JP6891694B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤに関し、詳しくは、サーキットでの高速走行に適したタイヤに関する。
近年、公道及びサーキットでの走行に利用される高性能タイヤが提案されている(例えば、下記特許文献1)。この種のタイヤは、通常、サーキットでのドライ走行性能を高めるために大きなランド比が求められる一方、サーキットでのウェット走行性能を確保する必要もある。これらの要求を最適化するために、上記タイヤでは、ドライ走行への影響が比較的小さい車両装着時に車両内側となる内側トレッド部のみに、タイヤ周方向に連続して延びる主溝が設けられている。また、上記タイヤは、ウェット路面でも高いグリップ性能が得られるように、通常、トレッドゴムに、ゴム硬度が低いハイグリップコンパウンドが採用される傾向がある。
特開2017−030604号公報
種々の実験の結果、上記タイヤは、ウェット路面での旋回走行時、ハイドロプレーニング現象が生じ易い傾向があることが判明した。この点について、さらに鋭意研究を重ねたところ、旋回走行時にトレッド部に作用する大きな横力により、主溝の溝壁が、主溝容積を減少させるような向きに押しつぶされ、接地面内において、充分な排水経路が確保されていないことが原因であることを突き止めた。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出されたもので、優れたドライ走行性能を発揮しつつ、ウェット路面での高速旋回時のハイドロプレーニング現象の発生を抑制し得るタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、車両への装着方向が指定されたトレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端からタイヤ赤道までの領域である内側トレッド部と、車両装着時に車両外側に位置する外側トレッド端からタイヤ赤道までの領域である外側トレッド部とを有し、前記内側トレッド部には、タイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の主溝が形成されており、前記外側トレッド部には、タイヤ周方向に連続して延びる主溝が設けられておらず、前記トレッド部は、トレッド接地面の主要部を構成するベースゴムと、前記主溝の少なくとも両側の溝壁を構成する溝壁ゴムとを含み、前記溝壁ゴムのゴム硬さが、前記ベースゴムのゴム硬さよりも高い。
本発明のタイヤにおいて、前記ベースゴムは、JIS K6253のタイプAデュロメータに準拠したゴム硬さが62度以下であることが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記ベースゴムは、JIS K6253のタイプAデュロメータに準拠したゴム硬さが50〜62度であることが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記溝壁ゴムは、JIS K6253のタイプAデュロメータに準拠したゴム硬さが60〜67度であることが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記溝壁ゴムは、車両装着時に車両内側に位置する溝壁を形成する内側溝壁ゴムと、車両装着時に車両外側に位置する溝壁を形成する外側溝壁ゴムとを含み、前記外側溝壁ゴムの幅Wo及び前記内側溝壁ゴムの幅Wiが1mm以上であることが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記外側溝壁ゴムの幅Woは、前記内側溝壁ゴムの幅Wiに等しいか、それよりも広いことが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記外側溝壁ゴムの幅Wo及び前記内側溝壁ゴムの幅Wiの差Wo−Wiが1mm以上であることが望ましい。
本発明のタイヤのトレッド部は、トレッド接地面の主要部を構成するベースゴムと、主溝の少なくとも両側の溝壁を構成する溝壁ゴムとを含む。そして、溝壁ゴムのゴム硬さが、ベースゴムのゴム硬さよりも高く構成されているので、高速旋回走行時において、主溝の溝壁の変形が抑制される。したがって、本発明のタイヤは、ウェット路面での高速旋回時のハイドロプレーニング現象の発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の横断面図である。 図1の第1主溝及び第2主溝の拡大断面図である。 従来のタイヤの旋回中における主溝の断面図である。 (a)及び(b)は、本発明の他の実施形態のタイヤの主溝の拡大断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2の横断面図が示されている。なお、図1は、タイヤ1の正規状態におけるタイヤ回転軸を含む子午線断面図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして使用され、とりわけ公道及びサーキットの両方での使用を前提としている。本実施形態のタイヤ1は、サーキットでの高速走行時に優れたドライ走行性能を発揮し得る。また、タイヤ1は、ウェット路面においても走行性能を確保することができる。
