JPH11276052A - 雑草抑制シート - Google Patents
雑草抑制シートInfo
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- JPH11276052A JPH11276052A JP8113698A JP8113698A JPH11276052A JP H11276052 A JPH11276052 A JP H11276052A JP 8113698 A JP8113698 A JP 8113698A JP 8113698 A JP8113698 A JP 8113698A JP H11276052 A JPH11276052 A JP H11276052A
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- sheet
- weeds
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- weed
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Abstract
草の種子や根又は地下茎などから発生してくる雑草を長
期間抑制し、又飛散などによる自然環境への影響を軽滅
させた、雑草の発生を抑制するシートを提供すること。 【解決手段】有効成分としてイマザピル及びDPAから
なる群から選ばれる1種又は2種の薬剤を有効成分とし
て含有する雑草抑制シート。
Description
草剤を塗布又は含浸させた雑草抑制シート及びそのシー
トを用いた雑草の抑制方法に関する。
草が発生してくる毎に人手又は機械により刈り払った
り、除草剤を散布したりして雑草を防除し、又、整地や
舗装の直前に除草剤を散布し、雑草の発生を抑制してい
る。しかしながら、人手又は機械による刈り払いは、毎
年多くの人手、時間及び経費を必要とし、又、除草剤の
散布は、周辺の有用植物や人畜などの環境への影響が問
題となる。
ート、合成樹脂シート等のシート類を舗装の下に埋設し
雑草の発生を抑制しようと試みられてる(特開昭64−
16543号公報)。しかしながら、雑草を抑制する薬
剤を含有しないシート類を整地や舗装の下に埋設する方
法では雑草の発生を長期間抑制するのは困難である。
又、実公昭60−5071号公報には、原料の合成樹脂
に除草剤を混入させて製造したフィルム又は編織物の積
層構造を有する防草シートが記載されている。しかしな
がら、除草剤を原料合成樹脂に混入させる手間と設備が
必要であり、除草剤としてフィルムを成形する過程で化
学変化を起こさない薬剤を選択する必要があり、又、合
成樹脂内に完全に閉じこめられた除草剤がシートの外に
しみ出てこないおそれがある。
製造でき、しかも環境に影響の少ない雑草抑制シートに
ついて鋭意検討を加えた結果、有効成分として、2−
(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソ−2−イ
ミダゾリン−2−イル)ニコチン酸及び2,2−ジクロ
ロプロピオン酸からなる群から選ばれる1種又は2種の
薬剤を、シートに塗布又は含浸させることで、長期間に
わたって雑草を抑制できることを見出し本発明を完成し
た。
て2−(4−イソプロピル−4−メチル−5−オキソ−
2−イミダゾリン−2−イル)ニコチン酸及び2,2−
ジクロロプロピオン酸からなる群から選ばれる1種又は
2種の薬剤を塗布又は含浸させることを特徴とする雑草
抑制シート、及び、上記のシートを埋設することによ
り、整地又は舗装された土地の雑草を抑制する方法に関
する。
−オキソ−2−イミダゾリン−2−イル)ニコチン酸
は、イマザピルという化合物名で公知の、特に広葉雑草
を有効に抑制する除草剤であり、ペスティサイド・マニ
ュアル(The Pesticide Manual)第10版第584〜5
85頁に記載されている。
という化合物名で公知の、特にイネ科雑草を有効に抑制
する除草剤であり、ペスティサイド・マニュアル(The
Pesticide Manual)第10版第276〜277頁に記載
されている。
ザピル及び特にイネ科雑草に有効な薬剤DPAを塗布又
は含浸させることにより、適度にシート外に放出される
薬剤が、整地又は舗装の下の土や砂利の層に混入してい
る雑草の種子、根及び地下茎などから発生する雑草を、
種類を問わず、長期間抑制し、かつ除草剤の散布による
飛散などによる自然環境への影響がない雑草抑制シート
を提供するものである。
について更に詳細に説明する。
限が、通常単位面積(アール)当たり5gであり、好ま
しくは20gであり、上限が、通常50gであり、好ま
しくは40gである。
