材料の1種又は2種以上の混合物又は積層構造を用いることができる。
基材11の厚みは、伸び、引張り強さ、作業性などの物理的性質、及び幹又は茎の表面への追随性を考慮して適宜選択可能であるが、5μm以上200μm以下であることが好ましく、20μm以上100μm以下であることがより好ましい。基材11の厚みが5μm未満であると、除草シート10の強度及び取り扱い性が低下して、幹や茎への貼付が困難になり、樹皮との接触によって破れる場合がある。また、基材11の厚みが200μmを超えると、除草シート10が幹や茎に巻くのに、追随しにくくなり、剥がれやすくなる。
基材11が金属箔の場合は、その厚みは、5μm以上200μm以下であることが好ましく、20μm以上100μm以下であることがより好ましい。
また、基材11が樹脂フィルムの場合は、その厚みは、5μm以上200μm以下であることが好ましく、10μm以上200μm以下であることがより好ましく、10μm以上100μm以下であることが更に好ましい。
なお、基材11の厚みが、ごく薄い場合は、基材11の粘着剤層12が設けられている面(一方の面ともいう)とは反対の面(他方の面ともいう)に、後述するキャリアフィルムを設けてもよい。
基材11の大きさは、対象植物の大きさ及び除草剤の濃度によって適宜選択することができる。
なお、基材11が樹脂フィルムである場合は、粘着剤層12と基材11の投錨性を向上することを目的に、基材11の一方の面及び他方の面の少なくとも一方にサンドブラスト処理、コロナ処理等の処理を行ってもよい。
キャリアフィルムとしては、公知のものを用いることができ、例えば、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマー、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エチレン酢酸ビニル共重合体、熱可塑性ポリエステル、ポリテトラフルオロエチレンなどの各種熱可塑性樹脂からなる各種フィルムを用いて形成することが好ましい。また、各種フィルムは、紙にラミネートされた状態のものを用いてもよい。
これらの各種フィルム等から形成されるキャリアフィルムは、厚みを厚いものとするか、又は腰の強い材質からなるものとすることが望ましい。キャリアフィルムの厚みは、適宜設定できるが、通常、10μm以上、好ましくは20μm以上であり、その上限値は500μm程度である。
基材11は、フェノールやアミン類等の酸化防止剤又はベンゾフェノン類等の紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系の光安定剤、炭酸カルシウムやシリカ等の充填剤を本発明の効果を阻害しない程度に含有してもよい。基材11は、必要に応じて着色、文字等の印刷、剥離剤、プライマー、耐候性のある処理剤等の塗布や蒸着等の処理を行ってもよい。
−粘着剤層−
粘着剤層12は、単一の粘着剤層からなる構成としてもよく、複数の粘着剤層を積層した構成としてもよい。粘着剤層12が複数の粘着剤層を積層して形成された構成である場合、種類の異なる粘着剤層を積層したものとすることができる。また、粘着剤層12は、基材11の一方の面の全面にわたって形成されていてもよい。また、粘着剤層12は、薬剤保持層14が設けられる領域では、薬剤保持層が固定できる程度に一部に形成されていてもよい。
粘着剤層12を形成する粘着剤としては、特に限定されるものではない。公知の粘着剤を用いることができ、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ビニルアルキルエーテル系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ポリアミド系粘着剤、ウレタン系粘着剤、フッ素系粘着剤、エポキシ系粘着剤、その他の合成樹脂を含有する粘着剤などが挙げられる。形成方法も特に限定されず、公知の粘着剤層の形成方法を利用して形成することができる。これら粘着剤は1種を単独で、又は2種以上を混合して用いてもよい。中でも、幹や茎への密着性の観点から、アクリル系粘着剤やゴム系粘着剤が好ましい。