「正規状態」とは、タイヤが正規リムにリム組みされ、かつ、正規内圧が充填された無負荷の状態である。以下、特に言及しない場合、タイヤの各部の寸法等は、この正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、タイヤ1は、車両への装着方向が指定されたトレッド部2を有している。車両への装着の向きは、例えば、サイドウォール部等に文字やマークで表示されている。図1において、タイヤ1が車両に装着された場合、図1の右側が車両内側に相当し、図1の左側が車両外側に相当している。
車両への装着の向きが指定されることにより、トレッド部2は、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端Tiと、車両装着時に車両外側に位置する外側トレッド端Toとを有している。
各トレッド端Ti、Toは、上記正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0°で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。
「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
トレッド部2は、内側トレッド部2A及び外側トレッド部2Bを含んでいる。内側トレッド部2Aは、内側トレッド端Tiからタイヤ赤道Cまでの領域である。外側トレッド部2Bは、外側トレッド端Toからタイヤ赤道Cまでの領域である。
外側トレッド部2Bには、タイヤ周方向に連続して延びる主溝が設けられていない。望ましい態様として、本実施形態の外側トレッド部2Bには、上記主溝だけでなく、タイヤ軸方向に延びる横溝も設けられていない。これにより、外側トレッド部2Bは、高い剛性を有し、高負荷走行時においても変形し難いため、とりわけサーキットでのドライ走行性能を効果的に高めることができる。
内側トレッド部2Aには、タイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の主溝3が形成されている。主溝3は、ウェット走行時、内側トレッド部2Aと路面との間の水をタイヤ外方に排出することができ、サーキットでのウェット走行性能を確保することができる。本実施形態の主溝3は、例えば、タイヤ赤道C側の第1主溝4と、内側トレッド端Ti側の第2主溝5とを含んでいる。
本実施形態の主溝3は、例えば、タイヤ周方向に沿って直線状に延びているのが望ましい。但し、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、主溝3は、タイヤ周方向に波状又はジグザグ状に延びるものでも良い。
第1主溝4は、例えば、溝中心線からタイヤ赤道Cまでのタイヤ軸方向の距離L1がトレッド幅TWの0.05〜0.15倍であることが望ましい。第2主溝5は、例えば、溝中心線からタイヤ赤道Cまでのタイヤ軸方向の距離L2がトレッド幅TWの0.25〜0.35倍であることが望ましい。なお、トレッド幅TWは、上記正規状態における内側トレッド端Tiから外側トレッド端Toまでのタイヤ軸方向の距離である。
各主溝3の溝幅は、例えば、9.0〜15.0mmであることが望ましい。各主溝の溝深さは、例えば、5.0〜8.0mmであることが望ましい。但し、本発明の主溝3は、このような数値範囲に限定されるものではない。
図2には、第1主溝4及び第2主溝5の拡大断面図が示されている。図2に示されるように、トレッド部2は、ベースゴム8と溝壁ゴム10とを含んでいる。ベースゴム8は、トレッド接地面2sの主要部を構成している。溝壁ゴム10は、主溝3の少なくとも両側の溝壁3wを構成している。また、溝壁ゴム10のゴム硬さが、ベースゴム8のゴム硬さよりも高い。ゴム硬さが高いゴムは剛性も高いため、溝壁ゴム10は、ベースゴム8よりも変形し難い。このため、とりわけ高速旋回走行時において、主溝3の溝壁3wの変形が抑制され、主溝の溝容積が維持される。したがって、本発明のタイヤ1は、ウェット路面での高速旋回時にハイドロプレーニング現象の発生を抑制することができる。また、このような溝壁ゴム10は、高速旋回時の操縦安定性及び主溝3の溝縁の耐摩耗性能を高めるのにも役立つ。
なお、本明細書において、「ゴム硬さ」は、特に断りのない限り、JIS K6253のタイプAデュロメータにより標準温度23℃±2℃の環境下で測定された硬さを意味する。