が、通常単位面積(アール)当たり50gであり、好ま
しくは150gであり、上限が、通常400gであり、
好ましくは300gである。
は、それらの配合比は、通常イマザピル:DPA=1:
80〜1:1の範囲であり、好ましくは1:15〜1:
3.75である。
限定はないが、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン等の合成樹脂;アクリル、ナイロ
ン、ビニロン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリプロピレン、ポリウレタン、アセテート等
の合成繊維;不繊布;及び紙類などが挙げられる。
らでもよく、色、厚さ、強度及び密度に特に限定はな
く、整地又は舗装された土地の下に埋設して使用できる
ものであればよい。
は、特に限定はないが、例えば、水溶性樹脂と薬剤を混
合しシートに塗布し、乾燥させることができる。有効成
分を、シートの片面に塗布しても両面に塗布してもよい
が、乾燥方法、時間等の条件を考慮すれば、片面に塗布
するのが好ましい。
合、二種の有効成分を同時に塗布しても、別々に塗布し
てもよい。
は、特に限定はなく、例えばポリビニルアルコールが挙
げられる。用いられる水溶性樹脂の量として、特に限定
はなく、例えば、シート1アール当たり、水溶性樹脂を
1000g用いることができる。
どの含水性である場合、有効成分をシートに含浸させる
ことができる。有効成分をシートに含浸させる方法とし
ては、例えば、有効成分を水で希釈し、希釈液をシート
に噴霧し、又は、希釈液にシートを浸漬し、その後シー
トを乾燥させることができる。
の下に埋設して使用される。
場合、埋設するシートの向きは任意であるが、好適に
は、薬剤が塗布されている側が下向きになるようにシー
トを埋設する。
埋設する場合、埋設の手順としては、例えば、まず地盤
を敷きならし、その上に砂利等を敷き、転圧して地盤を
締め固め、その上に本発明の雑草抑制シートを敷き、更
に上にアスファルトを敷き、転圧することができる。
する場合、埋設の手順としては、例えば、まず地盤を敷
きならし、その上に本発明の雑草抑制シートを敷き、更
に上に砂利等を敷き、転圧して地盤を締め固めることが
できる。
て本発明の実施の態様をより具体的に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
リビニルアルコール1000gと混合し、厚さ0.03
mm、密度0.96g/cm3の半透明(淡白色)ポリエチ
レン製フィルム1アールに塗布し、30分間乾燥させ
て、雑草抑制シートを得た。
PA250gを用いた以外は、実施例1と同様にして、
雑草抑制シートを得た。
PA200gを用いた以外は、実施例1と同様にして、
雑草抑制シートを得た。
PA150gを用いた以外は、実施例1と同様にして、
雑草抑制シートを得た。
PA250gを用いた以外は、実施例1と同様にして、
雑草抑制シートを得た。
た以外は、実施例1と同様にして、雑草抑制シートを得
た。
た以外は、実施例1と同様にして、雑草抑制シートを得
た。
以外は、実施例1と同様にして、雑草抑制シートを得
た。
以外は、実施例1と同様にして、雑草抑制シートを得
た。
リエチレン製フィルム1アールに塗布した以外は、実施
例1と同様にして、雑草抑制シートを得た。
レン製ポットに、シバムギ(Agropyron repens (L.) P.
Beauv.)、カモガヤ(Dactylis glomerata L.)、コヌ
カグサ(Agrostis alba L.)、ススキ(Miscanthus sin
ensis Anderss.)、スギナ(Equisetum arvense L.)、
シロツメクサ(Trifolium repens L.)、セイヨウタン
ポポ(Taraxacum officinale Weber)、ヨモギ(Artemi
sia princeps Pampan.)の根又は地下茎及び畑土壌を1
3cmの深さになるように詰め、鎮圧した。この上に、実
施例1及至4、実施例6及至9及び比較例1のシートを
敷き、更にその上にアスファルトを厚さ1.5cmとなる
ようにのせ、加熱し、鎮圧した。シート施用後58日目
に、ポット表面に現れた雑草を観察し、ポット表層にお
ける雑草に対する除草効果を調査した。その結果を表2
に示す。なお、除草効果は指数で表し、各指数は有効成
分を施用しないポットに対する生育抑制率を示し、表1
に指数と生育抑制率の関係を示す。表2中の試験シート
は、実施例番号で示す。
ないポットに対する生育抑制率との関係
トによる除草効果
レン製ポットに、シバムギ(Agropyron repens (L.) P.