アクリル系粘着剤としては、例えばブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソノニルアクリレート等の(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーの単独重合体又はこれらモノマーの共重合体、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル、酢酸ビニル、スチレン、ビニルピロリドン、(メタ)アクリルアミド、アルコキシアルキル(メタ)アクリレート等の、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーと共重合可能なモノマーとの共重合体を含有する粘着剤が挙げられる。アクリル系粘着剤には、公知の適宜な架橋剤を含有し得る。その架橋剤としては、例えば、イソシアネート架橋剤、エポキシ架橋剤、アジリジン系化合物、キレート系架橋剤等が挙げられる。それらの架橋剤の含有量は特に限定されない。また、必要に応じて、ロジン系、テルペン樹脂、脂肪系炭化水素樹脂、脂環炭化水素樹脂、芳香族炭化水素樹脂、クマロン樹脂、これらの共重合体、変性物、水添物等の粘着付与剤を添加してもよい。
ゴム系粘着剤としては、ゴム成分と粘着付与剤を混合し作製する。ゴム成分としては、例えば、合成ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、スチレンイソプレンブロック共重合体とその水添物、スチレンブタジエンブロック共重合体とその水添ゴム、ポリイソブチレン、ブチルゴム、ポリブテン、天然ゴムなどが挙げられる。
粘着剤層12の厚みは、10μm以上300μm以下であることが好ましく、15μm以上150μm以下であることがより好ましい。
粘着剤層12は、任意成分として、液状ゴム、架橋剤、軟化剤(可塑剤)、pH調整剤、酸化防止剤(抗酸化剤、防腐剤)、充填剤、紫外線吸収剤、光安定剤及び着色料等の、粘着剤層に通常配合され得る添加剤を含有してもよい。
(薬剤保持層)
薬剤保持層14は、除草剤を保持でき、かつ、基材11と同様、可撓性又は柔軟性を有するものであればよい。薬剤保持層14としては、例えば、綿、リネン、木材パルプ繊維などの天然繊維からなる織布又は不織布、レーヨン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフィン繊維などの合成繊維からなる織布又は不織布、ポリウレタン、シリコーンなどの樹脂発泡体、親水性若しくは吸水性の樹脂又は添加物を含む成形物、及び、紙を挙げることができる。
薬剤保持層14は、粘着性シート13の粘着剤層12の上に配置することにより、粘着剤層12の粘着性によって粘着性シート13に固定される。薬剤保持層14は、層中での薬剤の安定化、貼付時の薬剤の浸透性を促進させる為に、界面活性剤(陽イオン性、陰イオン性、非イオン性、両性、シリコーン系等)、脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール等の添加剤を添加することができる。
(除草剤)
本発明の除草シートに用いる除草剤は、浸透移行性を有すること、人への安全性が高いことが必要である。これらの要件を満たし、効率よく被着体を枯死させることができる除草剤としては、アミノ酸生合成阻害剤が挙げられる。アミノ酸生合成阻害剤には、グルタミンの生合成を阻害するグルタミン合成酵素阻害剤、必須アミノ酸である分枝アミノ酸の生合成を阻害する分枝アミノ酸生合成阻害剤(アセト乳酸合成酵素(ALS)活性阻害剤)、及び芳香族アミノ酸の生合成を阻害する芳香族アミノ酸生合成阻害剤(5−エノールピルボイルシキミ酸−3−リン酸(EPSP)合成酵素活性阻害剤)がある。その中でも、アセト乳酸合成酵素(ALS)活性阻害剤及び5−エノールピルボイルシキミ酸−3−リン酸(EPSP)合成酵素活性阻害剤が好ましい。薬剤保持層14に含まれる除草剤は、いずれか1種でもよく、生合成を抑制するアミノ酸の種類を問わず、複数を混合してもよい。
アセト乳酸合成酵素(ALS)活性阻害剤としては、スルホニルウレア系、イミダゾリノン系、トリアゾロピリミジン系、ピリミジニル(チオ)ベンゾエート系、スルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系を挙げることができる。
スルホニルウレア系の有効成分は、アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロンメチル、クロリムロンエチル、クロルスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、エタメトスルフロンメチル、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルピルスルフロン、ホラムスルフロン、ハロスルフロンメチル、イマゾスルフロン、ヨードスルフロン、メソスルフロン、メトスルフロンメチル、ニコスルフロン、オキサスルフロン、プリミスルフロン、プロスルフロン、ピラゾスルフロンエチル、リムスルフロン、スルホメツロンメチル、スルホスルフロン、チフェンスルフロンメチル、トリアスルフロン、トリフロキシスルフロン、トリフルスルフロンメチル、トリトスルフロンが挙げられる。
イミダゾリノン系の有効成分は、イマザピック、イマザメタベンズメチル、イマザモックス、イマザピル、イマザキン、イマゼタピルが挙げられる。
トリアゾロピリミジン系の有効成分は、クロランスラムメチル、ジクロスラム、フロラスラム、フルメツラム、メトスラム、ペノキススラムが挙げられる。
ピリミジニル(チオ)ベンゾエート系の有効成分は、ビスピリバック−ナトリウム塩、ピリベンゾキシム、ピリフタリド、ピリチオバック−ナトリウム塩、ピリミノバックメチルが挙げられる。
スルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系の有効成分は、フルカルバゾン−ナトリウム塩、プロポキシカルバゾン−ナトリウム塩が挙げられる。
5−エノールピルボイルシキミ酸−3−リン酸(EPSP)合成酵素活性阻害剤としては、グリシン系が挙げられる。有効成分としては、グリホサート、グリホサートトリメシウム塩(スルホサート)が挙げられる。
除草剤の量は、有用植物への影響を考慮して、樹皮1cmに対する量で、0.0002mg/cm以上1mg/cm未満であることが好ましく、0.0006mg/cm以上0.6mg/cmであることがより好ましい。
−剥離紙−
本発明の除草シート10は、薬剤保持層14及び粘着面の表面に剥離紙を貼付してもよい。貼付される剥離紙としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、無延伸ポリプロピレン、延伸ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等のプラスチックフィルム;上記のプラスチックフィルムに離型処理を施した加工シート;紙;紙に、ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックフィルムやそれらに離型処理を施した加工シートを積層したラミネート加工紙;これらのフィルム又はシートを相互に積層させた積層フィルム又はシートなどの、無色又は着色したシートを用いることができる。
剥離紙の厚みは、特に限定されないが、10μm以上500μm以下が好ましく、20μm以上300μm以下がより好ましく、40μm以上200μm以下が更に好ましい。
また、本発明の除草シート10は、製品の保存安定性の観点から、袋に密閉されていてもよい。
次に、本発明の他の実施形態について図2を参照しながら説明する。後述の実施例において、粘着シート型除草シートとして説明するものである。
図2に示すように、本発明の他の実施形態の除草シート20は、基材21と、除草剤を含有する粘着剤層22とをこの順に備えてなる除草シート20である。除草剤は、上記のアセト乳酸合成酵素活性阻害剤及び5−エノールピルボイルシキミ酸−3−リン酸合成酵素活性阻害剤の少なくとも一方を使用することができる。
基材21は、上記一実施形態における基材11と同様のものを用いることができる。
また、粘着剤層22の材料も、上記一実施形態における樹脂と同様のものを用いることができる。
本実施形態の除草シート20は、粘着剤層22を形成する粘着剤成分、及び各種添加剤を含む樹脂組成物に除草剤を添加して、基材21上に塗布することによって得ることができる。本実施形態で使用する粘着剤層の中には、薬剤保持層14で層中での薬剤の安定化、貼付時の薬剤の浸透性を促進させるために添加した添加剤を混合することができる。
除草シート20の粘着剤層22中の除草剤濃度としては、粘着剤組成物100質量%に対して、0.01質量%以上30質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以上25質量%以下がより好ましく、1質量%以上20質量%以下であることが更に好ましい。
また、粘着剤層22の塗布量は、幹又は茎への除草剤の移行性を考慮すると、10g/m以上300g/m以下であることが好ましく、15g/m以上150g/m以下であることが好ましい。
さらに、粘着性シート20の厚みは、幹又は茎への追随性を考慮すると、15μm以上500μm以下であることが好ましく、25μm以上250μm以下であることが、更に好ましい。
除草剤の量は、有用植物への影響を考慮して、樹皮1cmに対する量で、0.0002mg/cm以上1mg/cm未満であることが好ましく、0.0006mg/cm以上0.6mg/cmであることがより好ましい。このような除草剤の量となるように、除草剤の濃度と量を調整することが好ましい。
[除草シートの使用方法]
本発明の一実施形態の除草シート10は、植物又は樹木の茎又は幹に薬剤保持層14を密着させるように巻き付け、枯死するまで、所望の日数、放置して使用するものである。
また、本発明の他の実施形態の除草シート20は、除草剤を含む粘着剤層22を、植物又は樹木の茎又は幹に密着させるように巻き付け、枯死するまで、所望の日数、放置して使用するものである。
茎又は幹の除草シート10を巻き付ける場所は、特に制限はなく、適宜選択してよい。
本発明の除草シートは、除草剤が設けられた粘着性シートを幹又は茎に巻き付けるだけであるため、除草剤を希釈して散布する手間が省かれ、有用植物に影響を及ぼすことなく対象植物のみを枯死させることができる。また、本発明の除草シートは、従来の散布方法と同程度の濃度の除草剤溶液に比べ少量で効率よく作用するため、土壌の汚染や、周囲へのドリフト、作業者への被爆を抑えることができる。
特に、粘着剤層中に除草剤を添加して粘着機能と除草機能の両方を持たせようとすると、除草剤と粘着層を構成する材料との相性から、除草剤を所望の量添加できない場合がある。しかしながら、本発明の他の実施形態の除草シート20によれば、除草剤にアミノ酸生合成阻害剤を用いているため、少量であっても、対象植物を確実に枯死させることが可能であり、土壌の汚染や、周囲へのドリフト、作業者への被爆を抑えることができる。
<絆創膏型除草シート>
以下、絆創膏型の除草シートについての実施例及び比較例について説明する。
なお、「絆創膏型」とは、図1に示すように、基材、粘着剤層、及び薬剤保持層を備える除草シートを意味する。
(絆創膏型除草シートの作製)
基材の上に粘着剤層を形成した後、薬剤保持層を配置し、除草剤水溶液を含浸させて、除草シートを作製した。この除草シートを、対象樹木に巻き付けて、所定の日数、放置した。
各構成材料は以下のとおりである。除草剤の濃度、液量、及び農薬量は、試験結果とともに表1、表2及び表3に示す。
(1)基材:アルミニウム箔(厚さ50μm)
(2)粘着剤層:40μm
(3)薬剤保持層:コットン(目付 120g/m
(4)対象植物:フィリフェラオーレア、オカメザサ、ツバキ
(5)除草剤:グリホサート((EPSP)合成酵素活性阻害剤)、イマザピル((ALS)活性阻害剤)、ザイトロアミン(インドール酢酸様活性阻害剤)
[実施例1]
対象樹木としてフィリフェラオーレアを用意し、除草剤水溶液としてイマザピル(濃度5wt%、液量300mg、農薬量15mg)を用いた。土面から約2〜3cm離して、本発明の除草シートを巻きつけた。
[実施例2]
対象樹木としてオカメザサを用意し、除草剤水溶液としてイマザピル(濃度5wt%、液量300mg、農薬量15mg)を用いた。土面から約2〜3cm離して、本発明の除草シートを巻きつけた。オカメザザは茎が細い為に、異なる茎に3枚に分割して貼付した。
[比較例1]
対象樹木としてフィリフェラオーレアを用い、除草剤を使用しなかったこと以外は、実施例1と同様にした。
[比較例2]
対象樹木としてオカメザサを用い、除草剤を使用しなかったこと以外は、実施例2と同様にした。
[実施例3]
対象樹木としてツバキを用意し、除草剤水溶液としてイマザピル(濃度25wt%、液量500mg、農薬量125mg)を用いた。土面から約2〜3cm離して、本発明の除草シートを巻きつけた。
[実施例4]
対象樹木としてツバキを用意し、除草剤水溶液としてイマザピル(濃度48wt%、液量500mg、農薬量240mg)を用いた以外は、実施例3と同様に行った。
[比較例3]
対象樹木としてツバキを用意し、除草剤を使用しなかったこと以外は、実施例3と同様にした。
[実施例5]
対象樹木としてツバキを用意し、除草剤水溶液としてイマザピル(濃度9wt%、液量300mg、農薬量27mg)を用いた以外は、実施例3と同様に行った。
[比較例4]
対象樹木としてツバキを用意し、除草剤水溶液としてザイトロアミン(濃度9wt%、液量300mg、農薬量27mg)を用いた以外は、実施例5と同様に行った。
[比較例5]
対象樹木としてツバキを用意し、除草剤水溶液としてイマザピル(濃度0.054wt%、液量50g、農薬量27mg)を用い、除草剤水溶液を、葉全体に散布した。
[比較例6]
除草剤水溶液としてザイトロアミンを用いた以外は、比較例5と同様に行った。
[比較例7]
対象樹木としてツバキを用い、除草剤は使用しなかったこと以外は実施例5と同様にした。なお、比較例7は、比較例3とは実施時期が異なる。
[評価]
上記実施例及び比較例について、試験前後の樹木の状態を観察した。また、実施例2〜5及び比較例3〜7の対象樹木の試験前後の写真を図3〜図12に示す。
Figure 0006892533
Figure 0006892533
Figure 0006892533
実施例1〜4及び比較例1〜3から、本発明の除草シートは、フィリフェラオーレア、オカメザサ、及びツバキのいずれにおいても有効であることがわかる。
また、実施例5及び比較例4から、本発明の除草シートは、特に、インドール酢酸様活性阻害剤よりも、(ALS)活性阻害剤の除草剤に効果的であることがわかる。
さらに、実施例5及び比較例5から、同じ農薬量を使用した場合、散布に比べて本発明の除草シートの方が、早い時期に枯死することがわかる。
このように、本発明の除草シートは、茎又は幹に巻き付けるだけであるので、作業も簡便であり、他の除草方法に比べて早期に効果を得ることができ、作用効率が高いことがわかる。
<粘着シート型除草シート>
次に、粘着シート型除草シートについての実施例及び比較例について説明する。
なお、「粘着剤型除草シート」とは、図2に示すように、基材上に農薬を含有する粘着剤層を備える除草シートを意味する。
(粘着シート型除草シートの作製)
基材上に、除草剤を含有する粘着剤層を形成して除草シートを作製した。この除草シートを、対象樹木に巻き付けて、所定の日数、放置した。なお、光による粘着剤及び農薬の劣化を防ぐために、農薬含有粘着テープの表面をアルミ箔で覆った。
各構成材料は以下のとおりである。除草剤の濃度、液量、及び農薬量は、試験結果とともに表4、表5及び表6に示す。また、実施例6、10及び比較例11の試験前後の写真を図13〜図18に示す。
(1)基材:PET(厚み25μm)
(2)粘着剤層:ゴム系粘着剤(SIS/ロジン系樹脂/ナフテン系オイル)、アクリルエマルジョン系粘着剤(アクリル酸エステル/BA系)
(3)対象植物:ツバキ、レッドロビン
(4)除草剤:グリホサート((EPSP)合成酵素活性阻害剤)、イマザピル((ALS)活性阻害剤)
[実施例6]
対象樹木としてツバキを用意し、粘着剤層の材料を、ラボプラストミル(登録商標)「株式会社東洋精機製作所製」で溶融混合したのち、所定の濃度(6wt%)となる様に除草剤を添加し、除草剤含有粘着組成物を作製した。この組成物を基材上に塗布して農薬含有粘着テープを作製した。この除草シートを、土面から約2〜3cm離して、除草シートを巻きつけた。
[実施例7]
農薬濃度を4wt%にした以外は、実施例6と同様にした。
[実施例8]
農薬濃度を0.68wt%にした以外は、実施例6と同様にした。
[実施例9]
農薬濃度を0.01wt%にした以外は、実施例6と同様にした。
[実施例10]
アクリルエマルジョン粘着剤に所定の濃度(6wt%)となる様に除草剤を混合し、除草剤含有粘着組成物を調製した。この組成物を基材上に塗布、乾燥し農薬含有粘着テープを作製した。
[実施例11]
農薬濃度を4wt%にした以外は、実施例10と同様にした。
[実施例12]
農薬濃度を0.68wt%にした以外は、実施例10と同様にした。
[実施例13]
農薬濃度を0.01wt%にした以外は、実施例10と同様にした。
[実施例14]
対象樹木をレッドロビンにし、農薬をグリホサートにした以外は、実施例6と同様にした。
[実施例15]
農薬濃度を4wt%にした以外は、実施例14と同様にした。
[実施例16]
農薬濃度を0.68wt%にした以外は、実施例14と同様にした。
[実施例17]
農薬濃度を0.01wt%にした以外は、実施例14と同様にした。
[比較例8]
本発明の除草シートを用いず、農薬(イマザピル)を散布した以外は、実施例6と同様にした。
[比較例9]
ゴム系の粘着剤層に農薬を含有させていない除草シートを、ツバキに巻いた(未添加)。
[比較例10]
アクリルエマルジョン系の粘着剤層に農薬を含有させていない除草シートを、ツバキに巻いた(未添加)以外は、実施例10と同様にした。
[比較例11]
ツバキに、除草シートを巻かず、農薬も散布しなかった(未処理)。
[比較例12]
レッドロビンに、農薬(グリホサート)を散布した以外は、実施例14と同様にした。
[比較例13]
ゴム系の粘着剤層に農薬を含有させていない除草シートを、レッドロビンに巻いた(未添加)。
[比較例14]
レッドロビンに、除草シートを巻かず、農薬も散布しなかった(未処理)
[評価]
上記実施例6〜17及び比較例8〜14について、以下の評価を行った。
(落葉率)
対象樹木の葉数を試験前後に測定し、以下の式から落葉率(%)を求めた。
(試験後の葉数―試験前の葉数)/試験前の葉数×100
(成長率(高さ)%)
対象樹木の高さを、試験前後に測定して、以下の式から成長率(高さ)%を求めた。
(試験後の樹木の高さ−試験前の樹木の高さ)/試験前の樹木の高さ×100
(成長率(樹木径)%)
地面から2〜3cmの箇所の対象樹木の最大径を、試験前後に測定して、以下の式から成長率(樹木径)%を求めた。
(試験後の樹木の最大径−試験前の樹木の最大径)/試験前の樹木の最大径×100
(新芽)
対象樹木全体で、新芽の有無を確認し、以下の基準で評価した。
A:新芽が無い
B:新芽が芽吹く気配がある
C:新芽(葉)が出ている
(残葉の状態)
対象樹木の葉の状況を観察し、以下の基準で評価した。なお、実施例14から実施例17、及び比較例12から14では、レッドロビンの葉の変色を判断することが難しいため、評価は行っていない。
A:樹木全体の葉の80%以上が変色している
B:樹木全体の50%以上80%未満が変色している
C:樹木全体の50%未満が変色している
Figure 0006892533
Figure 0006892533
Figure 0006892533
表4から6に示すように、粘着シート型除草シートの場合、粘着剤層の材料がゴム系である場合とアクリルエマルジョンである場合のいずれも、樹木が枯死したか、又は成長が抑制されていることが分かった。また、実施例6は、比較例8の農薬散布の場合に比べると、同じ農薬濃度であっても、効果が高いことが分かった。
また、実施例9に示すように、農薬濃度0.01wt%と低くても、十分除草効果が高いことがわかった。
なお、比較例10は、試験期間が夏であったことから樹木は成長しており、除草効果はなかったと判断できる。
10、20 除草シート
11、21 基材
12、22 粘着剤層
13 粘着性シート
14 薬剤保持層

Claims (2)

  1. 粘着性シートと、除草剤を含有する薬剤保持層とをこの順に備えてなる除草シートであって、
    前記除草剤が、アミノ酸生合成阻害剤であり、
    前記粘着性シートで対象植物に貼付する除草シート。
  2. 基材と、除草剤を含有する粘着剤層とをこの順に備えてなる除草シートであって、
    前記除草剤が、グリホサート又はイマザピルであり、
    前記除草剤の濃度が、1cm あたり農薬量0.0015mg以上0.9mg以下であり、
    前記粘着剤層が、アクリル系粘着剤又はゴム系粘着剤から構成され、
    前記粘着剤層で対象植物に貼付する除草シート。
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