ベースゴム8のゴム硬さHa1は、高いグリップ力を発揮するために、少なくとも、62度以下であることが望ましい。ベースゴムのゴム硬さHa1は、好ましくは60度以下、より好ましくは57度以下であり、好ましくは50度以上、より好ましくは52度以上である。このようなベースゴム8は、優れたグリップ力及び操縦安定性を発揮し得る。なお、ベースゴム8のゴム硬さHa1が62度を超えると、高速旋回時においても主溝3の溝壁の変形自体が生じ難い。
溝壁ゴム10のゴム硬さHa2は、好ましくは60度以上、より好ましくは62度以上であり、好ましくは67度以下、より好ましくは65度以下である。このような溝壁ゴム10は、グリップ性能を維持しつつ、主溝3の溝壁の変形及び溝縁の摩耗を抑制することができる。
トレッド部2の接地面には、高速旋回時に大きなタイヤ軸方向の応力が作用する傾向がある。このため、溝壁ゴム10とベースゴム8とのゴム硬さの差が過度に大きい場合、これらが剥離する向きの応力によって、溝壁ゴム10とベースゴム8との間にクラックが発生するおそれがある。クラックを抑制しつつ、上記効果を発揮するために、溝壁ゴム10のゴム硬さHa2とベースゴム8のゴム硬さHa1との差Ha2−Ha1は、好ましくは20度以下であり、より好ましくは5〜13度である。
溝壁ゴム10は、内側溝壁ゴム11と、外側溝壁ゴム12とを含んでいる。内側溝壁ゴム11は、車両装着時に車両内側に位置する溝壁を形成する。外側溝壁ゴム12は、車両装着時に車両外側に位置する溝壁を形成する。上述の効果を確実に発揮させるために、外側溝壁ゴム12の幅Wo及び内側溝壁ゴム11の幅Wiは、それぞれ、少なくとも1mm以上であることが望ましい。なお、幅Wo及び幅Wiは、上記正規状態におけるトレッド接地面上でのタイヤ軸方向の幅を意味する。
図3には、従来のタイヤにスリップ角が与えられて旋回している状態の主溝aの模式的な断面図が示されている。図3において、左側が旋回内側であり、右側が旋回外側である。図3に示されるように、旋回時、主溝aを含むトレッド接地面は、スリップ角によって、旋回内側に向かう横力Fを受ける。この際、主溝aの旋回外側の溝壁cは、主溝の容積を減らす様に大きく変形する傾向がある。
従って、大きな接地圧が作用する旋回外側のタイヤの主溝3において、外側溝壁ゴム12は、大きく変形する傾向がある。この変形を抑制するために、図2に示されるように、外側溝壁ゴム12の幅Woは、内側溝壁ゴム11の幅Wiに等しいか、それよりも広いことが望ましい。外側溝壁ゴム12の幅Woは、例えば、3.0〜9.9mmであることが望ましく、より望ましくは3.0〜5.0mmである。なお、外側溝壁ゴム12の幅Woが10.0mm以上の場合、大きなグリップ力が期待されるベースゴム8の接地面積が相対的に小さくなり、グリップ力が低下するおそれがある。内側溝壁ゴム11の幅Wiは、例えば、1.0〜3.0mmであることが望ましい。
外側溝壁ゴム12の幅Woと内側溝壁ゴム11の幅Wiと差Wo−Wiは、少なくとも1mm以上であることが望ましい。具体的には、上記差Wo−Wiは、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは2.0mm以上であり、好ましくは3.0mm以下、より好ましくは2.5mm以下である。これにより、主溝3の両側の溝壁が各溝壁ゴムによってバランス良く補強され、ひいては優れた操縦安定性及び主溝の溝縁の耐摩耗性能が発揮される。
本実施形態の溝壁ゴム10は、さらに、底面ゴム部13を含んでいる。底面ゴム部13は、内側溝壁ゴム11と外側溝壁ゴム12との間に連なり、主溝3の底面を構成している。これにより、主溝3の変形がさらに抑制され、ひいては高速旋回時のハイドロプレーニング現象の発生が抑制される。
底面ゴム部13の厚さWmは、例えば、内側溝壁ゴム11の幅Wiよりも大きいことが望ましい。底面ゴム部13の厚さWmは、例えば、外側溝壁ゴム12の幅Woよりも小さいことが望ましい。具体的には、底面ゴム部13の厚さWmは、例えば、2.0〜4.0mmである。これにより、内側溝壁ゴム11と底面ゴム部13との接続部分と、外側溝壁ゴム12と底面ゴム部13との接続部分との間の剛性差が小さくなり、高速旋回時に主溝3が局部的に変形することを抑制できる。従って、操縦安定性が高められる。
図4(a)及び(b)は、本発明の他の実施形態の主溝3の拡大断面図である。図4(a)及び(b)において、上述の実施形態と共通する要素には、同一の符号が付されており、ここでの説明は省略されている。
図4(a)に示されるように、この実施形態の溝壁ゴム10は、内側溝壁ゴム11及び外側溝壁ゴム12のみで構成され、底面ゴム部13を含んでいない。この実施形態では、トレッド部2が摩耗して主溝3の底面が接地する状況において、相対的にグリップ力が高いベースゴム8の接地面積を、溝底の面積分だけ増加させることができる。従って、この実施形態では、主溝が無くなるまでトレッド部2が摩耗した状況(例えば、耐久レースの終盤等が挙げられる。)においても、高いグリップ力が発揮される。
図4(b)に示されるように、この実施形態の主溝3の車両内側の溝壁3wは、底部からタイヤ半径方向外側に延びる第1壁部16と、そのタイヤ半径方向外側に連なる第2壁部17とを含んでいる。第2壁部17は、トレッド法線に対して第1壁部16よりも大きい角度で傾斜している。このような溝壁3wを有する主溝3は、コーナリング時におこる変形が抑えられ、溝縁の耐摩耗性をさらに高めることができる。なお、トレッド接地面の面積を出来るだけ大きく確保するために、この実施形態では、第1壁部16及び第2壁部17が、内側溝壁ゴム11のみに設けられている。
以上、本発明の一実施形態のタイヤが詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
上述した主溝を有するサイズ265/35R18の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例1及び2として、溝壁ゴムがベースゴムと同じゴム硬さを有している空気入りタイヤが試作された。各テストタイヤのラップタイム、操縦安定性、及び、耐摩耗性能がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
装着リム:19×9.5J
タイヤ内圧:180kPa
テスト車両:排気量2600cc
<ラップタイム>
テストタイヤを装着した上記テスト車両で1周4.5kmのサーキットを周回したときのラップタイムが測定された。なお、ラップタイムの測定は、ドライ路面走行時及びウェット路面走行時の両方でそれぞれ実施された。結果は、比較例1を100とする指数であり、数値が小さい程、ラップタイムが短く、優れた性能を発揮していることを示す。
<操縦安定性>
上記サーキット走行時の操縦安定性が、運転者の官能により評価された。結果は、比較例1を100とする評点であり、数値が大きい程、操縦安定性が優れていることを示す。
<耐摩耗性能>
上記サーキットを10周走行したときの主溝の摩耗外観が観察された。結果は、比較例1を100とする評点であり、数値が大きい程、優れた摩耗外観を有し、優れた耐摩耗性能を有していることを示す。
テストの結果が表1に示される。
Figure 0006891694
Figure 0006891694
テストの結果、実施例のタイヤは、上述の効果を発揮することにより、ドライ路面走行時及びウェット路面走行時のラップタイムが向上していることが確認できた。また、実施例のタイヤは、操縦安定性及び耐摩耗性能が向上していることも確認できた。
2 トレッド部
2A 内側トレッド部
2B 外側トレッド部
3 主溝
8 ベースゴム
10 溝壁ゴム
C タイヤ赤道
Ti 内側トレッド端
To 外側トレッド端

Claims (6)

  1. 車両への装着方向が指定されたトレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部は、車両装着時に車両内側に位置する内側トレッド端からタイヤ赤道までの領域である内側トレッド部と、車両装着時に車両外側に位置する外側トレッド端からタイヤ赤道までの領域である外側トレッド部とを有し、
    前記内側トレッド部には、タイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の主溝が形成されており、
    前記外側トレッド部には、タイヤ周方向に連続して延びる主溝が設けられておらず、
    前記トレッド部は、トレッド接地面の主要部を構成するベースゴムと、前記主溝の少なくとも両側の溝壁を構成する溝壁ゴムとを含み、
    前記ベースゴムは、JIS K6253のタイプAデュロメータに準拠したゴム硬さが50〜62度であり、
    前記溝壁ゴムのゴム硬さが、前記ベースゴムのゴム硬さよりも高く、
    前記溝壁ゴムは、車両装着時に車両内側に位置する溝壁を形成する内側溝壁ゴムと、車両装着時に車両外側に位置する溝壁を形成する外側溝壁ゴムとを含み、
    前記外側溝壁ゴムの幅Woは、前記内側溝壁ゴムの幅Wiよりも広い、
    タイヤ。
  2. 前記外側トレッド部には、タイヤ軸方向に延びる横溝も設けられていない請求項1記載のタイヤ。
  3. 前記主溝は、タイヤ赤道側の第1主溝と、内側トレッド端側の第2主溝とを含む請求項1又は2記載のタイヤ。
  4. 前記溝壁ゴムは、JIS K6253のタイプAデュロメータに準拠したゴム硬さが60〜67度である請求項1乃至3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 記外側溝壁ゴムの幅Wo及び前記内側溝壁ゴムの幅Wiが1mm以上である請求項1乃至4のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 前記外側溝壁ゴムの幅Wo及び前記内側溝壁ゴムの幅Wiの差Wo−Wiが1mm以上である請求項1乃至5のいずれかに記載のタイヤ。
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