Beauv.)、カモガヤ(Dactylis glomerata L.)、コヌ
カグサ(Agrostis alba L.)、ススキ(Miscanthus sin
ensis Anderss.)、スギナ(Equisetum arvense L.)、
シロツメクサ(Trifolium repens L.)、セイヨウタン
ポポ(Taraxacum officinale Weber)、ヨモギ(Artemi
sia princeps Pampan.)の根又は地下茎及び畑土壌を1
3cmの深さになるように詰め、鎮圧した。この上に、実
施例1、2、5、6及び8及び比較例1のシートを敷
き、更にその上にアスファルトを厚さ3cmとなるように
のせ、加熱し、鎮圧した。シート施用後60日目に、ポ
ット表面に現れた雑草を観察し、ポット表層における雑
草に対する除草効果を調査した。その結果を表3に示
す。なお、判定基準は試験例1と同様である。
トによる除草効果
レン製ポットに、シバムギ(Agropyron repens (L.) P.
Beauv.)、カモガヤ(Dactylis glomerata L.)、コヌ
カグサ(Agrostis alba L.)、ススキ(Miscanthus sin
ensis Anderss.)、スギナ(Equisetum arvense L.)、
シロツメクサ(Trifolium repens L.)、セイヨウタン
ポポ(Taraxacum officinale Weber)、ヨモギ(Artemi
sia princeps Pampan.)の根又は地下茎及び畑土壌を1
3cmの深さになるように詰め、鎮圧した。この上に、実
施例5及び比較例1のシートを敷き、更にその上に畑土
壌を厚さ3cmとなるようにのせ、鎮圧した。シート施用
後60日目に、ポット表面に現れた雑草を観察し、ポッ
ト表層における雑草に対する除草効果を調査した。その
結果を表4に示す。なお、判定基準は試験例1と同様で
ある。
効果
より、整地や舖装下の土や砂利の層に混入している雑草
の種子、根及び地下茎などから発生する雑草を長期間抑
制することができ、又、除草剤の飛散などによる自然環
境への影響を軽減させることが可能となった。
Claims (5)
- 【請求項1】有効成分として、2−(4−イソプロピル
−4−メチル−5−オキソ−2−イミダゾリン−2−イ
ル)ニコチン酸及び2,2−ジクロロプロピオン酸から
なる群から選ばれる1種又は2種の薬剤を塗布又は含浸
させた雑草抑制シート。 - 【請求項2】有効成分が、2−(4−イソプロピル−4
−メチル−5−オキソ−2−イミダゾリン−2−イル)
ニコチン酸である、請求項1に記載の雑草抑制シート。 - 【請求項3】有効成分が、2,2−ジクロロプロピオン
酸である、請求項1に記載の雑草抑制シート。 - 【請求項4】有効成分が、2−(4−イソプロピル−4
−メチル−5−オキソ−2−イミダゾリン−2−イル)
ニコチン酸及び2,2−ジクロロプロピオン酸である、
請求項1に記載の雑草抑制シート。 - 【請求項5】請求項1及至4のいずれかに記載のシート
を埋設することにより、整地又は舗装された土地の雑草
を抑制する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8113698A JPH11276052A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 雑草抑制シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8113698A JPH11276052A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 雑草抑制シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11276052A true JPH11276052A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13737996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8113698A Pending JPH11276052A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 雑草抑制シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11276052A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002335762A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-11-26 | Unitika Ltd | 防根資材およびそれを用いた防根容器 |
JP2020164515A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | ニチバン株式会社 | 除草シート |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP8113698A patent/JPH11276052A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002335762A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-11-26 | Unitika Ltd | 防根資材およびそれを用いた防根容器 |
JP2020164515A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | ニチバン株式会社 | 除草シート |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050726 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20050727 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060207 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060303 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060628 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |